JP5811040B2 - 物品仕分け設備の運用方法及び物品仕分け設備 - Google Patents
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Description
もしも注文を受けた物品が棚に収納されていないと、コンベヤ上の集品容器へ物品を投入することができないため、日々多くの仕分け先からの注文を受けて出荷する設備においては、効率よく集品作業を行うために、棚への物品の供給が欠かせない。注文を受けた物品が棚に収納されていなかった場合には、コンベヤを停止することで集品容器の移動を停止して棚への物品の供給を待つか、あるいは所要の物品を欠品扱いとしてひとまず集品容器を搬送させてしまい、集品容器をコンベヤで搬送しながら行う集品作業が終了した後で、集品容器に欠品扱いとなった物品を投入するか、などの作業を行う必要があり、いずれにしても集品作業の効率が低下する。
棚への物品供給を行う設備として、特許文献2には、スタッカークレーンを有する自動倉庫を用いた仕分けシステムが開示されている。この仕分けシステムにおいては、スタッカークレーンが仕分け設備の棚の間口に対して自動的にケース(物品)を供給するようになっているため、棚に所要の物品が収納されていないという事態が発生するおそれが少ない。
しかしながら、特許文献2に記載のような仕分けシステムにおいて、注文を受ける可能性がある物品の全種類を、スタッカークレーンが自動出庫できる物品収納部(例えば、自動倉庫の物品の区画収納空間)に保管しておくと、物品収納部の数が多くなってしまう。物品収納部の数が多くなると、自動倉庫の寸法が大きくなって仕分け設備全体の寸法も大きくなり設備費がかさむほか、スタッカークレーンが物品を捜して出庫するまでに時間がかかってしまう。
仕分け設備において出庫に時間がかかれば、注文を受けてからユーザーに発送(出荷)するまでの時間も長くなってしまい、やはり不満を感じたユーザーから苦情がでることがある。
したがって、仕分け設備においては、ユーザーに不満を与えないためには、注文を受ける可能性がある物品の全種類を揃えておかねばならないが、全種類を揃えると上記の通り物品収納部の数が多くなり設備費がかさむ上に出庫に時間がかかって、結果として出荷に時間がかかりユーザーに不満を与えてしまうというジレンマがある。
しかし、どの物品が高頻度品になるかについては、季節や売り込みのタイミング、売り込みの頻度などによって変動があり、常に特定の物品が高頻度品であるわけではない。また逆に、ある時期に低頻度品であった物品が、別の時期では高頻度品になることもある。例えば衣料品などは、夏物と冬物のどちらが高頻度品・低頻度品になるかが季節によって変動する。
したがって、物品が現在の注文環境(季節、売り込みのタイミング、これまでの注文実績など)において、物品の属性(高頻度品なのか低頻度品なのか、あるいはその中間の中頻度品なのか)を判断した上で、必要に応じて自動倉庫と他のエリアとの間で物品を入れ替えねばならない。
しかしながら、このような、物品の属性についての判断は、従来においては、作業者、あるいは仕分け設備の運用者(例えば配送センターの管理者)に委ねられており、この判断は、物品の一つ一つについて注文環境と照らし合わせてどの程度の頻度の物品なのかを判断する作業となり、その判断が済んでから物品の入れ替えを行うため、手間と時間がかかるという問題があった。
また請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の物品仕分け設備であって、前記保管エリアとして、仕分け先から要求される頻度が低い低頻度品の属性を有する物品を移動可能な荷台に載せて保管し前記荷台により低頻度品の搬入及び搬出が可能な荷台エリアと、仕分け先から要求される頻度が前記低頻度品より高い中頻度品の属性を有する物品を保管しエリア内への物品の入出庫を自動で行うことが可能な自動入出庫エリアと、を備え、前記配置管理装置は、前記物品の属性の判断の結果、属性が中頻度品から低頻度品に変化した物品を前記自動入出庫エリアから前記荷台エリアへ搬出して荷台エリアに保管する指令を出力し、属性が低頻度品から中頻度品に変化した物品を前記荷台エリアから前記自動入出庫エリアへ搬出して自動入出庫エリアに保管する指令を出力することを特徴とするものである。
図1は本発明の実施の形態における仕分け設備の要部構成図であり、物品の入荷エリアと出荷エリアとの間を連絡するストレージコンベヤ11(ストレージ搬送ラインの一例)に沿って、第1荷台エリア12と、固定棚エリア50と、自動入出庫エリア13と、第2荷台エリア15とが配置されている。
第1荷台エリア12及び第2荷台エリア15は、図2に示すように(ここでは第2荷台エリア15を示す)、同種の複数の物品を収納したコンテナ14を台車21(荷台の一例であり、例えば手押し台車)に積んで床面22上に保管するエリアであり、2列の台車21を、通路23を挟んで背中合わせで配置されるブロック24が複数設定されている。このブロック24は、おおまかな範囲で設定されており、柔軟に使用される。また、第1荷台エリア12及び第2荷台エリア15には、第1荷台エリア12内または第2荷台エリア15内に保管されたコンテナ14のロケーションをそれぞれ管理する第1在庫管理装置30及び第2在庫管理装置33がそれぞれ設けられている。
なお、本実施形態においては、第1荷台エリア12には、仕分け設備において仕分け先から要求される頻度が最も高い物品(例えば、流行の売れ筋商品や、チラシに載せた目玉商品など)である最高頻度品を保管し、第2荷台エリア15には、仕分け先から要求される頻度が低い低頻度品(例えば、秋における夏物衣料や冬物衣料といった旧シーズン品または次シーズン品など)を保管している。
固定棚エリア50は、図1に示すように、位置が固定された固定棚52にコンテナ14を保管するエリアである。この固定棚エリア50においては、固定棚エリア50に配置された入庫作業担当の作業者Hが、ストレージコンベヤ11から分岐する固定棚エリア入庫コンベヤ51によって固定棚エリア50へ送られてきたコンテナ14を、固定棚52へと保管(入庫)する。そして、固定棚エリア50に保管されているコンテナ14を出庫する際には、固定棚エリア50に配置された出庫作業担当の作業者Hが、固定棚52から所定のコンテナ14を取り出して固定棚エリア50内を走る集品コンベヤ89へと載置する。
また、固定棚エリア50には、固定棚エリア50内に保管されたコンテナ14のロケーションを管理する固定棚エリア管理装置53が設けられている。この固定棚エリア管理装置53は、図3に示すように、固定棚エリア無線装置54(図1には図示しない)と接続されており、固定棚エリア無線装置54を介して、固定棚エリア50に配置された作業者Hが携行しているハンディターミナル28と無線通信を行っている。コンテナ14の入庫の際には、入庫されるコンテナ14の固有識別ナンバーと入庫した固定棚52内の位置情報を、入庫作業担当の作業者Hがハンディターミナル28と固定棚エリア無線装置54を介して固定棚エリア管理装置53へと送信することで、どの固定棚52のどの位置にどのコンテナ14が保管されたかを固定棚エリア管理装置53が記憶し、コンテナ14の出庫の際には、出庫対象のコンテナ14がどの固定棚52のどの位置に保管されているかを、固定棚エリア管理装置53が固定棚エリア無線装置54を介してハンディターミナル28に表示させることで出庫作業担当の作業者Hへと通知する。
なお、本実施形態においては、固定棚エリア50には、最高頻度品ほどではないが仕分け先から要求される頻度が高い物品(例えば、秋における秋物衣料といった現行シーズン品など)である高頻度品を保管している。
なお、本実施形態においては、自動入出庫エリア13には、仕分け先から要求される頻度が低頻度品より高く高頻度品よりは低い中間程度の頻度である中頻度品(例えば、旬は過ぎたが長く売れ続けているロングテール品など)を保管している。
以上が本実施形態における仕分け設備の大まかな構成である。
次に、配置管理装置91についてより詳しく説明する。
配置管理装置91は、例えばコンピュータで構成され、予め、図4(a)に示すコンテナデータが記憶されている。このコンテナデータは、各コンテナ14に収納されている物品を示すデータであり、各コンテナ14に固有のコンテナコードと物品コード(物品を特定する情報の一例)とが対応付けられたデータである。
また、配置管理装置91は、図3に示すように、仕分けエリアへの出庫指令機能部91a,物品属性判断機能部91b,物品移動指令機能部91c,ストレージコンベヤ制御機能部91dなどの各種機能部を備え、これらの各種機能部はハードウェア的またはソフトウェア的に実装され、それぞれ、以下の、<仕分けエリア85への出庫指令機能>,<物品属性判断機能>,<物品移動指令機能>,<ストレージコンベヤ11制御機能>などの各種機能を有している。
<物品属性判断機能>:物品属性判断機能部91bが有する機能であり、タイムスケジュール(一定期間ごとなど、機能実行時期に関して予め定められた計画)または上位システム90からの指示(外部指令の一例)に従って、仕分け設備内での仕分け対象となる物品の属性を、注文環境により判断する機能(判断手順についての詳細は後述)。この機能により、物品の属性として、仕分け先から要求される頻度に応じて、先述の最高頻度品、高頻度品、中頻度品、低頻度品などが判断される。ここで、注文環境とは、ユーザーからの注文に関する各種条件であり、特に、季節、売り込みの頻度、各物品についてユーザーより注文された個数の統計、取引相手ユーザーの変化など、ユーザーからの物品の要求頻度が大きく変化すると予測される条件である。また各物品に関しては、注文環境に応じた特性(例えば、季節特有の物品である、という特性など)が予め設定されており、各物品についてユーザーより注文された個数の統計、売り込みの時期、注文の多いユーザーといった注文データや統計データについては適宜、上位システム90から配置管理装置91へ入力されて記憶される。
<物品移動指令機能>:物品移動指令機能部91cが有する機能であり、第1荷台エリア12・固定棚エリア50・自動入出庫エリア13・第2荷台エリア15の各エリア内に、属性が変化した物品が保管されているならばその属性が変化した物品を変化後の属性に応じたエリアへ移動させるよう指令を出力する機能(詳細は後述)。
<ストレージコンベヤ11制御機能>:ストレージコンベヤ制御機能部91dが有する機能であり、前述の物品移動指令機能を実行している際に、目的のエリアへとコンテナ14が搬送されるようにストレージコンベヤ11を動作させる機能。例えば、第2荷台エリア15から自動入出庫エリア13へコンテナ14を移動させる際には、第2荷台エリア15から自動入出庫エリア13へ向けてコンテナ14が搬送される方向にストレージコンベヤ11を動作させ、自動入出庫エリア13から第2荷台エリア15を移動させる際には、自動入出庫エリア13から第2荷台エリア15へ向けてコンテナ14が搬送される方向にストレージコンベヤ11を動作させる。
次に、本実施形態の物品仕分け設備の運用方法において、物品の属性を判断し、物品を移動させる(保管位置を変える)指令を出力する手順について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、物品の属性の変化に伴う保管位置の変更は、第1荷台エリア12・固定棚エリア50・自動入出庫エリア13・第2荷台エリア15の各エリア間で行われるが、ここでは例として、自動入出庫エリア13と第2荷台エリア15間での保管位置の変更、すなわち中頻度品と低頻度品の入れ替えが行われる場合を示す。
配置管理装置91の物品属性判断機能部91bは、タイムスケジュールまたは上位システム90からの指示により、物品の属性の判断開始を確認する(ステップS1)と、物品属性判断機能を実行し、各物品に関して、注文環境に応じて、その属性を判断して記憶する(ステップS2)。
この属性判断の具体例としては、タイム(時期、時間)が夏に近づいているときには、夏特有の物品が高頻度品と判断され、春や冬特有の物品は低頻度品と判断される。またタイムが目玉商品を載せたチラシの配布時期内であればその目玉商品が最高頻度品と判断される。あるいは、各物品について注文された個数の統計を用いて、注文頻度(例えば、一日あたりに注文される個数)に応じて物品の属性を判断する。例えば、注文頻度が所定の中頻度品用の範囲内にある物品が中頻度品と判断され、所定の低頻度品用の範囲内にある物品が低頻度品と判断される。なお、この判断は、配置管理装置91の物品属性判断機能部91bに自動的に行わせてもよいし、仕分け設備の管理者が仕分け作業の開始前に予め判断しておき、その判断結果のデータを配置管理装置91に入力することでそのデータに基づき各物品に関して属性を判断して記憶するようにしてもよい。
続いて、配置管理装置91は、上記判断によって属性が変化した物品の物品コードからなるリストを作成する。ここでは、属性が中頻度品から低頻度品に変化した物品の物品コードからなるリスト(以下、低頻度移行物品リストと称す)と、属性が低頻度品から中頻度品に変化した物品の物品コードからなるリスト(以下、中頻度移行物品リストと称す)とを作成する(ステップS3)。
そして、物品属性判断機能による属性判断が完了した後、一日の作業開始時や仕分けエリア85における集品作業がひと段落したときなど、上位システム90が指示する所定のタイミングで、物品移動指令機能部91cが物品移動指令機能を実行する。なお、「物品移動指令機能」は、移動対象の物品の属性や対象エリアに応じて異なる内容となる複数の機能の総称であり、以下においてはより具体的に、自動入出庫エリア13内に中頻度品から低頻度品に属性が変化した物品が保管されている場合にその低頻度品となった物品を第2荷台エリア15へ移動させるよう指令を出力する機能を「低頻度品移動指令機能」、第2荷台エリア15内に低頻度品から中頻度品に属性が変化した物品が保管されている場合にその中頻度品となった物品を自動入出庫エリア13へ移動させるよう指令を出力する機能を「中頻度品移動指令機能」と称する。
ここでは、上位システム90が指示する所定のタイミングにおいて、物品移動指令機能部91cはまず中頻度品移動指令機能を実行する。すなわち、自動入出庫エリアコントローラ81に対して、中頻度移行物品リストに示されている物品コードと、この物品コードを有する物品を収納したコンテナ14を自動入出庫エリア13へ入庫する入庫作業を行わせる指令情報である中頻度品入庫指令とを出力する。また、第2在庫管理装置33に対して、中頻度移行物品リストに示されている物品の物品コードと、この物品コードを有する物品を収納したコンテナ14を第2荷台エリア15から出庫(搬出)する中頻度品出庫作業を行わせる指令情報である中頻度品出庫指令とを出力(送信)する(ステップS4)。
続いて、物品移動指令機能部91cは低頻度品移動指令機能を実行する。すなわち、自動入出庫エリアコントローラ81に対して、低頻度移行物品リストに示されている物品コードと、この物品コードを有する物品を収納したコンテナ14を自動入出庫エリア13から出庫(搬出)する低頻度品出庫作業を行わせる指令情報である低頻度品出庫指令とを出力する。また、第2在庫管理装置33に対して、低頻度移行物品リストに示されている物品の物品コードと、この物品コードを有する物品を収納したコンテナ14を第2荷台エリア15へ入庫する入庫作業を行わせる指令情報である低頻度品入庫指令とを出力(送信)する(ステップS5)。
なお、配置管理装置91は、先述のストレージコンベヤ11制御機能により、中頻度品移動指令機能が実行されるステップS4においては、第2荷台エリア15から自動入出庫エリア13へ向けてコンテナ14が搬送されるようにストレージコンベヤ11を動作させており、低頻度品移動指令機能が実行されるステップS5においては、自動入出庫エリア13から第2荷台エリア15へ向けてコンテナ14が搬送されるようにストレージコンベヤ11を動作させている。
以上が物品の属性を判断し、物品を移動させる指令を出力する手順である。
また、入荷エリアから搬送されてくるコンテナ14をそのまま出荷エリアへ搬送してよい場合には、入荷エリアから出荷エリアへ向けてコンテナ14が搬送されるようストレージコンベヤ11を動作させるとともに、第1荷台エリア12・固定棚エリア50・自動入出庫エリア13・第2荷台エリア15の各エリアには指令を出さない。
次に、配置管理装置91からの指令によって動作する自動入出庫エリア13と第2荷台エリア15についてより詳しく説明する。
図3に示すように、自動入出庫エリア13の自動入出庫エリアコントローラ81は、配置管理装置91と、入出庫コンベヤ13aと、スキャナ84と、スタッカークレーン82に接続されている。
なお、自動入出庫エリアコントローラ81は、配置管理装置91が記憶しているものと同じコンテナデータ(図4(a))を記憶しており、さらに図4(b)に示す保管データとして、保管棚83の各物品収納部79の位置情報(アドレス)とその物品収納部79に保管されているコンテナ14のバーコード情報(コンテナコード)とを対応させたデータを記憶している。
以下、自動入出庫エリア13において行われる、「入庫作業」,「出庫作業」,「低頻度品出庫作業」の各種作業に関して説明する。なお、これらの作業は、自動入出庫エリアコントローラ81によって自動的に行われる。
自動入出庫エリアコントローラ81は、配置管理装置91から中頻度品入庫指令を受信した場合、あるいはストレージコンベヤ11上のコンテナ14を保管するよう指令を受けた場合には、ストレージコンベヤ11によって搬送されてきたコンテナ14に取り付けられているラベル14bのバーコードをスキャナ84で読み取ることで、そのコンテナ14のコンテナコードを取得した上で、入出庫コンベヤ13aをストレージコンベヤ11から保管棚83へ向かう方向に動作させて、コンテナ14を保管棚83側へ搬送する。そして、保管棚83側へ搬送したコンテナ14を、スタッカークレーン82によって、保管棚83内で空いている物品収納部79に収納(入庫)する。このとき、コンテナ14を収納した物品収納部79の位置情報(アドレス)を、コンテナ14のコンテナコードと対応付けて保管データを更新する。
自動入出庫エリアコントローラ81は、仕分けエリア85への出庫指令を配置管理装置91から受信すると、出庫指令に含まれる物品コードについてコンテナデータを検索し、指令された物品コードを有する物品が収納されているコンテナ14を特定する。そして、特定したコンテナ14のコンテナコードについて保管データを検索して、そのコンテナコードを有するコンテナ14が収納されている物品収納部79のアドレスを求め、求めたアドレスが示す物品収納部79の位置へスタッカークレーン82を移動させ、その物品収納部79に収納されているコンテナ14をスタッカークレーン82によって取り出し、仕分けエリア85のフローラック87へ移載させ、取り出したコンテナ14に関する情報を保管データから削除する(取り出された物品収納部79のアドレスを空き状態とする)。
自動入出庫エリアコントローラ81は、低頻度品出庫指令を配置管理装置91から受信すると、低頻度品出庫指令とともに送信されてきた物品コードについてコンテナデータを検索して低頻度品が収納されているコンテナ14のコンテナコードを求め、求めたコンテナコードについて保管データを検索することで、そのコンテナ14が収納されている物品収納部79を特定する。そして、特定した物品収納部79からスタッカークレーン82によってコンテナ14を取り出し、入出庫コンベヤ13aに載置する。そして、入出庫コンベヤ13aを保管棚83からストレージコンベヤ11に向かう方向に動作させ、低頻度品が収納されているコンテナ14をストレージコンベヤ11へ移動させる。また、物品収納部79から取り出したコンテナ14に関する情報を保管データから削除する。
なお、配置管理装置91から低頻度品出庫指令が出力されている間(低頻度品移動指令機能が実行されている間)には、先述のストレージコンベヤ11制御機能により、自動入出庫エリア13から第2荷台エリア15へ向けてコンテナ14が搬送されるよう、配置管理装置91がストレージコンベヤ11を動作させているので、低頻度品出庫作業によってストレージコンベヤ11に移動されたコンテナ14は、第2荷台エリア15へ向けて搬送される。
図2に示すように、第2荷台エリア15において、台車21は、複数個(例えば、12個)のコンテナ14を積載して移動可能に構成されており、各台車21の前面にはそれぞれ、固有の識別ナンバー(ID;荷台を特定する固有情報の一例)が予め設定された電子棚札26(識別手段の一例)が取り付けられている。電子棚札26は、公知のように、その表面に液晶表示画面26aを備え、また前記固有の識別ナンバーに応じたバーコードが印刷されたラベル26bが取り付けられ、内部に無線によるデータの受信装置(図示せず)を備え、受信装置により受信されたデータを液晶表示画面26aへ表示する機能を有している。
また各コンテナ14にはそれぞれ、予め設定された固有の識別ナンバー(コンテナコード、ID;物品を特定する固有情報の一例)に応じたバーコードが印刷されたラベル14bが取り付けられ、このバーコードにより、コンテナ14に収納された物品が管理されている。
また第2荷台エリア15に配置された作業者Hは、ハンディターミナル28(読取手段の一例)を携帯している。このハンディターミナル28は、その表面に液晶表示画面28aと、テンキーと機能キーからなるキー類28bを備え、またバーコードを読み取るスキャナ28cを備え、内部に無線によるデータの送受信装置を備え、送受信装置により受信したデータを液晶表示画面28aへ表示し、スキャナ28cにより読み取ったバーコードのデータとキー類28bの操作データを送信する機能を有している。
また図1,図2には図示しないが、第2荷台エリア15の天井(あるいはエリアを構成する建物の壁)に、ハンディターミナル28との間でデータの送受信を行う第1無線装置31(図3)と、電子棚札26へデータを送信する第2無線装置32(図3)が配置されている。そして、図3に示すように、第2在庫管理装置33がこれら第1無線装置31と第2無線装置32に接続されている。この第2在庫管理装置33は、コンピュータで構成され、第2荷台エリア15に保管されたコンテナ14のロケーションを管理する装置であり、第2在庫管理装置33と接続している配置管理装置91からの指令に応じて動作する。
第2在庫管理装置33は、図4(c)に示すように、台車21が格納されたエリアアドレスと台車21の固有の識別ナンバー(台車コード、ID;バーコード)を対にして管理し、さらにコンテナ14(コンテナコード、ID;バーコード)を、台車21の台車コードにより管理し、在庫データとして記憶している。また第2在庫管理装置33は、上記コンテナデータも記憶している。
なお、以上においては、中頻度品と低頻度品の入れ替えが行われる場合において物品移動の対象エリアとなる第2荷台エリア15について説明しているが、第1荷台エリア12においても、(保管する対象の物品の属性が第2荷台エリア15とは異なるものの)物品の保管位置の管理に関しては類似の運用を行っており、第1荷台エリア12においても、図3に示すように、第1在庫管理装置30に第1無線装置31などの各種機器が接続され、これら各種機器は第2荷台エリア15内の各種機器と同様の機能を有している(同様の機能であるため便宜上同じ符号・用語を使用しているが、第1荷台エリア12内の各種機器と第2荷台エリア15内の各種機器は別のものである)。
以下、配置管理装置91からの指令によって第2荷台エリア15において行われる、「入庫作業」,「出庫作業」,「中頻度品出庫作業」の各種作業に関して説明する。
第2在庫管理装置33は、配置管理装置91から低頻度品入庫指令を受信した場合、あるいはストレージコンベヤ11上のコンテナ14を保管するよう指令を受けた場合には、以下の入庫作業を開始する。
入庫作業に際して、第2在庫管理装置33は、ハンディターミナル28へ「入庫作業」の表示データと、入庫するコンテナ14のバーコードからなる入庫指令を送信し、ハンディターミナル28の液晶表示画面28aに入庫指令を表示させる。
この入庫指令に応じて作業者Hは、まず空の台車21に(未使用の)電子棚札26を取り付け、次に空の台車21をストレージコンベヤ11の近辺に移動させ、ストレージコンベヤ11よりコンテナ14を台車21へ積載する。なお、電子棚札26の液晶表示画面26aは、(未使用の)初期状態では、何ら表示されていない状態とされている。
積載が終了すると、作業者Hは、ハンディターミナル28により電子棚札26のラベル26bのバーコードを読み取り、続いて各コンテナ14のラベル14bのバーコードを読み取り、第1無線装置31を介して第2在庫管理装置33へ送信する。
すると、第2在庫管理装置33は、受信した各コンテナ14のバーコードと、台車21のバーコードとを対にして在庫データ(一部)を形成し、記憶し、続いて電子棚札26に対して、「入庫中(赤色表示)」の表示データ、および台車21に積載されたコンテナ14の箱数からなる表示データを送信し、液晶表示画面26aに表示させる。
作業者Hは、この液晶表示画面26aを確認すると、台車21を押して、任意のブロック24の空いているスペース(ロケーション)へ格納し、ハンディターミナル28により、まず格納した台車21の電子棚札26のバーコードを読み取り、続いて格納したロケーションの両隣の台車21の電子棚札26のバーコードを読み取り、第1無線装置31を介して第2在庫管理装置33へ送信する。
第2在庫管理装置33は、両隣の電子棚札26のバーコードにより在庫データを検索して、管理していたエリアアドレス(ロケーション)を求め、これら求めたエリアアドレスの中間のエリアアドレスに台車21が格納されたと判断して、台車21にこの中間のエリアアドレスを設定する。そして、「保管−無作業」の表示データ、および設定したエリアアドレス、台車21に積載可能なコンテナ14の台数を示す空容積率(%)、またコンテナ14のバーコードにより管理されている物品が収納されていない空きコンテナ14の箱数からなる表示データを送信し、液晶表示画面26aに表示させる。また同時に、新しいエリアアドレスに、上記台車21(電子棚札26)のバーコードと、各コンテナ14のバーコードを記憶し、在庫データを更新する。
このように、入庫作業時に、新しく格納する台車21のエリアアドレス(位置情報)が、新しく格納する台車21の格納位置(保管位置)に隣接して既に配置されている台車21のエリアアドレス(位置情報)を確認することによって特定され、在庫データとして新たに記憶される。
なお、ブロック24内に1台も台車21が無い状態で、最初に台車21を載置する場合は、ハンディターミナル28により特定のエリアアドレスを入力することにより、最初のエリアアドレスを設定する。あるいはブロック24に1箇所のみエリアアドレスに相当するバーコードを付けたラベルや標識を配置しておき、ハンディターミナル28により読み取ることにより、最初のエリアアドレスを設定するようにしてもよい。
また、両隣の台車21ではなくどちらか片方の台車21の電子棚札26のバーコードを読み取るようにしてもよい。すなわち、台車21を空いているスペースへ格納した際に、格納した台車21の電子棚札26のバーコードを読み取ったあと、ハンディターミナル28に、両隣の台車21のうちの左右いずれか一方(ここでは左とする)の電子棚札26のバーコードを読み取る指示を表示させ、作業者Hはこの指示に従いハンディターミナル28で左の台車21のバーコードを読み取り、第2在庫管理装置33は、左の台車21の電子棚札26のバーコードについて在庫データを検索して、左の台車21のエリアアドレス(ロケーション)を求め、求めたエリアアドレスの右隣に相当するエリアアドレスに台車21が格納されたと判断して、格納された台車21にこの右隣に相当するエリアアドレスを設定する、という形式としてもよい。
「中頻度品出庫作業(自動入出庫エリア13へのコンテナ14の移動作業)」
第2在庫管理装置33は、出庫指令または中頻度品出庫指令を配置管理装置91から受信すると、以下の出庫作業または中頻度品出庫作業を開始する。出庫作業と中頻度品出庫作業は、共通する部分が多いため、まとめて解説する。
出庫作業に際しては、第2在庫管理装置33は、まず出庫指令に含まれる物品コードを有する物品を収納したコンテナ14(バーコード)を求める。
また、中頻度品出庫作業に際しては、中頻度品出庫指令とともに送信されてきた中頻度品の物品コードを有する物品を収納したコンテナ14(バーコード)を求める。
続いて求めたコンテナ14のバーコードにより在庫データを検索して、このコンテナ14を積載した台車21のバーコード(電子棚札26の固有識別ナンバー)を求める。
続いて、求めた台車21のバーコードより、この台車21が格納されているエリアアドレスを求め、ハンディターミナル28へ出庫作業または中頻度品出庫作業を実行する台車21(電子棚札26)のエリアアドレス、出庫するコンテナ14のバーコード、「出庫作業」または「中頻度品出庫作業」の表示データからなる指令を送信して液晶表示画面28aに表示させ、同時に第2在庫管理装置33は、電子棚札26に対して、「出庫指示中(赤色表示)」の表示データおよび出庫するコンテナ14の個数と現在積載しているコンテナ14の個数からなる表示データを送信し、液晶表示画面26aに表示させる。
なお、出庫が指示された全てのコンテナ14が1台の台車21に積載されている場合は、ハンディターミナル28へ、台車21ごと出庫または移動する指令を台車21(電子棚札26)のアドレスとともに送信し、ハンディターミナル28に表示させ、電子棚札26へ「移動指示中(赤色表示)」の表示データを送信して、液晶表示画面26aに表示させる。
作業者Hは、ハンディターミナル28に表示されたアドレスへ移動し、電子棚札26に表示された「出庫指示中(赤色表示)」を確認して、台車21を引き出し、ハンディターミナル28に表示されたバーコードのコンテナ14を出庫用の台車(図示せず)に移載し、移載したコンテナ14のバーコードをハンディターミナル28により読み取り、第2在庫管理装置33へ送信する。続いて、台車21を元のエリアアドレスへ格納して電子棚札26のバーコードをハンディターミナル28により読み取り、第2在庫管理装置33へ送信する。
第2在庫管理装置33は、受信したコンテナ14のバーコードにより、出庫を確認し、在庫データから抹消し、続いて電子棚札26のバーコードを受信すると、「保管−無作業」の表示データおよびエリアアドレス、台車21にさらに積載可能なコンテナ14の台数を示す空容積率(%)、またコンテナ14のバーコードにより管理されている、物品が無い空のコンテナの箱数からなる表示データを送信し、液晶表示画面26aに表示させる。
作業者Hは、ハンディターミナル28に「出庫作業」と表示されている場合には、出庫用の台車を仕分けエリア85へ移動させて出庫を終了する。
また、ハンディターミナル28に「中頻度品出庫作業」と表示されている場合には、出庫用の台車をストレージコンベヤ11の近辺に移動させ、台車21に載置されているコンテナ14をストレージコンベヤ11へ移載して出庫を終了する。
ここで、中頻度品出庫作業において、中頻度品の物品を収納しているコンテナ14が、台車21に積まれている複数のコンテナ14のうち、一部のコンテナ14のみである場合には、ハンディターミナル28に、中頻度品の物品を収納しているコンテナ14を特定する情報(コンテナコードなど)を表示し、中頻度品の物品を収納しているコンテナ14のみを出庫用の台車に積み替えて出庫作業を行う。
また、中頻度品出庫作業においてコンテナ14をストレージコンベヤ11へ移載するときは、自動入出庫エリア13のスキャナ84がコンテナ14のラベル14bを読み取ることができるようになる向きに移載するのが望ましい。
なお、台車21ごと出庫または移動する指令の場合は、作業者Hは、台車21を引き出し、台車21から電子棚札26を外し、ハンディターミナル28により電子棚札26のバーコードを読み取って送信し、台車21をそのまま押して、ストレージコンベヤ11あるいは仕分けエリア85へ移動する。第2在庫管理装置33は、受信した電子棚札26のバーコードにより、移動を確認し、在庫管理データから抹消し、電子棚札26へ未使用の表示データを送信する。電子棚札26の液晶表示画面26aは真っ白に何も表示されない状態とされる。
このように、出庫指令の物品のコンテナ14が搭載されている台車21のエリアアドレスが、ハンディターミナル28に表示されることにより、出庫が指示されたコンテナ14を搭載した台車21が容易に見つけられ、出庫作業が迅速に実行される。
なお、配置管理装置91から中頻度品出庫指令が出力されている間(中頻度品移動指令機能が実行されている間)には、先述のストレージコンベヤ11制御機能により、第2荷台エリア15から自動入出庫エリア13へ向けてコンテナ14が搬送されるよう、配置管理装置91がストレージコンベヤ11を動作させているので、中頻度品出庫作業によってストレージコンベヤ11に移動されたコンテナ14は、自動入出庫エリア13へ向けて搬送される。
第2荷台エリア15の上記入庫作業と中頻度品出庫作業、及び自動入出庫エリア13の入庫作業と低頻度品出庫作業、そして配置管理装置91がストレージコンベヤ11の搬送方向を制御していることにより、第2荷台エリア15と自動入出庫エリア13との間で、コンテナ14の入れ替えが行われる。
また、本実施の形態では、中頻度品移動指令機能を実行した後に低頻度品移動指令機能を実行しているが、この順番は逆でもよい。
また、本実施の形態では、仕分けエリア85を一つのみ設け、それに対応してスタッカークレーン82も一つのみ用いているが、仕分けエリア85を複数設け、それに対応してスタッカークレーン82も多数設けるようにしてもよい。
13 自動入出庫エリア
14 コンテナ
15 第2荷台エリア
26 電子棚札
85 仕分けエリア
91 配置管理装置
Claims (3)
- 複数の物品が保管される複数の保管エリアを有し、仕分け先から要求される頻度に応じて属性分けされた物品が、それぞれ属性に応じた保管エリアに保管される物品仕分け設備の運用方法であって、
タイムスケジュールまたは外部指令により、前記物品の属性を、物品の注文環境に基づいて判断し、
前記判断の結果、属性が変化した物品を、現在の保管エリアから出庫して該当属性に応じた保管エリアへ保管する指令を出力し、
前記保管エリアとして、移動可能な荷台を用いて物品の搬入及び搬出が可能な荷台エリアと、エリア内への物品の入出庫を自動で行うことが可能な自動入出庫エリアとを設け、
仕分け先から要求される頻度が低い低頻度品の属性を有する物品を前記荷台エリアに保管し、仕分け先から要求される頻度が前記低頻度品より高い中頻度品の属性を有する物品を前記自動入出庫エリアに保管し、
前記物品の属性の判断の結果、属性が中頻度品から低頻度品に変化した物品を前記自動入出庫エリアから前記荷台エリアへ搬出して前記荷台エリアに保管する指令を出力し、属性が低頻度品から中頻度品に変化した物品を前記荷台エリアから前記自動入出庫エリアへ搬出して自動入出庫エリアに保管する指令を出力し、
前記自動入出庫エリアと前記荷台エリアとの間で物品を自動で搬送するストレージ搬送ラインを設け、
中頻度品から低頻度品に変化した物品を前記自動入出庫エリアから前記荷台エリアへ搬出して前記荷台エリアに保管する指令により、前記属性が中頻度品から低頻度品に変化した物品を、前記自動入出庫エリアから前記ストレージ搬送ラインへ自動で出庫させ、前記ストレージ搬送ライン上の前記物品が前記自動入出庫エリアから前記荷台エリアへ搬送されるよう前記ストレージ搬送ラインを動作させ、
低頻度品から中頻度品に変化した物品を前記荷台エリアから前記自動入出庫エリアへ搬出して自動入出庫エリアに保管する指令により、前記荷台エリアの作業者に対し、前記属性が低頻度品から中頻度品に変化した物品が載せられている前記荷台の位置を表示し、この表示に基づいて、前記属性が低頻度品から中頻度品に変化した物品が前記ストレージ搬送ライン上に載せられると、物品が前記荷台エリアから前記自動入出庫エリアへ搬送されるよう前記ストレージ搬送ラインを動作させること
を特徴とする物品仕分け設備の運用方法。 - 前記物品の注文環境として、季節、売り込みの頻度、各物品について仕分け先より注文された個数の統計、のうちの少なくとも一つを用いて前記物品の属性を判断すること
を特徴とする請求項1に記載の物品仕分け設備の運用方法。 - 複数の物品が保管される複数の保管エリアを有し、仕分け先から要求される頻度に応じて属性分けされた物品が、それぞれ属性に応じた保管エリアに保管される物品仕分け設備であって、
要求される頻度に応じた前記物品の属性を管理する配置管理装置を備え、
前記配置管理装置は、タイムスケジュールまたは外部指令により、前記物品の属性を、物品の注文環境に基づいて判断し、前記判断の結果、属性が変化した物品を、現在の保管エリアから出庫して該当属性に応じた保管エリアへ保管する指令を出力するものであり、
前記保管エリアとして、仕分け先から要求される頻度が低い低頻度品の属性を有する物品を移動可能な荷台に載せて保管し前記荷台により低頻度品の搬入及び搬出が可能な荷台エリアと、仕分け先から要求される頻度が前記低頻度品より高い中頻度品の属性を有する物品を保管しエリア内への物品の入出庫を自動で行うことが可能な自動入出庫エリアと、が備えられており、
前記自動入出庫エリアと前記荷台エリアとの間で物品を自動で搬送するストレージ搬送ラインが設けられており、
前記配置管理装置は、前記物品の属性の判断の結果、属性が中頻度品から低頻度品に変化した物品を前記自動入出庫エリアから前記荷台エリアへ搬出して荷台エリアに保管する指令を出力し、属性が低頻度品から中頻度品に変化した物品を前記荷台エリアから前記自動入出庫エリアへ搬出して自動入出庫エリアに保管する指令を出力するようになっており、
前記ストレージ搬送ラインは、中頻度品から低頻度品に変化した物品を前記自動入出庫エリアから前記荷台エリアへ搬出して前記荷台エリアに保管する指令により、前記属性が中頻度品から低頻度品に変化した物品を、前記自動入出庫エリアから前記ストレージ搬送ラインへ自動で出庫させ、前記ストレージ搬送ライン上の前記物品が前記自動入出庫エリアから前記荷台エリアへ搬送されるよう動作させられ、また、低頻度品から中頻度品に変化した物品を前記荷台エリアから前記自動入出庫エリアへ搬出して自動入出庫エリアに保管する指令により、前記荷台エリアの作業者に対し、前記属性が低頻度品から中頻度品に変化した物品が載せられている前記荷台の位置を表示し、この表示に基づいて、前記属性が低頻度品から中頻度品に変化した物品が前記ストレージ搬送ライン上に載せられると、物品が前記荷台エリアから前記自動入出庫エリアへ搬送されるよう動作させられること
を特徴とする物品仕分け設備。
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