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JP5804176B1 - 情報処理装置 - Google Patents

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JP5804176B1
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Abstract

【課題】電源を投入してからユーザが操作を行えるようになるまでの時間を短くする。【解決手段】CPU101は、サブスイッチSWがオフにされると、RAM102に展開されているアプリケーションプログラムを第1記憶部107Aへスワップアウトする。CPU101は、メインスイッチSW1がオンとなり、電力が供給されると、オペレーティングシステムのプログラムを第2記憶部107BからRAM102へ展開する。CPU101は、展開されたオペレーティングシステムを起動し、UI部114にメニュー画面を表示させる。メニュー画面が操作されて機能の実行が指示されると、実行する機能に対応したアプリケーションプログラムを第1記憶部107Aからスワップインする。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
装置の立ち上がりを速くする発明として、例えば特許文献1に開示された装置がある。この装置は、メインスイッチと省エネ解除スイッチを有し、メインスイッチがオンとなると、省エネ電源が起動して省エネモードとなり、省エネモードの状態で省エネ解除スイッチが押下されると、立上げモードへ移行する。立上げモードにおいては、パワーリレーをオンにして定着ローラの加熱を行うが、省エネ電源により定着ローラの加熱に必要な個所だけに給電を行うことにより、限られた電力を有効に使って立ち上がり時間を短縮している。
特開2000−214734号公報
本発明は、電源を投入してからユーザが操作を行えるようになるまでの時間を短くする技術を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、プログラムが蓄積された第1記憶部と、前記第1記憶部に蓄積された前記プログラムの一部が蓄積された第2記憶部と、前記プログラムを実行するために展開する第3記憶部を有し、電源が遮断される状態になった場合、前記第3記憶部に展開されたプログラムを前記第1記憶部に退避し、電源が投入された場合、前記第2記憶部に記録されているプログラムのうち、起動に用いられる部分を前記第2記憶部から読み出す。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、前記第3記憶部に展開されたプログラムを前記第1記憶部に退避した後に電源が投入された場合、前記第2記憶部に記録されているプログラムのうち、起動に用いられる部分を前記第2記憶部から読み出す。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、自装置において実行されるプログラムが書き込まれる揮発性のメモリと、前記メモリに書き込まれたプログラムを実行する実行手段と、前記プログラムを記憶した不揮発性の半導体メモリから読み出されて前記メモリに書き込まれている前記プログラムが書き込まれる磁気ディスクと、前記実行手段において実行されるプログラムが前記磁気ディスクに書き込まれている場合、自装置の電源がオフからオンになると、当該プログラムを前記磁気ディスクから読み出して前記メモリに書き込む書込み手段と、を有する。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、ユーザにより操作される操作手段を有し、前記磁気ディスクは、複数のプログラムを記憶し、前記書込み手段は、前記操作手段で行われた操作に対応したプログラムが前記磁気ディスクに書き込まれている場合、当該プログラムを前記磁気ディスクから読み出して前記メモリに書き込む。
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、前記書込み手段は、前記操作手段が操作されると、当該操作に対応したプログラムが前記磁気ディスクに書き込まれていない場合、当該プログラムを前記半導体メモリから読み出して前記メモリに書き込む。
本発明の請求項6に係るプログラムは、プログラムが蓄積された第1記憶部と、前記第1記憶部に蓄積された前記プログラムの一部が蓄積された第2記憶部と、前記プログラムを実行するために展開する第3記憶部を有するコンピュータに、電源が遮断される状態になった場合、前記第3記憶部に展開されたプログラムを前記第1記憶部に退避させるステップと、電源が投入された場合、前記第2記憶部に記録されているプログラムのうち、起動に用いられる部分を前記第2記憶部から読み出すステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明の請求項7に係るプログラムは、揮発性のメモリに書き込まれたプログラムを実行する実行手段と、前記プログラムを記憶した不揮発性の半導体メモリから読み出されて前記メモリに書き込まれている前記プログラムが書き込まれる磁気ディスクと、を有するコンピュータを、前記実行手段において実行されるプログラムが前記磁気ディスクに書き込まれている場合、自装置の電源がオフからオンになると、当該プログラムを前記磁気ディスクから読み出して前記メモリに書き込む書込み手段として機能させる。
請求項1に係る情報処理装置によれば、電源が投入された場合に一の記憶部からだけプログラムを読み出して展開する場合と比較して、電源を投入してからユーザが操作を行えるようになるまでの時間が短くなる。
請求項2に係る情報処理装置によれば、起動に用いられる部分と起動に用いられない部分とを一の記憶部から読み出して展開する場合と比較して、電源を投入してからユーザが操作を行えるようになるまでの時間が短くなる。
請求項3に係る情報処理装置によれば、電源がオフからオンになったときにプログラムを半導体メモリから読み出してメモリに書き込む場合と比較して、電源を投入してからユーザが操作を行えるようになるまでの時間が短くなる。
請求項4に係る情報処理装置によれば、操作に対応していない複数のプログラムをメモリに書き込む場合と比較して、電源を投入してからユーザが操作を行えるようになるまでの時間が短くなる。
請求項5に係る情報処理装置によれば、ユーザが行った操作に対応したプログラムが磁気ディスクに記憶されていない場合、半導体メモリからプログラムを読み出してメモリに書き込み、プログラムを実行することができる。
請求項6に係るプログラムによれば、電源が投入された場合に一の記憶部からだけプログラムを読み出して展開する場合と比較して、電源を投入してからユーザが操作を行えるようになるまでの時間が短くなる。
請求項7に係るプログラムによれば、電源がオフからオンになったときにプログラムを半導体メモリから読み出してメモリに書き込む場合と比較して、電源を投入してからユーザが操作を行えるようになるまでの時間が短くなる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示した図。 画像形成装置において実現する機能の構成を示した機能ブロック図。 CPUが行う処理の流れを示したフローチャート。 CPUが行う処理の流れを示したフローチャート。 CPUが行う処理の流れを示したフローチャート。
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示した図である。画像形成装置1は、本発明に係る情報処理装置の一例である。画像形成装置1は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置から送られたデータに従って用紙に画像を形成する画像形成機能、文書を複写する複写機能、用紙に形成されている画像を読み取りデータ化するスキャン機能、通信回線を介して画像データを授受するファクシミリの機能などを備えている。なお、画像形成装置1は、上述した機能を全て備えているものに限定されず、例えば、画像形成機能及び複写機能を備えており、他の機能を備えていない構成であってもよい。
電源110は、図示を省略した差込プラグを有している。電源110は、差込プラグがコンセントに差し込まれると、コンセントから供給される交流電流を直流電流に変換し、
画像形成装置1を駆動するための電力を発生する。
メインスイッチSW1は、所謂ロッカースイッチであり、電源110から画像形成装置1の各部への電路を開閉するスイッチである。メインスイッチSW1がオンにされると、電源110から画像形成装置1の各部へ電力が供給される。メインスイッチSW1は、画像形成装置1の筐体の内部に設けられており、操作する際には筐体を開けて操作する。
UI(User Interface)部114は、画像形成装置1を操作するための複数のボタンやタッチスクリーンを備えている。また、UI部114は、タッチスクリーンにおいて画像を表示する装置として、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示装置を備えている。
継電器118Aは、UI部114に接続されている。継電器118Aは、コントローラ100により制御され、UI部114への電力供給のオン/オフを制御する。
画像形成部117は、電子写真方式によって用紙にトナー像を形成する。具体的には、この画像形成部117は、Yellowの色のトナー像を形成する画像形成部、Magentaの色のトナー像を形成する画像形成部、Cyanの色のトナー像を形成する画像形成部、Blackの色のトナー像を形成する画像形成部を備えている。各画像形成部は、コントローラ100から供給される画像データに従って感光体上に静電潜像を形成した後、感光体表面にトナーを付着させてYellow、Magenta、Cyan、Blackの各色のトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写する。そして、用紙に転写されたトナー像に熱と圧力を加えて定着させた後、トナー像が形成された用紙を画像形成装置1の外へ排出する。なお、本実施形態においてはトナーを用いて用紙に画像を形成するが、インクジェット方式などのインクを用いて用紙に画像を形成する構成としてもよい。また、画像が形成される媒体は紙に限定されるものではなく、OHP(OverHead Projector)用のシートなど透明な合成樹脂のシートであってもよい。
継電器118Bは、画像形成部117に接続されている。継電器118Bは、コントローラ100により制御され、画像形成部117への電力供給のオン/オフを制御する。
画像読取部116は、文書を光学的に読み取り、読み取った文書の画像を表す画像データを生成する。画像読取部116は、生成した画像データをコントローラ100へ出力する。
継電器118Cは、画像読取部116に接続されている。継電器118Cは、コントローラ100により制御され、画像読取部116への電力供給のオン/オフを制御する。
通信部119は、電話回線やLAN(local Area Network)等の通信回線に接続されており、通信回線に接続されている他の装置とデータ通信やファクシミリの通信を行う。通信部119は、用紙に形成する画像を示す画像データを他の装置から受信する。また、通信部119は、画像形成装置1に記憶されている画像データを他の装置へ送信する。
継電器118Dは、通信部119に接続されている。継電器118Dは、コントローラ100により制御され、通信部119への電力供給のオン/オフを制御する。
第1記憶部107Aは、HDD(Hard Disk Drive)を有している。第1記憶部107Aは、CPU101が実行するアプリケーションプログラムや画像データを記憶する。第1記憶部107Aは、本発明に係る磁気ディスク(第1記憶部)の一例である。
第2記憶部107Bは、SSD(Solid State Drive)を有している。第2記憶部107Bは、CPU101が実行するプログラムであるオペレーティングシステムのプログラムや、CPU101が各部を制御するためのアプリケーションプログラム、各種機能を実現するためのアプリケーションプログラムなどを記憶する。第2記憶部107Bは、本発明に係る半導体メモリ(第2記憶部)の一例である。
コントローラ100は、CPU101、RAM102、ROM103、バスブリッジ104を有する。また、コントローラ100は、画像形成装置1の各部を制御するためのインターフェースである第1インターフェース105A〜第5インターフェース105E及び入出力ポート106を有する。CPU101は、バスブリッジ104を介して、RAM102、ROM103にアクセスする。また、CPU101は、バスブリッジ104を介して、第1インターフェース105A〜第5インターフェース105E及び入出力ポート106を制御する。
RAM102は、揮発性メモリであり、CPU101が実行するプログラムが書き込まれる(展開される)メモリ(第3記憶部)の一例である。CPU101は、RAM102に書き込まれたプログラムに従って各部を制御する。ROM103はブートローダを記憶している。CPU101がRAM102に書き込まれたブートローダを実行すると、第2記憶部107Bに記憶されているオペレーティングシステムのプログラムがRAM102に書き込まれる。CPU101が、オペレーティングシステムのプログラムを実行すると、アプリケーションプログラムがRAM102に書き込まれる。CPU101は、RAM102に書き込まれたアプリケーションプログラムを実行し、各部の制御や画像データに対する画像処理などを行う。
第1インターフェース105Aは、UI部114に接続されている。CPU101は、第1インターフェース105Aを介してUI部114を制御する。第2インターフェース105Bは、画像形成部117に接続されている。CPU101は、第2インターフェース105Bを介して画像形成部117へ画像データを供給し、画像形成部117を制御する。第3インターフェース105Cは、画像読取部116に接続されている。CPU101は、第3インターフェース105Cを介して画像読取部116を制御し、画像読取部116が生成した画像データを取得する。CPU101が取得した画像データは、第1記憶部107Aに記憶される。第4インターフェース105Dは、通信部119に接続されている。CPU101は、第4インターフェース105Dを介して通信部119を制御し、外部装置への画像データの送信や外部装置からの画像データの受信を行う。第5インターフェース105Eは、第1記憶部107A及び第2記憶部107Bに接続されている。CPU101は、第5インターフェース105Eを介して第1記憶部107Aや第2記憶部107Bにアクセスする。
入出力ポート106は、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有する。出力ポートは、継電器118A〜継電器118Dに接続されており、継電器118A〜継電器118Dのオン/オフを制御する。入力ポートは、サブスイッチSW2に接続されている。入力ポートは、サブスイッチSW2がオンとオフのいずれの状態であるかを読み取る。
サブスイッチSW2は、ロッカースイッチであり、例えば、UI部114に近い位置など、ユーザから見える位置に配置されている。メインスイッチSW1がオンの状態でサブスイッチSW2をオンにすると、コントローラ100により継電器118A〜継電器118Dが制御され、UI部114、画像形成部117、画像読取部116及び通信部119へ電力が供給される。また、メインスイッチSW1がオンの状態でサブスイッチSW2をオフにすると、コントローラ100により継電器118A〜継電器118Dが制御され、UI部114、画像形成部117、画像読取部116及び通信部119への電力が遮断される。
(画像形成装置1の機能構成)
図2は、画像形成装置1において実現する機能のうち、本発明に係る特徴的な機能の構成を示した機能ブロック図である。
実行手段1001は、RAM102に書き込まれているプログラムを読み出して実行する。実行手段1001は、プログラムを実行する実行手段の一例である。
書込み手段1002は、実行手段1001が実行するアプリケーションプログラムをRAM102へ書き込む。書込み手段1002は、メモリの一例であるRAM102にあるプログラムを磁気ディスクの一例である第1記憶部107Aへ書き込む書込み手段の一例である。書込み手段1002は、UI部114で行われた操作に応じて実行手段1001が実行するアプリケーションプログラムが第1記憶部107Aに書き込まれている場合、当該アプリケーションプログラムを第1記憶部107Aから読み出してRAM102に書き込む。また、書込み手段1002は、UI部114で行われた操作に応じて実行手段1001が実行するアプリケーションプログラムが第1記憶部107Aに書き込まれていない場合、当該アプリケーションプログラムを第2記憶部107Bから読み出してRAM102に書き込む。
(実施形態の動作例)
次に本実施形態の動作例について、図3〜5のフローチャートを用いて説明する。まず、ユーザが画像形成装置1のメインスイッチSW1をオンにすると、コントローラ100に電力が供給される。電力が供給されたコントローラ100においては、CPU101が自身の初期化を行う(図3:ステップSA1)。次にコントローラ100においては、ROM103に記憶されているブートローダがRAM102に書き込まれ(ステップSA2)、書き込まれたブートローダをCPU101が起動する(ステップSA3)。次にコントローラ100においては、第2記憶部107Bに記憶されているオペレーティングシステムのプログラムをCPU101がRAM102に書き込み(ステップSA4)、書き込まれたオペレーティングシステムのプログラムをCPU101が起動する(ステップSA5)。
オペレーティングシステムを起動したCPU101は、サブスイッチSW2が接続されている入力ポートの状態を入出力ポート106から取得し、サブスイッチSW2がオンとオフのいずれであるか判断する(ステップSA6)。CPU101は、サブスイッチSW2がオフである場合(ステップSA6でNO)、UI部114、画像読取部116、画像形成部117及び通信部119への電力供給を継電器118A〜継電器118Dが遮断するように、入出力ポート106の出力ポートを制御し(ステップSA7)、処理の流れをステップSA6へ戻す。
一方、CPU101は、サブスイッチSW2がオンである場合(ステップSA6でYES)、第1記憶部107Aにアクセスし、RAM102からスワップアウトされたアプリケーションプログラムが第1記憶部107Aに記憶されているか判断する(ステップSA8)。
CPU101は、RAM102からスワップアウトされたアプリケーションプログラムが第1記憶部107Aに記憶されている場合(ステップSA8でYES)、処理の流れをステップSA10へ移す。また、CPU101は、RAM102からスワップアウトされたアプリケーションプログラムが第1記憶部107Aに記憶されていない場合(ステップSA8でNO)、第2記憶部107Bに記憶されているアプリケーションプログラムをRAM102に書き込み(ステップSA9)、処理の流れをステップSA10へ移す。
ステップSA10においては、CPU101は、継電器118A〜継電器118DがUI部114、画像読取部116、画像形成部117及び通信部119へ電力を供給するように、入出力ポート106の出力ポートを制御する。次にCPU101は、画像形成装置1を操作するためのメニュー画面が表示されるようにUI部114を制御する(ステップSA11)。
サブスイッチSW2がオンの状態において、ユーザがUI部114を操作すると、CPU101は、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムを実行し、各種機能を実行する。具体的には、CPU101は、ユーザの操作に応じて実行する機能に対応したアプリケーションプログラムがRAM102に書き込まれているか判断する(図4:ステップSB1)。CPU101は、実行する機能に対応したアプリケーションプログラムがRAM102に書き込まれている場合(ステップSB1でYES)、アプリケーションプログラムを実行する(ステップSB5)。
一方、CPU101は、実行する機能に対応したアプリケーションプログラムがRAM102に書き込まれていない場合(ステップSB1でNO)、実行するプログラムが第1記憶部107Aにスワップアウトされているか判断する(ステップSB2)。CPU101は、実行するアプリケーションプログラムが第1記憶部107Aにスワップアウトされていない場合(ステップSB2でNO)、第2記憶部107Bに記憶されているアプリケーションプログラムをRAM102に書き込み(ステップSB4)、処理の流れをステップSB5へ移す。一方、CPU101は、実行するアプリケーションプログラムが第1記憶部107Aにスワップアウトされている場合(ステップSB2でYES)、第1記憶部107AにスワップアウトされているアプリケーションプログラムをRAM102にスワップインし(ステップSB3)、処理の流れをステップSB5へ移す。CPU101は、実行するアプリケーションプログラムがRAM102に書き込まれると、RAM102に書き込まれたアプリケーションプログラムを実行する(ステップSB5)。
次に、サブスイッチSW2をオフにしたときの動作例について説明する。まず、画像形成装置1の使用を終えたユーザが、サブスイッチSW2をオフにすると、CPU101は、メインスイッチSW1をオフにしないように警告するメッセージが表示されるようにUI部114を制御する(ステップSC1)。次にCPU101は、RAM102に書き込まれているアプリケーションプログラムを第1記憶部107Aへスワップアウトする(ステップSC2)。
CPU101は、スワップアウトの処理が終了すると、メインスイッチSW1をオフすることが可能となったことを報知するメッセージが表示されるようにUI部114を制御する(ステップSC3)。CPU101は、ステップSB4の処理終了した後、予め定められた時間が経過すると、UI部114、画像読取部116、画像形成部117及び通信部119への電力供給を継電器118A〜継電器118Dが遮断するように、入出力ポート106の出力ポートを制御する(ステップSC4)。
この後、ユーザがメインスイッチSW1をオフにすると、コントローラ100への電力供給が遮断される。アプリケーションプログラムが第1記憶部107Aへスワップアウトされた状態で、メインスイッチSW1がオンにされると、CPU101は、ステップSA1からステップSA5の処理を実行してオペレーションシステムを起動した後、ステップSA8でYESと判断し、メニュー画面を表示する。ここでは、メニュー画面が表示されるまでに、オペレーティングシステムのプログラムをRAM102に書き込み、アプリケーションプログラムをRAM102に書き込まないため、メインスイッチSW1をオンにしてからユーザがメニューの操作をできるようになるまでの時間が短くなる。また、CPU101は、この後にユーザが機能の実行を指示する操作を行うと、実行する機能に対応したアプリケーションプログラムを第1記憶部107AからRAM102へスワップインする。実行に要するアプリケーションプログラムのみをスワップインするため、アプリケーションプログラムをRAM102へ書き込んで実行するまでの時間が短くなる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
本発明においては、CPU101は、ステップSA8でYESと判断した後に、第1記憶部107Aにスワップアウトされている全てのアプリケーションプログラムをRAM102へスワップインするようにしてもよい。
本発明においては、工場で製造された画像形成装置1を出荷するときに、予めアプリケーションプログラムを第1記憶部107Aへスワップアウトしてから出荷するようにしてもよい。
また、本発明においては、第1記憶部107Aが故障した場合、又は第1記憶部107Aにおいてスワップアウトされたプログラムが書き込まれる記憶領域が破損した場合、第2記憶部107Bに記憶されているアプリケーションプログラムをRAM102へ書き込むようにしてもよい。
上述した実施形態においては、サブスイッチSW2をオフにした後にアプリケーションプログラムを第1記憶部107Aへスワップアウトしているが、アプリケーションプログラムをスワップアウトするタイミングは、上述した実施形態のタイミングに限定されるものではなく、例えば、時刻を計時し、予め定められた時刻においてスワップアウトするようにしてもよく、また、予め定められた周期でスワップアウトするようにしてもよい。
上述した実施形態においては、アプリケーションプログラムを実行するときにアプリケーションプログラムをスワップインしているが、ステップSA8とステップSA10の間において、スワップアウトされている全てのアプリケーションプログラムをRAM102へスワップインするようにしてもよい。
本発明においては、スワップアウトされたアプリケーションプログラムが既に第1記憶部107Aに記憶されている場合、再度のスワップアウトを行わないようにしてもよい。
本発明に係る情報処理装置は、複数機能を有する画像形成装置以外の情報処理装置であってもよく、例えば、スキャン装置やコピー機、ファクシミリ装置等の情報処理装置であってもよいし、パーソナルコンピュータやサーバ装置等の情報処理装置であってもよい。上述した実施形態や変形例において実現する各機能は、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを演算装置が実行することにより実現されてよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。上述した機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、通信回線を介して配信されてもよい。
1…画像形成装置、101…CPU、102…RAM、103…ROM、106…入出力ポート、107A…第1記憶部、107B…第2記憶部、110…電源、SW1…メインスイッチ、SW2…サブスイッチ

Claims (4)

  1. プログラムが蓄積された第1記憶部と、
    前記第1記憶部に蓄積された前記プログラムの一部が蓄積された第2記憶部と、
    前記プログラムを実行するために展開する第3記憶部を有し、
    予め定められたタイミングにおいて、前記第3記憶部に展開されたアプリケーションプログラムを前記第1記憶部に退避し、
    前記第3記憶部に電力供給された、前記第2記憶部に記録されているプログラムのうち起動に用いられる部分を前記第2記憶部から読み出し、前記第1記憶部に前記第3記憶部から退避したアプリケーションプログラムが記憶されていない場合、前記第2記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムをメニュー画面が表示される前に読み出し、前記第1記憶部に前記第3記憶部から退避したアプリケーションプログラムが記憶されている場合、前記メニュー画面が表示された後でアプリケーションプログラムを前記第1記憶部から前記第3記憶部に書き戻す
    情報処理装置。
  2. プログラムが蓄積された第1記憶部と、
    前記第1記憶部に蓄積された前記プログラムの一部が蓄積された第2記憶部と、
    前記プログラムを実行するために展開する第3記憶部を有し、
    予め定められたタイミングにおいて、前記第3記憶部に展開されたアプリケーションプログラムを前記第1記憶部に退避し、前記第3記憶部に電力供給された後、前記第2記憶部に記録されているプログラムのうち起動に用いられる部分と前記第1記憶部に退避していないアプリケーションプログラムを前記第2記憶部から読み出し、メニュー画面が表示された後で前記第1記憶部に退避したアプリケーションプログラムを前記第1記憶部から前記第3記憶部に書き戻す
    情報処理装置。
  3. 前記メニュー画面から機能の実行が指示された場合、当該指示に対応するアプリケーションプログラムを前記第1記憶部から前記第3記憶部に書き戻す請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1記憶部は磁気ディスクであり、前記第2記憶部は半導体メモリである請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置。
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