JP5858839B2 - 作業機械の異常診断装置 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、未知の故障が発生している場合であっても、オペレータに故障箇所を特定するための有益な情報を提供する異常診断装置を提供することである。
予測される複数の故障種別、及び作業機械の動作状態に関わり、前記作業機械に搭載された複数のセンサでそれぞれ検出される複数の特徴量の単位空間が記憶された記憶装置と、
制御装置と
を有し、
前記制御装置は、
作業機械に搭載されたセンサで検出された前記複数の特徴量の検証データに基づいて、前記記憶装置に記憶されている故障種別を特定する処理を行い、
故障種別を特定できなかった場合に、前記検証データと前記単位空間とに基づいて要因分析を行うことにより、前記特徴量毎に貢献度を算出し、
算出された貢献度に基づいて、前記複数のセンサでそれぞれ検出される前記複数の特徴量から一部の特徴量を抽出する作業機械の異常診断装置が提供される。
図4に、センサ34で検出された検出データの一例を示す。検出対象の特徴量A、特徴量B、特徴量C、・・・について、N個のサンプルが蓄積されている。N個のサンプルの検出データによって単位空間が構成される。サンプル番号nのサンプルにおける特徴量kの検出データをx(n,k)と表す。ここで、k=A、B、C、・・・である。各特徴量の検出データの平均値及び標準偏差を求める。特徴量kの平均値をm(k)、標準偏差をσ(k)と表す。
特徴量A、特徴量B、特徴量C、・・・の相関行列Rは、以下の式で表される。
図6に、故障種別を特定するための因果関係情報を作成して記憶する処理のフローチャートを示す。図6に示した処理は、検証データを取得する前に、予め実行されている。ステップSC1において、制御装置30(図2)が、評価対象の作業機械からセンサ34による特徴量の検出データ、及びその検出データが収集された期間に発生した故障の故障種別を取得する。評価対象の作業機械は1台であるとは限らない。同一機種の複数の作業機械から、検出データが収集される。
。特徴量の測定データ及び故障種別の取得は、作業機械の機番ごとに、かつ一定の収集期間ごとに行われる。収集期間は、例えば1日に設定される。1つの機番の作業機械から、1つの収集期間内に収集された情報群が、1つの評価対象を構成する。
水準と第2水準とに分類される。特徴量の組み合わせが異なる実験No.1から実験No.8までの8種類の実験が作成される。例えば実験No.1では、すべての特徴量が第1水準に分類される。実験No.2では、特徴量A〜特徴量Cが第1水準に分類され、特徴量D〜特徴量Gが第2水準に分類される。
ここで、Σ記号中のi(L1)は、特徴量kを第1水準として含む実験について合計することを意味する。m1は、特徴量kを第1水準として含む実験の数を表す。
ここで、Σ記号中のi(L2)は、特徴量kを第2水準として含む実験について合計することを意味する。m2は、特徴量kを第2水準として含む実験の数を表す。
貢献度cが正の方向に大きな特徴量ほど、ステップSA8(図3)で異常と判定された要因となっている可能性が高いと考えられる。
に表示する。例えば、貢献度の大きなものから順番に5個の特徴量を抽出する。ステップSB2において故障種別を特定できなかった場合でも、オペレータは、貢献度の大きな特徴量に基づいて、異常の原因を絞り込むことができる。このため、異常原因の探索時にオペレータの負担が軽減される。
11 旋回軸受け
12 上部旋回体
13 ブーム
14 油圧シリンダ
15 アーム
16 油圧シリンダ
17 バケット
18 油圧シリンダ
20 作業機械
30 制御装置
31 出力装置
32 記憶装置
33 入力装置
34 センサ
35 通信装置
40 管理装置
Claims (6)
- 予測される複数の故障種別、及び作業機械の動作状態に関わり、前記作業機械に搭載された複数のセンサでそれぞれ検出される複数の特徴量の単位空間が記憶された記憶装置と、
制御装置と
を有し、
前記制御装置は、
作業機械に搭載されたセンサで検出された前記複数の特徴量の検証データに基づいて、前記記憶装置に記憶されている故障種別を特定する処理を行い、
故障種別を特定できなかった場合に、前記検証データと前記単位空間とに基づいて要因分析を行うことにより、前記特徴量毎に貢献度を算出し、
算出された貢献度に基づいて、前記複数のセンサでそれぞれ検出される前記複数の特徴量から一部の特徴量を抽出する作業機械の異常診断装置。 - さらに、出力装置を有し、
前記制御装置は、前記貢献度に基づいて抽出された前記特徴量を前記出力装置に出力する請求項1に記載の作業機械の異常診断装置。 - 予測される複数の故障種別、及び作業機械の動作状態に関わる複数の特徴量の単位空間が記憶された記憶装置と、
制御装置と
を有し、
前記制御装置は、
作業機械に搭載されたセンサで検出された前記複数の特徴量の検証データに基づいて、前記記憶装置に記憶されている故障種別を特定する処理を行い、
故障種別を特定できなかった場合に、前記検証データと前記単位空間とに基づいて要因分析を行うことにより、前記特徴量毎に貢献度を算出し、
算出された貢献度に基づいて前記複数の特徴量から一部の特徴量を抽出し、
前記記憶装置に、さらに、前記特徴量と前記故障種別との因果関係情報が記憶されており、
前記制御装置は、
前記検証データと前記因果関係情報とに基づいて、前記故障種別の各々の故障が発生している事後確率を求め、
求められた前記事後確率の最大値と、閾値とを比較し、前記事後確率の最大値が前記閾値以下であるとき、前記故障種別を特定できないと判断する作業機械の異常診断装置。 - 前記制御装置は、
作業機械から、評価すべき単位となる評価対象ごとに、前記特徴量の測定データ、及び当該評価対象において発生した故障を特定する前記故障種別を取得し、
取得された複数の評価対象について、前記複数の特徴量と、前記複数の故障種別とを関連付けて、前記因果関係情報として記憶し、
診断対象の作業機械から取得された前記検証データを結果事象とし、前記因果関係情報を用いて、前記故障種別の各々の事後確率を算出する請求項3に記載の作業機械の異常診断装置。 - 前記制御装置は、前記特徴量の各々について、前記故障種別の各々が起こるという事象を前提条件とした条件付き確率を算出し、算出された条件付き確率に基づいて、前記事後確率を求める請求項4に記載の作業機械の異常診断装置。
- 前記制御装置は、
前記作業機械の正常動作時に、前記センサで検出された複数の正常データに基づいて前記単位空間を決定し、
決定された前記単位空間を前記記憶装置に記憶させ、
前記単位空間の中心から前記検証データまでのマハラノビス距離を算出し、
算出されたマハラノビス距離に基づいて動作の異常判定を行い、
異常と判定された場合に、前記検証データに基づいて前記故障種別を特定する処理を行う請求項1乃至5のいずれか1項に記載の作業機械の異常診断装置。
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