JP5737191B2 - 生体動作補助装置、その制御方法及び制御プログラム - Google Patents
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Description
この一態様において、前記制御手段は、前記角度検出手段により検出された回転角度に基づいて、前記関節部の回転角度が所定範囲を外れたと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを増加させ、前記角度検出手段により検出された回転角度に基づいて、前記関節部の回転角度が所定範囲内に戻ったと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを減少させてもよい。
この一態様において、前記制御手段は、前記角度検出手段により検出された回転角度に基づいて、前記関節部の回転角度が所定範囲を外れたと判断したとき、前記関節部が振動するように前記駆動手段の駆動トルクを制御してもよい。
この一態様において、前記所定範囲を変更する変更手段を更に備えていてもよい。
この一態様において、前記リンク機構は、前記関節部の回転角度が所定角度になったとき、該関節部の動作をロック状態にするセルフロック機構を含み、前記所定範囲は、前記所定角度近傍で該所定角度より小さい値に設定されていてもよい。
この一態様において、前記関節部は、人の膝関節部であり、前記リンク機構は、上端側が大腿部に固定された第1リンクと、前記第1リンクの下端側に上端側が回転可能に連結され、下端側が下腿部に固定された第2リンクと、前記第1リンクの下端側に上端側が回転可能に連結された第3リンクと、前記第3リンクの下端側に上端側が回転可能に連結され、前記第2リンクに下端側が回転可能に連結された第4リンクと、を有していてもよい。
この一態様において、前記制御手段は、ユーザの歩行訓練中において、前記角度検出手段により検出された膝関節角度に基づいて、前記膝関節部の回転角度が所定範囲を外れたと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを変動させるように制御してもよい。
他方、上記目的を達成するための本発明の一態様は、生体の関節部を回転可能に支持するリンク機構と、前記リンク機構を駆動して前記生体の関節部の動作を補助する駆動手段と、を備える生体動作補助装置の制御方法であって、前記関節部の回転角度を検出するステップと、前記検出された回転角度に基づいて、前記関節部の回転角度が所定範囲を外れたと判断されたとき、前記駆動手段の駆動トルクを変動させるように制御するステップと、を含む、ことを特徴とする生体動作補助装置の制御方法であってもよい。
この一態様において、前記検出された回転角度に基づいて、前記関節部の回転角度が所定範囲を外れたと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを増加させ、前記検出された回転角度に基づいて、前記関節部の回転角度が所定範囲内に戻ったと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを減少させてもよい。
この一態様において、前記検出された回転角度に基づいて、前記関節部の回転角度が所定範囲を外れたと判断したとき、前記関節部が振動するように前記駆動手段の駆動トルクを制御してもよい。
さらに、上記目的を達成するための本発明の一態様は、生体の関節部を回転可能に支持するリンク機構と、前記リンク機構を駆動して前記生体の関節部の動作を補助する駆動手段と、を備える生体動作補助装置の制御プログラムであって、前記関節部の回転角度に基づいて、前記関節部の回転角度が所定範囲を外れたと判断されたとき、前記駆動手段の駆動トルクを変動させるように制御する処理を、コンピュータに実行させる、ことを特徴とする生体動作補助装置の制御プログラムであってもよい。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る生体動作補助装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1に係る生体動作補助装置1は、例えば、肢体不自由者などの人体の関節部(膝関節部、股関節部、足首関節部、肘関節部、肩関節部、手首関節部など)に装着され、その関節部の動作を補助する機能を有しており、その装着者に関節部の可動範囲を体感させ、認識させることができる。
τα(φ)=α・τ(φ)+β (φ≧φα) (1)式
なお、上記(1)式において、αはゲインであり、βは定数である。
本発明の実施の形態2に係る生体動作補助装置1において、リンク機構2は、上端側が大腿部101に固定された第1リンク21と、第1リンク21の下端側に上端側が回転可能に連結され、下端側が下腿部102に固定された第2リンク22と、第1リンク21の下端側に上端側が回転可能に連結された第3リンク23と、第3リンク23の下端側に上端側が回転可能に連結され、第2リンク22に下端側が回転可能に連結された第4リンク24と、を有する4節リンク機構として構成されている(図5)。
例えば、膝関節部103の伸展状態(a)から膝関節部103を反時計方向へ徐々に屈曲させると、下腿部102の回転に合わせて、第2リンク22も反時計方向へ徐々に回転する((b)、(c)、(d)、(e))。そして、この第2リンク22の回転に連動して、第3及び第4リンク23、24の連結部が外側に徐徐に屈曲する。
本発明の実施の形態3に係る生体動作補助装置1は、ユーザの歩行訓練に適用されている。例えば、図9に示すように、ユーザが従来の生体動作補助装置を用いて歩行訓練などを行なう場合に、タイミングが上手く取れず、膝関節部が曲った状態のまま、脚部の足平部が着地することが頻繁に発生する。この場合、ユーザは、膝折れによってバランスを崩す虞がある。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、例えば、上記制御部5が実行する処理を、CPU5aにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
2 リンク機構
3 角度センサ
4 アクチュエータ
5 制御部
6 駆動回路
7 入力装置
21 第1リンク
22 第2リンク
23 第3リンク
24 第4リンク
Claims (9)
- 上端側が生体の一部に固定された第1リンクと、前記第1リンクの下端側に上端側が回転可能に連結され、下端側が生体の他部に固定された第2リンクと、を備え、生体の関節部を回転可能に支持するリンク機構と、
前記リンク機構を駆動して前記生体の関節部の動作を補助する駆動手段と、
前記第1リンクと第2リンクとの回転角度を検出する角度検出手段と、
前記角度検出手段により検出された前記回転角度に基づいて、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備える生体動作補助装置であって、
前記制御手段は、前記角度検出手段により検出された回転角度に基づいて、前記回転角度が第1所定角度以上となったと判断したとき、前記回転角度を前記第1所定角度以内に戻すように前記駆動手段の駆動トルクを増加させる制御を行う、又は、前記駆動手段の駆動トルクを振動させる制御を行う、
ことを特徴とする生体動作補助装置。 - 請求項1記載の生体動作補助装置であって、
前記制御手段は、
前記角度検出手段により検出された回転角度に基づいて、前記回転角度が第1所定角度以上となったと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを増加させ、
前記角度検出手段により検出された回転角度に基づいて、前記回転角度が第1所定角度より小さくなったと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを減少させる、
ことを特徴とする生体動作補助装置。 - 請求項1又は2記載の生体動作補助装置であって、
前記第1所定角度を変更する変更手段を更に備える、ことを特徴とする生体動作補助装置。 - 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の生体動作補助装置であって、
前記リンク機構は、前記第1リンクの下端側に上端側が回転可能に連結された第3リンクと、前記第3リンクの下端側に上端側が回転可能に連結され、前記第2リンクに下端側が回転可能に連結された第4リンクと、をさらに備え、前記関節部の回転角度が第2所定角度になったとき、前記第3リンクと第4リンクとがセルフロックされることによって該関節部の動作をロック状態にするセルフロック機構を含み、
前記第1所定角度は、前記第2所定角度よりも小さい値に設定されている、ことを特徴とする生体動作補助装置。 - 請求項4記載の生体動作補助装置であって、
前記関節部は、人の膝関節部であり、
前記リンク機構は、上端側が大腿部に固定された第1リンクと、前記第1リンクの下端側に上端側が回転可能に連結され、下端側が下腿部に固定された第2リンクと、前記第1リンクの下端側に上端側が回転可能に連結された第3リンクと、前記第3リンクの下端側に上端側が回転可能に連結され、前記第2リンクに下端側が回転可能に連結された第4リンクと、を有する、ことを特徴とする生体動作補助装置。 - 請求項1乃至5のうちいずれか1項記載の生体動作補助装置であって、
前記制御手段は、ユーザの歩行訓練中において、前記角度検出手段により検出された回転角度に基づいて、前記回転角度が第1所定角度以上となったと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを変動させるように制御する、
ことを特徴とする生体動作補助装置。 - 上端側が生体の一部に固定された第1リンクと、前記第1リンクの下端側に上端側が回転可能に連結され、下端側が生体の他部に固定された第2リンクと、を備え、生体の関節部を回転可能に支持するリンク機構と、前記リンク機構を駆動して前記生体の関節部の動作を補助する駆動手段と、を備える生体動作補助装置の制御方法であって、
前記第1リンクと第2リンクとの回転角度を検出するステップと、
前記検出された回転角度に基づいて、前記回転角度が第1所定角度以上となったと判断されたとき、前記回転角度を前記第1所定角度以内に戻すように前記駆動手段の駆動トルクを増加させる制御を行う、又は、前記駆動手段の駆動トルクを振動させる制御を行う、
ステップと、
を含む、ことを特徴とする生体動作補助装置の制御方法。 - 請求項7記載の生体動作補助装置の制御方法であって、
前記検出された回転角度に基づいて、前記回転角度が第1所定角度以上となったと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを増加させ、
前記検出された回転角度に基づいて、前記回転角度が第1所定角度より小さくなったと判断したとき、前記駆動手段の駆動トルクを減少させる、
ことを特徴とする生体動作補助装置の制御方法。 - 上端側が生体の一部に固定された第1リンクと、前記第1リンクの下端側に上端側が回転可能に連結され、下端側が生体の他部に固定された第2リンクと、を備え、生体の関節部を回転可能に支持するリンク機構と、前記リンク機構を駆動して前記生体の関節部の動作を補助する駆動手段と、を備える生体動作補助装置の制御プログラムであって、
前記第1リンクと第2リンクとの回転角度に基づいて、前記回転角度が第1所定角度以上となったと判断したとき、前記回転角度を前記第1所定角度以内に戻すように前記駆動手段の駆動トルクを増加させる制御を行う、又は、前記駆動手段の駆動トルクを振動させる制御を行う、処理を、
コンピュータに実行させる、ことを特徴とする生体動作補助装置の制御プログラム。
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