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JP5800916B2 - 4:1ローピングを有するエレベータ装置 - Google Patents

4:1ローピングを有するエレベータ装置 Download PDF

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JP5800916B2 JP2013555402A JP2013555402A JP5800916B2 JP 5800916 B2 JP5800916 B2 JP 5800916B2 JP 2013555402 A JP2013555402 A JP 2013555402A JP 2013555402 A JP2013555402 A JP 2013555402A JP 5800916 B2 JP5800916 B2 JP 5800916B2
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Description

本発明は、4:1ローピングを有するエレベータ装置に関する。
エレベータ装置は、ビルにおいて異なる階床の間で乗客を搬送するのに有用であることが実証されている。エレベータ装置の形態には、種々の異なるものがある。牽引式のエレベータ装置は、エレベータかごと釣合いおもりの重量を支持するローピングを有する。マシンが、駆動シーブを駆動してローピング部材を動かし、エレベータかごを所望の通りに移動させる。
当業界では、種々のローピングが知られている。最も直接的なものは、1:1ローピングであり、1:1ローピングではローピング部材とエレベータかごの対応する移動量が同じである。2:1ローピングでは、ローピング部材の移動は、エレベータかごの対応する移動の2倍である。4:1ローピングも提案されており、ローピング部材の移動は、エレベータかごの対応する移動の約4倍である。
米国特許出願公開第2008/0121468号明細書
円形の鋼製ロープに代えて平形ベルトが懸吊部材として採用されるようになり、異なるローピングの実現がより複雑になっている。特許文献1には、ローピング部材として平形ベルトを含む実現可能な4:1ローピングが開示されている。特許文献1では、昇降路の一方側にそらせシーブを積み重ねた配置が提案されている。このような配置に関連する難点の1つは、そらせシーブを収容するために昇降路内により多くの垂直空間が必要になることである。エレベータ装置で必要な昇降路空間を最小化することは、エレベータ業界において継続的な課題である。
例示的なエレベータ装置は、エレベータかごを含む。少なくとも1本のガイドレールが、エレベータかごの移動を案内する。このガイドレールは、エレベータかごの移動方向に沿った長さと、長さにほぼ垂直な奥行きと、を有する。エレベータかごの移動を生じさせる平形ベルトの移動がエレベータかごの対応する移動の約4倍となるように、複数の平形ベルトがエレベータかごに対して配置される。第1の複数のシーブが、第1の複数のシーブに少なくとも部分的に巻き掛けられる平形ベルトを案内するように配置される。第1の複数のシーブは、ガイドレールの一端の近傍に固定された状態に保たれる。第1の複数のシーブは、同軸に整列した軸を中心に回転し、軸に沿ってガイドレールの奥行きを超えない全幅を有する。
他の例示的なエレベータ装置では、エレベータ装置は、第2の複数のシーブをさらに含みうる。第1の複数のシーブと第2の複数のシーブとは、ガイドレールの反対側にそれぞれ設けることができる。
他の例示的なエレベータ装置では、第1の複数のシーブは計2つのシーブとし、第2の複数のシーブは計2つのシーブとすることができる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、複数の平形ベルトは計2本のベルトとしてもよい。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、全幅はガイドレールの奥行きよりも小さくすることができる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、全幅はガイドレールの奥行きと等しくてもよい。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、全幅は60mm〜75mmとすることができる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、平形ベルトは、第1の複数のシーブの幅と平行な幅をそれぞれ有し、ベルトの幅は、約10mm〜15mmとすることができる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、ガイドレールは、昇降路壁に固定することができ、同軸に整列した軸とガイドレールの奥行きは、昇降路壁にほぼ垂直でありうる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、エレベータ装置は、追加でまたは代わりに、エレベータかごに支持されてエレベータかごを横切るように平形ベルトを案内する複数のかごシーブを含みうる。複数のかごシーブは、第1の複数のシーブの同軸に整列した軸に垂直なかごシーブ軸を中心に回転することができる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、複数のかごシーブは、第1の複数のシーブと複数のかごシーブとの間の各々の平形ベルトの部分が、エレベータかごの移動方向に対して垂直方向にまっすぐでかつ平行に配列されるように、第1の複数のシーブの下に配置することができる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、エレベータ装置は、追加でまたは代わりに、エレベータかごに関連して設けられた釣合いおもりを含むことができ、平形ベルトがエレベータかごと釣合いおもりを懸吊する。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、エレベータ装置は、追加でまたは代わりに、釣合いおもりと共に移動するように支持された複数の釣合いおもりシーブを含むことができ、釣合いおもりの重心を実質的に中心として釣合いおもりを懸吊するように、釣合いおもりシーブのうちの少なくとも第1の釣合いおもりシーブが釣合いおもりシーブのうちの第2の釣合いおもりシーブよりも釣合いおもりの一方の面のより近くに設けられる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、第1および第2の釣合いおもりシーブは、互いに対して、かつ釣合いおもりの一方の面に傾斜した角度で方向づけられた単一の垂直面に対して、整列して設けることができる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、エレベータ装置は、昇降路内で釣合いおもりと共に移動するように釣合いおもりに支持された5つの釣合いおもりシーブを含みうる。さらに、5つの全ての釣合いおもりシーブは、単一の垂直面と整列して設けることができる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、複数のベルトは、ベルトの一端からエレベータの下を通って駆動シーブまで1つの経路をたどることができる。さらに、ベルトのうちの第1のベルトは、駆動シーブから釣合いおもりに支持された複数のそらせシーブに掛けわたされて第1のベルトの他端まで第1の経路をたどり、ベルトのうちの第2のベルトは、駆動シーブから釣合いおもりに支持された複数のシーブに掛けわたされて第2のベルトの他端まで第2の異なる経路をたどりうる。
上述のいずれかのエレベータ装置の構成要素を含む他の例示的なエレベータ装置では、釣合いおもりに支持された複数のシーブの全ては、互いに対してかつ単一の垂直面に対して整列するように設けることができる。
開示された例示的な実施例の種々の特徴や利点は、以下の詳細な説明によって当業者に明らかになる。詳細な説明に付随する図面について、以下に簡単に説明する。
本発明の実施例に従って設計されたローピングを含むエレベータ装置の選択された部分を示す説明図である。 図1の実施例の選択された特徴部を示す説明図である。 例示的な実施例の他の選択された特徴部を示す説明図である。 例示的な平形ベルトの断面図である。 例示的な実施例の他の選択された特徴部を示す概略図である。
図1は、(図1では一部を切り欠いて見やすくした)昇降路内92で(反対方向で)共に垂直に移動するように設けられたかご32と釣合いおもり62とを含むエレベータ装置20の選択された部分を示している。かご32は、かごガイドレール40,41に沿って移動する。同様に、釣合いおもり62は、釣合いおもりガイドレール61,63に沿って移動する。平形ベルト22,24が、4:1ローピングで設けられている。平形ベルト22,24の配置および平形ベルト22,24が移動経路に沿ってシーブによってどのように案内されているかにより、エレベータかご32を移動させるベルト22,24が移動し、ベルトの移動は対応するエレベータかご32の移動の約4倍である。
各々のベルト22,24の一端は、それぞれ終端装置26によって昇降路の頂部付近に固定されている。ベルトの第1の部分28は、終端装置26から垂直方向下向きに、ベルトをエレベータかご32の下に案内するシーブ30まで延びる。ベルトの第2の部分33は、エレベータかご32の下でシーブ30とシーブ34の間で延びる。ベルト22,24の第3の部分36は、エレベータかご32の一方側に沿って垂直方向上向きに延びる。
シーブ38,44は、ガイドレール40の頂部付近で固定された垂直位置に位置している。第3の部分36は、シーブ34からシーブ38まで延びる。ベルト22,24の第4の部分42は、シーブ38とシーブ44の間で延びる。ベルトの第5の部分46は、エレベータかご32に支持されたシーブ47まで垂直方向下向きに延びる。ベルトの第6の部分48は、シーブ47とシーブ50の間で延び、シーブ50もエレベータかご32に支持されている。
ベルト22,24の第7の部分52は、シーブ50からマシン56によって駆動される駆動シーブ54まで垂直方向上向きに延びる。ベルト22,24は、駆動シーブ54の周りに部分的に巻き掛けられた後、垂直方向に落ちる第8の部分58,80を含み、これらの部分は釣合いおもり62に向かって下向きに延びる。ここで、ベルト22,24の第1の部分28と第7の部分52は、かご32と(i)対応する終端装置26(第1の部分28)または(ii)駆動シーブ54(第7の部分52)との間で同様の経路に沿って(すなわち、互いに平行に並んで)延びていることがわかる。しかし、駆動シーブ54の反対側では、ベルト22,24は同じ経路をたどらない。図示の実施例は、ベルトの引張り角度(draw angles)を大きくすることなく、釣合いおもりが昇降路92の頂部に非常に近接する位置まで移動することを可能とする、他にないベルトおよびシーブの配置を昇降路92の釣合いおもり側に含む。この配置によって、昇降路92の釣合いおもり側において、ベルトおよびシーブのずれが最小化されるかあるいはなくなる。
この実施例では、ベルト24の第8の部分58は、駆動シーブ54から釣合いおもり62に支持されたシーブ60まで下向きに延びる。ベルト24の横向きの部分64が、シーブ60とシーブ66の間で延びており、シーブ66も釣合いおもり62に支持されている。ベルト24の垂直方向上向きに延びる第9の部分68は、シーブ66と、釣合いおもり62の上方で昇降路92の頂部付近に支持されたシーブ70と、の間で延びる。ベルト24の第10の部分72は、釣合いおもり62に支持されたシーブ74まで下向きに延びる。ベルト24の最後の第11の部分76は、シーブ74と、この実施例では昇降路92の頂部付近である、固定位置に保たれる終端装置78と、の間で垂直に延びる。
ベルト22は、異なる経路をたどり、第8の部分80は、駆動シーブ54から釣合いおもり62に支持されたシーブ82まで下向きに延びる。その後、ベルト22は、ベルト24の横向きの部分64に対応する部分を有する代わりに、シーブ82の周りに部分的に巻き掛けられてから、第9の部分84が昇降路92の頂部付近に支持されたシーブ86まで垂直方向上向きに延びる。ベルト22の第10の部分88は、シーブ86から釣合いおもり62に支持されたシーブ90まで下向きに延びる。ベルト22は、シーブ90と、昇降路92の頂部付近の固定位置に支持された終端装置94と、の間に延びる最後の第11の部分93を含む。
図示を容易にするために、エレベータかご32の下、釣合いおもり62または昇降路92の頂部付近にシーブが支持される方法は示していない。当業者であれば、本明細書から必要に応じて対応する位置にどのようにシーブを支持すべきかがわかるであろう。同様に、終端装置およびマシンが昇降路の頂部付近に支持される方法も図示していない。
例示的な配置の1つの特徴部を図2に示している。ガイドレール40の頂部付近に設けられたシーブ38,44は、互いに平行でかつシーブ34,47に垂直に配置され、シーブ34,47も互いに平行である。本実施例では、シーブ38は、180として概略的に示した同軸に整列した回転軸を有する2つのシーブを含む。シーブ44も、182として概略的に示した同軸に整列した軸を中心に回転する2つのシーブを含む。シーブ34,47は、それぞれ2つのシーブを含み、これらのシーブは全て184として概略的に示した単一の軸を中心に同軸状に回転する。シーブ38,44,34,47の配置は、ベルト22,24の部分36,46がほぼ直線状に垂直に落ちることを可能にする。この実施例では、ほぼ直線状に垂直に落ちるとは、部分36,46がガイドレール40の長さ部分(すなわち、エレベータかご32の移動方向)に平行であることを含む。軸180,182に対する軸184の垂直な向きは、それぞれの部分36,46に沿って平形ベルト22,24のねじれを生じさせる。このような配置により、ベルトに加わる引張り力が最小化されるとともに、シーブ上におけるベルトのより良好なトラッキングが容易に得られる。
図示の実施例の他の特徴部を図3に示しており、この図はこの例ではガイドレール40の上方からの正面図である。ガイドレール40は、例えば、既知のブラケットを使用して昇降路壁190に固定される。ガイドレール40の一部は案内面192を含み、マシン56および駆動シーブ54によって引き起こされるベルト22,24の移動に応じてエレベータかご32が垂直に移動するに従って、この案内面192に沿ってエレベータ案内部材が移動する。ガイドレール40は、昇降路内で垂直に(すなわち、図3では紙面の中へ)延びる長手方向長さ寸法と、ガイドレール40の長さに垂直な奥行き寸法Dと、を有する。図示の実施例では、奥行き寸法は、昇降路壁190の表面にほぼ垂直な方向で測定される。
シーブ38,44は、それぞれ同軸に整列した回転軸に沿って図3でwとして示す全幅(collective width)を有する。全幅wは、ガイドレール40の奥行きDを超えない。この配置は、エレベータかご32と昇降路壁190との間の制限された空間内にシーブ38,40を好適に収容することを可能にする。一実施例では、奥行きDは、60mm〜75mmである。全幅wは、同じ範囲内である。一実施例では、全幅wは、奥行きDと等しい。
図示の実施例では、シーブ38は、回転軸180に沿って同軸に整列した2つの独立したホイールとして示している。他の実施例では、シーブ38は、単一のシリンダまたはホイールに2つの別個のベルト案内溝として形成される。本明細書では、いずれの形態も同軸に整列した複数のシーブとみなされる(すなわち、いずれの形態も2本以上のベルト22,24を所望のローピング経路に沿って案内し、各々のベルトは対応するシーブと係合するものとみなされる)。図3の実施例のシーブ44および図1に示すシーブ30,34,47,50,54,60,66,70,74にも同じことが当てはまる。
図3の実施例は、シーブ38,44の軸180,182をガイドレール40に対して固定位置に支持する取付構造体194を含む。この実施例では、取付構造体194は、少なくとも部分的にガイドレール40によって支持される。
全幅wを奥行き寸法D内に保つ方法の1つは、幅の狭いベルト22,24を使用することによる。図4は、例示的なベルト22の断面図である。ポリマジャケット100が複数の引張り部材102を囲み、引張り部材102は、一実施例では鋼製コードである。図4の例示的なベルトは、5本の引張り部材102を含む。他の実施例は、4本の引張り部材102を含む。ベルト22の実現可能な構造に関する上述の説明は、ベルト24にも同様に当てはまる。
平形ベルトに最大で12本もの引張り部材を含むエレベータ装置に比べて、比較的少ない本数の引張り部材および比較的幅が狭いベルトを使用することにより、ガイドレール40の奥行きDによって占有された空間内で、エレベータかご32と釣合いおもり62の荷重を支持するのに必要な全てのベルトを収容してシーブの周りに案内することが容易になる。4:1ローピングでは、各々のベルトによって支持される荷重が減少するので、比較的小さいベルトを使用することができる。
図5は、例示的な実施例の他の特徴を示している。シーブ60,66,74,82,90は、釣合いおもりの重心を中心として釣合いおもり62をバランスよく懸吊するように、釣合いおもりに対して設けられている。この実施例では、シーブ60は、釣合いおもり62の一方の面104のより近くに配置され、シーブ74は、反対側の面106のより近くに配置される。ベルト24の横向きの部分64がたどるシーブ60,66の間の経路は、シーブ82,90も示しているため図5では一部しか示していない。この図からわかるように、各々のシーブは、釣合いおもり62の側面104,106に対して傾斜した角度で、108として概略的に示す単一の垂直面内で整列している。このようにシーブの位置を釣合いおもりに沿って分散させることによって、側面104,106の間の方向でかつ垂直方向に(例えば、図では右から左に)重心を中心として釣合いおもり62を懸吊することが可能になる。このような配置により、垂直移動の経路に沿って釣合いおもり62を案内することに関して運転効率がよくなる。
加えて、上述したように、釣合いおもり62に支持されたシーブを含む昇降路92の釣合いおもり側におけるシーブの配置によって、昇降路の釣合いおもり側におけるベルト部分の垂直な配列を維持して、引張り角度を最小化することができる。これにより、ずれが最小化されるかなくなり、釣合いおもりが昇降路92の頂部のかなり近くまで移動することが可能となる。釣合いおもり62が上に移動すればするほど、ずれがあると引張り角度が大きくなるおそれがある。釣合いおもり側におけるシーブの釣り合った同一平面上の配列により、大きい引張り角度が防止される。
図示の実施例および上述した特徴部は、エレベータ装置において空間要求を最小化するとともに、所望のローピング経路に沿って改善されたベルトトラッキングを提供し、エレベータ装置の効率を高めることを容易にする4:1ローピングを提供する。例えば、4:1ローピングを利用することにより、比較的小さいマシン56を使用することが可能となり、設備コストや電力消費が削減される。比較的小さいベルト22,24は、比較的小さくかつ安価なシーブを使用してローピング経路に沿って案内することができ、これにより、追加のコスト削減が提供される。4:1ローピングでは、ベルトで支持する荷重やエレベータかご32の移動に必要なトルクの大きさが減少するので、比較的小さいマシン56やベルト22,24の使用が可能となる。
上述の説明は、例示的なものであり、限定的なものではない。開示された実施例の変更や改良は、当業者には明らかであり、本発明の趣旨からは必ずしも逸脱しない。本発明に与えられる法的な保護の範囲は、以下の請求項の検討によってのみ判断することができる。

Claims (17)

  1. エレベータかごと、
    エレベータかごの移動を案内し、エレベータかごの移動方向に沿った長さと、長さにほぼ垂直な奥行きと、を有する少なくとも1本のガイドレールと、
    エレベータかごの移動を引き起こす平形ベルトの移動が、エレベータかごの対応する移動の約4倍となるように、エレベータかごに対して配置された複数の平形ベルトと、
    前記平形ベルトが少なくとも部分的に巻き掛けられる第1の複数のシーブであって、前記ガイドレールの一端の近傍に固定された状態に保たれ、かつ共通の軸上に整列した軸を中心にそれぞれ回転するとともに、この軸に沿って前記ガイドレールの奥行きを超えない全幅を有する第1の複数のシーブと、を有することを特徴とするエレベータ装置。
  2. 第2の複数のシーブを有し、第1の複数のシーブと第2の複数のシーブとは、それぞれ前記ガイドレールの反対側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 第1の複数のシーブは、計2つのシーブであり、第2の複数のシーブは、計2つのシーブであることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記複数の平形ベルトは、計2本のベルトであることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  5. 前記全幅は、前記ガイドレールの奥行きよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  6. 前記全幅は、前記ガイドレールの奥行きと等しいことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  7. 前記全幅は、60mm〜75mmであることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  8. 前記平形ベルトは、第1の複数のシーブの幅と平行な幅をそれぞれ有し、該ベルトの幅は約10mm〜15mmであることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  9. 前記ガイドレールは、昇降路壁に固定されており、前記共通の軸上に整列した軸と前記ガイドレールの奥行きは、昇降路壁にほぼ垂直であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  10. エレベータかごに支持された複数のかごシーブを含み、これらの複数のかごシーブは、エレベータかごを横切るように前記平形ベルトを案内するとともに、第1の複数のシーブの共通の軸上に整列した軸に垂直なかごシーブ軸を中心に回転することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  11. 第1の複数のシーブと前記複数のかごシーブとの間における前記各々の平形ベルトの部分が、垂直方向にまっすぐでかつエレベータかごの移動方向に対して平行に方向づけられるように、前記複数のかごシーブは、第1の複数のシーブの下に配置されていることを特徴とする請求項10に記載のエレベータ装置。
  12. エレベータかごに関連して設けられた釣合いおもりを有し、前記平形ベルトは、エレベータかごと釣合いおもりとを懸吊していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  13. 前記釣合いおもりは、長手方向の両面と、釣合いおもりと共に移動するように支持された複数の釣合いおもりシーブと、を含み、釣合いおもりの重心を実質的に中心として釣合いおもりを懸吊するように、前記釣合いおもりシーブのうちの第1の釣合いおもりシーブが、釣合いおもりの一方の長手方向のの近くに設けられており、前記釣合いおもりシーブのうちの第2の釣合いおもりシーブが、釣合いおもりの他方の長手方向の面の近くに設けられていることを特徴とする請求項12に記載のエレベータ装置。
  14. 第1の釣合いおもりシーブと第2の釣合いおもりシーブとは、互いに対して、かつ釣合いおもりの前記一方の長手方向の面に対して傾斜した角度で方向づけられた単一の垂直面に対して、整列していることを特徴とする請求項13に記載のエレベータ装置。
  15. 昇降路内で釣合いおもりと共に移動するように該釣合いおもりに支持された5つの釣合いおもりシーブを有し、5つの全ての釣合いおもりシーブが前記単一の垂直面内で整列していることを特徴とする請求項14に記載のエレベータ装置。
  16. 前記複数のベルトは、該ベルトの一端からエレベータかごの下を通って駆動シーブまで1つの経路をたどり、
    前記ベルトのうちの第1のベルトは、駆動シーブから釣合いおもりに支持された複数のそらせシーブに掛けわたされて第1のベルトの他端まで第1の経路をたどり、
    前記ベルトのうちの第2のベルトは、駆動シーブから釣合いおもりに支持された複数のシーブに掛けわたされて第2のベルトの他端まで第2の異なる経路をたどることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  17. 釣合いおもりに支持された複数のシーブの全ては、互いに対してかつ単一の垂直面に対して整列していることを特徴とする請求項16に記載のエレベータ装置。
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