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JP5771909B2 - 二次電池の充電容量推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池の充電容量推定装置に関するものである。
二次電池の充電容量(充電残量)を推定する方法として、電流値を積算して充電容量を推定する方法と、開路電圧と充電容量との関係を用いて開路電圧から充電容量を推定する方法が知られている。前者は電流積算法、後者は開路電圧法とも称されるが、いずれの推定方法も一長一短がある。
前者は電流値の検出精度や積算精度に問題があり、後者は充電又は放電している場合の検出精度に問題があるため、二次電池の状態に応じて二つの推定方法から精度の高い方を選択することで充電容量の推定精度を高めることが行われている。
従来の充電容量の推定方法として、電流積算法と開路電圧法とを選択するに際し、推定値の変化が減少方向で且つ充電中である場合や、推定値の変化が増加方向で且つ放電中である場合には、選択にともなう推定値の変化を制限する方法が提案されている(特許文献1)。これにより、充電中であるにも拘らず推定値が減少したり、放電中であるにも拘らず推定値が増加したりするといった、運転者へ与える違和感を軽減することができる。
特開2009−216403号公報
しかしながら、上記従来技術では充電中に推定値が減少したり放電中に推定値が増加したりするといった逆の現象による違和感は軽減できるものの、充電中又は放電中であるにも拘わらず推定値が一定値(固定値)となる。したがって、充電中に推定値が増加せず、また放電中に推定値が減少しないという意味で、運転者に対する違和感が十分に解消されていない。
本発明が解決しようとする課題は、推定値の挙動に対する運転者の違和感を軽減できる二次電池の充電容量推定装置を提供することである。
本発明は、以下の[1]〜[4]の何れかによって上記課題を解決する。
[1](a)二次電池が放電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より小さい場合、及び(b)二次電池が充電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より大きい場合に、定数k(0<k<1)を積算値に乗算して補正後の第1の推定値を算出し、(c)二次電池が充電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より小さい場合、及び(d)二次電池が放電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より大きい場合に、定数k(1<k)を積算値に乗算して補正後の第1の推定値を算出する、
[2]第1の推定値と第2の推定値との差を求め、当該差が徐々に小さくなるように積算値を補正して第1の推定値を求めるものであって、電流値の絶対値が所定値以上である場合に、電流値の絶対値が小さいほど第1の推定値の補正量を電流値の絶対値が大きいときに比べて大きく設定する、
[3]第1の推定値と第2の推定値との差を求め、当該差が徐々に小さくなるように積算値を補正して補正後の第1の推定値を算出するとともに、二次電池が放電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より小さい場合、及び二次電池が充電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より大きい場合に、補正後の第1の推定値が補正前の第1の推定値以上となる場合は、補正後の第1の推定値を補正前の第1の推定値に制限する、
[4](a)二次電池が放電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より小さい場合に、定数k’(1<k’<(前回の補正後の第1の推定値/今回の第1の推定値))を第1の推定値に乗算して当該第1の推定値を補正し、(b)二次電池が充電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より小さい場合に、定数k’(1<k’<(第2の推定値/第1の推定値))を第1の推定値に乗算して当該第1の推定値を補正し、(c)二次電池が放電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より大きい場合に、定数k’((第2の推定値/第1の推定値)<k’<1)を第1の推定値に乗算して当該第1の推定値を補正し、(d)二次電池が充電中であり且つ第1の推定値が第2の推定値より大きい場合に、定数k’((前回の補正後の第1の推定値/今回の第1の推定値)<k’<1)を第1の推定値に乗算して当該第1の推定値を補正する。
本発明によれば、電流積算法による推定値と開路電圧法による推定値との差が徐々に小さくなるように電流積算法による推定値を補正するので、充電中は推定値が増加し、放電中は推定値が減少する。これにより、推定値の挙動に対する運転者の違和感が軽減されるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態を適用した二次電池システムを示すブロック図である。 図1の充電容量推定装置の制御手順を示すフローチャートである。 図1の二次電池システムの充放電パターンと充電容量推定装置による推定値を示すタイムチャートである。 図2のステップST2で用いられる開路電圧値と第2の推定値との関係を示す制御マップである。 図1の二次電池システムの充放電パターンと充電容量推定装置による推定値の他例を示すタイムチャートである。 図1の充電容量推定装置の制御手順の一部(放電時)を説明するためのタイムチャートである。 図1の充電容量推定装置の制御手順の一部(充電時)を説明するためのタイムチャートである。
図1は、本発明の二次電池の充電容量推定装置を適用した二次電池システムの一例を示すブロック図であり、二次電池2からの電力がスイッチ4を介して電池負荷3に供給され、これにより電池負荷3が駆動する。
二次電池2としては、複数の単電池を直列及び/又は並列に接続した組電池を用いることができるが、単電池単独で二次電池2を構成してもよい。電池負荷3としては、電気自動車の駆動用電動モータ、自動車の補機、充電器等を挙げることができる。以下の二次電池システムでは、電池負荷3が電気自動車の駆動用モータジェネレータであって力行と回生を行うものとして説明する。
スイッチ4としては、電池負荷3が電気自動車の駆動用電動モータである場合のスタートスイッチ(内燃機関を駆動源とする自動車のイグニッションスイッチに相当する)などを挙げることができる。
本例の充電容量推定装置1は、上記二次電池2の各種特性値を検出するために、電流センサ11と、電圧センサ12と、温度センサ13とを備える。
電流センサ11は、二次電池2の放電電流値又は充電電流値を検出するために、二次電池2と電池負荷3とを接続する回路を流れる電流値を検出し、この検出信号を後述する第1推定部14及び第2推定部15へ出力する。なお、電流センサ12は二次電池2から電池負荷3へ電力を供給する場合(以下、放電時ともいう)の電流値をマイナスの値で検出し、電池負荷3から二次電池2へ電力を供給する場合(以下、充電時ともいう)の電流値をプラスの値で検出する。
電圧センサ12は、二次電池2の開路電圧を検出するために、二次電池2と電池負荷3とを接続する回路の両端電圧を検出し、この検出信号は後述する第2推定部15にて読み込まれる。
温度センサ13は、電圧センサ12にて開路電圧が検出された際の二次電池2の温度を検出するために、たとえば二次電池2のケース表面の温度を検出し、この検出信号は後述する第2推定部15にて読み込まれる。
充電容量推定装置1は、さらに第1推定部14と、第2推定部15と、補正部16と、選択部17とを備える。これら各部14〜17は、CPUやMPUなどの演算装置とROMやRAMなどの記憶装置を有するマイクロコンピュータで構成することができる。なお、これら各部14〜17は本例の各機能を示すために便宜的に区別するものであり、ハードウェアとしては上述した一つ又は複数の演算装置や記憶装置で構成することができ、またソフトウェアとしては同様に一つ又は複数のプログラムで構成することができる。
第1推定部14は、電流センサ11による電流値の検出信号を、たとえば0.01秒の所定周期で読み込み、積算開始時からの電流値を積算する積算回路を備え、この電流積算値を第1の推定値SOCとする。そして、第1の推定値SOCを補正部16へ出力する。なお本実施形態ではSOC(%)で説明するが、SOCに相当する容量(Ah)でも適用可能である。
第2推定部15は、電流センサ11による電流値の検出信号と、電圧センサ12による電圧値の検出信号と、温度センサ13による温度の検出信号とを、たとえば0.01秒の所定周期で読み込み、これら電流値、電圧値および温度により推定される二次電池2の内部抵抗とから、開路電圧=電圧値±電流値×内部抵抗の計算式を用いて開路電圧を求める。なお、「±」としたのは、充電中は内部抵抗による電圧上昇分を差し引き、放電中は内部抵抗による電圧降下分を加えるケースを想定したものである。そして、予め準備された開路電圧−第2の推定値の制御マップ(図4参照)を用いて第2の推定値SOCOCVを求め、これを選択部17へ出力する。なお、温度に応じた二次電池2の内部抵抗と、図4に示す二次電池2の開路電圧−第2の推定値の制御マップは、第2推定部15に予め記憶されている。
補正部16は、所定のタイミングでそれまで求められた直前の第1の推定値SOCを補正し、補正後の第1の推定値SOCを選択部17へ出力する。補正が実行されない場合はそれまで求められた直前の第1の推定値SOCを選択部17へ出力する。なお、補正部16は、最新の第1の推定値SOCを保持する。補正部16による補正内容と補正が実行されるタイミングについては後述する。
選択部17は、補正部16を介して第1推定部14から入力された第1の推定値SOCと、第2推定部15から入力された第2の推定値SOCOCVとの何れか一方を選択し、二次電池2の充電容量として外部装置へ出力する。外部装置としては、電気自動車のインストルメントパネルなどに設けられる二次電池2の残量計の他、電気自動車の駆動用モータジェネレータの出力を制御する制御装置などを挙げることができるが、特にこれらに限定されない。
選択部17は、二次電池システムの構成や各種条件に応じて第1の推定値と第2の推定値とを選択する。たとえば、電気自動車の駆動用モータジェネレータを電池負荷3とする二次電池システムでは、高負荷走行中のように二次電池2の放電量又は充電量が大きい場合に、電圧センサ12により検出される電圧値が安定しないので第2の推定値SOCOCVの推定精度が低下する。逆に、スイッチ4がOFFしている場合のように二次電池2が無負荷の状態では放電量又は充電量がゼロであるため、電圧センサ12により検出された電圧値がそのまま第2の推定値SOCOCVとなり、推定精度が向上する。
したがって、本例の選択部17の一例として、二次電池2が放電中又は充電中である場合は第1の推定値を選択し、二次電池2が放電も充電もしていない無負荷状態である場合は第2の推定値を選択するものとして、以下説明する。ただし、本発明に係る充電容量推定装置1は、選択部17により選択される推定値が第1の推定値及び第2の推定値のいずれであるかに関しては何ら限定されるものではない。
図2〜図6を参照して本例の制御手順を説明する。
既述したとおり、二次電池2が放電中又は充電中である場合においては、第1推定部16により求められた電流積算法による第1の推定値SOCが選択部17により選択され、外部装置で各種制御に用いられる。しかしながら、第1の推定値SOCは、放電及び充電をランダムに繰り返す走行中に演算されることから、放電量と充電量との相違に基づく誤差が蓄積される。
したがって、走行が終了してスイッチ4がOFFし、次にスイッチ4がONしたときに、そのときに保持されている直前の第1の推定値SOCを、スイッチ4がONした直後の無負荷状態で求められた第2の推定値SOCOCVにリセットすることが、充電容量の精度の観点から望ましいといえる。
ただし、第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVにリセットするにあたり、一度に推定値を変更すると、その差が大きければ大きいほど運転者に違和感を与えることになるので好ましくない。また、背景技術の欄で挙げた特許文献1のように放電又は充電中に推定値をリセットするようにしたとしても、放電中に推定値が固定されたり、充電中に推定値が大きく変動したりすると運転者に違和感を与えるので好ましくない。
このため、本例の充電容量推定装置1では、電流積算法による第1の推定値が電流センサ11の検出誤差により誤差が蓄積される点に着目し、さらに電流積算法に用いられる電流センサ11の検出誤差の割合は、検出される電流値の大小に応じて大きくなったり小さくなったりするので、以下のように制御する。
まず、ステップST1にて、二次電池システムの充放電が許可されたか否か、換言すればスイッチ4がONされたか否かを判定し、スイッチ4がOFFの場合はONされるまでこのステップST1を繰り返す。スイッチ4がONされたらステップST2へ進む。
図示しないタイマー等により、前回スイッチ4がOFFしてから今回ONになるまでの時間を検出し、この時間がたとえば1週間の所定時間以上である場合はステップST3へ進む。二次電池2が無負荷の状態で長時間放置されると自己放電量が無視できない値になり、第1の推定値SOC及び第2の推定値SOCOCVのいずれも真の値から乖離する。
そこで、ステップST3にて、第2推定部15により第2の推定値SOCOCVを算出し、この第2の推定値SOCOCVを補正後の第1の推定値SOCに設定したのち、この処理を終了する。なお、ここで設定された第1の推定値は、二次電池2を長時間放置した状態で変更されたものであることから、運転者には何らの違和感をも与えない。
ステップST2における放置時間が所定時間未満である場合はステップST4へ進む。ステップST4では、電流センサ11と電圧センサ12と温度センサ13の検出信号に基づいて開路電圧(=検出電圧値±検出電流値×内部抵抗)を算出し、さらに算出された開路電圧と図4に示す制御マップから第2の推定値SOCOCVを求める。
次のステップST5では、補正部16に保持されている前回終了時(前回スイッチ4がOFFされた際)の第1の推定値SOCと、ステップST4にて求められた第2の推定値SOCOCVとの差ΔSOC(=SOCOCV−SOC)を算出する。この差ΔSOCは、第1の推定値SOCと第2の推定値SOCOCVとの大小関係に応じてプラスの値又はマイナスの値で算出される。またはこれに代えて、第1の推定値SOCと第2の推定値SOCOCVとの差の絶対値|ΔSOC|を算出してもよい。
次のステップST6では、ステップST5で算出された差ΔSOCの絶対値が、予め設定された所定の閾値SOC以上か否かを判定する。この所定の閾値SOCは、第1の推定値SOCと第2の推定値SOCOCVのいずれを選択しても、外部装置に対する推定精度が許容できる程度の値に設定することが望ましい。差ΔSOCの絶対値が所定の閾値SOC未満である場合はステップST7へ進み、差ΔSOCの絶対値が所定の閾値SOC以上である場合はステップST8へ進む。
ステップST7では、差ΔSOCの絶対値が所定の閾値SOCより小さく、補正しなくても十分に精度が確保されているため、補正部16に保持されている前回終了時の第1の推定値SOCをそのまま第1の推定値SOCとして設定する。
これに対してステップST8では、差ΔSOCの絶対値が所定の閾値SOC以上であり、真の充電容量に対する第1の推定値SOCの精度が低下しているため、補正が必要となる。この第1の推定値SOCの補正は、ステップST1のスイッチ4のON以降に開始される二次電池2の放電中又は充電中に実行されるが、その補正量は放電中又は充電中に二次電池2に流れる電流値の大小に応じて設定される。既述したとおり、電流センサ11の検出誤差の割合は、センサのゲインの関係から、検出される電流値が小さいほど大きくなる。
したがって、二次電池2の充放電状態が同じ状態で(放電状態か、充電状態か)、且つ第1の推定値SOCと第2の推定値SOCOCVとの相対的な大小関係が同じ場合には(SOC>SOCOCVか、SOC<SOCOCVか)、電流値が大きいほど第1の推定値SOCの補正量を小さく設定し、電流値が小さいほど第1の推定値SOCの補正量を大きく設定する。
本例の場合は、図3の上図に示すように、電流センサ11により検出される電流値の大小関係を判断する閾値として、IaとIb(充電時)、−Iaと−Ib(放電時)を設定する。ここでIa>Ib>−Ib>−Iaである。+Ia及び−Iaの値は、電流センサ11の検出誤差がさほど電流積算値に影響を及ぼさない限界値が選定される。また、+Ib及び−Ibの値は、電流センサ11の検出誤差のために、検出された電流値からでは放電状態か充電状態かを判断できない程度の値が選定される。
そして、図2のステップST8にて、電流センサ11により検出された電流値Iの絶対値がIa以上か否かを判定し、Ia以上である場合はステップST9へ進み、補正量をX%に設定する。また、ステップST8にて電流値Iの絶対値がIa未満である場合はステップST10へ進み、電流値Iの絶対値がIb以上か否かを判定する。電流値Iの絶対値がIb以上である場合はステップST11へ進み、補正量をY%に設定する。これに対して、電流値Iの絶対値がIb未満である場合はステップST12へ進み、補正量を予め決められた固定値であるZに設定する。
以上のステップST9,ST11,ST12の補正処理を、図3を参照しながらさらに具体的に説明する。図3の上図は、二次電池システムのスイッチ4がONとなり、図2のステップST6の判定がステップST8へ進んだ場合であって、このときの第1の推定値が第2の推定値よりも小さい場合(SOC<SOCOCV)を前提にした例である。そして、高負荷力行走行(時間t1)→高負荷回生走行(時間t2)→低負荷力行走行(時間t3)→低負荷回生走行(時間t4)→超低負荷力行走行(時間t5)という履歴で走行した場合の電流値を上図に示す。すなわち、急な坂道を登ることで放電時の電流値が−Iaより小さくなり(時間t1)、次いで急な坂道を下ることで充電時(駆動用モータジェネレータの回生)の電流値が+Iaより大きくなり(時間t2)、次いで平坦な道路を低速走行することで放電時の電流値が−Iaより大きく−Ibより小さくなり(時間t3)、次いで緩やかな坂道を下ることで充電時の電流値が+Ibより大きく+Iaより小さくなり(時間t4)、次いで停車直前の超低速走行により放電時の電流値が−Ibより大きくなった(時間t5)例を示す。
なお、前回スイッチ4がOFFされたときの、選択部17で選択された充電容量の推定値は第1の推定値SOCであったとすると、今回スイッチ4がONされると電気自動車の残量計には第1の推定値SOCに応じた残量表示がされているので、この表示を運転者に違和感を与えることなく真の値に近い第2の推定値SOCOCVに近づける処理が必要とされる。
図3の下図は、上記走行履歴にともない第1の推定値と第2の推定値がどのように変動するかを示すタイムチャートであり、第2の推定値SOCOCVについては第2推定部15により算出された推定値を示し、第1の推定値SOCについては第1推定部14により算出された推定値を点線で示し、補正部16により補正された第1の推定値を実線で示す。
まず、時間t1において、高負荷力行走行により二次電池2から電池負荷3へ大きな電力(電流値I×時間t1)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで減少する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで減少する。これに対し、上述したとおり第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1推定部14により算出された第1の推定値SOCに対し、放電による容量低下を遅くする補正を実行する。
すなわち、実際には単位時間当たりΔiずつ充電容量が減少しているところを、Δi×kずつ充電容量が減少しているものとする。定数kは0<k<1を満足し、たとえば0.1〜0.3(10〜30%)である。これにより、補正後の第1の推定値SOCは補正前の第1の推定値SOCに比べて減少速度が遅い(傾きの絶対値が小さい)ので第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。しかも、補正後の第1の推定値SOCは第2の推定値SOCOCVと同様に減少挙動を示すので、選択部17により第1の推定値SOCが選択されて、当該第1の推定値SOCに応じた充電容量が残量計に表示されても、運転者が違和感を覚えることはない。
ここで、補正処理による補正後の第1の推定値SOCの減少の傾きはゼロ以下になるように補正量を制限することが望ましい。この様子を図6Aに示す。第1の推定値SOCが第2の推定値より小さく、且つ放電中の場合において、第1の推定値SOCの補正量(減少速度を遅くする度合い)を大きく設定し過ぎると補正後の第1の推定値SOCがプラスの傾きとなって充電容量が増加するので、上記定数kの値は補正後の第1の推定値SOCの減少の傾きがゼロ以下となるように設定する。これにより、運転者へ違和感を与えるのを防止できる。
なお、上述した補正処理例では、積算された第1の推定値SOCにΔi×kを減算するという補正処理を行ったが、積算された第1の推定値SOCに定数k’を乗算する補正処理を行ってもよい。時間t1においては第1の推定値SOCの傾きの絶対値を小さくする補正処理であるため、定数k’は1<k’を満足する定数となる。また、定数k’を乗算することで補正後の第1の推定値が前回の第1の推定値より大きくなると放電状態であるにも拘らず第1の推定値が増加するので、k’は前回の第1の推定値を今回の第1の推定値で除算した値より小さい定数である。
時間t2において、高負荷回生走行により電池負荷3から二次電池2へ大きな電力(電流値I×時間t2)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで増加する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで増加する。これに対し、上述したとおり第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1推定部14により算出された第1の推定値SOCに対し、充電による容量増加を早くする補正を実行する。
すなわち、実際には単位時間当たりΔiずつ充電容量が増加しているところを、Δi×kずつ充電容量が増加しているものとする。定数kは1<kを満足し、たとえば1.1〜1.3(110〜130%)である。これにより、補正後の第1の推定値SOCは補正前の第1の推定値SOCに比べて増加速度が速い(傾きの絶対値が大きい)ので第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。しかも、補正後の第1の推定値SOCは第2の推定値SOCOCVと同様に増加挙動を示すので、選択部17により第1の推定値SOCが選択されて、当該第1の推定値SOCに応じた充電容量が残量計に表示されても、運転者が違和感を覚えることはない。
なお、上述した補正処理例では、積算された第1の推定値SOCにΔi×kを加算するという補正処理を行ったが、積算された第1の推定値SOCに定数k’を乗算する補正処理を行ってもよい。時間t2においては第1の推定値SOCの傾きの絶対値を大きくする補正処理であるため、定数k’は1<k’を満足する定数となる。また、補正後の第1の推定値が第2の推定値を超えると好ましくないため、定数k’は第2の推定値を第1の推定値で除算した値よりも小さい定数である。
次に時間t3において、低負荷力行走行により二次電池2から電池負荷3へ小さな電力(電流値I×時間t3)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで減少する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで減少する。これに対し、上述したとおり第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1推定部14により算出された第1の推定値SOCに対し、放電による容量低下を遅くする補正を実行する。ただし、時間t1における補正処理に比べて、放電による容量低下をより一層遅くする補正を実行する。
すなわち、実際には単位時間当たりΔiずつ充電容量が減少しているところを、Δi×kずつ充電容量が減少しているものとする。この場合の定数k(t3)は時間t1における定数k(t1)に対しk(t3)>k(t1)となる定数であり、たとえば0.8〜1.0(80〜100%)である。これにより、補正後の第1の推定値SOCは補正前の第1の推定値SOCに比べて減少速度が遅く(傾きの絶対値が小さく)なるので第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。しかも、補正後の第1の推定値SOCは第2の推定値SOCOCVと同様に減少挙動を示すので、選択部17により第1の推定値SOCが選択されて、当該第1の推定値SOCに応じた充電容量が残量計に表示されても、運転者が違和感を覚えることはない。これに加えて、時間t3においては電流値が相対的に小さいので電流センサ11による電流積算誤差の累積速度が速くなるが、上記補正処理によって第2の推定値SOCOCV、すなわち真の値に近づくことになる。
なお、時間t3における補正処理も、時間t1と同様に補正後の第1の推定値SOCの減少の傾きはゼロ以下になるように補正量を制限することが望ましい(図6A参照)。また、上述した補正処理例では、積算された第1の推定値SOCにΔi×kを減算するという補正処理を行ったが、積算された第1の推定値SOCに定数k’を乗算する補正処理を行ってもよい。時間t3においては第1の推定値SOCの傾きの絶対値を小さくする補正処理であるため、定数k’は1<k’を満足する定数となる。また、定数k’を乗算することで補正後の第1の推定値が前回の第1の推定値より大きくなると放電状態であるにも拘らず第1の推定値が増加するので、k’は前回の第1の推定値を今回の第1の推定値で除算した値より小さい定数である。さらにまた、時間t1における定数k’(t1)との関係はk’(t3)<k’(t1)となる。
次の時間t4において、低負荷回生走行により電池負荷3から二次電池2へ小さな電力(電流値I×時間t4)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで増加する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで増加する。これに対し、上述したとおり第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1推定部14により算出された第1の推定値SOCに対し、充電による容量増加を早くする補正を実行する。ただし、時間t2における補正処理に比べて、充電による容量増加をより一層早くする補正を実行する。
すなわち、実際には単位時間当たりΔiずつ充電容量が増加しているところを、Δi×kずつ充電容量が増加しているものとする。この場合の定数k(t4)は時間t2におけるk(t2)に対しk(t4)>k(t2)となる定数であり、たとえば1.8〜2.0(180〜200%)である。これにより、補正後の第1の推定値SOCは補正前の第1の推定値SOCに比べて増加速度が速く(傾きの絶対値が大きく)なるので第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。しかも、補正後の第1の推定値SOCは第2の推定値SOCOCVと同様に増加挙動を示すので、選択部17により第1の推定値SOCが選択されて、当該第1の推定値SOCに応じた充電容量が残量計に表示されても、運転者が違和感を覚えることはない。これに加えて、時間t4においては電流値が相対的に小さいので電流センサ11による電流積算誤差の累積速度が速くなるが、上記補正処理によって第2の推定値SOCOCV、すなわち真の値に近づくことになる。
なお上述した補正処理例では、積算された第1の推定値SOCにΔi×kを加算するという補正処理を行ったが、積算された第1の推定値SOCに定数k’を乗算する補正処理を行ってもよい。時間t4においては第1の推定値SOCの傾きの絶対値を大きくする補正処理であるため、定数k’は1<k’を満足する定数となる。また、補正後の第1の推定値が第2の推定値を超えると好ましくないため、定数k’は第2の推定値を第1の推定値で除算した値よりも小さい定数である。さらにまた、時間t2における定数k’(t2)との関係はk’(t2)<k’(t4)となる。
次の時間t5において、超低負荷力行走行により二次電池2から電池負荷3へ微小電力(電流値×時間t5)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで減少する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで減少する。
これに対し、電流値の絶対値が所定の閾値Ib未満である場合は、電流センサ11による検出誤差が大きくて放電状態か充電状態かを判定することも困難な場合がある。したがって、時間t5においては、第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1の推定値に予め設定された固定値を所定周期ごとに加算する。これにより、補正後の第1の推定値SOCは一定速度で第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。ただし、放電状態であっても第1の推定値が増加することもある。
図3に示す第1の推定値SOCと第2の推定値SOCOCVの関係は、本例の補正処理の実行開始時において第1の推定値SOC<第2の推定値SOCOCVであるが、逆の場合、すなわち本例の補正処理の実行開始時において第1の推定値SOC>第2の推定値SOCOCVである場合について、図5を参照して説明する。ただし、補正処理の目的および内容は図3と同じであるため、補正量の正負や定数等の具体的数値が異なる部分を概説する。
まず、図5の時間t1において、高負荷力行走行により二次電池2から電池負荷3へ大きな電力(電流値I×時間t1)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで減少する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで減少する。これに対し、上述したとおり第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1推定部14により算出された第1の推定値SOCに対し、放電による容量低下を早くする補正を実行する。
すなわち、実際には単位時間当たりΔiずつ充電容量が減少しているところを、Δi×kずつ充電容量が減少しているものとする。定数kは1<kを満足し、たとえば1.1〜1.3(110〜130%)である。これにより、補正後の第1の推定値SOCは補正前の第1の推定値SOCに比べて減少速度が速く(傾きの絶対値が大きく)なるので第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。しかも、補正後の第1の推定値SOCは第2の推定値SOCOCVと同様に減少挙動を示すので、選択部17により第1の推定値SOCが選択されて、当該第1の推定値SOCに応じた充電容量が残量計に表示されても、運転者が違和感を覚えることはない。
なお、上述した補正処理例では、積算された第1の推定値SOCにΔi×kを減算するという補正処理を行ったが、積算された第1の推定値SOCに定数k’を乗算する補正処理を行ってもよい。時間t1においては第1の推定値SOCの傾きの絶対値を大きくする補正処理であるため、定数k’はk’<1を満足する定数となる。また、補正後の第1の推定値が第2の推定値未満になると好ましくないため、定数k’は第2の推定値を第1の推定値で除算した値よりも大きい定数である。
時間t2において、高負荷回生走行により電池負荷3から二次電池2へ大きな電力(電流値I×時間t2)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで増加する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで増加する。これに対し、上述したとおり第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1推定部14により算出された第1の推定値SOCに対し、充電による容量増加を遅くする補正を実行する。
すなわち、実際には単位時間当たりΔiずつ充電容量が増加しているところを、Δi×kずつ充電容量が増加しているものとする。定数kは0<k<1を満足し、たとえば0.1〜0.3(10〜30%)である。これにより、補正後の第1の推定値SOCは補正前の第1の推定値SOCに比べて増加速度が遅く(傾きの絶対値が小さく)なるので第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。しかも、補正後の第1の推定値SOCは第2の推定値SOCOCVと同様に増加挙動を示すので、選択部17により第1の推定値SOCが選択されて、当該第1の推定値SOCに応じた充電容量が残量計に表示されても、運転者が違和感を覚えることはない。
なお、時間t2における補正処理は、図6Bに示すように補正後の第1の推定値SOCの増加の傾きはゼロ以上になるように補正量を制限することが望ましい。また、上述した補正処理例では、積算された第1の推定値SOCにΔi×kを加算するという補正処理を行ったが、積算された第1の推定値SOCに定数k’を乗算する補正処理を行ってもよい。時間t2においては第1の推定値SOCの傾きの絶対値を小さくする補正処理であるため、定数k’はk’<1を満足する定数となる。また、定数k’を乗算することで補正後の第1の推定値が前回の第1の推定値より小さくなると充電状態であるにも拘らず第1の推定値が減少するので、k’は前回の第1の推定値を今回の第1の推定値で除算した値より大きい定数である。
次に時間t3において、低負荷力行走行により二次電池2から電池負荷3へ小さな電力(電流値I×時間t3)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで減少する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで減少する。これに対し、上述したとおり第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1推定部14により算出された第1の推定値SOCに対し、放電による容量低下を早くする補正を実行する。ただし、時間t1における補正処理に比べて、放電による容量低下をより一層早くする補正を実行する。
すなわち、実際には単位時間当たりΔiずつ充電容量が減少しているところを、Δi×kずつ充電容量が減少しているものとする。この場合の定数k(t3)は1<kを満足し、時間t1における定数k(t1)に対しk(t3)>k(t1)となる定数であり、たとえば1.8〜2.0(180〜200%)である。これにより、補正後の第1の推定値SOCは補正前の第1の推定値SOCに比べて減少速度が速く(傾きの絶対値が大きく)なるので第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。しかも、補正後の第1の推定値SOCは第2の推定値SOCOCVと同様に減少挙動を示すので、選択部17により第1の推定値SOCが選択されて、当該第1の推定値SOCに応じた充電容量が残量計に表示されても、運転者が違和感を覚えることはない。これに加えて、時間t3においては電流値が相対的に小さいので電流センサ11による電流積算誤差の累積速度が速くなるが、上記補正処理によって第2の推定値SOCOCV、すなわち真の値に近づくことになる。
なお、上述した補正処理例では、積算された第1の推定値SOCにΔi×kを減算するという補正処理を行ったが、積算された第1の推定値SOCに定数k’を乗算する補正処理を行ってもよい。時間t3においては第1の推定値SOCの傾きの絶対値を大きくする補正処理であるため、定数k’はk’<1を満足する定数となる。また、補正後の第1の推定値が第2の推定値未満になると好ましくないため、定数k’は第2の推定値を第1の推定値で除算した値よりも大きい定数である。また、時間t1における定数k’(t1)との関係はk’(t1)<k’(t3)となる。
次の時間t4において、低負荷回生走行により電池負荷3から二次電池2へ小さな電力(電流値I×時間t4)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで増加する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで増加する。これに対し、上述したとおり第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1推定部14により算出された第1の推定値SOCに対し、充電による容量増加を遅くする補正を実行する。ただし、時間t2における補正処理に比べて、充電による容量増加をより一層遅くする補正を実行する。
すなわち、実際には単位時間当たりΔiずつ充電容量が増加しているところを、Δi×kずつ充電容量が増加しているものとする。定数kは0<k<1を満足し、この場合の定数k(t4)は時間t2における定数k(t2)に対しk(t4)>k(t2)となる定数であり、たとえば0.8〜1.0(80〜100%)である。これにより、補正後の第1の推定値SOCは補正前の第1の推定値SOCに比べて増加速度が遅く(傾きの絶対値が小さく)なるので第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。しかも、補正後の第1の推定値SOCは第2の推定値SOCOCVと同様に増加挙動を示すので、選択部17により第1の推定値SOCが選択されて、当該第1の推定値SOCに応じた充電容量が残量計に表示されても、運転者が違和感を覚えることはない。これに加えて、時間t4においては電流値が相対的に小さいので電流センサ11による電流積算誤差の累積速度が速くなるが、上記補正処理によって第2の推定値SOCOCV、すなわち真の値に近づくことになる。
なお上述した補正処理例では、積算された第1の推定値SOCにΔi×kを加算するという補正処理を行ったが、積算された第1の推定値SOCに定数k’を乗算する補正処理を行ってもよい。時間t4においては第1の推定値SOCの傾きの絶対値を小さくする補正処理であるため、定数k’はk’<1を満足する定数となる。また、定数k’を乗算することで補正後の第1の推定値が前回の第1の推定値より小さくなると充電状態であるにも拘らず第1の推定値が減少するので、k’は前回の第1の推定値を今回の第1の推定値で除算した値より大きい定数である。さらにまた、時間t2における定数k’(t2)との関係はk’(t4)<k’(t2)となる。
次の時間t5において、超低負荷力行走行により二次電池2から電池負荷3へ微小電力(電流値×時間t5)が供給されるので、第2の推定値SOCOCVは電流値Iに応じた傾きで減少する。同様に、第1推定部14により算出される第1の推定値(補正前の第1の推定値)も電流値Iに応じた傾きで減少する。
これに対し、電流値の絶対値が所定の閾値Ib未満である場合は、電流センサ11による検出誤差が大きくて放電状態か充電状態かを判定することも困難な場合がある。したがって、時間t5においては、第1の推定値SOCを第2の推定値SOCOCVに近づける(両者の差ΔSOCを小さくする)ために、第1の推定値から予め設定された固定値を所定周期ごとに減算する。これにより、補正後の第1の推定値SOCは一定速度で第2の推定値SOCOCVに近づき、推定精度が徐々に向上する。
以上のとおり、本例の充電容量推定装置1によれば、電流積算法による第1の推定値を開路電圧法による第2の推定値に近づけるにあたり、電流値の検出誤差が小さい場合は小さく補正する一方で、検出誤差が大きい場合は大きく補正するので、充電中は推定値が増加し、放電中は推定値が減少する。これにより、推定値の挙動に対する運転者の違和感が軽減されるという効果を奏する。
また、本例の充電容量推定装置1によれば、電流積算法による第1の推定値を開路電圧法による第2の推定値に近づけるにあたり、電流値の検出誤差が小さい場合は小さく補正する一方で、検出誤差が大きい場合は大きく補正するので、第1の推定値を第2の推定値により早く補正することができる。
上記電流センサ11は本発明に係る電流検出手段に相当し、上記電圧センサ12は本発明に係る電圧検出手段に相当し、上記第1推定部14は本発明に係る第1の推定手段に相当し、上記第2推定部15は本発明に係る第2の推定手段に相当し、上記補正部16は本発明に係る補正手段に相当に相当する。
1…充電容量推定装置
11…電流センサ
12…電圧センサ
13…温度センサ
14…第1推定部
15…第2推定部
16…補正部
17…選択部
2…二次電池
3…電池負荷
4…スイッチ

Claims (13)

  1. 二次電池に流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された電流値の積算値に基づいて前記二次電池の充電容量を推定して第1の推定値を求める第1の推定手段と、
    前記電圧検出手段により検出された電圧値に基づいて前記二次電池の充電容量を推定して第2の推定値を求める第2の推定手段と、
    前記二次電池が放電中又は充電中である場合は、前記第1の推定値を前記二次電池の充電容量として選択する選択手段と、を備え、
    前記第1の推定手段は、
    (a)前記二次電池が放電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より小さい場合、及び(b)前記二次電池が充電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より大きい場合に、定数k(0<k<1)を前記積算値に乗算して補正後の前記第1の推定値を算出し、
    (c)前記二次電池が充電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より小さい場合、及び(d)前記二次電池が放電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より大きい場合に、定数k(1<k)を前記積算値に乗算して補正後の前記第1の推定値を算出することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  2. 請求項1に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記定数kは、前記電流検出手段により検出された電流値の大きさに応じて設定されることを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記第1の推定手段は、前記第1の推定値と前記第2の推定値との差の絶対値が所定値未満である場合に、前記第1の推定値を補正しないことを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  4. 二次電池に流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された電流値の積算値に基づいて前記二次電池の充電容量を推定して第1の推定値を求める第1の推定手段と、
    前記電圧検出手段により検出された電圧値に基づいて前記二次電池の充電容量を推定して第2の推定値を求める第2の推定手段と、
    前記二次電池が放電中又は充電中である場合は、前記第1の推定値を前記二次電池の充電容量として選択する選択手段と、を備え、
    前記第1の推定手段は、
    前記第1の推定値と前記第2の推定値との差を求め、当該差が徐々に小さくなるように前記積算値を補正して前記第1の推定値を求めるものであって、
    前記電流値の絶対値が所定値以上である場合に、前記電流値の絶対値が小さいほど、前記第1の推定値の補正量を前記電流値の絶対値が大きいときに比べて大きく設定することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  5. 請求項4に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記第1の推定手段は、前記電流値が前記所定値未満である場合に、前記第1の推定値の補正量を予め決められた固定の補正量に設定することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  6. 請求項4又は5に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記第1の推定手段は、前記電流値が所定値以上である場合に、前記電流値の絶対値小さいほど、前記電流値の絶対値が大きいときに比べて、前記第1の推定値に対する前記補正量の百分率を100%に近づけることを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  7. 二次電池に流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された電流値の積算値に基づいて前記二次電池の充電容量を推定して第1の推定値を求める第1の推定手段と、
    前記電圧検出手段により検出された電圧値に基づいて前記二次電池の充電容量を推定して第2の推定値を求める第2の推定手段と、
    前記二次電池が放電中又は充電中である場合は、前記第1の推定値を前記二次電池の充電容量として選択する選択手段と、を備え、
    前記第1の推定手段は、前記第1の推定値と前記第2の推定値との差を求め、当該差が徐々に小さくなるように前記積算値を補正して補正後の第1の推定値を算出するとともに、
    前記二次電池が放電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より小さい場合、及び前記二次電池が充電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より大きい場合に、補正後の第1の推定値が補正前の第1の推定値以上となる場合は、前記補正後の第1の推定値を補正前の第1の推定値に制限することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記第1の推定手段は、前記二次電池の充電又は放電が許可された後であって、当該許可前の所定時間以内に充電又は放電が許可されていた場合に、前記第1の推定値の補正処理を実行し、補正された第1の推定値を出力することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  9. 請求項8に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記第2の推定手段は、前記二次電池の充電又は放電が許可された後であって当該許可前に前記所定時間を越える時間、充電又は放電が許可されていない場合に、前記電圧検出手段による電圧値に基づいて第2の推定値を求め、
    前記第1の推定手段は、前記第2の推定値を補正後の第1の推定値に設定することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  10. 二次電池に流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池の電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された電流値の積算値に基づいて前記二次電池の充電容量を推定して第1の推定値を求める第1の推定手段と、
    前記電圧検出手段により検出された電圧値に基づいて前記二次電池の充電容量を推定して第2の推定値を求める第2の推定手段と、
    前記第1の推定値と前記第2の推定値との差を求め、当該差が徐々に小さくなるように前記第1の推定値を補正して当該第1の推定値を補正する補正手段と、
    前記二次電池が放電中又は充電中である場合は、前記第1の推定値を前記二次電池の充電容量として選択する選択手段と、を備え、
    前記補正手段は、
    (a)前記二次電池が放電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より小さい場合に、定数k’(1<k’<(前回の補正後の第1の推定値/今回の第1の推定値))を前記第1の推定値に乗算して当該第1の推定値を補正し、
    (b)前記二次電池が充電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より小さい場合に、定数k’(1<k’<(第2の推定値/第1の推定値))を前記第1の推定値に乗算して当該第1の推定値を補正し、
    (c)前記二次電池が放電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より大きい場合に、定数k’((第2の推定値/第1の推定値)<k’<1)を前記第1の推定値に乗算して当該第1の推定値を補正し、
    (d)前記二次電池が充電中であり且つ前記第1の推定値が前記第2の推定値より大きい場合に、定数k’((前回の補正後の第1の推定値/今回の第1の推定値)<k’<1)を前記第1の推定値に乗算して当該第1の推定値を補正することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  11. 請求項10に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記定数k’は前記電流検出手段により検出された電流値の大きさに応じて設定されることを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  12. 請求項10又は11に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記補正手段は、前記二次電池の充電又は放電が許可された後であって、当該許可前の所定時間以内に充電又は放電が許可されていた場合に、前記第1の推定値の補正処理を実行し、補正された第1の推定値を出力することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
  13. 請求項12に記載の二次電池の充電容量推定装置において、
    前記第2の推定手段は、前記二次電池の充電又は放電が許可された後であって当該許可前に前記所定時間を越える時間、充電又は放電が許可されていない場合に、前記電圧検出手段による電圧値に基づいて第2の推定値を求め、
    前記補正手段は、前記第2の推定値を補正後の第1の推定値に設定することを特徴とする二次電池の充電容量推定装置。
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