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JP5810481B2 - 光学シート、バックライトユニット、表示装置、及び光学シート製造用金型 - Google Patents

光学シート、バックライトユニット、表示装置、及び光学シート製造用金型 Download PDF

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Description

本発明は、光学シート、バックライトユニット、表示装置、及び光学シート製造用金型に関する。
近年、TFT型液晶パネルやSTN型液晶パネル、IPS型液晶パネルを使用した液晶表示装置は、主としてOA分野のPC(パーソナルコンピュータ)やTV用の液晶ディスプレイを中心に商品化されている。
このような液晶表示装置においては、液晶パネルの背面側(観察者側)に光源を配置し、この光源からの光で液晶パネルを照明する方式、いわゆる、バックライト方式が採用されている。
この種のバックライト方式に採用されているバックライトユニットとしては、大別して冷陰極管(CCFL、LED)等の光源ランプを、光透過性に優れたアクリル樹脂等からなる平板状の導光板内で多重反射させる「導光板ライトガイド方式」(いわゆる、エッジライト方式)と、導光板を用いない「直下型方式」とがある。
導光板ライトガイド方式のバックライトユニットが搭載された液晶表示装置としては、例えば、図7に示すものが一般に知られている。
これは、上部に偏光板71,73に挟まれた液晶パネル72が設けられ、その下面側に、略長方形板状のPMMA(ポリメチルメタクリレート)やアクリル等の透明な基材からなる導光板79が設置されており、該導光板の上面(光射出側)に拡散フィルム(拡散層)78が設けられている。
さらに、この導光板79の下面に、導光板79に導入された光を効率よく液晶パネル72方向に均一となるように散乱して反射されるための散乱反射パターン部が印刷などによって設けられる(図示せず)と共に、散乱反射パターン部下方に反射フィルム(反射層)77が設けられている。
また、導光板79には、側端部に光源ランプ76が取り付けられており、さらに、光源ランプ76の光を効率よく導光板79中に入射させるべく、光源ランプ76の背面側を覆うようにして高反射率のランプリフレクター81が設けられている。散乱反射パターン部は、白色である二酸化チタン(TiO2)粉末を透明な接着剤等の溶液に混合した混合物を、所定パターン、例えばドットパターンにて印刷し乾燥、形成したものであり、導光板79内に入射した光に指向性を付与し、光射出面側へと導くようになっており、高輝度化を図るための工夫である。
さらに、最近では、光利用効率をアップして高輝度化を図るべく、図8に示すように、拡散フィルム78と液晶パネル72との間に、光集光機能を備えたプリズムフィルム(プリズム層)74,75を設けることが提案されている。このプリズムフィルム74,75は導光板79の光射出面から射出され、拡散フィルム78で拡散された光を、高効率で液晶パネル72の有効表示エリアに集光させるものである。
しかしながら、図7に例示した装置では、視野角の制御は、拡散フィルム78の拡散性のみに委ねられており、その制御は難しく、ディスプレイの正面方向の中心部は明るく、周辺部に行くほど暗くなる特性は避けられない。そのため、液晶画面を横から見たときの輝度の低下が大きく、光の利用効率の低下を招いていた。
さらに、図8に例示したプリズムフィルムを用いる装置では、プリズムフィルムの枚数が2枚必要であるため、フィルムの吸収による光量の低下が大きいだけでなく、部材数の増加によりコストが上昇する原因にもなっていた。
一方、直下型方式は、導光板の利用が困難な大型の液晶TVなどの表示装置が用いられている。
直下型方式の液晶表示装置としては、図9に例示する装置が一般的に知られている。これにおいては、上部に偏光板71、73に挟まれた液晶パネル72が設けられ、その下面側に、蛍光管等からなる光源51から射出され、拡散フィルム82のような光学シートで拡散された光を、高効率で液晶パネル72の有効表示エリアに集光させるものである。光源51からの光を効率よく照明光として利用するために、光源51の背面には、リフレクター52が配置されている。
しかしながら、図9に例示する装置でも、視野角の制御は、拡散フィルム82の拡散性のみに委ねられており、その制御は難しく、ディスプレイの正面方向の中心部は明るく、周辺部に行くほど暗くなる特性は避けられない。そのため、液晶画面を横から見たときの輝度の低下が大きく、光の利用効率の低下を招いていた。さらに、プリズムフィルムを用いるものでは、プリズムフィルムの枚数が2枚必要であるため、フィルムの吸収による光量の低下が大きいだけでなく、部材数の増加によりコストが上昇する原因にもなっていた。
また、光源51間の間隔が広すぎると、画面上に輝度ムラが生じやすく、光源51の数を減らせず、消費電力の増加及びコストの増加を招く原因となっていた。
ところで、このような液晶表示装置では、軽量、低消費電力、高輝度、薄型であることが市場ニーズとして強く要請されており、それに伴い、液晶表示装置に搭載されるバックライトユニットも、軽量、低消費電力、高輝度であることが要求されている。
特に、最近、目覚しい発展をみるカラー液晶表示装置においては、液晶パネルのパネル透過率がモノクロ対応の液晶パネルに比べ格段に低く、そのため、バックライトユニットの輝度向上を図ることが、装置自体の低消費電力を得るために必須となっている。
しかしながら、前述のように従来の装置では、高輝度、低消費電力の要請に充分に応えられているとは言いがたく、ユーザからは、低価格、高輝度、高表示品位で、かつ低消費電力の液晶表示装置を実現できるバックライトユニットの開発が待ち望まれている。
一方、光学シートの性能向上を目的として、従来使用されてきたプリズム、レンチキュラーレンズ、マイクロレンズ、多角錘の他にも特許文献1乃至5に示すような様々な光学パターンの提案があり、今後も新たな形状が増えていくと考えられる。
特開2008−203776号公報 特表2008−515026号公報 特開2007−3571号公報 特開2007−304565号公報 特開2008−102497号公報
ところで、ディスプレイ装置のバックライトユニットに用いる光学シートは、光学性能によってディスプレイ装置の外観、すなわち商品価値に大きな影響を与える。光学性能としては輝度向上効果が高いものが好ましい。
従来使用されてきた中でマイクロレンズのようなドット形状の光学素子の配列のものは、ひとつひとつの光学素子の密度が高い方が輝度向上効果が高い。また、光学素子同士の重なりが少ない方が輝度向上効果が高い。輝度向上効果に優れるマイクロレンズ形状で考えた場合、通常細密配列と考えられている六方配列は重なりを無いとすれば光学シートの総面積に占めるマイクロレンズ面積の充填率は78.5%が上限となる。これ以上の充填率を達成する場合、マイクロレンズ同士を適度に重ねるか、小さいマイクロレンズを隙間に充填する必要がある。
一方、マイクロレンズの配列は光学シートの製造方法に制限を受ける。ビーズを並べて作成したり、ビーズを並べたものから金型を作成したりする場合、重なりをつくることができず、配列もランダムになるため充填率も理想値には届かない。小さいマイクロレンズを隙間に充填する方法も、うまく配列することは困難を極める。
他方、機械加工した金型や腐食金型を使用する方法、光学シートの直接加工など、ビーズに頼らない方法は、理想的な配列を作ることが出来、重なりをつくることも容易である。ただし適度な重なりを造る配列はいまだ開示されてはいない。また、大小サイズの違うマイクロレンズを混ぜて配列させ光学シートをつくることは大変手間がかかる。
これに加えて従来の平面を基本とした縦横2軸の座標による六方配列やこれらの配列をわずかにずらして作成するランダムパターンは、他の光学シートや導光板、さらに液晶パネルまでが同じような座標系で作成されるため、モアレが生じるという大きな問題点もあった。
本発明の目的は、前記課題に対して、光学シートの一の面に複数の光学素子を最適に配列することである。
課題を解決するために、請求項1に係る発明は、入射する光を集光及び拡散の少なくとも一方を行う光学シートにおいて、一の面に互いに離間して配置された複数の光学素子を有し、前記複数の光学素子は、任意の一の光学素子と、前記一の面を円筒面形状としたならば、下記(a)及び(b)を満たすように配置された他の光学素子と、で構成される一対の光学素子を含み、前記一の面を円筒面形状としたならば、前記複数の光学素子は、前記円筒面においてネジ状の線でつながるように配置され、前記円筒面の中心軸方向における前記一の光学素子の位置と前記他の光学素子の位置との距離をDとし、前記円筒面の直径をRとし、前記光学素子の最大幅をPとしたとき、
/(R・π)・0.5≦D≦P /(R・π)・2
を満たすことを特徴とする光学シートである。
(a)前記一の光学素子の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線と、前記他の光学素子の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度をθ1とし、大きい方の角度をθ2としたときに、360:θ2=θ2:θ1となる
(b)前記円筒面の中心軸方向において前記一の光学素子の位置と前記他の光学素子の位置とが異なる
また、請求項に係る発明は、請求項1の記載において、光学素子は、マイクロレンズ又は多角錐形状のレンズであることを特徴とする光学シートである。
また、請求項に係る発明は、請求項1又は2の記載において、他の面は、平面に形成され、光学素子が配置され、若しくは微細凹凸が形成され、又はこれらの組み合わせにより形成されることを特徴とする光学シートである。
また、請求項に係る発明は、請求項1乃至の何れか1項の記載において、前記一の面における前記光学素子の配置部分以外の部分は、平面に形成され、微細凹凸が形成され、又は他の光学素子が配置されることを特徴とする光学シートである。
また、請求項に係る発明は、請求項1乃至の何れか1項の記載において、厚さは、0.2mm以上かつ4.0mm以下であることを特徴とする光学シートである。
また、請求項に係る発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の光学シートを備えており、光源と、前記光源が射出した光を入射して拡散させて拡散光として射出する拡散板と、を備え、前記拡散板が射出した光を前記光学シートに入射して透過させて射出することを特徴とするバックライトユニットである。
また、請求項に係る発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の光学シートを備えており、光源と、前記光源が射出した光を入射して導光させて射出する導光板と、を備え、前記導光板が射出した光を前記光学シートに入射して透過させて射出することを特徴とするバックライトユニットである。
また、請求項に係る発明は、請求項又はに記載のバックライトユニットを備えており、画素単位での透過又は非透過に応じて表示画像を規定する画像表示素子を備え、前記画像表示素子の背面に前記光学シートが射出した光が入射されるように前記バックライトユニットが配置されることを特徴とする表示装置である。
また、請求項に係る発明は、入射する光を集光及び拡散の少なくとも一方を行う光学シートの製造方法において、前記光学シートの一の面に互いに離間して配置される複数の光学素子を形成し、前記複数の光学素子は、任意の一の光学素子と、前記一の面を円筒面形状としたならば、下記(a)及び(b)を満たすように配置された他の光学素子と、で構成される一対の光学素子を含み、前記一の面を円筒面形状としたならば、前記複数の光学素子は、前記円筒面においてネジ状の線でつながるように配置され、前記円筒面の中心軸方向における前記一の光学素子の位置と前記他の光学素子の位置との距離をDとし、前記円筒面の直径をRとし、前記光学素子の最大幅をPとしたとき、
/(R・π)・0.5≦D≦P /(R・π)・2
を満たすことを特徴とする光学シートの製造方法である。
(a)前記一の光学素子の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線と、前記他の光学素子の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度をθ1とし、大きい方の角度をθ2としたときに、360:θ2=θ2:θ1となる
(b)前記円筒面の中心軸方向において前記一の光学素子の位置と前記他の光学素子の位置とが異なる
また、請求項10に係る発明は、入射する光を集光及び拡散の少なくとも一方を行う光学シートを製造する光学シート製造用金型において、前記光学シートの一の面を形成する形成面には、前記光学シートの一の面に互いに離間して配置される複数の光学素子を形成するための複数の光学素子形成部を有し、前記複数の光学素子形成部は、任意の一の光学素子形成部と、前記形成面が円筒面形状であるときに、下記(a)及び(b)を満たすように配置された他の光学素子形成部と、で構成される一対の光学素子形成部を含み、前記一の面を円筒面形状としたならば、前記複数の光学素子形成部は、前記円筒面においてネジ状の線でつながるように配置され、前記円筒面の中心軸方向における前記一の光学素子形成部の位置と前記他の光学素子形成部の位置との距離をDとし、前記円筒面の直径をR2とし、前記光学素子形成部の最大幅をP2としたとき、
P2 /(R2・π)・0.5≦D≦P2 /(R2・π)・2
を満たすことを特徴とする光学シート製造用金型である。
(a)前記一の光学素子形成部の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線と、前記他の光学素子形成部の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度をθ1とし、大きい方の角度をθ2としたときに、360:θ2=θ2:θ1となる
(b)前記円筒面の中心軸方向において前記一の光学素子形成部の位置と前記他の光学素子形成部の位置とが異なる
本発明によれば、複数の光学素子を、光学シートの一の面に互いに離間して配置し、かつ(a)及び(b)を満たすように配置することで、光学シートの一の面に複数の光学素子が最適に配列されたものとなる。
本実施形態の表示装置の構成を示す側面図である。 光学シートの形状を示す斜視図である。 光学シートにおける光学素子の配列を説明する図である。 光学シートの他の形状を示す斜視図である。 本実施形態の表示装置の他の構成を示す側面図である。 実施例の条件、結果を示す図である。 従来の液晶表示装置の構成例を示す側面図である。 従来の液晶表示装置の他の構成例を示す側面図である。 従来の液晶表示装置のさらに他の構成例を示す側面図である。
(構成)
図1は、本実施形態の表示装置(液晶表示装置)1の構成を示す。図1に示すように、表示装置1は、液晶パネル20をその背面側からバックライトユニット10により照明する。
以下の説明では、図1の上方側を上、下方側を下と表現し、上方側に相対している面を表面、下方側に相対している面を裏面、と表現する。
バックライトユニット10は、エッジライト型(エッジライト方式)のバックライトユニットである。バックライトユニット10は、光源11、導光板12、拡散シート13、光学シート30、及び反射型偏光分離シート14を有する。
このような構成により、バックライトユニット10では、光源11からの光Kは、導光板12に入射される。その入射光は、導光板12の射出面12aから出射され、その出射光が、拡散シート13、光学シート30、反射型偏光分離シート14を透過する。最終的に、反射型偏光分離シート14を透過した光は、その射出面14aからLとして射出される。その出射光Lは、液晶パネル20に入射される。
液晶パネル20は、画素単位での透過/非透過、又は透明状態/散乱状態に応じて表示パターンが規定される表示素子が配置されて構成されている。具体的には、液晶パネル20は、2枚の偏光板21,22で液晶層23を挟んで構成されている。このような構成により、液晶パネル20では、反射型偏光分離シート14からの出射光Lが、偏光板21を透過して液晶層23に到達する。そして、液晶層23を透過した光は、偏光板22を透過して、Sに射出され観察者に視認される。
次に、光学シート30の構成を詳述する。
図2は、光学シート30の構成例を示す。
図2に示すように、光学シート30には、略平板形状の基材31の略平面の表面31aに予め決められた所定の位置に複数の光学素子33が形成されている。すなわち、光学シート30の表面31aの該光学素子33の配置部分以外の部分は、略平面に形成されている。ここでいう光学素子33は、マイクロレンズ又は多角錐形状のレンズである。なお、光学素子33はこれらレンズ以外のものでも良い。
ここで、光学素子33の配置を、図3を用いて説明する。
複数の光学素子33は、光学シート30の表面において二次元的に独立している。これは、表面31aに沿う又は平行な同一平面内を想定した場合に、その想定した同一平面内において複数の光学素子33が離間して位置されることを意味する。さらに、複数の光学素子33は、表面31aが円筒面形状とされたならば、任意の一の光学素子33の位置に対し他の光学素子33の位置が下記第1及び第2条件を満たすように配置されている(集合となる)。
(第1条件)
360:θ2=θ2:θ1 ・・・(1)
ここで、図3に示すように、θ1は、任意の一の光学素子33の位置(点Aの座標)と円筒面の中心軸とを結ぶ直線と、他の光学素子33の位置(点Bの座標)と円筒面の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度である。θ2(=360−θ1)は、大きい方の角度である。
(第2条件)
円筒面の中心軸に平行な座標軸(前記中心軸方向)において一の光学素子33の位置と他の光学素子33の位置とが異なる。
以上の第1及び第2条件において、前記(1)式は、最も無駄な重なりのない光学素子33同士の位置関係を示すものとなる。この位置関係は、自然界の重なりの少ない配列としても良く見られる。この第1及び第2条件を満たすように配置された各光学素子33の配列は、最終的に円筒面においてネジ状の線でつながる配列となる。
なお、当然のことながら、円筒の中心軸に平行な座標軸において点Aと点Bの座標が同じだと、光学素子33は円周方向に無限大に重なってしまう。また、適度な充填率を得るには点Aと点Bの座標を調整する必要がある。また、配列にランダム性が欲しいときは、点Aと点Bの座標を個別に設定する必要がある。
さらに、好適には下記第3条件((2)式)を満たすようにする。
(第3条件)
2/(R・π)・0.5≦D≦P2/(R・π)・2 ・・・(2)
ここで、Dは、円筒面の中心軸に平行な座標軸における点Aと点Bとの距離である。また、Rは円筒面の直径である。また、Pは光学素子33の最大幅である。
この第3条件のように距離Dが(2)式を満たす範囲であることが望ましい。ここで、充填率(光学シート30の表面31aにおいて光学素子33が配置されている割合)は、光学素子33の形状、例えば真円かどうかによって異なる。しかし、全ての光学素子33について2つの光学素子33の間の距離Dを前記(2)式の左辺とすれば、充填率が90%以上となる。また、距離Dが前記(2)式の右辺とすれば、充填率が30%程度となる。このように、充填率を30%から90%の範囲で調整できる。
なお、ランダムにしたい場合も距離Dは前記(2)式の範囲内で変動させると偏りが少なく外観が良い配列となるので好ましい。
以上のように光学素子33を配置する。
なお、このように複数の光学素子33が配列されている光学シート30の表面31aの該光学素子33の配置部分以外の部分は、前述の略平面以外の態様として、微細凹凸が形成され、又は他の光学素子(マイクロレンズ又は多角錐形状のレンズ以外の光学素子)が配置される。具体的には、図4に示すように、プリズムの単位レンズ32が複数配列される。また、鏡面でも良く、略平面であればブラスト加工や研磨、ビーズの塗布、ヘアラインなどで粗面化されていても良い。
また、光学シート30の裏面31bは、入射面としての機能が要求される。すなわち、単なる鏡面では、光学シート30の性能にほとんど寄与しない。このようなことから、光学シート30の裏面31bは、入射面として機能するために、平面に形成され、光学素子33が配置され、若しくは微細凹凸が形成され、又はこれらの組み合わせにより形成されている。具体的には、光学シートの裏面31bは、略平面であればブラスト加工や研磨、ビーズの塗布、ヘアラインなどで粗面化されていても良い。又は、光学シートの裏面31bは、密着防止や帯電防止や隠蔽性向上のため、凹凸やドット、光学素子33を具備するものでも良い。そして、これらの形状を適宜組み合わせて使用しても良い。
また、光学シート30の厚さは0.2mm以上かつ4.0mm以下であることが望ましい。
また、光学シート30の主となる材質としては、例えば、ポリカーボネート若しくはアクリル−スチレン共重合体若しくはポリスチレン若しくはスチレン・ブタジエン・アクリロニトリル共重合体若しくはシクロオレフィンポリマーを使用しても良い。また、主となる材質の中に分散された透明粒子を具備していても良く、これら主となる材質の屈折率と透明粒子の屈折率が異なるものである。ここで、主となる材質の屈折率と透明粒子の屈折率の差は0.01以上かつ0.5以下であることが望ましい。また、透明粒子の平均粒径は0.5μm以上かつ30.0μm以下であることが望ましい。
透明粒子としては、無機酸化物からなる透明粒子又は樹脂からなる透明粒子が使用できる。例えば、無機酸化物からなる透明粒子としてはシリカやアルミナ等からなる粒子を挙げることができる。また、樹脂からなる透明粒子としては、アクリル粒子、スチレン粒子、スチレンアクリル粒子及びその架橋体;メラミン−ホルマリン縮合物の粒子、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PVDF(ポリフルオロビニリデン)、及びETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)等の含フッ素ポリマー粒子、シリコーン樹脂粒子等を挙げることができる。これら透明粒子は、2種類以上を混合して使用しても良い。または、板状の部材は主となる材質中に空気を含む微細な空洞を有した構造をしており、主となる材質と空気の屈折率差で拡散性能を得ても良い。
光学シート30の、特に基材31は単層構造でも複層構造でも良く、透明層を含んでいても良い。光学シート30は、押し出し法若しくはキャスト法、若しくはインジェクション法で製造され、又はUV硬化法で製造しても良い。UV硬化法で作成される場合、基材31上にUV硬化性の樹脂を塗布し、所望の形状の金型を押し当て、UV照射し光学層を得る。基材31としては、当該分野で良く知られたPET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、アクリル、ポリプロピレンのフィルムなどが使用できる。
なお、拡散シート13や導光板12は、光学シート30と同様の主となる材質を使用することができ、同様に前述した透明粒子を具備して構成されていても良い。これら主となる材質の屈折率と透明粒子の屈折率が異なるものである必要がある。主となる材質の屈折率と透明粒子の屈折率の差は0.01以上であることが望ましい。屈折率の差がこれより小さいと十分な光散乱性能が得られない。また、その屈折率差は0.5以下で良い。また、光学層に入射した光を散乱させながら透過させる必要があるため、透明粒子の平均粒径は、0.5μm以上かつ30.0μm以下であることが望ましい。または、主となる材質中に空気を含む微細な空洞を有した構造をしており、主となる材質と空気の屈折率差で拡散性能を得ても良い。また、表面に反射パターンや幾何学構造が付与されていても良い。
次に、光学シート30の表面形状の形成方法を詳述する。
本実施形態では、円筒形状の金型(金型ロール)を用いて光学シート30の表面形状を形成している。すなわち、円筒形状の金型の表面に形成した図2に示した光学シート30の表面形状の逆形状(反転形状)を光学シートの表面に転写する(複製する)。バックライトユニット10の光学シート30は、このように金型により表面が形成された光学シートそのもの、又はその光学シートの一部を切り出して得られたものである。
また、円筒形状の金型の表面形状は、光学シート30の表面形状に対応する形状となることから、次の条件を満たしている。
光学シート30の表面31aに光学素子33を形成する金型の形成面には、光学シート30の一の面に互いに離間して配置される複数の光学素子33を形成するための複数の光学素子形成部を有する。そして、複数の光学素子形成部は、任意の一の光学素子形成部の位置に対し他の光学素子形成部の位置が下記第1及び第2条件を満たすように配置されている(集合となる)。
(第1条件)
360:θ2=θ2:θ1
ここで、図3の円筒形状を金型の形状そのものと考えても良く、θ1は、任意の一の光学素子形成部の位置(点Aの座標)と円筒の中心軸とを結ぶ直線と、他の光学素子形成部の位置(点Bの座標)と円筒の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度である。θ2(=360−θ1)は、大きい方の角度である。
(第2条件)
円筒の中心軸に平行な座標軸(座標軸方向)において一の光学素子形成部の位置と他の光学素子形成部の位置とが異なる。
さらに、好適には下記第3条件を満たすようにする。
(第3条件)
P22/(R2・π)・0.5≦D≦P22/(R2・π)・2
ここで、Dは、点Aと点Bの円筒の中心軸に平行な座標軸における距離である。また、R2は円筒の直径である。また、P2は光学素子形成部の最大幅である。
また、このように金型から直接複製する場合は、金型には光学シート30の表面形状の逆形状が、さらには、複数の中間版を経由する場合は、表面形状の逆形状(凹形状)か表面形状の同形状(凸形状)が金型表面に形成される。
また、金型表面の加工方法としては、一般的に知られている方法、例えば彫刻、腐食による方法が挙げられる。
(本実施形態の効果)
(1)光学シート30は、入射する光を集光及び拡散の少なくとも一方を行う光学シートであり、一の面(本実施形態では表面)31aに互いに離間して配置された複数の光学素子33を有する。そして、複数の光学素子33は、一の面31aを円筒面形状としたならば、任意の一の光学素子33の位置に対し他の光学素子33の位置が下記(a)及び(b)を満たすように配置される。
(a)一の光学素子33の位置と円筒面の中心軸とを結ぶ直線と、他の光学素子33の位置と円筒面の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度をθ1とし、大きい方の角度をθ2としたときに、360:θ2=θ2:θ1となる(第1条件)
(b)円筒面の中心軸方向において一の光学素子33の位置と他の光学素子33の位置とが異なる(第2条件)
これにより、光学シート30は、一の面31aに複数の光学素子33が最適に配置されたものとなる。より具体的には、光学シート30は、光学素子33が好ましい充填率で配列され、高輝度の光学シートとなる。さらに、光学シート30をこのような形状にすることで、その金型を簡便に作成することができる。
また、光学シート30は、六方配置のような平面配列を重ねたときのような、1つの光学素子で見たときの重なり部分の偏りや、これによる光学特性の偏った変化がない。また、ランダムに配列したときのような無駄な隙間と過剰な重なりもない。
さらに、光学シート30は、これまでの座標系と異なる発想の光学素子の配置となることから、他の光学シート(拡散シート等)や液晶パネルとのモアレを回避することができる。また、光学シートにおいては、重なりが発生しない充填率の低い配置でも、つなぎ目のない加工やモアレ回避の効果が発現する。
さらにまた、円筒型の金型を用いることで、つなぎ目のない好ましい充填率の光学素子の配列を簡便に加工することができる。
(2)円筒面の中心軸方向における一の光学素子33の位置と他の光学素子33の位置との距離をDとし、円筒の直径をRとし、光学素子の最大幅をPとしたとき、
2/(R・π)・0.5≦D≦P2/(R・π)・2
を満たす(第3条件を満たす)。
これにより、光学シート30は、光学素子33の配列がより良好な配列となる。また、光学シート30は、この距離Dを満たす光学素子の配列にしても、モアレを回避しつつ、前述の(1)の効果を享受できる。
(3)光学素子33は、マイクロレンズ又は多角錐形状のレンズである。
これにより、光学シート30は、性能が高いマイクロレンズ又は多角錐形状のレンズを用いて構成されたものとなる。
(4)光学シート30の他の面(本実施形態では裏面)31bは、平面に形成され、光学素子が配置され、若しくは微細凹凸が形成され、又はこれらの組み合わせにより形成される。
これにより、他の面31bは、入射面としての機能を発揮できる。
(5)光学シート30の一の面31aにおける光学素子33の配置部分以外の部分は、平面に形成され、微細凹凸が形成され、他の光学素子が配置される。
これにより、プリズム等の単位レンズ32を配列する等して、一の面31aに他に要求される機能を持たせることができる。
(6)光学シートの厚さは、0.2mm以上かつ4.0mm以下である。
ここで、近年、導光板においてもこれまでの印刷方式から光学素子を配列した方式へと転換する動きが見られる。本実施形態のような光学シート30の光学素子の配列は、導光板12においても同様な効果をもたらすことが望める。このことから、製造する光学シートの厚みを、光学シート30の厚みに好適な0.2mm以上かつ導光板12の厚みに好適な4.0mm以下にする。これは、光学素子33の配列に起因して厚みを制限するものではないが、最終製品として考えたとき、0.2mmより薄いと光学シート30がたわみ使用に耐えられなくなる可能性が高く、4.0mmを超えると厚すぎて表示装置に組み込むことができなくなる可能性が高いからである。
(7)主となる材質の屈折率と透明粒子の屈折率との差は、0.01以上かつ0.5以下である。これは、屈折率の差が0.01よりも小さいと十分な光散乱性能が得られなくなる可能性が高く、屈折率の差が0.5よりも高いと予期せぬ迷光で光学シートの集光機能が低下する可能性が高くなるからである。
(実施形態の変形例)
(1)バックライトユニット10を図5に示す構成にすることもできる。
図5は、直下型方式のバックライトユニット10の構成例を示す。この構成では、光源11からの光Kは、拡散板15に入射される。その入射光は、拡散板15の射出面15aから出射されて、光学シート30を透過する。最終的に、光学シート30を透過した光は、その射出面からLとして射出されて、液晶パネル20に入射される。なお、この構成例に挙げたもののみではなく、適宜光学シートを増減しても良い。
(2)光学シート30と併せて使用する光源側の光学シートとして、反射型偏光分離シート、拡散シート、又はプリズムシート等を適宜用いることもできる。
(3)光学シート製造用金型は、円筒形状であることに限定されず、平板形状とすることもできる。この場合、平板形状の金型における光学シート30の表面の形成面は、その形成面が円筒面形状とされならば、複数の光学素子形成部が前記第1乃至第3条件を満たすような形状となる。
(光学シートの製造方法)
図6(「光学素子」及び「配列」の項目)に示すように、様々なマイクロレンズの配列が彫刻されている金型ロールを準備した。
金型ロールを押出し機に近接して配置した。そして、熱可塑性ポリカーボネート樹脂シートを溶融し、押出し機により成型し、当該シートを冷却、硬化する前に金型ロールによって成形して、表面に形状を有する押出シートを得た。ここで、熱可塑性ポリカーボネートとして、帝人化成(株)のM1201を使用した。光学シート用押出シートは、厚みを320μmとし、415mm×730mmの真四角に切り取って評価に使用した。また、導光板を想定した押し出しシートは、表面形状を変えず厚みだけを2.0mmとした。
(光学シートの評価)
得られた光学シートを簡易ディスプレイに組み込み、白画面を表示し、トプコン製SR−3Aで画面の法線方向、50cmの距離から中心の輝度を測定した。バックライトユニットの構成はエッジライト方式で、下から順に白点が印刷された導光板、Hz89の拡散フィルム、光学シート、及び偏光分離反射シートDBEFの構成とした。導光板を想定した押し出しシートを測定する場合は、光学シート、Hz89の拡散フィルム、市販のマイクロレンズシート、及び偏光分離反射シートDBEFの構成とした。輝度は、従来と比較して0.80以上を使用可能な範囲とした。
また、モアレの確認は、液晶パネルとの干渉を見るために、直下型バックライトユニットを用いて、全光線透過率65%の拡散板と光学シートのみで行った。導光板を想定した押し出しシートでは、エッジライト型バックライトユニットを用いて光学シートのみの構成でモアレを確認した。モアレは目視確認となるため、被験者5名のうち問題ないと判定した人数により評価した。
また、ランダム(実施例5)以外の場合、充填率78.5%以上ではマイクロレンズに重なりが発生している。また、ランダムの場合、充填率によらずマイクロレンズの重なりが発生している。
(評価結果)
図6に示すように、光学シートに関する実施例1乃至7はいずれも、モアレについては、従来配列の比較例1に比べ、大きな改善効果が得られた。なお、厳密に言えば、前記(2)式の係数が好ましくない値(0.4)となる実施例2では、モアレがないとは言い切れない結果となった。また、実施例3を除いた実施例1乃至7はいずれも、マイクロレンズ同士の重なりも適度であるため、輝度比については、0.80以上から1.10以下の範囲内に収まるという良好な結果となった。一方、実施例3は、前記(2)式の係数が好適でない値(2.1)になっているが、モアレに関しては問題なく、輝度が0.75と低下する結果となった。
また、実施例6は、実施例1の光学素子以外の部分をプリズム形状にした例である。この実施例6では、実施例1よりもより高い輝度が得られ良好だった。プリズムではなく、単なる粗面とした場合はムラ消し効果を付与することができる。
また、実施例7は、光学シートの裏面(光学素子が有る面の反対面)に凹凸形状を付与した例である。この実施例7では、凹凸形状が輝度向上効果を発揮したため、実施例1に比べ高い輝度が得られた。図6にはないが、加えてムラ消し効果を付与することができ、モアレ改善効果が損なわれることはなかった。
また、実施例8は、導光板を想定した例である。この実施例8では、モアレのない均一な外観のものとなった。さらに、この実施例8では、従来の印刷ドットタイプの導光板に比べて高い輝度向上効果が得られた。
以上のように、本実施形態の光学シートを使用することで(実施例1乃至8)、幅広い充填率の配列で、既存の配列を利用したパネル等の他のディスプレイ部品とモアレを生じず、高い輝度を得ることができる。
1 表示装置、10 バックライトユニット、11 光源、12 導光板、13 拡散シート、14 反射型偏光分離シート、20 液晶パネル、30 光学シート、31 基板、31a 表面、31b 裏面、32 単位レンズ、33 光学素子

Claims (10)

  1. 入射する光を集光及び拡散の少なくとも一方を行う光学シートにおいて、
    一の面に互いに離間して配置された複数の光学素子を有し、
    前記複数の光学素子は、任意の一の光学素子と、前記一の面を円筒面形状としたならば、下記(a)及び(b)を満たすように配置された他の光学素子と、で構成される一対の光学素子を含み、
    前記一の面を円筒面形状としたならば、前記複数の光学素子は、前記円筒面においてネジ状の線でつながるように配置され
    前記円筒面の中心軸方向における前記一の光学素子の位置と前記他の光学素子の位置との距離をDとし、前記円筒面の直径をRとし、前記光学素子の最大幅をPとしたとき、
    /(R・π)・0.5≦D≦P /(R・π)・2
    を満たすことを特徴とする光学シート。
    (a)前記一の光学素子の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線と、前記他の光学素子の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度をθ1とし、大きい方の角度をθ2としたときに、360:θ2=θ2:θ1となる
    (b)前記円筒面の中心軸方向において前記一の光学素子の位置と前記他の光学素子の位置とが異なる
  2. 前記光学素子は、マイクロレンズ又は多角錐形状のレンズであることを特徴とする請求項1に記載の光学シート。
  3. 他の面は、平面に形成され、光学素子が配置され、若しくは微細凹凸が形成され、又はこれらの組み合わせにより形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学シート。
  4. 前記一の面における前記光学素子の配置部分以外の部分は、平面に形成され、微細凹凸が形成され、又は他の光学素子が配置されることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の光学シート。
  5. 厚さは、0.2mm以上かつ4.0mm以下であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の光学シート。
  6. 請求項1乃至の何れか1項に記載の光学シートを備えており、
    光源と、前記光源が射出した光を入射して拡散させて拡散光として射出する拡散板と、
    を備え、
    前記拡散板が射出した光を前記光学シートに入射して透過させて射出することを特徴とするバックライトユニット。
  7. 請求項1乃至の何れか1項に記載の光学シートを備えており、
    光源と、前記光源が射出した光を入射して導光させて射出する導光板と、を備え、
    前記導光板が射出した光を前記光学シートに入射して透過させて射出することを特徴とするバックライトユニット。
  8. 請求項又はに記載のバックライトユニットを備えており、
    画素単位での透過又は非透過に応じて表示画像を規定する画像表示素子を備え、
    前記画像表示素子の背面に前記光学シートが射出した光が入射されるように前記バックライトユニットが配置されることを特徴とする表示装置。
  9. 入射する光を集光及び拡散の少なくとも一方を行う光学シートの製造方法において、
    前記光学シートの一の面に互いに離間して配置される複数の光学素子を形成し、
    前記複数の光学素子は、任意の一の光学素子と、前記一の面を円筒面形状としたならば、下記(a)及び(b)を満たすように配置された他の光学素子と、で構成される一対の光学素子を含み、
    前記一の面を円筒面形状としたならば、前記複数の光学素子は、前記円筒面においてネジ状の線でつながるように配置され
    前記円筒面の中心軸方向における前記一の光学素子の位置と前記他の光学素子の位置との距離をDとし、前記円筒面の直径をRとし、前記光学素子の最大幅をPとしたとき、
    /(R・π)・0.5≦D≦P /(R・π)・2
    を満たすことを特徴とする光学シートの製造方法。
    (a)前記一の光学素子の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線と、前記他の光学素子の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度をθ1とし、大きい方の角度をθ2としたときに、360:θ2=θ2:θ1となる
    (b)前記円筒面の中心軸方向において前記一の光学素子の位置と前記他の光学素子の位置とが異なる
  10. 入射する光を集光及び拡散の少なくとも一方を行う光学シートを製造する光学シート製造用金型において、
    前記光学シートの一の面を形成する形成面には、前記光学シートの一の面に互いに離間して配置される複数の光学素子を形成するための複数の光学素子形成部を有し、
    前記複数の光学素子形成部は、任意の一の光学素子形成部と、前記形成面が円筒面形状であるときに、下記(a)及び(b)を満たすように配置された他の光学素子形成部と、で構成される一対の光学素子形成部を含み、
    前記一の面を円筒面形状としたならば、前記複数の光学素子形成部は、前記円筒面においてネジ状の線でつながるように配置され
    前記円筒面の中心軸方向における前記一の光学素子形成部の位置と前記他の光学素子形成部の位置との距離をDとし、前記円筒面の直径をR2とし、前記光学素子形成部の最大幅をP2としたとき、
    P2 /(R2・π)・0.5≦D≦P2 /(R2・π)・2
    を満たすことを特徴とする光学シート製造用金型。
    (a)前記一の光学素子形成部の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線と、前記他の光学素子形成部の位置と前記円筒面の中心軸とを結ぶ直線とがなす角度のうち小さい方の角度をθ1とし、大きい方の角度をθ2としたときに、360:θ2=θ2:θ1となる
    (b)前記円筒面の中心軸方向において前記一の光学素子形成部の位置と前記他の光学素子形成部の位置とが異なる
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