JP5853356B2 - エンジンの排気装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係る自動二輪車の側面図である。先ず、図1を用いて、自動二輪車の全体構成について説明する。なお、図1を含め、以下の説明で用いる図においては、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
この接続部21については図3の場合の他、図4(a)又は図4(b)のような形状のいずれでもよい。即ち、図4(a)では第2の円筒体18の小径部と第1の円筒体17の大径部との間に、折返し形状の接続部材23を溶接接合する。また、図4(b)では上流から下流にかけてその径が大きくなるようなテーパ状の接続部材24を溶接接合する。
先ず、サイレンサ10に流入した排気ガスは内筒12内で、コーン体22に衝突する。このコーン体22は上述したように上流に向かって先細となるように形成され、且つパンチング孔等を設けていない。このため図2(b)に示されるように排気ガスの流れF1が内筒12の径方向に拡がり、その内筒12のパンチング孔15を通過する。このパンチング孔15を通過した排気ガスのエネルギは、通過時に圧力損失により、又は巻いたグラスウール等の吸音材16で高周波音を吸収させることにより、騒音低減効果が得られる。コーン体22にコーン形状を採用することで、排気抵抗を大きく増加させることなく、有効に排気音を低減することができる。
ここで、エンジン100の出力を上げるためには第1の円筒体17の下流側(テールパイプ14の接続部)を大径化して排気ガスの抜けを良くすることが要求される。一方、第2の円筒体18では排気ガスの抵抗を減らして出力を上げるためには、上流端を小径化することが要求される。そこで、上記のように上流から下流にかけて円筒体18及び円筒体17が順次の径が大きくなるような多段構造としたものである。この場合、内筒12のパンチング孔15を通過する排気ガスを円筒体17,18の中心部へ指向させることで、騒音の干渉を発生させ、これにより騒音を低減する。
この第2の実施形態では図5(a)に示されようにエキゾーストパイプ13の下流端に接続された第3の円筒体25と、この第3の円筒体25の下流端に第3の円筒体25よりも小径の第4の円筒体26とが連設される。この場合、第3の円筒体25及び第4の円筒体26はそれぞれ、多数のパンチング孔27,28が形成されており、両者は接続部29にて相互に連通するように接続される。
この第3の実施形態では図6(a)に示されように先ず、第1の実施形態において既に説明したようにテールパイプ14の上流端に接続された第1の円筒体17と、この第1の円筒体17の上流端に接続された第2の円筒体18とが配設される。また、第2の円筒体17の上流端にはコーン体22が接続され、これらの構成は実質的に第1の実施形態の場合と同様である。ここで、これら第1の円筒体17、第2の円筒体18及びコーン体22とによりテールパイプ14の上流端側に配設された下流側円筒体ユニット31Dが構成される。
この第4の実施形態では図8に示されように、排気ガス上下流に沿って前後2段で上流側円筒体ユニット33Uと下流側円筒体ユニット33Dとが配設される。この場合、上流側円筒体ユニット33U及び下流側円筒体ユニット33Dとも、第2の実施形態において既に説明したエキゾーストパイプ13の下流端側に接続された第3の円筒体25と、この第3の円筒体25の下流端に連接され、第3の円筒体25よりも小径の第4の円筒体26と、第4の円筒体26の下流端に接続され、上流に向かって先細となるように形成したコーン体30とにより構成される。
また、図10は本発明の更なる変形例を示しており、図示のように上流側円筒体ユニット31Uと下流側円筒体ユニット33Dが前後2段で配置される。
また、図11(c)の例では円筒体34aの上流側端部を適度に潰して先端部34bが形成される。この場合、先端部34bに小開口34cを設け、あるいはパンチング孔を設けるようにしてもよい。
11 外筒
12 内筒
13 エキゾーストパイプ
14 テールパイプ
15 パンチング孔
16 吸音材
17 第1の円筒体
18 第2の円筒体
19,20 パンチング孔
21 接続部
22 コーン体
23,24 接続部材
25 第3の円筒体
26 第4の円筒体
27,28 パンチング孔
29 接続部
30 コーン体
31,33 円筒体ユニット
100 エンジン
Claims (4)
- エンジンに接続されるエキゾーストパイプと、前記エキゾーストパイプに接続されるサイレンサと、前記サイレンサの下流端に接続されるテールパイプとを有するエンジンの排気装置であって、
前記サイレンサは、外筒及びこの外筒内に収納されている円筒状の内筒から構成され、
前記内筒には多数のパンチング孔が形成されていると共に、前記外筒と前記内筒の間にはグラスウールでなる吸音材が充填され、
前記サイレンサの内部において、大径の円筒体と該大径の円筒体の端部に該大径の円筒体よりも小径の円筒体を接続部にて相互に連通するように多段構造に接続し、前記大径の円筒体及び前記小径の円筒体にはそれぞれ多数のパンチング孔が形成されると共に、前記小径の円筒体の端部に上流に向かって先細となるように形成した閉塞構造のコーン体を接続してなる円筒体ユニットを設け、
前記円筒体ユニットは前記内筒と直径方向に間隙を持って同軸となるように配設すると共に、前記サイレンサ内に前後2段で配置したことを特徴とするエンジンの排気装置。 - 前記円筒体ユニットは、前記小径の円筒体を前記大径の円筒体の上流に接続したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気装置。
- 前記円筒体ユニットは、前記小径の円筒体を前記大径の円筒体の下流に接続したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気装置。
- 前記円筒体ユニットのうち、上流側に配置された前記円筒体ユニットの前記コーン体は、前記サイレンサの上下流方向中央よりも上流側に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジンの排気装置。
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