JP5707079B2 - レーザ加工装置 - Google Patents
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Description
また、上記構成によれば、レーザ照射ユニットとレーザ出射ユニットとを接続した際に、出射光学系の一部及び照射光学系の一部のうちの一方の突出部が他方の窪み部分に入り込むため、接続状態にあるレーザ照射ユニット及びレーザ出射ユニットの光軸方向における合計の長さを短くすることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記レーザ出射ユニット内には、前記光ファイバケーブルにおける前記レーザ光の出射側の端部と、該光ファイバケーブルから出射される前記レーザ光のビーム径を拡大する拡散レンズと、該拡散レンズによってビーム径が拡大された前記レーザ光を平行光にするコリメートレンズとが配置されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の発明において、前記レーザ照射ユニットの前記第2接続部には、前記レーザ出射ユニットの前記第1接続部との接続状態を検出する接続状態検出手段が設けられていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の発明において、前記第1接続部及び前記第2接続部における前記凸部及び前記凹部が設けられた位置とは異なる位置には、前記レーザ出射ユニットと前記レーザ照射ユニットとを接続する際に、前記光軸方向と直交する方向において前記レーザ出射ユニットと前記レーザ照射ユニットとの位置決めを行う位置決め手段が設けられていることを要旨とする。
さて、レーザ出射ユニット13とレーザ照射ユニット14とを接続する場合には、図4に示すように、まず、前後方向において第1接続部19と第2接続部29とが対向するように、レーザ出射ユニット13とレーザ照射ユニット14とを配置する。続いて、凹部28の前端部を凸部44の後端部(先端部)に上から載せるようにして嵌合させる。これにより、レーザ出射ユニット13の第1接続部19に対してレーザ照射ユニット14の第2接続部29が精度よく対向する。
(1)各ユニット13,14を接続する際に、凹部28に対して下側から凸部44を嵌合させてから前後方向に沿って各ユニット13,14を互いに近づくように移動させることで、各ユニット13,14が凸部44と凹部28との凹凸嵌合によってガイドされながら接近する。この場合、凸部44を凹部28に嵌合する際に、凹部28の前面(レーザ照射ユニット14側の面)に凸部44が衝突することを抑制できるので、凹部28の前面が傷ついたり凹んだりすることを抑制することができる。このため、第1接続部19と第2接続部29とが擦れ合うことを抑制しつつ、該各接続部19,29を容易に精度よく位置決め状態で接触させて接続することができる。したがって、レーザ出射ユニット13に対するレーザ照射ユニット14の着脱を繰り返しても、レーザ光Lの光軸の位置精度が低下することを抑制することができる。
(6)第1接触面24における上端部に各位置決めピン27が設けられるとともに、第2接触面33における上端部に各位置決めピン27が嵌入可能な各位置決め孔35が設けられている。このため、各ユニット13,14を接続する際に、各位置決めピン27を各位置決めピン27を嵌入することで、レーザ光Lの光軸方向と直交する方向における各ユニット13,14の位置決めを行うことができる。したがって、各ユニット13,14をより一層精度よく接続することができる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・各位置決めピン27及び各位置決め孔35は省略してもよい。
・凹部28は、レーザ出射ユニット13の第1接続部19の左右両端部及び上端部のうちのいずれか1箇所に配置してもよい。この場合、凹部28は前後方向の両側とレーザ出射ユニット13の外方側とが開放される。さらにこの場合、レーザ照射ユニット14の第2接続部29における凸部44の位置も凹部28に合わせて変更する必要がある。
・突出部20及び収容部30は省略してもよい。すなわち、出射光学系の一部を構成するコリメートレンズ23及び保護ガラス22は必ずしも第1接触面24よりも前方側へ突出するように配置する必要はなく、且つ照射光学系の一部を構成する保護ガラス32は必ずしも第2接触面33よりも前方側へ窪むように配置する必要はない。
・レーザ出射ユニット13側に凸部44を設けるとともにレーザ照射ユニット14側に凹部28を設けるようにしてもよい。
・レーザ出射ユニット13側に各位置決め孔35を設けるとともにレーザ照射ユニット14側に各位置決めピン27を設けるようにしてもよい。
・凸部44の少なくとも先端部に、先端側(後端側)に向かうほど左右方向(レーザ光Lの光軸方向と直交する方向)の幅が徐々に小さくなるテーパ部を設けるようにしてもよい。このようにすれば、凸部44における少なくともテーパ部が設けられた先端部(後端部)に凹部28の前端部を上側及び前側から容易に嵌合させることができる。
・レーザ照射ユニット14の開口部42を閉塞する保護ガラス43は省略してもよい。この場合、開口部42をfθレンズ41で閉塞する必要がある。
・レーザ照射ユニット14は、該レーザ照射ユニット14の設置態様によって、上側や横側からレーザ光Lを照射するように構成してもよい。
(イ)前記光軸方向において、前記凸部における当該凸部が設けられた前記接続部からの突出長さは、前記出射光学系の一部及び前記照射光学系の一部うちの突出している前記一方における当該一方が対応する前記接続部からの突出長さよりも長くなっていることを特徴とするレーザ加工装置。
このようにすれば、凸部の長さを適宜変更することで、レーザ照射ユニット及びレーザ出射ユニットのうち凸部が設けられた方のユニットを安定した状態で置くことができる。
Claims (7)
- レーザ発振部から発振されるレーザ光を出射する出射光学系を有したレーザ出射ユニットと、
該レーザ出射ユニットに対して着脱可能に接続されるとともに、前記レーザ出射ユニットから出射される前記レーザ光を加工対象物に照射するための照射光学系を有したレーザ照射ユニットと
を備えたレーザ加工装置であって、
前記レーザ出射ユニットにおける前記レーザ照射ユニットとの接続部である第1接続部及び前記レーザ照射ユニットにおける前記レーザ出射ユニットとの接続部である第2接続部のうち、その一方側には前記レーザ光の光軸方向に沿って突出する凸部が設けられるとともに、その他方側には前記凸部を嵌合可能とするとともに前記光軸方向に沿って摺動可能とする凹部が設けられ、
前記凹部は、前記光軸方向において少なくとも前記凸部側となる方向と、前記光軸方向と交差する方向において当該凹部が設けられた前記ユニットの外方側となる方向とに開放しており、
前記出射光学系の一部及び前記照射光学系の一部のうち、その一方は対応する前記接続部から前記光軸方向に沿って他方側へ突出するように突出部が配置されるとともに、その他方は対応する前記接続部から前記光軸方向に沿って前記一方の突出方向へ窪むように収容部が配置されており、
前記凸部の突出長さは、前記突出部の突出長さよりも長いことを特徴とするレーザ加工装置。 - 前記レーザ発振部を有するメインユニットを備え、
前記レーザ出射ユニットは、前記メインユニットと光ファイバケーブルを介して接続されるとともに、前記レーザ発振部から前記光ファイバケーブルを介して伝送される前記レーザ光を出射することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。 - 前記レーザ出射ユニット内には、前記光ファイバケーブルにおける前記レーザ光の出射側の端部と、該光ファイバケーブルから出射される前記レーザ光のビーム径を拡大する拡散レンズと、該拡散レンズによってビーム径が拡大された前記レーザ光を平行光にするコリメートレンズとが配置されていることを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
- 前記凸部及び前記凹部は、それらが設けられる前記ユニットにおける下端部に配置され、
前記凹部は、当該凹部が設けられた前記ユニットの下側となる方向に開放していることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のレーザ加工装置。 - 前記凸部には、少なくともその先端部に前記レーザ光の光軸方向と直交する方向における幅が先端側ほど小さくなるテーパ部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
- 前記レーザ照射ユニットの前記第2接続部には、前記レーザ出射ユニットの前記第1接続部との接続状態を検出する接続状態検出手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
- 前記第1接続部及び前記第2接続部における前記凸部及び前記凹部が設けられた位置とは異なる位置には、前記レーザ出射ユニットと前記レーザ照射ユニットとを接続する際に、前記光軸方向と直交する方向において前記レーザ出射ユニットと前記レーザ照射ユニットとの位置決めを行う位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
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