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JP5948629B2 - 人工膝関節 - Google Patents

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Description

本発明は、人工膝関節に関するものである。
膝関節が変形性膝関節症、関節リウマチ、骨腫瘍を罹患したり、外傷等を負った場合には、大腿骨と脛骨の関節部の損傷を受けた部分を切除し、この部分を人工膝関節(膝イン プラント)で置換することが行われている。この人工膝関節は、従来からあるように、大腿骨における内外二つの顆部に該当する顆を有する大腿骨側コンポーネントと、この二つの顆を回転及び摺動(以下、これを転動という)可能に受ける半月板に相当する関節面が形成された脛骨コンポーネントとからなる。この場合、膝関節を挟む大腿骨と脛骨には種々の靱帯がつながっており、膝関節の運動に関与している。
中でも、前十字靱帯と後十字靱帯とからなる十字靱帯は膝関節の中枢を通っていること から、手術時にこれを温存(未切除)すると、手術のときに邪魔になるし、膝の開き(屈曲)が悪くなって膝インプラントが挿入し難い。そこで、人工膝関節の置換手術を行うときには、少なくとも、より邪魔になる前十字靱帯については、例え、損傷度が低い場合であっても原則として切除する。
一方、後十字靱帯については、その損傷度と手術の難易を総合的に判断して切除するか温存するかを決定する。後十字靱帯の損傷度が大きい場合や手術の容易性を優先する場合は切除することが多いが、前十字靱帯と後十字靱帯を切除してしまうと、術後の膝の動きが悪くなるから、大腿骨コンポーネントと脛骨コンポーネントの後部に開口するU字形カットを形成し、後十字靱帯が健全であれば、このU字形カットの中に後十字靱帯が挿通できるようにして温存している(下記特許文献1)。
しかしながら、後十字靱帯についても、現実的には、手術の容易さを優先して切除することが多い。このような場合には、U字形カットは従来からの慣習的なものであり、あまり意味はない。一方で、前十字靱帯は脛骨の前寄りと大腿骨のやや後寄りを連結していることから、これを残すと、手術に難渋し、膝インプラントの挿入が難しいのは上記したとおりである。また、U字形カットの存在は、人工膝関節自体の形状性と強度性に制限を与えるから、実際には、ほとんどの場合で切除しているのも上記したとおりである。
特開2000−281707号公報
本発明は、前十字靱帯についてはこれを切除して人工前十字靱帯で代替して再建するものである。これにおいて、脛骨コンポーネントのほぼ中央に孔をあけてこの中に人工前十字靱帯を通すものであるから、自然の形に近いものになるし、通し易い。したがって、前十字靱帯を有する生体膝関節に近い動きができるようにしたものである。なお、前十字靱帯を再建すると、手術が難しくなるが、これについては手術手技でカバーすることになる。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、大腿骨の遠位端に装着され、内顆と外顆とを内外に配して有する大腿骨コンポーネントと、脛骨の近位端に装着され、内顆と外顆とをそれぞれ回転及び摺動可能に受ける内関節面と外関節面とを有する脛骨コンポーネントと、脛骨コンポーネントと脛骨との間に敷かれるベースとからなる人工膝関節であり、このうち、前十字靱帯を切除して人工前十字靱帯で代替した再建型の人工膝関節において、この人工前十字靱帯を大腿骨では後部表面から遠位端端面にかけて形成された孔を通して、大腿骨コンポーネントでは内顆と外顆との間に形成されて前方に延びるU字形カットを通して、脛骨コンポーネントではほぼ中心に形成された孔を通して、脛骨では近位端端面から前部表面にかけて形成された孔を通して、それぞれ連続して張り、人工前十字靭帯の両端を大腿骨と脛骨の孔の表面に固定したことを特徴とする人工膝関節を提供したものである。
また、本発明は、以上の人工膝関節において、請求項2に記載された、脛骨コンポーネントがベースを下敷きにするものであり、ベースに脛骨コンポーネントに形成された孔に連続する孔が形成されている構成、請求項3に記載された、大腿骨コンポーネントの内顆と脛骨コンポーネントの内関節面の接触部及び外顆と外関 節面の接触部のそれぞれ最下端を内外方向に結ぶジョイントラインが水平面より内側を低くして内傾している構成、
請求項4に記載した、内傾角度が1〜5°である構成を提供する
請求項1の発明は、前十字靱帯の再建型と称されるもので、前十字靱帯の損傷が大きい場合等にこれを切除してしまうものである。その代わり、紐状の人工前十字靱帯で代替させるのであるが、この場合、人工前十字靱帯を大腿骨では後部表面から遠位端端面にかけて形成された孔を通して、大腿骨コンポーネントでは内顆と外顆との間に形成されて前方に延びるU字形カットを通して、脛骨コンポーネントではほぼ中心に形成された孔を通して、脛骨では近位端端面から前部表面にかけて形成された孔を通して、それぞれ連続して張り、人工前十字靭帯の両端を大腿骨と脛骨の孔の表面に固定したものである。したがって、人工前十字靱帯の大腿骨から脛骨への張り、通しが容易であるし、生体の前十字靱帯の姿に近いものになる。さらに、脛骨コンポーネントのU字形カットを深くする必要がないから、強度を低下させない。
大腿骨コンポーネントの側面図である。 大腿骨コンポーネントの平面図である。 大腿骨コンポーネントの後面図である。 脛骨コンポーネント(温存型)の一部断面側面図である。 脛骨コンポーネント(温存型)の平面図である。 脛骨コンポーネント(温存型)の後面図である。 大腿骨インポーネントと脛骨コンポーネント(温存型)の屈伸の状況を示す側面図である。 大腿骨インポーネントと脛骨コンポーネント(温存型)の伸展の状況を示す後斜面図である。 脛骨コンポーネント(再建型)の断面側面図である。 脛骨コンポーネント(再建型)の平面図である。 脛骨コンポーネント(再建型)の後面図である。 大腿骨インポーネントと脛骨コンポーネント(再建型)の屈伸の状況を示す側面図である。 大腿骨インポーネントと脛骨コンポーネント(再建型)の伸展の状況を示す後面図である。 生体膝関節の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図14は生体の右膝を内側後方から見た斜視図であるが、上が大腿骨1で下が脛骨2である。大腿骨1の遠位端には左右に外周が凸面をした略円筒体の内側顆1aと外側顆1bとが形成されている。脛骨2の近位端にはこれら内側顆1aと外側顆1bとを転動可能に受ける凹面をした半月板である内側関節面2aと外側関節面2bとが形成されている。なお、脛骨の内側関節面2aと外側関節面2bとの間の前後中央部は顆間隆起としてやや盛り上がっている
これにおいて、両側関節面2a、2bは、両側顆1a、1bを受けるように前後に筋状に中央が窪んだ形状をしている。これら両側顆部1a、1bと両側関節面2a、2bとは十字靱帯で繋がっており、外側顆1bの内側と内側関節面2aの前方内側の中央よりに繋がっているのが前十字靱帯(ACL)3であり、内側顆1aの内側と両側関節面2a、2bの後方中央に繋がっているのが後十字靱帯(PCL)4である。これらACL3とPCL4を背面からみると交叉して十字(X字)形をしており、これが十字靱帯と称される所以である。
人工膝関節は、大腿骨1の遠位端と脛骨2の近位端に装着されるものであり、それぞれ大腿骨コンポーネント5と脛骨コンポーネント6とで構成される。図1は大腿骨コンポーネント5の側面図、図2は平面図、図3は後面図であるが、大腿骨コンポーネント5は、大腿骨1の遠位端を側面視で5角形(これに限らない)に整形し、これに大腿骨コンポーネント5の内面をあてがって装着される。この状態のとき、その前壁5Aと後壁5Bとはその内面が略平行で高く起立しており(前壁5Aの方が高い)、大腿骨1の遠位端の広い範囲を覆って一体化を強化している。
大腿骨コンポーネント5の外周面は、左右両側に内側顆1aと外側顆1bに模される内 顆5aと外顆5bを有しているが、このときの一体化をより強めるために大腿骨コンポーネント5の内面に大腿骨1に挿入される単数又は複数のペグ(図示省略)が突設されることもある。なお、大腿骨コンポーネント2は、人体に適用しても無害なチタン合金やクロームモリブデン鋼の生体適合金属で構成されている。
図4はベースを含む脛骨コンポーネント6の断面側面図、図5は平面図、図6は後面図 であるが、脛骨コンポーネント6は、脛骨2の近位端を略水平に整形し、この上に載設するのであるが、多くの場合、ベース7を敷き、ベース7の上に載せられる皿状をしたものである。なお、ベース7の裏面には脛骨2に挿入されて固定を強化するペグ8を突設したものである。また、ベース7と脛骨コンポーネント6との合せ面は表面を粗にしたり、凹凸嵌合にして固定を強化しているのが通常である。脛骨コンポーネント6は、内側関節面2aと外側関節面2bとに模される内関節面6aと外関節面6bとを有している。
この場合の内関節面6aと外関節面6bは、ともに内顆5aと外顆5bの転動が容易で位置がずれないように中央が窪んで前後に筋状をしている。なお、ベース7は、上記した金属で構成され、脛骨コンポーネント6は、相手方の大腿骨インポーネント5を構成する金属と滑り相性がよくて摩耗の少ない超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)等で構成されているのが通常である。
大腿骨コンポーネント5の内顆5aと外顆5bとの間には後部に開口するU字形カット 9(以下、カット)が形成されている。機能上は特に必要ないが、脛骨2の顆間隆起やACL3、PCL4を通したり、後記する脛骨2にポストを起立させたりするのに都合がよいからである。また、脛骨コンポーネント6の内顆6aと外顆6bとの間及びベース7にも同様にカット10、11が形成されている。これらカット9〜11は、ACL3やPCL4の干渉を避けるものであるが、上記したように人工膝関節置換手術(TKA)を行うときにはこれらACL3及びPCL4を切除することが多いから、その場合は、これらカット9〜11は多分に慣習的な面がある。
なお、図示は省略するが、脛骨コンポーネント6の内関節面6aと外関節面6bとの間 のカット11に代えてここにポストを起立させ、このポストを大腿骨コンポーネント5の内顆5aと外顆5bとの間のカット9に挿入して大腿骨コンポーネント5が横にずれるのを規制しているものもある。
本発明は、TKAのときにACL3を残すACL温存型(以下、単に温存型という)とACL3を人工前十字靱帯で代替するACL再建型(以下、単に再建型という)の人工膝関節を提供するものである。なお、PCL4についてはACL3の温存型、再建型を問わず、温存又は再建して存在させるのが好ましい(これについては後述する)。ACL3を存在させるぐらいであるから、それに伴って、手術時、その存在がACL3ほど問題とならないPCL4も温存又は再建させて存在させるのが人工膝関節の良好な動きを確保する上で好ましいからである。
温存型の人工膝関節では、上記した脛骨コンポーネント6のカット10、11を更に深く前方に延ばすのである(一点鎖線は従来のカット10〜11の端のラインである)。温存型である限り、ACL3が付着している脛骨2の前寄りの部分も未切除で残しておかなければならない。したがって、未切除の脛骨2が邪魔になるから、これをカット10、11の中に収容しておくのである。つまり、脛骨2の骨切りは、このカット10、11に合せて行われるのである。
図7はPCL3も温存した人工膝関節を装着した場合の屈伸の状態を示す側面図、図8は後斜面図であるが、脛骨コンポーネント6とベース7の略中央(大腿骨コンポーネント5のカット9と同じ位置)は前方のわずかな部分にしか存在していない(その両側は通常の形状をしている)。なお、未切除の脛骨2は顆間隆起もあって内外関節面6a,6bよりも若干高くなっているが、大腿骨コンポーネント5のカット9の中に納まっており、干渉等の問題はない。本例のベース7の前端には、脛骨2の中に刺入されるアンカー7aが下方に突出して設けられており、固定の強化を図っている。
(人工)膝関節は、大腿骨1と脛骨2とが真っ直ぐな伸展位から相対的に90°(それ以上のこともある)屈曲する屈曲位の範囲に亘って屈伸するが、このように、伸展位のときには、ACL3が縮み、PCL4が延びる。一方、屈曲位のときには、ACL3が延び、PCL4が縮む。この動きを温存又は再建したACL3、PCL4が助け、より生体に近い円滑な動きにするのである。なお、大腿骨コンポーネント5のカット9は、この人工膝関節を屈伸させるときにも、ACL3、PCL4が干渉しない程度の位置まで形成しておく。
これに伴い、脛骨コンポーネント6の強度が弱くなる虞があるが、本来、脛骨コンポーネント6は大腿骨コンポーネント5の内顆5aと外顆5bの荷重を下向きに受けるだけのものであるから、カット10、11を少々深く(長く)したとしても、強度的には問題ない。加えて、素材の強度やカット10〜11の幅及びペグ8で補うことも可能である。なお、TKA時には、ACL3を挿通させる施術が必要になるが、従来のPCL4を挿通させる手法をACL3にも適用すればよい。
これに対して再建型の人工膝関節では、上記したカット10〜11は従来のままにしておき、脛骨コンポーネント6に人工的に製作した人工前十字靱帯ACL3を挿通し、かつ、屈伸に伴う変動に支障のない程度の大きさを有する孔12をあける(ベース7も同様)。なお、PCL4は、温存型でも再建型でも従来のカット10〜11で挿通できる。図9はこの場合の脛骨コンポーネント6の断面図、図10は平面図、図11は後面図であるが、この孔12は当然にACL3が挿通する個所に斜めに形成することになる。孔12を形成するものによれば、カットを深くするものに比べて面積の減少を少なくでき、強度的に有利となる。
具体的には、側面視では、大腿骨コンポーネント5の後壁5Bから脛骨コンポーネント6(ベース7も含む。以下同じ)の前面に向かって、後面視では、大腿骨インポーネント5の外顆5bから脛骨コンポーネント6の内関節面6aに向かうことになる(概括的にはほぼ中心といってもよい)。この方向に孔12を形成すると、脛骨コンポーネント6の表面では、センターよりも外関節面6b側に寄ることになる。なお、大腿骨コンポーネント5については、温存型、再建型を問わず通常のものでよい。
TKAは、周知の方法で行えばよいが、大腿骨コンポーネント5と脛骨コンポーネント6(膝インプラント)の装着が終了した後に予め製作しておいた人工のACL3をこの孔12に通し、その両端を固定する。この固定はどのような方法であってもよいが、大腿骨1、脛骨2とも、孔12の延長を穿孔して貫通させ、その端を骨の表面に固定するのが固定が強化され、操作も容易であって好ましい。なお、人工のACL3は強靭で柔軟性があり、かつ、人体な無害な樹脂材等で製作される。
図12はPCL3を温存したACL3再建型の人工膝関節の屈伸の状態を示す側面図、図13は後面図であるが、屈伸時にACL3とPCL4が相互に伸縮するのは上記したとおりである。本例のものは、PCL4を温存しているが、損傷度が高いときには、これを切除して人工後十字靱帯4で代替して再建してもよい。この場合の素材や手術手技については、上記した人工前十字靱帯3と同じにすればよい。これによって人工膝関節がより生体の膝関節に近いスムーズな動きになるのも上記したとおりである。
ところで、内顆5aと外顆5bとは凸面をしており、内関節面6aと外関節面6bとは凹面をしていることは上記したが、この接触部の最下点を結ぶ線をジョイントラインJLと称している(図13)。ジョイントラインJLは、内外顆5a、5bが内外関節面6a 、6b上を回転するときにはほぼ同じ位置にあり、滑動するときは内外関節面6a、6bの形状に沿って平行移動するように上記した凸面と凹面に形成してある。なお、上方から見た場合、ジョイントラインJLは左右方向に向いていることになる。
本発明では、このジョイントラインJLを左右方向水平線SEAに対して内側の方を低 くして内傾させるのを好適な例とする。生体膝関節でそうなっているからであり、これで屈伸時の、特に、側副靱帯の緊張、弛緩のバランス及び屈曲時の足首の回旋の誘導が保たれる。すなわち、ジョイントラインJLを内傾させることで、人工膝関節をより生体膝関節に近い動きにできるのである。生体膝関節におけるジョイントラインJLの内傾角度は患者の大腿骨1や脛骨2の形状等による個人差もあるが、概ね1〜5°程度であり、平均で3°であることから、本発明でも3°が適する。
1 大腿骨
1a 〃 の内側顆
1b 〃 の外側顆
2 脛骨
2a 〃の内側関節面
2b 〃の外側関節面
3 前十字靱帯
4 後十字靱帯
5 大腿骨コンポーネント
5a 〃 の内顆
5b 〃 の外顆
5A 〃 の前壁
5B 〃 の後壁
6 脛骨コンポーネント
6a 〃 の内関節面
6b 〃 の外関節面
7 ベース
7a アンカー
8 ペグ
9 大腿骨コンポーネントのU字形カット
10 脛骨コンポーネントのU字形カット
11 ベースのU字形カット
12 孔

Claims (4)

  1. 大腿骨の遠位端に装着され、内顆と外顆とを内外に配して有する大腿骨コンポーネントと、脛骨の近位端に装着され、内顆と外顆とをそれぞれ回転及び摺動可能に受ける内関節面と外関節面とを有する脛骨コンポーネントと、脛骨コンポーネントと脛骨との間に敷かれるベースとからなる人工膝関節であり、このうち、前十字靱帯を切除して人工前十字靱帯で代替した再建型の人工膝関節において、この人工前十字靱帯を大腿骨では後部表面から遠位端端面にかけて形成された孔を通して、大腿骨コンポーネントでは内顆と外顆との間に形成されて前方に延びるU字形カットを通して、脛骨コンポーネントではほぼ中心に形成された孔を通して、脛骨では近位端端面から前部表面にかけて形成された孔を通して、それぞれ連続して張り、人工前十字靭帯の両端を大腿骨と脛骨の孔の表面に固定したことを特徴とする人工膝関節。
  2. 脛骨コンポーネントがベースを下敷きにするものであり、ベースに脛骨コンポーネントに形成された孔に連続する孔が形成されている請求項1の人工膝関節。
  3. 大腿骨コンポーネントの内顆と脛骨コンポーネントの内関節面の接触部及び外顆と外関 節面の接触部のそれぞれ最下端を内外方向に結ぶジョイントラインが水平面より内側を低くして内傾している請求項1又は2の人工膝関節。
  4. 内傾角度が1〜5°である請求項1〜3いずれかの人工膝関節。
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