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JP5950837B2 - アスファルト舗装機械 - Google Patents

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JP5950837B2 JP2013008725A JP2013008725A JP5950837B2 JP 5950837 B2 JP5950837 B2 JP 5950837B2 JP 2013008725 A JP2013008725 A JP 2013008725A JP 2013008725 A JP2013008725 A JP 2013008725A JP 5950837 B2 JP5950837 B2 JP 5950837B2
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Description

本発明はアスファルト舗装機械に関するものであり、特に、機械のオペレータに対してアスファルト合材から発散する有害な煙霧(ヒューム)の影響を低減させることが可能な煙霧減少装置を備えるアスファルト舗装機械に関するものである。
従来、アスファルト合材を施工基面上に敷設して硬い道路表面を形成するのに、アスファルトフィニッシャ等のアスファルト舗装機械が使用されている。
一般に、この種のアスファルト舗装機械は、後側上部に運転席を設けたオペレータステーションを有する舗装機本体と、該舗装機本体の前側に配設された合材を収容する合材ホッパーと、該舗装機本体内に設けられて前記合材ホッパー内のアスファルト合材を該舗装機本体の後側へ搬送するフィーダと、該フィーダにより送られて来たアスファルト合材を前記舗装機本体の後側で施工基面(舗装面)上に撒き拡げるスクリュースプレッダと、該スクリュースプレッダで撒き拡げられたアスファルト合材を所定の厚さに引き均すスクリード等を備え、前記合材ホッパー内のアスファルト合材を前記フィーダで前記スクリュースプレッダ上へ搬送し、そのアスファルト合材を該スクリュースプレッダにて施工基面上に所定の舗装幅で均一に敷き並べた後、前記スクリードにより所定の厚さに敷き均すようになっている。
このようなアスファルト合材を使用するアスファルト舗装機械での欠点は、アスファルト合材が加熱されたときに、アスファルト合材中に含まれる石油蒸留生成物が悪臭等を有する煙霧を発生することにある。また、この煙霧には、窒素、硫黄、ベンゼン、及び他の炭化水素物質を含んでいる。これら物質の多くは、アスファルト舗装機械の極近くで長時間過ごす、アスファルト舗装機械を運転しているオペレータの身体に害を及ぼす虞がある。また、そのオペレータに向かう煙霧の多くは、舗装機本体の後面とスクリードの前面との間に設けられるスクリュースプレッダの上部隙間からのものである。
そこで、従来、舗装機本体の後面とスクリードの前面との間の隙間の略全体を塞ぐようにして、すなわちスクリュースプレッダの上側全体を覆い被せるようにして大きなフードを取り付けるとともに、そのフードの内側に吸い込み口を有する排煙装置を設け、舗装機本体の後面とスクリードの前面との間の隙間領域内に発散された煙霧をフードで捕捉し、捕捉した煙霧を排煙装置でオペレータの離れた位置に送って大気中に消散させ、オペレータへの煙霧の影響を少なくなるようにしたアスファルト舗装機械も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2001−526751号公報。
しかしながら、特許文献1に記載される技術のように、舗装機本体の後面とスクリードの前面との間に、スクリュースプレッダの上側全体を覆い被せるようにして大きなフードを取り付けているアスファルト舗装機械では、オペレータステーション上で運転操作をしているオペレータが、スクリュースプレッダによるアスファルト合材の撒き拡げ状態等を目視しようとしたとき、その大きなフードが邪魔をして目視の妨げになるという問題点があった。
そこで、舗装機本体上に座るオペレータによるスクリュースプレッダ周辺における確認作業を妨げずに、オペレータ側に流れる煙霧を低減することが可能な煙霧減少装置を備えるアスファルト舗装機械を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、後側上部にオペレータステーションを有する舗装機本体と該舗装機本体の後方に配設されたスクリードの間を通る煙霧を捕捉し、前記オペレータステーションに向かう煙霧を減少させる煙霧減少装置を備えるアスファルト舗装機械において、前記煙霧減少装置は、前記舗装機本体の後面に吸い込み口を設けると共に前記オペレータステーションから離れた位置に排出口を設けてなる排煙ダクトと、前記吸い込み口から前記煙霧を前記排煙ダクト内に強制的に吸い込み、前記排出口から強制的に排出する強制空気流を生成するファンと、下面に煙霧捕捉用開口を設けて前記吸い込み口の上側を覆い、前記舗装機本体の後面に前記スクリードの前面側に突出して設けられたフードと、を備え、前記フードは、屋根にフード内部へ通じるスリットを設けてなるアスファルト舗装機械を提供する。
この構成によれば、ファンが駆動されて強制空気流が生成されると、フード内の空気が吸い込み口から排煙ダクト内に順次吸い込まれて、フード内側が負圧になる。したがって、フードが取り付けられた舗装機本体の後面とスクリードの間を通過してオペレータステーション側に流れようとする煙霧は、フードとスクリードの間を通過するとき、負圧状態にあるフード内に下面の煙霧捕捉用開口から吸い込まれる。また、煙霧捕捉用開口の部分で吸い込まれずに、フードの屋根側に向かった一部の吸い残しの煙霧は、その屋根伝いにスリット側に向かい、そのスリットを通ってフード内に吸い込まれる。これらフード内に吸い込まれた煙霧は、さらに強制空気流に乗って吸い込み口から排煙ダクト内に入り、オペレータステーションから離れた位置に設けられている排出口から大気中に放出される。
これにより、舗装機本体の後面とスクリードとの間の隙間を通過してオペレータステーション側へ直接流れる煙霧の量は激減され、オペレータに対する煙霧の悪影響を減少させることができる。このようにして、フードの屋根にスリットを設けることによって煙霧の回収率を上げることができるので、従来使用していたような大きなフードではなく、小さなフードで、特にオペレータが全体を視認できるように幅方向に細長いフードで対応することが可能になる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、上記フードは、モータの一部が左右両側に突出して設けられているスプレッダアームと隣り合わせで、かつ前記モータの突出部分を包括する上部位置に、上記舗装機本体の後面上部から上記スクリード側に向かって略水平に延びるようにして設けられた第1のフードと、前記スプレッダアームと反対側の位置で前記第1のフードと隣り合わせで前記舗装機本体の後面上部から前記スクリード側に向かって斜め下方に突出して設けられた断面概略三角形をした第2のフードとでなり、上記スリットは、前記第1のフードの水平な屋根面と前記第2のフードの斜め下方に突出した屋根との段差により形成されているアスファルト舗装機械を提供する。
この構成によれば、第1のフードは、舗装機本体の後面上部からスクリード側に向かって略水平に延び、スプレッダアームに取り付けられたモータの上方に設けられている。したがって、スプレッダアームを上方に移動させたときに、スプレッダアームの左右両側に突出しているモータの一部が、第1フードとぶつかるまでの距離を大きく取ることができ、スプレッダアームの操作がし易くなる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、前記排煙ダクト内には、該排煙ダクト内を通過する前記煙霧中に含まれる浮遊粒子状物質等の煤塵を収集除去する集塵手段を配設してなるアスファルト舗装機械を提供する。
この構成によれば、煙霧減少装置の排煙ダクト内に吸引された煙霧は、排煙ダクト内を通過するとき、煙霧中に含まれる浮遊粒子状物質等の有害な煤塵が集塵手段により収集除去され、その後、排出口を通して大気中に消散されるので、大気汚染の防止が図れる。
請求項1記載の発明は、舗装機本体の後面からスクリード側に突出して設けられるスクリードを小形化することができるので、フードがオペレータの視界の邪魔になるのを少なくすることができる。したがって、オペレータは、舗装機本体の後面とスクリードの前面との間での、スクリュースプレッダによるアスファルト合材の撒き拡げ状態や周辺の状況を瞬時に見て判断することができるので、作業性の向上が期待できる。
請求項2記載の発明は、スプレッダアームの左右両側に突出しているモータの一部がフードとぶつかるまでの距離が大きく取れるので、スプレッダアームを大きく動かすことが可能になり、請求項1の発明の効果に加えて、スプレッダアームの設計の自由度が増す効果が期待できる。
請求項3記載の発明は煙霧内に含まれる浮遊粒子状物質等の有害な煤塵を集塵手段により収集除去した後、排出口を通して大気中に消散されるので、請求項1及び2の発明の効果に加えて、大気汚染の防止が図れるとともに、さらに作業環境の改善が図れる。
本発明の実施形態に係るアスファルト舗装機械の側面図。 スクリードの前面側から見た舗装機本体の後側面概略構成図。 同上アスファルト舗装機械のフードを示す斜視図。 図3のA−A線断面に相当し、煙霧減少装置の動作説明する図。
本発明は、舗装機本体上で作業をするオペレータがスクリュースプレッダ周辺の状態を確認するための作業を妨げることなく、オペレータに影響を及ぼす煙霧を低減することが可能なアスファルト舗装機械を提供するという目的を達成するために、後側上部にオペレータステーションを有する舗装機本体と該舗装機本体の後方に配設されたスクリードの間を通る煙霧を捕捉し、前記オペレータステーションに向かう煙霧を減少させる煙霧減少装置を備えるアスファルト舗装機械において、前記煙霧減少装置は、前記舗装機本体の後面に吸い込み口を設けると共に前記オペレータステーションから離れた位置に排出口を設けてなる排煙ダクトと、前記吸い込み口から前記煙霧を前記排煙ダクト内に強制的に吸い込み、前記排出口から強制的に排出する強制空気流を生成するファンと、下面に煙霧捕捉用開口を設けて前記吸い込み口の上側を覆い、前記舗装機本体の後面に前記スクリードの前面側に突出して設けられたフードと、を備え、前記フードは、屋根にフード内部へ通じるスリットを設けたことにより実現した。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は本発明に係るアスファルト舗装機械としてのアスファルトフィニッシャを示すもので、図1はその外観側面図、図2はスクリードの前面側から見た舗装機本体の後側面図である。なお、以下の説明において、図1の左右方向左側(矢印D)をアスファルト舗装機械の前方、右側を後方とし、また上下方向を上下、紙面に垂直な方向を左右として説明する。
同図において、該アスファルトフィニッシャ11は、舗装用材料であるアスファルト合材を収容する合材ホッパー12を前側に配設した舗装機本体としての走行車体13(以下、「舗装機本体13」という)と、この舗装機本体13に左右のレベリングアーム14で牽引され、アスファルト合材を敷き均して施工基面(舗装面)を平滑に仕上げる左右で一対のスクリード15とから構成される。なお、図1中の矢印Dはアスファルトフィニッシャ11の進行方向を示す。
また、前記舗装機本体13には、合材ホッパー12内のアスファルト合材を該舗装機本体13の後側へ搬送するフィーダ(図示せず)が該舗装機本体13のほぼ全長に亘って設けられている。さらに、該舗装機本体13には、舗装機本体13の後面13aとスクリード15の前面との間に位置して(図1参照)、アスファルト合材を施工基面上に撒き拡げる左右で一対のスクリュースプレッダ16,16(図2参照)が設けられている。
このスクリュースプレッダ16,16は、上下方向に回動可能なスプレッダアーム17を介して上下方向に移動可能に取り付けられている。また、図2に示すように、スプレッダアーム17の上部には、スクリュースプレッダ16の駆動源としてのモータ18が、そのモータ18の一部を該スプレッダアーム17の左右両側に突出させた状態にして取り付けられている。
さらに、前記舗装機本体13の後側上部には、アスファルトフィニッシャ11の運転を操作するオペレータが座る運転席19,19を取り付けてなる、オペレータステーション20が設けられている。また、そのオペレータステーション20の前側上部には、該舗装機本体13の内部に搭載されているエンジン(図示せず)の排ガスを排出するための排ガス用煙突21が、上方に向かって大きく突出された状態にして設けられている。
そして、このアスファルトフィニッシャ11では、加熱されたアスファルト合材が、ダンプカーにより運ばれて来てホッパー12に積み込まれる。また、ホッパー12に積み込まれたアスファルト合材は、前記フィーダにより舗装機本体13の後方へ、スクリュースプレッダ16,16上に落下するまで送られる。スクリュースプレッダ16,16は、モータ18により駆動されるスクリュー軸の回転でスクリュー羽根16aを回転させ、前記フィーダにより送り込まれたアスファルト合材を後方のスクリード15の前部全幅(左右方向幅)に亘って均一に撒き拡げる。一方、スクリード15は、スクリュースプレッダ16,16により舗装面に撒き拡げられたアスファルト合材を敷き均して施工基面上を平滑に仕上げる。
以上は、従来から知られているアスファルトフィニッシャ11の基本構成及び動作である。次に、本発明のアスファルトフィニッシャ11の最も特徴とする構造を説明する。本発明のアスファルトフィニッシャ11の最も特徴とする構造は、図1に示すように、前記舗装機本体13と前記スクリード15との間の隙間に煙霧減少装置22を設けた点にある。この煙霧減少装置22は、前記舗装機本体13と前記スクリード15の間で発散したアスファルト合材の煙霧23(図1中に矢印でその流れを模式的に示す)が前記オペレータステーション20へ向かうのを減少させる。
更に詳述すると、前記煙霧減少装置22は、舗装機本体13の後面13aに吸い込み口24を設け、かつオペレータステーション20から離れた位置に排出口25を設けてなる排煙ダクト26と、舗装機本体13の後面13aとスクリード15の前面との間に施工基面側から前記オペレータステーション18に向かう前記煙霧23を捕捉するためのフード27と、等で構成されている。なお、前記排煙ダクト25の吸い込み口24は、図2に示すように前記スプレッダアーム17を挟んで左右に1個ずつ、合計2個設けられている。その口形状は円形であるが、四角等、自由な形状にしてよいものである。
前記フード27は、図2に示すように、前記スプレッダアーム17を挟んで左右対称な関係で左右に1個ずつ、合計2個設けられ、舗装機器本体13のほぼ左右の幅全体に亘って設けられている。
前記各フード27、27は、図2、図3に示すように、第1のフード27Aと第2のフード27Bとでなる。その中、第1のフード27Aは、スクリュースプレッダ16を回転駆動するモータ18の一部が左右両側に突出して設けられているスプレッダアーム17と隣り合わせで、かつモータ18の突出部分を包括する位置、すなわち該突出部分を覆った上方の位置に、図3及び図4に示すように屋根が舗装機本体13の後面13a上部からスクリード15側に向かって略水平に延びるようにして設けられている。他方の第2のフード27Bは、前記スプレッダアーム17と反対側の位置で、また該第1のフード27Aと隣り合わせの位置に設けられ、屋根が舗装機本体13の後面13a上部からスクリード15側に向かって斜め下方に突出して設けられ、全体として断面概略三角形をして形成されている。
また、各フード27A、27Bの下面は、煙霧捕捉用開口27cとして各々開口されている。さらに、各フード27A、27Bの後面も各々開口されており、各フード27A、27Bが舗装機本体13の後面13aに当接配置されていることによって、その後面は舗装機本体13の後面13aにより閉じられている。また、各フード27A、27Bの境の部分、すなわち隣り合わせとなった部分には、第1のフード27Aの屋根が水平方向、第2のフード27Bの屋根が斜め下方に傾いて形成されていることにより、第1のフード27Aと第2のフード27Bとの境の部分に、図2、図3に示すように、側面視V字状をしたスリット28が形成されている。そして、前記排煙ダクト26の吸い込み口24は、図2に示すように、第1のフード27Aと第2のフード27Bの境の近傍部分に設けられており、各フード27A、27Bとによって、その上部が覆われている。
一方、前記排煙ダクト26の他端側の排出口25には煙霧吐出用煙突29が取り付けられ、この煙霧吐出用煙突29が舗装機本体13の前側上部から上方に向かって大きく突出し、オペレータステーション20の運転席19に座ってアスファルトフィニッシャ11の運転を操作するオペレータが煙霧23の影響を受けにくい状態にしている。したがって、排煙ダクト26の排出口25は、実質的には煙霧吐出用煙突29の上部開口となる。
また、図1に示すように、排煙ダクト26の途中には、煙霧23を吸い込み口24から吸い込み、かつ排出口25から排出する強制空気流を排煙ダクト26内に形成するための電動または油圧型モータのファン30と、排煙ダクト26内を通過する煙霧23の中に含まれる例えば窒素、硫黄、ベンゼン、及び他の炭化水素物質等の浮遊粒子状物質の煤塵を収集除去する集塵手段31が配設されている。
次に、上記のように構成された煙霧減少装置22の作用を説明する。まず、アスファルトフィニッシャ11が駆動され、ホッパー12からフィーダにより舗装機本体13とスクリード15の間のスクリュースプレッダ16、16にアスファルト合材が送り込まれると、そのアスファルト合材がスクリュースプレッダ16,16により被舗装面に掻き拡げられる。このアスファルト合材は加熱されているので、そのアスファルト合材中に含まれる石油蒸留生成物により、悪臭を有した煙霧が舗装機本体13とスクリード15の間に発生する。
また、煙霧減少装置22のファン30が駆動されると、吸い込み口24から空気を吸い込み、排出口25を通って煙霧吐出用煙突29から排出する強制空気流が生成され、フード27内が負圧になる。したがって、フード27が取り付けられた舗装機本体13の後面13aとスクリード15の間を通過してオペレータステーション20側へ流れようとする煙霧は、フード27とスクリード15の間を通過するとき、負圧状態にあるフード27内に、下面の煙霧捕捉用開口27c、27cからそのほとんどが吸い込まれて捕捉される。ここで、フード27内に吸い込まれた煙霧23は、図4中に実線で示す。
一方、煙霧捕捉用開口27c、27cの部分で吸い込まれずに、第1のフード27A、第2のフード27Bの屋根側にそれぞれ向かった、図4中に点線で示す吸い残しの煙霧23は、その屋根伝いにスリット28側へ向かい、スリット28を通ってフード27内に吸い込まれて捕捉され、これが吸い込み口24から排煙ダクト26内に吸い込まれるとともに、オペレータステーション20から離れた位置に設けられている煙霧吐出用煙突29から大気中に放出される。
これにより、舗装機本体13の後面13aとスクリード15の間を通過してオペレータステーション20側へ直接流れる煙霧の量は激減され、オペレータに対する煙霧の悪影響を減少させることができる。このようにして、スリット28をフードの屋根、すなわち第1のフード27Aと第2のフード27Bとの間に設けることにより、煙霧の回収率を上げることができる。
また、煙霧の回収率が上がることにより、従来のアスファルトフィニッシャで設けていたような大きなフード、すなわち舗装機本体13の後面13aとスクリード15の間の隙間全体を覆うような大きさフードを設ける必要がなくなり、フードの形状を小さく、特にオペレータが全体を視認できるように幅方向に細長いフードで対応することができる。これにより、フード27とスクリード15の間の隙間を大きく確保することができ、クリュースプレッダ16によるアスファルト合材の撒き拡げ状態や、その周辺の状況をオペレータが見て瞬時に判断することができるので、作業性の向上に寄与できる。
また、第1のフード27Aを、舗装機本体13の後面13aの上部からスクリード15側に向かって略水平に延ばし、スプレッダアーム17に取り付けられたモータ18の上方に設けているので、スプレッダアーム17を上方に移動させたときに、スプレッダアーム17の左右両側に突出しているモータ18の一部が第1フード27Aとぶつかるまでの距離が大きく取れることになり、スプレッダアーム17の操作がし易くなる。
さらに、排煙ダクト25内に集塵手段39を設けて、排煙ダクト25内を通る煙霧20の中に含まれる浮遊粒子状物質等の有害な煤塵を収集除去した後、排出口24を通して大気中に消散するようにしているので、大気汚染の防止と作業環境の改善が図れる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明はアスファルト合材を使用するアスファルトフィニッシャ全般に応用できる。
11 アスファルトフィニッシャ
12 ホッパー
13 走行車体(舗装機本体)
13a 舗装機本体の後面
14 レベリングアーム
15 スクリード
16 スクリュースプレッダ
16a スクリュー羽根
17 スプレッダアーム
18 モータ
19 運転席
20 オペレータステーション
21 排ガス用煙突
22 煙霧減少装置
23 煙霧
24 吸い込み口
25 排出口
26 排煙ダクト
27 フード
27A 第1のフード
27B 第2のフード
27c 煙霧捕捉用開口
28 スリット
29 煙霧吐出用煙突
30 ファン
31 集塵手段

Claims (3)

  1. 後側上部にオペレータステーションを有する舗装機本体と該舗装機本体の後方に配設されたスクリードの間を通る煙霧を捕捉し、前記オペレータステーションに向かう煙霧を減少させる煙霧減少装置を備えるアスファルト舗装機械において、
    前記煙霧減少装置は、
    前記舗装機本体の後面に吸い込み口を設けると共に前記オペレータステーションから離れた位置に排出口を設けてなる排煙ダクトと、
    前記吸い込み口から前記煙霧を前記排煙ダクト内に強制的に吸い込み、前記排出口から強制的に排出する強制空気流を生成するファンと、
    下面に煙霧捕捉用開口を設けて前記吸い込み口の上側を覆い、前記舗装機本体の後面に前記スクリードの前面側に突出して設けられたフードと、を備え、
    前記フードは、屋根にフード内部へ通じるスリットを設けてなることを特徴とするアスファルト舗装機械。
  2. 上記フードは、モータの一部が左右両側に突出して設けられているスプレッダアームと隣り合わせで、かつ前記モータの突出部分を包括する上部位置に、上記舗装機本体の後面上部から上記スクリード側に向かって略水平に延びるようにして設けられた第1のフードと、前記スプレッダアームと反対側の位置で前記第1のフードと隣り合わせで前記舗装機本体の後面上部から前記スクリード側に向かって斜め下方に突出して設けられた断面概略三角形をした第2のフードとでなり、上記スリットは、前記第1のフードの水平屋根面と前記第2のフードの斜め下方に突出した屋根面との段差により形成されていることを特徴とする請求項1記載のアスファルト舗装機械。
  3. 前記排煙ダクト内には、該排煙ダクト内を通過する前記煙霧中に含まれる浮遊粒子状物質等の煤塵を収集除去する集塵手段を配設してなることを特徴とする請求項1記載のアスファルト舗装機械。
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