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JP5949970B1 - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】短絡用端子が検知用端子に、確実に摺動することで、接触信頼性を向上させることができる電気コネクタを提供する。【解決手段】第1電気コネクタ100は、嵌合時に、弾性的に撓んだ後に復帰して、アウターハウジング210に係止するロックアーム113を有するインナーハウジング110と、アウターハウジング210の検知用端子220との電気的接続を検知する短絡用端子120とを備えている。第2短絡用端子150は、第2検知用端子222に接触する第2接触部151と、ロックアーム113の撓みに連動して第2接触部151を進退させる第2弾性部152とを備えている。隆起部111eが、第2接触部151の進行により第2接触部151を乗り上げさせた退避位置S1で第2検知用端子222と非接触状態とすると共に、後退により退避位置S1から元の位置に復帰する第2接触部151を第2検知用端子222に摺動させる。【選択図】図11

Description

本発明は、相手側の電気コネクタとの電気的接続を検知するための端子を備えた電気コネクタに関するものである。
電気コネクタは、雄側と雌側とで、しっかり嵌合して電気信号を伝達することが重要である。特に、安全装置に使用される電気コネクタでは、不完全な嵌合状態により電気信号が伝達できないと、安全装置の作動に不具合が生じる。そのため、安全装置に使用される電気コネクタでは、本来の信号用接続端子に加えて、相手側の電気コネクタの検知用端子との電気的接続を検知する短絡用端子を備えている。更に、この検知用端子と短絡用端子との接触を確実なものとするために、安全装置に使用される電気コネクタには、相手側の電気コネクタとの嵌合時に、相手側の電気コネクタに係止するロックアームに連動して、検知用端子をワイピングと称されるセルフクリーニングする機構が形成されている。このような電気コネクタとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
図30および図31に示すように、特許文献1に記載の電気コネクタは、メスコネクタの検知用メスコンタクト1007が、オスコネクタの検知用オスコンタクト1072に接触して電気的接続を検知するものである。
検知用衝突バネ片1021の先端部1033には、検知用オスコンタクト1072に対して接触する接触部1034が形成されている。検知用オスコンタクト1072は、接触部1034が接触する接触面1075を有する。
検知用メスコンタクト1007には、接触部1034が接触面1075に対向した際に接触部1034と接触面1075との間に隙間GPが形成されるように、検知用衝突バネ片1021を弾性変形させる際に、検知用衝突バネ片1021と物理的に干渉する干渉部1050が形成されている。
検知用衝突バネ片1021と、検知用オスコンタクト1072とが接触するときには、図示しないロックアームに押圧されて、検知用衝突バネ片1021の先端部1033は干渉部1050の傾斜面1050aに接触するまで直線的に変位する。このとき、先端部1033は、干渉部1050の傾斜面1050aに沿って傾斜面1050a上を滑るように略円弧状に変位する。
メスコネクタとオスコネクタとが正規に嵌合して、ロックアームの押圧が解除されると、検知用衝突バネ片1021の先端部1033は、干渉部1050の傾斜面1050aから離れて、検知用衝突バネ片1021のバネ復元力により元の位置に向かって直線的に戻ろうとする。このときの軌跡U1を二点鎖線で示す。先端部1033の接触部1034は、軌跡U1に沿って復元し始めると共に、間もなく検知用オスコンタクト1072の接続部1072bの接触面1075に対して斜めに衝突する。
接触部1034が接触面1075に対して斜めに衝突することで、上記衝突後、接触部1034は、接触面1075に対して接触しながら接触面1075上を復元しようと、検知用衝突バネ片1021と検知用通常バネ片(図示せず)が並べられた並列方向に移動する。そして、この復元により、接触部1034が接触面1075に対して摺動することで、ワイピングする。
特開2013−175326号公報
特許文献1に記載の電気コネクタでは、検知用衝突バネ片1021の先端部1033が、干渉部1050によって高さ方向に移動しながら並列方向に横移動することで、接触面1075に対して斜めに衝突させている。しかし、接触部1034が元の位置に向かって変位するときの隙間GPの距離が大きかったり、検知用衝突バネ片1021のばね性が強かったりすると、接触部1034が元の位置に戻る際の軌跡が不安定となるおそれがあり、ワイピング効果が期待できない。特に、接触部1034が、隙間GPを移動している間に、並列方向に移動して、元の位置に、直接戻ってしまうと、接触部1034が接触面1075に摺動しないため、接触部1034によるワイピング効果が得られない。
従って、検知用衝突バネ片1021が検知用オスコンタクト1072に接触しているにも関わらず、非接触状態であると誤認するおそれがある。
そこで本発明は、端子同士が確実に摺動することで、接触信頼性を向上させることができる電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明の電気コネクタは、第一ハウジングと、前記第一ハウジングと第二ハウジングとの嵌合時に、弾性的に撓んだ後に復帰して、前記第二ハウジングに係止するロックアームと、前記第二ハウジングに設けられた第1検知用端子および第2検知用端子のそれぞれに対応して電気的に接続する第1短絡用端子および第2短絡用端子と、前記第1短絡用端子および第2短絡用端子の基端部同士を支持し、前記第一ハウジングに固定されたベース部とを備えた短絡用端子と、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが相互に嵌合する方向において前記第2短絡用端子を変位させる端子変位機構と、を備え、前記第1短絡用端子は、前記嵌合時に前記第1検知用端子に摺動する第1接触部を有し、前記第2短絡用端子は、前記第2検知用端子に接触する第2接触部と、前記ロックアームの撓みに連動して弾性変形し、前記第2接触部を前記相互に嵌合する方向において変位させる弾性部と、を備え、前記端子変位機構は、隆起部を備えており、前記ロックアームの撓みに連動して前記弾性部が弾性変形する、前記第一ハウジングが前記第二ハウジングと嵌合する前の段階においては、前記第2短絡用端子は、前記弾性部が弾性変形して前記第2接触部が前記隆起部の上に乗り上げた状態になることによって前記第2検知用端子と非接触の状態になり、前記第一ハウジングが前記第二ハウジングと嵌合して、前記ロックアームが復帰して前記第二ハウジングに係止した後の段階においては、前記第2短絡用端子は、前記弾性部が元の状態に戻り、前記第2接触部が前記隆起部から降りることによって、前記第2接触部が前記第2検知用端子と接触した状態になることを特徴とする。
本発明の電気コネクタによれば、ロックアームの撓みに連動して弾性部が弾性変形する、第一ハウジングが第二ハウジングと嵌合する前の段階においては、第2短絡用端子は隆起部の上に乗り上げた状態になることによって第2検知用端子と非接触の状態になる。次に、第一ハウジングが第二ハウジングと嵌合した後の段階においては、第2短絡用端子は隆起部から降りることによって第2検知用端子と接触した状態になる。従って、隆起部の上に乗り上げた第2短絡用端子が隆起部から降りて第2検知用端子と接触する際に、第2短絡用端子を第1短絡用端子に摺動させることができる。
前記隆起部は前記第2接触部を昇降させる傾斜面を備えることが望ましい。第2短絡用端子が隆起部に乗り上げたり降りたりする際に、隆起部による段差に引っ掛かりなく行うことができる。
前記傾斜面は平坦面であることが望ましい。傾斜面が、平坦面に形成されているため、第2接触部の進退をスムーズに行うことができる。
前記傾斜面は外側に膨出した円弧面であることが望ましい。傾斜面を円弧面とすることで、平坦面とするより、第2短絡用端子の第2接触部が乗り上がるほど傾斜が緩やかになるため、弾性部の少しの開きで接触部を大きく進行させることができる。従って、第2接触部を進行させやすくすることができる。
前記傾斜面には段差部が形成されていることが望ましい。第2接触部が進行するときに、段差部を勢い良く進行させることができ、傾斜面の後半部分に乗り上がらせることができる。
前記隆起部は前記第2検知用端子が挿入される通路の側方に配置されていると共に、前記隆起部の上面は前記第2検知用端子の厚みより高く形成されていることが望ましい。
このように隆起部が形成されていることで、第2検知用端子が第2短絡用端子の側方に位置して接触する位置にあっても、高さ方向では、第2短絡用端子を第1短絡用端子よりずれた高い位置とすることができる。
前記弾性部は逆V字形状または逆U字形状に形成され、前記第2接触部は前記弾性部の先端に設けられたことが望ましい。
弾性部が逆V字形状または逆U字形状に形成されていることで、ロックアームが撓むと、その撓みに連動して、弾性部の開きが大きくなることで先端の第2接触部を進行させたり、弾性部の開きが小さくなることで第2接触部を後退させたりすることできる。
前記第2接触部と前記第2検知用端子との接触による前記弾性部の撓み度合いを規制する保護部をさらに備えることが望ましい。
保護部が弾性部の撓み度合いを規制することで、弾性部が可塑変形してしまうことを防止することができる。
前記隆起部は前記第一ハウジングと一体的に形成されていることが望ましい。
隆起部が第一ハウジングの一部として形成されていることで、第一ハウジングを成形するときに隆起部も一緒に成形することができる。
記隆起部は、前記ベース部から前記第2接触部に向かって延びると共に、先端が折り返されて形成されていることが望ましい。
隆起部がベース部に設けられていても、第2短絡用端子を乗り上げさせたり、降ろしたりすることができる。
前記隆起部は前記第一ハウジングとは別体のものとして形成されていることが望ましい。隆起部は、第一ハウジングとは別体のものとすることができる。
本発明の電気コネクタは、隆起部の上に乗り上げた第一端子が隆起部から降りて第二端子と接触する際に、第一端子を第二端子に摺動させることができるので、第一端子が第二端子に確実に摺動し、接触信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る第1電気コネクタと第2電気コネクタとを示す斜視図である。 図1に示す第1電気コネクタの正面図である。 図2に示す第1電気コネクタのIII−III線断面図である。 図2に示す第1電気コネクタのIV−IV線断面図である。 図4に示す第1電気コネクタの短絡用端子の斜視図である。 図1に示す第2電気コネクタの正面図である。 図6に示す第2電気コネクタのVII−VII線断面図である。 図1に示す第1電気コネクタと第2電気コネクタとの嵌合動作を説明するための図であり、ロックアームの突起部と、アウターハウジングの係止用爪部とが対向した状態の第1短絡用端子側の断面図である。 図1に示す第1電気コネクタと第2電気コネクタとの嵌合動作を説明するための図であり、ロックアームの突起部と、アウターハウジングの係止用爪部とが対向した状態の第2短絡用端子側の断面図である。 図8に続く、ロックアームの突起部と、アウターハウジングの係止用爪部とが摺動した状態の第1短絡用端子側の断面図である。 図9に続く、ロックアームの突起部と、アウターハウジングの係止用爪部とが摺動した状態の第1短絡用端子側の断面図である。 図11に示す第2短絡用端子と、第2検知用端子と、隆起部との位置関係を説明するための一部拡大図である。 図10に続く、ロックアームが最下点に位置した状態の第1短絡用端子側の断面図である。 図11に続く、ロックアームが最下点に位置した状態の第2短絡用端子側の断面図である。 図14に示す第2短絡用端子と、第2検知用端子と、隆起部との位置関係を説明するための一部拡大図である。 図13に続く、ロックアームが弾性復帰した状態の第1短絡用端子側の断面図である。 図14に続く、ロックアームが弾性復帰した状態の第2短絡用端子側の断面図である。 図17に示す第2短絡用端子と、第2検知用端子と、隆起部との位置関係を説明するための一部拡大図である。 図17に示す第1電気コネクタと第2電気コネクタとの嵌合状態のXIV−XIV線断面図である。 図19に示す断面図のXX部拡大図である。 隆起部の第1変形例を示す一部拡大図である。 図21Aに示す隆起部と第2検知用端子との位置関係を説明するための一部拡大図である。 隆起部の第2変形例を示す一部拡大図である。 図22Aに示す隆起部と第2検知用端子との位置関係を説明するための一部拡大図である。 隆起部が形成されたカバー部を示す斜視図である。 図23に示すカバー部を断面図である。 図23のカバー部が装着された第1電気コネクタと第2電気コネクタとの嵌合状態を示す断面図である。 短絡用端子の第1変形例を示す斜視図である。 図26に示す短絡用端子の第2短絡用端子側の断面図である。 短絡用端子の第2変形例を示す斜視図である。 図28に示す短絡用端子の第2短絡用端子側の断面図である。 特許文献1に記載された電気コネクタの検知用メスコンタクトの斜視図である。 図30に示す電気コネクタの検知用メスコンタクトの動作を説明するための図である。
本発明の実施の形態に係る電気コネクタを図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においての「前後」という表現は、相手側の電気コネクタに挿入する側を「前」とし、その反対方向を「後」として表現したものである。また、本実施の形態では、上下の方向を、ロックアーム側を上、その反対側を下として説明している。
図1に示す雌側の電気コネクタとなる第1電気コネクタ100と雄側の電気コネクタとなる第2電気コネクタ200とは、安全装置の一例である車両のエアバッグを始動させる電気配線に使用される電気コネクタである。第1電気コネクタ100と第2電気コネクタ200は、それぞれ2本の信号用の接触端子(信号用接続端子)を有している。
まず、本実施の形態に係る電気コネクタである第1電気コネクタ100を、図面に基づいて説明する。
図2から図4に示すように、第1電気コネクタ100は、相手側の電気コネクタである第2電気コネクタ200と嵌合するインナーハウジング110(第一ハウジング)と、第2電気コネクタ200の後述する検知用端子と接触して、第2電気コネクタ200との電気的接続を検知する短絡用端子120と、雌側の信号用接続端子である雌側接触端子(図示せず)とを備えている。
インナーハウジング110は、直方体状の本体111と、この本体111の天面に形成された一対の案内部112と、嵌合状態のときに第2電気コネクタ200からの抜けを防止するためのロックアーム113とを備えた樹脂成形品である。
本体111には、短絡用端子120を配置するための端子収容室111aが形成されている。本体111の前面には、第2電気コネクタ200の後述する検知用端子を差し込むための挿入孔111bが形成されている。また、本体111の前面には、第2電気コネクタ200の雄型接触端子を差し込むための挿入孔111m(図1参照)も形成されている。
また、本体111には、検知用端子が挿入される第2短絡用端子150側の通路P1の側方に、隆起部111eが形成されている。本実施の形態では、隆起部111eは通路P1を挟んだ両側に一対形成されている。隆起部111eの高さは、検知用端子の厚みより高く形成されている。
隆起部111eの第2接触部151側の端部には、傾斜面111fが形成されている。この傾斜面111fは通路P1と同じ高さの水平面と、隆起部111eの天面と繋ぐ平坦面である。
一対の案内部112は、ロックアーム113を挟んで両側に、第2電気コネクタ200への挿抜方向に沿って、本体111の前端部から後端部まで形成されている。
ロックアーム113は、前端部113sが本体111に繋がり、本体111との間に所定の隙間111cがあり、後端部113tは自由端とすることで、前端部113sを連結部として、後端部113t側が揺動するように形成されている。ロックアーム113の前端部113sは、板ばねを介在させて本体111と接続することが可能であり、板ばねが樹脂製の場合は、本体111とロックアーム113とを一体的に形成することで、ロックアーム113の後端部113tに付勢力を持たせることができる。
ロックアーム113には、第2電気コネクタ200のアウターハウジング210との嵌合時に、弾性的に撓んで沈み込んだ後に復帰して、アウターハウジング210の係止用爪部211a(図7参照)と係合する突起部113aが形成されている。また、ロックアーム113には、中央部の短絡用端子120側に、短絡用端子120を押圧するための押圧部113bが形成されている。
図5に示すように、短絡用端子120は、1枚の金属板を打ち抜き、折り曲げ加工することで形成されている。短絡用端子120は、インナーハウジング110に固定されるベース部130と、ベース部130に並ぶようにして配置された第1短絡用端子140および第2短絡用端子150(第一端子)とを備えている。
ベース部130は、第1短絡用端子140および第2短絡用端子150の基端部に一体的に連続して支持している。ベース部130は、図3および図4に示すように、インナーハウジング110の端子収容室111aに形成されたスロット部111dに固定される。短絡用端子120は、インナーハウジング110の後端部から挿入され、ベース部130をスロット部111dに差し込んで、端子収容室111aを前方に進めて配置される。
第1短絡用端子140は、検知用端子に接触する第1接触部141と、弾性的に撓む第1弾性部142とを備えている。
第1接触部141は、第1弾性部142の先端部142aに設けられ、検知用端子側が膨出するようにV字状に折り曲げられて形成されている。
第1弾性部142は、逆V字状に形成されている。詳細には、第1弾性部142は、基端部142bがベース部130からU字状に折り曲げられて前方へ向いた後、頂部142cまで緩やかに上り傾斜となり、頂部142cから先端部142aに向かって下り傾斜となって第1接触部141に繋がっている。
第2短絡用端子150は、検知用端子に接触する第2接触部151と、ロックアーム113の撓みに連動して第2接触部151を進退させる第2弾性部152とを備えている。
第2接触部151(接触部)は、第2弾性部152の先端部152aに設けられ、検知用端子側が膨出するように折り曲げられて形成されている。
第2弾性部152(弾性部)は、第1弾性部142より頂部152cの開き度合いが小さい逆V字状に形成されている。詳細には、第2弾性部152は、基端部152bがベース部130からU字状に折り曲げられて前方へ向いた後、頂部152cまで緩やかに上り傾斜となり、頂部152cから先端部152aに向かって一旦、急激に下り傾斜となった後に、傾斜角度が変わって緩やかな傾斜になって第2接触部151に繋がっている。
第2弾性部152の頂部152cは、ロックアーム113の押圧部113bにより押圧される。
雌側接触端子は、図1に示す第1電気コネクタ200の雄側接触端子230を挟み込むようにして接触する金属薄板による板ばねを有している。雌側接触端子は、雌側接触端子の後端部で、本体111からまっすぐ突出したケーブルCと連結される。
次に、第2電気コネクタ200について、図1,図6および図7に基づいて説明する。
第2電気コネクタ200は、第1電気コネクタ100と嵌合するアウターハウジング210と、第1電気コネクタ100の短絡用端子120(図1参照)と接触して、第1電気コネクタ100との電気的接続を検知する検知用端子220と、雄側の信号用接続端子である雄側接触端子230とを備えている。
アウターハウジング210(第二ハウジング)は、矩形箱状に形成された樹脂成形品である。アウターハウジング210は、天面部211と、一対の側壁部212と、底壁部213と、奥壁部214とにより囲まれた嵌合穴215が形成されている。
天面部211の内側面には、一対の係止用爪部211aが形成されている。
係止用爪部211aは、ロックアーム113の突起部113a(図1参照)に引っ掛けるために、突起部113aの位置に対応させて嵌合穴215の開口部に形成されている。
奥壁部214には、検知用端子220が、嵌合穴215の開口部に向かって真っ直ぐに突出している。
検知用端子220は、挿抜方向に沿って延びる断面矩形状の針状端子である。検知用端子220は、基板と接続するために逆L字状に折り曲げられている。検知用端子220は、第1短絡用端子140用としての第1検知用端子221と、第2短絡用端子150用として第2検知用端子222(第二端子)とを備えている。
一対の検知用端子220(第1検知用端子221,第2検知用端子222)は、導通状態であれば、一対の検知用端子220が短絡用端子120により短絡させられていると判断でき、第1電気コネクタ100と第2電気コネクタ200との嵌合が正規な状態であると判定することができる。
図6および図7に示すように、雄側接触端子230は、検知用端子220の両側に配置されている。雄側接触端子230は、嵌合穴215に針状の接触部231が、奥壁部214から突出して形成されていると共に、奥壁部214を貫通して逆L字状に延びる信号用基板端子部232が形成されている。
次に、本実施の形態に係る第1電気コネクタ100と第2電気コネクタ200との嵌合動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
まず、第1電気コネクタ100の前部を第2電気コネクタ200の嵌合穴215に合わせて挿入して進行させる。図8および図9に示すように、インナーハウジング110を、アウターハウジング210の嵌合穴215に向かって、相互に嵌合する方向に進行させると、相対的に第2電気コネクタ200の検知用端子220がインナーハウジング110の挿入孔111bに差し込まれて、短絡用端子120へ向かって進行する。
インナーハウジング110の案内部112(図1参照)が嵌合穴215の内壁に沿って奥側へ進行することで、インナーハウジング110が嵌合穴215にまっすぐに挿入される。この状態では、ロックアーム113の突起部113aは、アウターハウジング210の係止用爪部211aと対向した状態である。
突起部113aと係止用爪部211aとが対向して、押し合っていない初期状態では、ロックアーム113の押圧部113bは、第2短絡用端子150の第2弾性部152を押圧していない状態である。また、第2短絡用端子150の第2接触部151は、隆起部111eの傾斜面111fの下部に位置している。
また、第1検知用端子221と第2検知用端子222とは、それぞれが第1短絡用端子140と第2短絡用端子150とに接触していない状態である。
係止用爪部211aの前側斜面が、突起部113aの前側斜面に突き当たった状態から、更にインナーハウジング110を進行させると、図10に示すように、第1検知用端子221は、第1短絡用端子140の第1接触部141に接触し始める。
また、図11に示すように、突起部113aが係止用爪部211aの前側斜面に摺動しながら押され、ロックアーム113が隙間111c側に押し下げられる。このときロックアーム113は、前端部113sが本体111に繋がり、後端部113tが自由端であるため、後端部113t側は前端部113sにより押し上げの付勢力を受けながら、前端部113sを支点として後端部113tが沈み込む。また、ロックアーム113の押圧部113bが隙間111c側に移動することで、押圧部113bが第2短絡用端子150の第2弾性部152の頂部152cを押圧する。
この押圧部113bによる押圧により、第2弾性部152の頂部152cの開き度合いが大きくなる。第2弾性部152の基端部152bはベース部130に接続されているため、基端部152bの反対側に位置する自由端である第2接触部151が、挿入孔111b方向へ進行する。
第2弾性部152が逆V字状に形成され、第2接触部151が第2弾性部152の先端部に設けられているため、ロックアーム113の押圧部113bが、第2弾性部152の折曲部である頂部152cを押圧することで、第2接触部151を容易に進行させることができる。また、第2弾性部152の頂部152cの開き度合いに応じて第2接触部151を進行させたり、後退させたりすることができる。
図12に示すように、第2接触部151は、隆起部111eの傾斜面111fに位置していたため、第2弾性部152の伸びと共に、第2接触部151が傾斜面111fを乗り上げ、退避位置S1まで移動する。
隆起部111eが、第2検知用端子222が挿入される通路P1の両側の側方に配置されていると共に、第2検知用端子222の厚みより高く形成されている。そのため、このときの挿入孔111bから挿入された第2検知用端子222と、第2接触部151との位置関係は、第2検知用端子222の挿入方向(以下、この方向を第1方向F1と称す。)では、第2接触部151が第2検知用端子222に接触する位置にあるが、挿入方向と直交する高さ方向(以下、この方向を第2方向F2と称す。)では、第2接触部151が第2検知用端子222との接触位置S2よりずれた高い位置にある。
従って、第2接触部151は、第2検知用端子222と非接触状態のまま退避位置S1まで移動する。
続いて、図13および図14に示すように、突起部113aと係止用爪部211aとの前側斜面同士の摺動が過ぎ、突起部113aと係止用爪部211aとの天面同士が対峙した位置にあるときが、ロックアーム113が最も撓んだ状態(ロックアーム113の押圧部113bの最下点)となる。
図13に示すように、第1短絡用端子140の第1接触部141は、インナーハウジング110とアウターハウジング210との嵌合が進むことで、第1検知用端子221を基端部側へ摺動しながら移動する。この第1接触部141と第1検知用端子221とが摺動することで、第1接触部141と第1検知用端子221とはワイピング効果を得ることができる。
図14および図15に示すように、ロックアーム113の押圧部113bが最下点に位置した状態では、第2接触部151が、傾斜面111fの退避位置S1に位置している。第2接触部151は、第2検知用端子222と非接触状態のまま傾斜面111fを乗り上げているため、退避位置S1に位置した状態でも、第2検知用端子222と非接触状態である。
続いて、図16および図17に示すように、係止用爪部211aが突起部113aを越えると、ロックアーム113が弾性復帰することで、係止用爪部211aの後端面と突起部113aの後端面とが対面し係止する。この係止により、第1電気コネクタ100が第2電気コネクタ200から抜去されることを防止する。
更に、インナーハウジング110とアウターハウジング210との嵌合が進むことで、第1短絡用端子140の第1接触部141の接触位置は、第1検知用端子221の基端側へ摺動しながら移動する。
ロックアーム113の弾性復帰によりロックアーム113が、前端部113sを支点として後端部113tが浮き上がり、嵌合前の元の位置に戻る。ロックアーム113が元の位置に戻ることで、ロックアーム113の押圧部113bが上昇して第2短絡用端子150から離間するため、第2短絡用端子150への押圧が解除される。
押圧部113bによる押圧が解除されることで、第2短絡用端子150の第2弾性部152は、弾性復帰する。
第2弾性部152の弾性復帰により、第2弾性部152の頂部152cの開き度合いが狭くなるため、第2弾性部152の先端部152a側に位置する第2接触部151が第2弾性部152の基端部152b側に引き寄せられることで、第2接触部151が退避位置S1から嵌合前の元の位置に後退する。
第2接触部151が後退することで傾斜面111fを下り、第2方向F2における接触部151の位置が、第2検知用端子222の接触位置S2となったときに、第2接触部151は、隆起部111eの傾斜面111fから外れ、第2検知用端子222の接触位置S2を摺動する。
この第2接触部151が第2検知用端子222に摺動することで、第2接触部151と第2検知用端子222とはワイピング効果を得ることができる。
また、図19および図20に示すように、第2接触部151が第2検知用端子222上に乗り、インナーハウジング110に接触することなく、第2検知用端子222によって支持されているため、第2接触部151によってインナーハウジング110に傷をつけることを防止することができる。
このようにして、第1電気コネクタ100と第2電気コネクタ200との嵌合が完了する。
このように、本実施の形態に係る第1電気コネクタ100と第2電気コネクタ200とによれば、まず、ロックアーム113の撓みに連動して第2弾性部152が弾性変形する、インナーハウジング110がアウターハウジング210と嵌合する前の段階においては、第2短絡用端子150は隆起部111eの上に乗り上げた状態になることによって第2検知用端子222と非接触の状態になる。次に、インナーハウジング110がアウターハウジング210と嵌合した後の段階においては、第2短絡用端子150は隆起部111eから降りることによって第2検知用端子222と接触した状態になる。そのため、第2短絡用端子150を第2検知用端子222と接触する際に摺動させることができる。
従って、第2短絡用端子150や第2検知用端子222に汚れや腐食があっても、相互の摺動による摩擦によって、第2短絡用端子150や第2検知用端子222の汚れや腐食が除去されるので、第2短絡用端子150および第2検知用端子222の接触信頼性を著しく向上させることができる。
また、隆起部111eには、第2接触部151を昇降させる傾斜面111fが形成されるため、第2接触部151の進退を、隆起部111eによる段差に引っ掛かりなく行うことができる。また、傾斜面111fが、平坦面に形成されているため、第2接触部151の進退をスムーズに行うことができる。
また、隆起部111eがインナーハウジング110に形成されているため、インナーハウジング110を成形するときに、同時に隆起部111eを成形することができる。
ここで、隆起部の変形例について、図面に基づいて説明する。
例えば、図21Aおよび図21Bに示すように、隆起部111gの傾斜面111hは、外側に膨出した円弧面とすることもできる。傾斜面111hを円弧面とすることで、平坦面とするより、退避位置S1の近くで傾斜が緩やかになる。そのため、退避位置S1の近くでは、第2弾性部152の少しの開きで第2接触部151を大きく進行させることができる。従って、第2接触部151を進行させやすくすることができる。
また、図22Aおよび図22Bに示すように、隆起部111jの傾斜面111kに段差部111mが形成されている。第2接触部151の初期位置(インナーハウジング110とアウターハウジング210とが嵌合する前の状態)をこの段差部111mの位置とすることができる。
例えば、図9に示す第1電気コネクタ100の短絡用端子120において、第2接触部151の初期位置が、隆起部111eの傾斜面111fより高い位置にあるような湾曲状態の第2弾性部152であるとする。この場合、インナーハウジング110とアウターハウジング210との嵌合が進み、ロックアーム113による第2弾性部152への押圧が始まると、第2弾性部152が撓み第2接触部151が進行することで傾斜面111fに接触する。
第2接触部151が傾斜面111fに、不安定な非接触状態から接触状態になることで、傾斜面111fをまっすぐ進行せずに、ずれて進行するおそれがある。
また、図21Aおよび図21Bに示す隆起部111gの傾斜面111hが円弧面であっても、同様に、第2接触部151の初期位置が、隆起部111gの傾斜面111hより高い位置にあると、第2接触部151が傾斜面111fに、不安定な非接触状態から接触状態になることで、傾斜面111fをまっすぐ進行せずに、ずれて進行するおそれがある。
そこで、図22Aおよび図22Bに示すように、第2接触部151の初期位置が、隆起部111jの傾斜面111kの段差部111mに位置していると、第2接触部151を段差部111mに接触させた状態とすることができる。従って、第2接触部151が予め段差部111mに荷重を掛けた状態で、段差部111mを進行するので、第2接触部151を安定して、傾斜面111kの後半部分に乗り上がらせることができる。
なお、段差部111mは、図21Aおよび図21Bに示す円弧面とした傾斜面111gに形成してもよい。
図4に示す隆起部111eでは、インナーハウジング110の本体111に一体的に形成されている。隆起部111eがインナーハウジング110の一部として形成されていることで、インナーハウジング110を成形するときに隆起部111eも一緒に成形することができる。
しかし、隆起部はインナーハウジングと別体とすることもできる。隆起部をインナーハウジングと別体とした第2電気コネクタを図23から図25に基づいて説明する。なお、図25においては、図17と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図23から図25に示すように、第1電気コネクタ100xのインナーハウジング110xは、本体111xと、本体111xの前面に被せられるカバー部114とを備えている。
カバー部114は、前面114aと、前面114aから後方に向かって延びる、側壁面114b、底壁面114cおよび天井面114dとを備えている。
前面114aには、一対の検知用端子220が挿入される挿入孔111bが形成されている。側壁面114bには、本体111xに係止するために、一対のスリットに挟まれた弾性爪部114eが形成されている。天井面114dは、側部および中央部を残して、大きく矩形状に切り欠かれている。
このカバー部114には、前面114aから、一対の挿入孔111bのうち、第2検知用端子222が挿入される側の挿入孔111bを挟んだ隆起部114fが、第2検知用端子222の通路P1に沿って形成されている。この隆起部114fの形状は、図4に示す傾斜面111fが平坦面な隆起部111eと同じであるが、図21Aに示すように、傾斜面111hを円弧面とした隆起部111gとしたり、または図22Bに示すように、傾斜面111kに段差部111mを形成した隆起部111jとしたりすることができる。
このようにして、隆起部114fをインナーハウジング110xと別体として形成することもできる。
次に、短絡用端子の変形例について、図面に基づいて説明する。なお、図26および図27においては、図5と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図26および図27に示すように、短絡用端子160は、第1短絡用端子140と第2短絡用端子150とが並ぶ方向のベース部130の両端部に、側壁部161が立設されている。
側壁部161には、第1短絡用端子140の第1弾性部142、第2短絡用端子150の第2弾性部152が、検知用端子220(第1検知用端子221,第2検知用端子222)が不正な挿入姿勢で挿入されたときに、過大に撓まないように、第1保護部162が形成されている。
第1保護部162(保護部)は、側壁部161からそれぞれ、第1弾性部142と第2弾性部152との上方に、第1弾性部142と第2弾性部152の開き方向を阻止するように突き出した板状体である。
このような第1保護部162が短絡用端子160に形成されていることで、検知用端子220の先端が、第1弾性部142または第2弾性部152の方向へ向き、第1弾性部142または第2弾性部152を押し上げて拡げる方向に挿入され、第1弾性部142および第2弾性部152が大きく撓み開いても、第1弾性部142および第2弾性部152が第1保護部162に接触して撓み度合いが規制される。従って、第1弾性部142または第2弾性部152が広がり過ぎて可塑変形してしまうことを防止することができる。
また、ベース部130には、第1接触部141および第2接触部151側の端部に、第2保護部163が形成されている。
第2保護部(保護部)163は、第1弾性部142と第2弾性部152の下方に位置し、ベース部130からそれぞれ、第1弾性部142と第2弾性部152に向かって上方に突き出した板状体である。
このような第2保護部163が短絡用端子160に形成されていることで、検知用端子220の先端が、ベース部130側へ向き、検知用端子220の軸部が第1弾性部142または第2弾性部152を大きく撓ませ拡げても、検知用端子220が第2保護部163に接触することで、第1弾性部142および第2弾性部152の撓み度合いが規制される。従って、第1弾性部142または第2弾性部152が広がり過ぎて可塑変形してしまうことを防止することができる。
このように、検知用端子220が不正な姿勢で挿入されても、第1保護部162および第2保護部163が、第1弾性部142および第2弾性部152のばね性を維持することができる。
ここで、第1保護部162を備えつつ、隆起部を備えた短絡用端子を図面に基づいて説明する。なお、図28および図29においては、図26および図27と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図28および図29に示すように、短絡用端子160xは、ベース部130xの第2短絡用端子150側がベース部130xから第2接触部151に向かって延びると共に、先端が折り返されていることで形成された隆起部131が形成されている。
隆起部131は、帯状の板材を、先端部を垂直に立ち上げた後に、基端部に折り曲げて、直角三角形状に形成することで、斜辺を傾斜面131aとするものである。
この隆起部131は、嵌合時に、第2接触部151が進行して傾斜面131aを乗り上げる位置に配置するために、矩形板状の接続部132を介してベース板133に繋がっている。
このように、短絡用端子160xをインナーハウジング110(図4参照)に取り付けるためのベース部130xに、隆起部131を形成しても、嵌合時に、第2接触部151を第2検知用端子222(図18参照)と非接触状態で、隆起部131の退避位置S1に乗り上げさせると共に、第2接触部151の後退により退避位置S1から元の位置に復帰させ、この復帰により第2接触部151を第2検知用端子222に摺動させることができる。
なお、本実施の形態に係る第2短絡用端子150の第2弾性部152が逆V字形状に形成されているが、ロックアーム113に押圧されて、第2弾性部の頂部の開き度合いが拡がればよいので、第2弾性部は逆U字形状とすることもできる。
本発明は、電気信号を導通する電線の接続手段として、自動車産業、電気電子機器産業あるいは各種機械産業などの分野において広く利用される電気コネクタに好適である。特に、本発明は、安全装置に使用される電気コネクタに最適である。
100,100x 第1電気コネクタ(電気コネクタ)
110,110x インナーハウジング(第一ハウジング)
111,111x 本体
111a 端子収容室
111b 挿入孔
111c 隙間
111d スロット部
111e,111g,111j 隆起部(端子変位機構)
111f,111h,111k 傾斜面
111m 挿入孔
112 案内部
113 ロックアーム
113a 突起部
113b 押圧部
113s 前端部
113t 後端部
114 カバー部
114a 前面
114b 側壁面
114c 底壁面
114d 天井面
114e 弾性爪部
114f 隆起部(端子変位機構)
120 短絡用端子
130,130x ベース部
131 隆起部(端子変位機構)
131a 傾斜面
132 接続部
133 ベース板
140 第1短絡用端子
141 第1接触部
142 第1弾性部
142a 先端部
142b 基端部
142c 頂部
150 第2短絡用端子(第一端子)
151 第2接触部(接触部)
152 第2弾性部(弾性部)
152a 先端部
152b 基端部
152c 頂部
160,160x 短絡用端子
161 側壁部
162 第1保護部(保護部)
163 第2保護部(保護部)
200 第2電気コネクタ
210 アウターハウジング(第二ハウジング)
211 天面部
211a 係止用爪部
212 側壁部
213 底壁部
214 奥壁部
215 嵌合穴
220 検知用端子
221 第1検知用端子
222 第2検知用端子(第二端子)
230 雄側接触端子
231 接触部
232 信号用基板端子部
S1 退避位置
S2 接触位置
P1 通路
F1 第1方向
F2 第2方向

Claims (11)

  1. 第一ハウジングと、
    前記第一ハウジングと第二ハウジングとの嵌合時に、弾性的に撓んだ後に復帰して、前記第二ハウジングに係止するロックアームと、
    前記第二ハウジングに設けられた第1検知用端子および第2検知用端子のそれぞれに対応して電気的に接続する第1短絡用端子および第2短絡用端子と、前記第1短絡用端子および第2短絡用端子の基端部同士を支持し、前記第一ハウジングに固定されたベース部とを備えた短絡用端子と、
    前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが相互に嵌合する方向において前記第2短絡用端子を変位させる端子変位機構と、
    を備え、
    前記第1短絡用端子は、前記嵌合時に前記第1検知用端子に摺動する第1接触部を有し、
    前記第2短絡用端子は、前記第2検知用端子に接触する第2接触部と、前記ロックアームの撓みに連動して弾性変形し、前記第2接触部を前記相互に嵌合する方向において変位させる弾性部と、を備え、
    前記端子変位機構は、隆起部を備えており、
    前記ロックアームの撓みに連動して前記弾性部が弾性変形する、前記第一ハウジングが前記第二ハウジングと嵌合する前の段階においては、前記第2短絡用端子は、前記弾性部が弾性変形して前記第2接触部が前記隆起部の上に乗り上げた状態になることによって前記第2検知用端子と非接触の状態になり、前記第一ハウジングが前記第二ハウジングと嵌合して、前記ロックアームが復帰して前記第二ハウジングに係止した後の段階においては、前記第2短絡用端子は、前記弾性部が元の状態に戻り、前記第2接触部が前記隆起部から降りることによって、前記第2接触部が前記第2検知用端子と接触した状態になることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記隆起部は前記第2接触部を昇降させる傾斜面を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記傾斜面は平坦面であることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記傾斜面は外側に膨出した円弧面であることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
  5. 前記傾斜面には段差部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
  6. 前記隆起部は前記第2検知用端子が挿入される通路の側方に配置されていると共に、前記隆起部の上面は前記第2検知用端子の厚みより高く形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載の電気コネクタ。
  7. 前記弾性部は逆V字形状または逆U字形状に形成され、
    前記第2接触部は前記弾性部の先端に設けられたことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  8. 前記第2接触部と前記第2検知用端子との接触による前記弾性部の撓み度合いを規制する保護部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  9. 前記隆起部は前記第一ハウジングと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  10. 記隆起部は、前記ベース部から前記第2接触部に向かって延びると共に、先端が折り返されて形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  11. 前記隆起部は前記第一ハウジングとは別体のものとして形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
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