JP5707093B2 - Pipe connection structure and hose fittings - Google Patents
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Description
本発明は、車輌用フレキシブルホース等に用いられる管体の接続構造及びホース継手金具に係り、より詳しくは、車輌用ブレーキホース、クラッチホース或いはパワーステアリングホース等に用いられる管体の接続構造及びホース継手金具に関するものである。 The present invention relates to a tube connection structure and a hose fitting used in a vehicle flexible hose and the like, and more particularly, to a tube connection structure and a hose used in a vehicle brake hose, clutch hose, power steering hose and the like. The present invention relates to joint fittings.
ホースを油圧発生源(油圧ポンプ)や作用点(ブレーキ配管におけるキャリパー等)に接続する方法として、継手金具を介して接続する方法がある。そして、例えば自動車用ブレーキ配管の場合、前記継手金具として、一般的にJASO M101 TDW(二重巻配管)が使用されている。 As a method of connecting the hose to a hydraulic pressure generation source (hydraulic pump) or an action point (such as a caliper in a brake pipe), there is a method of connecting via a joint fitting. For example, in the case of a brake pipe for automobiles, JASO M101 TDW (double winding pipe) is generally used as the joint fitting.
この様な継手金具を介して接続する従来例に係る管体の接続構造につき、以下添付図8〜11を参照しながら説明する。図8は従来技術1に係る継手金具の部分断面図、図9は従来技術2に係り、金属チューブを可撓性ホースに結合するために使用する、ろう付された結合部の断面図、図10は従来技術3に係るブレーキパイプ及び口金具の全体を示す部分断面正面図、図11は従来技術4に係り、図(a)は管体の接続構造の一実施例を示す正断面図、図(b)は図(a)のクランプ部材を示す側断面図である。
A pipe connection structure according to a conventional example that is connected via such a fitting will be described below with reference to FIGS. FIG. 8 is a partial cross-sectional view of a joint fitting according to
従来技術1に係る継手金具20は、外筒22と内筒24とから構成されている。外筒22は、中間部外周にフランジ26が形成された円筒体で、フランジ26の一方側にゴムホース圧着部28が形成され、他方側にねじ接続部25が形成されている。そして、内筒24は、ゴムホース圧着部28と同心状に内側にあって、その一端側にブレーキホースとしてのゴムホース29の端部が挿入された後、前記ゴムホース圧着部28を加締めて接続される。
The joint fitting 20 according to the
一方、ねじ接続部25は、フレアナット32のねじ部34が螺合される。このフレアナット32には、ブレーキパイプ36が挿通されており、このブレーキパイプ36の先端には、拡径されたフレア部38が形成されている。従って、フレアナット32をねじ接続部25に締め付けることによって、フレア部38と内筒24の他端側に形成された固定部材21のシート部23とが圧着され、ブレーキパイプ36とゴムホース29とが内筒24を介して接続される(特許文献1参照)。
On the other hand, the
しかしながら、この従来技術1に係る継手金具20は、ねじ接続部25にねじ部34をねじ込む手間がかかる上、フレア部38とシート部23のシール性は、ねじ接続部25とねじ部34の加工精度、ねじ込み時のブレーキパイプ36とねじ接続部25の軸心ずれ、或いは表面処理による摩擦の不均一等に起因する片当たり等の不具合を生じることが多々あり、シビアな管理が要求される。そのため、潤滑油を塗布してねじ込み、上記不具合を緩和させる方法があるが、潤滑油を塗布する手間を要する。
However, in the joint fitting 20 according to the
従来技術2に係るカップリングは、金属チューブ40がホースを接続する管継手41の凹部42に押圧して嵌合され、接続部43において銅ろう付されている。前記管継手41は、通常ろう付後めっき処理される(特許文献2参照)。前記金属チューブ40が、二重巻鋼管(TDW)により形成されている場合、TDWは通常、耐食性を向上させる目的から、ふっ素樹脂やポリアミドのコーティングが施されている。
In the coupling according to the
しかしながら、この従来技術2に係るカップリングでは、高温の炉に前記金属チューブ40と管継手41を投入してろう付加工しており、ふっ素樹脂やポリアミドのコーティングを施すことが不可能である。そのため、表面処理としては電気めっきを実施しているが、TDWの耐食性は、ふっ素樹脂やポリアミドのコーティングに比べて劣るものである。
However, in the coupling according to this
次に、従来技術3に係るブレーキパイプ50は、口金具のホース圧着部51へ内挿され、ブレーキホース52の穴内へ挿入された状態で前記ホース圧着部51を加締めて前記ブレーキホース52に固定される、金属パイプを絞り加工して形成されたニップル部(小径部)50Aと、前記固定されるニップル部50Aと一体成形され、前記ホース圧着部51に連通する貫通穴54Aを貫通する大径部とで構成され、前記ニップル部50Aと大径部の間に、前記ホース圧着部51と貫通穴54Aとの間に設けられた隔壁に突き当てられるビード部50Bが形成され、前記口金具のホース圧着部51が大径部へ挿入され、前記ビード部50Bに前記隔壁が突き当てられ、隔壁のホース圧着部51側端面の一部が、軸心方向にホース圧着部51より前記大径部に向かって加締められることで固定されている(特許文献3参照)。
Next, the
従来技術3に係るブレーキパイプ50によれば、ホース52を接続する部分のニップル部50Aは、ホース52を挿入できるサイズにまで縮径する必要がある一方、ブレーキホース52は、JIS D 2601,FMVSS No.106等で最小内径が決められている。そのため、ニップル部50Aの内径を確保しつつ、外径をホース52が挿入できる径まで縮径しなければならず、非常に難しい加工が必要となる。即ち、TDWを縮径する際、コーティングが剥がれる危険性が極めて高く、ニップル部50Aの耐食性に問題を生じる。TDWは鋼板を二重巻したパイプであるため、外周に巻目段差が存在するが、ニップル部50Aに段差が生じるとブレーキオイルが巻目段差を伝わり、オイル漏れする可能性がある。また、巻目段差部に鋼板の剥れが生じる可能性もある。
According to the
更に、従来技術4に係る管体の接続構造によれば、第1の管体61の端部に先端に向けて拡径して形成される第1のテーパ部61aと、前記第1の管体61に外側に向けて突出して形成される第1の突出部61bと、第2の管体63の端部に先端に向けて縮径して形成され前記第1のテーパ部61aに挿通される第2のテーパ部63aと、前記第2の管体63に前記第2のテーパ部63aの後方に外側に向けて突出して形成される第2の突出部63bと、前記第1の突出部61bと第2の突出部63bの外側に配置され前記第1の突出部61bと第2の突出部63bとを対向する方向に押圧する連結手段65とを備えている(特許文献4参照)。
Furthermore, according to the connection structure of the tubular body according to the
しかしながら、前記連結手段65は、クランプ部材67をボルト68とナット69により連結するものであるから、連結作業に手間がかかる上、部外者でも容易に解除される。また、ねじ込みによる締付力が管軸方向ではないため、接合面に負荷される面圧を強くできず、高圧用途には不向きである。
However, since the
従って、本発明の目的は、ねじ込み作業等の面倒な接続作業が不要な上、耐食性も優れ、短時間に高精度な接続が可能な管体の接続構造及びホース継手金具を提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a pipe connection structure and a hose fitting that do not require a troublesome connection work such as a screwing work, have excellent corrosion resistance, and enable high-precision connection in a short time. .
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る管体の接続構造が採用した手段は、略筒形状を有する接続部材内で、第1の管体の一端側と第2の管体の一端側が当接して接合される管体の接続構造であって、前記第1の管体の一端側に形成された第1周状突出部の軸心方向先端側に第1接合面が設けられる一方、前記第2の管体の一端側に形成された第2周状突出部の軸心方向先端側に第2接合面が設けられ、前記接続部材には接続部が設けられると共に、この接続部は、前記接続部材の一端側から軸心方向に順に、前記第1の管体に形成された第1周状突出部が挿通可能な第1開孔部と、前記第2の管体に形成された第2周状突出部が挿通可能な第2開孔部とが、同一または異なる内径を有して同心状に形成されたものである。
The present invention has been made in view of the above circumstances. Therefore, in order to solve the above-mentioned problems, the means employed by the tube connection structure according to
同時に、前記第1開孔部に前記第1の管体が他端側から挿通され、次いで、前記第2開孔部に前記第2の管体に形成された第2周状突出部が挿通されて、前記第1の管体の第1接合面に前記第2の管体の第2接合面が当接され、前記第1開孔部における接続部材の軸心方向一端側の接続部端面を前記接続部材の一端側から他端側へ軸心方向に塑性変形させて第1内周返り部を、前記第2開孔部における接続部材の軸心方向他端側の接続部端面を前記接続部材の他端側から一端側へ軸心方向に塑性変形させて第2内周返り部を同時に形成し、これら接続部材内部に形成された前記接続部の第1内周返り部と第2内周返り部とによって、前記第1周状突出部と第2周状突出部とを両側から挟み込んで接合し、前記第1の管体と第2の管体とが接続されてなり、前記第1接合面には先端に向かって凹状のテーパ面が形成されるとともに、前記第2接合面には先端に向かって凸状のテーパ面が形成されてなり、前記第1接合面のテーパ角と前記第2接合面のテーパ角とは傾斜角度が逆向きであって、前記第1接合面のテーパ角は前記第2接合面のテーパ角よりも大きいことを特徴とするものである。 At the same time, the first tubular body is inserted into the first opening portion from the other end side, and then the second circumferential protrusion formed in the second tubular body is inserted into the second opening portion. Then, the second joint surface of the second tubular body is brought into contact with the first joint surface of the first tubular body, and the connection portion end surface on one end side in the axial direction of the connection member in the first opening portion Is deformed plastically in the axial direction from one end side to the other end side of the connecting member, and the first inner peripheral return portion is formed, and the connecting portion end face on the other end side in the axial direction of the connecting member in the second opening portion is A second inner peripheral return portion is formed simultaneously by plastic deformation in the axial direction from the other end side to the one end side of the connection member, and the first inner peripheral return portion and the second of the connection portion formed inside these connection members. The first circumferential projection and the second circumferential projection are sandwiched and joined from both sides by an inner turn portion, and the first tubular body and the second tubular body are connected. Ri Na is, together with the concave tapered surface toward the tip in the first joint surface is formed, it is convex tapered surface formed toward the tip in the second joint surface, said first The taper angle of the first joint surface is opposite to the taper angle of the second joint surface, and the taper angle of the first joint surface is larger than the taper angle of the second joint surface. To do.
本発明の請求項2に係る管体の接続構造が採用した手段は、請求項1に記載の管体の接続構造において、前記第1周状突出部が、前記第1接合面を有して前記第1の管体から独立した環状シール部材を形成されてなることを特徴とするものである。 According to a second aspect of the present invention, there is provided the pipe connecting structure according to the first aspect, wherein the first circumferential protrusion has the first joint surface. An annular seal member independent from the first tube is formed.
本発明の請求項3に係る管体の接続構造が採用した手段は、請求項1に記載の管体の接続構造において、前記第1周状突出部がフレアを形成されてなることを特徴とするものである。
Means connecting structure of the pipe body according to
本発明の請求項4に係る管体の接続構造が採用した手段は、請求項1乃至3の何れか一つの項に記載の管体の接続構造において、前記第1接合面及び第2接合面の間にシールリングが介装されてなることを特徴とするものである。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the tubular body connecting structure according to any one of the first to third aspects, wherein the first joint surface and the second joint surface are used. A seal ring is interposed between the two.
本発明の請求項5に係る管体の接続構造が採用した手段は、請求項1乃至4の何れか一つの項に記載の管体の接続構造において、前記第1の管体、第2の管体及び接続部材が、接合される前にめっきまたは/及びコーティングからなる表面処理を施されてなることを特徴とするものである。
The means adopted by the pipe connection structure according to
本発明の請求項6に係るホース継手金具が採用した手段は、前記第1の管体が金属管、前記第2の管体がホース継手用金具のニップルであって、前記接続部材にこのニップルと同心状のホース加締部が形成された、請求項1乃至5の何れか一つの項に記載の管体の接続構造を有してなることを特徴とするものである。
The means adopted by the hose fitting according to
本発明の請求項1に係る管体の接続構造によれば、前記第1開孔部における接続部材の軸心方向一端側の接続部端面を前記接続部材の一端側から他端側へ軸心方向に塑性変形させて第1内周返り部を、前記第2開孔部における接続部材の軸心方向他端側の接続部端面を前記接続部材の他端側から一端側へ軸心方向に塑性変形させて第2内周返り部を同時に形成し、これら接続部材内部に形成された前記接続部の第1内周返り部と第2内周返り部とによって、前記第1周状突出部と第2周状突出部とを両側から挟み込んで接合し、前記第1の管体と第2の管体とが接続されてなるので、先ず前記従来技術1に対しては、ねじ込みやオイル塗布の作業が不要となり、ねじ精度や表面処理の摩擦等の影響を回避できる。また、第1の管体と第2の管体の軸心ずれについても、設備面で対策が取り易い。
According to the pipe connecting structure according to
前記従来技術2に対しては、第1の管体と第2の管体は、コーティング加工品を使用可能なため、耐食性を維持できる。また、従来技術2に係る接合部のろう付は、加工時間が1時間程度と非常に長くなるが、本発明に係る第1接合面と第2接合面の接合は、内周返り部の形成に数秒要するのみである。
In contrast to the
前記従来技術3に対しては、本発明に係る第2の管体の管端部は、鍛造や切削等により加工することができるため内外径を精度良く加工可能な上、単品で電気めっきを施すことにより耐食性を維持できる。また、この第2の管体の外周にはTDW(二重巻配管)の様な巻面段差が存在しないため、オイル漏れに対して優位性がある。さらに、TDWを縮径することによる巻面段差部における鋼板の剥れといった不具合の恐れがない。従来技術4に対しては、本発明に係る管体の接続構造はねじ部が存在しないため、ねじ込み作業が不要な上、ねじ部が管体の軸心から離れた部位にあるため他部品と干渉するといった不具合が生じないので、配管施工の点から有利である。
In contrast to the
また、本発明の請求項2に係る管体の接続構造によれば、前記第1周状突出部が、前記第1接合面を有して前記第1の管体から独立した環状シール部材を形成されてなるので、前記第1の管体に第1周状突出部を形成不可能または形成し難い場合でも、本発明の管体の接続構造が適用可能となる。
Moreover, according to the pipe connection structure according to
また更に、本発明の請求項3に係る管体の接続構造によれば、前記第1周状突出部がフレアを形成されてなるので、接合時における前記第1接合面の塑性変形による第2接合面への追従性が向上して、接合面のシール性の信頼度がより向上する。
Still further, according to the pipe connection structure according to
本発明の請求項4に係る管体の接続構造によれば、前記第1接合面及び第2接合面の間にシールリングが介在されてなるので、接合面におけるシール性の信頼度が更に向上する。
According to the pipe connecting structure according to
そして、本発明の請求項5に係る管体の接続構造によれば、請求項1乃至4の何れか一つの項に記載の管体の接続構造において、前記第1の管体、第2の管体及び接続部材が、接合される前にめっきまたは/及びコーティングからなる表面処理を施されてなるので、耐食性の高い管体の接続構造が得られる。
And according to the pipe connection structure according to
一方、本発明の請求項6に係るホース継手金具によれば、前記管体の何れか一方が金属管、他方がホース継手用金具のニップルであって、前記接続部材にこのニップルと同心状のホース加締部を形成された、請求項1乃至5の何れか一つの項に記載の管体の接続構造を有してなるので、上記請求項1乃至5の該当する一つの項に記載の管体の接続構造に記載の効果を有するホース継手金具が得られる。
On the other hand, according to the hose fitting according to
本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造について、ホース継手金具に採用した態様を例として、理解を容易にするため、先ず添付図1,2を参照しながらその製作手順に沿って説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造を採用したホース継手金具において、部品組立工程を説明するための説明図、図2は本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造を採用したホース継手金具において、管体接合工程を説明するための説明図であって、図(a)は管体接合前、図(b)は管体接合後、図(c)はホース接続後の各状態を示す。
The tube connection structure according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to the attached FIGS. explain.
FIG. 1 is an explanatory diagram for explaining a part assembling process in a hose coupling fitting adopting a pipe connection structure according to
本発明の実施の形態1に係る管体の接合構造は、略筒形状を有する接続部材3内に、所定長(数100mm程度)を有するパイプ(第1の管体)1の一端側とニップル(第2の管体)2の一端側が当接して接合され、本発明の実施の形態1に係るホース継手金具10として製作される態様を例とする。ここで、略筒形状とは、円形状、多角形状或いは台形状等任意の外形断面形状と、この断面と直交する方向に円形断面の空洞部を有する筒形の形状である。
The tubular body joining structure according to
前記パイプ1の材料としては、TDW(JASO M101:二重巻鋼管)、TSW(JASO M101:一重巻鋼管)、STKM(機械構造用炭素鋼鋼管)或いはSTAM(自動車用電縫管)等が、ニップル2用の材料としては、クロムモリブテン鋼(SCM415〜SCM440)、冷間鍛造用炭素鋼(SWCH12〜SWCH20)、機械構造用炭素鋼(S10C〜S45C)或いはSTKM等を用いることができる。また、接続部材3の材料としては、機械構造用炭素鋼(S10C〜S45C)や冷間鍛造用炭素鋼鋼材(SWCH12〜SWCH20)等を用いることができる。
Examples of the material of the
パイプ1の一端側にはダブルフレア(第1周状突出部)4が形成されると共に、このダブルフレア4には、先端に向かって凹状のテーパを有する第1接合面4aが設けられている。一方、ニップル2の一端側にはニップル接合部(第2周状突出部)5が形成され、このニップル接合部5には、先端に向かって凸状のテーパを有する第2接合面5aが設けられている。
A double flare (first circumferential protrusion) 4 is formed on one end side of the
そして、前記第1接合面4aのテーパ角と第2接合面5aのテーパ角とは、傾斜角度が逆向きであって若干異なる角度を有している。即ち、前記第1接合面4aが90度,第2接合面5aが84度のテーパ角度で接合する様に形成されている。この理由は、第2接合面5aにおける凸状のテーパ先端部が、第1接合面4aにおける凹状のテーパ面に食い込み易くするためである。
The taper angle of the first
また、前記接続部材3の一端側には、接続部3aが設けられると共に、この接続部3aにおいて接続部材3の一端側から他端側に順に、パイプ外径d1が挿通可能な第1開孔部径d4を有する第1開孔部6と、パイプ1に形成されたダブルフレア外径d2及びニップル2の一端側に形成されたニップル接合部外径d3を挿通可能な第2開孔部径d5を有する第2開孔部7とが同心状に形成されている。図1では、第1開孔部径d4と第2開孔部径d5とが同一孔径である場合を示しているが、これらの孔径d4及びd5は、パイプ1に形成されたダブルフレア外径d2及びニップル2に形成されたニップル接合部外径d3が夫々挿通可能な異なる孔径d4≠d5としても良い。
A connecting
そして、図1に示す如く、接続部材3の接続部3aに設けられた第1開孔部6にパイプ1を他端側から挿通し、図2(a)に示す様に、ダブルフレア4が接続部3aの軸心方向略中間部に位置するよう保持する一方、接続部材3の第2開孔部7に、ニップル2の一端側に形成されたニップル接合部5を挿通して押込むと、パイプ1の第1接合面4aにニップル2の第2接合面5aが当接される。
Then, as shown in FIG. 1, the
ここで、パイプ1とニップル2の挿入順序、挿入方向は特に限定するものではなく、適宜選択出来る。例えば、接続部3aに設けられた第1開孔部6に接続材3の一端側から前記パイプ1を挿通して、パイプ1の一端側に形成されたダブルフレア4を接続部3aの軸心方向略中間部に位置するよう保持する一方、接続部材3の第2開孔部7に、ニップル2の一端側に形成されたニップル接合部5を挿通して押込んで、パイプ1の第1接合面4aにニップル2の第2接合面5aを当接しても良い。
Here, the insertion order and insertion direction of the
次いで、第1開孔部6における接続部材3の軸心方向一端側の端面の、内周に沿う肉厚t1、即ち、加締工具による接続部財3の一端側からの加締径、加締量を図2(b)に示す如く夫々D1,H1とすれば、(D1−d4)/2=t1を、図2(a)の右向矢印の如く接続部材3の一端側から他端側へ軸心方向に加締め(塑性変形させ)る。それと同時に、第2開孔部7における接続部材3の軸心方向他端側の端面の、内周に沿う肉厚t2、即ち、加締工具による接続部材3の他端側からの加締径、加締量を図2(b)に示す如く夫々D2,H2とすれば、(D2−d5)/2=t2を、図2(a)の左向矢印の如く接続部材3の他端側から一端側へ軸心方向に加締め(塑性変形させ)て、図2(b)に示す如く夫々第1内周返り部6b及び第2内周返り部7aを形成する。
Next, the wall thickness t1 along the inner periphery of the end surface of the
その結果、接続部材3内部に形成された接続部3aの第1内周返り部6bと第2内周返り部7aとによって、第1接合面4aと第2接合面5aとを当接して、ダブルフレア4の背面4bとニップル接合部5の背面5bとを両側から挟み込んで接合し、接続部材3内部においてパイプ1とニップル2とが接続されて、本発明の実施の形態1に係るホース継手金具10が得られる。
As a result, the first
そして、図2(c)に示す如く、このホース継手金具10のニップル2にホース11を差し込んで、接続部材3の加締部3bを外周数箇所から矢印で示す様に求心方向に加締めて、ホース継手金具10とホース11とが接続される。
Then, as shown in FIG. 2 (c), the
以上の様な管体の接続構造によって、本発明の実施の形態1に係るホース継手金具10によれば、ねじ込みやオイル塗布の作業が不要となり、ねじ精度や表面処理の摩擦等の影響を回避できる。また、パイプ1とニップル2の軸心ずれについても、加締装置等の設備面で対策が取り易い。
With the tube connection structure as described above, the hose fitting 10 according to the first embodiment of the present invention eliminates the need for screwing or oil application, and avoids the effects of screw accuracy and surface treatment friction. it can. Moreover, it is easy to take measures against the axial misalignment between the
また、パイプ1やニップル2、接続部材3は、めっき処理品やコーティング加工品を使用可能なため、耐食性を維持できる。例えば、本発明の実施の形態1に係るパイプ1は、亜鉛めっき、錫亜鉛合金めっき、亜鉛−ニッケル合金めっき或いは亜鉛−鉄合金めっき等の電気めっきを施した上に、ポリアミド樹脂やふっ素樹脂等をコーティング可能であり、ニップル2及び接続部材3については、加締以外の事前の部品加工をした後、亜鉛めっき、錫亜鉛合金めっき、亜鉛−ニッケル合金めっき或いは亜鉛−鉄合金めっき等の電気めっきを施すことができる。また、接合部をろう付する場合は、加工時間が1時間程度と非常に長くなるが、本発明の実施の形態1に係る第1接合面4aと第2接合面5aの接合は、加締加工による第1及び第2内周返り部6b,7aの形成に数秒要するのみである。
Moreover, since the
更に、本発明の実施の形態1に係るニップル2は、鍛造や切削等により加工することができるため内外径を精度良く加工可能な上、単品で電気めっきを施すことにより耐食性を維持できる。また、このニップル2の外周にはTDW(二重巻配管)の様な巻面段差が存在しないため、オイル漏れに対して優位性がある。更に、TDWを縮径することによる巻面段差部における鋼板の剥れといった不具合の恐れがない。また、本発明に係るパイプ1とニップル2の接続構造はねじ部が存在しないため、ねじ込み作業が不要な上、ねじ部が管体の軸心から離れた部位にあるため他部品と干渉するといった不具合が生じないので、配管施工の点から有利である。
Furthermore, since the
尚、図1,2を参照して説明した上記実施の形態1においては、パイプ1の第1周状突出部4がダブルフレアを形成され、第1接合面4a及びニップル2の第2接合面5aの何れもがテーパ面を形成されたもので説明したが、本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具のパイプ1の第1周状突出部4は、フレアではなく、図3に示す如く接合面がニップル接合部5と略同形状の、テーパ面を有していない平面のリング状接合部14でも良い。図3は本発明の実施の形態1における他の態様例Aに係り、図2(c)における管体接合部分を拡大して示す部分拡大断面図であって、接合面が平面の場合を示す。
In the first embodiment described with reference to FIGS. 1 and 2, the first
即ち、この図3に示す他の態様例Aでは、パイプ1のリング状接合部14(第1周状突出部4)は、軸心方向に直交するリング状の第1接合面14aと背面14bが形成されると共に、ニップル接合部5も同様に、軸心方向に直交するリング状の第2接合面5aと背面5bが形成されている。そして、前記パイプ1の第1接合面14aにニップル2の第2接合面5aが当接され、接続部材3に形成された接続部3aの第1内周返り部6bと第2内周返り部7aとによって、第1接合面14aと第2接合面5aとを当接して、リング状接合部14の背面14bとニップル接合部5の背面5bとを両側から挟み込んで接合し、接続部材3内部においてパイプ1とニップル2とが接続されている。
That is, in another embodiment A shown in FIG. 3, the ring-shaped joint portion 14 (first circumferential protrusion 4) of the
また、本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具は、図示は省略するが第1接合面4a及び第2接合面5aの何れか一方のみがテーパ面であっても良い。本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造またはこれを用いたホース継手金具によれば、第1接合面4a及び第2接合面5aの少なくとも一方にテーパ面を形成することによって、軸心方向の加締力が接合面4a,5aに垂直方向の密着力として分配されるためシール性が良好になる。
In addition, the pipe connection structure and the hose joint fitting using the same according to
また、本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具は、第1周状突出部4がシングルフレアを形成されていても良い。本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具によれば、第1周状突出部4がシングルフレアまたはダブルフレアを形成されているので、接合時における前記第1接合面4aの、塑性変形によるニップル2側の第2接合面5aへの追従性が向上して、両接合面4a,5aのシール性の信頼度がより向上する。
Moreover, as for the connection structure of the tubular
図4は、本発明の実施の形態1における他の態様例Bに係り、図2(c)における管体接合部分を拡大して示す部分拡大断面図であって、ISOフレア接合の場合を示す。 FIG. 4 is a partial enlarged cross-sectional view showing a tube joint portion in FIG. 2 (c) in an enlarged manner according to another example B in the first embodiment of the present invention, and shows a case of ISO flare joining. .
即ち、この図4に示す他の態様例Bでは、パイプ1のISOフレア15(第1周状突出部4)は、軸心方向にテーパを有するリング状の第1接合面15aと軸心方向に略直交する背面15bが形成されると共に、ニップル接合部5も同様に、軸心方向逆向きに若干異なる角度のテーパを有する、リング状の第2接合面5aと軸心方向に略直交する背面5bが形成されている。
That is, in another example B shown in FIG. 4, the ISO flare 15 (first circumferential protrusion 4) of the
そして、前記パイプ1の第1接合面15aにニップル2の第2接合面5aが当接され、接続部材3に形成された接続部3aの第1内周返り部6bと第2内周返り部7aとによって、第1接合面15aと第2接合面5aとを当接して、ISOフレア15の背面15bとニップル接合部5の背面5bとを両側から挟み込んで接合し、接続部材3内部においてパイプ1とニップル2とが接続されている。尚、フレアには、ダブルフレア、シングルフレア及びISOフレアが含まれるが、シール性の安定性の観点より、ダブルフレアまたはISOフレアを選択することが望ましい。
Then, the first
更に、図1,2を参照して説明した上記実施の形態1においては、パイプ1の第1接合面4a及びニップル2の第2接合面5aが直接接触して接合面が形成されていたが、本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具10は、第1接合面4a及び第2接合面5aの間にシールリングが介装されても良い。本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具10において、シールリングを用いた態様例を以下添付図5,6を参照しながら説明する。
Furthermore, in the first embodiment described with reference to FIGS. 1 and 2, the first
図5,6は本発明の実施の形態1における他の態様例C,Dに係り、図2(c)における管体接合部分を拡大して示す部分拡大図であって、図5はシールリングとしてシートパッキンを用いた場合、図6はシールリングとしてOリングを用いた場合を夫々示す。 5 and 6 relate to other modes C and D according to the first embodiment of the present invention, and are partially enlarged views showing the tube joint portion in FIG. 2 (c) in an enlarged manner, and FIG. 5 is a seal ring. FIG. 6 shows a case where an O-ring is used as a seal ring.
図5に示す他の態様例Cは、シートパッキン20が接合部に介装された例である。即ち、この図5に示す態様例は、図3を用いて説明したパイプ1のリング状接合部14(第1周状突出部4)とニップル接合部5との間に、シートパッキン20が介装された例であり、パイプ1の第1接合面14aにニップル2の第2接合面5aがシートパッキン20を介して当接され、接続部材3に形成された接続部3aの第1内周返り部6bと第2内周返り部7aとによって、第1接合面14aと第2接合面5aとを当接して、リング状接合部14の背面14bとニップル接合部5の背面5bとを両側から挟み込んで接合し、接続部材3内部においてパイプ1とニップル2とが接続されている。
Another embodiment C shown in FIG. 5 is an example in which the sheet packing 20 is interposed at the joint. That is, in the embodiment shown in FIG. 5, the sheet packing 20 is interposed between the ring-shaped joint 14 (first circumferential protrusion 4) and the
図6に示す態様例Dは、Oリング21が接合部に介装された例である。即ち、この図6に示す態様例は、パイプ1のOリングフレア16(第1周状突出部4)は、フレア前面のテーパ状の第1接合面16aと折り返したフレアに背面16bが形成されると共に、ニップル接合部5も同様に、Oリングが当接されるテーパを有するリング状の第2接合面5aと軸心方向に略直交する背面5bが形成されている。
A mode example D shown in FIG. 6 is an example in which the O-
そして、前記パイプ1の第1接合面16aにOリング21を介してニップル2の第2接合面5aが当接され、接続部材3に形成された接続部3aの第1内周返り部6bと第2内周返り部7aとによって、第1接合面16aと第2接合面5aとを当接してOリングフレア16の背面16bとニップル接合部5の背面5bとを両側から挟み込んで接合し、接続部材3内部においてパイプ1とニップル2とが接続されている。
Then, the second
この様なパイプ1とニップル2の接続構造によれば、第1接合面14a,16a及び第2接合面5a,5aの間に、シートパッキン20やOリング21等のシールリングが介装されてなるので、接合面におけるシール性の信頼度が更に向上する。
According to such a connection structure of the
本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造に関し、ホース継手金具に採用した実施例について、以下前図1,2を参照しながら説明する。
上述した本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具の製作方法に基づき、下記の通り試作した管体の継手金具に、ホースを加締めて締結したものの耐圧試験を実施した。試作に用いた各部品の条件は、下記の通りである。
With respect to the pipe connection structure according to the first embodiment of the present invention, examples employed in the hose fitting will be described below with reference to FIGS.
Based on the pipe connection structure according to the first embodiment of the present invention described above and the method of manufacturing the hose fitting using the same, the hose is crimped and fastened to the pipe fitting produced as a trial as follows. A pressure test was performed. The conditions of each part used for the trial production are as follows.
(1)パイプ
・形状 :図1に示す通り
・材質 :JASO M101 TDW 呼び径4.76mm
・寸法 :外径d1=4.76mm、肉厚0.7mm、
・第1周状突出部のシート形状
:JASO F402 ダブルフレア(IDF)呼び4.75
d2=6.9mm
・表面処理:電気亜鉛めっき25μm+有機被膜(ふっ素樹脂コーティング)
15μm
(1) Pipe ・ Shape: As shown in FIG. 1 ・ Material: JASO M101 TDW Nominal diameter 4.76 mm
・ Dimensions: outer diameter d1 = 4.76 mm, wall thickness 0.7 mm,
-Sheet shape of the first circumferential protrusion
: JASO F402 Double Flare (IDF) Nominal 4.75
d2 = 6.9 mm
・ Surface treatment: electrogalvanized 25μm + organic coating (fluorine resin coating)
15 μm
(2)ニップル
・形状 :図1に示す通り
・材質 :S15C
・寸法 :第2周状突出部外径d3=7mm、管部外径3.5mm
・第2周状突出部のシート形状:JASO F402 AS1 呼び4.75
・表面処理:電気亜鉛めっき8μm+有色クロメート(3価クロム仕様)
(3)接続部材
・形状 :図1に示す通り
・材質 :S15C
・寸法 :第1開孔部径d4=7.2mm、第2開孔部径d5=7.2mm、
加締部内径d6=11mm
・表面処理:電気亜鉛めっき8μm+有色クロメート(3価クロム仕様)
(2) Nipple ・ Shape: As shown in FIG. 1 ・ Material: S15C
・ Dimensions: second circumferential protrusion outer diameter d3 = 7 mm, pipe outer diameter 3.5 mm
-Sheet shape of the second circumferential protrusion: JASO F402 AS1 nominal 4.75
・ Surface treatment: Electrogalvanized 8μm + colored chromate (trivalent chromium specification)
(3) Connection member ・ Shape: As shown in FIG. 1 ・ Material: S15C
-Dimensions: 1st opening part diameter d4 = 7.2mm, 2nd opening part diameter d5 = 7.2mm,
Clamping section inner diameter d6 = 11mm
・ Surface treatment: Electrogalvanized 8μm + colored chromate (trivalent chromium specification)
この様に製作した各部品を、図1,2を用いて説明した製作手順に従って、管体の接続を行なった。その際、図2(b)に示した接続部材3における第1開孔部内周近傍の肉厚t1及び第2開孔部内周近傍の肉厚t2を何れも0.65mm一定値とする一方、第1内周返り部6bを形成する際の加締量H1及び第2内周返り部7aを形成する際の加締量H2を種々変え(表1参照)て加締め、パイプ1とニップル2を接続してホース継手金具10を試作した。これらのホース継手金具10の各ニップル2にホース11を差し込み、接続部材3の加締部3aを外周から求心方向に加締めてホース11を接続した。
The parts manufactured in this way were connected to each other according to the manufacturing procedure described with reference to FIGS. At that time, in the connecting
次いで、上記ホース継手金具10試作品の耐圧試験を行なうため各ホース11を順次耐圧試験装置に接続して、試験流体を注入しつつ加圧し、圧力29.4MPaにて30s間保持して漏れの有無を確認した。この耐圧試験の結果を表1にまとめて示す。
Next, in order to perform a pressure resistance test of the hose fitting 10 prototype, each
この結果によれば、本発明の実施の形態1に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具において、耐圧試験に耐え得るシール性を有する管体の接続構造とするには、上記加締量H1とH2の和、即ち(H1+H2)を0.60mm以上とするのが好ましく、(H1+H2)を0.80mm以上とするのがより好ましいことが分かった。また、第1内周返り部6b及び第2内周返り部7aを形成する際の加締加工のバランス、更には加工後の前記両返り部6b,7aの信頼度のバランスから、前記加締量H1とH2を同程度の値とするのが好ましい。
According to this result, in the tube connection structure according to
次に、本発明の実施の形態2に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具を、以下添付図7を参照しながら説明する。図7は本発明の実施の形態2に係り、図2(c)における管体接合部分を拡大して示す部分拡大図であって、第1周状突出部が第1の管体から独立して第1接合面を有した環状シール部材としてオリーブを形成されてなる場合を示す。
Next, a pipe connection structure and a hose fitting using the same according to
但し、本発明の実施の形態2が上記実施の形態1と相違するところは、第1周状突出部の構成と、第1周状突出部及びパイプ(第1の管体)の独立構成有無に相違があり、これらの相違以外は上記実施の形態1と全く同構成であるから、上記実施の形態1と同一のものに同一符号を付して、以下その相違する点について説明する。 However, the second embodiment of the present invention differs from the first embodiment in that the configuration of the first circumferential protrusion and the independent configuration of the first circumferential protrusion and the pipe (first tube) are present. Since these are the same as those of the first embodiment except for these differences, the same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the differences will be described below.
即ち、上記実施の形態1に係る管体の接続構造またはこれを用いたホース継手金具においては、第1周状突出部はダブルフレアを構成すると共に、このダブルフレアはパイプ(第1の管体)と一体的に構成されていたのに対し、本発明の実施の形態2に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具では、第1周状突出部が第1接合面を有した環状シール部材を構成すると共に、この第1接合面を有した環状シール部材はパイプから独立して構成されている。 That is, in the tubular body connection structure according to the first embodiment or the hose fitting using the same, the first circumferential protrusion constitutes a double flare, and the double flare is a pipe (first tubular body). In the tube connection structure according to the second embodiment of the present invention and the hose joint fitting using the same, the first circumferential protrusion has the first joint surface. The annular seal member having the first joint surface is configured independently of the pipe.
図7に示す態様例では、第1周状突出部4がパイプ1から独立してオリーブ18を形成されている。そして、パイプ1の一端側外周1aとニップル接合部5との間にオリーブ18が介装され、パイプ1の一端側外周1aとニップル2の第2接合面5aがオリーブ18を介して当接され、接続部材3に形成された接続部3aの第1内周返り部6bと第2内周返り部7aとによって、第1接合面18aと第2接合面5aとを当接して、オリーブ18の背面18bとニップル接合部5の背面5bとを両側から挟み込んで接合し、接続部材3内部においてパイプ1とニップル2とが接続されている。
In the embodiment shown in FIG. 7, the first
従って、本発明の実施の形態2に係る管体の接続構造またはこれを用いたホース継手金具によれば、第1周状突出部4がパイプ1から独立した環状シール部材としてオリーブ18を形成されてなるので、前記パイプ1に第1周状突出部4を形成不可能または形成し難い場合でも、パイプ1とニップル2の接続が可能となる。
Therefore, according to the tube connection structure or the hose fitting using the same according to the second embodiment of the present invention, the first
以上説明した通り、本発明に係る管体の接続構造及びこれを用いたホース継手金具によれば、ねじ込みやオイル塗布の作業が不要となり、ねじ精度や表面処理の摩擦等の影響を回避できる。また、管体同士(例えば、パイプとニップル)の軸心ずれについても、加締装置等の設備面で対策が取り易い。更に、管体やソケットは、めっき処理品やコーティング加工品を使用可能なため、耐食性を維持できる上、接合部の加工は、ろう付の場合は加工時間が1時間程度と非常に長くなるが、本発明の場合は加締加工による内周返り部の形成に数秒要するのみである。 As described above, according to the tubular body connection structure and the hose coupling fitting using the same according to the present invention, screwing and oil application operations are not required, and the effects of screw accuracy and surface treatment friction can be avoided. Moreover, it is easy to take measures against the axial misalignment between the pipe bodies (for example, the pipe and the nipple) in terms of equipment such as a caulking device. Furthermore, since the pipe body and socket can be plated or coated products, the corrosion resistance can be maintained, and the processing time of the joint is extremely long, about 1 hour in the case of brazing. In the case of the present invention, it takes only a few seconds to form the inner periphery turning portion by caulking.
d1:パイプ外径,
d2:ダブルフレア(第1周状突出部)外径,
d3:ニップル接合部(第2周状突出部)外径,
d4:第1開孔部径,
d5:第2開孔部径,
d6:加締部内径,
D1,D2:加締径,
H1,H2:加締量,
t1:第1開孔部内周近傍の肉厚,
t2:第2開孔部内周近傍の肉厚,
1:パイプ(第1の管体), 1a:一端側外周,
2:ニップル(第2の管体),
3:接続部材, 3a:接続部, 3b:加締部,
4:ダブルフレア(第1周状突出部), 4a:第1接合面, 4b:背面,
5:ニップル接合部(第2周状突出部), 5a:第2接合面, 5b:背面,
6:第1開孔部, 6b:第1内周返り部,
7:第2開孔部, 7a:第2内周返り部,
10:ホース継手金具, 11:ホース,
14:リング状接合部(第1周状突出部), 14a:第1接合面, 14b:背面,
15:ISOフレア(第1周状突出部), 15a:第1接合面, 15b:背面,
16:Oリングフレア(第1周状突出部), 16a:第1接合面, 16b:背面,
18:オリーブ(第1周状突出部), 18a:第1接合面, 18b:背面,
20:シートパッキン, 21:Oリング
d1: pipe outer diameter,
d2: Double flare (first circumferential protrusion) outer diameter,
d3: Nipple joint (second circumferential protrusion) outer diameter,
d4: first aperture diameter,
d5: second aperture diameter,
d6: inner diameter of the crimped portion,
D1, D2: caulking diameter,
H1, H2: Clamping amount,
t1: Thickness near the inner periphery of the first aperture,
t2: thickness near the inner periphery of the second aperture,
1: Pipe (first tube), 1a: One end side outer periphery,
2: Nipple (second tube),
3: connection member, 3a: connection part, 3b: caulking part,
4: Double flare (first circumferential protrusion), 4a: first joint surface, 4b: back surface,
5: Nipple joint (second circumferential protrusion), 5a: second joint surface, 5b: back surface,
6: 1st opening part, 6b: 1st inner periphery return part,
7: 2nd opening part, 7a: 2nd inner periphery return part,
10: Hose fitting, 11: Hose,
14: Ring-shaped joint (first circumferential protrusion), 14a: first joint surface, 14b: back surface,
15: ISO flare (first circumferential protrusion), 15a: first joint surface, 15b: back surface,
16: O-ring flare (first circumferential protrusion), 16a: first joint surface, 16b: back surface,
18: Olive (first circumferential protrusion), 18a: first joint surface, 18b: back surface,
20: Seat packing, 21: O-ring
Claims (6)
前記第1の管体の一端側に形成された第1周状突出部の軸心方向先端側に第1接合面が設けられる一方、
前記第2の管体の一端側に形成された第2周状突出部の軸心方向先端側に第2接合面が設けられ、
前記接続部材には接続部が設けられると共に、
この接続部は、前記接続部材の一端側から軸心方向に順に、前記第1の管体に形成された第1周状突出部が挿通可能な第1開孔部と、前記第2の管体に形成された第2周状突出部が挿通可能な第2開孔部とが、同一または異なる内径を有して同心状に形成されたものであり、
前記第1開孔部に前記第1の管体が他端側から挿通され、
次いで、前記第2開孔部に前記第2の管体に形成された第2周状突出部が挿通されて、前記第1の管体の第1接合面に前記第2の管体の第2接合面が当接され、
前記第1開孔部における接続部材の軸心方向一端側の接続部端面を前記接続部材の一端側から他端側へ軸心方向に塑性変形させて第1内周返り部を、前記第2開孔部における接続部材の軸心方向他端側の接続部端面を前記接続部材の他端側から一端側へ軸心方向に塑性変形させて第2内周返り部を同時に形成し、
これら接続部材内部に形成された前記接続部の第1内周返り部と第2内周返り部とによって、前記第1周状突出部と第2周状突出部とを両側から挟み込んで接合し、前記第1の管体と第2の管体とが接続されてなり、
前記第1接合面には先端に向かって凹状のテーパ面が形成されるとともに、前記第2接合面には先端に向かって凸状のテーパ面が形成されてなり、
前記第1接合面のテーパ角と前記第2接合面のテーパ角とは傾斜角度が逆向きであって、前記第1接合面のテーパ角は前記第2接合面のテーパ角よりも大きいことを特徴とする管体の接続構造。 In the connection member having a substantially cylindrical shape, a connection structure for a tubular body in which one end side of the first tubular body and one end side of the second tubular body are in contact with each other and joined,
While the first joint surface is provided on the tip end side in the axial direction of the first circumferential protrusion formed on one end side of the first tubular body,
A second joining surface is provided on the tip end side in the axial direction of the second circumferential protrusion formed on one end side of the second tubular body;
The connection member is provided with a connection portion,
The connecting portion includes, in order from the one end side of the connecting member in the axial direction, a first opening portion through which a first circumferential protrusion formed in the first tubular body can be inserted, and the second tube The second opening portion through which the second circumferential protrusion formed in the body can be inserted is concentrically formed with the same or different inner diameter,
The first tubular body is inserted from the other end side into the first opening,
Next, a second circumferential protrusion formed on the second tubular body is inserted into the second opening, and the second tubular body is inserted into the first joint surface of the first tubular body. 2 joint surfaces are abutted,
The first inner periphery return portion is formed by plastically deforming the connecting portion end face on one end side in the axial direction of the connecting member in the first opening portion in the axial direction from one end side to the other end side of the connecting member. Forming the second inner circumferential return portion at the same time by plastically deforming the connecting portion end face on the other end side in the axial direction of the connecting member in the opening portion from the other end side of the connecting member to the one end side in the axial direction;
The first circumferential protrusion and the second circumferential protrusion are sandwiched and joined from both sides by the first inner periphery return portion and the second inner periphery return portion of the connection portion formed inside these connection members. , Ri Na is connected the the first tube and the second tube is,
The first joint surface is formed with a concave tapered surface toward the tip, and the second joint surface is formed with a convex taper surface toward the tip,
The taper angle of the first joint surface and the taper angle of the second joint surface are opposite to each other, and the taper angle of the first joint surface is larger than the taper angle of the second joint surface. Characteristic tube connection structure.
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