JP5977934B2 - 染毛剤組成物 - Google Patents
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本発明の有効成分である緑茶多糖体(Green Tea Polysaccharides)は、緑茶(camellia sinensis)から由来する植物分類学上ツバキ目(theales)、ツバキ属(camellia)に属する木本性常緑樹であって、免疫機能、抗放射性、抗血液凝固、抗癌、抗HIV及び血糖降下作用などが報告されている。
上記少糖類は、オリゴ糖とも言い、単糖類がグリコシド結合をしたもので、2個の単糖よりなる二糖類から10個の単糖よりなる十糖類までの糖類を総称する。糖蛋白質と糖脂質においてその糖成分は、大部分少糖類に属する。より具体的に、本発明の一実施例において、上記少糖類は、ラクトース(lactose)、スクロース(sucrose)、またはマルトース(maltose)であることができる。本発明の他の一実施例において、上記少糖類は、三糖類であるラフィノース(raffinose)、または四糖類であるスタキオース(stachyose)を含むことができる。
第一に、緑茶多糖体、ヒノキ多糖体、シャクヤク、蓮根及び旱蓮草よりなる群から選択された1種以上の天然成分と、炭水化物、炭水化物の誘導体またはこれらの混合物と、酸化染料前駆体、カプラー、アルカリ剤、及び酸化防止剤とを含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とで構成された染毛剤セットであり、
第二に、酸化染料前駆体、カプラー、アルカリ剤、酸化防止剤を含有する第1剤と、
緑茶多糖体、ヒノキ多糖体、シャクヤク、蓮根及び旱蓮草よりなる群から選択された1種以上の天然成分と、炭水化物、炭水化物の誘導体またはこれらの混合物と、酸化剤とを含有する第2剤とで構成された染毛剤セットであり、
第三に、酸化染料前駆体、カプラー、アルカリ剤、酸化防止剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤との混合物に、緑茶多糖体、ヒノキ多糖体、シャクヤク、蓮根及び旱蓮草よりなる群から選択された1種以上の天然成分と、炭水化物、炭水化物の誘導体またはこれらの混合物とを含有する染毛剤セットがあり、
最後に、上記3種類の染毛剤セットに、緑茶多糖体、ヒノキ多糖体、シャクヤク、蓮根及び旱蓮草よりなる群から選択された1種以上の天然成分と、炭水化物、炭水化物の誘導体またはこれらの混合物とを含有する第3剤の混合添加剤がさらに含まれた染毛剤セットがその例である。
a)本発明によるケラチン繊維の酸化染色用染毛剤組成物を水と混合する段階。
上記酸化染色用染毛剤を水と1:2〜1:20の比率で混合して使用することができるが、その混合比率は特に限定されない。
b)上記水と混合させた染毛剤を、染色しようとする毛髪100重量部を基準にして、20〜30重量部の量で毛髪に塗布する段階。
c)塗布した後、毛髪を毛髪保護フィルムで取り囲み、常温で10〜30分間放置し、染色された毛髪をリンス剤及びシャンプー剤で洗浄し、乾燥させる後処理段階。
溶媒抽出工程で乾燥緑茶葉を粉砕し、ふるい分級処理して製造された緑茶粉末(d50=100〜100μm)10kgを95%(v/v)エタノール150Lに分散し、常温で撹拌して製造された混合液を遠心分離し、葉緑素及び低分子量のポリフェノールが除去された緑茶残渣を回収した。上記回収された残渣は、上記溶媒抽出工程を1回繰り返した後、乾燥した。上記溶媒抽出工程で葉緑素及び低分子量ポリフェノールを除去した緑茶粉末に水125Lを添加し、35℃で7時間撹拌し、熱水抽出を進行した。得られた緑茶多糖体抽出液は、フィルタープレス機器を利用して濾過及び回収した後、初期体積の1/10となるように62℃で減圧濃縮した。引き続いて、上記緑茶多糖体濃縮液を限外濾過(分子量CUT OFF:30,000ダルトン)し、低分子量の遊離タンパク質を除去し、最終限外濾過濃縮液の5倍体積のエタノールを100mL/minの速度で徐々に加え、エタノール沈殿反応を進行した。沈殿された緑茶多糖体を45℃で真空乾燥し、パウダー形態の緑茶多糖体250gを得た。
乾燥ヒノキ葉10kgを洗浄した後、水20Lを添加し、常温で24時間撹拌抽出した。得られた抽出液は、フィルタープレス機器を利用して濾過及び回収した後、初期体積の1/10となるように50℃で減圧濃縮した。引き続いて、上記濃縮液を限外濾過(分子量CUT OFF:30,000ダルトン)し、低分子量の遊離タンパク質を除去し、最終限外濾過濃縮液の5倍体積のエタノールを100mL/minの速度で徐々に加え、エタノール沈殿反応を進行した。沈殿されたヒノキ多糖体を45℃で真空乾燥し、パウダー形態のヒノキ多糖体430gを得た。
シャクヤク5kgをよく乾燥した後、36〜39μmの平均粒子サイズで粉砕機で粉砕し、シャクヤク粉末を得た。本発明では、染毛剤との混合容易性などを考慮して、36〜39μmサイズの粉末を使用したが、このサイズの粒子に限定されず、これより小さいかまたは大きい粉末をも使用することができる。
乾燥した蓮根5kgを36〜39μmの平均粒子サイズで粉砕機で粉砕し、蓮根粉末を得た。本発明では、染毛剤との混合容易性などを考慮して、36〜39μmサイズの粉末を使用したが、このサイズの粒子に限定されず、これより小さいかまたは大きい粉末をも使用することができる。
旱蓮草5kgをよく乾燥した後、36〜39μmの平均粒子サイズで粉砕機で粉砕し、旱蓮草粉末を得た。本発明では、染毛剤との混合容易性などを考慮して、36〜39μmサイズの粉末を使用したが、このサイズの粒子に限定されず、これより小さいかまたは大きい粉末をも使用することができる。
下記表1〜4の組成で第1剤、第2剤及び混合添加剤(第3剤)を製造した。
上記実施例1、4〜6及び11、参考例2、3及び7〜10、並びに比較例1の染毛剤組成物の染着力を評価するために、上記表1の実施例1、4〜6及び11、参考例2、3及び7〜10、並びに比較例1の第1剤組成物と、上記表2の第2剤酸化剤組成物とを1:1比率で混合した後、毛髪重さの2倍量を取って、長さ12cmの実験用ヒト毛髪に均一に塗布した。上記実施例12及び13は、比較例1の染毛剤と上記表2の第2剤酸化剤組成物とを60g:60gの比率で混合する時、上記表3〜4の第3剤の混合添加剤それぞれを1g、5mLずつ一緒に混合したものであって、混合後、毛髪重さの2倍となる量を取って、長さ12cmの実験用ヒト毛髪に均一に塗布した。
実施例1、4〜6及び11〜13、参考例2、3及び7〜10、並びに比較例1で染色した毛髪をシャンプー液に入れた後、シェカー(shaker)を利用して30分間200rpmの速度で攪拌した後、流れる水に1分間洗浄し、ヘアードライヤーで乾燥した。乾燥後、色差計を利用してL*値を測定し、表4の明度値との差異であるΔL*値を利用して色相持続性を評価した。ΔL*値が小さいほど色相持続性に優れていることを意味する。結果は、下記表6に示した。
上記実施例1、4〜6及び11〜13、参考例2、3及び7〜10、並びに比較例1の組成物の毛髪損傷感を評価するために、上記実施例1、4〜6及び11〜13、参考例2、3及び7〜10、並びに比較例1の組成物を利用して染色した毛髪を専門パネル5名が下記基準によって評価し、その結果を下記表7に示した。
Claims (6)
- 酸化染料前駆体、カプラー、アルカリ剤、水溶性抗酸化剤及び還元剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを含有すると共に、当該第1剤、第2剤またはこれらの混合物に対して、有効成分として、緑茶多糖体と、単糖類及び少糖類からなる群から選択された1種以上とを含有することを特徴とする染毛剤組成物。
- 前記単糖類は、ラムノース、グルコース、ガラクトース、フルクトースまたはキシロースであることを特徴とする請求項1に記載の染毛剤組成物。
- 前記少糖類は、ラクトース、スクロースまたはマルトースであることを特徴とする請求項1に記載の染毛剤組成物。
- 前記緑茶多糖体は、葉緑素、低分子量ポリフェノール及び30,000ダルトン以下の低分子量の遊離タンパク質を含まないものであることを特徴とする請求項1に記載の染毛剤組成物。
- 前記組成物は、酸化染料前駆体、カプラー、アルカリ剤、水溶性抗酸化剤及び還元剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の染毛剤組成物。
- 前記組成物は、pHが6〜12であることを特徴とする請求項5に記載の染毛剤組成物。
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