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JP5886694B2 - カンチレバー型プローブとそれを備えるプローブカード又はプローブユニット - Google Patents

カンチレバー型プローブとそれを備えるプローブカード又はプローブユニット Download PDF

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Description

本発明は、半導体素子の特性検査や液晶パネルの検査に用いられるカンチレバー型プローブと、それを備えるプローブカード又はプローブユニットに関する。
ウエハ上に形成された各種半導体素子の特性検査や液晶パネルの検査には、従来から、例えば特許文献1〜3に見られるように、カンチレバー型プローブを組み込んだプローブカードやプローブユニットが用いられており、近年では、検査対象素子における電極ピッチの狭小化に対応して、MEMS(Micro Electro Mechanical System)を用いて、カンチレバー型プローブを製造する方法も種々提案されている(例えば、特許文献4、5参照)。
電極ピッチの狭小化に対応してカンチレバー型プローブを狭ピッチで配置するには、一つの方策として、個々のプローブの幅を狭くすることが考えられる。しかし、カンチレバー型プローブの幅を狭くして幅方向の厚みを薄くすると、針先部が片持ち梁状態で支持されている構造上、横方向からの力に対するプローブの抵抗力が弱くなってしまうという問題点がある。横方向からの力に対するカンチレバー型プローブの抵抗力が十分でない場合には、例えば、プローブへの電圧印加時に働くクーロン力や、コンタクト時に発生する横方向荷重によって、カンチレバー型プローブの針先部が変位し、場合によっては、隣接するプローブ同士が接触してショートしてしまうという不都合が発生する可能性がある。このため、従来は、カンチレバー型プローブの幅を狭くするには限界があり、狭ピッチ化にも限界があると考えられていた。
特開2012−18176号公報 特開2011−153998号公報 特開2008−164427号公報 特開2007−285802号公報 特開2010−286360号公報
本発明は、上記従来のカンチレバー型プローブが有する欠点を解消するために為されたもので、横方向からの力に対する十分な抵抗力を有し、幅を狭くして、かつ狭ピッチで配置しても、クーロン力などによって隣接するプローブ同士が接触する恐れのないカンチレバー型プローブと、そのようなカンチレバー型プローブを複数配置してなるプローブ集合体、及び、そのようなカンチレバー型プローブ又はプローブ集合体を備えるプローブカード又はプローブユニットを提供することを課題とする。
上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明者らは、カンチレバー型プローブにおいて、針先部を片持ち梁状態に支持する連結部材を水平方向に膨らんだ経路をとおって針先部と本体部とを連結する形状の連結部材とし、その各経路における膨らみの方向を複数存在する連結部材間で互いに反対方向とすることによって、幅を狭くして幅方向の厚みを薄くしても横方向からの力に対する十分な抵抗力を有するカンチレバー型プローブが得られることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、検査対象である半導体素子の電極と接触する接触針を有する針先部と、本体部と、前記針先部と前記本体部とを連結する少なくとも2本の連結部材とを有し、前記接触針の向きを下向きとしたときに、少なくとも2本の前記連結部材は上下方向に配置され、かつ、少なくとも2本の前記連結部材はそれぞれが水平方向に膨らんだ経路をとおって前記針先部と前記本体部とを連結しており、少なくとも2本の前記連結部材のうちの一方の前記経路における膨らみの方向と他方の前記経路における膨らみの方向とが反対方向であるカンチレバー型プローブを提供することによって、上記の課題を解決するものである。
本発明のカンチレバー型プローブは、針先部を片持ち梁状態に支持する少なくとも2本の連結部材のそれぞれが水平方向に膨らんだ経路をとおって針先部と本体部とを連結する形状を有しており、しかも、その経路における膨らみの方向が互いに反対方向であるので、同じ幅の直線状の連結部材で針先部を支持する場合に比べて横方向からの力に対する抵抗力が増し、カンチレバー型プローブの幅を狭くして狭ピッチで配置しても、クーロン力などによって隣接するプローブ同士が接触する可能性が著しく低減される。
なお、水平方向に膨らんだ経路をとおって針先部と本体部とを連結するとは、針先部と本体部とを最短距離の直線経路で連結するのではなく、前記直線経路を迂回する水平方向に膨らんだ経路をとおって、いわば弓なりに、前記針先部と本体部とを連結することをいう。斯かる水平方向に膨らんだ経路は、円弧や楕円弧などの曲線だけで構成されていても良いし、2本の直線を山形に組み合わせるなどした直線だけで構成されていても良く、さらには、曲線と直線の両方で構成されていても良い。また、前記水平方向に膨らんだ経路は、水平方向への膨らみを少なくとも1つ有していれば良く、1つの経路における膨らみの数は2以上であっても良い。
また、本発明は、上記本発明のカンチレバー型プローブを複数配置してなるプローブ集合体であって、前記接触針の向きを下向きとしたときに、各カンチレバー型プローブにおける前記連結部材の上下方向の位置が揃っており、かつ、上下方向の位置が同じである各前記連結部材においては前記経路の膨らみの方向が一致しているプローブ集合体を提供することによって、上記の課題を解決するものである。さらに本発明は、本発明のカンチレバー型プローブ、又は本発明のプローブ集合体を1又は複数個備えているプローブカード又はプローブユニットを提供することによって、上記課題を解決するものである。
本発明に係る上記のプローブ集合体、又はそれを備えるプローブカード若しくはプローブユニットにおいては、プローブ集合体を構成する各カンチレバー型プローブにおける連結部材の上下方向の位置と、膨らみの方向が一致しているので、水平方向に膨らんだ経路をとおって針先部と本体部とを連結する連結部材を有する本発明のカンチレバー型プローブを複数個、整列させて狭ピッチで配置することが可能である。
本発明によれば、カンチレバー型プローブの幅を狭くして幅方向の厚みを薄くしても、横方向荷重に対する抵抗力を確保することができるので、狭ピッチで配置しても、クーロン力などによって隣接するプローブ同士が接触する可能性が著しく低減されるという利点が得られる。また、本発明によれば、幅を狭くした複数のカンチレバー型プローブを、その連結部材における膨らみの位置と方向を一致させて狭ピッチで隣接配置することができるので、検査対象素子における電極の狭ピッチ化に対応したプローブ集合体、プローブカード、又はプローブユニットを実現することができるという利点が得られる。
本発明のカンチレバー型プローブの一例を示す正面図である。 図1のX−X’断面図である。 図1のY−Y’断面図である。 図1の左側面図である。 横方向荷重と変位量との関係を表す図である。 本発明のカンチレバー型プローブを複数個配置してなるプローブカードの一例を示す側面図である。 図6のX−X’断面図である。 図6のY−Y’断面図である。 本発明のカンチレバー型プローブの他の一例を示す正面図である。 図9のX−X’断面図である。 図9の左側面図である。 本発明のカンチレバー型プローブを複数個配置してなるプローブカードの他の一例を示す側面図である。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明が図示のものに限られないことは勿論である。
図1は、本発明のカンチレバー型プローブの一例を示す正面図である。図1において、1はカンチレバー型プローブ(以下、単に「プローブ」という。)、2はその針先部、3は本体部、4は針先部2と本体部3とを連結する連結部、5は針先部2に設けられた接触針である。プローブ1は、通常、本体部3においてプローブカード又はプローブユニットなどの基板6に取り付けられ、針先部2は、連結部4によって片持ち梁状態に支持されることになる。
本例において、連結部4は上下に間隔をあけて配置された3本の連結部材4a、4b、4cで構成されている。なお、本明細書において上下とは、図1に示すように、接触針5が下向きになるようにプローブ1を配置したときの上下の方向をいい、水平方向とは前記上下の方向に対して水平の方向、すなわち、接触針5の向きと直交する方向をいうものとする。また、横方向とは、連結部材4a、4b、4cの長手方向と直交する水平方向(図1においては紙面に垂直な方向)をいい、鉛直面とは水平方向と直交する面をいうものとする。
図2は図1のX−X’断面図、図3は図1のY−Y’断面図である。図2及び図3において、4aは上段の連結部材、4bは中段の連結部材、4cは下段の連結部材、Aは針先部2と本体部3とを最短距離で結ぶ水平な直線を示している。通常、針先部2と本体部3とは同一直線上に位置しているので、直線Aは、通常、針先部2の水平断面における長手方向の中心と、本体部3の水平断面における長手方向の中心とを結ぶ直線となり、直線Aを含む鉛直面上には、接触針5の先端部と、符号Cで示す各連結部材4a、4b、4cの支点が位置することになる。
図2及び図3に示すとおり、連結部材4a、4b、4cは、いずれも針先部2と本体部3とを直線Aに沿った最短距離の直線の経路で連結するのではなく、直線Aを左右に迂回する水平方向に膨らんだ経路α、β、又はγをとおって、いわば弓なりに、針先部2と本体部3とを連結している。すなわち、連結部材4a、4b、4cは、いずれも、針先部2から本体部3へと伸びる円弧状の曲線で構成されており、その中央部7a、7b、7cにおいて連結部材4a、4b、4cの長手方向と直交する水平方向に最も膨らんだ経路α、β、γをとおって針先部2と本体部3とを連結している。ただし、上段の連結部材4aの経路αと下段の連結部材4cの経路γとは、その膨らみの方向が同じであるが、中段の連結部材4bの経路βは、その膨らみの方向が上段及び下段の連結部材4a、4cの経路α及びγにおける膨らみの方向とは反対である。
図4は図1の左側面図である。図4に示すとおり、上段及び下段の連結部材4a、4cは水平方向左向きに膨らんでいるが、中段の連結部材4bは、それとは反対の水平方向右向きに膨らんでいる。このように、本例のプローブ1においては、3本存在する連結部材4a、4b、4cは、水平方向に膨らむ経路α、β、γをとおって針先部2と本体部3とを連結しており、そのうちの連結部材4a、4cの経路α及びγにおける膨らみの方向と連結部材4bの経路βにおける膨らみの方向とが反対方向であるので、プローブ1における力の作用点である接触針5の位置に横方向の力が作用しても、プローブ1はこれらの力に対してよく抵抗し、支点Cを中心とするプローブ1の左右方向への変位量は極めて小さい。
図5は、図1に示す形状の本発明のプローブ1に横方向荷重を掛けた場合の荷重と変位量との関係をコンピュータシュミレーションによって求めた図である。ただし、プローブ1の幅は15μm、連結部材4a、4b、4cの水平方向への膨らみ量はいずれも40μmとし、横方向荷重は針先部2における接触針5の上方で中段の連結部材4bの上下方向中央の位置と同じ高さとなる位置に作用させた。対照として、連結部材4a、4b、4cをいずれも水平方向に膨らみをもたない直線状部材とした以外は上記本発明のプローブ1と同形、同大のプローブについて、同様に荷重と変位量の関係をコンピュータシュミレーションによって求め、結果を図5に併せて示した。
図5に示すとおり、連結部材4a〜4cが水平方向への膨らみを持たない従来のプローブにおいては、0.02gの横方向荷重で、プローブの幅である15μmを超える約18μmの変位が生じた。これに対し、連結部材4a〜4cが水平方向への膨らみを有する本発明のプローブにおいては、0.02gの横方向荷重では約9μmしか変位せず、プローブ幅よりも遙かに小さな変位量であった。また、本発明においては、横方向荷重に対する変位量を従来のプローブの約1/2に抑えられた。このように本発明のプローブは、幅を狭くして幅方向の厚みを薄くした場合でも、横方向荷重に対する変位量が小さく、狭ピッチ化に適した優れたプローブである。
なお、本例のプローブ1においては、連結部材4a、4b、4cは、それぞれの中央部7a、7b、7cにおいて最も水平方向左右に膨らんでおり、かつ、連結部材4aと連結部材4b、及び連結部材4bと連結部材4cとは直線Aを含む鉛直面に対して面対称であるが、場合によっては、連結部材4a、4b、4cは中央部7a、7b、7c以外の箇所で最も水平方向左右に膨らんでいても良く、直線Aを含む鉛直面に対して面対称でなくても良い。さらには、本例のプローブ1においては、連結部材4a、4b、4cの上下方向の厚さは等しいが、連結部材4a、4b、4cはその上下方向の厚さがそれぞれ異なっていても良い。
また、本例のプローブ1においては、連結部4を構成する連結部材が3本であり、そのうちの中段に位置する連結部材4bの水平方向への膨らみの向きがその上下に位置する他の2本の連結部材4a、4cと反対であるが、上段又は下段の連結部材4a又は4cの水平方向への膨らみの向きを他の2本の連結部材の水平方向への膨らみの向きと反対になるようにしても良い。ただし、中段に位置する連結部材4bの水平方向への膨らみの向きを上下に位置する他の2本の連結部材4a、4cの水平方向への膨らみの向きと反対にする場合には、針先部2の上部又は下部に横方向の力が作用した場合でも、プローブ1が水平軸のまわりに捻れることが少なく、好適である。
図6は、図1〜図4に示したプローブ1を複数個配置してなるプローブカードの一例を示す左側面図である。図6において、8はプローブカードであり、プローブカード8の基板6には、複数個のプローブ1、1、1・・・が取り付けられている。複数個のプローブ1、1、1・・・は互いに同形、同大であり、プローブ集合体9を形成している。なお、図6では、7個のプローブ1〜1しか示していないけれども、プローブカード8に装着されるプローブ1の数が7個に限られないことはいうまでもない。
プローブ集合体9を構成する各プローブ1、1、1・・・は互いに同形、同大であるので、連結部材4a、4a、4a・・・の上下方向位置はいずれも同じ高さに揃っており、連結部材4b、4b、4b・・・及び連結部材4c、4c、4c・・・についても同様である。また、連結部材4a、4a、4a・・・の膨らみの方向は各プローブ1、1、1・・・において一致しており、連結部材4b、4b、4b・・・及び連結部材4c、4c、4c・・・についても、その膨らみの方向は一致している。したがって、複数個のプローブ1、1、1・・・を狭ピッチで隣接配置しても、連結部材4a、4a、4a・・・、連結部材4b、4b、4b・・・、又は連結部材4c、4c、4c・・・の膨らみ部分が互いに接触することはなく、本例のプローブ1、1、1・・・は狭ピッチで隣接配置することが可能である。
図7は図6のX−X’断面図、図8は図6のY−Y’断面図である。図7及び図8に示すように、プローブ集合体9を構成する複数個のプローブ1、1、1・・・において、連結部材4a、4a、4a・・・の水平方向への膨らみの方向は同じであり、また、連結部材4b、4b、4b・・・の水平方向への膨らみの方向も同じである。同様に、図7及び図8には示されていないけれども、連結部材4c、4c、4c・・・の水平方向への膨らみの方向も同じである。このように本発明のプローブ1、1、1・・・は互いに隣接させて狭ピッチで配置することが可能であり、また、前述したとおり、横方向荷重に対しても十分な抵抗力を有している。したがって、本発明のプローブを複数個、隣接配置してなるプローブ集合体、プローブカード、又はプローブユニットは、検査対象素子における電極の狭ピッチ化に対応したプローブ集合体、プローブカード、又はプローブユニットとして好適である。
図9は、本発明のプローブの他の一例を示す正面図であり、図10は図9におけるX−X’断面図である。図9に示すとおり、本例のプローブ1においては、連結部4は、上下に2段に間隔をあけて配置された2本の連結部材4a、4bで構成されている。2本の連結部材4a、4bは、図10に示すとおり、いずれも針先部2と本体部3とを直線Aに沿った最短距離の直線の経路で連結するのではなく、直線Aを左右に迂回する水平方向に膨らんだ経路α又はβをとおって、いわば弓なりに、針先部2と本体部3とを連結している。
また、本例のプローブ1においては、連結部材4a、4bの経路α及びβは円弧ではなく2本の直線で構成されている。すなわち、連結部材4a、4bは、いずれも、針先部2から水平面内で斜めに伸びる直線部分4a、4bと、同じく本体部3から水平面内で斜めに伸びる直線部分4a、4bとが、それぞれ連結部材4a、4bの中央で繋がり、中央部7a、7bが図中矢印で示すように水平方向に膨らんだ形状をしている。つまり、連結部材4a、4bは、2本の直線から構成され、かつ、その中央部7a、7bにおいて連結部材4a、4bの長手方向と直交する水平方向に最も膨らんだ経路α又はβをとおって針先部2と本体部3とを連結している。ただし、上側の連結部材4aの経路αと下側の連結部材4bの経路βとは、その膨らみの方向が反対である。
図11は図9の左側面図である。図11に示すとおり、上側の連結部材7aは図中左側に向かって膨らんでいるのに対し、下側の連結部材7bは図中右側に向かって膨らんでおり、両者の水平方向の膨らみの向きは反対方向である。このため、プローブ1における力の作用点である接触針5の位置に横方向の力が作用しても、プローブ1はこれらの力に対してよく抵抗し、支点Cを中心とするプローブ1の左右方向への変位量は極めて小さい。
図12は、図9〜図11に示したプローブ1を複数個配置してなるプローブカードの一例を示す左側面図である。図6において、8はプローブカードであり、プローブカード8の基板6には、複数個のプローブ1、1、1・・・が取り付けられている。本例のプローブカード8においても、プローブ集合体9を構成する複数個のプローブ1、1、1・・・は互いに同形、同大であるので、各プローブ1、1、1・・・における連結部材4a、4a、4a・・・の上下方向位置は同じ高さに揃っており、連結部材4b、4b、4b・・・の上下方向の位置も同じ高さに揃っている。また、各プローブ1、1、1・・・における連結部材4a、4a、4a・・・及び連結部材4b、4b、4b・・・の膨らみの方向も、それぞれ一致している。したがって、複数個のプローブ1、1、1・・・を隣接配置しても、連結部材4a、4a、4a・・・又は連結部材4b、4b、4b・・・の膨らみ部分が互いに接触することはなく、本例のプローブ1、1、1・・・は狭ピッチで隣接配置することが可能である。
なお、以上説明した例においては、連結部材4a等の経路α、β、γにおける水平方向への膨らみの数は1つであるが、各経路における膨らみの数は1つに限られず、2つであっても良く、3つ以上であっても良い。また、膨らみの位置も、最も膨らんだ位置が連結部材4a等における中央部から外れた位置にあっても良い。さらに、以上説明した例においては、連結部材4a等の経路α、β、γは曲線又は直線で構成されているが、曲線と直線とを組み合わせて経路α、β、γを構成しても良い。また、以上説明した例においては、連結部材の本数は3本又は2本であるが、連結部材の本数を4本以上としても良いことは勿論である。
以上説明したような本発明のプローブ1は、適宜の方法で製造することができるが、好適には、例えば、特許文献4、5に見られるような、半導体製造技術を応用した微細加工技術によって製造することができる。
本発明のカンチレバー型プローブによれば、狭小ピッチ化に対応してプローブの幅を狭くした場合でも、横方向荷重に対する抵抗力を確保することができるので、複数のカンチレバー型プローブを互いに隣接させて狭ピッチで配置することが可能である。したがって、本発明のカンチレバー型プローブを用いることによって、検査対象素子における電極の狭ピッチ化に好適に対応したプローブ集合体、プローブカード、又はプローブユニットを実現することができる。本発明は、各種半導体素子の検査技術の分野において多大なる貢献を為すものであり、大いなる産業上の利用可能性を有するものである。
1 カンチレバー型プローブ
2 針先部
3 本体部
4 連結部
4a、4b、4c 連結部材
5 接触針
6 基板
7a、7b、7c 中央部
8 プローブカード
9 プローブ集合体
α、β、γ 連結部材の経路

Claims (4)

  1. 検査対象である半導体素子の電極と接触する接触針を有する針先部と、本体部と、前記針先部と前記本体部とを連結する少なくとも2本の連結部材とを有し、前記接触針の向きを下向きとしたときに、少なくとも2本の前記連結部材は上下方向に配置され、かつ、少なくとも2本の前記連結部材はそれぞれが水平方向に膨らんだ経路をとおって前記針先部と前記本体部とを連結しており、少なくとも2本の前記連結部材のうちの一方の前記経路における膨らみの方向と他方の前記経路における膨らみの方向とが反対方向であるカンチレバー型プローブ。
  2. 前記経路が曲線及び/又は直線で構成されている請求項1記載のカンチレバー型プローブ。
  3. 請求項1又は2に記載のカンチレバー型プローブを複数配置してなるプローブ集合体であって、前記接触針の向きを下向きとしたときに、各カンチレバー型プローブにおける前記連結部材の上下方向の位置が揃っており、かつ、上下方向の位置が同じである各前記連結部材においては前記経路の膨らみの方向が一致しているプローブ集合体。
  4. 請求項1又は2に記載のカンチレバー型プローブ、又は請求項3に記載のプローブ集合体を1又は複数個備えているプローブカード又はプローブユニット。
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