JP5943808B2 - Tdi方式リニアイメージセンサを用いた撮像システム、及びその駆動方法 - Google Patents
Tdi方式リニアイメージセンサを用いた撮像システム、及びその駆動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5943808B2 JP5943808B2 JP2012234012A JP2012234012A JP5943808B2 JP 5943808 B2 JP5943808 B2 JP 5943808B2 JP 2012234012 A JP2012234012 A JP 2012234012A JP 2012234012 A JP2012234012 A JP 2012234012A JP 5943808 B2 JP5943808 B2 JP 5943808B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear image
- vertical transfer
- image sensor
- imaging system
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
即ち、本発明の一態様における、撮像システムの駆動方法は、画素を形成し垂直転送方向へ信号電荷を転送する光電変換部を備え、該光電変換部に対し時間遅延積分動作にて上記信号電荷の転送を行うTDI方式のリニアイメージセンサを複数種類備えた撮像システムの駆動方法であって、各リニアイメージセンサに対して、複数相数の垂直転送クロックを供給して垂直転送方向へ信号電荷を転送し、上記信号電荷の転送にあたり各リニアイメージセンサ間において、複数の垂直転送クロックの切り替わりタイミングを一致させることを特徴とする。
図13は、垂直CCDとして4相駆動CCDを用いた、従来のTDI方式のイメージセンサの素子全体の平面構造を示すレイアウト図である。また図14は、図13に示したTDI方式のイメージセンサの画素領域の一部を拡大したレイアウト図である。
図13のレイアウトでは、Si基板表面上に画素1が2次元アレイ状に配列されている。ここで、TDI方式により時間遅延積分された信号電荷が水平CCD2に向かって垂直方向(図面下方)へと転送され、さらに水平CCD2で水平方向(図面右方)へと転送されて、出力アンプ5から読み出される。画素1と水平CCD2との間には、電荷蓄積部3が設けられている。また、画素1のアレイを挟み水平CCD2とは反対側(図面上方)に、不要な電荷を排出するための電荷排出ドレイン4が設けられている。図13の例では、垂直方向のTDI転送には4相駆動CCDが用いられている。
図15の(a)は、4相駆動CCDの転送方向に沿った断面構造の模式図と、転送チャネルのポテンシャル変化のようすとを時系列に表した図であり、図15の(b)は4相駆動CCDに与えるクロック波形を示している。
4相駆動CCDの転送電極9a〜9dに、入力ピン8a〜8dから図15の(b)に示す転送クロックφV1〜φV4を与えると、時刻t1〜t5における転送チャネルのポテンシャル分布は図15の(a)のようになる。ここで、CCD転送クロックのHigh電圧をH、Low電圧をLとする。図15の(a)に示すように、転送電極9のうち電圧Hが印加された転送電極の下にポテンシャル井戸11が形成される。ここで当該イメージセンサへの光入射によって発生した信号電荷を12とすると、CCDの転送動作によってポテンシャル井戸11が図面右方へと移動するのに伴って、信号電荷12は図面右方へと電荷転送される。このとき、被写体像の移動速度とCCD転送速度とを一致させることによりTDI(時間遅延積分)動作が実現でき、被写体像による光入射によって発生した信号電荷12は、その像位置に対応したポテンシャル井戸11に蓄積されながら垂直転送される。
一方、リモートセンシングに用いるTDI方式リニアイメージセンサにこの一般的な転送方法を適用した場合には、検出器面上に投影された被写体像と垂直転送されるポテンシャル井戸との位置関係に最大で1ライン分のずれが発生し、人工衛星の進行方向に沿ったMTFが劣化する、つまり画像がボケる、という問題が生じる。これは、被写体像の移動が連続的で滑らかであるのに対して、CCD転送によるポテンシャル井戸の移動が段階的であることに起因する。その模様について、図面を用いて説明する。
一方、図17は、図16に示した垂直転送クロックで、TDI方式リニアイメージセンサを駆動した場合の、検出器面上に投影された被写体像と垂直転送されるポテンシャル井戸との関係をグラフ化して示したものである。この駆動方法では、ポテンシャル井戸の移動は1撮像周期あたりに1回しか行われないため、タイミングによってポテンシャル井戸と被写体像とのズレつまり乖離が大きくなる場合がある。よって、光入射で発生した信号電荷が隣のポテンシャル井戸に蓄積される確率が増し、MTFを劣化させる。
図19は、垂直転送に4相駆動CCDを用いたTDI方式リニアイメージセンサの、垂直転送クロックと信号出力のタイミングとを模式的に示すタイミング図である。図19の(a)に示すように、1撮像周期に垂直転送を1/4段ずつ4回に分けて行うことで、MTFの劣化を抑制している。このとき、センサの出力波形は、図19の(b)に示すように、信号出力期間中の時刻N1、N2、N3において垂直転送クロックが切り替わるため、これらの駆動クロックの干渉によって信号出力にスパイク状のカップリングノイズが重畳する問題が発生する。
しかしながら、画素ピッチの異なる複数のリニアイメージセンサを光学系の同一焦点面上に並べた撮像システムの場合には、1水平転送期間内に垂直転送クロックの立上り/立下りタイミングが数多く出現し、かつ水平転送期間ごと垂直転送クロックの立上り/立下りタイミングが一定にならないため、従来の方法ではカップリングノイズの影響を除去することができない。この模様について、以下で図面を用いて説明する。
図20の(c)は、2つのセンサを同時に駆動した場合の、リニアイメージセンサBの水平方向1ラインの出力(期間H1b)を抜き出して示したタイミング図である。このとき、リニアイメージセンサBの信号出力DObには、2つのセンサを駆動するための各々の垂直転送クロックによるカップリングノイズが重畳する。即ち、リニアイメージセンサAの垂直転送クロックが切り替わる時刻N1a〜N4aと、リニアイメージセンサBの垂直転送クロックが切り替わる時刻N1b〜N3bにおいて、信号出力DObにカップリングノイズが重畳する。その結果、リニアイメージセンサを単独で駆動する場合に比べて、水平方向1ラインの出力に重畳するカップリングノイズの出現頻度が増加することになる。
したがって、特許文献1に開示される方法を用いて、カップリングノイズの出現タイミングを避けて信号読み出しを行う場合には、一時停止の回数を著しく増加させる必要があり、実質的にこのような転送は不可能である。
また、特許文献2に開示される方法で画像補正を試みた場合には、数ライン分の補正用データが必要となり、データの処理量及び外部メモリの数が増大するという問題が生じる。
具体的には、一態様として、TDI方式リニアイメージセンサを用いた撮像システムにおけるリニアイメージセンサの駆動方法では、画素ピッチの比率が異なる2種類のTDI方式リニアイメージセンサを併用する撮像システムにおいて、画素ピッチが長い方のTDI方式リニアイメージセンサの垂直転送クロックの切り替わりタイミングを、画素ピッチが短い方のTDI方式リニアイメージセンサの垂直転送クロックの切り替わりタイミングに一致させる。
図12に示すように、上記撮像システム110は、TDI方式リニアイメージセンサAと、TDI方式リニアイメージセンサBと、これらの各イメージセンサA,Bの駆動制御を行う駆動制御装置101とを備える。尚、図12では各実施の形態に関する部分のみを図示しており、イメージセンサに付属する光学系等、撮像システムで一般的に備わる構成部分については図示を省略している。また、このような撮像システム110は、例えば人工衛星に搭載することができる。
また、以下に説明する各実施の形態では、リニアイメージセンサA、Bにおける画素ピッチは異なる。また、リニアイメージセンサA、Bは、従前と同様に、光学系の同一焦点面上に並列して配置される。
まず、上述の撮像システムの駆動方法、つまり上述のリニアイメージセンサの駆動方法について説明する。
図1は本発明の実施の形態1によるTDI方式リニアイメージセンサを用いた撮像システムの駆動方法を説明するための図であり、各リニアイメージセンサに供給する垂直転送クロックのタイミング図である。また図2は、本発明の実施の形態1による撮像システムにおいて用いられる、2種類のTDI方式リニアイメージセンサの画素領域の一部を拡大したレイアウト図である。
このように本実施の形態1では、各リニアイメージセンサに対して供給される、垂直転送方向へ信号電荷を転送する複数相数の垂直転送クロックについて、各リニアイメージセンサ間での垂直転送クロックの相数の比率を、各リニアイメージセンサ間での画素ピッチの比率に一致させた。
この構成により、以下でも説明するが、複数のリニアイメージセンサについて、検出器面上に投影された被写体像の移動と垂直転送されるポテンシャル井戸の移動との乖離を小さくするような垂直転送ができるため、TDI撮像におけるMTFの劣化が抑制される。
しかしながら、本実施形態では2つのリニアイメージセンサA,Bの垂直転送クロックの切り替わりタイミングを上述のように一致させているため、カップリングノイズの出現頻度は、図1の(c)に示すように、リニアイメージセンサを単独で駆動した場合と同程度となる。即ち、本実施の形態による駆動方法によれば、複数のイメージセンサの垂直転送クロックの相互干渉によって発生するカップリングノイズについて、1撮像周期あたりの出現頻度を低減させることができる。
その結果、例えば特許文献1に開示される従来の信号読み出し方法、及び特許文献2に開示される従来の画像補正方法を適用することで、φVカップリングノイズの影響を低減または回避することが可能になる。このように、画像補正やノイズを回避した信号読み出しが容易になる。
これについて図を用いて説明する。図3は、本実施の形態1によるTDI方式リニアイメージセンサを用いた撮像システムの駆動方法で各リニアイメージセンサA,Bを駆動した場合の、垂直CCDに形成されるポテンシャル井戸の動きを模式的に表した図である。図3では、図1に示したクロックタイミング図における時刻t1〜t5での転送電極下のチャネルポテンシャル分布を時系列に示している。
図3の(a)及び(b)がそれぞれリニアイメージセンサA及びリニアイメージセンサBにおけるポテンシャル井戸を示しており、図中の×印が、一つのポテンシャル井戸の中心位置を示している。また図4は、本実施の形態1によるTDI方式リニアイメージセンサを用いた撮像システムの駆動方法によってリニアイメージセンサA,Bを駆動した場合の、検出器面上に投影された被写体像と垂直転送されるポテンシャル井戸との関係をグラフ化して示したものである。
しかしながら、リニアイメージセンサA,Bにおける画素ピッチが同じ場合でも、上で説明したように、リニアイメージセンサA,B間において、複数の垂直転送クロックの切り替わりタイミングを一致させるだけでもよい。タイミングを一致させることで、上記カップリングノイズについて1撮像周期あたりの出現頻度を低減させることができる。よって、画像補正やノイズを回避した信号読み出しが容易になり、さらにTDI撮像におけるMTFの劣化を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態1では、上述のようにリニアイメージセンサA,Bにおける垂直CCDの転送電極の電極長を一致させているため、イメージセンサのレイアウト設計においては画素部のデザインルールを共通にすることができる。そのため、イメージセンサの製造工程においても例えばゲート形成のプロセス条件が同一になるといったメリットがあり、2種類のイメージセンサA,Bを同一ウエハ上に作製する場合には素子の製造歩留を向上させることができる。
図5は、本発明の実施の形態2によるTDI方式リニアイメージセンサを用いた撮像システムの駆動方法を説明するための図であり、各リニアイメージセンサA,Bに供給する垂直転送クロックのタイミング図である。また図6は、本実施の形態2による撮像システムにおいて用いられる、2種類のTDI方式リニアイメージセンサの画素領域の一部を拡大したレイアウト図である。
一方、本実施の形態2では、図6の(a)及び(b)に示すように、リニアイメージセンサA及びリニアイメージセンサBの垂直CCDを両者ともに4相の垂直転送クロックで駆動されるCCDとする。
また、リニアイメージセンサAの垂直CCDの4つの転送電極9(9a、9b、9c、9d)の垂直転送方向109における電極長(転送長ともいう)をWとするとき、リニアイメージセンサBの垂直CCDの4つの転送電極9(9a、9b、9c、9d)のうち、ここでは垂直転送クロックφV3が供給される1つの転送電極9cの電極長を2W、つまりWの2倍の長さとする。一方、残り3つの転送電極9a、9b、9d(これらには垂直転送クロックφV1、φV2、φV4がそれぞれ供給される)の電極長をWとする。また、図5の(b)に示すように、転送電極9c下にポテンシャル井戸が形成される期間が長くなるように、転送電極9cに供給される垂直転送クロックφV3のH電圧期間は、時刻t2から時刻t4である。これに対し、その他の転送電極9a,9b,9dに供給される垂直転送クロックφV1、φV2、φV4のH電圧期間は、例えば時刻t1から時刻t2である。このように本実施の形態2では、転送電極9の電極長は、各リニアイメージセンサにおいて、垂直転送クロックのH電圧期間の長さに対応した長さに設定している。
このような構成により、複数のリニアイメージセンサについて、検出器面上に投影された被写体像の移動と垂直転送されるポテンシャル井戸の移動との乖離を小さくするような垂直転送ができるため、TDI撮像におけるMTFの劣化が抑制される。
したがって、特許文献1に開示される従来の信号読み出し方法、及び特許文献2に開示される従来の画像補正方法を適用することで、φVカップリングノイズの影響を低減または回避することが可能になる。
これについて図を参照して説明する。図7は、本実施の形態2によるTDI方式リニアイメージセンサを用いた撮像システムの駆動方法で各リニアイメージセンサを駆動した場合の、垂直CCDに形成されるポテンシャル井戸の動きを模式的に表した図である。この図7では、図5に示したクロックタイミング図における時刻t1〜t5での転送電極9下のチャネルポテンシャル分布を時系列に示している。また、図7の(a)及び(b)がそれぞれリニアイメージセンサA及びリニアイメージセンサBの各ポテンシャルを示しており、図中の×印が、一つのポテンシャル井戸の中心位置を示している。また図8は、本実施の形態2によるTDI方式リニアイメージセンサを用いた撮像システムの駆動方法で各リニアイメージセンサを駆動した場合の、リニアイメージセンサBについて検出器面上に投影された被写体像と垂直転送されるポテンシャル井戸との関係をグラフ化して示したものである。
その結果、図8に示したように、リニアイメージセンサBでは、検出器面上に投影された被写体像の移動と垂直転送されるポテンシャル井戸の移動との乖離は、図17に示した一般的な2次元イメージセンサの駆動方法による場合に比べて小さくなる。よって、TDI撮像におけるMTFの劣化が抑制可能となる。なお、リニアイメージセンサAについては、検出器面上に投影された被写体像と垂直転送されるポテンシャル井戸との関係は、図4と同様であり、両者の乖離は小さくなる。よってリニアイメージセンサAについても、TDI撮像におけるMTFの劣化が抑制可能である。
図9は、本発明の実施の形態3によるTDI方式リニアイメージセンサを用いた撮像システムの駆動方法を説明するための図であり、各リニアイメージセンサに供給する垂直転送クロックのタイミング図である。ここで、本実施の形態3による撮像システムにおいて用いられる2種類のTDI方式リニアイメージセンサの画素レイアウトは、図6に示した実施の形態2におけるTDI方式リニアイメージセンサの画素レイアウトと同様である。即ち、リニアイメージセンサA及びリニアイメージセンサBの垂直CCDを両者ともに4相駆動のCCDとし、リニアイメージセンサAの垂直CCDの4つの転送電極9の垂直転送方向における電極長をWとするとき、リニアイメージセンサBにおける垂直CCDの4つの転送電極9a,9b,9c,9dの内、垂直転送クロックφV3bが供給される1つの転送電極9cの垂直転送方向における電極長を2Wとし、残り3つの転送電極9a,9b,9dの垂直転送方向における電極長をWとしている。このような構成により、2つのリニアイメージセンサA,Bの画素ピッチPの比率をPa:Pb=4:5としている。
したがって、特許文献1に開示される従来の信号読み出し方法、及び特許文献2に開示される従来の画像補正方法を適用することで、φVカップリングノイズの影響を低減または回避することが可能になる。
この場合の、リニアイメージセンサBにおける垂直転送クロックの与え方と、垂直CCDに形成されるポテンシャル分布におけるポテンシャル井戸の動きとの関係について、図10の(b)を用いて説明する。
まず、時刻t1においては、リニアイメージセンサBの4つの転送電極9のうち、転送電極9a,9bにH電圧の垂直転送クロック(φV1b、φV2b)を与えるように駆動する。次に時刻t2において、4つの転送電極9のうち転送電極9a,9b、9cの3つにH電圧の垂直転送クロック(φV1b、φV2b、φV3b)を与えるように駆動すると、時刻t1からt2にかけて、ポテンシャル井戸の中心が垂直転送方向109に電極長W分だけ移動する。次に時刻t3において4つの転送電極9のうち転送電極9cにのみH電圧の垂直転送クロック(φV3b)を与えるように駆動すると、時刻t2からt3にかけて、ポテンシャル井戸の中心が垂直転送方向109に電極長W分だけ移動する。次に時刻t4において4つの転送電極9のうち転送電極9c,9d、9aの3つにH電圧の垂直転送クロック(φV3b、φV4b、φV1b)を与えるように駆動すると、時刻t3からt4にかけて、ポテンシャル井戸の中心が垂直転送方向109に電極長W分だけ移動する。さらに時刻t5において4つの転送電極9のうち転送電極9a,9bにH電圧の垂直転送クロック(φV1b、φV2b)を与えるように駆動すると、時刻t4からt5にかけて、ポテンシャル井戸の中心が垂直転送方向109に電極長W分だけ移動する。
尚、リニアイメージセンサAについては、検出器面上に投影された被写体像と垂直転送されるポテンシャル井戸との関係は、図4に示した場合と同様であり、両者の乖離は小さくなる。よって、TDI撮像におけるMTFの劣化が抑制可能となる。
また、本実施の形態3による撮像システムにおいても、画像補正やノイズを回避した信号読み出しが容易になるため、画像処理部の小型化及び省電力化を図ることができる。
また、上述した各実施の形態で説明したように、各実施の形態は画素ピッチの異なる複数のリニアイメージセンサを同一焦点面上に配置した撮像システムに対して特に有効である。しかしながら、画素ピッチが同一である複数のリニアイメージセンサを有する撮像システムに適用することもできる。
10 画素分離、11 ポテンシャル井戸、12 信号電荷、
101 駆動制御装置、110 撮像システム。
Claims (6)
- 画素を形成し垂直転送方向へ信号電荷を転送する光電変換部を備え、該光電変換部に対し時間遅延積分動作にて上記信号電荷の転送を行うTDI方式のリニアイメージセンサを複数種類備えた撮像システムの駆動方法であって、
各リニアイメージセンサに対して、複数相数の垂直転送クロックを供給して垂直転送方向へ信号電荷を転送し、
上記信号電荷の転送にあたり各リニアイメージセンサ間において、複数の垂直転送クロックの切り替わりタイミングを一致させ、
各リニアイメージセンサは、異なる画素ピッチを有し、
相対的に短い画素ピッチを有するリニアイメージセンサに供給される複数の第1垂直転送クロックの切り替わりタイミングを生成し、
上記短い画素ピッチに比して長い画素ピッチを有するリニアイメージセンサに供給される複数の第2垂直転送クロックの切り替わりタイミングを、第1垂直転送クロックの切り替わりタイミングに一致させる、
ことを特徴とする撮像システムの駆動方法。 - 画素を形成し垂直転送方向へ信号電荷を転送する光電変換部を備え、該光電変換部に対し時間遅延積分動作にて上記信号電荷の転送を行うTDI方式のリニアイメージセンサを複数種類備えた撮像システムであって、
各リニアイメージセンサは、異なる画素ピッチを有し、
各リニアイメージセンサに対して供給される、垂直転送方向へ信号電荷を転送する複数相数の垂直転送クロックについて、各リニアイメージセンサ間での垂直転送クロックの相数の比率を、各リニアイメージセンサ間での画素ピッチの比率に一致させた、
ことを特徴とする撮像システム。 - 画素を形成し垂直転送方向へ信号電荷を転送する光電変換部を備え、該光電変換部に対し時間遅延積分動作にて上記信号電荷の転送を行うTDI方式のリニアイメージセンサを複数種類備えた撮像システムであって、
各リニアイメージセンサは、異なる画素ピッチを有し、
各リニアイメージセンサには、垂直転送方向へ信号電荷を転送する複数相数の垂直転送クロックが同数で供給され、
各リニアイメージセンサは、上記垂直転送方向への信号電荷を転送するための電極であって垂直転送方向において電極長を有する転送電極を有し、上記電極長は、各リニアイメージセンサにおいて、上記垂直転送クロックのH電圧期間に、上記時間遅延積分動作によって被写体像が上記転送電極上を移動する長さである、
ことを特徴とする撮像システム。 - 画素を形成し垂直転送方向へ信号電荷を転送する光電変換部を備え、該光電変換部に対し時間遅延積分動作にて上記信号電荷の転送を行うTDI方式のリニアイメージセンサを複数種類備えた撮像システムであって、
各リニアイメージセンサに対して、垂直転送方向へ信号電荷を転送する複数相数の垂直転送クロックをそれぞれ供給し、かつ、各垂直転送クロックの切り替わりタイミングを各リニアイメージセンサ間で一致させる駆動制御装置を備え、
各リニアイメージセンサは、異なる画素ピッチを有し、
上記駆動制御装置は、相対的に短い画素ピッチを有するリニアイメージセンサに供給される複数相数の第1垂直転送クロックの切り替わりタイミングを決定し、上記短い画素ピッチに比して長い画素ピッチを有するリニアイメージセンサに供給される複数相数の第2垂直転送クロックの切り替わりタイミングを、第1垂直転送クロックの切り替わりタイミングに一致させる、
ことを特徴とする撮像システム。 - 各リニアイメージセンサは、上記垂直転送方向への信号電荷を転送するための電極であって垂直転送方向において同じ電極長を有する転送電極を有し、
上記駆動制御装置は、さらに、各リニアイメージセンサ間での画素ピッチの比率と、これらのリニアイメージセンサにそれぞれ供給される上記第1垂直転送クロックと上記第2垂直転送クロックの相数の比率とを一致させる、
請求項4に記載の撮像システム。 - 上記駆動制御装置は、各リニアイメージセンサに供給する上記第1垂直転送クロック及び上記第2垂直転送クロックにおける相数を同数とし、
各リニアイメージセンサは、上記垂直転送方向への信号電荷を転送するための電極であって垂直転送方向における電極長を有する転送電極を有し、各リニアイメージセンサにおいて、上記電極長は、上記第1及び第2垂直転送クロックの各H電圧期間に、上記時間遅延積分動作によって被写体像が上記転送電極上を移動する長さである、
請求項4に記載の撮像システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012234012A JP5943808B2 (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | Tdi方式リニアイメージセンサを用いた撮像システム、及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012234012A JP5943808B2 (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | Tdi方式リニアイメージセンサを用いた撮像システム、及びその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014086864A JP2014086864A (ja) | 2014-05-12 |
JP5943808B2 true JP5943808B2 (ja) | 2016-07-05 |
Family
ID=50789556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012234012A Expired - Fee Related JP5943808B2 (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | Tdi方式リニアイメージセンサを用いた撮像システム、及びその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5943808B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06319080A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | プッシュブルーム走査型撮像装置 |
JP2001135812A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-18 | Sony Corp | 固体撮像装置およびその駆動方法 |
JP3866699B2 (ja) * | 2003-08-06 | 2007-01-10 | Nec東芝スペースシステム株式会社 | 撮像素子駆動方法、その方法を用いた撮像装置、撮像モニター装置および観測システム |
JP2010192683A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Renesas Electronics Corp | カラーccdリニアイメージセンサ |
JP5288482B2 (ja) * | 2009-07-21 | 2013-09-11 | Nec東芝スペースシステム株式会社 | 撮像装置、撮像方法、撮像回路及びプログラム |
-
2012
- 2012-10-23 JP JP2012234012A patent/JP5943808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014086864A (ja) | 2014-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4971586B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
US9621827B2 (en) | Imaging element, driving method, and electronic apparatus | |
JP2017055328A (ja) | 撮像装置及び撮像システム | |
JP2011205512A5 (ja) | ||
JP4508891B2 (ja) | 光電変換装置、マルチチップ型イメージセンサ、密着型イメージセンサおよび画像読取装置 | |
JP5423125B2 (ja) | 固体撮像素子およびその駆動方法、並びにカメラシステム | |
US20170125464A1 (en) | Solid state imaging device and imaging apparatus | |
JP4479736B2 (ja) | 撮像装置およびカメラ | |
JP4968227B2 (ja) | イメージセンサ及びその駆動方法 | |
JP2008060550A (ja) | 撮像装置 | |
JP5135613B2 (ja) | イメージセンサおよびそれを用いた撮像装置 | |
JP5943853B2 (ja) | Tdi方式リニアイメージセンサ、及びその駆動方法 | |
JP5943808B2 (ja) | Tdi方式リニアイメージセンサを用いた撮像システム、及びその駆動方法 | |
JP6355401B2 (ja) | 固体撮像装置及びカメラ | |
US7646042B2 (en) | Charge coupled device and solid-state imaging apparatus | |
US20110261240A1 (en) | Solid-state imaging device | |
JP5052421B2 (ja) | Tdi方式イメージセンサ、及びその駆動方法 | |
JP2011139350A (ja) | 固体撮像装置及びその駆動方法 | |
JP2009081834A (ja) | 固体撮像素子、及び固体撮像装置 | |
US7586133B2 (en) | Solid state imaging apparatus and driving method of solid state imaging apparatus | |
JP3397151B2 (ja) | 固体撮像素子の駆動方法 | |
JP2013153091A (ja) | 固体撮像装置 | |
JP6956666B2 (ja) | 撮像装置、飛翔体およびイメージセンサ駆動方法 | |
JP4333664B2 (ja) | 固体撮像素子及び固体撮像装置 | |
JP2008135964A (ja) | 固体撮像装置及びその駆動方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141015 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160524 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5943808 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |