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JP5822817B2 - 車輪駆動装置 - Google Patents

車輪駆動装置

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Description

本発明は、車輪を駆動する車輪駆動装置に関する。
フォークリフト等の作業車両の車輪を駆動する車輪駆動装置において、装置内に減速機構が組み込まれたものが知られている。このような構造の車輪駆動装置では、減速機構の外側に、タイヤが装着されるホイールハブが配置されているものがある。図1は、特許文献1に記載の車輪駆動装置の断面図である。車輪駆動装置のハウジング9はボルトBによってフランジCに固定され、フランジCはボルト穴Dに挿通されるボルトによって図示しない車体に固定される。ハウジング9内には、減速機である遊星歯車機構Eとディスクブレーキ6とが収められている。装置の車体外側に位置するハブ12には、ボルトAによって図示しないホイールが締結される。ハブ12は、出力キャリア11の内周に形成されたスプラインを介して連結されるとともに、ボルトFによって軸方向に固定されている。
国際公開第00/36317号公報
特許文献1に記載の車輪駆動装置では、ハブ12がボルトFによって出力キャリア11に固定されているので、車輪駆動装置の全体を車体から取り外したとしても、図示しないモータ側(図1の右側)から順番に部品を分解していかなければ、例えば出力キャリア11を回転支持する軸受Gを点検・交換することができない。このため、車輪駆動装置内の軸受などの部品のメンテナンス性に問題がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車輪駆動装置の全体を車体から取り外すことなく、装置内の消耗部品の検査および交換が可能である構造を提供することにある。
本発明のある態様の車輪駆動装置は、遊星歯車と内歯歯車とを有する遊星歯車機構と、内歯歯車と一体化されたケーシングであって、ホイールが取り付けられ内歯歯車の回転をホイールに伝達するケーシングと、遊星歯車よりも車体内側でケーシングの内周側に嵌入され、ケーシングを回転自在に支持する軸受と、を備え、軸受の外輪の内径が、遊星歯車の外径よりも大きくされている。
この態様によると、車輪駆動装置からケーシングを取り外すとき、遊星歯車よりも車体内側でケーシングの内周面に嵌入されている軸受の外輪が遊星歯車の歯先と干渉しないため、ケーシングを容易に取り外すことができる。したがって、車輪駆動装置の全体を車体から取り外さずに、遊星歯車よりも車体内側に配置されている軸受の検査および交換を容易に行うことができ、メンテナンス性が向上する。
なお、遊星歯車機構は、単純遊星型、偏心揺動型のいずれであってもよい。偏心揺動型の場合、「遊星歯車の外径」とは、中心軸を法線とする面内で揺動する外歯歯車の最外径(歯先円)のことを指すが、単純遊星型の場合は、太陽歯車の回りを回転する2以上の遊星歯車の、太陽歯車の中心軸から最も遠い点(遊星歯車の歯先のうち、太陽歯車の中心から最も遠い点)を結ぶ円の外径のことを指す。
以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車輪駆動装置の全体を車体から取り外すことなく、装置内の消耗部品の検査および交換を行うことが可能になる。
従来技術に係る車輪駆動装置の断面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る車輪駆動装置を中心軸を含む鉛直面で切断したときの断面図であり、(b)は、(a)内のF部の拡大図である。 図2(a)内のG−G線に沿った断面図である。
図2(a)は、本発明の一実施形態に係る車輪駆動装置100を中心軸を含む鉛直面で切断したときの断面図であり、図2(b)は、図2(a)内のF部の部分拡大図である。また、図3は、図2(a)内のG−G線に沿った、中心軸に対して垂直な面で切断したときの断面図である。車輪駆動装置100は、例えばフォークリフト等の作業車両に使用される。
車輪駆動装置100は、単純遊星型の遊星歯車機構の一種である減速機10と、図2(a)の左側すなわち車体内側で減速機10に連結される図示しないモータとを備える。
モータの出力軸は、減速機10の入力軸16と兼用される。入力軸16の外側面の一部には、遊星歯車機構の太陽歯車として機能する外歯歯車16Aが圧入されている。なお、必要な減速比に応じて、減速機10の前段に、平行軸歯車機構や遊星歯車機構等の他の減速機構を設けてもよい。
外歯歯車16Aに外接噛合して、複数(図示の例では三つ)の遊星歯車24が配置されている。遊星歯車24は、内歯歯車28に内接噛合している。内歯歯車28は、ケーシング30の内周面に一体形成されている。なお、内歯歯車28とケーシング30とを別々に形成した後、一体となるように結合してもよい。
遊星歯車24の軸方向車体側(車体内側)には車体フレーム(図示せず)に固定される第1キャリア体34が配置され、軸方向反車体側(車体外側)にはボルト36およびキャリアピン20を介して第1キャリア体34と一体に連結された第2キャリア体38が配置されている。
キャリアピン(遊星軸)20は、第1キャリア体34に形成された凹部34Dと、第2キャリア体38に形成された凹部38Aとにその両端がそれぞれ圧入されている。キャリアピン20の中間部の外側面と遊星歯車24とは、複数の円筒形ころ22を介して接している。これにより、キャリアピン20によって、遊星歯車24を自転自在に支持するとともに、中心軸に対する公転運動を拘束している。複数の円筒形ころ22は、両端に配置されたプレート23によって軸方向の移動が規制されている。
第1キャリア体34のうち、遊星歯車24を支持していない部分には、軸方向外側に延び出す柱部34Cが形成されている。この柱部34Cの軸方向外側端面にはねじ穴34Fが形成されている。第2キャリア体38の柱部34Cに面する部分には、座ぐり孔38Cが形成されている。座ぐり孔38Cを通してねじ穴34Fにボルト36をねじ込むことで、第1キャリア体34と第2キャリア体38とが締結される。
第2キャリア体38には、車体外側に面する端面から凹部38Aに貫通する抜きタップ38Bが設けられている。この抜きタップ38Bにボルトをねじ込んでキャリアピン20の端面を車体内側に押すことによって、凹部38Aに圧入されているキャリアピン20から、第2キャリア体38を容易に取り外すことが可能になる。このような抜きタップを第2キャリア体38の座ぐり孔38Cの近傍に設けてもよい。この場合、第1キャリア体34の柱部34Cと第2キャリア体38との接触面を、抜きタップへのボルトのねじ込みによって車体内側に向けて押し出して、キャリアピン20から第2キャリア体38を取り外すことができる。
減速機10のケーシング30は略円筒形をなしている。ケーシング30の車体内側の内周に形成された凹部30Aに第1主軸受46が嵌入されており、第1主軸受46を介して第1キャリア体34の外周にケーシング30が回転自在に支持される。また、ケーシング30は車体外側に縮径部を有しており、この縮径部の内周に形成された凹部30Cに第2主軸受47が嵌入されている。この第2主軸受47を介して第2キャリア体38の外周にケーシング30が回転自在に支持される。なお、第1および第2主軸受46、47は、ケーシング30に対して圧入されていてもよいし、隙間嵌めされた後に図示しない止め輪でケーシング30に固定されてもよい。
ケーシング30の車体外側の端面には、ボルト49によってホイール48が連結され、このホイール48にフォークリフト(図示せず)のタイヤ50が装着される。減速機10は、タイヤ50の軸方向範囲内(図2の二点鎖線の範囲内)に収められている。
第2キャリア体38の外周面に形成されたねじ穴にはベアリングナット56が螺合されている。第2主軸受47の内輪47Cがベアリングナット56の左端面と接触し、第2主軸受47の外輪47Bはケーシング30の凹部30Cと接触している。また、第1主軸受46の外輪46Bがケーシング30の凹部30Aと接触し、第1主軸受46の内輪46Cが第1キャリア体34に形成された内輪規制面34Aと接触している。この結果、第1および第2主軸受46、47が嵌入されたケーシング30の軸方向の移動は、ベアリングナット56によって規制されている。
第2キャリア体38とケーシング30と主軸受46、47とを組み付ける際に、ベアリングナット56の押し込み量を変更することで、主軸受46、47に与える与圧を調整することができる。
ベアリングナット56の車体外側には、該ベアリングナットを外部から覆うカバー60がボルト62によってケーシング30の端面に取り付けられる。
第1主軸受46の内輪46Cは、第1キャリア体34の外周に形成された軸受配置面34Gに外嵌されている。内輪46Cの軸方向の移動は、車体内側の内輪規制面34Aによって規制されている。
第1主軸受46よりも車体内側には、ケーシング30の内周と第1キャリア体34の外周面(以下、「オイルシール配置面」という)34Bとの間を封止するオイルシール70も設けられている。オイルシール70は、ケーシング30の内周に形成された凹部30Bに嵌入されており、そのリップが第1キャリア体34のオイルシール配置面34Bに内接するように配置される。上述の軸受配置面34Gは、オイルシール配置面34Bよりも小径になるように設けられる。
オイルシール配置面34Bと軸受配置面34Gとは連結面によって連結される。この連結面と第1主軸受46の内輪46Cの車体内側側面との間に、軸方向の隙間が設けられることが好ましい。一実施例として、連結面は、オイルシール配置面34Bに直交し内輪46Cの軸方向車体側への移動を規制する内輪規制面34Aと、オイルシール配置面34Bと内輪規制面34Aとを接続する傾斜した接続面34Eと、によって構成される。さらに、内輪規制面34Aの最外径L6(図2(b)参照)が、内輪46Cの外径L5よりも小さくされている。こうすると、内輪46Cの車体内側側面と接続面34Eとの間に隙間が生じ、この隙間に先端の尖った工具を押し込むことで、軸受配置面34Gからの内輪46Cの取り外しが容易になる。
連結面として上記のように傾斜した接続面34Eを設ける代わりに、第1主軸受46の内輪46Cの車体内側側面と内輪規制面34Aとの間に、内輪46Cの外径よりも小径のスペーサ(図示せず)を挟んだ状態で内輪46Cを軸受配置面34Gに外嵌してもよい。こうすると、スペーサによって内輪46Cの車体内側側面と内輪規制面34Aとの間に軸方向の隙間が生じ、この隙間に先端の尖った工具を押し込むことで、軸受配置面34Gからの内輪46Cの取り外しが容易になる。
続いて、車輪駆動装置100の作用を説明する。図示しないモータの出力軸の回転が、スプラインを介して減速機10の入力軸16に伝達される。入力軸16が回転すると太陽歯車16Aが回転し、キャリアピン20によって公転が拘束された遊星歯車24が自転する。太陽歯車と遊星歯車、および遊星歯車と内歯歯車の歯数差に応じて、入力軸の回転に対して減速された回転速度にて、内歯歯車28と一体化されているケーシング30が回転する。ケーシング30の回転により、ケーシング30にボルト49によって固定されているホイール48を介してフォークリフトのタイヤ50が回転する。
本実施形態の車輪駆動装置100では、第1主軸受46の外輪46Bの内径L1が、遊星歯車24の外径(太陽歯車16Aの中心軸から遊星歯車の歯先までの最大距離を半径とする円の外径)L3よりも大きくなるように設計されている。このため、ベアリングナット56を取り外してケーシング30を軸方向外側に引きだそうとしたとき、ケーシング30の内周面に嵌入されている第1主軸受46の外輪46Bが遊星歯車24の歯先と干渉することがなく、車輪駆動装置の残りの部分からケーシング30を容易に取り外すことができる。
第1主軸受として、外輪46Bのレース(転動面)内に転動体46Aが嵌入されている構造の玉軸受を使用してもよい。このような玉軸受では、転動体46Aの外輪46Bに対する軸方向の移動が規制されている。この場合、転動体46Aの最内径(太陽歯車16Aの中心軸から転動体の球面までの最小距離を半径とする円の外径)L2が、遊星歯車24の外径L3よりも大きくなるように設計すると好ましい。こうすると、ベアリングナット56を取り外してケーシング30を軸方向外側に引きだそうとしたとき、ケーシング30の内周面に嵌入されている第1主軸受46の転動体46Aが、遊星歯車24の歯先と干渉することがなく、車輪駆動装置の残りの部分からケーシング30を容易に取り外すことができる。なお、第1主軸受46は、玉軸受でなくころ軸受であってもよい。
さらに、オイルシール70の内径L4が、第1主軸受46の内輪46Cの外径L5よりも大きくなるように設計されているとさらに好ましい。こうすると、ベアリングナット56を取り外してケーシング30を軸方向外側に引きだそうとしたとき、ケーシング30の内周面に嵌入されているオイルシール70が、第1キャリア体34に固定されている第1主軸受46の内輪46Cと干渉することがなく、また遊星歯車24の歯先と干渉することもないので、車輪駆動装置の残りの部分からケーシング30を容易に取り外すことができる。
上記のように車輪駆動装置を構成すると、以下の手順によって、車体内側に位置する消耗部品を点検または交換することができる。
1.カバー60を取り外し、ベアリングナット56を緩めて取り外す。
2.ケーシング30を軸方向外側に引っ張り出す。このとき、ケーシング30に固定されている第2主軸受47の全体、第1主軸受46の外輪46B、およびオイルシール70が、ケーシング30とともに移動される。第1主軸受46の内輪46Cは第1キャリア体34上に残る。
3.第1主軸受46の外輪46Bが遊星歯車24の歯先と干渉せず、またオイルシール70が第1キャリア体34に残された第1主軸受46の内輪46Cおよび遊星歯車24の歯先と干渉しないため、車輪駆動装置の残りの部分からケーシング30を滑らかに取り外すことができる。
4.ケーシング30に固定されている第1主軸受46の外輪46Bおよびオイルシール70を点検または交換する。ケーシングを外したことで第1主軸受46の内輪46Cも外部に露出するので、点検または交換が可能である。上記のように、内輪46Cの車体内側側面と内輪規制面34Aとの間には隙間が存在するので、この隙間に先端の尖った工具を押し込むことで、内輪46Cを第1キャリア体34の軸受配置面34Gから容易に取り外すことができる。内輪46Cの内径は遊星歯車24の外径L3よりも大きいので(図2(a)参照)、遊星歯車24を外すことなく内輪46Cだけを取り出すことが可能である。内輪46Cの内径が遊星歯車の外径L3よりも小さい場合は、以下の5.の手順で第2キャリア体38を第1キャリア体34から分離し、遊星歯車24を外した後で、内輪46Cを取り出すことができる。
5.遊星歯車24などの遊星歯車機構10を構成する部品を点検・交換する場合は、第1キャリア体34と第2キャリア体38とを連結するボルト36を外し、続いて第2キャリア体38上の抜きタップ38Bにボルトをねじ込んでキャリアピン20の端面を車体内側に押すことによって、第2キャリア体38を第1キャリア体34から分離する。これにより、遊星歯車24等が露出しこれらの点検・交換が可能になる。
以上説明したように、本実施形態によると、ホイールが締結されるケーシングを備える車輪駆動装置において、ケーシングを装置の残りの部分から容易に脱着することができる。このため、車輪駆動装置の全体を車体から取り外すことなく、遊星歯車機構よりも車体内側に位置している軸受やオイルシールにアクセスすることができる。よって、これらの部品の点検や交換作業が容易になり、メンテナンス性が向上する。
以上、本発明の実施の形態について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、単純遊星型の遊星歯車減速機を含む車輪駆動装置について説明した。しかしながら、このタイプの減速機に限らず、例えば、入力軸(偏心体軸)が内歯歯車の中心に配置されるタイプの偏心揺動噛合型の遊星歯車減速機や、内歯歯車の中心からオフセットした位置に複数本の偏心体軸が配置されるタイプの偏心揺動噛合型の遊星歯車減速機を含む、任意のタイプの遊星減速機構を有する車輪駆動装置に対しても本発明を適用することができる。
抜きタップは、偏心揺動噛合型の遊星歯車減速機を含む車輪駆動装置にも設けることができる。この場合、抜きタップは、外歯歯車の両側に位置する第1および第2キャリア体を連結する内ピンが圧入されている孔に貫通するように設けられる。
実施の形態では、車輪駆動装置が駆動する作業車両としてフォークリフトを例にとり説明したが、作業車両であれば任意のものであってよく、例えば建設用、土木用または運搬用の作業機械等を搭載した各種の作業車両であってもよいし、その他の車両であってもよい。
10 減速機(遊星歯車機構)、 16 入力軸、 16A 太陽歯車、 20 キャリアピン、 24 遊星歯車、 28 内歯歯車、 30 ケーシング、 34 第1キャリア体、 38 第2キャリア体、 38B 抜きタップ、 46 第1主軸受、 47 第2主軸受、 48 ホイール、 50 タイヤ、 56 ベアリングナット、 60 カバー、 70 オイルシール、 100 車輪駆動装置。

Claims (4)

  1. 遊星歯車と内歯歯車とを有する遊星歯車機構と、
    前記内歯歯車と一体化されたケーシングであって、ホイールが取り付けられ前記内歯歯車の回転をホイールに伝達するケーシングと、
    前記遊星歯車よりも車体内側で前記ケーシングの内周側に嵌入され、該ケーシングを回転自在に支持する軸受と、
    前記軸受よりも車体内側で前記ケーシングの内周側に嵌入されたオイルシールと
    前記遊星歯車の車体内側に配置され該遊星歯車を支持する第1キャリア体と、を備え、
    前記軸受の外輪の内径が、前記遊星歯車の外径よりも大きく、
    前記オイルシールの内径が、前記軸受の内輪の外径よりも大きく、
    前記第1キャリア体は、前記オイルシールに内接するオイルシール配置面と、前記軸受の内輪が外嵌され前記オイルシール配置面よりも小径の軸受配置面と、前記オイルシール配置面と前記軸受配置面とを連結する連結面と、を有し、
    前記連結面と前記内輪の車体内側側面との間に、軸方向の隙間が設けられていることを特徴とする車輪駆動装置。
  2. 前記軸受の転動体が前記外輪に対して軸方向に固定され、前記転動体の最内径が、前記遊星歯車の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の車輪駆動装置。
  3. 前記連結面は、前記オイルシール配置面に直交し前記軸受の内輪の軸方向車体側への移動を規制する内輪規制面と、前記オイルシール配置面と前記内輪規制面とを接続する接続面と、を有し、
    前記内輪規制面の外径が、前記軸受の内輪の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の車輪駆動装置。
  4. 前記遊星歯車の軸方向両側に、互いに連結されたキャリア体がそれぞれ配置され、
    車体外側に配置されるキャリア体に、両キャリア体間の連結を解除するための抜きタップが設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の車輪駆動装置。
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