JP5818662B2 - アイスディスペンサ - Google Patents
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Description
前記氷搬送装置の出口部と前記氷放出部の入口部との間に配設され、前記氷搬送装置により送り込まれた氷塊を規定量に調節して前記氷放出部へ放出する氷放出装置を備え、
前記氷放出装置は、
前記氷搬送装置の出口部に連通する氷受入れ口および前記氷放出部の入口部に連通する氷送出口が設けられ、前記氷搬送装置により送り込まれた氷塊を一時的に貯留し得るケーシングと、
前記ケーシング内に回転自在に配設されると共に、規定量の氷塊を収容可能な移送部が回転方向へ並んで複数設けられた氷移送体と、
前記氷移送体を、前記移送部が前記氷送出口に臨まない収容位置と該氷送出口に臨む放出位置との間を移動させ、氷移送体の回転する角度を変更可能に設定される駆動手段とを備え、
前記氷送出口は、前記氷移送体における複数の移送部に相対する開口面積に形成されており、
前記氷移送体を前記移送部の周方向の間隔毎に回転停止することで、1つの該移送部に収容された氷塊を、前記氷放出口を介して前記氷放出部に放出する態様と、該氷移送体を、該移送部の周方向の間隔の複数倍の間隔毎に回転停止することで、複数の該移送部に収容された氷塊を、該氷放出口を介して該氷放出部に放出する態様とを実行可能に構成されていることを要旨とする。
そして、氷移送体の回転角度に応じて、少量の氷塊を放出する態様と、多量の氷塊を放出する態様とを設定し得る。
前記氷移送体の上部に、前記移送部へ収容した氷塊における該氷移送体から上方へ突出した部分を切離して、該移送部内の氷塊を規定量とする調節手段を備え、
前記調整手段は、円板状に形成されたカッターであって、外周縁の全周に亘って刃部が形成されており、
前記調整手段は、周方向へ所要角度毎に回転した位置で位置決めして、複数の取付姿勢で前記氷移送体の上部に配設可能に構成されたことを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、余剰分の氷塊は、ガイド部材の上部において攪拌されながら移動するから、該余剰分の氷塊が互いに氷結することが防止される。
従って、請求項4に係る発明によれば、移送部を画成する壁部に、該壁部から突出する突状部を設けたので、該移送部に収容された氷塊が該壁部に固着し難くなり、氷塊を氷送出口へ円滑に放出することができる。しかも突状部は、氷塊の放出方向に沿って延在しているから、氷塊を氷送出口へ放出する際に該突状部が邪魔にならない。
前記氷塊検知手段が前記規定レベルを検知しない場合に、前記氷搬送装置が作動するよう構成したことを要旨とする。
従って、請求項5に係る発明によれば、氷塊検知手段がケーシング内に貯留される氷塊の規定レベルを検知するまで氷搬送装置を作動することで、該ケーシング内に常に規定レベルに相当する量の氷塊を貯留することが可能である。
前記シャッター部材に、前記ケーシングの下方に配設したドレンパンに向けて開口した排水部が設けられたことを要旨とする。
従って、請求項6に係る発明によれば、別の駆動手段が停止した氷塊の非放出時には、氷放出部の氷放出口がシャッター部材で閉成されているので、氷放出部内や氷放出装置内に冷えていない空気や塵埃等が侵入することを防止し得ると共に、氷放出部内や氷放出装置内を清潔に保持することができる。また、氷放出部からシャッター部材上に滴下した水滴は、排水部を介してドレンパンへ排出されるから、シャッター部材上に水滴が溜まっている状態で該シャッター部材を開放させることで下方にセットした容器等に該水滴が落下することを防止し得る。
前記貯氷装置10の貯氷室11は、図2に概略的に示すように、上方に開口した有底形状の本体部材11Aと、この本体部材11Aに上方から覆蓋される蓋部材11Bとで形成され、これら本体部材11Aおよび蓋部材11Bの外側には断熱材11Cが配設されている。そして、前記貯氷室11における縦壁部の一部が外方へ膨出した状態に形成され、前記氷搬送装置14を縦向きに配設するための配設部11Dが、上下方向に延在して設けられている。また、前記貯氷室11における前記放出シュート13の下部には、図1に示すように、該貯氷室11内に貯留された氷塊Sの貯氷量を検知する貯氷センサ13Aが設けられており、この貯氷センサ13Aが氷塊Sを検知するまで前記製氷装置12での製氷運転が行なわれ、該貯氷センサ13Aが氷塊Sを検知すると該製氷装置12での製氷運転が停止されるようになっている。なお、前記貯氷室11内には、該貯氷室11内に貯留された氷塊Sのアーチング(氷結)を防止する氷攪拌装置(図示せず)が配設されている。
前記氷搬送装置14は、図2および図3に示すように、長尺で円筒状に形成されて上下方向に延在する搬送筒体20と、該搬送筒体20内に回転自在に配設された氷搬送体22と、図示省略した駆動手段とを備えている。搬送筒体20は、長手方向における略下半分が前記貯氷装置10内に収容され、上半分が該貯氷装置10から上方へ延出しており、この延出した部分の外周部には断熱材24が配設されている。そして搬送筒体20は、その下部の外周面に、貯氷室11内に開口して該貯氷室11内の氷塊Sを取り込み可能な氷取込口20Aが形成されると共に、その上端部に、搬送した氷塊Sが排出される氷排出口20Bが形成されている。なお、搬送筒体20の上部には、氷放出装置16を構成するケーシング30が配設されている。
前記氷放出装置16は、図2〜図4に示すように、前記氷搬送装置14の出口部と氷放出部18の入口部に連通するケーシング30と、このケーシング30の内部空間30Aに移動自在に配設されて、規定量の氷塊Sを収容する移送部55が設けられた氷移送体50と、この氷移送体50を、移送部55が氷放出部18に整合する氷送出口44に臨まない収容位置と該氷送出口44に臨む放出位置との間を移動させる駆動手段としてのモータ58とを備えている。また、前記ケーシング30内には、前記氷移送体50の各移送部55に収容された氷塊Sを規定量に調節する調節手段としてのカッター部材100が配設されると共に、このカッター部材100により切離された残り(余剰分)の氷塊S(S1)を案内する案内手段としてのガイド部材80が配設されている。なお、実施例の氷放出装置16は、氷移送体50から放出された氷塊Sを放出する氷放出部18が、前記ケーシング30の下部前側に一体的に形成されている。
前記ケーシング30は、図3および図4に示すように、上方へ開口するバケット状を呈する収容箱体32と、この収容箱体32の上部に配設されて上部開口を塞ぐ蓋体34とを備え、内部に前記内部空間30Aを画成した中空体に構成されている。前記収容箱体32は、図5および図6に示すように、前後に長いバケット状に形成され、前後に延在する左壁32Aと、前後に延在して前記左壁32Aと対向する右壁32Bと、左壁32Aおよび右壁32Bの後側に連設されて後方へ凸となる円弧状の後壁32Cと、左壁32Aおよび右壁32Bの前側に連設されて前方へ凸となる多面状の前壁32Dと、前記各壁32A,32B,32C,32Dの上側に連設されて水平外方へ延出するリブ32Eとを備えている。前記左壁32Aは、図5および図6(b)に示すように、前後方向の略中間部分が、右壁32Bに向けて内部空間30A側へ凸となる湾曲形状に形成されており、また前記右壁32Bは、前後方向の略中間部分が、左壁32Aに向けて該内部空間30A側へ凸となる湾曲形状に形成されており、これら左壁32Aおよび右壁32Bは互いの突出した部分が連設されている。これにより、前記ケーシング30の下側部分における前後方向の略中間には、左右方向における中間部が最も前後幅が小さく、該中間部から左側および右側に向かうにつれて前後幅が徐々に大きくなる形状の仕切壁36が形成されている。従って、前記ケーシング30の内部空間30Aは、上下方向の中間から上側は前後に連通しており、上下方向の中間から下側は、前記仕切壁36により前後に区画されている。なお、前記仕切壁36から前側部分には、左壁32Aおよび右壁32Bの下側に底壁32Fが形成されている。
前記氷移送体50は、図4、図7および図8に示すように、円形の本体部52と、この本体部52から放射状に延出する複数(実施例では6板)の区画板54とから構成されている。前記本体部52は、円形の円板部52Aと、この円板部52Aの外周縁から下方へ延出した円筒部52Bと、前記円板部52Aの下面中央から下方へ延出した軸止部52Cと、前記円板部52Aの上面中央に上方へ突出したボス部52Dとを備えている。前記軸止部52Cには、下方に開口した支持孔52Eが形成されており、回転支軸62におけるDカットされた角軸部62A(図4参照)が突入することで、回転支軸62と氷移送体50とが空回り不能に固定されるようになっている(図3参照)。また前記ボス部52Dは、後述するカッター部材100に設けた位置決め孔104に回転可能に嵌合すると共に、後述するガイド部材80に設けた支持孔92に下方から突入するようになっている。
前記ケーシング30の外部下面に設けた前記取付部には、図2および図3に示すように、前記氷移送体50を回転させるための駆動手段としてのモータ58が配設されている。前記モータ58は、駆動軸58Aを上側に向けた垂下状態に固定され、該駆動軸58Aには平歯車からなる駆動ギア60が固定されている。また、上端に前記氷移送体50を固定した前記回転支軸62の下端には、前記駆動ギア60に噛合する平歯車からなる従動ギア64が固定されている。従って、駆動モータ58を駆動制御すると、駆動ギア60および従動ギア64を介して前記回転支軸62が従動回転し、これにより前記氷移送体50が、図13〜図16に示すように、上方から見て反時計方向に回転するようになっている。
図2〜図4に示すように、前記ケーシング30の内部空間30Aにおいて、前記氷移送体50の上方には、該氷移送体50の移送部55に収容された氷塊Sをカッター部材100により切離して分離した余剰分の氷塊S(S1)を案内するガイド部材80が設けられている。このガイド部材80は、前記収容箱体32の内壁から離間した状態で氷移送体50の上側に臨むように配設され、余剰分の氷塊S1が氷送出口44へ放出されることを防止すると共に、該余剰分の氷塊S1を内部空間30Aで移動させて攪拌し得るよう構成されている。
前記ガイド部材80におけるガイド体82の下側には、図3および図4に示すように、前記氷移送体50における移送部55に収容された氷塊Sにおける該氷移送体50から上方へ突出した部分を切離するためのカッター部材(調整手段)100が配設されている。このカッター部材100は、図11(a)〜(c)に示すように、前記ガイド部材80のガイド体82より一回り大きい直径の円板部材であり、外周縁に全周に亘って鋭角の刃部102が形成されている。
前記ケーシング30には、図3および図5に示すように、該ケーシング30内に貯留された氷塊Sの貯留量を検知する氷塊検知手段としての氷塊検知センサ108が配設されている。この氷塊検知センサ108は、ケーシング30の対向する一方の壁部(実施例では左壁32A)に配設された発光部108Aと、対向する他方の壁部(右壁32B)に配設された受光部108Bとを備えた赤外線センサである。すなわち氷塊検知センサ108は、ケーシング30に送り込まれて貯留されている氷塊Sの高さが該センサ108の検知位置より低い場合には、発光部108Aからの赤外線が遮られずに受光部108Bで受光され、氷塊Sの高さが該センサ108の検知位置より高い場合には、発光部108Aからの赤外線が遮られて受光部108Bで受光されない。そして、発光部108Aからの赤外線が遮られていない場合には、ケーシング30内に規定レベルの氷塊Sが貯留されていないから、前記氷搬送装置14を作動して前記貯氷装置10の氷塊Sをケーシング30に供給するようにし、発光部108Aからの赤外線が遮られた場合には、ケーシング30内に規定レベルの氷塊Sが貯留されているから、前記氷搬送装置14の作動を停止するようになっている。また、前記氷塊検知センサ108は、氷搬送装置14により搬送されて内部空間30A内へ受け入れられた氷塊Sが氷移送体50の上方へ移動する際にも遮光され、該氷搬送装置14で氷塊Sが搬送されていることをも検知し得るようになっている。なお、前記「規定レベル」とは、例えば前記氷移送体50が1回転する際に氷放出部18へ放出される量程度(すなわち、前記移送部55の容積の6倍程度)である。
前記氷送出口44は、図6(a)に示すように、前縁44Aおよび後縁44Bが左右に平行に延在し、左縁44Cが左方向へ三角状に突出すると共に、右縁44Dが右方向へ三角状に突出して、全体が横長の略六角形状に開口形成されている。左縁44Cの後縁部および右縁44Dの後縁部は、前記軸支持孔42を通る放射線方向に延在するように形成されており、該軸支持孔42を中心とした所定の開口角度θ(実施例では、開口角度θが100度程度)に設定されている。すなわち前記氷送出口44は、図6(a)に示すように、前記氷移送体50における2つの移送部55に略相対する開口面積に形成されている。これにより、移送部55の1つ分に相当する60度だけ氷移送体50を回転させて停止した場合には、1つの移送部55に収容されていた氷塊Sを氷送出口44を介して放出することができる。また、移送部55の2つ分に相当する120度で氷移送体50を回転させて停止した場合には、2つの移送部55に収容されていた各氷塊S,Sを氷送出口44へ同時に放出することができる。従って、実施例の氷放出装置16では、氷移送体50を60度(移送部55の周方向の間隔)毎に回転停止して少量の氷塊Sを放出する態様と、氷移送体50を120度毎に回転停止して多量の氷塊Sを放出する態様とが設定されて、前記氷送出口44は前述のような形状とすることで何れの放出態様にも対応するようになっている。なお、実施例の氷送出口44の形状によれば、60度毎に回転停止させて氷塊Sを2回放出するよりも、120度で回転停止させて氷塊Sを1回放出するほうが、同量の氷塊Sを放出するのに要する時間を短くできる。
前記氷放出部18は、図5および図6(b)に示すように、前記収容箱体32の底壁32Fから垂直下方へ延出した筒状のシュートである。前記氷放出部18における底壁32Fに連設される上縁部は、前記氷送出口44を囲む大きさで左右に横長に形成され、この上縁部から上下方向の略中間までが下方に向かうにつれて水平断面積が徐々に小さくなるテーパ部18Aとして形成され、上下方向の略中間から下縁部近傍までが水平断面積が一定であるストレート部18Bとして形成されている。また、氷放出部18における下端の氷放出口19における左縁および右縁は、下方に向かうにつれて互いに離間するよう左方および右方へ湾曲した湾曲部18Cが形成され、該氷放出口19は左右に広がっている。このような形状に形成された氷放出部18は、氷送出口44から放出された氷塊Sを、該氷放出部18の下方にセットした容器Tへ適切に落下案内することができる。また、前記氷送出口44を介して氷放出部18内へ流下した水滴は、前記湾曲部18Cに沿って外方へ案内され、容器Tへ直接滴下され難くなっている。
前記氷放出部18の氷放出口19の下側には、図2および図3に示すように、該氷放出口19を開閉するシャッター部材110が設けられている。このシャッター部材110は、図3、図12(a)および図12(b)に示すように、前後方向において下方へ凸となる湾曲状に形成された扉部112と、この扉部112の左縁および右縁から上方へ延出して左右方向において対向する支持アーム114,114とが一体的に形成された成形部材である。前記各支持アーム114,114の突出端には、前記氷放出部18の左壁下部および右壁下部に各々左右外方へ突設した取付ボス116,116に各々係合する係合孔114A,114Aが形成されており、各係合孔114A,114Aを各取付ボス116,116に係合させることで、前記扉部112が前後へ揺動するように該氷放出部18に取付けられる。
前記氷放出部18の氷放出口19の下方には、氷塊Sを受け入れる容器Tを載置するメッシュ状のテーブル124が設けられている。このテーブル124は、後方に向けて下方傾斜しており、載置した容器Tを後方傾斜させた状態として、氷塊Sの落下時に前方へ該容器Tが倒れることを防止するよう構成されている。また、テーブル124の後側には、容器Tを後側から支持する支持ステー126が設けられており、該容器Tが後方へ倒れるのを防止するようになっている。
実施例のアイスディスペンサIDは、メインスイッチをONすると、前記製氷装置12が作動して氷塊Sを生成し、該製氷装置12で生成された氷塊Sは、貯氷装置10の冷却された貯氷室11内へ前記放出シュート13を介して落下放出される。そして、前記貯氷室11内に所定量の氷塊Sが貯留されると、氷放出装置16では、ケーシング30の内部空間30A内に氷塊Sが存在しないから、前記氷塊検知センサ108が該氷塊Sの非検知状態となっており、これにより前記氷搬送装置14が作動される。従って、前記貯氷装置10の貯氷室11内に貯留された氷塊Sは、氷搬送装置14の氷取込口20Aを介して搬送筒体20内へ移動し、氷搬送体22により搬送筒体20内を上方へ搬送された後に、氷排出口20Bおよび氷受入れ口39を介して氷放出装置16におけるケーシング30の内部空間30A内へ受け入れられる。そして、氷搬送装置14から氷放出装置16の内部空間30A内へ順次送り込まれた氷塊Sの貯氷量が規定レベルとなり、前記氷塊検知センサ108がこれを検知すると、アイスディスペンサIDは、氷塊Sの放出準備状態が完了して氷塊Sの放出可能状態となる。そして、前記放出スイッチ17が操作されると、前記氷移送体50を回転させるモータ58が作動制御されて、該氷移送体50が回転して氷塊Sの放出動作が行なわれる。また、前記流体アクチュエータ118が作動制御されて、前記シャッター部材110が姿勢変位して氷放出部18の氷放出口18が開放される。そして、前記貯氷センサ13Aが氷塊Sを検知するまで前記製氷装置12での製氷運転が行なわれ、該貯氷センサ13Aが氷塊Sを検知すると該製氷装置12での製氷運転が停止される。
本願のアイスディスペンサIDは、前記実施例に例示した構成に限定されず、様々に変更することが可能である。
(1)氷移送体50は、実施例に例示したように、鉛直または略鉛直に配設した回転支軸に対して水平方向で回転するものに限らず、水平または略水平に配設した回転支軸に対して垂直方向で回転するものや、傾斜状態に配設した回転支軸に対して傾斜方向で回転するものであってもよい。例えば、水平に配設した回転支軸に対して垂直方向で回転する形態の氷移送体は、所謂水車の如く構成されたもので、径方向外方へ開口する移送部が周方向へ複数設けられ、当該氷移送体の上方に位置している移送部に対して上方から規定量となるように氷塊を収容した後、氷移送体が回転することで下方に位置する氷送出口へ該氷塊を放出するように構成されたものである。
(2)氷移送体50は、規定量の氷塊Sを収容し得る移送部55を備えたものであれば、回転タイプに限らず、スライドタイプ等であってもよい。
(3)氷塊検知手段108は、実施例に例示した赤外線センサに限らず、氷塊Sを検知し得るものであれば、圧力スイッチやメカニカルスイッチ等、様々なものが実施可能である。
(4)氷移送体50に設けられる移送部55は6個に限定されず、1〜5個または7個以上であってもよい。
(5)氷送出口44は、1つの移送部55が臨む開口寸法に形成されたものでもよいし、3つ以上の移送部55が臨む開口寸法に形成されたものであってもよい。また、氷送出口44の開口角度θは100度に限定されず、100度以下または100度以上であってもよい。
(6)調節部材であるカッター部材100は、120度毎に周方向へ回転して装着するものに限らず、所定角度毎に周方向へ回転して取付けるものであればよい。
(7)氷搬送装置14は、実施例のように垂直に立設して上方へ氷塊を搬送する形態に限らず、貯氷装置の前方や側方へ水平に配設されて水平に氷塊を搬送するものであってもよい。
(8)ケーシング30に向けて氷塊Sを送り込む氷搬送手段は、実施例に示した駆動手段による氷搬送体が駆動する氷搬送装置に限らず、例えば該氷放出装置16より上方に製氷装置12を配置し、該製氷装置12で製造した氷塊Sを氷放出シュート等を介して前記ケーシング30に供給する形態等であってもよい。
30 ケーシング,39 氷受入れ口,44 氷送出口,50 氷移送体,55 移送部
56 突状リブ(突状部),58 モータ(駆動手段),80 ガイド部材
100 カッター部材(調節手段),102 刃部,108 氷塊検知センサ(氷塊検知手段)
110 シャッター部材,112A 溝部(排水部)
118 流体アクチュエータ(別の駆動手段),120 ドレンパン,S 氷塊
Claims (6)
- 製氷装置(12)で生成された氷塊(S)を搬送する氷搬送装置(14)と、前記氷搬送装置(14)で搬送された氷塊(S)を外方へ放出する氷放出部(18)とを備えたアイスディスペンサであって、
前記氷搬送装置(14)の出口部と前記氷放出部(18)の入口部との間に配設され、前記氷搬送装置(14)により送り込まれた氷塊(S)を規定量に調節して前記氷放出部(18)へ放出する氷放出装置(16)を備え、
前記氷放出装置(16)は、
前記氷搬送装置(14)の出口部に連通する氷受入れ口(39)および前記氷放出部(18)の入口部に連通する氷送出口(44)が設けられ、前記氷搬送装置(14)により送り込まれた氷塊(S)を一時的に貯留し得るケーシング(30)と、
前記ケーシング(30)内に回転自在に配設されると共に、規定量の氷塊(S)を収容可能な移送部(55)が回転方向へ並んで複数設けられた氷移送体(50)と、
前記氷移送体(50)を、前記移送部(55)が前記氷送出口(44)に臨まない収容位置と該氷送出口(44)に臨む放出位置との間を移動させ、氷移送体(50)の回転する角度を変更可能に設定される駆動手段(58)とを備え、
前記氷送出口(44)は、前記氷移送体(50)における複数の移送部(55)に相対する開口面積に形成されており、
前記氷移送体(50)を前記移送部(55)の周方向の間隔毎に回転停止することで、1つの該移送部(55)に収容された氷塊(S)を、前記氷放出口(44)を介して前記氷放出部(18)に放出する態様と、該氷移送体(50)を、該移送部(55)の周方向の間隔の複数倍の間隔毎に回転停止することで、複数の該移送部(55)に収容された氷塊(S)を、該氷放出口(44)を介して該氷放出部(18)に放出する態様とを実行可能に構成されている
ことを特徴とするアイスディスペンサ。 - 前記氷移送体(50)は、鉛直に延在する回転軸を中心として水平方向に回転するよう前記ケーシング(30)に配設され、
前記氷移送体(50)の上部に、前記移送部(55)へ収容した氷塊(S)における該氷移送体(50)から上方へ突出した部分を切離して、該移送部(55)内の氷塊(S)を規定量とする調節手段(100)を備え、
前記調整手段(100)は、円板状に形成されたカッターであって、外周縁の全周に亘って刃部(102)が形成されており、
前記調整手段(100)は、周方向へ所要角度毎に回転した位置で位置決めして、複数の取付姿勢で前記氷移送体(50)の上部に配設可能に構成された請求項1記載のアイスディスペンサ。 - 前記調整手段(100)により切離した余剰分の氷塊(S)を、前記ケーシング(30)内における前記氷移送体(50)の上方において攪拌しながら案内するガイド部材(80)を備えた請求項2記載のアイスディスペンサ。
- 前記氷移送体(50)の前記移送部(55)を画成する壁部に、該壁部から突出すると共に、該移送部(55)から前記氷送出口(44)への氷塊(S)の放出方向に沿って延在する突状部(56)が設けられた請求項1〜3の何れか一項に記載のアイスディスペンサ。
- 前記ケーシング(30)に、氷搬送装置(14)により該ケーシング(30)内に送り込まれて貯留される氷塊(S)の規定レベルを検知する氷塊検知手段(108)が設けられ、
前記氷塊検知手段(108)が前記規定レベルを検知しない場合に、前記氷搬送装置(14)が作動するよう構成した請求項1〜4の何れか一項に記載のアイスディスペンサ。 - 前記氷放出部(18)に、別の駆動手段(118)に連結されて、該別の駆動手段(118)の駆動時に該氷放出部(18)の氷放出口(19)を開放すると共に別の駆動手段(118)の停止時に氷放出口(19)を閉成するよう姿勢変位するシャッター部材(110)が配設され、
前記シャッター部材(110)に、前記ケーシング(30)の下方に配設したドレンパン(120)に向けて開口した排水部(112A)が設けられた請求項1〜5の何れか一項に記載のアイスディスペンサ。
Priority Applications (1)
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