JP5898635B2 - 核酸分析カートリッジの製造方法 - Google Patents
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Description
ここでは、本発明を完全に理解してもらうため、特定の実施形態について詳細な説明を行うが、本発明はここに記した内容に限定されるものではない。また、各実施例は適宜組み合せることが可能であり、当該組み合せ形態についても本明細書は開示している。
図1は核酸分析カートリッジ1の概略を平面図で示す。図1に示す核酸分析カートリッジ1はコントロールサンプルを含む合計8サンプルを同時に解析できる構成である。
射出成型プロセスを用いて、図1、及び図2に示すカートリッジ本体14と上蓋16を作製する。カートリッジ本体14の材質は、射出成型が可能な有機材料が好ましく、射出成型が可能な有機材料に無機材料を含む混合材料、あるいは該有機材料に金属材料を含む混合材料、あるいは該有機材料に無機材料および金属材料が含まれる混合材料のいずれでも構わない。例えば、射出成型が可能な有機材料として熱可塑性樹脂があるが、射出成型が可能ならば他の樹脂でも構わない。
従って、熱溶着は、カートリッジ本体の材料が有する融点に対して、±5℃以内の温度範囲で行うことが好ましい。
従って、熱溶着は、0.1MPaから2MPaの圧力範囲で行うことが好ましい。
なお、加圧時間は1分程度で十分接合される。
なお、一般に用いる硝子材料では、射出成形はできない。
熱溶着方式(接合温度や圧力など)は、実施例1と同様である。
核酸分析装置は、カートリッジホルダ21、送液・温調ユニット22、送液ポンプ23、電気泳動キャピラリー24、レーザユニット25、検出ユニット26、コントロール基板ユニット27からなる。カートリッジホルダ21は核酸分析カートリッジ1を保持する。また、カートリッジ内の試薬溶液を移送するためにカートリッジ下部のメンブレン15を変動する機構、ならびにカートリッジを温調する機構を持つ。送液・温調ユニット22はカートリッジホルダ21のメンブレン変動機構と温調機構、及び送液ポンプ23を制御する。電気泳動キャピラリー24は核酸分析カートリッジ1に接続し、カートリッジ内で増幅、蛍光ラベル化されたDNAフラグメントを吸引した後、高電圧下でDNAフラグメントを分離する。レーザユニット25は、電気泳動キャピラリー24にレーザを照射して電気泳動キャピラリー24内の蛍光分子を励起する。検出ユニット26は励起された蛍光分子を検出する。
今回の配管は、IN側からカートリッジホルダ21(図3参照)側へ繋がる空気圧流路34、カートリッジホルダ21側からOUT側へ繋がる空気圧流路35がそれぞれ三方弁31にて切り替えられるようになる。三方弁31はノーマルクローズとし、通常状態では空気圧流路34が閉じた状態になり、空気圧流路35が繋がるようになる。この時、IN側から来た空気は三方弁マニホールド30に接続されるが、空気圧流路34が閉じているため、カートリッジホルダ21側には空気圧はかからない。だが、空気圧流路35が開放しているため、カートリッジホルダ21側とOUT側の流路は大気解放となる。三方弁31を通電状態にすると、空気圧流路34が開放となり、空気圧流路35が閉じる。この時、IN側から来た空気は三方弁マニホールド30に接続され、空気圧流路34が開放しているためカートリッジホルダ21側に空気を送ることが出来る。また、空気圧流路35が閉じているため、カートリッジホルダ21側に空気圧を与えることが可能となる。それぞれ、三方弁31を介してカートリッジホルダ21側へ配管を接続しているので、任意の流路に空気圧を与えることが可能となる。
送液を行う前準備として、まずは、カートリッジホルダ21と空気圧制御システムを接続させる前に送液ポンプ23を駆動させる。三方弁31はノーマルクローズのため、送液ポンプ23と三方弁31間の圧力が高まる。その状態で圧力調整弁35にて適切な圧力に調整する。その後、各三方弁31を通電し、空気圧流路40を開放し、空気圧流路41を閉じる。すると、カートリッジホルダ21に接続される配管に空気が送られるため、その状態でスピードコントローラ32にてカートリッジホルダ21へ接続される各配管の流量を調整する。空気の圧力、流量の調整が終了してから、カートリッジホルダ21に空気圧制御システムを接続し、カートリッジホルダ21に核酸分析カートリッジ1をセットする。
まず、空気圧ポート45の三方弁31、空気圧ポート47の三方弁31を開放する。これにより、図8のように、ピン37、ピン38が下がる。この状態をピンの初期位置とする。
2…Master Mix封入部屋、
3…Primer Mix封入部屋、
4…分岐部屋、
5…測定サンプル挿入部屋、
6…混合部屋、
7…DNA増幅加熱部屋、
8…電気泳動マーカ封入部屋、
9…ホルムアミド封入部屋、
10…DNA変性加熱部屋、
11…キャピラリー挿入部屋、
12…サンプル溶解液封入部屋、
13…流路、
14…カートリッジ本体、
15…メンブレン、
16…上蓋、
17…フィルム、
18…ゴム栓、
19…栓、
20…空気穴、
21…カートリッジホルダ、
22…送液・温調ユニット、
23…送液ポンプ、
24…電気泳動キャピラリー、
25…レーザユニット、
26…検出ユニット、
27…コントロール基板ユニット、
28…フィルタ、
29…空気圧調整弁、
30…三方弁マニホールド、
31…三方弁、
32…スピードコントローラ、
33…サイレンサ、
34,35…空気圧流路、
36…カートリッジホルダ本体、
37,38…ピン、
39,41,40,42…パッキン、
43…封止用突起、
44,45,46,47,48…空気圧ポート。
Claims (4)
- 試薬を封入する部屋を複数有するカートリッジ本体を準備する工程と、
前記カートリッジ本体の一面の一部をメンブレンと接合することで、前記カートリッジ本体と前記メンブレンとが固定された固定領域と、前記カートリッジ本体の一面と前記メンブレンとが固定されていない可動領域とを形成し、前記カートリッジ本体の一面を覆うようにメンブレンを溶着する工程と、を備え、
前記カートリッジ本体と前記メンブレンとの溶着は、核酸分析におけるPCR反応を行う温度よりも高い温度で実施され、
前記溶着は、熱溶着、超音波溶着、またはレーザ溶着のいずれかであり、
前記カートリッジ本体を構成する材料がポリプロピレン、ポリエチレン、またはシクロオレフィンであり、前記メンブレンを構成する材料がエチレン・プロピレンゴム、またはオレフィン系熱可塑性エラストマーであることを特徴とする核酸分析カートリッジの製造方法。 - 試薬を封入する部屋を複数有するカートリッジ本体を準備する工程と、
前記カートリッジ本体の一面の一部をメンブレンと接合することで、前記カートリッジ
本体と前記メンブレンとが固定された固定領域と、前記カートリッジ本体の一面と前記メ
ンブレンとが固定されていない可動領域とを形成し、前記カートリッジ本体の一面を覆う
ようにメンブレンを溶着する工程と、を備え、
前記カートリッジ本体と前記メンブレンとの溶着は、核酸分析におけるPCR反応を行
う温度よりも高い温度で実施され、
前記溶着は、熱溶着、超音波溶着、またはレーザ溶着のいずれかであり、
前記カートリッジ本体を構成する材料がアクリロニトリルブタジエンスチレン、アクリル、またはポリカーボネートであり、前記メンブレンを構成する材料がスチレン・ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、またはエステル系熱可塑性エラストマーであることを特徴とする核酸分析カートリッジの製造方法。 - 前記カートリッジ本体と前記メンブレンとの溶着は、核酸分析におけるPCR反応を行う温度よりも高い温度下で加圧しながら実施されることを特徴とする請求項1又は2に記載の核酸分析カートリッジの製造方法。
- 試薬を封入する部屋を複数有するカートリッジ本体を準備する工程と、
前記カートリッジ本体の一面の一部をメンブレンと接合することで、前記カートリッジ
本体と前記メンブレンとが固定された固定領域と、前記カートリッジ本体の一面と前記メ
ンブレンとが固定されていない可動領域とを形成し、前記カートリッジ本体の一面を覆う
ようにメンブレンを溶着する工程と、を備え、
前記カートリッジ本体と前記メンブレンとの溶着は、核酸分析におけるPCR反応を行
う温度よりも高い温度で実施され、
前記メンブレンと前記カートリッジ本体との溶着は、熱圧着方式を用い、圧着温度Tは、前記カートリッジを構成する材料が有する融点温度Tmとした時、Tm−5℃≦T≦Tm+5℃の範囲で行われることを特徴とする核酸分析カートリッジの製造方法。
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