JP5982228B2 - ミシンの上糸保持装置 - Google Patents
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Description
図32は上糸と上糸保持装置との関係を示す側面図である。図32に示すように、針100に挿通された上糸Tの端部は、針板101の下方で上糸保持装置102によって保持されている。縫製時においては、上糸保持装置102は、上糸Tに対して所定の張力を付与する程度の力で保持しているため、針棒上死点まで天秤によって引き上げられる上糸Tを所定の力で保持して生地裏に残存させるようになっている。
本発明の課題は、上糸が縫い目に巻き込まれてしまうことを抑制し、縫い目の見栄えを向上させることである。
ミシンベッド部に細長状のシリンダベッド部を有するミシンの上糸保持装置において、
前記シリンダベッド部に設けられ、かつ、縫製開始後、針に挿通されている上糸を針板の下方で挟むとともに、前記上糸を前記針の上下動経路から離れた位置に移動させる上糸保持部と、
前記上糸保持部を駆動させる上糸保持装置駆動源と、
前記上糸保持部と前記上糸保持装置駆動源を連結するリンク機構と、
前記上糸保持装置駆動源を制御する制御部と、
前記針板の下方であって、当該針板の針穴の近傍に配置された上糸切断用のメス部と、を備え、
前記制御部は、
前記上糸保持部が縫製開始後、前記上糸を前記針板の下方で挟むとともに、前記上糸を前記針の上下動経路から離れた位置に移動させてから、縫製が所定の針数だけ進行すると、前記上糸保持部で前記上糸を挟持した状態で前記上糸保持部を前記針の上下動経路からさらに離間させる方向に移動させるように前記上糸保持駆動源を制御することで、前記メス部に前記上糸を干渉させて当該上糸を切断させることを特徴としている。
前記針穴には、前記上糸を前記メス部側に案内するガイド溝が形成されていることを特徴としている。
前記メス部は、前記上糸の通過経路となる部分がV字形状となっていて、前記V字形状部の内側が刃となっていることを特徴としている。
前記上糸保持部は、
前記針板と平行な平面に沿って先端部が前後移動自在な第一保持部と、
前記第一保持部の先端部に接離自在な第二保持部とを備え、
前記制御部は、前記上糸保持駆動源を制御して、
前記第一保持部と前記第二保持部とが前記上糸を強固に挟む挟持状態、前記第一保持部と前記第二保持部とが前記挟持状態よりも弱い力で前記上糸を挟む弱保持状態、前記第一保持部と前記第二保持部とが前記上糸を解放する解放状態とを切り替え、
前記上糸の切断前に、当該上糸が前記メス部に干渉した位置にある場合には、前記弱保持状態で前記上糸を挟み、前記切断を実行する際には前記挟持状態で前記上糸を挟むことを特徴としている。
前記第一保持部の先端部には、前記第二保持部の先端部が前記挟持状態の際に前記上糸とともに係合する溝部が形成されていることを特徴としている。
前記針穴を挟んで前記メス部とは反対側に配置され、縫製終了時に前記上糸を捌いて切断する糸切り機構をさらに備え、
前記メス部は、前記糸切り機構によって前記上糸が捌かれる際の当該上糸の移動する領域に重ならない位置に配置されていて、
前記上糸保持部は、前記上糸を挟持した状態で前記針の上下動経路から離間させる際に、前記上糸が前記メス部に干渉するように前記上糸を案内することを特徴としている。
そして、上糸保持部が上糸を挟持した状態で針の上下動経路から離間させる際には、上糸がメス部に干渉するように上糸を案内するので、上糸を確実にメス部に接触させることができ、糸切り不良を防止することが可能である。
そして、上記したミシン30のミシンベッド部31内に上糸保持装置1が設けられている。
基台58は、メス部40よりも針穴51から立胴部側(Y方向後側)に離れた位置に配置されて、針板50との相対的な位置関係が変動しないように固定されている。
上糸保持部5は、基台58から針穴51に向けて延在する板状の第一保持部60と、第一保持部60の周囲に沿うように形成された枠状の開口を有する第二保持部70とを備えている。
第二保持部70は、第一保持部の先端部61に対してY方向に沿って接離自在となっている。そして、第二保持部70の開口の四角形に相当する4つの内周面のうち、最もY方向前側となる内面が第二保持部の先端部71となる。この第二保持部の先端部71が第一保持部の先端部61に対して近接することで、第一保持部の先端部61とともに上糸37を挟持・弱保持するようになっている。
図5(b)は、第一保持部60の保持面63と、第二保持部70の先端部71との間隔Hが上糸37に摺接抵抗を加えることができる程度に狭くなった状態(弱保持状態)を示している。この弱保持状態においては、湾曲形状部62と第二保持部の先端部71の下面とで上糸37を挟むことにより上糸37を屈曲させた状態で弱保持しており、上糸37に摺接抵抗を加えることはできるものの間隔Hが開いた状態であるために、天秤によって引き上げられた上糸37の移動は許容される状態となっている。
図5(c)は、第一保持部60の保持面63と、第二保持部の先端部71との間隔Hが閉じた状態(挟持状態)を示している。この挟持状態においては、第一保持部の保持面63と、第二保持部の先端部71とで上糸37を強固に挟んで挟持することができ、挟持された上糸37の移動は規制された状態となっている。
上糸保持部5は、下述する第一移動位置、第二移動位置、第三移動位置及び第四移動位置の4段階で、第一保持部60及び第二保持部70の移動を行う。
第二移動位置は、縫製開始後であって第1針目の針36が布地から引き抜かれたときに、湾曲形状部62と第二保持部の先端部71の下面とで上糸37を挟んで上糸37を屈曲させ弱保持状態となる弱保持位置に、第一保持部60及び第二保持部70が位置決めされる位置である。
第三移動位置は、天秤が上死点に達してから、第一保持部の保持面63と第二保持部の先端部71とで上糸37を強固に挟んで挟持状態となる挟持位置に、第一保持部60及び第二保持部70が位置決めされる位置である。
第四移動位置は、上糸保持部5が上糸を挟んでから予め決められた回数の針落ちが行われると(例えば第2〜3針目)、第一保持部の保持面63と第二保持部の先端部71との間隔Hが開いて上糸37を解放状態とする解放位置に、第一保持部60及び第二保持部70が位置決めされる位置である。
そのため、上糸保持装置1は、上糸保持部5をY軸方向に沿って往復駆動するY軸移動機構(上糸保持装置駆動源20とリンク機構28)と、上糸保持部5が第一〜第四の各移動位置にあるか否かを検出する移動位置検出手段55と、Y軸移動機構の動作制御を行う制御部21とを備えている。なおY軸移動機構と移動位置検出手段55については従来の上糸保持装置と同様であり、詳細な説明は省略する。
制御部21は、ミシンモータ23の出力軸に設けられているエンコーダ56から入力されるパルス信号に基づき、ミシンモータ23の回転角度を認識することができる。また、制御部21は、移動位置検出手段55から入力される検出信号に基づき、上糸保持部5の各移動位置を確認することができる。
また、制御部21は、S/Sスイッチ57から縫製開始信号が入力されると、確認、認識したミシンモータ23の回転角度や上糸保持部5の動作位置検出に応じて、上糸保持装置駆動源20の駆動を制御する。
まず、縫製前においては、図5(a)に示すように上糸保持装置1の第一保持部の保持面63と第二保持部の先端部71との間隔が大きく開いた開口状態で、図2に示すように針上下動経路の下方の待機位置である第一移動位置に、第一保持部60及び第二保持部70が位置決めされている。
ステップS2では、制御部21は、移動位置検出手段55の検出結果に基づき、第一移動位置にあるか否かを判断し、第一移動位置である旨が検出されている場合にはステップS3に移行し、検出されていない場合にはステップS16に移行する。
なお、このステップS2で、移動位置検出手段55の検出結果が、第一移動位置である旨が検出されていない場合とは、正常状態の出力と異なる場合であり、例えば上糸保持装置駆動源20の脱調等の異常が発生したことが考えられる。このため、ステップS16では、制御部21は、エラーが発生した旨の表示や警告を行い、なおかつミシン30の各部の動作を中止するエラー処理を実行し、処理を終了する。
なお、このステップS6で、移動位置検出手段55の検出結果が、第二移動位置である旨が検出されていない場合とは、正常状態の出力と異なる場合であり、例えば上糸保持装置駆動源20の脱調等の異常が発生したことが考えられる。このため、ステップS16では、制御部21は、エラーが発生した旨の表示や警告を行い、なおかつミシン30の各部の動作を中止するエラー処理を実行し、処理を終了する。
図11は、第三移動位置における各部の位置関係を示す側断面図である。図11に示すように、挟持状態となった第一保持部の保持面63及び第二保持部の先端部71により挟まれた上糸37は、ガイド溝54を介してメス部40の近傍に配置されることになる。この際、上糸37はメス部40の刃42に接してない無干渉な状態となっているため、この状態が維持されている間は上糸37の切断は実行されない。
なお、このステップS9で、移動位置検出手段55の検出結果が、第三移動位置である旨が検出されていない場合とは、正常状態の出力と異なる場合であり、例えば上糸保持装置駆動源20の脱調等の異常が発生したことが考えられる。このため、ステップS16では、制御部21は、エラーが発生した旨の表示や警告を行い、なおかつミシン30の各部の動作を中止するエラー処理を実行し、処理を終了する。
図13に示すように、上糸保持部5が第三移動位置から第四移動位置に移動するまでの間、上糸保持部5は第一保持部の保持面63と第二保持部の先端部71で上糸37を強固に挟んで挟持した状態が維持されたまま後方移動する。これにより、図14に示すように、上糸保持部5に挟持された上糸37が後方に引っ張られ緊張状態となり、最終的には上糸37がメス部40の刃42に接触して切断されることになる。
上糸保持部5が第四移動位置に到達すると、第一保持部の保持面63と第二保持部の先端部71との間隔Hが開いて上糸37を解放し、上糸保持装置1に挟持されていた上糸37は抜け落ちる。
なお、このステップS12で、移動位置検出手段55の検出結果が、第四移動位置である旨が検出されていない場合とは、正常状態の出力と異なる場合であり、例えば上糸保持装置駆動源20の脱調等の異常が発生したことが考えられる。このため、ステップS16では、制御部21は、エラーが発生した旨の表示や警告を行い、なおかつミシン30の各部の動作を中止するエラー処理を実行し、処理を終了する。
以上のように、ミシン30の動作が行われる。
さらに、図14に示す通り、ガイド溝54がない場合には、切断後の上糸37が点線T1のように残存することになるが、ガイド溝54があることで針穴51下面からメス部40までの距離を短くすることができるため、針板50の裏側に残る上糸37の長さをより短くすることができ、縫い目に巻き込まれる量をより少なくすることができる。
例えば、上記実施形態では、図11に示した通り、メス部40の刃42の刃先が下側に設けられている場合を例示して説明したが、図11の点線T2のように刃先が上側に設けられるようにすると、針板50の裏側に残る上糸37の残存量をさらに短くすることが可能である。
また、上記実施形態では、上糸保持部5が針上下動経路に対してY方向へ直線的な進退運動で接離し、メス部40を針穴51の下面のY方向後側に取り付けた場合を例示して説明したが、例えば上メス保持部が針上下動経路に対して回転運動で接離する場合、その回転運動の軌跡上にメス部40を取り付けても良い。
また、上糸37の切断後には、制御部21が上糸保持装置駆動源20を制御して、第一保持部の保持面63と第二保持部の先端部71との間隔Hを開いて上糸37を解放することで、上糸保持装置1に挟持されていた上糸37が抜け落ちることになる。この際、解放された上糸37がその周辺に放出される。この放出された上糸37を集塵すべく、図16に示すように、上糸37が解放される位置近傍に、集塵用の吸引部80を配置してもよい。
なお、溝部としては図18で例示した以外にも、例えば図19に示すように凹曲面状に凹む溝部64bや、図20に示すようにくさび状に凹む溝部64c等が挙げられる。なお、いずれの場合においても溝部64b,64cの形状に対応させて第二保持部70の先端部71b,71cを形成することが、上糸37を強固に挟持するうえで好ましい。
固定メス82は、針板50の直下に配置されている。固定メス82の刃部821は、針穴51から所定の間隔を空けて当該針穴51に対向するように設けられている。
動メス83は、回転軸84が取り付けられる基端部831と、上糸37を捌く先端部832とを備えている。先端部832の針穴51側(Y方向後側)には、上糸37を引っかける糸捌き部833と、糸捌き部833で引っかけられた上糸37を保持するための凹部834が設けられている。また、先端部832のY方向前側には、V字状の糸捕捉部836(図23,図24参照)が設けられている。そして、糸捌き部833から糸捕捉部836までにかけては外側に向けて凸となる湾曲部835(図23,図24参照)が形成されている。さらに、糸捌き部833には貫通孔である目孔メス837が形成され、目孔メス837のエッジと固定メス82の刃部821が当接することで上糸37を切断する。
基台258は、メス部240よりも針穴251から立胴部側(Y方向後方)に離れた位置に配置されて、針板50との相対的な位置関係が変動しないように固定されている。
上糸保持部205は、基台258から針穴251に向けて延在する第一保持部260と、第一保持部260の周囲に沿うように形成された枠状の開口を有する第二保持部270とを備えている。
一方、下側のガイド部263の先端部には、第一傾斜部262bに上下方向で重なって、当該第一傾斜部262bと面一な傾斜面を有する第二傾斜部263bと、第二傾斜部263bの右隣に配置され、当該第二傾斜部263bに連続する凹部263cと、凹部263cの右隣に配置され、当該凹部263cに連続して右前方に向けて突出する突出部263dとが設けられている。
そして、上側のガイド部262と、下側のガイド部263との間には、左右方向に沿った溝264が形成されている。
図30(a)は、第一保持部の上下のガイド部262,263と、第二保持部の先端部271との間隔H1が大きく開いた開口状態を示し、この間隔H1内に配置された上糸37に対しても何ら規制を加えない状態で、第1針目の針落ちを待機する待機状態を示している。なお、開口状態に際しては、針穴251を通過した針36が間隔H1内に進入するようになっている。
図30(b)は、第二保持部270が後方に、第一保持部260が前方に移動することにより、第一保持部の上下のガイド部262,263と、第二保持部の先端部271との間隔H1が狭まり、第二保持部の先端部271の一部が上下のガイド部262,263内に進入した状態を示している。この間隔H1は第二保持部270の後退移動、及び第一保持部260の前進移動に伴って徐々に狭まっていく。これに伴って上糸37は、第二保持部の先端部271と、傾斜部262b,263bとによって右方向へと徐々に押し寄せられることになる。
図30(c)は、第一保持部の上下のガイド部262,263と、第二保持部の先端部271との間隔H1がなくなり、切欠部262c及び凹部263c内に上糸37が進入した状態を示している。この状態では、上糸37に摺接抵抗を加えることができる状態を示している。この状態においては、切欠部262c及び凹部263c内に進入した上糸37を、第二保持部の先端部271と第一保持部の下のガイド部263(より正確には凹部263c部分)とで上糸37を挟むことで上糸37を屈曲させることにより、上糸37に摺接抵抗を加えることはできるものの天秤によって引き上げられた上糸37の移動は許容される状態(弱保持状態)となっている。
図30(d)は、第二保持部270が後方に、第一保持部260がわずかに後方に移動することにより、第二保持部の先端部271が第一保持部の溝264内に進入した状態を示している。この状態においては、第一保持部の切欠部262cと、第二保持部の先端部271とが当接することで上糸37を強固に挟んで挟持することができ、挟持された上糸37の移動は規制された状態(挟持状態)となっている。
そして、上糸保持部205が上糸37を挟持した状態で針36の上下動経路から離間させる際には、上糸37がメス部240に干渉するように上糸37を案内するので、上糸37を確実にメス部240に接触させることができ、糸切り不良を防止することが可能である。
5 上糸保持部
10 本体部
20 上糸保持装置駆動源
21 制御部
23 ミシンモータ
28 リンク機構
30 ミシン
31 ミシンベッド部
31a シリンダベッド部
36 針
37 上糸
40 メス部
41 V字形状部
42 刃
50 針板
51 針穴
54 ガイド溝
58 基台
60 第一保持部
61 先端部
63 保持面
70 第二保持部
71 先端部
81 糸切り機構
Claims (6)
- ミシンベッド部に細長状のシリンダベッド部を有するミシンの上糸保持装置において、
前記シリンダベッド部に設けられ、かつ、縫製開始後、針に挿通されている上糸を針板の下方で挟むとともに、前記上糸を前記針の上下動経路から離れた位置に移動させる上糸保持部と、
前記上糸保持部を駆動させる上糸保持装置駆動源と、
前記上糸保持部と前記上糸保持装置駆動源を連結するリンク機構と、
前記上糸保持装置駆動源を制御する制御部と、
前記針板の下方であって、当該針板の針穴の近傍に配置された上糸切断用のメス部と、を備え、
前記制御部は、
前記上糸保持部が縫製開始後、前記上糸を前記針板の下方で挟むとともに、前記上糸を前記針の上下動経路から離れた位置に移動させてから、縫製が所定の針数だけ進行すると、前記上糸保持部で前記上糸を挟持した状態で前記上糸保持部を前記針の上下動経路からさらに離間させる方向に移動させるように前記上糸保持駆動源を制御することで、前記メス部に前記上糸を干渉させて当該上糸を切断させることを特徴とするミシンの上糸保持装置。 - 請求項1記載のミシンの上糸保持装置において、
前記針穴には、前記上糸を前記メス部側に案内するガイド溝が形成されていることを特徴とするミシンの上糸保持装置。 - 請求項1又は2記載のミシンの上糸保持装置において、
前記メス部は、前記上糸の通過経路となる部分がV字形状となっていて、前記V字形状部の内側が刃となっていることを特徴とするミシンの上糸保持装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のミシンの上糸保持装置において、
前記上糸保持部は、
前記針板と平行な平面に沿って先端部が前後移動自在な第一保持部と、
前記第一保持部の先端部に接離自在な第二保持部とを備え、
前記制御部は、前記上糸保持駆動源を制御して、
前記第一保持部と前記第二保持部とが前記上糸を強固に挟む挟持状態、前記第一保持部と前記第二保持部とが前記挟持状態よりも弱い力で前記上糸を挟む弱保持状態、前記第一保持部と前記第二保持部とが前記上糸を解放する解放状態とを切り替え、
前記上糸の切断前に、当該上糸が前記メス部に干渉した位置にある場合には、前記弱保持状態で前記上糸を挟み、前記切断を実行する際には前記挟持状態で前記上糸を挟むことを特徴とするミシンの上糸保持装置。 - 請求項4記載のミシンの上糸保持装置において、
前記第一保持部の先端部には、前記第二保持部の先端部が前記挟持状態の際に前記上糸とともに係合する溝部が形成されていることを特徴とするミシンの上糸保持装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のミシンの上糸保持装置において、
前記針穴を挟んで前記メス部とは反対側に配置され、縫製終了時に前記上糸を捌いて切断する糸切り機構をさらに備え、
前記メス部は、前記糸切り機構によって前記上糸が捌かれる際の当該上糸の移動する領域に重ならない位置に配置されていて、
前記上糸保持部は、前記上糸を挟持した状態で前記針の上下動経路から離間させる際に、前記上糸が前記メス部に干渉するように前記上糸を案内することを特徴とするミシンの上糸保持装置。
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