JP5978062B2 - air compressor - Google Patents
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Description
本発明は、工場内の生産ラインなどの各種負荷に圧縮空気を供給する空気圧縮機に係り、特にインバータ制御する空気圧縮機に好適なものである。 The present invention relates to an air compressor that supplies compressed air to various loads such as a production line in a factory, and is particularly suitable for an air compressor that performs inverter control.
工場内の生産ラインなどの各種負荷に圧縮空気を供給する空気圧縮機としては、省エネルギー効果が得られるものが求められており、例えば特開2000−320467号公報(特許文献1)のものがある。この特許文献1のものでは、空気圧縮機から負荷側(需要先)に圧縮空気を導く配管内の圧縮空気の圧力を検出し、この圧力値に基づき、インバータを用いて、圧縮機を駆動するモータの回転数を制御するようにしている。
As an air compressor for supplying compressed air to various loads such as a production line in a factory, one that can achieve an energy saving effect is demanded, for example, one disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-320467 (Patent Document 1). . In this
上記特許文献1のものでは、インバータ制御により省エネルギー効果を図るようにしているが、圧縮空気の使用量が少なくなった場合には、インバータ制御を行なっても無駄に圧縮空気を供給し過ぎてしまい、十分な省エネルギー効果が得られないことがある。
In the thing of the said
本発明の目的は、負荷側での圧縮空気の使用量が少なくなった場合でも十分な省エネルギー効果を得ることのできる空気圧縮機を提供することにある。 An object of the present invention is to provide an air compressor capable of obtaining a sufficient energy saving effect even when the amount of compressed air used on the load side is reduced.
上記課題を解決するため、本発明は、空気を圧縮する圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動するモータと、前記圧縮機本体で圧縮された圧縮空気を貯留する貯留タンクと、前記モータの回転数を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記貯留タンク側の圧縮空気の圧力が予め定めた下限圧力よりも低くなると前記モータを駆動させ、前記貯留タンク側の圧縮空気の圧力が予め定めた上限圧力よりも高くなると前記モータを停止させ、前記モータの駆動継続時間が予め定めた所定時間T1を超え、且つ前記貯留タンク側の圧縮空気圧力が、前記上限圧力より低く前記下限圧力より高い予め定めた所定圧力よりも高くなった場合には、前記モータを停止させるように制御することを特徴とする。 In order to solve the above problems, the present invention provides a compressor main body that compresses air, a motor that drives the compressor main body, a storage tank that stores compressed air compressed by the compressor main body, A control device for controlling the number of rotations, and the control device drives the motor when the pressure of the compressed air on the storage tank side becomes lower than a predetermined lower limit pressure, and the pressure of the compressed air on the storage tank side When the pressure becomes higher than a predetermined upper limit pressure, the motor is stopped, the driving duration time of the motor exceeds a predetermined time T1, and the compressed air pressure on the storage tank side is lower than the upper limit pressure. When the pressure becomes higher than a predetermined pressure, which is higher than the predetermined pressure, the motor is controlled to stop.
本発明の他の特徴は、空気を圧縮する圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動するモータと、前記圧縮機本体で圧縮された圧縮空気を貯留する貯留タンクと、前記モータの回転数を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記貯留タンク側の圧縮空気の圧力が予め定めた下限圧力よりも低くなると前記モータを駆動させ、前記貯留タンク側の圧縮空気の圧力が予め定めた上限圧力よりも高くなると前記モータを停止させ、前記モータの駆動継続時間が予め定めた所定時間T1を超え、且つ前記モータが下限回転数となってからその下限回転数での運転継続時間が予め定めた所定時間T2も超えた場合には、前記モータを停止させることにある。 Other features of the present invention include: a compressor body that compresses air; a motor that drives the compressor body; a storage tank that stores compressed air compressed by the compressor body; and a rotational speed of the motor. A control device for controlling, the control device drives the motor when the pressure of the compressed air on the storage tank side becomes lower than a predetermined lower limit pressure, and the pressure of the compressed air on the storage tank side is predetermined. When the pressure becomes higher than the upper limit pressure, the motor is stopped, the driving duration time of the motor exceeds a predetermined time T1, and after the motor reaches the lower limit rotational speed, the operation duration time at the lower limit rotational speed is preset. When the predetermined time T2 is exceeded, the motor is stopped.
本発明によれば、負荷側での圧縮空気の使用量が少なくなった場合でも十分な省エネルギー効果を得ることのできる空気圧縮機とすることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it can be set as the air compressor which can acquire sufficient energy saving effect, even when the usage-amount of the compressed air on the load side decreases.
以下、本発明の空気圧縮機の具体的実施例を図面に基づいて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。 Hereinafter, specific embodiments of the air compressor of the present invention will be described with reference to the drawings. In each figure, the part which attached | subjected the same code | symbol has shown the part which is the same or it corresponds.
空気圧縮機の省エネルギー効果を目的として、インバータを使用した容量制御方式のものがある。このインバータを使用した容量制御方式の空気圧縮機の一例を図1及び図2により説明する。
図1は本発明の空気圧縮機の実施例1を示す正面図(全体構成図)で、正面カバーの一部を破断して示している図である。
For the purpose of energy saving effect of the air compressor, there is a capacity control method using an inverter. An example of a capacity control type air compressor using this inverter will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a front view (overall configuration diagram) showing a first embodiment of an air compressor according to the present invention, and is a view in which a part of a front cover is broken.
この図1に示すように、空気圧縮機1は、筐体2内に、外部の空気を吸込み圧縮する圧縮機本体3、この圧縮機本体3を駆動するモータ4、このモータ4の回転数を制御するためのインバータ5、前記圧縮機本体3が駆動されることにより製造される圧縮空気を貯める貯留タンク(空気タンク)6、この貯留タンク6内の圧縮空気の圧力、或いは該貯留タンク6に接続され、貯留タンク6内圧力とほぼ同一の圧力となっている配管内の圧力(以下、これらの圧力を「貯留タンク側の圧縮空気の圧力」或いは単に「貯留タンク側の圧力」という)を検出する圧力センサ7、前記モータ4の回転数を前記インバータ5を介して制御する制御装置(制御基板)8などを設置して構成されている。
As shown in FIG. 1, an
前記圧縮機本体3は、本実施例では往復動式(レシプロ式)の2つの圧縮機部3a,3bを備えている。なお、前記圧縮機部は一つ或いは3個以上としても良く、また圧縮機部は往復動式に限らず、スクリューロータにより構成された圧縮機部などで構成するようにしても良い。
前記モータ4の回転は、本実施例では、プーリとベルトを介して前記圧縮機本体3側に伝達されるように構成されている。また、本実施例では、前記制御装置8の部分にディスプレイ(モニタ)9が設けられており、このディスプレイ9には、前記圧力センサ7で検出された貯留タンク側の圧力、運転周波数、上限圧力及び下限圧力などの表示、付属機器の状態表示(例えばドライヤーの運転方式や故障表示)などが可能となっている。更に、前記制御装置8には、空気圧縮機1の運転や停止を操作するためのスイッチなども設けられている。
The
In the present embodiment, the rotation of the
前記貯留タンク6は、前記圧縮機本体3の吐出側配管を介して接続されており、また前記貯留タンク6の圧縮空気は配管6aを介して需要先(負荷側)に供給されるように構成されている。
The
図2は図1に示す空気圧縮機の構成を説明する系統図である。この図2において、10は商用電源などの電源であり、この電源10に前記インバータ5が接続され、更にこのインバータ5には前記モータ4が接続され、またこのインバータ5は前記制御装置8にも接続されている。これにより、前記制御装置8は前記インバータ5を介して前記モータ4を回転数制御するように構成されている。
FIG. 2 is a system diagram illustrating the configuration of the air compressor shown in FIG. In FIG. 2,
前記モータ4の回転は前記圧縮機本体3に伝達され、圧縮機本体3が駆動されることにより、圧縮空気が製造される。この製造された圧縮空気は、配管11を介して貯留タンク6に送られて貯留され、その後需要先(負荷側)に配管6aなどを介して供給される。
The rotation of the
前記貯留タンク6側の圧力は、圧力センサ7によって検出され、その圧力信号は前記制御装置8に送られる。前記制御装置8は、前記圧力センサ7により検出された圧力値に応じて、前記インバータ5を介して前記モータの回転数を増減する。
The pressure on the
前記制御装置8では、空気圧縮機1を運転する運転圧力幅を設定することができるように構成されている。即ち、オペレータは、負荷側の必要圧力を保つための下限圧力Ponと上限圧力(停止圧力)Poff0を任意に設定することができ、空気圧縮機1は、前記貯留タンク6内の圧力が、前記下限圧力Ponと上限圧力Poff0の間の圧力となるように、前記制御装置8により、インバータ5を介して前記モータ4の回転数を制御する。
The
このように、インバータ5を使用した容量制御方式の空気圧縮機1では、圧縮機本体3により圧縮された圧縮空気を貯める貯留タンク6内の圧力を検出し、空気圧縮機1の負荷側(需要先)での必要圧力を確保できるように、圧縮機本体3を駆動するモータ4の回転数を変化させている。即ち、前記貯留タンク6内の圧力は、負荷側の使用空気量の変化による圧力変化と、回転数制御される空気圧縮機で製造される圧縮空気量による圧力変化により変動するが、この貯留タンク6内の圧力変動による圧力振れ幅を、負荷側での必要圧力を保つための下限圧力値よりも低くならないようにする必要がある。従って、少なくとも前記下限圧力Ponを維持するように、前記圧縮機本体3を駆動するモータ4の回転数を制御する必要がある。
Thus, in the capacity-controlled
次に、図3により、前記制御装置8による空気圧縮機1の制御動作を説明する。図3は本発明の実施例1における制御動作を説明する線図である。
図3において、横軸は時間t、上の線図は貯留タンク側の圧力の変化を示し、Ponは前述した下限圧力、Poff0は前述した上限圧力、Pnは設定圧力(目標圧力または基準圧力)、下の線図はモータ回転数の変化を示している。
Next, the control operation of the
In FIG. 3, the horizontal axis indicates time t, the upper diagram shows the change in pressure on the storage tank side, Pon is the aforementioned lower limit pressure, Poff0 is the aforementioned upper limit pressure, and Pn is the set pressure (target pressure or reference pressure). The lower diagram shows the change in the motor speed.
まず、制御装置8の運転スイッチをONにすると、インバータ5を介してモータ4に運転電流が流れて回転し、圧縮機本体3を駆動する。貯留タンク6内の圧力が前記設定圧力Pnに近づくまでの時間t1まではモータ4は上限回転数NHで回転され、圧縮機本体3では最大空気量を作り出して貯留タンク6に送る。
First, when the operation switch of the
前記貯留タンク6の圧力が設定圧力Pn付近に近づくと、前記設定圧力Pnを上回らないように、モータの回転数はインバータ制御により減少させていく。そして、設定圧力Pn付近の圧力になると、負荷側の空気消費量の変化に伴い、モータ回転数を変化させ、圧縮機本体3で製造される空気量を変化させることで、貯留タンク6内の圧力が設定圧力Pnになるように制御される。
When the pressure in the
前記インバータ制御でのモータ回転数は、下限回転数NLと上限回転数NHの値が決まっており、前記設定圧力Pnになるようモータ4は下限回転数NLから上限回転数NHの範囲で制御される。しかし、インバータ制御でのモータ回転数の下限値(下限回転数)は、インバータの特性上0にすることはできず、インバータ固有の下限回転数での運転となる。
The motor speed in the inverter control is determined by the values of the lower limit speed NL and the upper limit speed NH, and the
そして、前記貯留タンク6内の圧力が前記設定圧力Pnより下がると、モータ4の回転数を上げて製造される圧縮空気量を増やし、設定圧力を維持するように制御される。一方、貯留タンク6内の圧力が設定圧力Pnより高くなると、モータ回転数を下げて製造される圧縮空気量を減らして設定圧力Pnを維持するように制御される。
When the pressure in the
このように、負荷側の必要空気量が減少するとそれに合せて、インバータ制御によりモータ回転数を減少させるが、モータ4が下限回転数NLで駆動されている場合に圧縮機本体3で製造される圧縮空気量よりも負荷側での必要空気量が少ない場合、貯留タンク6には必要以上の圧縮空気が貯留されることになる(図3の時間t2からt3の区間を参照)。この場合、貯留タンク6内の圧力は徐々に上昇してゆき、圧縮機固有の最高圧力、即ち前記上限圧力Poff0に到達(時間t3参照)すると運転を停止させる。
In this way, when the required air amount on the load side decreases, the motor speed is reduced by inverter control in accordance with it, but when the
しかし、この時間t2からt3までの区間の運転は必要以上に圧力を上げてしまうことにより動力が上昇し、また必要以上に圧縮空気を製造する運転時間により多くの動力が消費されてしまうという課題がある。 However, in the operation from the time t2 to the time t3, the power is increased by raising the pressure more than necessary, and more power is consumed by the operation time for producing the compressed air than necessary. There is.
この課題を解決するため、前記設定圧力Pn以上に圧力が上がった場合にはモータ4を停止させて動力消耗を抑えることも考えられるが、このような制御を行なうと、負荷側の消費空気量が極端に少ない場合、圧縮機本体3の起動から停止までの時間が短くなる。このような短時間での起動、停止が繰り返されると空気圧縮機1を構成しているモータ4やインバータ5等の電気部品に負担を掛けることになり、前記モータ4やインバータ5等の電気部品の寿命を低下させてしまうため、起動と停止の間には一定時間以上の間隔が必要となる。
In order to solve this problem, when the pressure rises above the set pressure Pn, it is conceivable to stop the
インバータ制御により圧縮機を効果的に運転するためには、圧縮空気を多く必要としているときには設定圧力Pnで運転を行うと共に、必要空気量が少なくなった場合にはできるだけ圧力を上昇させないようにして停止させ、且つ起動と停止の間には一定時間以上の間隔を置くようにすることが有効となる。 In order to operate the compressor effectively by inverter control, the compressor is operated at the set pressure Pn when a large amount of compressed air is required, and the pressure is not increased as much as possible when the required air amount is reduced. It is effective to stop and to leave an interval of a certain time or more between starting and stopping.
そこで、本実施例では、モータ4が動き出した時(ON)からの駆動継続時間tが予め定めた設定時間T1を経過していない場合には、上限圧力(停止圧力)Poff0になるまでモータ4を停止させず、上限圧力Poff0になった時点(図3の時間t3参照)でモータ4を停止させる。また、前記駆動継続時間tが予め定めた設定時間T1を経過している場合には、前記上限圧力Poff0よりも低く、且つ前記設定圧力Pnよりも高い所定圧力Poff1になった時点(図3の時間t5参照)で前記モータ4を停止させるように制御している。なお、前記所定圧力Poff1は、インバータ制御による圧力の振れ幅以上の圧力値に設定すると良い。例えば、下限圧力Ponが0.70MPa、設定圧力Pnが0.73MPaの場合で、振れ幅の上限が0.76MPaであれば、予め定める前記所定圧力Poff1は、この振れ幅の上限値以上で前記上限圧力Poff0よりは小さく設定する。好ましくは、前記振れ幅の上限値(この例では0.76MPa)付近の値に設定すると良い。
Therefore, in this embodiment, when the drive continuation time t from when the
従って、前記駆動継続時間tが予め定めた設定時間T1以上となった場合、負荷側の消費空気量が減少して、圧縮機が下限回転数NLで動作中に製造される空気量よりも前記消費空気量の方が少なくなって、貯留タンク6の圧力が上昇し、前記所定圧力Poff1に達するとモータ4は停止(OFF)される。その後、貯留タンク6内の圧力が前記下限圧力Ponに達すると、前記制御装置8はモータ4を再び起動(ON)させる。
Therefore, when the drive duration t becomes equal to or longer than the predetermined set time T1, the amount of air consumed on the load side is reduced, and the amount of air is more than the amount of air produced during operation of the compressor at the lower limit rotational speed NL. When the amount of air consumed becomes smaller and the pressure in the
ここで、前記駆動継続時間tの設定時間T1については、前記モータ4やインバータ5等の電気部品の寿命を低下させないように、運転から停止までの時間が、少なくとも、例えば1〜2分以上の時間となるように設定する。
また、貯留タンク6側の圧力が上昇して所定圧力Poff1に達した際には、前記駆動継続時間tが前記設定時間T1に達していない場合でも、圧力が停止圧力Poff0に達する前に前記駆動継続時間tが前記設定時間T1に達した場合にはその時点で停止させる。
Here, for the set time T1 of the drive duration t, the time from the operation to the stop is at least, for example, 1 to 2 minutes or more so as not to reduce the life of the electric parts such as the
Further, when the pressure on the
以上説明した本実施例1の制御動作を図4に示すフローチャートにより更に詳しく説明する。このフローチャート示す制御は前記制御装置8により行なわれる。
図4において、ステップS1で空気圧縮機の運転が開始されると、まず前記モータ4は上限回転数NHで運転される(ステップS2)。そして、前記圧力センサ7検出された貯留タンク6側の圧力が設定圧力Pnに近づくと、前記モータ4の回転は減速され(ステップS3、図3の時間t1参照)、その後、前記設定圧力Pn付近の圧力(例えば、設定圧力±0.03MPaの範囲)となるようにモータ4の回転数はその可変範囲(例えば、24〜60Hz)で制御される。
The control operation of the first embodiment described above will be described in more detail with reference to the flowchart shown in FIG. The control shown in this flowchart is performed by the
In FIG. 4, when the operation of the air compressor is started in step S1, the
次に、ステップS4では、前記圧力センサ7で検出された圧力Pが前記設定圧力Pnよりも小さいか否かを比較し、使用空気量の増加などで前記検出圧力Pの方が小さい場合(YESの場合)にはステップS5に移る。このステップS5では、前記モータ4が上限回転数となっているかどうかを判断し、上限回転数であれば(YESの場合)前記ステップS4に戻る。前記ステップS5で上限回転数になっていなければ(NOの場合)、モータ4の回転数を所定量だけ増加(ステップS6)させた後、前記ステップS4に戻る。
Next, in step S4, it is compared whether or not the pressure P detected by the
前記ステップS4で、前記圧力センサ7で検出された圧力Pが、使用空気量の減少などのため圧力が上昇し、前記設定圧力Pn以上になっている場合(NOの場合)にはステップS7に移る。このステップS7では、前記モータ4が下限回転数になっているかどうかを判断し、下限回転数でなければ(NOの場合)モータ4の回転数を所定量だけ減速(ステップS8)させた後、前記ステップS4に戻る。前記ステップS7で下限回転数になっていれば(YESの場合)、ステップS9に移り、前記駆動継続時間tが予め定めた設定時間T1(図3参照)以下の場合(NOの場合)、ステップS10に移る。このステップS10では、前記圧力センサ7で検出された圧力Pが前記上限圧力Poff0(図3参照)よりも大きいか否かを判定し、大きければ(YESの場合)モータ4の運転を停止させ(ステップS12)、前記上限圧力Poff0以下の場合(NOの場合)には前記ステップS4に戻る。
In step S4, when the pressure P detected by the
前記ステップS9で、前記駆動継続時間tが予め定めた設定時間T1を超えている場合(YESの場合)にはステップS11に移り、前記圧力センサ7で検出された圧力Pが前記所定圧力Poff1(図3参照)よりも大きいか否かを判定し、大きければ(YESの場合)モータ4の運転を停止させ(ステップS12)、所定圧力Poff1以下の場合(NOの場合)には前記ステップS4に戻る。
In step S9, when the drive duration t exceeds a predetermined set time T1 (in the case of YES), the process proceeds to step S11, and the pressure P detected by the
前記ステップS12でモータ4を停止させた場合にはステップS13に移り、圧力センサ7で検出された圧力Pが前記下限圧力Pon(図3参照)よりも小さいかどうかを判定し、小さい場合(YESの場合)にはモータ4を再起動(ステップS14)した後、前記ステップS2に戻る。前記ステップS13で、検出圧力Pが前記下限圧力Pon以上の場合(NOの場合)には前記ステップS12に戻り、停止状態を継続させる。
If the
以上説明したように、本実施例によれば、停止圧力Poff0まで圧力上昇させていた従来の空気圧縮機の制御に比べ、それよりも低い圧力である前記所定圧力Poff1でモータ4(或いは圧縮機本体3)を停止させることができるので、その圧力低下による動力低下と運転時間の短縮、即ち無駄な圧縮動作を低減できるので、動力削減して消費電力を抑えることができる。
即ち、本実施例によれば、負荷側での圧縮空気の使用量が少なくなった場合でも十分な省エネルギー効果を得ることのできる空気圧縮機とすることができる。
As described above, according to the present embodiment, the motor 4 (or the compressor) is operated at the predetermined pressure Poff1, which is lower than that of the control of the conventional air compressor that has been increased to the stop pressure Poff0. Since the main body 3) can be stopped, power reduction due to the pressure drop and shortening of operation time, that is, useless compression operation can be reduced, so that power consumption can be reduced and power consumption can be suppressed.
That is, according to the present embodiment, it is possible to provide an air compressor that can obtain a sufficient energy saving effect even when the amount of compressed air used on the load side decreases.
しかも、本実施例によれば、前記所定圧力Poff1で前記モータ4を停止させる場合には、前記モータ4やインバータ5等の電気部品の寿命を低下させないように前記駆動継続時間tの設定時間T1を設定しているので、貯留タンク6の容量や運転パターンなどに左右されることなく、短時間でモータ4(或いは圧縮機本体3)が起動、停止を繰り返すのも防止できる。従って、本実施例によれば、消費電力を抑えつつ前記モータ4やインバータ5等の電気部品の寿命低下も防止できる効果が得られる。
Moreover, according to this embodiment, when the
本発明の空気圧縮機の実施例2を図5及び図6により説明する。なお、この実施例2において、空気圧縮機の全体構成や、系統図は実施例1で説明した図1や図2と同一であるので、それらの説明については省略する。なお、図5は本発明の実施例2における制御動作を説明する線図、図6は本発明の実施例2における制御動作を説明するフローチャートである。 A second embodiment of the air compressor of the present invention will be described with reference to FIGS. In addition, in this Example 2, since the whole structure and system diagram of an air compressor are the same as FIG.1 and FIG.2 which were demonstrated in Example 1, those description is abbreviate | omitted. 5 is a diagram for explaining the control operation in the second embodiment of the present invention, and FIG. 6 is a flowchart for explaining the control operation in the second embodiment of the present invention.
上記実施例1では、モータ4の駆動継続時間tが予め定めた所定時間T1を超え、且つ貯留タンク6側の圧縮空気圧力が、上限圧力Poff0より低く前記下限圧力Ponより高い予め定めた所定圧力Poff1よりも高くなった場合に、前記モータ4を停止させるように制御しているが、本実施例2では更に図5に示す制御も追加しているものである。
In the first embodiment, the predetermined duration T1 of the
即ち、本実施例2において、制御装置8(図1、図2参照)は、前記モータ4の駆動継続時間tが予め定めた所定時間T1を超え、且つ前記モータ4が下限回転数NLとなってからその下限回転数NLでの運転継続時間tLが予め定めた所定時間T2を超えた場合にも、前記モータ4を停止させるようにしている。
That is, in the second embodiment, the control device 8 (see FIGS. 1 and 2) determines that the drive duration t of the
更に詳しく説明すると、図5の時間t5の部分に示すように、前記モータ4の駆動継続時間tが予め定めた所定時間T1を超え、且つ下限回転数NLでの運転継続時間tLが予め定めた所定時間T2も超えた場合には、圧力センサ7(図1、図2参照)で検出された圧力Pが前記所定圧力Poff1以下の場合であっても、前記モータ4を停止させるようにしたものである。即ち、下限回転数NLで運転されている場合には、下限回転数NL以下の運転で製造される空気量で足りる状態であるから、貯留タンク6内の空気量は増加して圧力上昇となる状態にあるため、前記所定圧力Poff1以下の場合であっても、より早めにモータ4を停止させるようにしたものである。
More specifically, as shown in the portion of time t5 in FIG. 5, the driving continuation time t of the
この本実施例2の制御動作を図6に示すフローチャートにより更に詳しく説明する。この図6に示すフローチャートにおいて、前述した図4示したフローチャートと同一符号を付したステップについては、同一或いは相当する動作をするステップであるので、それらの説明は省略し、図4に示したフローチャートと異なる点について説明する。 The control operation of the second embodiment will be described in more detail with reference to the flowchart shown in FIG. In the flowchart shown in FIG. 6, the steps denoted by the same reference numerals as those in the flowchart shown in FIG. 4 are the same or corresponding steps, and thus the description thereof is omitted and the flowchart shown in FIG. 4 is omitted. Different points will be described.
図6に示す本実施例では、ステップS11において、圧力センサ7で検出された圧力Pが前記所定圧力Poff1以下の場合(NOの場合)、図4の例ではステップS4に戻るようにしているが、本実施例2では、ステップS15に移り、前記モータ4が下限回転数NLとなってからその下限回転数NLでの運転継続時間tLが予め定めた所定時間T2を超えている場合(YESの場合)には、圧力Pが前記所定圧力Poff1以下の場合であっても、前記モータ4を停止させる(ステップS12)ようにしている。なお、前記ステップS15において、前記運転継続時間tLが前記所定時間T2以下の場合(NOの場合)には、ステップS4に戻る。
他のステップは前述した図4の場合と同様であるので、説明を省略する。
In the present embodiment shown in FIG. 6, when the pressure P detected by the
The other steps are the same as in the case of FIG.
本実施例2によれば、上記実施例1と同様の効果が得られる上に、更に、次の効果も得ることができる。即ち、本実施例では、下限回転数NLで運転している運転継続時間tLを検知し、その時間tLが前記所定時間T2を超えたときにモータ4を停止させるようにしている。従って、負荷側の使用空気量が減少して設定圧力Pn以上の圧力になり、更に動力が上がる初期の段階で停止を判断するので、前記実施例1の場合よりも、圧力上昇を更に抑え、運転時間も短縮することが可能となるから、消費電力を更に抑えつつ前記モータ4やインバータ5等の電気部品の寿命低下も防止することのできる空気圧縮機を得ることができる。
According to the second embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained, and the following effects can also be obtained. That is, in the present embodiment, the operation continuation time t L during operation at the lower limit rotational speed NL is detected, and the
図7は、図5及び図6に示した本実施例2における制御動作の他の例を説明するフローチャートである。この図7に示すフローチャートにおいて、前述した図4、図6に示したフローチャートと同一符号を付したステップについては、同一或いは相当する動作をするステップであるので、それらの説明は省略し、図4、図6に示したフローチャートと異なる点について説明する。 FIG. 7 is a flowchart for explaining another example of the control operation in the second embodiment shown in FIGS. 5 and 6. In the flowchart shown in FIG. 7, the steps denoted by the same reference numerals as those in the flowcharts shown in FIGS. 4 and 6 described above are the same or corresponding steps, and thus the description thereof will be omitted. Differences from the flowchart shown in FIG. 6 will be described.
図7に示す例では、ステップS9において、前記駆動継続時間tが予め定めた設定時間T1(図5参照)を超えていなければ(NOの場合)、上述した図4及び図6の場合と同様に、ステップS10に移り、前記圧力センサ7で検出された圧力Pが前記上限圧力Poff0(図5参照)よりも大きいか否かを判定して、大きければ(YESの場合)モータ4の運転を停止させ(ステップS12)、前記上限圧力Poff0以下の場合(NOの場合)には前記ステップS4に戻る。
In the example shown in FIG. 7, in step S9, if the driving duration t does not exceed the predetermined set time T1 (see FIG. 5) (in the case of NO), the same as in the case of FIGS. 4 and 6 described above. In step S10, it is determined whether or not the pressure P detected by the
一方、前記ステップS9で、前記駆動継続時間tが予め定めた設定時間T1を超えている場合(YESの場合)、図6で説明した例ではステップS11に移って、前記圧力センサ7で検出された圧力Pが前記所定圧力Poff1よりも高いか否かを判断するステップS11を実施したが、この図7に示す例では、前記ステップS11を実施することなくステップS15に移る。このステップS15では、前記モータ4が下限回転数NLとなってからその下限回転数NLでの運転継続時間tLが予め定めた所定時間T2を超えているかどうかを判定する。そして、前記運転継続時間tLが予め定めた所定時間T2を超えている場合(YESの場合)には、前記検出圧力Pに関わらず、前記モータ4を停止させるようにしている(ステップS12)。なお、前記ステップS15において、前記運転継続時間tLが前記所定時間T2以下の場合(NOの場合)には、この例では、前記ステップS10に移る。
On the other hand, when the drive duration t exceeds the predetermined set time T1 in the step S9 (in the case of YES), in the example described in FIG. 6, the process proceeds to step S11 and is detected by the
他のステップは前述した図4或いは図6の場合と同様であるので、説明を省略する。
この例では、前述した図6の例とほぼ同様の効果が得られると共に、本例では前記ステップS11の判定をしないので、制御をよりシンプルにできる。
The other steps are the same as in the case of FIG. 4 or FIG.
In this example, substantially the same effect as the example of FIG. 6 described above can be obtained, and in this example, the determination in step S11 is not performed, so that the control can be simplified.
なお、図5〜図7に示した本実施例2では、前記ステップS15における前記運転継続時間tLは、図5に示したように、前記所定時間T1を経過した後の下限回転数NLでの運転継続時間が前記所定時間T2を超えているか否かで判定するようにしているが、これに限られるものではない。即ち、前記運転継続時間tLは、下限回転数NLになった時点からの前記下限回転数NLでの運転継続時間としても良く、前記モータ4の駆動継続時間tが前記所定時間T1を経過後に、前記運転継続時間tLが前記所定時間T2を超えていれば、その時点でモータ4を停止させるようにしても良い。このようにすれば、前記所定時間T1を経過後に、より早くモータ4を停止させることができるから、更なる省エネルギー効果を得ることができる。
In the second embodiment shown in FIGS. 5 to 7, the operation continuation time t L at the step S15, as shown in FIG. 5, at the lower limit rotation speed NL of after the lapse of the predetermined time T1 The operation continuation time is determined based on whether or not the predetermined time T2 is exceeded, but is not limited thereto. That is, the operation continuation time t L may be the operation continuation time at the lower limit rotation speed NL from the time when the lower limit rotation speed NL is reached, and after the drive time t of the
以上述べたように、本発明の各実施例によれば、負荷側での圧縮空気の使用量が少なくなった場合でも十分な省エネルギー効果を得ることのできる空気圧縮機とすることができる効果がある。 As described above, according to each embodiment of the present invention, there is an effect that an air compressor capable of obtaining a sufficient energy saving effect even when the amount of compressed air used on the load side is reduced can be obtained. is there.
1:空気圧縮機、
2:筐体、
3:圧縮機本体、
4:モータ、
5:インバータ、
6:貯留タンク(空気タンク)、6a:配管、
7:圧力センサ、
8:制御装置(制御基板)、
9:ディスプレイ、
10:電源、
11:配管。
1: air compressor,
2: Housing,
3: Compressor body,
4: Motor,
5: Inverter
6: Storage tank (air tank), 6a: Piping,
7: Pressure sensor,
8: Control device (control board),
9: Display,
10: Power supply,
11: Piping.
Claims (11)
前記圧縮機本体を駆動するモータと、
前記圧縮機本体で圧縮された圧縮空気を貯留する貯留タンクと、
前記モータの回転数を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記貯留タンク側の圧縮空気の圧力が予め定めた下限圧力よりも低くなると前記モータを駆動させ、
前記貯留タンク側の圧縮空気の圧力が予め定めた上限圧力よりも高くなると前記モータを停止させ、
前記モータの駆動継続時間が予め定めた所定時間T1を超え、且つ前記貯留タンク側の圧縮空気圧力が、前記上限圧力より低く前記下限圧力より高い予め定めた所定圧力よりも高くなった場合には、前記モータを停止させるように制御する
ことを特徴とする空気圧縮機。 A compressor body for compressing air;
A motor for driving the compressor body;
A storage tank for storing compressed air compressed by the compressor body;
A control device for controlling the rotational speed of the motor;
The controller is
When the pressure of the compressed air on the storage tank side is lower than a predetermined lower limit pressure, the motor is driven,
When the pressure of the compressed air on the storage tank side becomes higher than a predetermined upper limit pressure, the motor is stopped,
When the driving duration of the motor exceeds a predetermined time T1 and the compressed air pressure on the storage tank side is higher than a predetermined pressure lower than the upper limit pressure and higher than the lower limit pressure The air compressor is controlled so as to stop the motor.
前記圧縮機本体を駆動するモータと、
前記圧縮機本体で圧縮された圧縮空気を貯留する貯留タンクと、
前記モータの回転数を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記貯留タンク側の圧縮空気の圧力が予め定めた下限圧力よりも低くなると前記モータを駆動させ、
前記貯留タンク側の圧縮空気の圧力が予め定めた上限圧力よりも高くなると前記モータを停止させ、
前記モータの駆動継続時間が予め定めた所定時間T1を超え、且つ前記モータが下限回転数となってからその下限回転数での運転継続時間が予め定めた所定時間T2も超えた場合には、前記モータを停止させる
ことを特徴とする空気圧縮機。 A compressor body for compressing air;
A motor for driving the compressor body;
A storage tank for storing compressed air compressed by the compressor body;
A control device for controlling the rotational speed of the motor;
The controller is
When the pressure of the compressed air on the storage tank side is lower than a predetermined lower limit pressure, the motor is driven,
When the pressure of the compressed air on the storage tank side becomes higher than a predetermined upper limit pressure, the motor is stopped,
When the driving duration time of the motor exceeds a predetermined time T1 and the driving duration time at the lower limit speed after the motor reaches the lower limit speed exceeds a predetermined time T2. An air compressor characterized by stopping the motor.
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