JP5798209B2 - 非水電解質二次電池用負極材及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents
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Description
そして、特許文献7の方法においては、均一な炭素被膜の形成が可能となるものの、Siを負極材として用いているため、リチウムイオンの吸脱着時の膨張・収縮が余りにも大きすぎて、結果として実用に耐えられず、サイクル性が低下するためにこれを防止するべく充電量の制限を設けなくてはならない。
特許文献8の方法においては、サイクル性の向上は確認されるものの、微細な珪素結晶の析出、炭素被覆の構造及び基材との融合が不十分であることより、充放電のサイクル数を重ねると徐々に容量が低下し、一定回数後に急激に低下するという現象があり、二次電池用としてはまだ不十分であるといった問題があった。
このように、珪素粉末、珪素の微粒子が珪素系化合物に分散した複合構造を有する粒子、一般式SiOx(0.5≦x≦1.6)で表される酸化珪素粉末のいずれか、またはこれらのうちの2以上の混合物が、珪素を含むリチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な材料からなる粉末であれば、より初回充放電効率が高く、また高容量でかつサイクル性に優れた非水電解質二次電池用負極材となる。
上述のように、本発明の非水電解質二次電池用負極材は、非水電解質の二次電池の負極として用いた場合の電池特性(初回効率及びサイクル特性)が良好なものである。このため、本発明の非水電解質二次電池用負極材が用いられたリチウムイオン二次電池は、電池特性、特に初回効率及びサイクル耐久性に優れたものである。
このように、Nを20とし、また所定値を10とすることで、評価精度を確保しつつ、評価に要する時間が長時間となることもなく、製造歩留りの低下を防止することができる。
このような方法で黒鉛被膜を形成することによって、粉末の表面により確実かつ簡易に黒鉛を均一に被覆することができ、より確実かつ簡易に得られたN個の粒子のISi/IGの標準偏差σが所定値以下である粒子を作製することができ、製造歩留りの改善と電池特性の改善を同時に図ることができる。
このように、50Pa〜30000Paの減圧下で黒鉛被膜の形成工程を行うことによって、粒子への均一な黒鉛被覆が可能となり、歩留りの向上を図ることができる。またこれによって作製した導電性粉末を非水電解質二次電池用負極材として用いることによって電池の導電性を著しく向上させることができ、より電池容量を改善することができる。
このように、有機物ガス及び/又は蒸気雰囲気を、メタンを50体積%以上含有する雰囲気とすることによって、高品質の黒鉛被膜を形成することができ、よりサイクル特性に優れた非水電解質二次電池用負極材を製造することができる。
このように、珪素を含むリチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な材料からなる粉末として、高容量であったり、充放電を繰り返した際の体積膨張率が低い等の特徴を有する、珪素粉末や、珪素の微粒子が珪素系化合物に分散した複合構造を有する粒子、一般式SiOx(0.5≦x≦1.6)で表される酸化珪素粉末のいずれかや、これらのうちの2以上の混合物を用いることによって、確実に初回充放電効率が高く、また高容量でかつサイクル性に優れた非水電解質二次電池用負極材を得ることができる。
前述のように、酸化珪素系の高い電池容量と低い体積膨張率の利点を維持しつつ、初回充放電効率が高くまたサイクル特性に優れた非水電解質二次電池負極用として有効な負極材とその製造方法の開発が待たれていた。
このため、電池容量は珪素と比較して小さいものの、炭素と比較すれば質量あたりで5〜6倍と高く、さらには体積膨張も小さく、負極活物質として使用しやすいと考えられている。
この導電性を付与するための方法として、黒鉛等の導電性のある粒子と混合したり、上記複合粒子の表面を黒鉛被膜で被覆する方法、及びその両方を組み合わせる方法がある。
例えば黒鉛被膜で被覆する方法としては、複合粒子を有機物ガス及び/又は蒸気中で化学蒸着(CVD)する方法が好適であり、熱処理時に反応器内に有機物ガス及び/又は蒸気を導入することで効率よく行うことが可能である。
具体的には、導電性に影響を及ぼすのは、黒鉛被覆の量だけでなく、その被膜の均一性も重要であることが判った。
例えば十分な黒鉛量が得られていても、被膜が不均一で酸化珪素の表面が部分的に露出していたりすると、その部分は絶縁性となってしまい充放電容量やサイクル特性に悪影響を及ぼす。
この強度比の絶対値は、黒鉛被覆量や酸化珪素の一次粒径、またCVD処理時の温度による珪素結晶の成長度合いなどでも変化するが、強度比の粒子間のばらつきは均一度に依存する。
そして、得られた各種材料の分析を行った結果、電池特性と黒鉛被膜の被覆状態がある特定の範囲であると電池特性(初回充放電効率やサイクル特性)の良好な非水電解質二次電池用負極材料となること、また特定の範囲であることを製造過程において評価することで電池特性(初回充放電効率やサイクル特性)の良好な負極材を高効率で製造することができることを知見し、本発明を完成するに至ったものである。
本発明の非水電解質二次電池用負極材は、少なくとも、珪素を含むリチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な材料からなる粉末の表面が黒鉛被膜で被覆された導電性粉末からなる非水電解質二次電池用負極材である。
そしてこの導電性粉末は、該導電性粉末中の粒子20個を無作為に抽出して各粒子のラマンスペクトルを測定して500cm−1に現れる珪素のピークISiと1580cm−1に現れるグラファイトのピークIGの強度比ISi/IGを計測したときに、得られた20個の粒子のISi/IGの標準偏差σがσ≦10の関係を満たすものである。
標準偏差σが10より大きい場合、粒子表面で場所によっては黒鉛被膜が非常に薄い、若しくは被覆されていない状態が存在するものとなり、リチウムイオンの吸蔵、放出が阻害されて導電性が低下するおそれがあるものとなる。そのため、標準偏差σは10以下とする。
珪素を含むリチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な材料からなる粉末がこのような粒子からなるものであれば、より初回充放電効率が高く、また高容量でかつサイクル性に優れた非水電解質二次電池用負極材とすることができる。
このように、珪素を含むリチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な材料からなる粉末として、高容量であったり、充放電を繰り返した際の体積膨張率が低い等の特徴を有する、珪素粉末や、珪素の微粒子が珪素系化合物に分散した複合構造を有する粒子、一般式SiOx(0.5≦x≦1.6)で表される酸化珪素粉末のいずれかや、これらのうちの2以上の混合物を用いることによって、より初回充放電効率が高く、また高容量でかつサイクル性に優れた非水電解質二次電池用負極材が得られるようになる。
なお、珪素ナノ粒子が酸化珪素中に分散した構造を有する粒子中の酸化珪素については、二酸化珪素であることが望ましい。なお、透過電子顕微鏡によってシリコンのナノ粒子(結晶)が無定形の酸化珪素に分散していることを確認することができる。
例えば、平均粒子径は0.1〜50μmが望ましく、下限は0.2μm以上がより望ましく、0.5μm以上がさらに望ましい。上限は30μm以下がより望ましく、20μm以下がさらに望ましい。
なお、本発明における平均粒子径とは、レーザー光回折法による粒度分布測定における重量平均粒子径で表すものである。
BET比表面積が0.5m2/g以上であれば、電極に塗布した際の接着性が低下して電池特性が低下するおそれも無い。また100m2/g以下であれば、粒子表面の二酸化珪素の割合が大きくなり、リチウムイオン二次電池負極材として用いた際に電池容量が低下するおそれも無いものとすることができる。
このように黒鉛の化学蒸着中における最高温度より50℃以上低い温度から有機物ガス及び/又は蒸気の通気を開始して粉末に黒鉛被膜を形成することによって、粉末の表面により均一に黒鉛を被覆することができるため、得られたN個の粒子のISi/IGの標準偏差σが所定値以下の粒子をより確実かつ簡易に作製することができ、より効率的に高品質(電池特性が良好)な非水電解質二次電池用負極材を効率よく製造することができる。
このように、50Pa〜30000Paの減圧下で黒鉛被膜の形成工程を行うことによって、黒鉛を更に均一に被覆することができ、電池特性の向上を図ることができる。
より具体的には、メタン、エタン、エチレン、アセチレン、プロパン、ブタン、ブテン、ペンタン、イソブタン、ヘキサン等の炭化水素の単独もしくは混合物、ベンゼン、トルエン、キシレン、スチレン、エチルベンゼン、ジフェニルメタン、ナフタレン、フェノール、クレゾール、ニトロベンゼン、クロルベンゼン、インデン、クマロン、ピリジン、アントラセン、フェナントレン等の1環〜3環の芳香族炭化水素もしくはこれらの混合物が挙げられる。また、タール蒸留工程で得られるガス軽油、クレオソート油、アントラセン油、ナフサ分解タール油等も単独もしくは混合物として用いることができる。
黒鉛被覆量を0.3質量%以上とすることで、十分な導電性を維持することができ、非水電解質二次電池の負極とした際のサイクル性の向上を確実に達成することができる。また、黒鉛被覆量が40質量%以下であれば、効果の向上が見られずに負極材料に占める黒鉛の割合が多くなって非水電解質二次電池用負極材として用いた場合に充放電容量が低下するような事態が発生する可能性を極力低くすることができる。
そして、得られたN個の粒子のISi/IGの標準偏差σが所定値以下(例えば10以下)か否かを評価する。
このように、得られたN個の粒子のISi/IGの標準偏差σを10以下とすることで、黒鉛被膜が薄いか、若しくは被覆されていない粒子が多く含まれていることを高確率で抑制できる。そのため、標準偏差σがσ≦10の関係を満たすかどうかを評価することが重要である。
20個ならば、測定数が必要以上に多くなって測定に要する時間が長くなり過ぎることもなく、また測定数が少ないために評価精度が低くなるといった事態となることを確実に抑制することができる。
また、本発明のリチウムイオン二次電池は、上記負極材を用いた負極からなる点に特徴を有し、その他の正極、電解質、セパレータ等の材料及び電池形状等は公知のものを使用することができ、特に限定されない。
具体的にはAl,Ti,Fe,Ni,Cu,Zn,Ag,Sn,Si等の金属粒子や金属繊維又は天然黒鉛、人造黒鉛、各種のコークス粒子、メソフェーズ炭素、気相成長炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、PAN系炭素繊維、各種の樹脂焼成体等の黒鉛を用いることができる。
上述の負極材と、必要に応じて導電剤と、結着剤等の他の添加剤とに、N−メチルピロリドン又は水等の溶剤を混練してペースト状の合剤とし、この合剤を集電体のシートに塗布する。
この場合、集電体としては、銅箔、ニッケル箔等、通常、負極の集電体として使用されている材料であれば、特に厚さ、表面処理の制限なく使用することができる。
なお、合剤をシート状に成形する成形方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。
電解質としては、例えば、六フッ化リン酸リチウム、過塩素酸リチウム等のリチウム塩を含む非水溶液が用いられる。非水溶媒としてはプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメトキシエタン、γ−ブチロラクトン、2−メチルテトラヒドロフラン等の1種又は2種以上を組み合わせて用いられる。また、それ以外の種々の非水系電解質や固体電解質も使用することができる。
(実施例1)
平均粒子径が5μm、BET比表面積が3.5m2/gのSiOx(x=1.01)100gを粉体層厚みが10mmとなるようバッチ式加熱炉内に仕込んだ。
そして油回転式真空ポンプで炉内を減圧しつつ炉内を900℃に昇温した。そして900℃に達した後にCH4ガスを0.3NL/min流入し、5時間の黒鉛被覆処理を行った。更に、その後CH4ガスを0.3NL/minで通気したまま50℃/hrで1100℃まで昇温し、1100℃で3時間保持した。なお、この時の減圧度は800Paとした。
処理後に降温し、106gの黒色粒子を得た。
この導電性粒子を20個無作為に抽出し、堀場製作所製顕微レーザーラマン分光装置LabRAM HR−800を用いて、その500cm−1付近のSiピーク(ISi)と1580cm−1付近のグラファイトのピーク(IG)を評価し、強度比(ISi/IG)を計測した。
そしてその結果の標準偏差σを計算したところ、σは0.1であった。
次に、以下の方法で、得られた粒子を負極活物質として用いた電池評価を行った。
まず、得られた負極材45質量%と人造黒鉛(平均粒子径10μm)45質量%、ポリイミド10質量%を混合し、さらにN−メチルピロリドンを加えてスラリーとした。
このスラリーを厚さ12μmの銅箔に塗布し、80℃で1時間乾燥後、ローラープレスにより電極を加圧成形し、この電極を350℃で1時間真空乾燥させた。その後、2cm2に打ち抜き、負極とした。
そしてこの際の充電容量(初回充電容量)と放電容量(初回放電容量)から初回充放電効率を算出した。
以上の充放電試験を繰り返し、評価用リチウムイオン二次電池の50サイクル後の充放電試験を行った。その結果を表1に示す。
実施例1と同じSiOx粒子をバッチ式加熱炉内に仕込んだ。
そして油回転式真空ポンプで炉内を減圧しつつ、炉内を200℃/hrで800℃まで昇温し、その後800℃からはCH4ガスを0.3NL/minで通気しながら30℃/hrの昇温速度で1100℃まで昇温した。そして1100℃に達したら、CH4ガス0.3NL/min通気のまま3時間保持して黒鉛被覆処理を行った。処理後は降温し、106.5gの黒色粒子を得た。
得られた黒色粒子は、平均粒子径5.3μm、BET比表面積が6.2m2/gで、黒色粒子に対する黒鉛被覆量6.0質量%の導電性粒子であった。
そして粒子20個のISi/IGの標準偏差σは0.4であった。
その結果、初回充電容量2140mAh/g、初回放電容量1626mAh/g、初回充放電効率76%、50サイクル目の放電容量1512mAh/g、50サイクル後のサイクル保持率93%の高容量であり、かつ初回充放電効率及びサイクル性に優れたリチウムイオン二次電池であることが確認された。
実施例1と同じSiOx粒子100gをバッチ式加熱炉内に仕込んだ。
そして油回転式真空ポンプで炉内を減圧しつつ、炉内を1100℃に昇温させた。1100℃に達した後にCH4ガスを0.6NL/min流入し、3時間の黒鉛被覆処理を行った。なお、この時の減圧度は1500Paであった。
得られた黒色粒子は、黒色粒子に対する黒鉛被覆量5.3質量%、平均粒子径5.1μm、BET比表面積5.1m2/gの粒子であった。
そして粒子20個のISi/IGの標準偏差σは4.8であった。
その結果、初回充電容量2030mAh/g、初回放電容量1563mAh/g、初回充放電効率77%、50サイクル目の放電容量1360mAh/g、50サイクル後のサイクル保持率86%であった。
実施例1と同じSiOx粒子300gをバッチ式加熱炉内に仕込んだ。この際の粉体層厚みは30mmとなった。
そして油回転式真空ポンプで炉内を減圧しつつ、炉内を1100℃に昇温させた。1100℃に達した後にCH4ガスを0.6NL/min流入し、8時間の黒鉛被覆処理を行った。なお、この時の減圧度は1500Paであった。
冷却後回収したところ、底部に黒鉛被覆処理が十分にされていないと思われる茶色を呈した部分が観察された。
この粉末を混合して測定したところ、黒鉛被覆量5.4質量%、平均粒子径5.0μm、BET比表面積5.5m2/gの粒子であった。
そして粒子20個のISi/IGの標準偏差σは12.4と、ばらつきが大きかった。
その結果、初回充電容量1826mAh/g、初回放電容量1388mAh/g、初回充放電効率76%、50サイクル目の放電容量1193mAh/g、50サイクル後のサイクル保持率86%であった。
このように、比較例1の負極材は、実施例1、2及び参考例の負極材に比べて明らかに放電容量及び初回充放電効率に劣るリチウムイオン二次電池であることが確認された。
実施例1と同じSiOx粒子100gをバッチ式加熱炉内に仕込んだ。
そして油回転式真空ポンプで炉内を減圧しつつ、炉内を1100℃に昇温させた。1100℃に達した後にトルエン0.3g/minとAr2L/minを炉内に流入して、2時間の黒鉛被覆処理を行った。なお、この時の減圧度は1000Paであった。
得られた黒色粒子は、黒色粒子に対する黒鉛被覆量5.6質量%、平均粒子径5.6μm、BET比表面積3.1m2/gの粒子であった。
そして粒子20個のISi/IGの標準偏差σは11.0と、ばらつきが大きかった。
その結果、初回充電容量2160mAh/g、初回放電容量1663mAh/g、初回充放電効率77%、50サイクル目の放電容量948Ah/g、50サイクル後のサイクル保持率57%であった。
このように、比較例2の負極材は実施例1、2及び参考例の負極材に比べて明らかにサイクル特性に劣るリチウムイオン二次電池であることが確認された。
Claims (3)
- 少なくとも、珪素を含むリチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な材料からなる粉末の表面が黒鉛被膜で被覆された導電性粉末からなる非水電解質二次電池用負極材であって、
前記導電性粉末は、該導電性粉末中の粒子20個を無作為に抽出して各粒子のラマンスペクトルを測定して500cm−1に現れる珪素のピークISiと1580cm−1に現れるグラファイトのピークIGの強度比ISi/IGを計測したときに、得られた20個の粒子のISi/IGの標準偏差σがσ≦3の関係を満たすものであり、
前記導電性粉末は、珪素のピークI Si を有するものであり、
前記黒鉛被膜の被覆量は、黒鉛被覆した粒子全体に対して0.3〜40質量%であることを特徴とする非水電解質二次電池用負極材。 - 前記珪素を含むリチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な材料からなる粉末は、珪素粉末、珪素の微粒子が珪素系化合物に分散した複合構造を有する粒子、一般式SiOx(0.5≦x≦1.6)で表される酸化珪素粉末のいずれか、またはこれらのうちの2以上の混合物であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池用負極材。
- 少なくとも、正極と、負極と、リチウムイオン導電性の非水電解質とからなるリチウムイオン二次電池であって、前記負極に、請求項1または請求項2に記載の非水電解質二次電池用負極材が用いられたものであることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
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