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JP5821084B2 - 折板屋根材、その折板屋根材の接続構造およびその折板屋根材の接続に用いる連結具。 - Google Patents

折板屋根材、その折板屋根材の接続構造およびその折板屋根材の接続に用いる連結具。 Download PDF

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JP5821084B2 JP2012098450A JP2012098450A JP5821084B2 JP 5821084 B2 JP5821084 B2 JP 5821084B2 JP 2012098450 A JP2012098450 A JP 2012098450A JP 2012098450 A JP2012098450 A JP 2012098450A JP 5821084 B2 JP5821084 B2 JP 5821084B2
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Description

本発明は、工場、倉庫、大型店舗等の大面積の屋根において幅広く使用される、折板屋根材、その折板屋根材接続構造およびその接続に用いる連結固定具に関するものである。
折板屋根材は、本体、鋼板コイルを素材とし、施工現場に配置されたロール成形機を用いて所望の形状、長さに形成されるものであって、施工性、耐風圧強度、止水性を経済的に確保できる屋根材として広く普及している。
ところで、近年、既設の折板構造の屋根に対する改修需要が高まっており、施工現場での折板屋根材の迅速な成形および施工が求められているが、とくに、折板屋根材が長尺である場合には、その成形、施工を行うのが困難になること(場所の確保等)が多い。
その打開策として、最近では、工場で予め輸送可能な長さのもとで所定形状に成形し(定尺化)、これを施工現場でつなぎ合わせるようにして屋根を葺きあげる屋根材、工法が開発されてきており、この点に関する先行技術としては、特許文献1に開示された如き縦葺き屋根材、あるいは特許文献2に記載された如き建築用板の継手構造が参照される。
特許第3196560号公報 特開平6―93686号公報
しかしながら、上記文献1、2に開示されているものは、屋根材を、その最も低くなる底板部にねじの如き固着具を介して固定する構造になっているため、不定型シールやコーキング材を用いた止水構造を適用したとしても、日射、寒気による伸縮、経時劣化等によりその機能を長期にわたって維持することが困難で雨漏りを起こすことが懸念され(この種の屋根材が使用される建築物は、大面積で緩勾配の屋根が多く、止水性の確保が課題)、また、屋根材同士を接続するための複数の部材が別途に必要であり部品点数の増加も避けられないことから、効率的な施工を実現するのが難しい状況にある。
本発明の目的は、構造の簡素化を図り効率的な施工を実現するとともに、雨水等の侵入を確実に防止し得る止水性の高い折板屋根材、その折板屋根材の接続構造およびその折板屋根材の接続に用いる連結固定具を提案するところにある。
本発明は、軒−棟方向に沿って伸延する一対の長辺および軒方向に伸延する一対の短辺にて区画された平坦な底板部と、この底板部の前記各長辺につながるとともにそれぞれ外開き状態で立ち上がる傾斜側板部と、この各傾斜側板部の上端部につながる一対の肩部と、この一対の肩部の末端にてそれぞれ垂直に起立する立ち上がり部とを備えた折板屋根材であって、
前記底板部の棟側に位置する短辺、この短辺につながる前記傾斜側板部の端縁、前記肩部の端縁、前記立ち上がり部の端縁のいずれか1または全てに、上向きに180°折り返して形成され、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材の上ハゼに嵌合可能な鉤型形状をなす下ハゼを設け、
前記底板部の軒側に位置する短辺、この短辺につながる前記傾斜側板部の端縁、前記肩部の端縁、前記立ち上がり部の端縁のいずれか1または全てに、下向きに180°折り返して形成され、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材の下ハゼに嵌合可能な鉤型形状をなす上ハゼを設け、
前記上ハゼ、下ハゼは、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材の下ハゼ、上ハゼとの嵌合状態でもって弾性シール部材の充填、配置領域を形成する嵌合空間を有し、
前記立ち上がり部は、その上端かつ、両縁部を除いた領域に、軒方向に隣接配置される他の折板屋根材との接続を可能とする継手部を有し、該継手部のうち、一方の立ち上がり部に設けられた継手部は、横向に開放された凹部を有する挟持片からなり、もう一方の立ち上がり部に設けられた継手部は、該挟持片の凹部に差し込み可能な差し込み片からなり、
該立ち上がり部の両縁部については、折板屋根材をつなぎ合わせた際に、該立ち上がり部と該継手部の縁部で区画された開口部を形成するものであることを特徴とする折板屋根材である。
上記の構成からなる折板屋根材においては、
(1)傾斜側板部に設けられた下ハゼ、上ハゼは、前記嵌合空間の開口寸法をtとし、前記底板部、肩部の下ハゼ、上ハゼの嵌合空間の開口寸法をtとし、前記傾斜側板部の水平面に対する立ち上がり角度をθとした場合に、t=t×cosθであること、
(2)弾性シール部材は、前記嵌合空間に充填、配置される本体部分と、この本体部分に一体的につながり、下ハゼの折り返し上面に巻き上げられる巻き上げ部とにて構成すること、
(3)底板部と傾斜側板部との接続部位、傾斜側板部と肩部との接続部位は、一定の曲率半径でもって湾曲させた湾曲部または、複数の角度で緩慢に屈曲させて屈曲部にて構成すること、
が本発明の課題解決のための具体的手段として好ましい。
また、本発明は、上記の構成からなる折板屋根材の接続構造であって、前記下ハゼ、上ハゼを、軒−棟方向に隣接配置される他の折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにそれぞれ嵌合させて屋根材同士を軒−棟方向に接続する一方、前記継手部を、軒方向に隣接配置される他の折板屋根材の継手部に連係させて屋根材同士を接続してなることを特徴とする折板屋根の接続構造である。
さらに、本発明は、上記の構成からなる折板屋根材につき、該折板屋根同士を、前記上ハゼ、下ハゼの嵌合部位で相互に接続するのに用いる連結固定具において、屋根の固定部に連係するボルトと、このボルトを貫通する開孔を有し、折板屋根材の肩部の下面に位置する受け板と、該ボルトを貫通する開孔を有し、該折板屋根材の肩部の上面に配置される押さえ部材と、この押さえ部材の上部で前記ボルトに係合するとともに、その締め込みによって前記受け板と前記押さえ部材との相互間で該肩部を挟持するナットとからなり、該押さえ部材を、折板屋根材の下ハゼと上ハゼの嵌合部位に対面し該嵌合部位をその内側に位置せしめる凹部と、この凹部の前後、左右の少なくとも4箇所に設けられ、接続すべき折板屋根材の各肩部にそれぞれ当接する押圧脚部からなるもので構成することを特徴とする折板屋根材の接続に用いる連結固定具である。
上記の構成からなる連結固定具においては、記押さえ部材に着脱自在に嵌合して該押さえ部材をその内側空間に収納するカバーを設けることが好ましい。また、本発明は、上記の構成からなる連結固定具を用いて、前記屋根材同士を、前記上ハゼ、下ハゼの嵌合部位で相互に接続することによって折板屋根材の接続構造を構成するのが好ましい。
上記の構成からなる本発明の折板屋根材においては、底板部の棟側に位置する短辺(水上端側)、この短辺につながる傾斜側板部の端縁、肩部の端縁、立ち上がり部の端縁のいずれか1または全てに、上向きに180°折り返して形成され、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材の上ハゼに嵌合可能な鉤型形状をなす下ハゼを設け、底板部の軒側に位置する短辺(水下端側)、この短辺につながる前記傾斜側板部の端縁、前記肩部の端縁、前記立ち上がり部の端縁のいずれか1または全てに、下向きに180°折り返して形成され、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材の下ハゼに嵌合可能な鉤型形状をなす上ハゼを設けるようにしたため、上ハゼを下ハゼに嵌合させるだけの簡単な作業で折板屋根材の接続が可能となる(構造の簡素化、作業効率の改善)。
また、上ハゼ、下ハゼが形成された部位は、変形に対する抵抗(剛性)が高いため、下ハゼと上ハゼとを嵌合させたときに形成される嵌合空間に弾性シール部材(ゴムやスポンジ状の弾性発泡体等)を充填、配置した場合に、該弾性シール部材の反発力を高めることが可能となり、屋根材の接続部における止水性を向上させることができる。
また、本発明による折板屋根材によれば、立ち上がり部の上端かつ、両縁部を除いた領域に、軒方向に隣接配置される他の折板屋根材との接続を可能とする継手部を設け、この継手部を、一方の立ち上がり部に設けたものについては横向きに開放された凹部(溝部)を有する挟持片で構成し、もう一方の立ち上がり部に設けたものについては該挟持片に差し込み可能な差し込み片で構成したため、隣接配置される他の折板屋根材をつなぎ合わせるに際して差し込み片を、挟持片の凹部に差し込むだけで高い止水性を確保したまま折板屋根同士をつなぎ合わせることができる。
また、本発明による折板屋根材によれば、傾斜側板部に設けられた下ハゼ、上ハゼの嵌合空間の開口寸法をtとし、底板部、肩部の下ハゼ、上ハゼの嵌合空間の開口寸法をtとし、傾斜側板部の水平面に対する立ち上がり角度をθとした場合に、t=t×cosθとしたため、傾斜側板部に設けられた下ハゼ、上ハゼの嵌合空間の開口寸法tは、cosθだけ小さくなり、上ハゼ、下ハゼを折り返し加工する際に、形状変形を伴うことなしに成形加工を行うことができる。
また、上記の構成からなる本発明の折板屋根材によれば、弾性シール部材を、嵌合空間に充填、配置される本体部分と、この本体部分に一体的につながり、下ハゼの折り返し部の上面に巻き上げられる巻き上げ部からなるものとしたため、下ハゼと上ハゼを嵌合させる際、上ハゼの先端部を、該弾性シール部材と下ハゼのとの相互間に簡単に差し込むことが可能となり、しかも、下ハゼの折り返し上面に巻き上げられた巻き上げ部が上ハゼの内壁面に密着するため、水止性が向上する。
また、本発明による上記構成の折板屋根材によれば、記底板部と前記傾斜側板部との接続部位、傾斜側板部と肩部との接続部位は、緩慢に湾曲させた湾曲部または、複数の角度で緩慢に屈曲させて屈曲部にて構成したため、該接続部位におけるハゼ(上ハゼ、下ハゼ)の成形が容易になる。
さらに、上記の構成からなる本発明の折板屋根材の接続構造によれば、下ハゼ、上ハゼを、軒−棟方向に隣接配置される他の折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにそれぞれ嵌合させて屋根材同士を軒−棟方向に接続する一方、前記継手部を、軒方向に隣接配置される他の折板屋根材の継手部に連係させて屋根材同士を接続するようにしたため、余計な部材を要することなしに屋根材を、軒−棟方向、軒方向にそれぞれつなぎ合わせることが可能となり、効率的な葺きあげ施工が行える。
さらに、上記の構成からなる折板屋根材につき、該折板屋根同士を、前記上ハゼ、下ハゼの嵌合部位で相互に接続するのに用いる連結固定具を、屋根の固定部に連係するボルトと、このボルトを貫通する開孔を有し、折板屋根材の肩部の下面に位置する受け板と、該ボルトを貫通する開孔を有し、該折板屋根材の肩部の上面に配置される押さえ部材と、この押さえ部材の上部で前記ボルトに係合するとともに、その締め込みによって前記受け板と前記押さえ部材との相互間で該肩部を挟持するナットにて構成し、該押さえ部材を、折板屋根材の下ハゼと上ハゼの嵌合部位に対面し該嵌合部位をその内側に位置せしめる凹部と、この凹部の前後、左右の少なくとも4箇所にもけられ、接続すべき折板屋根材の各肩部にそれぞれ当接する押圧脚部からなるものとしたため、該折板屋根材を、建築構造物に設けられたタイトフレーム等の固定部に確実に固定することができる。
上記の如き構成からなる本発明の連結固定具によれば、押さえ部材に着脱自在に嵌合して該押さえ部材をその内側空間に収納するカバーを設けるようにしたため、折板屋根の接続部からの雨水等の侵入を確実に回避することができる。
本発明に従う折板屋根材の外観斜視図である。 図1に示した折板屋根材の正面を示した図である。 図1に示した折板屋根材の側面を示した図である。 図1に示した折板屋根材の平面を示した図である。 下ハゼの要部断面を拡大して示した図である。 上ハゼの要部断面を拡大して示した図である。 下ハゼと、上ハゼの嵌合状態を示した図である。 下ハゼと、上ハゼの嵌合要領を示した図である。 弾性シール部材の配置状況をその要部について示した外観斜視図である。 本発明に従う折板屋根材の施工要領の説明図である。 本発明に従う折板屋根材の接続状況をその要部について示した図である。 (a)(b)は、タイトフレームの正面および側面を示した図である。 (a)(b)は、本発明に従う連結固定具の構成を示した図である。 本発明に従う連結固定具の外観斜視図を分解状態で示した図である。 (a)〜(d)は、本発明に従う連結固定具を用いて折板屋根材を固定保持する要領を示した図である。 (a)(b)は、既設の屋根に本発明に従う折板屋根材を配置するのに好適な連結固定具の構成を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う折板屋根材の外観斜視図であり、図2は、その正面を示した図、図3は、その側面を示した図、図4は、その平面を示した図である。本発明に従う折板屋根材は、縦葺きタイプの折板屋根材であって、厚さ0.6〜1.0mmになる例えば、溶融亜鉛めっき鋼板やカラー鋼板等の防錆処理鋼板、ステンレス鋼板、銅板、アルミニウム合金板、亜鉛板等を、ロール成形によって成形される定尺部材からなる。
図における符号1は、折板屋根材の本体部分をなす平坦な底板部である。この底板部1は、軒−棟方向に沿って伸延する一対の長辺1a、1bと、軒方向に伸延する一対の短辺1c、1dにて区画されている。
また、2、3は、底板部1の長辺1a、1bに一体的につながるとともにそれぞれ外開き状態で立ち上がる傾斜側板部、4、5は、傾斜側板部2、3の上端部にその端部へ向けて若干高くなるように傾斜角度をもってつながる肩部、6、7は、肩部4、5の末端でそれぞれ垂直に起立する立ち上がり部である。
上記傾斜側板部2、3、肩部4、5、立ち上がり部6、7は、底板部1の長辺1a、1bと同等の長さを有するものであって、該傾斜側板2、3の端縁、肩部4、5の端縁、立ち上がり部6、7の端縁は、底板部1の短辺1c、1dに連続的につながっており、その平面形状は、図4に示すように矩形形状を呈している。
また、8は、底板部1の棟側に位置する短辺1dとこれにつながる傾斜側板2、3の端縁、肩部4、5の端縁に設けられた下ハゼである。
下ハゼ8は、その要部を図5に示すように、それらの各部位を180°上向きに折り返して形成された鉤型形状をなすものであって、その内側には、棟側に向けて開放され、弾性シール部材の充填、配置領域を形成する嵌合空間8aを有しており、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材(この折板屋根材は、図示のものと同じ構成になるものが使用される)の上ハゼに嵌合可能になっている。
また、9は、底板部1の軒側に位置する短辺1cとこれにつながる傾斜側板2、3の端縁、肩部4、5の端縁に設けられた上ハゼである。
上ハゼ9は、その要部を図6に示すように、それらの各部位を180°下向きに折り返すことによって形成された鉤型形状をなすものであって、その内側には、軒側に向けて開放され、弾性シール部材の充填、配置領域を形成する嵌合空間9aを有しており、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材(この折板屋根材は、図示のものと同じ構成になるものが使用される)の下ハゼ(下ハゼ8)に嵌合可能になっている。
傾斜側板部2、3に設けられた下ハゼ8、上ハゼ9については、それらの嵌合空間8a、9aの開口寸法をt(図5参照)とし、底板部1、肩部4、5の下ハゼ8、上ハゼ9の嵌合空間8a、9aの開口寸法をt(図5参照)し、傾斜側板部2、3の水平面に対する立ち上がり角度をθとした場合(図2参照)に、t=t×cosθとするのがよく、これにより、傾斜側板部に設けられた下ハゼ、上ハゼの嵌合空間の開口寸法tは、cosθだけ小さくなり、下ハゼ8、上ハゼ9の折り返し加工を行う際に、形状変形を伴うことなしに成形加工を行うことができる。
上記下ハゼ8と上ハゼ9を嵌合状態に保持し、該嵌合空間8a、9aに弾性シール部材Sを配置した状況を図7に示す。弾性シール部材Sを嵌合空間8a、9aに配置するには、図8に示すように、該弾性シール部材Sを予め下ハゼ8の嵌合空間8a内に配置しておき、上ハゼ9の先端爪部9bを下ハゼ8の内壁面と弾性シール部材Sの間に差し込むようにすればよい。弾性シール部材Sとしては、合成ゴム発泡体等が適用できる。
下ハゼ8と上ハゼ9の嵌合を容易にし、かつ、折板屋根材の接続部において高い止水性を確保するため、弾性シール部材Sとしては、図9に示す如く、下ハゼ8嵌合空間8aに充填、配置される本体部分Sと、この本体部分Sに一体的につながり、下ハゼ8の折り返し部の上面に巻き上げられる巻き上げ部Sからなる弾性シール部材Sを適用することができる。
かかる弾性シール部材Sは、その長さを嵌合空間8aよりも長くしておき、該嵌合空間8aからはみ出した部位を下ハゼ8の折り返し部の上面に巻き上げ、接着剤を介して巻き上げ部位を下ハゼ8の折り返し部の上面に接着すればよい。
また、10は、立ち上がり部6、7の上端で、かつ、該立ち上がり部6、7の両縁部を除いた領域に設けられた継手部である(図2、図3参照)。この継手部10は、軒方向に隣接配置される他の折板屋根材との接続を可能とするものであって、立ち上がり部6には、横向きに開放された凹部cを有する挟持片10aからなり、立ち上がり部7には、挟持片10aの凹部cに差し込み可能な差し込み片10bからなっている。継手部10を、立ち上がり部6、7の両縁部を除いた領域に設けることで、後述する連結固定具のボルトを露出させる開口部を形成することができるようになっている。
上記挟持片10a、差し込み片10bは、その断面形状がほぼ同じになる逆向き配置のものを例として示したが、その形状は適宜変更できるものであって、差し込み片10bは、挟持片10aの凹部cに差し込むことができる高さに設定されている。
底板部1と傾斜側板部2、3との接続部位、傾斜側板部2、3と肩部4、5との接続部位は、緩慢に湾曲させた湾曲部Pあるいは、複数の角度で緩慢に屈曲させて屈曲部Pにて構成することができ(図2参照)、これにより成形加工の際の調整代の拡大を図ることが可能となり、該接続部位におけるハゼ(上ハゼ、下ハゼ)の成形が容易になる。
上記のような構成からなる折板屋根材を軒−棟方向、軒方向にそれぞれつなぎ合わせて接続構造を構成するには、図10に示す折板屋根材Aを基準にすると、まず、該折板屋根材Aの下ハゼ8に、軒−棟方向の棟側に配置される他の折板屋根材Bの上ハゼ9を嵌合させて屋根材同士を、軒から棟にわたって順次接続していく。そして、棟に至るまでの作業を終えたならば、次に、折板屋根材Aの継手部10を、軒方向に隣接配置される他の折板屋根材Cの継手部10に連係させて屋根材同士を接続し、さらに、この接続作業を行いながら、折板屋根材Dの如く、軒─棟方向に別の折板屋根材を順次接続していけばよい。
図11は、本発明に従う折板屋根材の接続部をその要部について示した図である。折板屋根材をつなぎ合わせるにあたっては、図示のように、下ハゼ8に弾性シール部材Sを配置しておくことが肝要であり、これにより高い止水性が確保される。
また、下ハゼ8の端部から該弾性シール部材Sをはみ出させて立ち上がり部6、7の側壁に沿って起立する起立部S(図11参照)を設けておくことにより、折板屋根材の接続部の止水性をより一層高めることができる。
本発明に従う折板屋根材は、軒−棟方向、軒方向への接続を行う際、建築構造物の梁等に設置、固定される波型形状をなす図12(a)(b)に示す如きタイトフレーム11に配置(新設の場合)され、折板屋根材の接続に合わせ、接続にかかる折板屋根材を連結固定具を介して該タイトフレーム11に固定する。
図13(a)(b)は、本発明に従う連結固定具をその正面、側面について示した図であり、図14は、その外観を分解状態で示した図である。
図における符号12には、タイトフレーム11に連係するボルトである。このボルト12は、折板屋根材をつなぎ合わせた際に形成される開口部h(立ち上がり部6、7と、継手部10の縁部で区画された開口部、図14参照)を通してその先端部分が折板屋根材の外表面に露出するようになっている。
また、13は、ボルト12を貫通する開孔を有し、折板屋根材の肩部4、5の下面に位置する受け板である。この受け板13は、肩部4、5の形状に合わせた単一のプレート状部材から構成される。
また、14は、ボルト12を貫通する開孔を有し、折板屋根材の肩部4、5の上面に配置される押さえ部材である。この押さえ部材14も単一部材にて構成されるものであって、下向きに開放されたC型断面形状を有している。
15は、押さえ部材14の上部でボルト12に係合するとともに、その締め込みによって受け板13と押さえ部材14との相互間で二枚重ねになった折板屋根材の肩部4、5を挟持するナットである。
上記押さえ部材14は、その幅方向の両側に、折板屋根材の下ハゼ8と上ハゼ9の嵌合部位に対面し該嵌合部位をその内側に位置せしめる下向きに開放された凹部14aを有しており、この凹部14aの前後、左右の少なくとも4箇所(この例では4か所設ける場合について示してある)には、接続すべき折板屋根材の各肩部4、5にそれぞれ当接する押圧脚部14bが形成されている。また、この押さえ部材14の長手方向の端部には、上方に向けて垂直に折り返された舌片14cが形成されている。
16は、押さえ部材14に着脱自在に嵌合して該押さえ部材14をその内側空間Mに収納するカバーである。このカバー16は、天面壁16aと、この天面壁16aの縁部につながり、その内側に、押さえ部材14の側壁凸部14bに連係する係止爪部16bが形成されたアーム壁16cから構成されていている。
カバー16は、折板屋根材の軒−棟方向の全長にわたって配置され、これによっても止水性を高めることができるものであって、軒−棟方向の全長にわたる長さを有する一体物を適用することができるが、定尺物を複数本つなぎ合わせたものを適用してもよい。
上記の構成からなる連結固定具を用いて折板屋根材をタイトフレーム11に固定する要領を図15(a)〜(d)に示す。
本発明に従う折板屋根材は、上ハゼ9を下ハゼ8に嵌合させた際に、その相互間には、図15(c)に示すように段差dが形成されることになるが、上記の構成からなる連結固定具においては、押さえ部材14の押圧脚部14bが折板屋根材の4箇所にそれぞれ個別に当接するため、図15(d)に示すように、ナット15を締め込むことにより折板屋根材が水平に維持することができる。
また、本発明に従う折板屋根材は、図16(a)(b)に示すように、既設の折板屋根のハゼ部に、取り付けボルト12を備えた2つ合わせ構造になる受け金具17を別途に配置し、該受け金具17に上掲図9に示す要領で本発明に従う折板屋根材を配列、つなぎ合わせて固定することもでき、既設の建築構造物の屋根の改修にも容易対応し得る。
本発明に従う折板屋根材は、軒−棟方向においては、上ハゼ9、下ハゼ8にて折板屋根材同士を接続し、軒方向においては、肩部4、5において屋根材同士を接続するものであり、雨水等が簡単に侵入することがないうえ、風圧に対する抵抗力も高く維持できる。
本発明によれば、構造の簡素化を図り効率的な施工を実現するとともに、雨水等の侵入を長期にわたって防止し得る折板屋根材、その折板屋根材の接続構造およびその折板屋根材の接続に用いる連結固定具が提供できる。
1 底板部
1a 長辺
1b 長辺
1c 短辺
1d 短辺
2 傾斜側板部
3 傾斜側板部
4 肩部
5 肩部
6 立ち上がり部
7 立ち上がり部
8 下ハゼ
8a 嵌合空間
9 上ハゼ
9a 嵌合空間
10 継手部
10a 挟持片
10b 差し込み片
11 タイトフレーム
12 ボルト
13 受け板
14 押さえ部材
14a 凹部
14b 押圧脚部
15 ナット
16 カバー
16a 天面壁
16b 係止爪部
16c アーム壁
17 受け金具
S 弾性シール部材
h 開口部
M 収納空間

Claims (8)

  1. 軒−棟方向に沿って伸延する一対の長辺および軒方向に伸延する一対の短辺にて区画された平坦な底板部と、この底板部の前記各長辺につながるとともにそれぞれ外開き状態で立ち上がる傾斜側板部と、この各傾斜側板部の上端部につながる一対の肩部と、この一対の肩部の末端にてそれぞれ垂直に起立する立ち上がり部とを備えた折板屋根材であって、
    前記底板部の棟側に位置する短辺、この短辺につながる前記傾斜側板部の端縁、前記肩部の端縁、前記立ち上がり部の端縁のいずれか1または全てに、上向きに180°折り返して形成され、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材の上ハゼに嵌合可能な鉤型形状をなす下ハゼを設け、
    前記底板部の軒側に位置する短辺、この短辺につながる前記傾斜側板部の端縁、前記肩部の端縁、前記立ち上がり部の端縁のいずれか1または全てに、下向きに180°折り返して形成され、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材の下ハゼに嵌合可能な鉤型形状をなす上ハゼを設け、
    前記上ハゼ、下ハゼは、軒−棟方向に沿って隣接配置される他の折板屋根材の下ハゼ、上ハゼとの嵌合状態でもって弾性シール部材の充填、配置領域を形成する嵌合空間を有し、
    前記立ち上がり部は、その上端かつ、両縁部を除いた領域に、軒方向に隣接配置される他の折板屋根材との接続を可能とする継手部を有し、該継手部のうち、一方の立ち上がり部に設けられた継手部は、横向に開放された凹部を有する挟持片からなり、もう一方の立ち上がり部に設けられた継手部は、該挟持片の凹部に差し込み可能な差し込み片からなり、
    該立ち上がり部の両縁部については、折板屋根材をつなぎ合わせた際に、該立ち上がり部と該継手部の縁部で区画された開口部を形成するものであることを特徴とする折板屋根材。
  2. 前記傾斜側板部に設けられた下ハゼ、上ハゼの、前記嵌合空間の開口寸法をtとし、前記底板部、肩部の下ハゼ、上ハゼの嵌合空間の開口寸法をtとし、前記傾斜側板部の水平面に対する立ち上がり角度をθとした場合に、t=t×cosθであることを特徴する請求項に記載した折板屋根材。
  3. 前記弾性シール部材は、前記嵌合空間に充填、配置される本体部分と、この本体部分に一体的につながり、前記下ハゼの折り返し部の上面に巻き上げられる巻き上げ部からなることを特徴とする請求項1または2に記載した折板屋根材。
  4. 前記底板部と前記傾斜側板部との接続部位、前記傾斜側板部と前記肩部との接続部位は、緩慢に湾曲させた湾曲部または、複数の角度で緩慢に屈曲させ屈曲部からなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載した折板屋根材
  5. 請求項1〜のいずれか1に記載した折板屋根材の接続構造であって、
    前記下ハゼ、上ハゼを、軒−棟方向に隣接配置される他の折板屋根材の上ハゼ、下ハゼにそれぞれ嵌合させて屋根材同士を軒−棟方向に接続する一方、前記継手部を、軒方向に隣接配置される他の折板屋根材の継手部に連係させて屋根材同士を接続してなることを特徴とする折板屋根の接続構造。
  6. 請求項1〜のいずれか1に記載した折板屋根材につき、該折板屋根同士を、前記上ハゼ、下ハゼの嵌合部位で相互に接続するのに用いる連結固定具であって、
    屋根の固定部に連係するボルトと、このボルト貫通する開孔を有し、折板屋根材の肩部の下面に位置する受け板と、該ボルトを貫通する開孔を有し、該折板屋根材の肩部の上面に配置される押さえ部材と、この押さえ部材の上部で前記ボルトに係合するとともに、その締め込みによって前記受け板と前記押さえ部材との相互間で該肩部を挟持するナットとからなり、
    該押さえ部材は、折板屋根材の下ハゼと上ハゼの嵌合部位に対面し該嵌合部位をその内側に位置せしめる凹部と、この凹部の前後、左右の少なくとも4箇所に設けられ、接続すべき折板屋根材の各肩部にそれぞれ当接する押圧脚部からなることを特徴とする折板屋根材の接続に用いる連結固定具。
  7. 前記押さえ部材に着脱自在に嵌合して該押さえ部材をその内側空間に収納するカバーを有することを特徴とする請求項に記載の折板屋根材の接続に用いる連結固定具。
  8. 請求項または7に記載した連結固定具を用いて、前記折板屋根材同士を、前記上ハゼ、下ハゼの嵌合部位で相互に接続することを特徴とする請求項に記載した折板屋根材の接続構造。
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