JP5814191B2 - デブロッキング処理方法、デブロッキング処理装置、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Description
図16は、H.264/AVCにおけるデブロッキングフィルタの境界強度(Bs値)の設定を示す図である。
|p0−q0|<αかつ|p1−p0|<βかつ|q1―q0|<β …(2)
1.ブロック境界及びMB境界にデブロッキングフィルタを施す。
2.MB境界のみでブロッキングフィルタを施す。
3.デブロッキングフィルタを施さない。
また、デブロッキングフィルタをブロック境界に適用する場合においても、フィルタ処理は、境界強度Bs値に応じて「弱いフィルタリング」と「強いフィルタリング」とに分けられる。
境界強度Bs値が1以上かつ4未満である(1≦Bs<4)場合には、弱いフィルタリングがデブロッキングフィルタ処理として適用される。「弱いフィルタリング」は、ブロック境界を跨ぐ4画素の画素値(p1,p0,q0,q1)を入力として、画素値p0の画素、及び画素値q0の画素における新たな画素値を出力するフィルタ処理である。フィルタ処理後における、画素値p0の画素における新たな画素値をp’0と、画素値q0の画素における新たな画素値をq’0とは、次式(3)〜次式(5)で表される4タップのフィルタ処理により算出される。
…(3)
p’0=p0+Δ …(4)
q’0=q0+Δ …(5)
[p2+{(p0+q0+1)−(p1×2)}/2]) …(6)
境界強度Bs値が4である(Bs=4)場合には、強いフィルタリングがデブロッキングフィルタ処理として適用される。「強いフィルタリング」は、以下に示す条件に応じて2つの処理のいずれかが適用される。
条件「|p2−p0|<βかつ|p0−q0|<α/4+2」が満たされる場合には、p’0、p’1、及びp’2は次式(7)〜次式(9)により算出される。なお、次式(7)〜次式(9)における演算子「//」は、「a//b」においてaをbで除算し、小数点第1位を四捨五入することで整数化する処理を意味する。
p’1=(p2+p1+p0+q0)//4 …(8)
p’2=(2×p3+3×p2+p1+p0+q0)//8 …(9)
q’0=(q2+2×q1+2×q0+2×p0+p1)//8 …(11)
q’1=(q2+q1+q0+p0)//4 …(12)
q’2=(2×q3+3×q2+q1+q0+p0)//8 …(13)
q’0=(2×q1+q0+p0)//4 …(14)
ここまでの説明は、非特許文献1及び非特許文献2に詳述されている。
隣接するブロックに含まれる画素を、前記隣接するブロックの境界を示すブロック境界に垂直方向の複数のラインに分ける第1のステップと、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を前記ラインごとに決定する第2のステップと、前記ラインごとに決定したフィルタ処理を実施する第3のステップとを有することを特徴とするデブロッキング処理方法である。
図1は、第1の実施形態における動画像符号化装置100の構成例を示す概略ブロック図である。動画像符号化装置100には、符号化対象の入力映像信号が入力される。動画像符号化装置100は、入力映像信号の各フレームを複数のブロックに分割してブロックごとに符号化し、符号化結果のビットストリームを符号化ストリームとして出力する。
逆変換処理部107は、逆量子化処理部106から入力される変換係数を逆直交変換する。逆変換処理部107は、逆直交変換により得られた予測残差復号信号を復号信号生成部108に出力する。
デブロッキングフィルタ処理部110は、フレームメモリ109に記憶されている復号信号を読み出し、読み出した復号信号に対してデブロッキングフィルタ処理を行う。デブロッキングフィルタ処理部110は、デブロッキングフィルタ処理後の画像を参照画像としてインター予測処理部102に出力する。
イントラ予測情報格納部112は、イントラ予測処理部101が生成するイントラ予測情報を記憶する。
フレームメモリ207は、復号信号生成部206が算出する復号信号を記憶する。
イントラ予測情報格納部210は、エントロピー復号処理部201が復号したイントラ予測情報を格納する。
図3は、本実施形態におけるデブロッキングフィルタ処理部110及びデブロッキングフィルタ処理部208の構成例を示す概略ブロック図である。以下、デブロッキングフィルタ処理部110とデブロッキングフィルタ処理部208とは共通する処理を行い、同じ構成を有するので、デブロッキングフィルタ処理部110を説明し、デブロッキングフィルタ処理部208の説明を省略する。
フィルタ使用判定部301は、デブロッキングフィルタを適用するブロック境界を同定する。また、フィルタ使用判定部301は、フィルタ処理の強弱を調整するためのパラメータである境界強度(Bs値)を決定する。フィルタ使用判定部301には、復号画素信号、モード情報、動きベクトル、位置情報、変数係数が入力される。
図4は、本実施形態におけるデブロッキングフィルタ処理部110が行うデブロッキングフィルタ処理を示すフローチャートである。
デブロッキングフィルタ処理部110において、デブロッキングフィルタ処理が開始されると、フィルタ使用判定部301に復号画素信号、モード情報、動きベクトル、位置情報、変数係数が入力される。HEVCの場合、PUやTUの境界情報も含まれる(ステップS101)。
フィルタ使用判定部301は、非特許文献1ないし非特許文献2に記載されている手順に従い、ステップS101において入力された情報に基づいて、デブロッキングフィルタを適用するブロック境界を同定し、フィルタ処理の強弱を調整するためのパラメータである境界強度を決定し、フィルタリング情報を出力する。なお、非特許文献3に記載されているように、HEVCの参照ソフトウェアHMでは、CU境界は4画素単位のループ処理で境界強度の決定やフィルタ処理が実行されるが、本願発明の場合、フィルタリング情報からフィルタ形状の連続性(強いフィルタや弱いフィルタが何画素連続しているかの情報)を求めて、その同じフィルタ形状が続く画素の長さ、ないしはCU/PU/TU境界の長さに基づいて、n(>4)画素単位でフィルタ処理を行ってもよい。前記フィルタ処理の画素の長さもフィルタリング情報に含めてよい(ステップS102)。
最終ブロック判定部303は、フィルタ処理部302が出力するフィルタ処理位置情報に基づいて、フィルタ処理を施したブロックが最終ブロックであるか否かを判定し(ステップS104)、最終ブロックでない場合(ステップS104:No)、処理をステップS101に戻して、ステップS101からステップS104までの各処理を繰り返す。
一方、フィルタ処理を施したブロックが最終ブロックである場合(ステップS104:Yes)、最終ブロック判定部303は、フィルタ後復号画素信号を出力し(ステップS105)、デブロッキングフィルタ処理を終了する。
フィルタリング情報記憶部401は、デブロッキングフィルタを適用する際に必要となるフィルタリング情報を全て記憶する。
図6では、(a)に示した場合がフィルタの強度が最も強く、(d)に示した場合がフィルタの強度が最も弱い。すなわち、(a)、(b)、(c)、(d)の順にフィルタの強度が弱くなる。
本実施形態におけるフィルタ処理部302は、フィルタ処理修正部402を有している点が特徴である。
フィルタ処理部302において、フィルタ処理が開始されると、フィルタ処理修正部402は、フィルタリング情報記憶部401に記憶されているフィルタリング情報を読み出す(ステップS201)。
フィルタ処理修正部402は、対象となるブロック境界を挟むブロックの各画素を、ブロック境界に垂直方向のラインに分ける(ステップS202)。換言すると、2つのブロックに含まれる画素を、ブロック境界に垂直な複数のラインに対応するグループに分ける。
ラインが中点の近傍である場合(ステップS203:Yes)、フィルタ処理修正部402は、フィルタリング情報に対して当該ラインにおけるフィルタ強度を弱化する修正を行った修正後フィルタリング情報を出力する(ステップS204)。一方、ラインが中点の近傍でない場合(ステップS203:No)、フィルタ処理修正部402は、当該ラインにおけるフィルタ強度を修正せずにフィルタリング情報を修正後フィルタリング情報として出力する。
フィルタ実施部403は、フィルタ処理修正部402が出力した修正フィルタリング情報に基づいて、対象となるブロック境界を挟むブロックの画素に対してデブロッキングフィルタを実施し(ステップS205)、フィルタ処理を終了する。なお、デブロッキングフィルタの実施、すなわち新たな画素値の算出は、例えば、式(3)〜式(6)や、式(7)〜式(14)などを用いて行う。
また、n=8の場合(現在策定中のHEVCではn≧8を取り得る)、フィルタ処理修正部402は、ラインL2からラインL5(i=2,3,4,5)を内側であると判定し、ラインL0、L1、L6、及びL7(i=0,1,6,7)を外側であると判定する。
内側であると判定されたラインに対応するフィルタリング情報は修正され、外側であると判定されたラインに対応するフィルタリング情報は修正されない。
また、量子化パラメータとブロック境界の長さとを組み合わせて、ブロック境界の中点の近傍にラインが位置するか否かを判定する基準を定めるようにしてもよい。これにより、映像に対して要求される画質に応じたフィルタ処理を施すことができる。
第2の実施形態では、第1の実施形態において説明したフィルタ処理部302(図5)と異なる構成例を説明する。なお、フィルタ処理部302以外の構成は、第1の実施形態と同じである。
図10は、本実施形態におけるフィルタ強度定義部504が記憶するテーブルの例を示す図である。例えば、図10(a)に示すテーブルでは、外側と判定されるライン(位置:0、3)に対するフィルタの強度を弱くし、内側と判定されるライン(位置:1、2)に対するフィルタの強度を強くする。例えば、フィルタの強度を「強」にする場合には、画素値を修正する画素の数を、図17で示したようなH.264/AVCにおけるデブロッキングフィルタで定義されている数にする。これに対して、フィルタの強度を「弱」にする場合には、画素値を修正する画素の数を、定義されている数より少ない数にする。
図11は、本実施形態におけるフィルタ処理部302が行うフィルタ処理を示すフローチャートである。
フィルタ処理部302において、フィルタ処理が開始されると、フィルタ処理修正部502は、フィルタリング情報記憶部401に記憶されているフィルタリング情報を読み出す(ステップS301)。
フィルタ処理修正部502は、対象となるブロック境界を挟むブロックの各画素を、ブロック境界に垂直方向のラインに分ける(ステップS302)。
フィルタ実施部403は、フィルタ処理修正部502が出力した修正フィルタリング情報に基づいて、対象となるブロック境界を挟むブロックの画素に対してデブロッキングフィルタを実施し(ステップS304)、フィルタ処理を終了する。
また、量子化パラメータの値に応じて異なる複数のテーブルをフィルタ強度定義部504に予め記憶させ、フィルタ処理修正部502が処理対象のブロック境界を挟むブロックの量子化パラメータの値に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて、各ラインにおけるフィルタの強度を修正するようにしてもよい。
101…イントラ予測処理部
102…インター予測処理部
103…予測残差信号生成部
104…変換処理部
105…量子化処理部
106…逆量子化処理部
107…逆変換処理部
108…復号信号生成部
109…フレームメモリ
110…デブロッキングフィルタ処理部
111…インター予測情報格納部
112…イントラ予測情報格納部
113…エントロピー符号化処理部
200…動画像復号装置
201…エントロピー復号処理部
202…イントラ予測処理部
203…インター予測処理部
204…逆量子化処理部
205…逆変換処理部
206…復号信号生成部
207…フレームメモリ
208…デブロッキングフィルタ処理部
209…インター予測情報格納部
210…イントラ予測情報格納部
301…フィルタ使用判定部
302…フィルタ処理部
303…最終ブロック判定部
401…フィルタリング情報記憶部
402、502…フィルタ処理修正部
403…フィルタ実施部
504…フィルタ強度定義部
900、1000…CPU
901、1001…メモリ
902…映像信号入力部
903、1003…プログラム記憶装置
904…動画像符号化プログラム
905…符号化ストリーム出力部
1002…符号化ストリーム入力部
1004…動画像復号プログラム
1005…復号映像出力部
Claims (16)
- ブロックベースの予測符号化により符号化ストリームを生成する映像符号化方式、又は符号化ストリームから映像を復号する映像復号方式において、ブロックノイズを低減させるためのデブロッキング処理方法であって、
隣接するブロックに含まれる画素を、前記隣接するブロックの境界を示すブロック境界に垂直方向の複数のラインに分ける第1のステップと、
前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を前記ラインごとに決定する第2のステップと、
前記ラインごとに決定したフィルタ処理を実施する第3のステップと、
を有し、
前記第2のステップでは、
前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置するか否かを判定し、
前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置する場合、前記フィルタ処理におけるフィルタの強度を弱くする決定をし、前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置しない場合、前記フィルタ処理におけるフィルタの強度を強くする決定をする
ことを特徴とするデブロッキング処理方法。 - 請求項1に記載のデブロッキング処理方法であって、
前記第2のステップでは
前記ブロック境界の長さに基づいて、前記ブロック境界の中点の近傍に位置するか否かを判定する
ことを特徴とするデブロッキング処理方法。 - 請求項1に記載のデブロッキング処理方法であって、
前記第2のステップでは、
前記隣接するブロックに対する量子化パラメータが予め定められた基準より小さいときには前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置すると判定する範囲を広げ、前記量子化パラメータが前記基準より大きいときには前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置すると判定する範囲を狭める
ことを特徴とするデブロッキング処理方法。 - ブロックベースの予測符号化により符号化ストリームを生成する映像符号化方式、又は符号化ストリームから映像を復号する映像復号方式において、ブロックノイズを低減させるためのデブロッキング処理方法であって、
隣接するブロックに含まれる画素を、前記隣接するブロックの境界を示すブロック境界に垂直方向の複数のラインに分ける第1のステップと、
前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を前記ラインごとに決定する第2のステップと、
前記ラインごとに決定したフィルタ処理を実施する第3のステップと、
を有し、
前記第2のステップでは、
前記ラインごとにフィルタ処理が予め対応付けられたテーブルに基づいて、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定し、
前記テーブルには、フィルタ強度の強いフィルタ処理又はフィルタ強度の弱いフィルタ処理のいずれを行うか、あるいはフィルタ処理を行わないことが前記ラインごとに対応付けられている
ことを特徴とするデブロッキング処理方法。 - 請求項4に記載のデブロッキング処理方法であって、
前記テーブルは、ブロック境界の長さごとに複数定められており、
前記第2のステップでは、
複数の前記テーブルから前記ブロック境界の長さに対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定する ことを特徴とするデブロッキング処理方法。 - 請求項4に記載のデブロッキング処理方法であって、
前記テーブルは、前記隣接するブロックに対する量子化パラメータの値ごとに複数定められており、
前記第2のステップでは、
複数の前記テーブルから前記隣接するブロックに対する量子化パラメータに対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定する
ことを特徴とするデブロッキング処理方法。 - 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載のデブロッキング処理方法であって、
前記映像復号方式において、前記映像符号化方式において各画素に対するフィルタ処理を決定した際に用いられたテーブルを示す情報を受信し復号する第4のステップと、
を更に有し、
前記映像復号方式における第2のステップでは、
前記第4のステップにおいて復号した前記テーブルを示す情報に基づいて、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定する
ことを特徴とするデブロッキング処理方法。 - ブロックベースの予測符号化により符号化ストリームを生成する映像符号化方式、又は符号化ストリームから映像を復号する映像復号方式において、ブロックノイズを低減させるためのデブロッキング処理装置であって、
隣接するブロックに含まれる画素を、前記隣接するブロックの境界を示すブロック境界に垂直方向の複数のラインに分け、ラインごとに、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定するフィルタ処理修正部と、
前記フィルタ処理修正部が決定したフィルタ処理を実施するフィルタ実施部と、
を備え、
前記フィルタ処理修正部は、
前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置するか否かを判定し、
前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置する場合、前記フィルタ処理におけるフィルタの強度を弱くする決定をし、前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置しない場合、前記フィルタ処理におけるフィルタの強度を強くする決定をする
ことを特徴とするデブロッキング処理装置。 - 請求項8に記載のデブロッキング処理装置であって、
前記フィルタ処理修正部は、
前記ブロック境界の長さに基づいて、前記ブロック境界の中点の近傍に位置するか否かを判定する
ことを特徴とするデブロッキング処理装置。 - 請求項8に記載のデブロッキング処理装置であって、
前記フィルタ処理修正部は、
前記隣接するブロックに対する量子化パラメータが予め定められた基準より小さいときには前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置すると判定する範囲を広げ、前記量子化パラメータが前記基準より大きいときには前記ラインが前記ブロック境界の中点の近傍に位置すると判定する範囲を狭める
ことを特徴とするデブロッキング処理装置。 - ブロックベースの予測符号化により符号化ストリームを生成する映像符号化方式、又は符号化ストリームから映像を復号する映像復号方式において、ブロックノイズを低減させるためのデブロッキング処理装置であって、
隣接するブロックに含まれる画素を、前記隣接するブロックの境界を示すブロック境界に垂直方向の複数のラインに分け、ラインごとに、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定するフィルタ処理修正部と、
前記フィルタ処理修正部が決定したフィルタ処理を実施するフィルタ実施部と、
を備え、
前記ラインごとにフィルタ処理が予め対応付けられたテーブルを記憶するフィルタ強度定義部を更に備え、
前記フィルタ処理修正部は、
前記テーブルに基づいて、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定し、
前記テーブルには、フィルタ強度の強いフィルタ処理又はフィルタ強度の弱いフィルタ処理のいずれを行うか、あるいはフィルタ処理を行わないことが前記ラインごとに対応付けられている
ことを特徴とするデブロッキング処理装置。 - 請求項11に記載のデブロッキング処理装置であって、
前記フィルタ強度定義部には、ブロック境界の長さごとに定められた複数のテーブルが記憶されており、
前記フィルタ処理修正部は、
前記ブロック境界の長さに対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定する
ことを特徴とするデブロッキング処理装置。 - 請求項11に記載のデブロッキング処理装置であって、
前記フィルタ強度定義部には、前記隣接するブロックに対する量子化パラメータごとに定められた複数のテーブルが記憶されており、
前記フィルタ処理修正部は、
前記隣接するブロックに対する量子化パラメータに対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定する ことを特徴とするデブロッキング処理装置。 - 請求項11から請求項13のいずれか一項に記載のデブロッキング処理装置であって、
前記映像復号方式における前記フィルタ処理修正部は、
前記映像符号化方式において各画素に対するフィルタ処理を決定した際に用いられたテーブルを示す情報を取得し、取得した情報が示すテーブルに基づいて、前記ブロックに含まれる各画素に対するフィルタ処理を決定する
ことを特徴とするデブロッキング処理装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のデブロッキング処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のデブロッキング処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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