JP5990638B2 - Non-heated flavor aspirator - Google Patents
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Description
本発明は、非加熱型香味吸引器に関する。 The present invention relates to a non-heating type flavor inhaler.
従来、通常の紙巻きたばこ(シガレット)の代替品として、刻みたばこや揮発生着香剤(メントールなど)に代表される小片状の香味源を充填する筒状の筒状部材と、ユーザに吸引される吸い口部とを備えた非加熱型香味吸引器が知られている(特許文献1参照)。 Conventionally, as a substitute for ordinary cigarettes (cigarettes), a cylindrical member filled with a small-flavored flavor source typified by chopped cigarettes and volatile raw flavoring agents (such as menthol), and a user sucked by the user There is known a non-heating type flavor inhaler provided with a mouthpiece (see Patent Document 1).
この種の非加熱型香味吸引器では、筒状部材は、空洞を形成する筒状の外壁を有するとともに、空洞内に一対のフィルタ壁を有している。具体的に、筒状部材は、空気を流入する一方の端部側に設けられるフィルタ壁と、空気を流出する他方の端部側に設けられるフィルタ壁とを有している。なお、当該一対のフィルタ壁の間には、香味源が充填されている。このような構成の非加熱型香味吸引器によれば、香味源の燃焼を伴うことなくユーザに香味成分を提供することができる。 In this type of non-heated flavor inhaler, the cylindrical member has a cylindrical outer wall forming a cavity and a pair of filter walls in the cavity. Specifically, the cylindrical member has a filter wall provided on one end side through which air flows and a filter wall provided on the other end side through which air flows out. Note that a flavor source is filled between the pair of filter walls. According to the non-heating type flavor inhaler of such a structure, a flavor component can be provided to a user without burning of a flavor source.
ところで、今回、本発明者らが上記従来技術をより好適なものとすべく、改善案について種々の検討を行ったところ、新たな課題を見出した。具体的に、従来技術に係る非加熱型香味吸引器では、香味吸引開始時において、ユーザの吸引動作に伴って吸い口側に香味源が移動する。 By the way, when the present inventors made various studies on improvement proposals in order to make the above prior art more suitable, a new problem was found. Specifically, in the non-heating type flavor inhaler according to the prior art, the flavor source moves to the mouthpiece side in accordance with the user's suction operation at the start of flavor suction.
このとき、香味源の移動の程度が顕著であると、ユーザは、かかる香味源のフィルタ壁への衝突によって生じる衝撃を吸い口部から受けることになるため、一般的なシガレットを吸引する場合に比べて、違和感を感じてしまうという課題があった。 At this time, if the degree of movement of the flavor source is significant, the user receives an impact caused by the collision of the flavor source with the filter wall from the mouthpiece, and therefore when sucking a general cigarette In comparison, there was a problem of feeling uncomfortable.
本発明の特徴は、所定方向(軸線AX方向)に沿って延びる空洞(空洞15)を形成する筒状の外壁(外壁11)を有する筒状部材(筒状部材10)と、前記空洞内に充填される小片状の香味源(香味源30)とを備える非加熱型香味吸引器(非加熱型香味吸引器1)であって、前記筒状部材は、前記所定方向における1対の端部として、空気が流入する第1端部(第1端部21)と、空気が流出する第2端部(第2端部22)とを有するとともに、前記筒状部材は、前記外壁を貫通し、且つ、前記空洞に連通する第1外壁孔(第1外壁孔40a)を有しており、前記第1端部には、前記空洞の蓋体として、第1フィルタ壁(第1フィルタ壁51)が設けられており、前記第2端部には、前記空洞の蓋体として、第2フィルタ壁(第2フィルタ壁52)が設けられており、前記空洞は、前記香味源が前記空洞に充填された状態で空隙(空隙15a)を有しており、前記第1外壁孔は、前記第2端部が下に位置するように前記所定方向を鉛直方向に沿って向けた状態で、前記空洞に充填された前記香味源と隣接する位置に設けられることを要旨とする。
A feature of the present invention is that a cylindrical member (cylindrical member 10) having a cylindrical outer wall (outer wall 11) that forms a cavity (cavity 15) extending along a predetermined direction (axis AX direction), and inside the cavity A non-heated flavor inhaler (non-heated flavor inhaler 1) including a small piece of flavor source (flavor source 30) to be filled, wherein the cylindrical members are a pair of ends in the predetermined direction As a part, while having a 1st end part (1st end part 21) into which air flows in, and a 2nd end part (2nd end part 22) from which air flows out, the said cylindrical member penetrates the said outer wall. And a first outer wall hole (first
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。 Next, an embodiment of the present invention will be described. In the following description of the drawings, the same or similar parts are denoted by the same or similar reference numerals. However, it should be noted that the drawings are schematic and ratios of dimensions and the like are different from actual ones.
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。 Accordingly, specific dimensions and the like should be determined in consideration of the following description. Moreover, it is a matter of course that portions having different dimensional relationships and ratios are included between the drawings.
(1)非加熱型香味吸引器の全体概略構成
図1は、本実施形態に係る非加熱型香味吸引器1の全体概略構成図である。図2は、非加熱型香味吸引器1の軸線AX方向に沿った断面図である。なお、図2には、非加熱型香味吸引器1の軸線AX方向が水平方向hに向けられた状態が示されている。(1) Overall Schematic Configuration of Non-heating Type Flavor Inhaler FIG. 1 is an overall schematic configuration diagram of the non-heating
図1及び図2に示すように、非加熱型香味吸引器1は、吸い口部5と、筒状部材10と、小片状の香味源30とを備える。非加熱型香味吸引器1は、香味成分を含む空気を吸引できるように構成されている。具体的に、非加熱型香味吸引器1のユーザが吸い口部5を介して筒状部材10に供給された空気を吸引することで、香味成分を含む空気を吸引できるように構成されている。
As shown in FIG.1 and FIG.2, the non-heating type
吸い口部5は、筒状部材10に装着して使用される。なお、本実施形態では、吸い口部5は、筒状部材10と着脱可能に構成されている。
The mouthpiece portion 5 is used by being attached to the
筒状部材10は、所定方向に沿って延びる空洞15を形成する筒状の外壁11を有する。なお、本実施形態では、所定方向は、非加熱型香味吸引器1の軸線AX方向である。
The
筒状部材10は、非加熱型香味吸引器1のユーザの吸引時に、筒状部材10の空洞15に発生した空気流を吸い口部5に向けて誘導する。具体的には、非加熱型香味吸引器1のユーザが吸い口部5を通じて吸引することによって発生した空気流(図2の矢印参照)を吸い口部5に向けて誘導する。
The
筒状部材10としては、例えば、中空の円筒体として形成された紙管又はプラスチック管によって構成できる。
The
筒状部材10の空洞15は、香味源30が空洞15に充填された状態で空隙15aを有している。
The
筒状部材10は、軸線AX方向における1対の端部として、空気が流入する第1端部21と、空気が流出する第2端部22とを有する。
The
第1端部21には、空洞15の蓋体として、第1フィルタ壁51が設けられている。第1フィルタ壁51は、小片状の香味源30のサイズよりも小さい目開きを有するメッシュ部材によって構成されており、空気の通気を可能としている。また、第1端部21は、吸い口部5と係合可能な突出部21aを有している。なお、突出部21aは、設けられていなくても構わない。
A
第2端部22には、空洞15の蓋体として、第2フィルタ壁52が設けられている。第2フィルタ壁52は、小片状の香味源30のサイズよりも小さい目開きを有するメッシュ部材によって構成されている。第2端部22は、吸い口部5と係合可能な突出部22aを有している。
A
なお、第1フィルタ壁51及び第2フィルタ壁52としては、メッシュ部材のみならず、紙によって構成される紙フィルタや、セルロースアセテートによって構成されるアセテートフィルタ等も、好適に用いることができる。
In addition, as the
また、筒状部材10は、外壁11を貫通し、且つ、空洞15に連通する外壁孔を有している。具体的には、外壁11を貫通し、且つ、空洞15に連通する第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとを有している。なお、第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとの詳細な構成については、後述する。
The
香味源30は、空洞15内に充填される。具体的に、香味源30は、空洞15の蓋体としての第1フィルタ壁51と、空洞15の蓋体としての第2フィルタ壁52との間に充填される。
The
本発明においては、上述したように、筒状部材10の空洞15が、香味源30がかかる空洞15に充填された状態で空隙15aを有している。そのため、充填された香味源30は、筒状部材10の空洞15内において移動可能である。また、本発明者等の知見によれば、香味源30が移動可能であり、かつ、外壁11に外壁孔を空けた場合、ユーザの口腔内に導入される香味は、当該外壁孔よりも吸い口部5側に配置された香味源30から供給される。そのため、本実施形態のように外壁11に外壁孔を空け、香味源30が移動可能なように充填されていると、例えばユーザが振ったりすることによって、吸い口部5の近辺の香味源30が循環する。これにより、長時間に渡って十分な量の香味をユーザに供給することができる。
In this invention, as above-mentioned, the
本発明において、香味源30は、空洞15を鉛直方向に静置した際の空洞15の高さを1(基準100%)としたときに、空洞15の高さに対して、0.2〜0.8(20%〜80%)の高さまで充填されていることが好ましく、0.3〜0.7(30%〜70%)の高さまで充填されていることがより好ましい。
In the present invention, the
香味源30は、たばこ葉を裁刻又は粉砕した刻みたばこ、あるいは、たばこ葉の成形体等のたばこ粉粒を含む。香味源としては、香味成分を有する揮発生着香剤とを含んでも良い。香味成分としては、例えば、メントール、ナツメグ、オレンジ、ローズ、ジャスミンなどでもよい。
The
(2)第1外壁孔及び第2外壁孔の構成
次に、筒状部材10が有する第1外壁孔40a及び第2外壁孔40bの構成について図3を参照して説明する。図3には、筒状部材10の軸線AX方向を鉛直方向Vdに沿って向けた状態における筒状部材10の断面図が示されている。なお、図3の例では、図の下側が鉛直方向Vdであり、図の上側が鉛直方向Vdの反対方向Vuである。(2) Configuration of First Outer Wall Hole and Second Outer Wall Hole Next, the configuration of the first
ここで、香味源30は、筒状部材10の空洞15内において、移動可能である。よって、図3に示すように、第2端部22が下に位置するように軸線AX方向を鉛直方向Vdに沿って向けた状態では、香味源30が空洞15の第2フィルタ壁52側に移動する。これにより、空洞15の第2フィルタ壁52側には、香味源30が密集する領域が形成される。なお、第2端部22が下に位置するように軸線AX方向を鉛直方向Vdに向けた状態とは、第1端部21から第2端部22に向かう軸線AXに沿った方向が、鉛直方向Vdに向けられた状態と言い換えることができる。
Here, the
本実施形態では、筒状部材10が、外壁11を貫通し、且つ、空洞15に連通する外壁孔として、第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとを有する。第1外壁孔40aは、第2端部22が下に位置するように軸線AX方向を鉛直方向Vdに沿って向けた状態で、空洞15に充填された香味源30と隣接する位置に設けられる。
In the present embodiment, the
具体的に、第1外壁孔40aは、第2端部22が下に位置するように軸線AX方向を鉛直方向Vdに沿って向けた状態で、香味源30が密集する領域に連通する位置に設けられる。
Specifically, the first
なお、換言すれば、第1外壁孔40aは、筒状部材10の軸線AXに沿って、第1端部21から第2端部22に向かう方向が、鉛直方向Vdに向けられた状態で、香味源30の上側端部30aと第2フィルタ壁52の上側端部との間に位置する。
In other words, the first
また、本実施形態では、筒状部材10は、第1外壁孔40aを複数有する。具体的に、筒状部材10は、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3を有する。複数の第1外壁孔40a1乃至40a3は、筒状部材10の軸線AXを基準として、筒状部材10の外壁11の両側のそれぞれに、対称関係を有するように形成されている。つまり、本実施形態では、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3が、一対形成されている。
In the present embodiment, the
具体的に、本実施形態では、筒状部材10は、外壁11の一方側に3つの第1外壁孔40a1乃至40a3を有し、外壁11の他方側に3つの第1外壁孔40a1乃至40a3を有する。
Specifically, in the present embodiment, the
なお、第1外壁孔40a1乃至40a3の数は、これに限定されるものではない。さらに、第1外壁孔40a1乃至40a3は、筒状部材10の軸線AXを基準として、筒状部材10の外壁11の一方側のみに形成されていてもよい。また、第1外壁孔40a1乃至40a3のそれぞれは、配置される位置を除き、同様の構成であるため、本実施形態では、第1外壁孔40a1乃至40a3のそれぞれを、単に第1外壁孔40aとして適宜示す。
The number of first outer wall holes 40a1 to 40a3 is not limited to this. Furthermore, the first outer wall holes 40a1 to 40a3 may be formed only on one side of the
また、図3に示すように、本実施形態に係る非加熱型香味吸引器1では、第2端部22が下に位置するように軸線AX方向を鉛直方向Vに向けた状態で、空洞15に充填された香味源30の上側端部30aと、第1外壁孔40a1乃至40a3の内、最も第2フィルタ壁52に近い第1外壁孔40a1との軸線AX方向における距離Laは、1.5mm〜35.0mmの範囲内であることが好ましい。また、距離Laは、10.0〜31.0mmの範囲内であることがより好ましい。
As shown in FIG. 3, in the non-heating
なお、本実施形態において、距離Laは、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3と香味源30の上側端部30aとの最長距離である。つまり、距離Laは、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3の内、香味源30の上側端部30aから最も遠い第1外壁孔40a1と、香味源30の上側端部30aとの距離と言い換えることができる。
In the present embodiment, the distance La is the longest distance between the plurality of first outer wall holes 40a1 to 40a3 and the
また、図3に示すように、第2フィルタ壁52と、第1外壁孔40aとの軸線AX方向における距離Lbは、0.1mm〜10.0mmが好ましく、0.5mm〜5.0mmの範囲内であることがより好ましい。
Moreover, as shown in FIG. 3, the distance Lb in the axis line AX direction between the
なお、本実施形態において、距離Lbは、複数の第1外壁孔40aと第2フィルタ壁52との最短距離である。つまり、距離Lbは、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3の内、第2フィルタ壁52に最も近い第1外壁孔40a1と、第2フィルタ壁52との距離である。
In the present embodiment, the distance Lb is the shortest distance between the plurality of first
本実施形態において、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3の総面積は0.016mm2以上、36.200mm2以下であることが好ましい。なお、複数の第一外壁孔の総面積とは、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3それぞれの開口面積の総和である。かかる総面積を0.016mm2以上とすることにより、香味源30に由来する香味吸引具使用時における衝撃を、より効果的に緩和することができる。また、36.200mm2以下とすることにより、香味吸引具に好適な通気抵抗をユーザに与えやすくすることができる。なお、複数の第1外壁孔40aの総面積は0.141mm2以上、20.370mm2以下であることがより好ましい。In the present embodiment, the total area of the plurality of first outer wall holes 40a1 to 40a3 is preferably 0.016 mm 2 or more and 36.200 mm 2 or less. The total area of the plurality of first outer wall holes is the sum of the opening areas of the plurality of first outer wall holes 40a1 to 40a3. By setting the total area to be 0.016 mm 2 or more, the impact when using the flavor suction tool derived from the
また、本実施形態において、外壁11に形成される複数の第1外壁孔40a1乃至40a3の外壁孔数(孔数)は、2つ以上72つ以下であることが好ましく、6つ以上64つ以下であることがより好ましい。
In the present embodiment, the number of outer wall holes (number of holes) of the plurality of first outer wall holes 40a1 to 40a3 formed in the
また、本実施形態において、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3のそれぞれの直径(孔径)は、0.1mm以上0.8mm以下であることが好ましい。また、直径(孔径)は、0.3mm以上0.6mm以下であることがより好ましい。 In the present embodiment, each of the plurality of first outer wall holes 40a1 to 40a3 preferably has a diameter (hole diameter) of 0.1 mm or more and 0.8 mm or less. The diameter (hole diameter) is more preferably 0.3 mm or greater and 0.6 mm or less.
また、本実施形態において、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3のそれぞれの開口面積(孔面積)は、0.01mm2以上0.50mm2以下であることが好ましい。また、開口面積は、0.07mm2以上0.28mm2以下であることが好ましい。In the present embodiment, the opening area (hole area) of each of the plurality of first outer wall holes 40a1 to 40a3 is preferably 0.01 mm 2 or more and 0.50 mm 2 or less. Moreover, the opening area is preferably 0.07 mm 2 or more 0.28 mm 2 or less.
なお、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3の外壁孔数と、直径と、開口面積とは、上述の範囲内において、上述した総面積を考慮して適宜調整してもよい。 Note that the number of outer wall holes, the diameter, and the opening area of the plurality of first outer wall holes 40a1 to 40a3 may be adjusted as appropriate within the above-mentioned range in consideration of the total area described above.
次に、第2外壁孔40bの構成について説明する。図3に示すように、第2外壁孔40bは、第2端部22が下に位置するように軸線AX方向を鉛直方向Vdに沿って向けた状態で、空洞15に充填された香味源30の上側端部30aと第1フィルタ壁51との間に設けられている。
Next, the configuration of the second
また、本実施形態では、第2外壁孔40bを複数有する。具体的に、筒状部材10が、複数の第2外壁孔40b1乃至40b3を有する。複数の第2外壁孔40b1乃至40b3は、筒状部材10の軸線AXを基準として、筒状部材10の外壁11の両側のそれぞれに、対称関係を有するように形成されている。つまり、本実施形態では、複数の第2外壁孔40b1乃至40b3が、一対形成されている。
Moreover, in this embodiment, it has two or more 2nd
具体的に、本実施形態では、筒状部材10は、外壁11の一方側に3つの第2外壁孔40b1乃至40b3を有し、外壁11の他方側に3つの第2外壁孔40b1乃至40b3を有する。
Specifically, in the present embodiment, the
なお、第2外壁孔40bの数は、これに限定されるものではない。さらに、第2外壁孔40bは、筒状部材10の軸線AXを基準として、筒状部材10の外壁11の一方側のみに形成されていてもよい。
The number of second
また、第2外壁孔40bの外壁孔数と、直径と、開口面積とは、第1外壁孔40aと同一であってもよいし、異なってもよい。なお、第2外壁孔40b1乃至40b3のそれぞれは、配置される位置を除き、同様の構成であるため、本実施形態では、第2外壁孔40b1乃至40b3を、単に第2外壁孔40bとして適宜示す。
Further, the number of outer wall holes, the diameter, and the opening area of the second
(3)作用・効果
以上説明したように、本実施形態に係る非加熱型香味吸引器1は、空洞15を形成する外壁11を有する筒状部材10と、筒状部材10の空洞15に充填される香味源30とを有する。(3) Operation and Effect As described above, the non-heating
筒状部材10は、空気が流入する第1端部21と、空気が流出する第2端部22とを有するとともに、空気が流入する第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとを有する。また、第1端部21には、第1フィルタ壁51が設けられ、第2端部22には、第2フィルタ壁52が設けられている。
The
ここで、ユーザが、図2に示すような状態の非加熱型香味吸引器1から香味の吸引を開始した際に、香味源30は、空気の流出先である第2端部22側に向かって移動し、第2フィルタ壁52に密集しようとする。
Here, when the user starts sucking flavor from the
本実施形態に係る非加熱型香味吸引器1では、筒状部材10の空洞15には、第1端部21と第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとから空気が流入する。従って、筒状部材10の第1端部21のみから空気が流入する場合、即ち、軸線AX方向のみに沿った空気が流入する場合に比べて、第2フィルタ壁52側に向かう空気の流れの内、軸線AX方向のみに沿った空気の流れが抑制される。
In the non-heating
また、第1外壁孔40aは、筒状部材10の第2端部22が下に位置するように軸線AX方向を鉛直方向Vdに沿って向けた状態で、空洞15に充填された香味源30と隣接する位置に設けられる。
Further, the first
ここで、第2端部22が下に位置するように軸線AX方向を鉛直方向Vdに沿って向けた状態とは、香味源30が最も第2フィルタ壁52に密集した状態を模擬した状態である。つまり、第1外壁孔40aは、充填されている香味源30が第2端部22側に密集した状態を模擬した状態において、香味源30と隣接する位置に設けられている。
Here, the state in which the axis AX direction is directed along the vertical direction Vd so that the
上述した位置関係となるように、非加熱型香味吸引器1に第1外壁孔40aを設けることで、香味源30が第2フィルタ壁52に密集することをより確実に抑制できる。具体的には、第1外壁孔40a1乃至40a3を設けることにより、香味吸引時において、第1端部21に由来する軸線AX方向のみに沿った空気の流れ以外にも、かかる軸線AX方向に交差する方向に沿った空気の流れが発生する。また、第1外壁孔40a1乃至40a3を設けることにより、第1外壁孔40a1乃至40a3に由来する空気の流れが支配的になり、その結果、香味源30に与えられる空気の流れを、複数方向から与えることができる。これにより、香味吸引時において、香味源30が第2フィルタ壁52に密集することを抑制しうる。
By providing the 1st
言い換えると、従来技術では、軸線AX方向の空気の流れのみが発生していたため、第2フィルタ壁52に香味源30が急激に密集していたが、本実施形態では、上述のように、第1外壁孔40a1乃至40a3を設けることにより、軸線AX方向とは異なる方向に沿った空気の流れを発生させられることから、香味源30が急激に密集することを効果的に抑制できる。
In other words, in the prior art, since only the air flow in the direction of the axis AX occurred, the
このように、非加熱型香味吸引器1によれば、香味吸引開始時において、香味源30の第2フィルタ壁52への急激な移動や第2フィルタ壁52近傍への急激な密集を抑制できる。
Thus, according to the non-heating
すなわち、非加熱型香味吸引器1によれば、香味吸引開始時において、香味源の移動によってユーザに与えられる違和感を抑制することができる。
That is, according to the non-heating
また、図3に示すように、第2フィルタ壁52と、第1外壁孔40aとの軸線AX方向における距離Lbは、0.5mm以上5.0mm以下の範囲内であることが好ましく、0.7mm以上2.0mm以下であることがより好ましい。
3, the distance Lb between the
ここで、筒状部材10の空洞15に流入する空気は、第1端部21と第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとから流入するが、空洞15に流入する空気の大半は、複数の第1外壁孔40a1乃至40a3の内、最も第2フィルタ壁52側に位置する第1外壁孔40a1から流入する。したがって、吸引時において、香味源30による衝撃を緩和するためには、第1外壁孔40aは、なるべく第2フィルタ壁52と近接させた位置に設けて、距離Lbを小さくすることが好ましい。
Here, the air flowing into the
一方、第1外壁孔40aと第2フィルタ壁52との距離を一定以上に保つことで、第1外壁孔40aから第2フィルタ壁52に流れる空気と香味源30とが効果的に接触できる。その結果、好適な量の香味を、口腔内に供給することができる。したがって、本実施形態において、距離Lbは、0.5mm以上であることが好ましい。
On the other hand, the air flowing from the first
また、距離Lbが5.0mm以下であれば、第1端部21から流入する空気と、第1外壁孔40aから流入する空気とが、第2フィルタ壁52から離れた位置で合流せずに、軸線AX方向に交差する方向に流れる空気を第2フィルタ壁52付近で発生し易くなり、軸線AX方向のみに沿った空気の流れをより確実に低下させることが可能になる。すなわち、第2フィルタ壁52に集束する空気の流れを効果的に分散させるためには、距離Lbが5.0mm以下であることが好ましい。
If the distance Lb is 5.0 mm or less, the air flowing in from the
(4)比較評価1
次に、本実施形態に係る非加熱型香味吸引器の比較評価について説明する。まず、実施例1乃至2に係る非加熱型香味吸引器と、比較例1に係る非加熱型香味吸引器とを準備した。(4)
Next, comparative evaluation of the non-heating type flavor inhaler according to the present embodiment will be described. First, the non-heating type flavor inhaler according to Examples 1 and 2 and the non-heating type flavor inhaler according to Comparative Example 1 were prepared.
実施例1として、図1及び図2に示す形状の非加熱型香味吸引器を作製した。具体的には、筒状部材10としてプラスチックの成形体を用い、第1フィルタ壁51及び第2フィルタ壁52としてメッシュ部材を用いた。なお、筒状部材10は鉛直方向(AX方向)に42mmの長さを円筒形状の外壁11及び、鉛直方向に各々4mmの長さを有する突出部21a及び22aを有している。また、香味源としては、たばこ葉を成形したたばこ粉粒を用いた。第2端部22が鉛直方向の下になるように静置した際に、第2フィルタ壁52から香味源の上端までの距離が25mmとなるように、香味源を充填した。
As Example 1, an unheated flavor inhaler having the shape shown in FIGS. 1 and 2 was produced. Specifically, a plastic molded body was used as the
また、実施例1では、筒状部材10上に複数の第1外壁孔40aと複数の第2外壁孔40bとを設けた。また、複数の第1外壁孔40aのうち第2フィルタ壁52との距離が最も近い第1外壁孔40a1(以下、直近の第1外壁孔40ともいう)と、第2フィルタ壁52との距離Lbが1.0mmとなるように、直近の第1外壁孔40a1を筒状部材10に形成した。また、直近の第1外壁孔40a1を形成すると同時に、当該直近の第1外壁孔40a1から第1フィルタ壁51の直前まで、筒状部材10の軸線AX方向に沿って、直近の第1外壁孔40a1以外の複数の第1外壁孔40aと複数の第2外壁孔40bとを形成した。複数の第1外壁孔40aと複数の第2外壁孔40bとのそれぞれは、孔の中心間の距離(ピッチ)が、2.0mmの間隔を有するように設けた。このようにして、複数の第1外壁孔40aと複数の第2外壁孔40bを筒状部材10の所定領域に1列設けた。同様に、複数の第1外壁孔40aと複数の第2外壁孔40bは、筒状部材10の軸線AXを基準として、筒状部材10の外壁11の反対側にも、更に1列設けた。即ち、実施例1の非加熱型香味吸引器は、複数の第1外壁孔40aと複数の第2外壁孔40bを2列有している。なお、複数の第1外壁孔40aと複数の第2外壁孔40bの各々の直径(孔径)は0.5mmとした。
In the first embodiment, a plurality of first outer wall holes 40 a and a plurality of second outer wall holes 40 b are provided on the
また、実施例2として、直近の第1外壁孔40a1の位置を、第2フィルタ壁52からの距離Lbが10.0mmとなるように変更した非加熱型香味吸引器を生製した。なお、実施例2は、距離Lbの構成以外は、実施例1と同様の構成を有する。
Further, as Example 2, a non-heated flavor inhaler in which the position of the nearest first outer wall hole 40a1 was changed so that the distance Lb from the
また、比較例1として、第1外壁孔40aと第2外壁孔40bを形成していない非加熱型香味吸引器を生製した。なお、比較例1は、第1外壁孔40aと第2外壁孔40bを形成しなかったこと以外は、実施例1と同様の構成を有する。
Moreover, as Comparative Example 1, a non-heating type flavor suction device in which the first
(通気抵抗の測定)
ISO 6565 - 1997 Draw resistance of cigarettes and pressure drop of filter rodsに準拠した方法を用い、上記した実施例1、2及び比較例1の非加熱型香味吸引器の通気抵抗を測定した。具体的には、流れる空気の上流側から見て、非加熱型香味吸引器、差圧計、マスフローコントローラ、真空ポンプの順に装置をそれぞれ接続した。そして、真空ポンプで1050ml/secで吸引し、それぞれの非加熱型香味吸引器の通気抵抗を測定した。測定結果を表1に示す。(Measurement of ventilation resistance)
Using the method according to ISO 6565-1997 Draw resistance of cigarettes and pressure drop of filter rods, the ventilation resistance of the non-heated flavor inhalers of Examples 1 and 2 and Comparative Example 1 was measured. Specifically, when viewed from the upstream side of the flowing air, devices were connected in the order of a non-heated flavor suction device, a differential pressure gauge, a mass flow controller, and a vacuum pump. And it attracted | sucked with 1050 ml / sec with the vacuum pump, and the ventilation resistance of each non-heating type flavor suction device was measured. The measurement results are shown in Table 1.
(吸引時の衝撃に関する官能評価)
上記した実施例1、2及び比較例1の香味吸引器を用いて、評価者20人に対して香味吸引動作を実施させて、各々の非加熱型香味吸引器に対する官能評価試験を行った。具体的には、非加熱型香味吸引動作時の香味源に由来する衝撃を評価する官能評価試験を行った。結果を表1に示す。(Sensory evaluation of impact during suction)
Using the flavor inhalers of Examples 1 and 2 and Comparative Example 1 described above, a flavor suction operation was performed on 20 evaluators, and a sensory evaluation test was performed on each non-heated type flavor inhaler. Specifically, a sensory evaluation test was performed to evaluate the impact derived from the flavor source during the non-heating type flavor suction operation. The results are shown in Table 1.
上記表1の評価結果からも明らかなように、比較例1においては衝撃が気になると答えた評価者が多数である一方、実施例1及び2においては、衝撃が気にならないと答えた評価者が多数となった。このように、実施例1及び2においては、比較例1に比べて、衝撃に起因する違和感を抑制する効果に優れていることが証明された。また、実施例1は、実施例2に比べて、吸引動作時の衝撃に起因する違和感をより効果的に抑制できていることが証明された。 As is clear from the evaluation results of Table 1 above, there are a large number of evaluators who answered that the impact was anxious in Comparative Example 1, whereas in Examples 1 and 2, the evaluation was that the impact was not anxious. The number of people became large. Thus, in Examples 1 and 2, it was proved that the effect of suppressing the uncomfortable feeling caused by the impact was superior to that of Comparative Example 1. In addition, it was proved that Example 1 was able to more effectively suppress the uncomfortable feeling caused by the impact during the suction operation compared to Example 2.
なお、通気抵抗測定の結果からも明らかなように、第1及び第2のフィルタ壁としてメッシュを用いた場合、第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとを有する非加熱型香味吸引器は、15.0mmH2O以下の通気抵抗を有することがわかる。As is apparent from the results of the ventilation resistance measurement, when mesh is used as the first and second filter walls, the non-heating type flavor inhaler having the first
(吸引動作時の通気抵抗変動測定)
続いて、実施例1の非加熱型香味吸引器及び比較例1の非加熱型香味吸引器とを用い、各非加熱型香味吸引器における吸引動作時における通気抵抗の変化を測定した。(Measurement of ventilation resistance fluctuation during suction operation)
Then, the non-heating type flavor suction device of Example 1 and the non-heating type flavor suction device of the comparative example 1 were used, and the change of ventilation resistance at the time of suction operation in each non-heating type flavor suction device was measured.
まず、試験装置を準備した。具体的には、真空ポンプ(linicon lv660 日東工器社製)と香味吸引器の間に、マスフローコントローラ(SEC−B40 堀場エステック社製)、電磁弁(AG−43−02−4 CDK社製)、差圧計(DP45−28 validyine engineering corporation製)を真空ポンプ側(系の下流側)から順に配設し、差圧計とデータロガー(NR600 キーエンス社製)及びPCを接続することで、通気抵抗の経時変化が可視化できるような試験装置を作製した。 First, a test apparatus was prepared. Specifically, a mass flow controller (SEC-B40, manufactured by Horiba ESTEC Co., Ltd.), a solenoid valve (manufactured by AG-43-02-4 CDK), between a vacuum pump (linicon lv660 manufactured by Nitto Kohki Co., Ltd.) and a flavor suction device. By arranging the differential pressure gauge (DP45-28 validine engineering corporation) in order from the vacuum pump side (downstream side of the system) and connecting the differential pressure gauge to the data logger (NR600 Keyence) and PC, A test apparatus that can visualize changes with time was prepared.
また、試験装置の電磁弁を閉めた状態、即ち、各非加熱型香味吸引器から真空ポンプへの空気流入を抑えた状態において、真空ポンプの空気吸引の出力を5L/minで安定するように調節した。その後、電磁弁を解放することで、香味吸引器からの空気吸引を行った。この時、差圧計を用い、空気吸引直後の通気抵抗の経時変化を測定した。測定結果を図4に示す。 In addition, in a state where the electromagnetic valve of the test apparatus is closed, that is, in a state where air inflow from each non-heated flavor suction device to the vacuum pump is suppressed, the air suction output of the vacuum pump is stabilized at 5 L / min. Adjusted. Thereafter, air was sucked from the flavor suction device by releasing the electromagnetic valve. At this time, using a differential pressure gauge, the change in ventilation resistance with time immediately after air suction was measured. The measurement results are shown in FIG.
図4からも明らかなように、比較例1の非加熱型香味吸引器においては、吸引開始から0.1秒以内に、通気抵抗の大きな減少及び係る減少の回復挙動が見られる。一方、実施例1の非加熱型香味吸引器においてはこのような通気抵抗の大きな変動等は無く、吸引開始直後から極めて安定した通気抵抗を示していることがわかる。香味源に由来する衝撃は吸引開始直後に生じるため、係る通気抵抗の経時変化の違いが上記した官能評価の結果の違いを導き出したといえる。即ち、本発明は吸引開始後0.1秒以内という、極めて短い時間の間において、通気抵抗の変動量を抑制する効果に優れていることが証明された。 As is clear from FIG. 4, in the non-heated flavor inhaler of Comparative Example 1, a large decrease in ventilation resistance and a recovery behavior of the decrease are observed within 0.1 second from the start of suction. On the other hand, in the non-heating type flavor inhaler of Example 1, there is no such large fluctuation | variation of ventilation resistance, etc., and it turns out that very stable ventilation resistance is shown immediately after the suction start. Since the impact derived from the flavor source occurs immediately after the start of suction, it can be said that the difference in the temporal change in the ventilation resistance led to the difference in the results of the sensory evaluation described above. That is, it has been proved that the present invention is excellent in the effect of suppressing the fluctuation amount of the ventilation resistance within an extremely short time of 0.1 seconds after the start of suction.
(5)比較評価2
次に、第1フィルタ壁と第2フィルタ壁との構成を変えて、非加熱型香味吸引器に対する官能評価試験を行った。まず、実施例3、4及び比較例2の非加熱型香味吸引器を準備した。(5) Comparative evaluation 2
Next, a sensory evaluation test was performed on the non-heated flavor inhaler by changing the configuration of the first filter wall and the second filter wall. First, the non-heating type flavor suction device of Examples 3 and 4 and Comparative Example 2 was prepared.
具体的に、実施例3として、第1フィルタ壁と第2フィルタ壁とにアセテートフィルタを用いた非加熱型香味吸引器を作製した。実施例3は、第1フィルタ壁と第2フィルタ壁との構成以外は、上述した実施例1と同様の構成を有する。 Specifically, as Example 3, a non-heating type flavor inhaler using an acetate filter for the first filter wall and the second filter wall was produced. Example 3 has the same configuration as that of Example 1 described above, except for the configuration of the first filter wall and the second filter wall.
次に、実施例4として、第1フィルタ壁と第2フィルタ壁とにアセテートフィルタを用いた非加熱型香味吸引器を作製した。実施例4は、第1フィルタ壁と第2フィルタ壁との構成以外は、上述した実施例2と同様の構成を有する。 Next, as Example 4, a non-heated flavor inhaler using an acetate filter for the first filter wall and the second filter wall was produced. Example 4 has the same configuration as that of Example 2 described above, except for the configuration of the first filter wall and the second filter wall.
次に、比較例2として、第1フィルタ壁と第2フィルタ壁とにアセテートフィルタを用いた非加熱型香味吸引器を作製した。比較例2は、第1フィルタ壁と第2フィルタ壁との構成以外は、上述した比較例1と同様の構成を有する。 Next, as Comparative Example 2, a non-heating type flavor inhaler using an acetate filter for the first filter wall and the second filter wall was produced. Comparative Example 2 has the same configuration as Comparative Example 1 described above except for the configuration of the first filter wall and the second filter wall.
なお、実施例3乃至4と比較例2では、第1及び第2フィルタ壁に用いたアセテートフィルタは、いずれも非加熱型香味吸引器の軸線AX方向に対して5mmの厚みを有するものを用いた。 In Examples 3 to 4 and Comparative Example 2, the acetate filters used for the first and second filter walls both have a thickness of 5 mm with respect to the axis AX direction of the non-heated flavor inhaler. It was.
(吸引時の衝撃に関する官能評価)
上記した実施例3、4及び比較例2の香味吸引器を用いて、評価者20人に対して香味吸引動作を実施させて、各々の非加熱型香味吸引器に対する官能評価試験を行った。具体的には、非加熱型香味吸引動作時の香味源に由来する衝撃を評価する官能評価試験を行った。結果を表2に示す。(Sensory evaluation of impact during suction)
Using the flavor inhalers of Examples 3 and 4 and Comparative Example 2 described above, 20 evaluators were allowed to perform a flavor suction operation, and a sensory evaluation test was performed on each non-heated flavor inhaler. Specifically, a sensory evaluation test was performed to evaluate the impact derived from the flavor source during the non-heating type flavor suction operation. The results are shown in Table 2.
上記表2の結果からも明らかなように、第1及び第2のフィルタ壁として、アセテートフィルタを用いた場合においても、実施例3及び4では、吸引動作時の衝撃を極めて効果的に低減することが証明された。すなわち、第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとを有する非加熱型香味吸引器は、吸引動作時の衝撃を極めて効果的に低減することが証明された。また、実施例3は、実施例4に比べて、吸引動作時の衝撃に起因する違和感をより効果的に抑制できていることが証明された。なお、第1及び第2のフィルタ壁として、アセテートフィルタを用いた場合、第1外壁孔40aと第2外壁孔40bとを有する非加熱型香味吸引器は、25.0mmH2O以下の通気抵抗を有することがわかる。As is clear from the results of Table 2 above, even in the case where acetate filters are used as the first and second filter walls, in Examples 3 and 4, the impact during the suction operation is extremely effectively reduced. It was proved. That is, it has been proved that the non-heated flavor inhaler having the first
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。(6) Other Embodiments As described above, the contents of the present invention have been disclosed through one embodiment of the present invention. However, it is understood that the description and drawings constituting a part of this disclosure limit the present invention. should not do. From this disclosure, various alternative embodiments will be apparent to those skilled in the art.
例えば、上述した本発明の実施形態では、吸い口部5と筒状部材10とは、別体に構成されている場合を例に挙げて説明した。しかし、吸い口部5と筒状部材10とは、一体に形成されていてもよい。この場合、筒状部材10の第2端部22が、吸い口部5を有する構成としてもよい。
For example, in the embodiment of the present invention described above, the case where the mouthpiece portion 5 and the
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。 As described above, the present invention naturally includes various embodiments that are not described herein. Therefore, the technical scope of the present invention is defined only by the invention specifying matters according to the scope of claims reasonable from the above description.
なお、日本国特許出願第2013−70563号(2013年3月28日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。 Note that the entire content of Japanese Patent Application No. 2013-70563 (filed on March 28, 2013) is incorporated herein by reference.
本発明によれば、香味吸引時にユーザに与える違和感を抑制することが可能な非加熱型香味吸引器を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the non-heating type flavor suction device which can suppress the discomfort given to a user at the time of flavor suction can be provided.
Claims (4)
前記筒状部材は、前記所定方向における1対の端部として、空気が流入する第1端部と、空気が流出する第2端部とを有するとともに、
前記筒状部材は、前記外壁を貫通し、且つ、前記空洞に連通する第1外壁孔を有しており、
前記第1端部には、前記空洞の蓋体として、第1フィルタ壁が設けられており、
前記第2端部には、前記空洞の蓋体として、第2フィルタ壁が設けられており、
前記空洞は、前記香味源が前記空洞に充填された状態で空隙を有しており、
前記第1外壁孔は、前記第2端部が下に位置するように前記所定方向を鉛直方向に沿って向けた状態で、前記空洞に充填された前記香味源と隣接する位置に設けられており、
前記第2フィルタ壁と、前記第1外壁孔との前記所定方向における距離は、0.5mm〜5.0mmの範囲内である
ことを特徴とする非加熱型香味吸引器。 A non-heated flavor inhaler comprising: a cylindrical member having a cylindrical outer wall that forms a cavity extending along a predetermined direction; and a small piece of flavor source filled in the cavity,
The cylindrical member has, as a pair of end portions in the predetermined direction, a first end portion into which air flows and a second end portion from which air flows out,
The tubular member has a first outer wall hole that penetrates the outer wall and communicates with the cavity.
The first end is provided with a first filter wall as a cover of the cavity,
The second end is provided with a second filter wall as a cover of the cavity,
The cavity has a void in a state where the flavor source is filled in the cavity,
Said first outer wall hole in a state where the second end portion is directed along a predetermined direction so as to be positioned below the vertical direction, provided at a position adjacent to the flavor source that has been filled in the cavity And
The non-heating type flavor inhaler, wherein a distance between the second filter wall and the first outer wall hole in the predetermined direction is in a range of 0.5 mm to 5.0 mm .
ことを特徴とする請求項1に記載の非加熱型香味吸引器。 In a state where the predetermined direction is oriented along the vertical direction so that the second end portion is positioned below, the upper end portion of the flavor source filled in the cavity and the closest to the second filter wall side The non-heating type flavor inhaler according to claim 1 , wherein a distance between the first outer wall hole and the first outer wall hole in the predetermined direction is in a range of 1.5 mm to 35.0 mm.
前記第2外壁孔は、前記第2端部が下に位置するように前記所定方向を鉛直方向に向けた状態で、前記空洞に充填された前記香味源の上側端部と前記第1フィルタ壁との間に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の非加熱型香味吸引器。 The tubular member further includes a second outer wall hole that penetrates the outer wall and communicates with the cavity.
The second outer wall hole has an upper end of the flavor source filled in the cavity and the first filter wall in a state where the predetermined direction is oriented in the vertical direction so that the second end is positioned below. The non-heating type flavor inhaler according to claim 1 or 2 , wherein the non-heated flavor inhaler is provided between the two .
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の非加熱型香味吸引器。 The diameter of the said 1st outer wall hole is 0.1 mm or more and 0.8 mm or less, The non-heating type flavor inhaler as described in any one of Claim 1 thru | or 3 characterized by the above-mentioned.
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