JP5891885B2 - 感熱転写記録媒体 - Google Patents
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Description
基材として、厚さ4.5μmの片面易接着処理済ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、その非易接着処理面に、下記組成の耐熱滑性層形成用塗布液を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が0.5g/m2になるように塗布し、100℃で1分間乾燥することで耐熱滑性層付き基材を得た。
シリコン変性アクリル樹脂(東亜合成(株)製US−350)50.0部
メチルエチルケトン 50.0部
耐熱滑性層付き基材の易接着処理面に、下記組成の中間層形成用塗布液−1を、グラビアコーティング法により塗布し、100℃で2分間乾燥することで、乾燥後の膜厚が1.0μmの中間層を形成した。引き続き、その中間層の上に、下記組成の染料層形成用塗布液−1を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が0.70g/m2になるように塗布し、90℃で1分間乾燥することで、染料層を形成し、実施例1の感熱転写記録媒体を得た。
ポリビニルアルコール(クラレポバールPVA−117) 3.0部
カーボンファイバー(L/D=13、長さ方向熱伝導率10W/(m・K))
0.9部
純水 57.7部
イソプロピルアルコール 38.4部
C.I.ソルベントブルー63(アントラキノン系染料) 6.0部
ポリビニルアセタール 4.0部
トルエン 45.0部
メチルエチルケトン 45.0部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、中間層を下記組成の中間層形成用塗布液−2にて形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の感熱転写記録媒体を得た。
ポリビニルピロリドン(N−ビニル−2−ピロリドンのホモポリマー)
3.0部
カーボンファイバー(L/D=13、長さ方向熱伝導率10W/(m・K))
0.9部
純水 57.7部
イソプロピルアルコール 38.4部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、中間層を下記組成の中間層形成用塗布液−3にて形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例3の感熱転写記録媒体を得た。
ポリビニルアルコール(クラレポバールPVA−117) 3.0部
カーボンファイバー(L/D=22、長さ方向熱伝導率10W/(m・K))
0.9部
純水 57.7部
イソプロピルアルコール 38.4部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、中間層を下記組成の中間層形成用塗布液−4にて形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例4の感熱転写記録媒体を得た。
ポリビニルアルコール(クラレポバールPVA−117) 3.0部
カーボンファイバー(L/D=13、長さ方向熱伝導率5W/(m・K))
0.9部
純水 57.7部
イソプロピルアルコール 38.4部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、乾燥後の膜厚が0.03μmとなるように中間層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例5の感熱転写記録媒体を得た。
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、乾燥後の膜厚が2.2μmとなるように中間層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例6の感熱転写記録媒体を得た。
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、中間層を形成しない以外は、実施例1と同様にして、比較例1の感熱転写記録媒体を得た。
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、中間層を下記組成の中間層形成用塗布液−5にて形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例2の感熱転写記録媒体を得た。
ポリビニルアルコール(クラレポバールPVA−117) 3.9部
純水 57.7部
イソプロピルアルコール 38.4部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、中間層を下記組成の中間層形成用塗布液−6にて形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例3の感熱転写記録媒体を得た。
ポリビニルアルコール(クラレポバールPVA−117) 3.0部
カーボンファイバー(L/D=5、長さ方向熱伝導率10W/(m・K))
0.9部
純水 57.7部
イソプロピルアルコール 38.4部
実施例1で作製した感熱転写記録媒体において、中間層を下記組成の中間層形成用塗布液−7にて形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例4の感熱転写記録媒体を得た。
ポリビニルアルコール(クラレポバールPVA−117) 3.0部
マイカ(L/D=20、長さ方向熱伝導率0.5W/(m・K))
0.9部
純水 57.7部
イソプロピルアルコール 38.4部
基材として、厚さ188μmの白色発泡ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、その一方の面に下記組成の受像層形成用塗布液を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が5.0g/m2になるように塗布し、乾燥することで、感熱転写用の被転写体を作製した。
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 19.5部
アミノ変性シリコーンオイル 0.5部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
実施例1〜6、比較例1〜4の感熱転写記録媒体を使用し、サーマルシミュレーター((株)ウェッジ製)にてベタ印画を行い、最高反射濃度である255階調を11分割した各階調の反射濃度を評価した。その結果を表2に示す。なお、低濃度部における転写感度は23〜93階調における反射濃度にて、高濃度部における転写感度は255階調における反射濃度にて評価した。また、反射濃度は分光濃度計「X−Rite528」(エックスライト(株)製)にて測定した値である。
印画環境:23℃、50%RH
印加電圧:29V
ライン周期:0.7msec
印画密度:主走査300dpi、副走査300dpi
実施例1〜6、比較例1〜4の感熱転写記録媒体を使用し、前記サーマルシミュレーターにて、人物の顔画像をYMC成分に色分解したもののうちC成分の印画を行った。印画した後の感熱転写記録媒体を蛍光灯の透過光を使用して目視にて観察し、以下の評価基準にて機密保持性を評価した。その果を表1に示す。
○:どのような画像を印画したのか、判別できない
△:顔画像を印画したことは判別できるが、どのような人物かは判別できない
×:印画した人物の顔画像を容易に判別できる
なお、△以上であれば実用上問題ないレベルである。
20 中間層
30 染料層
40 耐熱滑性層
Claims (3)
- 基材に中間層および染料層が順次積層形成され、
前記中間層が、カーボンファイバーを含み、該カーボンファイバーの繊維長と繊維径との比(繊維長/繊維径)が10以上であることを特徴とする、感熱転写記録媒体。 - カーボンファイバーの熱伝導率が10W/(m・K)以上であることを特徴とする、請求項1に記載の感熱転写記録媒体。
- 中間層の膜厚が0.05〜2.0μmであることを特徴とする、請求項1または2に記載の感熱転写記録媒体。
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