JP5790550B2 - 立体的回路基板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
該表面保護層は、主剤と硬化剤から構成される2液性の絶縁性樹脂であり、
前記フィルム状回路基板の端部間の間隙から露出した前記接着剤層と前記フィルム状回路基板の表面との間には段差が生じており、
前記間隙には前記2液性の絶縁性樹脂が充填されて前記段差が解消されているとともに、前記表面保護層の表面は、前記間隙の上方も含めて平坦に構成されていることを特徴とする。
前記フィルム状回路基板が円筒形状又は円柱形状を有する基体の周面に接着剤層を介して貼り付けられ、前記フィルム状回路基板の端部間の間隙から露出した前記接着剤層と前記フィルム状回路基板の表面との間には段差が生じているフィルム状回路基板実装体を用意する工程と、
常温下で主剤と硬化剤が混合することにより硬化する2液性の絶縁性樹脂を、常温下で各々独立した供給管を介して所定箇所に供給し、該所定箇所で前記主剤と前記硬化剤を混合させて前記フィルム状回路基板実装体の表面に供給し、前記間隙に前記2液性の絶縁性樹脂を充填して前記段差を解消するとともに、前記表面保護層の表面を、前記間隙の上方も含めて平坦に構成する工程と、を有することを特徴とする。
前記所定箇所は前記フィルム状回路基板実装体の上側表面であり、
前記主剤及び前記硬化剤は、前記フィルム状回路基板実装体の長手方向に沿って移動しながら前記フィルム状回路基板実装体の上側表面に滴下供給されて混合し、
前記円形スキージが、移動供給された前記主剤及び前記硬化剤に追従するように移動して前記2液性の絶縁性樹脂を平滑化するようにしてもよい。
前記所定箇所は、前記フィルム状回路基板実装体を内嵌し、下方から上方に移動可能な樹脂溜めであり、
前記主剤及び前記硬化剤は、前記樹脂溜めに供給されて前記樹脂溜め内部で混合し、
前記円形スキージは前記樹脂溜めの下に設けられ、
前記樹脂溜めは、前記2液性の絶縁性樹脂を前記フィルム状回路基板実装体の表面に供給しながら下方から上方に移動し、
前記円形スキージが前記樹脂溜めに追従して下方から上方に移動することにより、前記フィルム状回路基板実装体への前記2液性の絶縁性樹脂の塗布及び平滑化が行われることとしてもよい。
また他方で、前記フィルム状回路基板実装体は、鉛直方向に立てられた状態で用意され、
前記所定箇所は、前記フィルム状回路基板実装体を内嵌し、下方から上方に移動可能な樹脂溜めの上方に設けられた前記各々独立した供給管の合流路であり、
前記主剤及び前記硬化剤は、前記合流路で混合して前記樹脂溜めに供給され、
前記円形スキージは前記樹脂溜めの下に設けられ、
前記樹脂溜めは、前記2液性の絶縁性樹脂を前記フィルム状回路基板実装体の表面に供給しながら下方から上方に移動し、
前記円形スキージが前記樹脂溜めに追従して下方から上方に移動することにより、前記フィルム状回路基板実装体への前記2液性の絶縁性樹脂の塗布及び平滑化が行われることとしてもよい。
図1は、本発明の実施形態1に係る立体的回路基板の一例を示した正面図である。図1において、実施形態1に係る立体的回路基板は、基体10と、フィルム状回路基板30と、表面保護層50とを備える。また、基体10は、回転軸11を有し、フィルム状回路基板30は、フィルム31と、金属配線32とを有する。
図5は、本発明の実施形態2に係る立体的回路基板の製造方法の一例を示した図である。実施形態2に係る立体的回路基板の製造方法においては、2液性樹脂供給装置70は、実施形態1に係る立体的回路基板の製造方法と同様の装置を用いるが、2液性エポキシ樹脂をリング状回路基板実装体40の表面に塗布する塗布方法が実施形態1と異なっており、これに伴い、塗布装置も実施形態1と異なるものと用いる。
以下、実施形態1に係る立体的回路基板及びその製造方法を実施した実施例について説明する。なお、本実施例において、今まで説明した構成要素と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図1に示したような配線回路パターンを有するフィルム状回路基板を得るために、絶縁性フィルムとして、厚さ38μmのポリイミドフィルムの片面に厚さ8μmのCu層が形成された3造の基材を用いて、該Cu層上にドライフィルムレジスト(旭化成株式会社製、AQ−1158)をラミネートした。
特許文献2に記載されているような、フィルム状回路基板を真空吸着して搬送する保持機構と、円筒状基体を中心軸が水平となる状態で回転可能に保持する回転機構と、フィルム状回路基板の他面側の接着剤層の保護フィルムを除去する手段を備える装置を用いて、図2に示したように、フィルム状回路基板30を、円筒状の基体10であるローラの外周面に貼り付けた。
実施形態1において説明した製造方法で、フィルム状回路基板30に2液性エポキシ樹脂90分硬化タイプ(E−ボンド:コニシ製)を用い、主剤61と硬化剤62、混ぜ合わせた後に配線回路32上に塗布後、円形スキージ90で余分な樹脂を取り除き、硬化まで常温放置し立体的回路基板を作製した。
表面保護層の形成工程で、熱硬化性樹脂を用いて表面保護層を作製した以外は、本実施例と同様の条件で立体的回路基板の作成を行った。
20 接着剤層
30 フィルム状回路基板
31 フィルム
32 金属配線
33、34 端部
35 間隙
40 フィルム状回路基板実装体
50 表面保護層
60 2液性エポキシ樹脂
61 主剤
62 硬化剤
70 2液性樹脂供給装置
71 主剤タンク
72 硬化剤タンク
73 主剤供給管
74 硬化剤供給管
80、81 樹脂溜め
90、92、93 円形スキージ
91、94 スキージ保持部
100、101、102 実装体保持部
110、111、112 針状部
120 樹脂溜め支持軸
121 樹脂溜め移動機構
130 下部実装体保持部支持軸
131 下部実装体保持部移動機構
Claims (8)
- フィルム状回路基板を円筒形状又は円柱形状を有する基体の周面に接着剤層を介して貼着し、前記フィルム状回路基板の表面を表面保護層で覆った立体的回路基板であって、
該表面保護層は、主剤と硬化剤から構成される2液性の絶縁性樹脂であり、
前記フィルム状回路基板の端部間の間隙から露出した前記接着剤層と前記フィルム状回路基板の表面との間には段差が生じており、
前記間隙には前記2液性の絶縁性樹脂が充填されて前記段差が解消されているとともに、前記表面保護層の表面は、前記間隙の上方も含めて平坦に構成されていることを特徴とする立体的回路基板。 - 前記2液性の絶縁性樹脂は、2液性エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の立体的回路基板。
- フィルム状回路基板を円筒形状又は円柱形状を有する基体の周面に接着剤層を介して貼着し、前記フィルム状回路基板の表面を表面保護層で覆った立体的回路基板の製造方法であって、
前記フィルム状回路基板が円筒形状又は円柱形状を有する基体の周面に接着剤層を介して貼り付けられ、前記フィルム状回路基板の端部間の間隙から露出した前記接着剤層と前記フィルム状回路基板の表面との間には段差が生じているフィルム状回路基板実装体を用意する工程と、
常温下で主剤と硬化剤が混合することにより硬化する2液性の絶縁性樹脂を、常温下で各々独立した供給管を介して所定箇所に供給し、該所定箇所で前記主剤と前記硬化剤を混合させて前記フィルム状回路基板実装体の表面に供給し、前記間隙に前記2液性の絶縁性樹脂を充填して前記段差を解消するとともに、前記表面保護層の表面を、前記間隙の上方も含めて平坦に構成する工程と、を有することを特徴とする立体的回路基板の製造方法。 - 前記フィルム状回路基板実装体の表面に供給された前記2液性の絶縁性樹脂を、円形スキージにより平滑化する工程を更に有することを特徴とする請求項3に記載の立体的回路基板の製造方法。
- 前記フィルム状回路基板実装体は、水平に支持されて用意され、
前記所定箇所は前記フィルム状回路基板実装体の上側表面であり、
前記主剤及び前記硬化剤は、前記フィルム状回路基板実装体の長手方向に沿って移動しながら前記フィルム状回路基板実装体の上側表面に滴下供給されて混合し、
前記円形スキージが、移動供給された前記主剤及び前記硬化剤に追従するように移動して前記2液性の絶縁性樹脂を平滑化することを特徴とする請求項4に記載の立体的回路基板の製造方法。 - 前記フィルム状回路基板実装体は、鉛直方向に立てられた状態で用意され、
前記所定箇所は、前記フィルム状回路基板実装体を内嵌し、下方から上方に移動可能な樹脂溜めであり、
前記主剤及び前記硬化剤は、前記樹脂溜めに供給されて前記樹脂溜め内部で混合し、
前記円形スキージは前記樹脂溜めの下に設けられ、
前記樹脂溜めは、前記2液性の絶縁性樹脂を前記フィルム状回路基板実装体の表面に供給しながら下方から上方に移動し、
前記円形スキージが前記樹脂溜めに追従して下方から上方に移動することにより、前記フィルム状回路基板実装体への前記2液性の絶縁性樹脂の塗布及び平滑化が行われることを特徴とする請求項4に記載の立体的回路基板の製造方法。 - 前記フィルム状回路基板実装体は、鉛直方向に立てられた状態で用意され、
前記所定箇所は、前記フィルム状回路基板実装体を内嵌し、下方から上方に移動可能な樹脂溜めの上方に設けられた前記各々独立した供給管の合流路であり、
前記主剤及び前記硬化剤は、前記合流路で混合して前記樹脂溜めに供給され、
前記円形スキージは前記樹脂溜めの下に設けられ、
前記樹脂溜めは、前記2液性の絶縁性樹脂を前記フィルム状回路基板実装体の表面に供給しながら下方から上方に移動し、
前記円形スキージが前記樹脂溜めに追従して下方から上方に移動することにより、前記フィルム状回路基板実装体への前記2液性の絶縁性樹脂の塗布及び平滑化が行われることを特徴とする請求項4に記載の立体的回路基板の製造方法。 - 前記2液性の絶縁性樹脂は、2液性エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の立体的回路基板の製造方法。
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