JP5946397B2 - Infant seat hood structure - Google Patents
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Description
本発明は、乳幼児用座席の幌構造に関し、特に、乳幼児用座席に取付けられる、折り畳み可能な幌の構造に関する。 The present invention relates to a hood structure for an infant seat, and more particularly, to a foldable hood structure attached to an infant seat.
乳母車等の乳幼児座席には、乳幼児への日射等を避けるために、幌が取り付けられることが多い。また、このような幌は、必要なときにのみ広げられるように折り畳み可能とされることが好ましい。 In many cases, a hood is attached to an infant seat such as a baby carriage in order to avoid solar radiation and the like. Moreover, it is preferable that such a hood can be folded so as to be spread only when necessary.
幌を折り畳み可能とするために、下端部分が連結された2つの幌骨を連結し、2つの幌骨のなす角度を可変とするリンク機構を備えた幌が従来より存在する。このようなリンク機構は、実開平4−45174号公報(特許文献1)や、特開2010−253976号公報(特許文献2)に開示されているように、典型的には、一端が一方の幌骨に連結された第1のリンクと、一端が他方の幌骨に連結され、かつ、他端が第1のリンクに連結された第2のリンクとを含む。 In order to make the hood foldable, there has conventionally been a hood provided with a link mechanism in which two hood bones having lower end portions connected to each other and the angle formed by the two hood bones are variable. Such a link mechanism typically has one end at one end as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 4-45174 (Patent Document 1) and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2010-253976 (Patent Document 2). A first link connected to the hood bone, and a second link having one end connected to the other hood bone and the other end connected to the first link.
このようなリンク機構により幌の開閉操作を行うためには、ユーザは、リンク機構より側方に突出する操作部(操作つまみ)を上下移動させることによって、第1および第2のリンクを、直線状または屈曲した位置関係とする。 In order to open and close the hood with such a link mechanism, the user moves the operation portion (operation knob) protruding sideways from the link mechanism up and down to move the first and second links straight. It is in a positional relationship that is shaped or bent.
リンク機構により開閉を行う幌は、ラチェット機構により開閉を行う幌に比べて、幌を開いたときに、幌布を確実に張った状態で維持することができる。 The hood that is opened and closed by the link mechanism can be maintained in a state where the hood cloth is stretched reliably when the hood is opened, as compared to the hood that is opened and closed by the ratchet mechanism.
一方で、上記文献にも示されるように、リンク機構を採用する幌では、リンク機構は幌布の外側に配置される。したがって、幌の美観という観点からすれば、必ずしもユーザの要求を満たしていない場合もあると考えられる。 On the other hand, as shown in the above document, in a hood that employs a link mechanism, the link mechanism is arranged outside the hood cloth. Therefore, from the viewpoint of the beauty of the hood, it may be considered that the user's request is not always satisfied.
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、美観を向上させることのできる、乳幼児用座席の幌構造を提供することである。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a hood structure for an infant seat that can improve the aesthetic appearance.
この発明のある局面に従う乳幼児用座席の幌構造は、乳幼児用座席に取付けられる、折り畳み可能な幌の構造であって、互いの角度が可変となるよう、その下端部分が連結されている第1および第2の幌骨と、第1および第2の幌骨に渡される幌布と、第1および第2の幌骨を開状態に維持する開状態維持部材と、開状態維持部材に取付けられ、手で操作されることによって開状態を解除する操作手段とを備える。幌布は、開状態維持部材を隠す隠ぺい部と、操作手段を露出させる開口部とを有する。 A hood structure for an infant seat according to an aspect of the present invention is a foldable hood structure that is attached to an infant seat and has a lower end portion connected to each other such that the angle of the hood is variable. And a second hood bone, a hood cloth passed to the first and second hood bones, an open state maintaining member for maintaining the first and second hood bones in an open state, and an open state maintaining member. And operating means for releasing the open state when operated by hand. The hood cloth has a concealing part that hides the open state maintaining member and an opening part that exposes the operating means.
これにより、開状態維持部材が幌布によって隠されるため、幌の美観が向上される。また、操作手段は露出されるので、操作性の低下を回避できる。 Thereby, since the open state maintenance member is hidden by the hood, the beauty of the hood is improved. Further, since the operation means is exposed, it is possible to avoid a decrease in operability.
好ましくは、幌布は、隠ぺい部および開口部が設けられた外布および内布を含み、開状態維持部材は、外布および内布の間に配置される。 Preferably, the hood cloth includes an outer cloth and an inner cloth provided with a concealing portion and an opening, and the open state maintaining member is disposed between the outer cloth and the inner cloth.
好ましくは、開状態維持部材は、両端が第1および第2の幌骨に接するように配置され、第1および第2の幌骨の位置を固定することによって開状態を維持する剛性部材を含み、操作手段は、剛性部材上に設けられ、剛性部材の位置を変更するために操作される。 Preferably, the open state maintaining member includes a rigid member that is arranged so that both ends thereof are in contact with the first and second hood bones and maintains the open state by fixing the positions of the first and second hood bones. The operation means is provided on the rigid member and is operated to change the position of the rigid member.
好ましくは、開口部は、操作手段の移動方向に沿って延びるスリットである。 Preferably, the opening is a slit extending along the moving direction of the operating means.
好ましくは、隠ぺい部の裏面側に配置され、操作手段を一方端とする操作連結部に設けられたフランジ部とをさらに備える。 Preferably, it further includes a flange portion that is disposed on the back side of the concealing portion and is provided on the operation connecting portion having the operation means as one end.
好ましくは、下端部分において第1および第2の幌骨と連結され、第1および第2の幌骨間に配置される第3の幌骨をさらに備える。 Preferably, the lower end portion further includes a third hood bone that is connected to the first and second hood bones and is disposed between the first and second hood bones.
好ましくは、剛性部材は、一方端が第1の幌骨に回動可能に連結された第1のリンク部材と、一方端が第2の幌骨に回動可能に連結され、他方端が第1のリンク部材の他方端に回動可能に連結された第2のリンク部材とを有する。 Preferably, the rigid member has one end rotatably connected to the first hood bone, one end rotatably connected to the second hood bone, and the other end of the first member. And a second link member rotatably connected to the other end of the one link member.
本発明によれば、幌の美観を向上させることができる。 According to the present invention, the beauty of the hood can be improved.
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。 Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the drawings, the same or corresponding parts are denoted by the same reference numerals and description thereof will not be repeated.
(幌構造の概要について)
はじめに、本実施の形態における、折り畳み可能な幌構造の概要について説明する。
(About the outline of the hood structure)
First, an outline of a foldable hood structure in the present embodiment will be described.
図1は、本発明の実施の形態に係る幌1の外観を示す斜視図である。図2は、幌1の構造を示す側面図である。図3は、幌1の内部構造を示す斜視図である。
FIG. 1 is a perspective view showing an appearance of a
図2および図3を参照して、幌1は、互いの角度が可変となるよう、その下端部分が連結されている幌骨11,12と、幌骨11,12に渡される幌布2とを備えている。各幌骨11,12は、逆U字形状である。各幌骨11,12の一端および他端は、それぞれ連結軸10によって回動可能に連結されている。なお、本実施の形態では、幌骨11,12が互いに離れたり近づいたりする方向を「前後方向」、連結軸10間を結ぶ方向(前後方向と直交する方向)を「左右方向」として以下説明する。
2 and 3, the
幌布2は、典型的には、幌骨11,12の外側および内側をそれぞれ覆う外布21および内布22を含む。外布21および内布22は、たとえば、それぞれの外周端縁において縫い付けられている。
The
幌1は、折り畳み可能であるため、幌1には、幌骨11,12を開状態に維持するための開状態維持部材としてのリンク機構3と、リンク機構3上に取付けられた操作部4とが備えられる。リンク機構3は、その両端が、幌骨11,12に接するように配置される。リンク機構3は、幌1の両側(左右方向)に設けられており、幌骨11,12の位置を固定することによって、開状態を維持することができる。なお、リンク機構3の具体的な構造例については後述する。
Since the
操作部4は、ユーザの手で操作されることによって、リンク機構3の位置を変更する。つまり、操作部4の操作に応じて、幌骨11,12は、開状態とされたり、開状態が解除されたりする。操作部4は、たとえば、球状である。
The
なお、左右両側に設けられた2つのリンク機構3の動作が連動するように構成すれば、操作部4は、幌1の一方側にのみ設けられていてもよい。
Note that the
ここで、リンク機構3は、図1に示されるように幌布2によって隠されており、操作部4のみが幌布2より露出している。つまり、本実施の形態では、リンク機構3は、外布21と内布22との間に配置されており、幌布2の外布21には、リンク機構3を隠す隠ぺい部23と、操作部4のみを露出させる開口部25とが設けられている。
Here, the
隠ぺい部23は、リンク機構3の移動可能範囲を覆う部分に形成される。開口部25の幅は、操作部4の幅(前後方向長さ)よりも小さいことが望ましく、本実施の形態では、開口部25は、操作部4の移動方向に沿って延びるスリットである。なお、操作部4の移動をスムーズに案内するためには、開口部25の周囲部分を縫い付けて硬くしておくことが望ましい。
The
このように、リンク機構3を幌布2に隠し、操作部4のみを露出させることで、操作性を低下させることなく幌1の美観が向上される。
Thus, by concealing the
幌1は、乳幼児座席に取付け可能である。したがって、幌1は、乳幼児座席に幌1を取付けるための取付け部材6として、たとえばスリーブを備えている。取付け部材6は、幌骨11,12間を連結する連結軸10が一端に固定された支持板61の他端に取付けられている。
The
図3を参照して、幌1は、さらに、幌骨11,12間にワイヤ13が設けられてもよい。ワイヤ13は、幌骨11,12とほぼ同じ大きさの逆U字形状である。これにより、ワイヤ13も、幌骨として機能する。なお、ワイヤ13の下端部分は、図3に示されるように連結軸10に固定されてもよいし、幌布2の外布21の裏側に固定されてもよい。
With reference to FIG. 3, the
このように、幌1にワイヤ13が設けられた場合、開状態において、幌布2(外布21)の上部がワイヤ13に沿うため、幌布2の垂れ下がりを防止することができる。その結果、幌1の美観がさらに高められる。
Thus, when the
(リンク機構周辺の構造例について)
次に、本実施の形態におけるリンク機構3周辺の構造例について説明する。
(Example of structure around the link mechanism)
Next, a structural example around the
図4は、本発明の実施の形態におけるリンク機構3を示す斜視図、図5は、リンク機構3を示す正面図、図6は、リンク機構3の側面図である。
4 is a perspective view showing the
図4および図5を参照して、リンク機構3は、剛性部材として、たとえば2つのリンク板31,32を含む。リンク板31は、ピン33によって一端が幌骨11に回動可能に連結され、リンク板32は、ピン34によって一端が幌骨12に回動可能に連結される。また、リンク板31および32は、互いの他端において、図示しないピンを軸方向に含む軸30によって回動可能に連結されている。
4 and 5,
操作部4は、リンク機構3より突出して設けられており、リンク機構3と操作部4とは、左右方向に延びる操作連結部5によって連結されている。このように、操作部4は、操作連結部5を介してリンク機構3上に取り付けられている。本実施の形態では、操作連結部5は、軸30の延長線上に配置されている。
The
操作連結部5には、操作部4の上下移動を案内する案内手段として、フランジ部52が設けられている。フランジ部52は、開口部25の幅よりも大きくなるよう形成されている。図6に示されるように、フランジ部52は、外布21(隠ぺい部23)の裏面側に配置されるため、操作部4を上下移動させる際に、フランジ部52が、開口部25周囲の布と面接触しながら相対移動を案内する。そのため、リンク板31,32が折れ曲がる際に、外布21を挟み込んでしまうことを回避できるため、操作部4の上下移動をスムーズに行うことができる。
The
図6を参照して、操作連結部5には、上下方向に貫通する貫通孔51が形成されている。貫通孔51には、図3に示したワイヤ13が摺動可能に挿入される。これにより、ワイヤ13が延びる方向に沿って、操作連結部5を移動させることができるため、操作部4の上下移動をスムーズにすることができる。したがって、ワイヤ13は、幌骨としてだけでなく、操作部4の上下移動を案内する案内手段としても機能する。
With reference to FIG. 6, the
(リンク機構3の動作について)
ここで、本実施の形態における幌1の開閉動作を行う際のリンク機構3の動作について説明する。
(Operation of link mechanism 3)
Here, the operation of the
図7は、本発明の実施の形態において、開状態であるときの幌1を示す側面図である。図8は、本発明の実施の形態において、開状態から閉状態への移行途中における幌1を示す側面図である。図9は、本発明の実施の形態において、閉状態であるときの幌1を示す側面図である。
FIG. 7 is a side view showing the
図4および図7〜9を参照して、操作部4によって、軸30が、上方位置からリンク板31とリンク板32とが直線状に整列する思案点を越えるように下方に移動された場合、開状態が維持される。つまり、図7に示す、幌1が開状態のとき、すなわち幌骨11,12が開状態のとき、操作部4および軸30は最下方位置にある。
4 and FIGS. 7 to 9, when the
逆に、操作部4によって軸30が、再下方位置から思案点を越えて上方に移動された場合、開状態は解除される。この場合、軸30を中心として、リンク板31とリンク板32とが折れ曲がる状態となる。操作部4によって、軸30が最上方位置まで移動操作されると、幌1は、図9に示されるように、完全に閉状態となる。
On the contrary, when the
(幌の取付け態様)
本実施の形態における幌1は、乳幼児用座席の一例として乳母車に取付け可能である。
(Mounting mode of the hood)
The
図10〜12は、本発明の実施の形態に係る幌1を取付けた乳母車100の外観を示す側面図である。図10には、開状態であるときの幌1の外観が示され、図11には、開状態から閉状態への移行途中における幌1の外観が示され、図12には、閉状態であるときの幌1の外観が示されている。
FIGS. 10-12 is a side view which shows the external appearance of the
図10を参照して、乳母車100は、車体フレームとして、主に、一対の前脚101、一対の後脚102、一対の押し棒103、一対のハンドル部材104、および、座席ハンモック(図示せず)の座部を支持するように前後方向に延びる一対の座席支持棒105とを備えている。
Referring to FIG. 10, a
本実施の形態では、一対の取付け部材6それぞれが一対の押し棒103に固定されることで、幌1は、乳母車100に取付けられている。上述のように、幌布2には、リンク機構3を隠す隠ぺい部23と、操作部4を露出する開口部25とが設けられている。したがって、開状態(図10)、移行途中(図11)および閉状態(図12)のいずれにおいても、リンク機構3が幌布2によって隠されているため、常に幌1の美観が保たれる。その結果、乳母車100全体の美観も向上させることができる。
In the present embodiment, the pair of
また、このように、リンク機構3が隠ぺい部23の裏側に配置されることで、幌1の開状態を解除するために、乳母車100のユーザが操作部4を操作する際に、折れ曲がるリンク板31,32間に誤って指を挟み込む心配もなくなる。
In addition, the
また、本実施の形態では、リンク機構3は、外布21および内布22の間に配置されるため、乳母車100の座部に座っている乳幼児が、折れ曲がるリンク板31,32間に指等を挟み込む心配もない。
In the present embodiment, the
なお、上述のように、幌布2は、外布21および内布22によって構成される袋状のシートであることが望ましいが、リンク機構3が外部より隠されていれば、他の構成であってもよい。たとえば、幌布2は、上記外布21に相当する一枚のシートで構成されていてもよい。この場合、当該シートは、たとえば、幌骨11,12の各々を覆うように、外周端縁において袋状部を形成していればよい。この場合、乳母車100の座部側においてもリンク機構3が隠されるように、リンク機構3の移動範囲を含む部分にのみ、内布22が部分的に配置されてもよい。
As described above, the
あるいは、内布22に相当する一枚のシートの外側において、リンク機構3が隠されるように、リンク機構3の移動範囲を含む部分にのみ、外布21が部分的に配置されてもよい。この場合も、当該シートが、幌骨11,12の各々を覆うように、外周端縁において袋状部を形成していてもよい。
Alternatively, the
なお、上記実施の形態では、操作連結部5が、2つのリンク板31,32を連結する軸30の延長線上に設けられることとしたが、操作部4の移動と操作連結部5の移動とが連動していれば、操作連結部5の配置位置は他の位置であってもよい。たとえば、操作連結部5は、いずれかのリンク板31,32上であって、軸30の軸心よりも上側あるいは下側の位置から延びるように設けられていてもよい。また、本実施の形態では、操作連結部5の形状として略円筒形状の例を示したが、たとえば板状など、他の形状であってもよい。
In the embodiment described above, the
また、上記実施の形態では、開状態維持部材としてのリンク機構3は、2つのリンク板31,32と、これらを回動可能に連結する1つの軸30とを含む構成としたが、このような構成に限定されない。以下に、リンク機構3の変形例について説明する。
Moreover, in the said embodiment, although the
(リンク機構の変形例)
図13(A)〜(C)は、リンク機構の第1の変形例を示す概念図である。
(Modification of link mechanism)
13A to 13C are conceptual diagrams illustrating a first modification of the link mechanism.
図13(A)〜(C)を参照して、リンク機構3Aは、一端が幌骨11に回動可能に連結されるリンク板31Aと、一端が幌骨12に回動可能に連結されるリンク板32Aと、一端がリンク板31Aに回動可能に連結され、他端がリンク板32Aに回動可能に連結されるリンク板33とを含む。リンク板31A,32Aは、剛性を有する棒状部材であってもよい。リンク板33の長手方向中央に、操作部4が突出して設けられている。リンク板31Aおよびリンク板32Aの長手方向の長さは略同一である。
Referring to FIGS. 13A to 13C,
操作部4によって中央のリンク板33が、上方位置から、リンク板31とリンク板32とリンク板33とが直線状に整列する思案点を越えるように下方に移動された場合、開状態が維持される。逆に、操作部4によって中央のリンク板33が、再下方位置から思案点を越えて上方に移動された場合、開状態は解除される。この場合、リンク板33を中心として、リンク板31Aおよびリンク板32Aが折れ曲がる状態となる。
When the
本変形例のリンク機構3Aにおいても、リンク板33と操作部4との間を連結する操作連結部も、図4および6に示した操作連結部5と同様の構造であってよい。したがって、本変形例においても、操作連結部に、ワイヤ13を通す貫通孔51およびフランジ部52が設けられているため、外布21の裏側にリンク機構3Aが配置された場合でも、操作部4の上下移動をスムーズに行える。
Also in the
図14(A)〜(C)は、リンク機構の第2の変形例を示す概念図である。 14A to 14C are conceptual diagrams showing a second modification of the link mechanism.
図14(A)〜(C)を参照して、リンク機構3Bは、幌骨11に沿ってスライド可能なスライド部材35と、スライド部材35よりも下方位置に固定されるストッパ36と、一端がスライド部材35に回動可能に連結され、他端が幌骨12に回動可能に連結されるリンク板31Bとを含む。リンク板31Bは、剛性を有する棒状部材であってもよい。スライド部材35の側面に、操作部4が突出して設けられている。
Referring to FIGS. 14A to 14C, the
操作部4によってスライド部材35が、上方位置から、幌骨11とリンク板31Bとのなす角度が90°の思案点を越えるように下方に移動された場合、開状態が維持される。幌骨11,12が開状態のときの角度θは、鈍角であり、95°程度である。また、このときに、スライド部材35とストッパ36とが当接する。
When the
逆に、操作部4によってスライド部材35が、再下方位置から思案点を越えて上方に移動された場合、開状態は解除される。この場合、幌骨11とリンク板31Bとのなす角度は、鋭角となる。
On the contrary, when the
本変形例のリンク機構3Bにおいても、スライド部材35と操作部4との間を連結する操作連結部は、図4および6に示した操作連結部5と同様の構造であってよい。なお、本変形例では、操作部4が幌骨11に沿う位置に配置されるため、図6に示した貫通孔51はなくてもよい。しかしながら、本変形例においても、開状態時の幌布2の垂れ下がりを防止するために、幌骨として機能するワイヤ13が配置されてもよい。
Also in the
なお、上記実施の形態および変形例では、幌骨11および12は、1つの連結軸10によって下端部分において連結されることとした。しかしながら、たとえば図15および16に示されるように、幌骨11および12は、2つの連結軸10a,10bによって連結されてもよい。
In the embodiment and the modification described above, the
また、上記実施の形態では、幌1が取付けられる乳幼児座席の一例として、乳母車100を挙げたが、取付け部材60の形状を、幌1の取付け場所に応じた形状とすることで、たとえばチャイルドシートなどに取付けることもできる。
In the above-described embodiment, the
以上説明した本実施の形態に係る幌によれば、操作性を損なうことなく、幌の美観を向上させることができる。その結果、美観を求めるユーザの要求を十分に満たすことが可能となる。 According to the hood according to the present embodiment described above, the beauty of the hood can be improved without impairing operability. As a result, it is possible to sufficiently satisfy the user's request for aesthetics.
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 The embodiment disclosed this time should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
1 幌、2 幌布、3,3A,3B リンク機構、4 操作部、5 操作連結部、6 取付け部材、10,10a,10b 連結軸、11,12,13 幌骨、21 外布、22 内布、23 隠ぺい部、25 開口部、30 軸、31,31A,31B,32,33 リンク板、35 スライド部、36 ストッパ、51 貫通孔、52 フランジ部、60 取付け部材、100 乳母車、101 前脚、102 後脚、103 押し棒、104 ハンドル部材、105 座席支持棒。 1 top, 2 top cloth, 3, 3A, 3B link mechanism, 4 operation section, 5 operation connection section, 6 mounting member, 10, 10a, 10b connection shaft, 11, 12, 13 top bone, 21 outer cloth, 22 inside Cloth, 23 Concealed part, 25 Opening part, 30 shaft, 31, 31A, 31B, 32, 33 Link plate, 35 Slide part, 36 Stopper, 51 Through hole, 52 Flange part, 60 Mounting member, 100 Stroller, 101 Front leg, 102 Rear leg, 103 push bar, 104 handle member, 105 seat support bar.
Claims (7)
互いの角度が可変となるよう、その下端部分が連結されている第1および第2の幌骨と、
前記第1および第2の幌骨に渡される幌布と、
前記第1および第2の幌骨を開状態に維持する開状態維持部材と、
前記開状態維持部材に取付けられ、手で操作されることによって前記開状態を解除する操作手段とを備え、
前記幌布は、前記開状態維持部材を隠す隠ぺい部と、前記操作手段を露出させる開口部とを有する、乳幼児用座席の幌構造。 A foldable hood structure attached to an infant seat,
First and second hood bones whose lower ends are connected so that the angle between each other is variable;
A hood cloth passed to the first and second hood bones;
An open state maintaining member for maintaining the first and second hood bones in an open state;
An operating means attached to the open state maintaining member and operating by hand to release the open state;
The hood cloth is a hood structure for an infant seat, having a concealing part for concealing the open state maintaining member and an opening part for exposing the operation means.
前記開状態維持部材は、前記外布および前記内布の間に配置される、請求項1に記載の乳幼児用座席の幌構造。 The top cloth includes an outer cloth and an inner cloth provided with the concealing part and the opening part,
The infant seat hood structure according to claim 1, wherein the open state maintaining member is disposed between the outer cloth and the inner cloth.
前記操作手段は、前記剛性部材上に設けられ、前記剛性部材の位置を変更するために操作される、請求項1または2に記載の乳幼児用座席の幌構造。 The open state maintaining member is a rigid member that is arranged so that both ends thereof are in contact with the first and second hood bones, and maintains the open state by fixing the positions of the first and second hood bones. Including
The hood structure for an infant seat according to claim 1 or 2, wherein the operating means is provided on the rigid member and operated to change the position of the rigid member.
一方端が前記第1の幌骨に回動可能に連結された第1のリンク部材と、
一方端が前記第2の幌骨に回動可能に連結され、他方端が前記第1のリンク部材の他方端に回動可能に連結された第2のリンク部材とを有する、請求項3〜6のいずれかに記載の乳幼児用座席の幌構造。 The rigid member is
A first link member having one end rotatably connected to the first hood bone;
A second link member having one end pivotally connected to the second hood bone and the other end pivotally connected to the other end of the first link member. 6. A hood structure for an infant seat according to any one of 6 above.
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