JP5818510B2 - ガスタービン吸気冷却装置及び方法 - Google Patents
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Description
前記圧力調節手段は、前記ポンプの吐出側に設置されて、前記噴霧装置へ供給する冷却水の圧力を所定の一定圧力に調節し、前記流量調節手段は、前記ポンプの吐出側で且つ前記圧力調節手段と前記遮断弁との間と前記給水タンクとを接続するバイパスラインに配設され、前記噴霧装置へ供給する冷却水の流量を、前記遮断弁の開閉動作に応じた所定流量に調節するように構成されたことを特徴とするものである。
図1は、本発明に係るガスタービン吸気冷却装置の第1実施形態の構成を示す系統図である。この図1に示すガスタービン吸気冷却装置10が適用されるガスタービン設備1は、流体の流れ方向に配置された吸気室2、圧縮機3、燃焼器4及びガスタービン5を有して構成され、このガスタービン5に発電機6が連結されている。
噴霧装置11へ冷却水を供給する冷却水供給系12では、単一の給水ポンプ17が冷却水の吐出流量を一定とした状態で、流量調節弁20による流量調節によって、複数のノズル系統15A〜15Dにそれぞれ対応して設けられた複数の遮断弁21A〜21Dへ向かって冷却水を供給し、この遮断弁21A〜21Dがノズル系統15A〜15Dへ選択的に冷却水を供給する。例えば、遮断弁21Aを開動作させることでノズル系統15Aへ冷却水を供給し、また、遮断弁21B及び21Cを開動作させることで、ノズル系統15B及び15Cへ冷却水を供給する。
複数のノズル系統15A〜15Dを備えた噴霧装置11へ冷却水を供給する冷却水供給系12は、単一の給水ポンプ17が吐出流量を一定とし、複数の遮断弁21A〜21Dが、噴霧装置11における複数のノズル系統15A〜15Dのそれぞれへ冷却水を選択的に供給可能とし、流量調節弁20が、噴霧装置11へ供給する冷却水の流量を、遮断弁21A〜21Dの開閉動作に応じた所定流量に調節する。このため、噴霧装置11が複数のノズル系統15A〜15Dを備えた場合であっても、ガスタービン吸気冷却装置10の信頼性を損なうことなく、給水ポンプ17の最小限のポンプ台数で噴霧装置11へ供給する冷却水の流量を効率良く制御できる。この結果、装置全体を小型化且つ簡素化して初期コスト及び運用コストを低減できる。
図2は、本発明に係るガスタービン吸気冷却装置の第2実施形態の構成を示す系統図である。この第2実施形態において、前記第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
図3は、本発明に係るガスタービン吸気冷却装置の第3実施形態の構成を示す系統図である。この第3実施形態において、前記第1及び第2実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
給水ポンプ17と並列に、この給水ポンプ17の吐出側の遮断弁21A〜21Dへ冷却水を供給可能なバックアップ系統51が設置されたので、給水ポンプ17に不具合が発生した場合にも、バックアップ系統51からの水を冷却水として遮断弁21A〜21Dへ供給できる。このため、ガスタービン吸気冷却装置50の信頼性をより一層向上させることができる。
2 吸気室
3 圧縮機
10 ガスタービン吸気冷却装置
11 噴霧装置
12 冷却水供給系
15 ノズル系統
16 給水タンク
17 給水ポンプ(ポンプ)
19 圧力調節弁(圧力調節手段)
20 流量調節弁(流量調節手段)
21A〜21D 遮断弁
24 給水配管
26 1次配管
27 2次配管
40 ガスタービン吸気冷却装置
41A〜41D 開閉弁
42A〜42D オリフィス
50 ガスタービン吸気冷却装置
51 バックアップ系統
52 排熱回収ボイラ
53 ボイラ給水ポンプ(他のポンプ)
A 吸気
Claims (7)
- 複数のノズル系統を備え、ガスタービン設備の圧縮機に導かれる吸気に前記ノズル系統から冷却水を噴霧して吸気を冷却する噴霧装置と、
この噴霧装置へ冷却水を供給する冷却水供給系と、を有するガスタービン吸気冷却装置であって、
前記冷却水供給系は遮断弁、ポンプ、圧力調節手段及び流量調節手段を有して構成され、
前記遮断弁は、一つの前記ポンプに対し複数設けられ、更に前記噴霧装置の複数の前記ノズル系統にそれぞれ対応して複数設けられて、複数の前記ノズル系統へ冷却水を選択的に供給可能に構成され、
前記ポンプは、給水タンクに貯留された冷却水を吸い込んで吐出する吐出流量を一定とした状態で前記遮断弁へ向かって冷却水を供給し、
前記圧力調節手段は、前記ポンプの吐出側に設置されて、前記噴霧装置へ供給する冷却水の圧力を所定の一定圧力に調節し、
前記流量調節手段は、前記ポンプの吐出側で且つ前記圧力調節手段と前記遮断弁との間と前記給水タンクとを接続するバイパスラインに配設され、前記噴霧装置へ供給する冷却水の流量を、前記遮断弁の開閉動作に応じた所定流量に調節するように構成されたことを特徴とするガスタービン吸気冷却装置。 - 前記流量調節手段は、全閉と全開の間で開度を段階的に変更して冷却水の流量を調節する流量調節弁であることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン吸気冷却装置。
- 前記流量調節手段は開閉弁とオリフィスを備えてなり、
前記開閉弁は複数の遮断弁に対応して複数設けられ、各遮断弁の開閉動作に同調して開閉動作し、
前記オリフィスは前記各開閉弁に接続されて複数設けられ、それぞれが対応するノズル系統と等価な圧力損失を有して構成されたことを特徴とする請求項1に記載のガスタービン吸気冷却装置。 - 前記ポンプと並列に、他のポンプにて昇圧された水を冷却水として前記ポンプの吐出側の遮断弁へ供給可能なバックアップ系が設置されたことを特徴とする請求項1に記載のガスタービン吸気冷却装置。
- 前記他のポンプは、コンバインドサイクルプラントにおける排熱回収ボイラへ給水するボイラ給水ポンプであることを特徴とする請求項4に記載のガスタービン吸気冷却装置。
- 前記圧力調節手段は、全閉と全開の間で開度を段階的に変更可能な圧力調節弁であり、この圧力調節弁の2次側配管が給水タンクに接続されたことを特徴とする請求項1に記載のガスタービン吸気冷却装置。
- 複数のノズル系統を備え、ガスタービン設備の圧縮機に導かれる吸気に前記ノズル系統から冷却水を噴霧して吸気を冷却する噴霧装置と、
この噴霧装置へ冷却水を供給する冷却水供給系と、を用いて実施するガスタービン吸気冷却方法であって、
前記冷却水供給系では、ポンプが、給水タンクに貯留された冷却水を吸い込んで吐出する吐出流量を一定とした状態で、一つの前記ポンプに対し複数設けられ且つ複数の前記ノズル系統にそれぞれ対応して複数設けられた遮断弁へ向かって冷却水を供給し、
前記遮断弁が、複数の前記ノズル系統のそれぞれへ冷却水を選択的に供給し、
前記ポンプの吐出側と前記給水タンクとを接続するバイパスラインに配設された流量調節手段が、前記噴霧装置へ供給する冷却水の流量を、前記遮断弁の開閉動作に応じた所定流量に調節することを特徴とするガスタービン吸気冷却方法。
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