JP5816356B2 - ターボチャージャハウジングのシール構造 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されたシール手段では、ターボチャージャ100を運転し、タービンハウジング102及びベアリングハウジング104等の熱膨張を考慮していないため、これらの熱膨張時に、接合部に隙間が発生し、ガス漏れが発生するおそれがある。
前記シール面に弾性変形可能なシールリングが介装されると共に、タービンハウジングの端面に螺合したボルトの頭部座面と前記内側端面とで前記フランジ部を挟持し、前記シールリングの弾性変形後のつぶれ代がボルト締結前に形成される前記ボルトの頭部座面と前記外側端面との段差により設定されるように構成され、前記フランジ部の背面にフランジ部と一体に形成され、前記タービンハウジングの内部空間と前記シールリングとの間を遮蔽する遮熱壁が設けられ、前記ボルト締結前に前記フランジ部の背面と前記タービンハウジングの前記内側端面との間、及び前記遮熱壁の先端部とタービンハウジングの内部に設けられて排ガス流路を形成するノズルマウントとの間は、前記つぶれ代に相当する間隔が開いていることを特徴とする。
また、前記フランジ部の背面にフランジ部と一体に形成され、前記タービンハウジングの内部空間と前記シールリングとの間を遮蔽する遮熱壁が設けられるため、シールリングの熱劣化を防止し、シールリングを長寿命化できる。
これによって、ボルトによる締付け後、シールリングをつぶれ代だけ押圧させ弾性変形させることができるので、シール面構成部材に熱変形が生じても、シール面のシール性能を高く維持できる。また、シールリングのみを弾性変形させているので、タービンハウジングやベアリングハウジングを弾性変形させずに済む。そのため、タービンハウジングやベアリングハウジングの材質選択の自由度を広げることができる。
さらに、前記ボルト締結後に該ボルトの頭部座面を前記外側端面に密着させることにより、前記フランジ部の背面と前記タービンハウジングの前記内側端面との間、及び前記遮熱壁の先端部と前記ノズルマウントとの間の間隔は閉じられることを特徴とする。これによって、シールリングはつぶれ代だけ弾性変形する。このように遮熱板により、シール面のシール性能を更に向上できる。
これによって、シールリング等特別のシール部材が不要になり、シール構造を簡素化できる。
これによって、両テーパ面間の相対的な滑りでシール面構成部材の熱変形を吸収できるので、シール面構成部材の熱変形にかかわらず、シール面のシール性能を高く維持できる。また、シール面の構成を簡素化でき、特別のシール部材が不要になる。
これによって、ボルトの締付力により、前記突起と対向面との間で大きな線圧を発生できる。そのため、シール面構成部材の熱変形に対しても、シール面のシール性能を高く維持できる。従って、特別のシール部材が不要になり、シール構造を簡素化できる。
本発明装置の第1実施形態を図1に基づいて説明する。図1に示すターボチャージャ10において、タービンハウジング12の接合部14と、ベアリングハウジング30のフランジ部32とは、フランジボルト40で結合されている。タービンハウジング12の内部には、ノズルプレート22やノズルマウント24によって、排気ガスeが流入する渦巻き形状のスクロール流路18が形成されている。
また、シールリング48の弾性変形後のつぶれ代hがフランジボルト40による締付け前に形成される段差Gにより設定されるようにしたので、シール性能を最も発揮できるシールリング48のつぶれ代hの設定が容易になる。
さらに、本実施形態では、ハウジングの内部空間とシールリング48との間を遮蔽した遮熱壁32cを設けているので、シールリング48の熱劣化を防止し、シールリング48を長寿命化できる。また、遮熱壁32cにより、シール面のシール性能を更に向上できる。
次に、本発明装置の第1参考形態を図2及び図3により説明する。図2に示すように、本参考形態のターボチャージャ50Aのハウジングは、タービンハウジング52と、ベアリングハウジング54と、コンプレッサハウジング56とから構成されている。タービンハウジング52の周方向に複数の接合部60が形成され、図3に示すように、該接合部60に、外側端面60aに開口したボルト穴62が穿設されている。
また、フランジ部70のボルト穴等を設けないので、フランジ部70の形状を簡素化でき、ベアリングハウジング54の用途を広げることができると共に、シールリング72のつぶれ代を段差Gと同一に設定することで、シールリング72のシール性能に最適なつぶれ代の設定が容易になる。
次に、本発明装置の第2参考形態を図4により説明する。本参考形態のターボチャージャ50Bは、排気ガス流路74とシールリング72との間の内側端面60bに遮熱壁76を一体形成している。遮熱壁76とフランジ部70の背面70bとの間隔hは、段差G及びシールリング72の設定されたつぶれ代と同一に設定されている。その他の構成は前記第1参考形態を同一である。
次に、本発明装置の第3参考形態を図5により説明する。本参考形態に係るターボチャージャ50Cでは、ボルト80のボルト頭部82やオネジ部84とワッシャ86とは別体に構成されている。ベアリングハウジング54のフランジ部70は板バネで構成されている。タービンハウジング52の外側端面60aと内側端面60bとは段差が形成されている。ボルト80の締付け前では、フランジ部70と外側端面60aとに段差Gが形成されている。
次に、本発明装置の第4参考形態を図6により説明する。本参考形態のターボチャージャ50Dでは、タービンハウジング52の内側端面60bが平坦なテーパ面で形成され、内側端面60bに対面するフランジ部70の背面70bの先端部が、内側端面60bと同一角度の平坦なテーパ面90で形成されている。内側端面60bとフランジ部70のテーパ面90とは、全面で当接するように、互いに同一の傾斜角をなしている。また、フランジ部70及び接合部60のテーパ面形成部位は弾性材で構成されている。その他の構成は、前記第3参考形態と同一である。
次に、本発明装置の第5参考形態を図7により説明する。本参考形態のターボチャージャ50Eでは、フランジ部70の背面70bの先端に、断面が先細でくさび形状を有する突起92を設けている。ボルト80の締付け前で、突起92の先端が内側端面60bに接したとき、フランジ部70のボルト当接面70aと外側端面60aとは段差Gを形成するように構成されている。その他の構成は前記第4参考形態と同一である。
排気ガス流路74を通る排気ガスの熱で変形しても、シール面のシール性能を高く維持できる。また、フランジ部70の背面70bに突起92を設けただけの簡単な構成とすることができる。
次に、本発明装置の第6参考形態を図8により説明する。本参考形態に係るターボチャージャ50Fは、フランジ部70の背面70bとタービンハウジング52の内側端面60bにラビリンス構造94を形成したものである。その他の構成は前記第5参考形態と同一である。図8は、ボルト80の締付け前の状態を示し、フランジ部70のボルト当接面70aと外側端面60aとの間に段差Gが形成されている。また、ラビリンス構造94の左右両端で、段差Gと同一寸法の間隔A及びBが形成されている。
12,52 タービンハウジング
14,60 接合部
14a、60a 外側端面
14b、60b 内側端面
16,62 ボルト穴
18 スクロール流路
20 出口流路
22 ノズルプレート
24 ノズルマウント
26 タービン動翼
30,54 ベアリングハウジング
32,70 フランジ部
32a、70a ボルト当接面
32b、70b 背面
32c、76 遮熱壁
34 軸受
36 潤滑油流路
40 フランジボルト
42、66、82 ボルト頭部
44 フランジ
44a 座面
46,84 オネジ部
48,72 シールリング
56 コンプレッサハウジング
64 つば付きボルト
68 つば
74 排気ガス流路
80 ボルト
86 ワッシャ
90 テーパ面
92 突起
94 ラビリンス構造
C 中心軸線
G 段差
e 排気ガス
h つぶれ代
s 環状空間
Claims (4)
- ターボチャージャのタービンハウジングとベアリングハウジングとの接合面をシールするためのシール構造において、
タービンハウジングの端面は、ベアリングハウジングのフランジ部と接してシール面を形成する内側端面と、該フランジ部とシール面を形成せず、該内側端面と段差をもって形成されボルト締結後に該ボルトの頭部座面が密着する外側端面とからなり、
前記シール面に弾性変形可能なシールリングが介装されると共に、タービンハウジングの端面に螺合したボルトの頭部座面と前記内側端面とで前記フランジ部を挟持し、
前記シールリングの弾性変形後のつぶれ代がボルト締結前に形成される前記ボルトの頭部座面と前記外側端面との段差により設定されるように構成され、
前記フランジ部の背面にフランジ部と一体に形成され、前記タービンハウジングの内部空間と前記シールリングとの間を遮蔽する遮熱壁が設けられ、
前記ボルト締結前に前記フランジ部の背面と前記タービンハウジングの前記内側端面との間、及び前記遮熱壁の先端部とタービンハウジングの内部に設けられて排ガス流路を形成するノズルマウントとの間は、前記つぶれ代に相当する間隔が開いていることを特徴とするターボチャージャハウジングのシール構造。 - 前記ボルト締結後に該ボルトの頭部座面を前記外側端面に密着させることにより、前記フランジ部の背面と前記タービンハウジングの前記内側端面との間、及び前記遮熱壁の先端部と前記ノズルマウントとの間の間隔は閉じられることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャハウジングのシール構造。
- 前記シールリングは、断面形状が近似半円形をなし、該シールリングの両端は、前記ボルト締結後にそれぞれ前記フランジ部の背面及び前記内側端面に圧接されることを特徴とする請求項1又は2に記載のターボチャージャハウジングのシール構造。
- 前記ボルトの頭部が、ベアリングハウジングのフランジ部と接触し、該フランジ部との接触面を拡大するフランジ又はワッシャを一体又は別体に備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のターボチャージャハウジングのシール構造。
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