JP5981130B2 - メダルプッシャゲーム機 - Google Patents
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Description
しかし、従来のメダルプッシャゲーム機は、テーブルの形態を変化できても、管理者等がペイアウト率を任意に調整するために、メダルの流れを制御できるものではなかった。また、従来のメダルプッシャゲーム機は、回転板の縁部がテーブル表面から突出しまい、メダルがつっかえてメダルの流れを阻害する場合があった。
・第2の発明は、第1の発明のメダルプッシャゲーム機において、前記パネル部(10,210)は、テーブル表面を窪ませて設けられ、前記複数のパネル(20(21〜28),120B,121〜128,220)を、収めるようにして載置する凹部(11,211)を備えること、を特徴とするメダルプッシャゲーム機である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明のメダルプッシャゲーム機において、前記パネル部(10,210)は、前記パネル(20(21〜28),120B,121〜128,220)をタイル状に載置すること、を特徴とするメダルプッシャゲーム機である。
・第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明のメダルプッシャゲーム機において、前記パネル(20(21〜28),120B,121〜128,220)は、移動方向の直交方向(X)に平行に少なくとも2列並べて配置されること、を特徴とするメダルプッシャゲーム機である。
・第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明のメダルプッシャゲーム機において、前記パネル(20(21〜28),120B,121〜128,220)の移動方向手前側(Y1)の先端(20f,20h)は、前記先端(20h)よりも移動方向手前側に配置された前記パネル(26)、又は前記先端(20f)よりも移動方向手前側の前記テーブル(62)表面よりも突出していること、を特徴とするメダルプッシャゲーム機である。
・第6の発明は、第5の発明のメダルプッシャゲーム機において、前記凹部(11)の底部(11a)は、平面状であり、前記パネル(20(21〜28),120B,121〜128)は、パネル表面(20b)が、パネル底部(20a)に対して傾斜し、前記凹部に、パネル表面が移動方向手前側に至る程上側(Z2)に傾斜するように配置されること、を特徴とするメダルプッシャゲーム機である。
・第7の発明は、第5の発明のメダルプッシャゲーム機において、前記凹部(211)の底部(211a)は、移動方向手前側(Y1)に至る程上側(Z2)に傾斜しており、前記パネル(220)は、パネル表面(220b)及びパネル底部(220a)が平行であり、前記凹部に配置されることにより、パネル表面が移動方向手前側に至る程上側に傾斜すること、を特徴とするメダルプッシャゲーム機である。
・第1の発明は、メダルが移動する摩擦がそれぞれ異なり、交換可能に載置される複数のパネルを備えるので、管理者等は、パネルの配置を任意に変更することにより、メダルの流れを制御でき、ペイアウト率を調整できる。
・第2の発明は、複数のパネルを載置する凹部を備えるので、管理者等は、この凹部内にパネルを並べるように配置することにより、メダルの流れを制御できる。
・第3の発明は、複数のパネルをタイル状に載置するので、パネルを並べるように載置すればよいので、作業が簡単である。
・第4の発明は、パネルが、移動方向の直交方向に平行に少なくとも2列並べて配置されるので、メダルの流れをより細かく制御できる。
・第5の発明は、パネルの移動方向手前側の先端が、移動方向手前側に配置されたパネルよりも突出しているので、第2の発明のように、パネルが、少なくとも2列並べて配置されていた場合であっても、メダルがつっかえることなく移動できる。また、パネルの移動方向手前側の先端が、移動方向手前側のテーブル表面よりも突出しているので、パネルの移動方向手前側にテーブルが配置された場合であっても、メダルがつっかえることなく移動できる。これにより、メダル流路内にパネルを配置しても、流れを阻害することなくメダルを移動できる。
・第6の発明は、凹部の底部が、平面状であるので、凹部を形成する場合に、例えば、テーブル表面を平らに削ればよいので、凹部の加工が容易である。また、パネルが凹部に配置されることにより、パネル表面が傾斜するので、パネルの形状、配置の自由度を大きくすることができる。すなわち、複数のパネルは、全てが凹部に納まった状態で、凹部の平面形状が同じであればよいので、パネルの数、個々のパネルの平面形状等が制約されない。さらに、凹部の平面形状に合わせて、パネルの数及びパネルの平面形状が異なる別のパネルの組み合わせに変更できる。
・第7の発明は、凹部の底部が傾斜しており、パネル表面及びパネル底部が平行であるので、パネル製造が簡単である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のゲーム機1の斜視図である。
図1に示すように、ゲーム機1(メダルプッシャゲーム機)は、主にゲームセンタ等の店舗等に設置される装置である。ゲーム機1は、プレイ領域Fにプッシャ台6が配置されたメダルプッシャゲームを行う装置である。プレイ領域Fとは、ゲーム盤5、プッシャ台6等の装置が配置され、メダルMを移動させるプレイが実際に行われる領域をいう。
ケース2は、ゲーム機1の筐体である。
ウィンドウ3は、ゲーム機1内部のプレイ領域Fとゲーム機1の外部とを仕切る部材である。ウィンドウ3は、ゲーム機1の手前側Y1に設けられている。ウィンドウ3は、外部からプレイ領域Fを視認できるように、透明な材料(例えばガラス、アクリル樹脂等)により形成される。
メダル投入装置4は、メダル投入孔4cに、プレイヤがメダルMを投入するようになっている。メダル投入孔4cには、投入されたメダルMを検出するメダル投入センサ(図示せず)が設けられている。メダル投入センサは、例えば光学センサであり、メダルMを検出すると、検出情報を制御部(図示せず)に出力する。制御部は、メダル投入センサの出力に応じて、メダル送出部(図示せず)を駆動して、ゲーム盤5の上側Z2に設けられたメダル放出部(図示せず)からゲーム盤5にメダルMを放出する。
なお、メダル投入装置の形態は、プレイヤが筒体を回転させて、投入されたメダルを直接投入するタイプのものでもよい。
往復テーブル61は、ゲーム盤5から落下してきたメダルMを載置し、往復移動によってメダルMをゲーム盤5の下側部分5aに当接させて、玉突きのように固定テーブル62に押し出すように構成されている。
固定テーブル62は、往復テーブル61から落下してきたメダルMや、ゲーム盤5から直接落下してきたメダルMを載置する。固定テーブル62は、往復テーブル61の往復移動によって、メダルMを往復テーブル61の手前側Y1の側面61aに当接させて、玉突きのようにメダル獲得孔8に落下させるように構成されている。固定テーブル62は、ケース2に対して固定されている。
交換パネル部10は、固定テーブル62のテーブル表面の形状の一部を変形させて、メダルMの流れを制御する部分である。
図2は、第1実施形態の交換パネル部10近傍の構成の上面図である。
図3は、第1実施形態の交換パネル部10近傍を、右側X2から見た断面図(図2のIII−III部断面図)である。
図2、図3に示すように、交換パネル部10は、凹部11、8個の交換パネル20(21〜28)を備える。
凹部11は、固定テーブル62の表面を窪ませて形成された有底の穴である。凹部11は、固定テーブル62上をメダルMが通過する流路上に設けられている。
凹部11の平面形状(上側Z2から見た形状)は、左右方向Xに長い長方形である(図2参照)。
凹部11の底部11aは、平面状(フラット)であり、水平面(XY平面)に平行である。このため、凹部11は、例えば、固定テーブル62の表面を平らに削れば形成でき、製造が容易である。
交換パネル20は、凹部11に載置されることによって、交換可能に任意に配置できる。この場合、作業者は、交換パネル20を、凹部11にタイル状に並べるように載置すればよいので、作業が簡単である。
交換パネル20は、メダルMが移動方向に移動する場合の摩擦がそれぞれ異なる。摩擦は、例えば、表面粗さ等が異なることによって異なる。このため、ゲーム機1の管理者等は、交換パネル20を入れ替えて配置を変更することによって、メダルMの流れを調整してペイアウト率(メダル投入量に対するメダル払い出し量の割合)を調整できる。また、交換パネル21〜24,25〜28は、2列並べて配置されるので、メダルMの流れを制御でき、より細かく制御できる。
・凹部11の中央付近には抵抗の大きい交換パネル20(22,23,26,27)を配置し、凹部11の左右には抵抗の少ない交換パネル20(21,25,24,28)を配置する。
・手前側Y1の列には抵抗の大きい交換パネル20(25〜28)を配置し、奥側Y2の列には抵抗の少ない交換パネル20(21〜24)を配置する。
一方、ペイアウト率を上げたい場合には、交換パネル20を以下のように配置して、メダルMがメダル獲得孔8に流れやすくし、かつ、親落ち孔7に流れにくくすればよい。
・凹部11の中央付近には抵抗の小さい交換パネル20(22,23,26,27)を配置し、凹部11の左右には抵抗の大きい交換パネル20(21,25,24,28)を配置する。
図3に示すように、交換パネル20の断面形状は、台形であり、手前側Y1及び奥側Y2の辺20c,20dは、平行であり、かつ、手前側Y1及び奥側Y2の下側Z1の角度θ1,θ2は、直角である。このため、交換パネル20は、凹部11内にほとんど隙間なく配置される。
このため、固定テーブル62の表面は、交換パネル21〜24の後端20eよりも突出している。すなわち、交換パネル21〜24の後端20eの方が固定テーブル62の表面よりも低い。これによって、メダルMは、つっかえることなく固定テーブル62から交換パネル21〜24へと移動できる。
また、交換パネル21〜24の手前側Y1の先端20fは、その手前側Y1に配置された交換パネル25〜28の後端20gよりも突出する。すなわち、交換パネル24〜28の後端20gの方が交換パネル21〜24の先端20fよりも低い。これによって、メダルMは、つっかえることなく交換パネル21〜24から交換パネル25〜28へと移動できる。
さらに、交換パネル25〜28の手前側Y1の先端20hは、手前側Y1の固定テーブル62の表面よりも突出する。このため、すなわち、固定テーブル62の方が交換パネル25〜28の先端20hよりも低い。これによって、メダルMは、つっかえることなく交換パネル25〜28から固定テーブル62へと移動できる。
また、管理者等は、交換パネル20を交換する場合には、この段の部分に爪や、治具を引っ掛けて持ち上げればよい。
例えば、図4(a)に示すように、交換パネル121〜128の奥側Y2の列と、手前側Y1の列とで平面形状を変えることもできるし、図4(b)に示すように、より複雑にパズル状に配置できる。
また、ゲーム機1は、プッシャ台60のメダル流路内に交換パネル21〜28を配置しても、流れを阻害することなくメダルMを移動できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図6は、第2実施形態の交換パネル部210近傍を、右側から見た断面図(図3に対応する図)である。
交換パネル220の断面形状は、上側Z2の辺220bと、下側Z1の辺220aが平行である。つまり、交換パネル220は、パネル表面及びパネル底部が平行な平板状である。
凹部211の底部211aは、段状に傾斜が設けられている。底部211aは、手前側Y1に至る程上側Z2に傾斜している。
また、本実施形態の交換パネル220は、平板状であるので、製造が簡単である。
本実施形態において、交換パネル部は、固定テーブルに設ける例を示したが、これに限定されない。例えば、交換パネル部は、往復テーブルに設けてもよい。
Claims (7)
- 固定テーブル及び前記固定テーブル上を往復移動する往復テーブルを有するプッシャ台を備えるメダルプッシャゲーム機であって、
前記固定テーブル上に設けられたパネル部を備え、
前記パネル部は、
メダルが移動する摩擦がそれぞれ異なる複数のパネルと、
複数のパネルを交換可能に載置する載置部とを備え、
パネルが交換されることにより、テーブル表面の形状の少なくとも一部を変形可能であること、
を特徴とするメダルプッシャゲーム機。 - 請求項1に記載のメダルプッシャゲーム機において、
前記パネル部は、テーブル表面を窪ませて設けられ、前記複数のパネルを収めるようにして載置する凹部を備えること、
を特徴とするメダルプッシャゲーム機。 - 請求項1又は請求項2に記載のメダルプッシャゲーム機において、
前記パネル部は、前記パネルをタイル状に載置すること、
を特徴とするメダルプッシャゲーム機。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のメダルプッシャゲーム機において、
前記パネルは、移動方向の直交方向に平行に少なくとも2列並べて配置されること、
を特徴とするメダルプッシャゲーム機。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のメダルプッシャゲーム機において、
前記パネルの移動方向手前側の先端は、前記先端よりも移動方向手前側に配置された前記パネル、又は前記先端よりも移動方向手前側の前記テーブル表面よりも突出していること、
を特徴とするメダルプッシャゲーム機。 - 請求項5に記載のメダルプッシャゲーム機において、
前記凹部の底部は、平面状であり、
前記パネルは、
パネル表面が、パネル底部に対して傾斜し、
前記凹部に配置された状態で、パネル表面が移動方向手前側に至る程上側に傾斜するように配置可能であること、
を特徴とするメダルプッシャゲーム機。 - 請求項5に記載のメダルプッシャゲーム機において、
前記凹部の底部は、移動方向手前側に至る程上側に傾斜しており、
前記パネルは、
パネル表面及びパネル底部が平行であり、
前記凹部に配置された状態で、パネル表面が移動方向手前側に至る程上側に傾斜していること、
を特徴とするメダルプッシャゲーム機。
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