JP5783295B2 - 電極材料、ペースト、電極板及びリチウムイオン電池 - Google Patents
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Description
また、最近では、エネルギー技術と住宅とのコラボレーションとしてHEMS(ホームエネルギー・マネッジメントシステム)が知られており、スマート家電や電気自動車、あるいは太陽光発電等、家庭の電気に関わる情報と制御システムを集約することで、自動制御、電力需給の最適化等を管理し、賢くエネルギーを消費するシステムが注目されている。
しかしながら、粒子の微細化や導電性物質を多量に用いて複合化を行った場合、電極密度の低下を招き、ひいては、電池の密度低下、即ち単位容積当たりの容量低下を引き起こしてしまうという問題点がある。そこで、この問題点を解決する方法として、電子導電性物質である炭素前駆体として有機物溶液を用い、この有機物溶液と電極活物質粒子とを混合した後、乾燥し、得られた乾燥物を非酸化性雰囲気下にて熱処理し、有機物を炭化させることにより、電極活物質粒子の表面を炭素で被覆して電極材料とする、炭素被覆法が見出された。
これらの提案の1つに、LiFePO4からなる粒子の表面を、還元糖の熱分解により生成した炭素により被覆した電極材料がある(例えば、特許文献1)。
この電極材料は、リチウム成分と、Fe成分と、P成分と、還元糖とを含む溶液または懸濁液を噴霧し、加熱することにより、容易に合成することができる。
例えば、LiMnPO4の場合、Mnが炭化反応を抑制する負触媒として働くために、LiMnPO4では炭素被覆法を適用して電子伝導性を改善することが難しかった。
そして、LiFePO4は、LiMnPO4等の他のオリビン構造を有する正極活物質よりも容量やエネルギー密度が低いため、LiFePO4以外のオリビン構造を有する正極活物質にも炭素を被覆させる方法が求められていた。
本発明のリチウムイオン電池は、本発明の電極板を備えてなることを特徴とする。
本発明のリチウムイオン電池によれば、本発明の電極材料を含有しているので、高容量かつ高エネルギー密度であるリチウムイオン電池を提供することができる。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本実施形態の電極材料は、炭素質被膜で被覆されている、Feを含むオリビン構造のLixAyDzPO4(但し、AはCo、Mn、Ni、Cu、Crの群から選択される1種または2種以上、DはMg、Ca、Sr、Ba、Ti、Zn、B、Al、Ga、In、Si、Ge、Sc、Y、希土類元素の群から選択される1種または2種以上、0<x≦2、0<y≦1、0≦z≦1.5)粒子からなり、前記Feは、LixAyDzPO41molに対して、0.01mol以上かつ0.1mol以下含有され、前記LixAyDzPO4粒子表面において、前記Feの存在比(Fe/(Fe+A+D))は、0.02以上かつ0.25以下であることを特徴とする。
ここで、希土類元素とは、ランタン系列であるLa、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの15元素のことである。
また、LixAyDzPO4は、LixAyPO4であることが好ましく、LixMnyPO4であることがより好ましい。
その理由は、AよりもFeの方がLiイオンの伝導性が高いため、このようなFe分布が形成されることにより、LixAyDzPO4粒子内にLiイオン伝導パスが形成され、LixAyDzPO4粒子内部のLiイオンの拡散性を向上させることができると考えられるからである。
ここで、「炭素質被膜で被覆されている、Feを含むオリビン構造のLixAyDzPO4粒子が複数個凝集した凝集粒子」とは、炭素質被膜同士が接触している状態、及びFeを含むオリビン構造のLixAyDzPO4粒子同士が接触している状態の双方を意味するが、炭素質被膜同士が接触している状態がより好ましい。
Feが電極材料中に上記範囲で含有されることにより、LixAyDzPO4の高容量かつ高エネルギーの特性を阻害せず、かつ、電子伝導性を確保するために必要な炭素質被膜が被覆される。
ここで、LixAyDzPO4粒子表面において、Feの存在比が上記範囲であることが好ましい理由の詳細は不明ではあるが、次のように考えられる。
すなわち、Feは、電極材料が高容量及び高エネルギーの効果が得られる程度に、LixAyDzPO4粒子表面に散在しているのが好ましいと考えられる。
その後、600kgf/cm2の圧力にて加圧して電極板を作製し、リチウムイオン電池の正極とする。
次いで、この電池用部材を電解液(エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを体積比で1:1となるように混合し、得られた混合溶媒に六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を、濃度1モル/dm3となるように溶解させた混合液)に浸漬し、リチウムイオン電池を作製する。
このように、放電電流が0.1Cで測定した電流容量が130mAh/g以上であれば高容量であり、好ましくは138mAh/g以上であり、より好ましくは145mAh/g以上であり、さらに好ましくは153mAh/g以上である。
また、0.1Cでの放電の際に、Feが多く存在することに由来するプラトー電位が現れないことがより好ましい。
このように、放電電流が3Cで測定した電流容量が120mAh/g以上であれば高容量であり、好ましくは130mAh/g以上であり、より好ましくは140mAh/g以上である。
例えば、電極材料をインジウムに埋め込んだ試料を作製し、試料の最表面には、多くのLixAyDzPO4粒子が表面を揃えた状態で配列され、深さ方向には多くのLixAyDzPO4粒子が積層された状態を得る。この試料を、飛行時間型二次イオン質量分析計(TOF−SIMS)を用いて、Gaイオンビーム(ビーム径:サブミクロン)で、LixAyDzPO4粒子1個の大きさの50倍〜200倍程度の領域をスキャンして、試料表面に配列されかつ試料内に積層されたLixAyDzPO4粒子を堀削しながら、各深さにおけるFe、A、Dのカウント数を検出し、各深さにおけるFe存在比(Fe/(Fe+A+D))を算出する。
飛行時間型二次イオン質量分析計(TOF−SIMS)の検出深さはサブnmオーダーであるため、最表面のデータは、LixAyDzPO4粒子表面のみに含有されるFe存在比を検出することができる。
ここで、炭素質被膜で被覆されている、Feを含むオリビン構造のLixAyDzPO4粒子の平均粒子径を上記範囲とした理由は、平均粒子径が0.01μm未満では、LixAyDzPO4粒子表面を薄膜状の炭素で充分に被覆することが困難となり、高速充放電における放電容量が低くなり、その結果、充分な充放電性能を実現することが困難となるからである。一方、平均粒子径が20μmを超えると、LixAyDzPO4粒子の内部抵抗が大きくなり、その結果、高速充放電における放電容量が不十分なものとなるからである。
また、この炭素質被膜で被覆されている、Feを含むオリビン構造のLixAyDzPO4粒子を水等の溶媒に分散させて分散液とし、この分散液の個数平均粒子径を、レーザー回折散乱式粒度分布測定装置等を用いて測定して平均粒子径としてもよい。
炭素質被膜の被覆率は、透過電子顕微鏡(TEM)、エネルギー分散型X線分光器(EDX)を用いて測定することができる。ここで、炭素質被膜の被覆率が80%未満では、炭素質被膜の被覆効果が不十分となることがある。そのため、そのような電極材料を用いて作製されたリチウムイオン電池では、プラトー電位の低下等により電力容量が低下するため好ましくない。
この炭素質被膜の厚みを上記の範囲とした理由は、厚みが0.1nm未満であると、炭素質被膜の厚みが薄すぎるために所望の抵抗値を有する膜を形成することができなくなり、その結果、導電性が低下し、電極材料としての導電性を確保することができなくなるからである。一方、厚みが20nmを超えると、電池活性、例えば、電極材料の単位質量あたりの電池容量が低下するからである。
ここで、炭素質被膜中の炭素量を上記の範囲に限定した理由は、炭素量が0.5質量部未満では、電池を形成した場合に高速充放電レートにおける放電容量が低くなり、充分な充放電レート性能を実現することが困難となるからである。一方、炭素量が5質量部を超えると、炭素量が多すぎて、Feを含むLixAyDzPO4粒子の単位質量あたりのリチウムイオン電池の電池容量が必要以上に低下するからである。
ここで、球状が好ましい理由としては、この炭素質被膜で被覆されている、Feを含むオリビン構造のLixAyDzPO4粒子とバインダー樹脂(結着剤)と溶媒とを混合して正電極形成用ペーストを調製する際の溶媒量を低減させることができるとともに、この正電極形成用ペーストの集電体への形成も容易となるからである。また、形状が球状であれば、このFeを含むオリビン構造のLixAyDzPO4粒子の表面積が最小となり、ひいては、添加するバインダー樹脂(結着剤)の混合量を最小限にすることができ、得られる正電極の内部抵抗を小さくすることができるからである。
aは、0<a≦1.5、好ましくは0.01≦a≦1.0、より好ましくは0.03≦a≦0.5、さらに好ましくは0.05≦a≦0.1である。
なお、FeとLixAyDzPO4のモル比は、ICP発光分析により測定された値を、Pを1molとして換算することにより、算出することができる。また、x、y、z、aは、ICP発光分析により測定された値を、Pを1molとして換算することにより、算出することができる。
本実施形態の電極材料の製造方法は特に限定されないが、例えば、LixAyDzPO4粒子と、LiFePO4前駆体粒子と、有機化合物とを混合して分散処理して分散体を作製する工程と、この分散体を乾燥して乾燥体とする工程と、この乾燥体を非酸化性雰囲気下で焼成する工程と、を有する方法が挙げられる。
この場合、水熱処理時の温度、圧力及び時間を調整することにより、LixAyDzPO4粒子の粒子径を所望の大きさに制御することが可能である。
これらの中でも、塩化リチウムと酢酸リチウムは、均一な溶液相が得られやすいため好ましい。
特に、オルトリン酸は、均一な溶液相を形成しやすいので好ましい。
このようなLiFePO4前駆体粒子は、Li源、Fe源、及びPO4源を、これらのモル比が1:1:1となるように水に投入し、撹拌してLiFePO4粒子の前駆体溶液とし、この前駆体溶液を60℃以上かつ90℃以下で、1時間以上かつ24時間以下、加熱処理されることにより得られる。
熱処理を行わない状態でLixAyDzPO4粒子と混合してしまうと、Li源、Fe源、PO4源が、粒子表面に均一に存在するため、炭素質被膜が均一に形成されやすくなってしまうからである。
一方で、LiFePO4粒子が形成されるほどの高温で熱処理すると、LiFePO4粒子の状態では、LixAyDzPO4粒子にFeが付着しづらくなるため、所望量のFeをLixAyDzPO4粒子の表面に存在させることができなくなるからである。
Fe源としては、例えば、塩化鉄(II)(FeCl2)、硫酸鉄(II)(FeSO4)、酢酸鉄(II)(Fe(CH3COO)2)等の鉄化合物またはその水和物や、硝酸鉄(III)(Fe(NO3)3)、塩化鉄(III)(FeCl3)、クエン酸鉄(III)(FeC6H5O7)等の3価の鉄化合物や、リン酸鉄リチウム等を用いることができる。
多価アルコールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリグリセリン、グリセリン等が挙げられる。
有機化合物は、有機化合物中の炭素が、LixAyDzPO4粒子100質量部に対して0.5質量部以上かつ5質量部以下となるように混合すればよい。
分散方法は特に限定されないが、LixAyDzPO4粒子の凝集状態をほぐして、LiFePO4前駆体粒子が、LixAyDzPO4粒子個々の表面に散在して付着しやすくなる程度の分散エネルギーを付与できる装置を用いるのが好ましい。このような分散装置としては、例えば、ボールミル、サンドミル、プラネタリー(遊星式)ミキサー等が挙げられる。
本工程では、分散体から溶媒(水)を散逸させることができれば乾燥方法は特に限定されない。
なお、凝集粒子を作製する場合には、噴霧分解法を用いて乾燥すればよい。例えば、分散体を100℃以上かつ300℃以下の高温雰囲気中に噴霧し、乾燥させ、粒子状乾燥体または造粒状乾燥体とする方法が挙げられる。
この非酸化性雰囲気としては、窒素(N2)、アルゴン(Ar)等の不活性雰囲気が好ましく、より酸化を抑えたい場合には水素(H2)等の還元性ガスを含む還元性雰囲気が好ましい。
この焼成過程では、鉄は触媒的に作用し、有機化合物は、熱処理の際に分解・反応して炭素を生成し、この炭素はFeがLixAyDzPO4粒子のFeが存在する表面部分を起点として付着し、炭素質からなる被膜を形成する。これにより、Feを含むLixAyDzPO4粒子の表面が炭素質被膜により覆われ、炭素質被膜で被覆されている、Feを含むオリビン構造のLixAyDzPO4粒子、または、このLixAyDzPO4粒子を複数個凝集した凝集粒子が生成することとなる。
以上の方法により、本実施形態の電極材料を作製することができる。
本実施形態のペーストは、本実施形態の電極材料と、導電助剤と、結着剤と、を含有してなることを特徴とする。
上記の範囲で電極材料が含有されることにより、電池特性に優れた電極を得ることができる。
ここで、導電助剤の含有量を上記の範囲とした理由は、導電助剤の含有量が0.1質量%未満では、本実施形態のペーストを用いて電極を形成した場合に、電子伝導性が十分ではなく、電池容量や充放電レートが低下するので好ましくないからである。一方、導電助剤の含有量が7質量%を超えると、電極中に占める電極材料が相対的に減少し、単位体積あたりのリチウムイオン電池の電池容量が低下するので好ましくないからである。
ここで、結着剤の含有量を上記の範囲とした理由は、結着剤の含有量が0.5質量%未満では、本実施形態のペーストを用いて塗膜を形成した場合に、塗膜と集電体の結着性が十分ではなく、電極の圧延形成時等において塗膜の割れや脱落が生じる場合があり好ましくないからである。
また、電池の充放電過程において塗膜が集電体から剥離し、電池容量や充放電レートが低下する場合があるため好ましくないからである。
一方、結着剤の含有量が10質量%を超えると、電極材料の内部抵抗が増大し、高速充放電レートにおける電池容量が低下する場合があるため好ましくないからである。
本実施形態の電極板は、本実施形態のペーストを用いて集電体の一主面に電極が形成されてなることを特徴とする。この電極板は、リチウムイオン電池の正極に用いられるものである。
例えば、本実施形態のペーストを、集電体の一方の面に塗布して塗膜とし、この塗膜を乾燥し、次いで、加圧圧着することにより、集電体の一方の面に電極が形成された電極板を得ることができる。
本実施形態のリチウムイオン電池は、本実施形態の電極板を備えてなることを特徴とする。
負極としては、例えば、金属Li、炭素材料、Li合金、Li4Ti5O12等の負極材料を用いることができる。
また、電解液とセパレーターの代わりに、固体電解質を用いても良い。
セパレーターとしては、例えば、多孔質プロピレンを用いることができる。
また、本実施形態のリチウムイオン電池を放電させた場合には、Feが多く存在することに由来するプラトー電位が現れないため、安定した充放電特性が得られる。そのため、本実施形態のリチウムイオン電池を電気自動車や電子機器等に適用した場合に、Feが多く存在することに由来するプラトー電位を補償するような回路を組み込む必要がなくなるため、汎用性の高いリチウムイオン電池を提供することができる。
「LiMnPO4粒子の作製」
水2L(リットル)に、4molの酢酸リチウム、2molの硫酸マンガン(II)、2molのリン酸を、全体量が4Lになるように混合し、均一なスラリー状の混合物を調製した。
次いで、この混合物を容量8Lの耐圧密閉容器に収容し、120℃にて1時間、水熱合成を行った。
次いで、得られた沈殿物を水洗し、LiMnPO4粒子を得た。
水に、酢酸リチウムと、クエン酸鉄(III)と、リン酸(H3PO4)とを、1:1:1のモル比となるように混合した。
次いで、この混合液を、60℃で24時間加熱処理し、LiFePO4前駆体粒子を得た。
次いで、この混合液を、サンドミルにより、2500回転で6時間分散し、分散体を得た。
得られた乾燥体におけるFeの存在比を評価するために、この乾燥体をインジウムに埋め込み、それをTOF−SIMSで、10μm角の領域でスキャンし、FeとMnについて検出し、Feの存在比を算出した。乾燥体の各深さにおけるFeの存在比(Fe/(Fe+Mn))を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図1に示す。
この電極材料を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、LiMnPO4粒子が複数個凝集した凝集粒子となっていることが確認された。また、炭素質被膜で被覆されている、Feを含むオリビン構造のLiMnPO4粒子の平均粒子径は55nmであった。
得られた電極材料におけるFeの存在比を評価するために、この電極材料をインジウムに埋め込み、それをTOF−SIMSで、10μm角の領域でスキャンし、FeとMnについて検出し、Feの存在比を算出した。電極材料の各深さにおけるFeの存在比(Fe/(Fe+Mn))を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図2に示す。
次いで、このペーストを、ドクターブレード(ギャップ300μm)を用いて厚み15μmのアルミニウム(Al)箔上に塗布し、乾燥した。その後、600kgf/cm2の圧力にて加圧し、電極板を作製し、実施例1のリチウムイオン電池の正極とした。
このリチウムイオン電池の正極に対し、負極としてリチウム金属を配置し、これら正極と負極の間に多孔質ポリプロピレンからなるセパレーターを配置し、電池用部材とした。
次いで、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを体積比で1:1となるように混合し、得られた混合溶媒に六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を濃度1モル/dm3となるように溶解させて電解液を作製した。
次いで、上記の電池用部材を上記の電解液に浸漬し、実施例1のリチウムイオン電池を作製した。
実施例1のリチウムイオン電池の充放電特性の評価を行った。
ここでは、実施例1のリチウムイオン電池について、25℃にて、0.1C電流値で充電電圧が4.3Vとなるまで定電流充電を行った後、定電圧充電に切り替えて電流値が0.01Cとなった時点で充電を終了した。その後、放電電流0.1C及び3Cでそれぞれ放電を行い、電池電圧が2Vとなった時点で放電を終了した。その際の0.1Cと3Cにおける電流容量を測定し、かつ、電力容量を算出した。結果を表2に示す。また、0.1Cの放電電流における評価結果を図3に、3Cの放電電流における評価結果を図4に示す。
LiMnPO4に対するFeのモル比(Fe/LiMnPO4)を0.031した以外は実施例1と同様にして、実施例2の乾燥体を得た。
この乾燥体を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図1に示す。
この電極材料を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図2に示す。
実施例1と同様にして測定したリチウムイオン電池の充放電特性の評価結果を、表2並びに図3及び図4に示す。
LiMnPO4に対するFeのモル比(Fe/LiMnPO4)を0.10とした以外は実施例1と同様にして、実施例3の乾燥体を得た。
この乾燥体を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図1に示す。
この電極材料を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図2に示す。
実施例1と同様にして測定したリチウムイオン電池の充放電特性の評価結果を、表2並びに図3及び図4に示す。
水に、実施例1と同様にして得たLiMnPO4粒子と、Li源と、Fe源と、PO4源とが1:1:1:1モルの混合比、かつ、LiMnPO4に対するFeのモル比(Fe/LiMnPO4)が0.053となるように混合し、サンドミルにより、2500回転で6時間分散処理を行った。
次いで、120℃で1時間水熱合成を行い、得られた沈殿物を水洗し、表面にFeを含むオリビン構造のLiMnPO4粒子を得た。
この乾燥体を実施例1と同様にしてFeの存在比を評価した結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図1に示す。
この電極材料を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図2に示す。
実施例1と同様にして測定したリチウムイオン電池の充放電特性の評価結果を、表2並びに図3及び図4に示す。
LiMnPO4に対するFeのモル比(Fe/LiMnPO4)を0.18とした以外は実施例1と同様にして、比較例2の乾燥体を得た。
この乾燥体を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図1に示す。
この電極材料を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図2に示す。
実施例1と同様にして測定したリチウムイオン電池の充放電特性の評価結果を、表2並びに図3及び図4に示す。
LiMnPO4に対するFeのモル比(Fe/LiMnPO4)を0.008とした以外は実施例1と同様にして、比較例3の乾燥体を得た。
この乾燥体を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図1に示す。
この電極材料を実施例1と同様にして、Feの存在比を評価した。結果を表1に示す。また、深さとFeの存在比の関係を図2に示す。
実施例1と同様にして測定したリチウムイオン電池の充放電特性の評価結果を、表2並びに図3及び図4に示す。
Claims (6)
- 炭素質被膜で被覆されている、Feを含むオリビン構造のLixAyDzPO4(但し、AはCo、Mn、Ni、Cu、Crの群から選択される1種または2種以上、DはMg、Ca、Sr、Ba、Ti、Zn、B、Al、Ga、In、Si、Ge、Sc、Y、希土類元素の群から選択される1種または2種以上、0<x≦2、0<y≦1、0≦z≦1.5)粒子からなり、
前記Feは、前記LixAyDzPO41molに対して、0.01mol以上かつ0.1mol以下含有され、
前記LixAyDzPO4粒子表面において、前記Feの存在比(Fe/(Fe+A+D))は、0.02以上かつ0.25以下であり、
放電電流0.1Cで電流容量を測定した結果から算出される電力容量が576mWh/g以上であることを特徴とする電極材料。 - 前記Feの存在量が、前記LixAyDzPO4粒子表面から前記LixAyDzPO4粒子中心部に向かって低下していることを特徴とする請求項1に記載の電極材料。
- 前記LixAyDzPO4粒子を複数個凝集した凝集粒子からなることを特徴とする請求項1または2に記載の電極材料。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の電極材料と、導電助剤と、結着剤と、を含有してなることを特徴とするペースト。
- 請求項4に記載のペーストを用いて集電体の一主面に電極が形成されてなることを特徴とする電極板。
- 請求項5に記載の電極板を備えてなることを特徴とするリチウムイオン電池。
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