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JP5852180B2 - 凹版印刷機 - Google Patents

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JP5852180B2
JP5852180B2 JP2014111935A JP2014111935A JP5852180B2 JP 5852180 B2 JP5852180 B2 JP 5852180B2 JP 2014111935 A JP2014111935 A JP 2014111935A JP 2014111935 A JP2014111935 A JP 2014111935A JP 5852180 B2 JP5852180 B2 JP 5852180B2
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Description

本発明は凹版印刷機に係り、一層詳細には、複数の回転体が周囲に配設された集合胴を有する凹版印刷機に関する。尚、前記回転体として、シャブロン胴や凹版の特定部分にインキを付けるパターンを有するインキ着けローラ等が含まれる。
この種の凹版印刷機として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この凹版印刷機では、例えば集合胴(捕集インキ胴)の周面の洗浄や集合胴の周面に装着されたブランケットを交換する場合、シャブロン胴(色−選択胴;回転体)の少なくとも1つをメインフレーム(主構造体)から取り外してインカーフレーム(インキ搬送体)に取り付ける(移し変える)などして、集合胴へのアクセス空間(集合胴に対する作業空間)を確保するようになっている。
特開平10−291297号公報 特開平3−038347号公報 特開2000−127349号公報 特開2003−127321号公報
ところが、特許文献1に開示された凹版印刷機にあっては、集合胴における洗浄やブランケット交換等のメンテナンス時には、その都度、シャブロン胴の取付け/取外しを行っていたため、シャブロン胴が重量物(例えば300キログラム/1本)であることからクレーン等で吊った状態で行わなければならないことに加えて、取付けの際には集合胴への接触圧を調整しなければならないため、面倒でかつ時間のかかる作業であるという問題点があった。
また、シャブロン胴の取付け/取外しを、シャブロン胴自体のメンテナンス時以外に、頻繁に行われる集合胴の洗浄やブランケットの交換(例えば洗浄は1又は2回/日,ブランケット交換は1回/週)の度に行うことは、作業者にとって大きな負担であり、生産性も大幅に低下するものであった。
また、シャブロン胴をメインフレーム(主構造体)から取り外してインカーフレーム(インキ搬送体)に取り付ける(移し変える)機械構成も複雑となることからコストアップを招来するという問題点もあった。
そこで、本発明は、シャブロン胴等の回転体の取付け/取外しを行うことなく集合胴へのアクセスを可能にし、集合胴の洗浄作業やブランケット交換作業などの集合胴に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる凹版印刷機を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための本発明に係る凹版印刷機は、凹版胴と、周面にブランケットが装着され前記凹版胴に対接して前記凹版胴へインキを転写する集合胴と、前記集合胴に対接し前記集合胴へインキを転写する複数の回転体と、前記回転体へインキを供給するインキ供給装置と、を備えた凹版印刷機において、前記集合胴が4倍胴であると共に、前記集合胴の洗浄作業又は前記ブランケットの交換作業を行うメンテナンス時に、前記回転体を取り付け/取り外しすることなしに当該集合胴へのアクセスを可能とする作業空間を隣接する前記回転体の間に形成するように複数の前記回転体を配設して、前記集合胴の周面に形成された切欠き内に設けられたブランケット保持手段に前記作業空間からアクセス可能であることを特徴とする。
また、本発明に係る凹版印刷機は、上述した凹版印刷機において、前記作業空間における前記集合胴と前記回転体との対接点近傍に位置して当該集合胴の軸方向に延びる安全バーを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る凹版印刷機は、上述した凹版印刷機において、各前記胴をシート状物搬送方向に所定角度回転させて停止させることにより寸動動作させる本機寸動スイッチと、各前記胴をシート状物搬送方向と反対方向に所定角度回転させて停止させることにより逆寸動作させる本機逆寸スイッチと、前記本機寸動スイッチ及び前記本機逆寸スイッチのスイッチ操作による機械の寸動作動及び逆寸作動を可能とする本機調整スイッチとを前記作業空間の側方に位置させるように設置したことを特徴とする。
また、本発明に係る凹版印刷機は、上述した凹版印刷機において、前記集合胴と共に前記回転体を回転自在に支持する第1フレームと、前記インキ供給装置を支持し移動自在に支持され、前記インキ供給装置を前記回転体に対する近接離反方向に移動させる第2フレームと、を備え、前記インキ供給装置と前記回転体との間に形成される空間から前記作業空間を介して前記集合胴へのアクセスを可能とすることを特徴とする。
また、本発明に係る凹版印刷機は、上述した凹版印刷機において、前記回転体は少なくとも5つ設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る凹版印刷機は、上述した凹版印刷機において、前記作業空間を形成する一方の回転体は、最も上方に位置する回転体であることを特徴とする。
本発明に係る凹版印刷機によれば、集合胴の洗浄作業やブランケット交換作業などのメンテナンス時には、シャブロン胴等の回転体の取付け/取外しを行うことなく、隣接する前記回転体の間に形成された作業空間を利用して集合胴へアクセスすることが可能となり、集合胴に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。
従って、短時間のメンテナンス作業により作業者の負担を軽減することができると共に生産性の低下も抑制することができ、かつ機械構成も回転体の配列を変更するという簡単な構成で済みコストダウンが可能となる。
本発明の実施例1を示す凹版印刷機の全体構成図である。 集合胴のメンテナンス時を示す印刷装置の要部拡大図である。 作業空間を示す図4のA矢視図である。 作業空間と集合胴の切欠き部の説明図である。 本発明の実施例2を示す印刷装置の要部拡大図である。 本発明の実施例3を示す印刷装置の要部拡大図である。 本発明の実施例4を示す印刷装置の要部拡大図である。
以下、本発明に係る凹版印刷機を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示す凹版印刷機の全体構成図、図2は集合胴のメンテナンス時を示す印刷装置の要部拡大図、図3は作業空間を示す図4のA矢視図、図4は作業空間と集合胴の切欠き部の説明図である。
図1に示すように、凹版印刷機はシート状物供給装置としての給紙装置10とシート状物に凹版印刷を施す印刷装置20とシート状物排出装置としての排紙装置40とから概ね構成される。
シート状物としての紙Wの積載された給紙装置10には、当該給紙装置10の供給機構としてのサッカ機構で上層から一枚ずつ送り出された紙Wを搬送するフィーダーボード11が連絡している。フィーダーボード11には、揺動可能に支持され当該フィーダーボード11上の紙Wをくわえるスイング装置12が配設されている。
印刷装置20においては、前記スイング装置12に、紙Wを保持する保持装置としてのくわえ爪(図示せず)を周方向に沿って等間隔で3つ配設された、いわゆる3倍胴の圧胴21が渡胴22a,22bを介して連絡しており、当該圧胴21は、メインフレーム(第1フレーム)23に支持されている。渡胴22a,22bには、上記圧胴21の上記くわえ爪と同様なくわえ爪が設けられており、スイング装置12からくわえ替えた紙Wを圧胴21のくわえ爪にくわえ替えさせることができるようになっている。
前記圧胴21には、周方向に沿って3枚の凹版を取り付けできる、いわゆる3倍胴の版胴24が対接しており、当該版胴24は、メインフレーム23に支持されている。版胴24の凹版には、周方向に沿って4枚のゴム製のブランケット26a〜26d(図2参照)を取り付けできる、いわゆる4倍胴のインキ集合胴(集合胴)25が対接しており、当該インキ集合胴25は、メインフレーム23に支持されている。
前記インキ集合胴25には、圧胴21のブランケットや版胴24の凹版の長さに対応した周面長をなす、シャブロン胴(回転体)27a〜27eが周方向にわたって5つ対接しており、当該シャブロン胴27a〜27eは、メインフレーム23にそれぞれ支持されている。これらシャブロン胴27a〜27eには、当該シャブロン胴27a〜27eにインキを供給するインキ装置(インキ供給装置)28a〜28eがそれぞれ対接しており、当該インキ装置28a〜28eは、インカーフレーム(第2フレーム)29にそれぞれ支持されている(図2参照)。これらインキ装置28a〜28e内には、互いに異なる色のインキが各々充填されている。
前記インカーフレーム29は、メインフレーム23のシャブロン胴支持部に対し近接離反方向(図1中左右方向)へ移動自在に支持されている。即ち、インキ装置28a〜28eがシャブロン胴27a〜27eに対接してインキ装置28a〜28eからシャブロン胴27a〜27eへインキを転移させるインキ供給位置(図1の実線位置参照)と、インキ装置28a〜28eがシャブロン胴27a〜27eから離間する離間位置(図1の二点鎖線位置及び図2の位置参照)との間で移動できるようにインカーフレーム29は移動自在に支持されているのである。
前記版胴24の凹版には、ワイピングローラ30が対接している。このワイピングローラ30は、洗浄液を貯えたワイピングタンク31内に浸漬している。
排紙装置40においては、前記圧胴21に排紙胴41が対接している。この排紙胴41を構成する図示しない一対のスプロケットには、排紙チェーン42がエンドレスに巻回されている。この排紙チェーン42の走行方向下流側には三台のデリバリーパイル43a〜43cが並設されたデリバリー部44が配設されている。尚、排紙チェーン42には、一定間隔をおいて図示しないくわえ爪装置が設けられている。
そして、本実施例では、図2に示すように、前記インキ集合胴25の洗浄作業やブランケット交換作業などのメンテナンス時に、前記シャブロン胴27a〜27eを取り外すことなしに前記インキ集合胴25へのアクセスを可能とする作業空間Saが隣接するシャブロン胴27a〜27e間に形成される。
図示例では、5つのシャブロン胴27a〜27eのうち最も上方に位置するシャブロン胴27eとその直下のシャブロン胴27dとの間隔が他のシャブロン胴間における間隔より大きくなるように各シャブロン胴27a〜27eが配列されている。そして、図2に示されるインカーフレーム29の離間位置において、インキ装置28a〜28eとシャブロン胴27a〜27eとの間に形成される空間Sbに位置したオペレータMは、作業空間Saを介してインキ集合胴25へアクセスすることができるようになっている。即ち、インキ装置28a〜28eとシャブロン胴27a〜27eとの間に形成される空間Sbから作業空間Saを介してインキ集合胴25へのアクセスが可能となるのである。
また、前記空間Sbには、昇降式(格納式)のステップ32が設置され、このステップ32は、インカーフレーム29の移動の際の妨げとならない位置に格納される格納位置(図2の鎖線位置参照)と、格納位置から上昇してオペレータMがその上に乗って作業を行う作業位置(図2の実線位置参照)との間で昇降可能に支持されている。印刷時にはステップ32を格納位置へ位置付け、前記作業空間Saを介してインキ集合胴25の洗浄作業やブランケット交換作業などのメンテナンス作業を行う時には、ステップ32を作業位置へ位置付けるのである。尚、ステップ32はこのような昇降式(格納式)のものに限定されず、昇降機能の無いものでも良い。その際、ステップ32は空間Sb(機内)に対し出し入れすることになる。
前記インキ集合胴25のブランケット交換作業にあたっては、図3及び図4に示すように、インキ集合胴25の周面に等間隔で4つ形成された切欠き(ギャップ)33a〜33d内に収装されたくわえ側巻き軸34aと尻側巻き軸34bを操作して行われる。
即ち、各ブランケット26a〜26dの両端部に取り付けられた口金35が、くわえ側巻き軸34aと尻側巻き軸34bの軸方向に複数個(図示例では4個)設けられたブランケット保持手段36a,36bに着脱可能になっていると共に、くわえ側巻き軸34aと尻側巻き軸34bの両端部はインキ集合胴25の左右一対のベアラ37間に回動自在に支持される。そして、くわえ側巻き軸34aと尻側巻き軸34bのベアラ37外に突出した一端部にはウォームギア38a,38bが設けられ、それらの操作部62a,62bをスパナ等の工具で操作することにより、くわえ側巻き軸34aと尻側巻き軸34bは任意の方向(巻き締め方向又は巻き緩め方向)に回転可能になっているのである。
尚、図3,図4中39a,39bは、くわえ側巻き軸34aと尻側巻き軸34bを切欠き(ギャップ)33a〜33d内の長手方向二箇所において回動自在に支持する支持部材で、53a,53bは、作業空間Saにおけるインキ集合胴25とシャブロン胴27d,27eとの対接点近傍に位置してインキ集合胴25の軸方向に延び、左右一対のメインフレーム23間に架設された安全バーである。これらの安全バー53a,53bはインキ集合胴25とシャブロン胴27d,27eの胴軸と直角方向に僅かに移動可能に支持され、他物との干渉で移動することで本機の回転を停止すべく信号を発するようになっている。
また、図4中50a,50bは、各ブランケット26a〜26dに対応してそれぞれ設けられるパッキングシート(仕立て材)の内のブランケット26aとブランケット26bに対応するものである。これらのパッキングシート50a〜50dのくわえ側には口金51が取り付けられ、この口金51が切欠き(ギャップ)33a〜33d内のパッキングシート保持手段52に着脱可能になっている。パッキングシート50a〜50dの尻側は自由端となって切欠き(ギャップ)33a〜33d内に臨入している。
そして、図3に示すように、作業側のメインフレーム23に取り付けられたカバー54上には、前記作業空間Saの側方に位置して、前記インキ集合胴25の洗浄作業やブランケット交換作業などのメンテナンス時にスイッチング操作されるランプ付きの本機逆寸スイッチ55aと本機調整スイッチ55bと本機寸動スイッチ55cとが設置される。
本機逆寸スイッチ55aは、スイッチ操作により機械が逆寸動作(各胴等が紙搬送方向と反対方向に所定角度回転して停止する)するものであり、本機寸動スイッチ55cは、スイッチ操作により機械が寸動動作(各胴等が紙搬送方向に所定角度回転して停止する)するものである。本機調整スイッチ55bは、スイッチ操作することにより、本機逆寸スイッチ55a及び本機寸動スイッチ55cのスイッチ操作による機械の逆寸及び寸動を可能とするものである。
このような凹版印刷機においては、給紙装置10からフィーダーボード11上へ一枚ずつ送り出された紙Wがスイング装置12から渡胴22a,22bを経て圧胴21のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される一方、各インキ装置28a〜28eのインキがシャブロン胴27a〜27eを介してインキ集合胴25に転写されて版胴24の凹版面上に供給され、当該インキの余剰分がワイピングローラ30で取り除かれ、上記紙Wが圧胴21と版胴24との間を通過することにより、紙Wに上記インキが転写されて印刷され、当該紙Wが排紙胴41を介して排紙装置40の排紙チェーン42で搬送されて所定のデリバリーパイル43a〜43c上に排紙される。
そして、本実施例では、インキ集合胴25の洗浄作業や同インキ集合胴25におけるブランケット26a〜26dの交換作業などのメンテナンス時には、インカーフレーム29を後退(メインフレーム23のシャブロン胴支持部から離間)させて形成された空間Sbを介して、最も上方に位置するシャブロン胴27eとその直下のシャブロン胴27dとの間に形成された作業空間Saより、シャブロン胴27a〜27eの取付け/取外しを行うことなく、インキ集合胴25へアクセスすることが可能となるので、インキ集合胴25に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。
即ち、オペレータMは、インカーフレーム29を図2に示される離間位置へ位置付けた後、格納位置にあるステップ32を上昇させて作業位置へ位置付け、このステップ32上から、前記本機逆寸スイッチ55aと本機調整スイッチ55bと本機寸動スイッチ55c等をスイッチ操作しながら、インキ集合胴25を寸動あるいは逆寸動作させて、作業空間Saを介してインキ集合胴25上のブランケット26a〜26bの洗浄を行うと共に、前述したスパナ等の工具を用いた操作部62a,62bの操作によるウォームギア38を介したくわえ側巻き軸34aと尻側巻き軸34bの回転操作と、ブランケット保持手段36a,36bによるくわえ側巻き軸34aと尻側巻き軸34bに対するブランケット26a〜26dの着脱操作と、前記本機逆寸スイッチ55aと本機調整スイッチ55bと本機寸動スイッチ55c等のスイッチ操作によりインキ集合胴25におけるブランケット26a〜26dの交換作業を行うことができるのである。
これらの結果、短時間のメンテナンス作業により作業者の負担を軽減することができると共に、ラインのダウンタイムの削減による生産性の低下も抑制することができ、かつ機械構成もシャブロン胴27a〜27eの配列を変更するという簡単な構成で済みコストダウンが可能となる。
また、本実施例では、特許文献1に開示されたものと異なり、任意のシャブロン胴27a〜27eを取り外してインカーフレーム29に取り付ける(移し変える)ことはしないので、例えば前述したインキ集合胴25のメンテナンス時に、オペレータMが空間Sb内で振り向くことでインカーフレーム29に支持されたインキ装置28a〜28eのメンテナンスを行えるという利点がある。
さらに、本実施例では、最も上方に位置するシャブロン胴27eとその直下のシャブロン胴27dとの間に前述した作業空間Saを形成したので、インカーフレーム29におけるインキ装置28a〜28eにおいて、すべてのインキ装置28a〜28eのインキローラ配列(レイアウト)を同じにできるという利点がある。即ち、最も上方に位置するシャブロン胴27eとその直下のシャブロン胴27dとの間隔が狭いと、インキツボ等との取り合いで最も上方に位置するシャブロン胴27eに対応するインキ装置27eのインキローラ径を大径にするなどの必要が生じてくるが、本実施例ではそれが不要となるのである。
図5は、本発明の実施例2を示す印刷装置の要部拡大図である。
これは、実施例1のインキ集合胴25が周方向等間隔に3つのギャップ33a〜33cを有する3倍胴からなる凹版印刷機に本発明を適用したもので、実施例1の構成との相違点は凹版胴24に対するインキ集合胴25の直径比だけであり、インキ集合胴25の周囲に5つのシャブロン胴27a〜27eが対接している点及び、5つのシャブロン胴27a〜27eの内の最も上方に位置するシャブロン胴27eとその直下のシャブロン胴27dとの間に作業空間Saが形成されている点は実施例1と同じである。これにおいても実施例1と同様の作用・効果が得られる。
図6は、本発明の実施例3を示す印刷装置の要部拡大図である。
これは、実施例1のシャブロン胴27a〜27e及びインキ装置28a〜28eに1色分のシャブロン胴27f及びインキ装置28fを追加して6色の凹版印刷機に本発明を適用したもので、作業空間Saの位置も実施例1と同じである。これにおいても実施例1と同様の作用・効果が得られる。尚、この場合、追加したシャブロン胴27fは他のシャブロン胴27a〜27eと同様にメインフレーム23に支持されるが、インキ装置28fは横(左右方向)引出し即ちインキ集合胴25の軸方向へ引出し可能なインカーフレーム60に支持される。
図7は、本発明の実施例4を示す印刷装置の要部拡大図である。
これは、実施例1のシャブロン胴27a〜27e及びインキ装置28a〜28eに2色分のシャブロン胴27f,27g及びインキ装置28f,28gを追加して7色の凹版印刷機に本発明を適用したもので、作業空間Saの位置も実施例1と同じである。これにおいても実施例1と同様の作用・効果が得られる。尚、この場合、追加したシャブロン胴27f,27gは他のシャブロン胴27a〜27eと同様にメインフレーム23に支持されるが、インキ装置28f,28gは横(左右方向)引出し即ちインキ集合胴25の軸方向へ引出し可能なインカーフレーム61に一括して支持される。
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることはいうまでもない。例えば、作業空間Saは他の隣接するシャブロン胴間に形成しても良いし、作業空間Saの数も一つに限定されない。また、上記各実施例では、5色以上、即ち5本以上のシャブロン胴27a〜27g及びインキ装置28a〜28gを有する凹版印刷機について説明したが、4色、即ち4本のシャブロン胴27a〜27d及びインキ装置28a〜28dを有する凹版印刷機に適用しても良い。
本発明に係る凹版印刷機は、紙幣や有価証券等を印刷する枚葉印刷機に用いると好適である。
10 給紙装置
20 印刷装置
21 圧胴
23 メインフレーム
24 版胴
25 インキ集合胴
26a〜26d ブランケット
27a〜27g シャブロン胴
28a〜28g インキ装置
29,60,61 インカーフレーム
30 ワイピングローラ
32 ステップ
33a〜33d ギャップ
34a くわえ側巻き軸
34b 尻側巻き軸
38 ウォームギア
40 排紙装置
53a,53b 安全バー
54 カバー
55a 本機逆寸スイッチ
55b 本機調整スイッチ
55c 本機寸動スイッチ
M オペレータ
W 紙
Sa 作業空間
Sb 空間

Claims (6)

  1. 凹版胴と、
    周面にブランケットが装着され前記凹版胴に対接して前記凹版胴へインキを転写する集合胴と、
    前記集合胴に対接し前記集合胴へインキを転写する複数の回転体と、
    前記回転体へインキを供給するインキ供給装置と、
    を備えた凹版印刷機において、
    前記集合胴が4倍胴であると共に、
    前記集合胴の洗浄作業又は前記ブランケットの交換作業を行うメンテナンス時に、前記回転体を取り付け/取り外しすることなしに当該集合胴へのアクセスを可能とする作業空間を隣接する前記回転体の間に形成するように複数の前記回転体を配設して、
    前記集合胴の周面に形成された切欠き内に設けられたブランケット保持手段に前記作業空間からアクセス可能である
    ことを特徴とする凹版印刷機。
  2. 前記作業空間における前記集合胴と前記回転体との対接点近傍に位置して当該集合胴の軸方向に延びる安全バーを備えている
    ことを特徴とする請求項に記載の凹版印刷機。
  3. 各前記胴をシート状物搬送方向に所定角度回転させて停止させることにより寸動動作させる本機寸動スイッチと、
    各前記胴をシート状物搬送方向と反対方向に所定角度回転させて停止させることにより逆寸動作させる本機逆寸スイッチと、
    前記本機寸動スイッチ及び前記本機逆寸スイッチのスイッチ操作による機械の寸動作動及び逆寸作動を可能とする本機調整スイッチと
    を前記作業空間の側方に位置させるように設置した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の凹版印刷機。
  4. 前記集合胴と共に前記回転体を回転自在に支持する第1フレームと、
    前記インキ供給装置を支持し移動自在に支持され、前記インキ供給装置を前記回転体に対する近接離反方向に移動させる第2フレームと、
    を備え、
    前記インキ供給装置と前記回転体との間に形成される空間から前記作業空間を介して前記集合胴へのアクセスを可能とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の凹版印刷機。
  5. 前記回転体は少なくとも5つ設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の凹版印刷機。
  6. 前記作業空間を形成する一方の回転体は、最も上方に位置する回転体である
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の凹版印刷機。
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