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JP5847614B2 - フラットケーブル巻取装置 - Google Patents

フラットケーブル巻取装置 Download PDF

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Description

本発明は、フラットケーブルの一端側を巻き取り他端側を繰り出させるフラットケーブル巻取装置に関するものである。
例えば、自動車等において、車両に対してスライド可能に設けられたスライドシートやスライドドア等が利用されている。スライドシートには、乗員が着座しているか否かを検出する着座センサや、シートベルトを装着しているか否かを検出するシートベルトセンサ等の電子機器が取り付けられ、スライドドアには、ドアウィンドを開閉駆動するための駆動モータや、ドア解放時に足元を照らすためのドアカーテシランプ等の電子機器が取り付けられている。このため、スライドシートやスライドドア等のスライド体が設けられた車両には、スライド体側の電子機器と車体側に設けられた制御装置等の電子機器とを接続するために、車体とスライド体とに亘って電線を配索する種々の電線配索装置あるいは給電装置が用いられている。
このような電線配索装置においては、スライド体側の電子機器と車体側の電子機器とを接続する電線(例えば、フラットケーブル、又はフラットハーネスと称することもある)に、スライド体のスライドに伴う余長部分が形成されることから、この電線の余長部分を巻き取って電線がスライド体等に干渉しないようにするための巻取装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された従来のフラットケーブル巻取装置100は、図5に示すように、フラットケーブルCの一端側を巻き取るとともに他端側を繰り出させる装置であって、全体略円筒状のケース101と、ケース101内設けられるとともにフラットケーブルCの一端側を保持する内側環状壁102と、この内側環状壁102に案内されて回転自在に設けられるロータ103と、このロータ103をフラットケーブルCの巻取方向Rに付勢するコイルばね104と、を備え、ロータ103には、その周方向に沿って複数のローラ105が並べて設けられている。
この巻取装置100は、ケース101内に導入したフラットケーブルCの一端側を、複数のローラ105のうちの1つで反転させて内側環状壁102内部に保持するとともに、フラットケーブルCの他端側をケース101外に導出させる。そして、巻取装置100は、コイルばね104の付勢力によってロータ103を巻取方向Rに回転させることで、内側環状壁102の周囲にフラットケーブルCを巻き付けるとともに、複数のローラ105の外周にフラットケーブルCを巻き付け、これによりフラットケーブルCを巻き取るように構成されている。一方、スライド体のスライドに伴ってフラットケーブルCの他端側が引っ張られた場合には、ロータ103が巻取方向Rと反対方向に回転し、内側環状壁102及び複数のローラ105外周に巻き付けられていたフラットケーブルCの巻付けが解かれ、フラットケーブルCがケース101の外側に繰り出されるようになっている。
特開2004−328985号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の巻取装置においては、フラットケーブルCが繰り出される際に、内側環状壁102に巻き付けられていたフラットケーブルCが弛み、弛んだフラットケーブルCがローラ105に干渉するという不具合の可能性がある。フラットケーブルCの弛みは、フラットケーブルCとローラ105との摩擦抵抗によって、ローラ105の回転が一時的に停止されてしまうことにより、内側環状壁102から巻付けが解かれたフラットケーブルCがローラ105側に送り出されないことに起因するものである。このようなフラットケーブルCの弛みを完全に除去することは、巻取装置の構造上困難であり、弛んだフラットケーブルCがローラ105等に干渉すると、ロータ103の回転が阻害され、フラットケーブルCを円滑に巻き取ったり繰り出したりできなくなるという問題がある。
したがって、本発明は、フラットケーブルの弛みを抑制することで巻取り及び繰り出しを円滑化することができるフラットケーブル巻取装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、フラットケーブルの一端側を巻き取り他端側を繰り出させるフラットケーブル巻取装置であって、前記フラットケーブルを挿通させる挿通孔を有したケースと、前記ケース内に設けられて前記フラットケーブルの一端側を保持する中心軸と、前記中心軸を中心として回転自在に設けられる回転体と、前記回転体を前記フラットケーブルの巻取方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記回転体には、前記ケースの挿通孔から導入された前記フラットケーブルを前記中心軸に向かって反転させる反転ローラと、該回転体の周方向に沿って並設された複数の案内ローラと、が設けられ、前記回転体の回転方向と同一方向に前記反転ローラを回転させる回転補助手段が設けられていることを特徴とするフラットケーブル巻取装置である。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載されたフラットケーブル巻取装置において、前記回転補助手段は、前記中心軸又は前記ケースに設けられたギア部と、前記反転ローラに設けられるとともに前記ギア部に噛合するギア噛合部と、で構成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、一端側を保持されたフラットケーブルが他端側を反転ローラで反転されケースの外部に導出される。この状態で付勢手段の復元力によって回転体を巻取方向に回転させると、中心軸の外周と、回転体の複数のローラの外周と、にフラットケーブルが巻き取られる。この際、反転ローラは、回転補助手段によって、回転体と同一方向(巻取方向)に回転され、複数のローラの外周から巻き取られたフラットケーブルを、中心軸側に送り出す。このような巻付状態からフラットケーブルが繰り出される際には、回転体が巻取反対方向に回転して、フラットケーブルが複数のローラの外周から巻付けが解かれてケース外に繰り出されるとともに、中心軸の外周から巻付けが解かれ、フラットケーブルが中心軸の外周から反転ローラを介して複数のローラの外周に送られ、フラットケーブルが繰り出される。この際、反転ローラは、回転補助手段によって、回転体と同一方向(巻取反対方向)に回転され、中心軸から巻付けを解かれたフラットケーブルを、複数のローラの側に送り出す。このように、フラットケーブルが繰り出される際は、回転補助手段が、反転ローラを、回転体の回転に伴って回転体の回転方向と同一方向に回転させるから、中心軸から巻付けが解かれたフラットケーブルが、複数のローラ側に強制的に送り出されることとなり、中心軸の周囲にフラットケーブルの弛みを生じ難くでき、弛んだフラットケーブルが反転ローラ及び案内ローラに干渉するのが抑制され、回転体の回転が阻害されることなく、フラットケーブルの巻取り及び繰り出しを円滑化することができる。
請求項2記載の発明によれば、中心軸又はケースにギア部を設け、反転ローラにギア部に噛合するギア噛合部を設ける容易な構成で、回転体の回転方向と同一方向に、反転ローラを回転させることができる。
本発明のフラットケーブル巻取装置の一実施の形態を示す斜視図である。 図1に示されたフラットケーブル巻取装置の分解斜視図である。 図1に示されたフラットケーブル巻取装置の一部断面を示す平面図である。 図1に示されたフラットケーブル巻取装置の動作を説明する平面図であり、(A)は、フラットケーブルが巻き取られる様子を示す図であり、(B)は、フラットケーブルが繰り出される様子を示す図である。 従来のフラットケーブル巻取装置を示す平面図である。
本発明の一実施の形態にかかるフラットケーブル巻取装置を図1〜図4を用いて説明する。フラットケーブル巻取装置1は、例えば、車両等のフロアにスライド自在に設けられるスライドシートと車両との間に配索されるフラットケーブル2を巻き取るものである。フラットケーブル2は、フロア側に設けられたコネクタ等に一端が接続され、スライドレールに沿って案内されるフラットケーブル2の他端がスライドシート側のコネクタ等に接続されている。
フラットケーブル2は、互いに平行な複数の芯線と、各芯線を被覆する絶縁被覆と、を備えて可撓性を有した薄い帯板状に形成されている。芯線は複数の導線が撚られて構成され、被覆部は、合成樹脂から構成されている。なお、本実施形態では、互いに平行な複数の芯線を有するフラットケーブル2を用いた場合を例示するが、フラットケーブルとしては、任意の断面形状を有していてもよいし、芯線及び絶縁被覆の構成も適宜なものが選択可能である。
フラットケーブル巻取装置1は、図1、図2に示すように、巻き取ったフラットケーブル2を収容するケース3と、このケース3内に回転自在に設けられる回転体としての回転テーブル4と、この回転テーブル4上に回転自在に支持されるとともに、ケース3の溝部44A(挿通孔)から導入されたフラットケーブル2を中心軸7に向かって反転させる反転ローラ43と、該回転テーブル4の周方向に沿って並設された複数の案内ローラ44と、反転ローラ43を回転テーブル4の回転方向と同一方向に回転させる回転補助手段5と、回転テーブル4をフラットケーブル2の巻取方向に付勢する付勢手段としての渦巻きばね6(図2に示す)と、を備えている。ケース3は、回転テーブル4及び渦巻きばね6を収容するロアケース3Aと、このロアケース3Aの上面7Bを覆って該ケース3を中空状に閉じるアッパーケース3B(図2に示す)と、を備え、ロアケース3A内の略中心部には、回転テーブル4を回転自在に軸支する中心軸7が立設されている。
ロアケース3Aは、図2に示すように、車両のフロアに平置きで設置され、このフロアに対向する底部31と、この底部31の外周に沿って略円筒状に立設された周壁32と、フラットケーブル2の他端側を外部に導出するためのケーブル導出部33と、を有して構成されている。アッパーケース3Bは、全体円盤状に形成され、その中心位置には、フラットケーブル2を挿通させる挿通孔3aが形成されている。
中心軸7は、図2に示すように、ロアケース3Aの底部31内面に立設されて全体略円柱状に形成されており、その周面7Aによって回転テーブル4を回転自在に支持している。この中心軸7には、周面7Aから中心に向かって切り込まれるとともに上面7Bに開口したスリット71と、このスリット71と反対側から切り込まれて上面7Bに開口した係止溝72と、これらスリット71と係止溝72とを連通させる連通溝73と、が平面視でクランク状に形成されている。スリット71は、フラットケーブル2の一端側を挿通させて係止するもので、このスリット71に挿通されたフラットケーブル2の一端側は、連通溝73に通されて折り曲げられ、中心軸7の上面7Bから導出されてアッパーケース3Bの挿通孔3a内に導かれ、ケース3の外部に導出され、フロア側のコネクタ等に接続される。
ケーブル導出部33は、ロアケース3Aの周壁32の外面から突出して設けられ、その上面7Bに、フラットケーブル2を収容するための複数の溝部33Aが形成されている。複数の溝部33Aは、ロアケース3Aの内部と外部とを連通して設けられているとともに、スライドレールのスライド方向に沿って直線状に延びて設けられている。複数の溝部33Aのうち、所定の1本の溝部33Aにフラットケーブル2が挿通されることで、フラットケーブル2の他端側がケース3の内部と外部とに亘って配索されている。さらに、フラットケーブル2がケース3の内部に巻き取られる際またはケース3の外部に繰り出される際に、溝部33Aに沿ってフラットケーブル2が案内されるようになっている。
回転テーブル4は、図2に示すように、全体円盤状に形成された基板40と、基板40の周縁から立設された周板41と、を備えている。基板40には、その中心位置に、中心軸7を挿通させる孔部4aと、反転ローラ43の軸部45(後述する)を挿通させる挿通孔42と、が形成されている。また、回転テーブル4には、溝部33Aからケース3内部に導入されたフラットケーブル2を中心軸7に向かって反転させる3つの反転ローラ43と、3つの案内ローラ44と、が周方向に沿って交互に等間隔で並設されている。複数のローラ43、44は、これら複数のローラ43、44の外周に沿ってフラットケーブル2が巻き付けられるようになっている。
反転ローラ43は、円柱状に形成された軸部45と、この軸部45を挿通させる孔部4bが形成されたローラ46と、を有して構成されている。また、軸部45の外周面に爪部(図示しない)が設けられ、ローラ46の内周面に爪部に係止する爪受け部(図示しない)が設けられている。反転ローラ43は、軸部45が、回転テーブル4の上面から突出するように、挿通孔42内に挿通された状態で、ローラ46の孔部4b内に軸部45を挿入し、爪部が爪受け部に係止することにより、ローラ46が軸部45に回転不能に支持される。こうして、反転ローラ43は、回転テーブル4に回転自在に取り付けられる。本実施形態において、軸部45は円柱状に形成されているが、軸部45は三角形以上の多角形の柱状に形成されていてもよい。
案内ローラ44は、基板40の上面に立設されたボス47と、このボス47を挿通させる円筒状のローラ48と、を有して構成されている。ボス47は、ローラ48を回転自在に軸支している。
回転補助手段5は、中心軸7に設けられたギア部51と、反転ローラ43に設けられるとともにギア部51に噛合するギア噛合部52と、で構成されている。
ギア部51は、全体円盤状に形成され、その中心位置には、中心軸7を挿通させる孔部5aが形成されている。ギア部51には、その外面に周方向に沿って複数の歯が形成されている。また、ギア部51の内周面には、中心軸7に係止する爪部(図示しない)が設けられ、この爪部が中心軸7に係止することにより、ギア部51は中心軸7に回転不能に支持される。本実施形態において、中心軸7とギア部51とは別体に設けられているが、中心軸7とギア部51とは一体に設けられていても良い。また、本実施形態において、ギア部51は、中心軸7に設けられているが、ギア部51は、アッパーケース3Bに取り付けられていても良い。
ギア噛合部52は、軸部45の軸方向の端部に設けられている。このギア噛合部52は、その径方向の最も大きい寸法が、前述した回転テーブルの挿通孔42の径方向の寸法よりも大きく形成されている。ギア噛合部52は、軸部45が回転テーブル4の挿通孔42内に挿通された状態で、ギア部51の歯に噛み合いながら、ギア部51の外周を転動する。このように、ギア部51及びギア噛合部52が、回転テーブル4の回転方向と同一方向に反転ローラ43を回転(転動)させる。
渦巻きばね6は、弾性を有する線状の金属をスパイラル状に巻いて形成されている。この渦巻きばね6は、中心側の端部が中心軸7の係止溝72に挿通固定され、外周側の端部が回転テーブル4の下面に係止されることにより、回転テーブル4をフラットケーブル2の巻取方向に付勢する。即ち、回転テーブル4を巻取方向と反対方向に所定数だけ回転させて渦巻きばね6に付勢力を蓄えさせてから、反転ローラ43反転させたフラットケーブル2を複数の案内ローラ44の外周に巻き付けることにより、渦巻きばね6の復元力によって回転テーブル4が巻取方向に付勢され、この付勢力によってフラットケーブル2が中心軸7及び回転テーブル4に巻き取られるようになっている。
本実施形態において、回転テーブル4をフラットケーブル2の巻取方向に付勢する付勢手段は、渦巻きばね6から構成されているが、付勢手段は、モータと、モータの回転による駆動力を回転テーブル4に伝達する伝達手段とで構成され、回転テーブル4を回転させてもよい。また、本実施形態において、回転補助手段5は、ギア部51と、ギア噛合部52と、で構成されているが、回転補助手段は、モータと、モータの回転による駆動力を反転ローラ43に伝達する伝達手段と、制御手段と、を有して構成され、制御手段が、回転テーブル4の回転に連動するように、反転ローラ43を回転テーブル4の回転方向と同一方向に回転させてもよい。
次に、フラットケーブル巻取装置1におけるフラットケーブル2の動作について図4を参照して説明する。図4(A)に示すように、複数枚(本実施形態では3枚)のフラットケーブル2の一端側を重ねてスリット71に係止させ、他端側を1枚ずつ独立し、各フラットケーブル2を各反転ローラ43の巻取方向側に配索し、そして、フラットケーブル2の他端側を各反転ローラ43で反転させ、溝部33Aからケース3の外部に導出する。そして、前述のように、渦巻きばね6の復元力によって回転テーブル4を巻取方向に回転させると、中心軸7の外周と、回転テーブル4の複数のローラ43、44の外周と、にフラットケーブル2が巻き取られる。この際、ギア部51とギア噛合部52とが噛合しているから、回転テーブル4の巻取方向への回転に伴って、反転ローラ43は、巻取方向(回転テーブル4の回転と同一方向)に転動され、複数のローラ43、44の外周から巻き取られたフラットケーブル2を、中心軸7側に送る。
以上のようにフラットケーブル2をケース3内部に巻き取った状態からフラットケーブル2が繰り出される際は、図4(B)に示すように、回転テーブル4が巻取反対方向に回転して、フラットケーブル2が複数のローラ43、44の外周から巻付けが解かれてケース3外に繰り出されるとともに、中心軸7の外周から巻付けが解かれ、フラットケーブル2が中心軸7の外周から反転ローラ43を介して複数のローラ43、44の外周に送られ、フラットケーブル2が繰り出される。この際、ギア部51とギア噛合部52とが噛合しているから、回転テーブル4の巻取反対方向への回転に伴って、反転ローラ43は、巻取反対方向(回転テーブル4の回転と同一方向)に転動され、中心軸7から巻付けを解かれたフラットケーブル2を複数のローラ43、44の外周側に送り出し、フラットケーブル2は、ケース3の外部へ順次繰り出される。
上述した実施形態によれば、フラットケーブル2が繰り出される際は、回転補助手段5が、反転ローラ43を、回転テーブル4の回転方向と同一方向に回転させるから、中心軸7から巻付けが解かれたフラットケーブル2が、複数のローラ43、44の外周側に強制的に送り出されることとなり、中心軸7の周囲にフラットケーブルの弛みを生じ難くでき、弛んだフラットケーブル2が反転ローラ43及び案内ローラ44に干渉するのが抑制され、回転テーブル4の回転が阻害されることなく、フラットケーブル2の巻取り及び繰り出しを円滑化することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、前記実施形態では、スライドシート用の電線配索装置に用いられるフラットケーブル巻取装置を例示したが、本発明の巻取装置は、スライドシート用に限らず、スライドドア用の電線配索装置に用いることもできるし、回動開閉するドアやボンネットなどに電線を配索するための配索装置に用いることもできる。さらには、車両に限らず、各種の可動部を備えた機器や装置において、可動部を跨いで電線を配索するための配索装置において本発明の巻取装置を利用しても良い。また、前記実施形態では、説明を簡略にするために、1本のフラットケーブルを巻き取る巻取装置を例示したが、複数本のフラットケーブルを束ねて巻き取る巻取装置に対しても、本発明を用いることができる。
1 フラットケーブル巻取装置
2 フラットケーブル
3 ケース
4 回転テーブル(回転体)
5 回転補助手段
6 渦巻きばね(付勢手段)
7 中心軸
43 反転ローラ
44 案内ローラ
51 ギア部
52 ギア噛合部

Claims (2)

  1. フラットケーブルの一端側を巻き取り他端側を繰り出させるフラットケーブル巻取装置であって、
    前記フラットケーブルを挿通させる挿通孔を有したケースと、
    前記ケース内に設けられて前記フラットケーブルの一端側を保持する中心軸と、
    前記中心軸を中心として回転自在に設けられる回転体と、
    前記回転体を前記フラットケーブルの巻取方向に付勢する付勢手段と、を備え、
    前記回転体には、前記ケースの挿通孔から導入された前記フラットケーブルを前記中心軸に向かって反転させる反転ローラと、該回転体の周方向に沿って並設された複数の案内ローラと、が設けられ、
    前記回転体の回転方向と同一方向に前記反転ローラを回転させる回転補助手段が設けられていることを特徴とするフラットケーブル巻取装置。
  2. 前記回転補助手段は、
    前記中心軸又は前記ケースに設けられたギア部と、
    前記反転ローラに設けられるとともに前記ギア部に噛合するギア噛合部と、で構成されていることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブル巻取装置。
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