JP5777092B2 - 無線通信装置、無線伝送システム及び無線伝送方法 - Google Patents
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Description
上記特許文献1で開示された基地局装置では、移動局(UE)における無線伝送路状態の測定誤差に起因するランクアダプテーション制御における所望の無線伝送特性の劣化を低減するため、受信側となる移動局(UE)側において生成されたランク情報RIを送信側となる基地局側で実際の伝送誤り率の測定結果に基づき、ランク情報RIを補正する方法が示されているが、移動局(UE)側における具体的なランク情報RIの最適値の生成法については示されていない。このため、最適なランク情報RIを生成できないため、無線伝送特性(スループット特性)が劣化するおそれがある。
また、請求項2の発明は、請求項1の無線伝送システムにおいて、前記ランク情報生成手段は、前記MIMOチャネルの最大送信レイヤ数が2のとき、前記複数の特異値を二乗した値又は前記複数の固有値について最小値を求め、その最小値が前記閾値以上又は前記閾値よりも大きい場合に前記最適な送信レイヤ数を2にすることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の無線伝送システムにおいて、前記閾値は、前記干渉雑音レベルを予め設定したオフセット量だけオフセットし、前記パイロット信号の総送信電力で正規化したものであることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の無線伝送システムにおいて、前記複数の無線通信装置の間の送受信は複数のサブキャリアを用いて行われ、前記算出手段は、前記複数の無線通信装置の間で送受信される前記複数のサブキャリアのそれぞれによる既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネル行列の複数の特異値を二乗した値又は前記MIMOチャネル行列の相関行列の複数の固有値のそれぞれについて、前記複数のサブキャリア間の平均値を算出し、前記干渉雑音レベル推定手段は、前記複数のサブキャリアのそれぞれによる既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルを推定し、前記ランク情報生成手段は、前記複数の特異値の二乗平均値又は前記複数の固有値の平均値と、前記閾値との比較結果に基づいて、前記MIMOチャネルのランク情報を生成することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4の無線伝送システムにおいて、前記平均値は、前記複数のサブキャリアごとに重み付けを行って平均したものであることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4又は5の無線伝送システムにおいて、前記複数の無線通信装置は、データを送信するデータ送信側の無線通信装置と、前記データを受信するデータ受信側の無線通信装置とを用いて構成され、前記データ受信側の無線通信装置は、前記算出手段と前記干渉雑音レベル推定手段と前記閾値設定手段と前記ランク情報生成手段とを備えるともに、前記ランク情報生成手段で生成された前記ランク情報を前記データ送信側の無線通信装置に送信するランク情報送信手段を更に備え、前記データ送信側の無線通信装置は、前記ランク情報を前記データ受信側の無線通信装置から受信するランク情報受信手段と、前記ランク情報受信手段でランク情報に基づいて、そのランク情報で示される数の送信レイヤによってデータを前記データ受信側の無線通信装置に送信するデータ送信手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信レイヤによるデータの送受信を行う無線伝送システムにおいて前記データを受信するデータ受信側の無線通信装置であって、前記複数の無線通信装置の間で送受信される既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記複数の無線通信装置の間におけるMIMOチャネルの伝送特性を示すMIMOチャネル行列の複数の特異値又は前記MIMOチャネル行列の相関行列の複数の固有値を算出する算出手段と、前記既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルを推定する干渉雑音レベル推定手段と、前記干渉雑音レベル推定手段で推定した干渉雑音レベルを所定のオフセット量だけオフセットし、そのオフセットした後の干渉雑音レベルに基づいて閾値を設定する閾値設定手段と、前記複数の特異値又は前記複数の固有値と、前記閾値との比較結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を示すランク情報を生成するランク情報生成手段と、前記ランク情報生成手段で生成された前記ランク情報を前記データ送信側の無線通信装置に送信するランク情報送信手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信レイヤによるデータの送受信を行う無線伝送方法であって、前記複数の無線通信装置の間で送受信される既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記複数の無線通信装置の間におけるMIMOチャネルの伝送特性を示すMIMOチャネル行列の複数の特異値又は前記MIMOチャネル行列の相関行列の複数の固有値を算出するステップと、前記既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルを推定するステップと、前記推定した干渉雑音レベルを所定のオフセット量だけオフセットし、そのオフセットした後の干渉雑音レベルに基づいて閾値を設定するステップと、前記複数の特異値又は前記複数の固有値と、前記閾値との比較結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を示すランク情報を生成するステップと、前記ランク情報で示される数の送信レイヤによって前記複数の無線通信装置の間のデータの送受信を行うステップと、を含むことを特徴とするものである。
しかも、本発明においては、前記既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおける無線伝送路の状態を反映した干渉雑音レベルを推定し、その干渉雑音レベルの推定結果に基づいて、上記複数の固有値又は前記複数の特異値と比較する閾値を設定している。この閾値は、当該MIMOチャネルにおける無線伝送路の状態を反映したものであるとともに、受信アルゴリズムの種類に応じて変更するなどの簡易な処理で任意に調整することができる。そして、このように設定した閾値と、前記複数の固有値又は前記複数の特異値とを比較し、その比較結果に基づいて前記MIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を示すランク情報を生成している。よって、受信SINRやフェージング相関等の無線伝送路の状態の変動に適応できるだけでなく、受信アルゴリズムの種類に依存する無線伝送特性(スループット特性)の差異を吸収してランク情報を生成することができる。
以上のように、本発明によれば、受信アルゴリズムの種類に依存する無線伝送特性の差異を吸収して最適なランク情報を簡易に生成することができるという効果を奏する。
まず、本発明を適用可能なMIMO無線伝送システムの全体構成について説明する。
図1は、本発明を適用可能な一実施形態に係る閉ループ型のMIMO無線伝送システムの下りリンクにおける無線基地局及びユーザ装置の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。図1に示すMIMO無線伝送システムは、ユーザ装置10からフィードバックされる最適な送信アンテナウェイト行列の候補データテーブル(コードブック)のインデックスである制御情報(PMI:Precoding Matrix Indicator)に基づき、送信レイヤ(ストリーム)ごとに異なる送信アンテナウェイトを送信信号に乗算する、閉ループ型のMIMO無線伝送システムである。
なお、本実施形態の閉ループ型のMIMO無線伝送システム(Closed-Loop MIMO)では、LTEの通信規格に準拠した2−送信レイヤ(ランク数が2)の構成の場合について例示するが、本発明は、この構成に限定されるものではない。
(1)ユーザ装置10と無線基地局20との間で送受信される既知のパイロット信号である参照信号RSの受信結果に基づいて、ユーザ装置10と無線基地局20との間におけるMIMOチャネルの間の相関を示すMIMOチャネル行列の相関行列の複数の固有値を算出する算出手段。
(2)前記既知のパイロット信号である参照信号RSの受信結果に基づいて、MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルを推定する干渉雑音レベル推定手段。
(3)前記干渉雑音レベルの推定結果に基づいて閾値を設定する閾値設定手段。
(4)前記算出した複数の固有値と、前記閾値との比較結果に基づいて、MIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を示すランク情報を生成するランク情報生成手段。
なお、3GPP LTE(Long Term Evolution)の仕様にあるように、ランク情報RIの送信タイミングと、他の制御情報であるPMIやCQIの送信タイミングとが重なった場合、ランク情報RIの送信が優先される。
なお、3GPPの仕様にあるように、ランク数Rankの最終決定権は無線基地局20側が持っているので、無線基地局20側でランク数Rankを決定する際に、ユーザ装置10のランク情報RIの値に必ずしも従わなくてもよい。
図2のMIMO無線伝送システムは、ランク情報RIとCQIとをユーザ装置10から無線基地局20にフィードバックするがPMIをフィードバックしない開ループ型のMIMO無線伝送システムである。なお、上記図1と同様の構成については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
なお、3GPPの仕様にあるように、ランク情報RIの送信タイミングと、他の制御情報であるCQIの送信タイミングとが重なった場合、ランク情報RIの送信が優先される。
なお、図2の構成の無線基地局20では、ユーザ装置10からのPMIの受信と、そのPMIの受信結果に基づくT−PMIの生成とは行われない。プリコーディングウェイト生成部203及び下りリンク制御信号生成部204では、ユーザ装置10からのPMIを用いないであらかじめ仕様で既定されたプリコーディング方式が用いられる。
なお、図2の構成のMIMO無線伝送システムにおいても、3GPPの仕様にあるように、ランク数Rankの最終決定権は無線基地局20側が持っているので、無線基地局20側でランク数Rankを決定する際に、ユーザ装置10のランク情報RIの値に従わなくてもよい。
図7において、送信側で完全なMIMOチャネル行列又は最適送信ウェイトベクトルV(k)を取得できれば、M本の独立なSISO(Single Input Single Output)チャネルに分解可能である。また、m番目のSISOチャネルの伝搬路利得はλm(k)で表される。
上記の理由により、OFDMを用いるMIMO無線伝送システムにおいて、最適なランク情報RIを理論的に決定することは困難であり、試行錯誤的な決定法とならざるを得ない。
(1)受信SINRが低くなる、又は、フェージング相関が高くなるにしたがって、低いランクの送信が望ましいので、それに適応したランク情報の生成ができる点。
(2)現実的なスループットは、理論的な容量限界(シャノン容量)と乖離している点。
(3)受信アルゴリズムによって、最適な送信レイヤ数は異なると考えられるので、簡単なパラメータ調整でチューニングできる点。
まず、MIMOチャネルの相関行列H(k)HH(k)またはHH(k)H(k)の固有値のサブキャリア間の平均(以下、適宜「平均固有値」という。)を、次式により求める。なお、次式中のNSCはサブキャリアの総数である。
図9において、2個の平均固有値λ1、λ2のいずれも閾値βを超えないとき、すなわち、最小の平均固有値λ2が閾値β以下のときは、ランク情報RI=1と設定する。また、最大の平均固有値λ1が閾値βを超え、かつ、最小の平均固有値λ2が閾値β以下のときも、ランク情報RI=1と設定する。そして、2個の平均固有値λ1、λ2がいずれも閾値βを超えたとき、すなわち最小の平均固有値λ2が閾値βを超えたときは、ランク情報RI=2と設定する。つまり、図9の例では、最小の平均固有値λ2と閾値βとを比較するというより簡単な比較演算処理でランク情報RIを設定することができる。
しかも、本実施形態においては、前記既知の参照信号RSの受信結果に基づいて推定した干渉雑音レベルσ2は、特に複数の基地局装置を面的に展開するセルラ環境の場合、周辺セルにおける他ユーザの通信状況等によって増減し、MIMOチャネルにおける無線伝送路の状態を反映したものである。このようにMIMOチャネルにおける無線伝送路の状態を反映した干渉雑音レベルσ2を推定し、その干渉雑音レベルσ2の推定結果に基づいて、上記複数の固有値λと比較する閾値βを設定している。この閾値βは、当該MIMOチャネルにおける無線伝送路の状態を反映したものであるとともに、受信アルゴリズムの種類に応じて変更するなどの簡易な処理で任意に調整することができる。そして、このように設定した閾値βと複数の固有値λとを比較し、その比較結果に基づいてMIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を示すランク情報RIを生成することにより、受信SINRやフェージング相関等の無線伝送路の状態の変動に適応できるだけでなく、受信アルゴリズムの種類に依存する無線伝送特性(スループット特性)の差異を吸収してランク情報を生成することができる。
また、本実施形態によれば、前記MIMOチャネルの最大送信レイヤ数Mが2のとき、前記複数の固有値λについて最小値を求め、その最小値が閾値β以上又は閾値βよりも大きい場合に最適なランク情報RI(送信レイヤ数)を2にする。このように最大送信レイヤ数Mが2の場合、複数の固有値λの最小値が閾値β以上又は閾値βよりも大きければ、他の固有値も閾値β以上又は閾値βよりも大きいので、最小値のみ閾値βと比較すればよい。この固有値の最小値が閾値β以上又は閾値βよりも大きい場合にランク情報RIを2とし、それ以外の場合には、ランク情報RIを1とする。よって、ランク情報RIを算出して設定する処理が容易となる。
また、本実施形態によれば、前記閾値βは、干渉雑音レベルσ2を予め設定したオフセット量Δだけオフセットし、参照信号RSの総送信電力で正規化したものである。これにより、干渉雑音レベルσ2を所定のオフセット量Δだけオフセットさせるという簡易な処理で、上記受信アルゴリズムの種類などに依存する無線伝送特性の差異を考慮した閾値βの調整が可能になるだけでなく、しかも、その閾値βに基づいて生成されるランク情報RIに対する送信電力の影響を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、ユーザ装置10(30)と無線基地局20(40)との間の送受信は複数のサブキャリアを用いて行われ、ユーザ装置と無線基地局との間で送受信される複数のサブキャリアのそれぞれによる既知の参照信号RSの受信結果に基づいて、MIMOチャネル行列の複数の固有値λそれぞれについて複数のサブキャリア間の平均値を算出する。また、複数のサブキャリアのそれぞれによる既知の参照信号RSの受信結果に基づいて、MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルσ2を推定し、前記複数の固有値λの平均値と閾値βとの比較結果に基づいて、MIMOチャネルのランク情報RIを生成する。これにより複数のサブキャリアを用いたデータ送受信においても最適なランク情報RIを生成することが可能となる。
また、本実施形態によれば、前記固有値λの平均値は、複数のサブキャリアごとに重み付けを行って平均したものである。これにより、ランク情報RIの生成に用いる固有値λの平均値の精度を高めることができる。
20、40 無線基地局
101 下りリンクチャネル推定部
102 下りリンク制御信号復調部
103 データ信号分離合成部
104 直列並列変換部
105 制御情報(RI/PMI/CQI)生成部
106 上りリンク送信部
201 上りリンク受信部
202 下りリンクスケジューラ
203 プリコーディングウェイト生成部
204 下りリンク制御信号生成部
205 直列並列変換・変調部
206 乗算器
208 マルチプレクサ
301 下りリンク受信部
302 プリコーディングウェイト生成部
303 直列並列変換・変調部
304 乗算器
307 上りリンク参照信号生成部
401 上りリンクチャネル推定部
404 上りリンクスケジューラ
405 下りリンク送信部
Claims (7)
- 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信レイヤによるデータの送受信を行う無線伝送システムであって、
前記複数の無線通信装置の間で送受信される既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記複数の無線通信装置の間におけるMIMOチャネルの伝送特性を示すMIMOチャネル行列の複数の特異値又は前記MIMOチャネル行列の相関行列の複数の固有値を算出する算出手段と、
前記既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルを推定する干渉雑音レベル推定手段と、
前記複数の無線通信装置の間の通信に用いられる受信アルゴリズムに基づいて予め決定したオフセット量だけ前記干渉雑音レベルの推定結果をオフセットした値を、閾値として設定する閾値設定手段と、
前記複数の特異値又は前記複数の固有値と、前記閾値との比較結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を示すランク情報を生成するランク情報生成手段と、
を備えることを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項1の無線伝送システムにおいて、
前記ランク情報生成手段は、前記MIMOチャネルの最大送信レイヤ数が2のとき、前記複数の特異値を二乗した値又は前記複数の固有値について最小値を求め、その最小値が前記閾値以上又は前記閾値よりも大きい場合に、前記MIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を2にすることを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項1又は2の無線伝送システムにおいて、
前記閾値は、前記干渉雑音レベルの推定結果を前記オフセット量だけオフセットした値を前記パイロット信号の総送信電力で正規化したものであることを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項1、2又は3の無線伝送システムにおいて、
前記複数の無線通信装置の間の送受信は複数のサブキャリアを用いて行われ、
前記算出手段は、前記複数の無線通信装置の間で送受信される前記複数のサブキャリアのそれぞれによる既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネル行列の複数の特異値を二乗した値又は前記MIMOチャネル行列の相関行列の複数の固有値のそれぞれについて、前記複数のサブキャリア間の平均値を算出し、
前記干渉雑音レベル推定手段は、前記複数のサブキャリアのそれぞれによる既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルを推定し、
前記ランク情報生成手段は、前記複数の特異値の二乗平均値又は前記複数の固有値の平均値と、前記閾値との比較結果に基づいて、前記MIMOチャネルのランク情報を生成することを特徴とする無線伝送システム。 - 請求項1、2、3又は4の無線伝送システムにおいて、
前記複数の無線通信装置は、データを送信するデータ送信側の無線通信装置と、前記データを受信するデータ受信側の無線通信装置とを用いて構成され、
前記データ受信側の無線通信装置は、前記算出手段と前記干渉雑音レベル推定手段と前記閾値設定手段と前記ランク情報生成手段とを備えるともに、前記ランク情報生成手段で生成された前記ランク情報を前記データ送信側の無線通信装置に送信するランク情報送信手段を更に備え、
前記データ送信側の無線通信装置は、前記ランク情報を前記データ受信側の無線通信装置から受信するランク情報受信手段と、前記ランク情報受信手段でランク情報に基づいて、そのランク情報で示される数の送信レイヤによってデータを前記データ受信側の無線通信装置に送信するデータ送信手段と、を備えることを特徴とする無線伝送システム。 - 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信レイヤによるデータの送受信を行う無線伝送システムにおいて前記データを受信するデータ受信側の無線通信装置であって、
前記複数の無線通信装置の間で送受信される既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記複数の無線通信装置の間におけるMIMOチャネルの伝送特性を示すMIMOチャネル行列の複数の特異値又は前記MIMOチャネル行列の相関行列の複数の固有値を算出する算出手段と、
前記既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルを推定する干渉雑音レベル推定手段と、
前記複数の無線通信装置の間の通信に用いられる受信アルゴリズムに基づいて予め決定したオフセット量だけ前記干渉雑音レベルの推定結果をオフセットした値を、閾値として設定する閾値設定手段と、
前記複数の特異値又は前記複数の固有値と、前記閾値との比較結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を示すランク情報を生成するランク情報生成手段と、
前記ランク情報生成手段で生成された前記ランク情報を、前記データを送信するデータ送信側の無線通信装置に送信するランク情報送信手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。 - 複数の無線通信装置の間で複数の異なる送信レイヤによるデータの送受信を行う無線伝送方法であって、
前記複数の無線通信装置の間で送受信される既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記複数の無線通信装置の間におけるMIMOチャネルの伝送特性を示すMIMOチャネル行列の複数の特異値又は前記MIMOチャネル行列の相関行列の複数の固有値を算出するステップと、
前記既知のパイロット信号の受信結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおける干渉雑音レベルを推定するステップと、
前記複数の無線通信装置の間の通信に用いられる受信アルゴリズムに基づいて予め決定したオフセット量だけ前記干渉雑音レベルの推定結果をオフセットした値を、閾値として設定するステップと、
前記複数の特異値又は前記複数の固有値と、前記閾値との比較結果に基づいて、前記MIMOチャネルにおけるデータ送受信に用いる送信レイヤ数を示すランク情報を生成するステップと、
前記ランク情報で示される数の送信レイヤによって前記複数の無線通信装置の間のデータの送受信を行うステップと、
を含むことを特徴とする無線伝送方法。
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