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JP5768172B2 - 画像表示制御方法及びその装置並びに画像撮像装置 - Google Patents

画像表示制御方法及びその装置並びに画像撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、パノラマ画像や周囲360度の全方位画像等の広角画像を表示する画像表示制御方法及びその装置並びに画像撮像装置に関する。
例えば複数台のカメラを放射状に設置して周囲360度の全方位画像を撮影できるカメラシステムが、下記の特許文献1,2に記載されている。この様なカメラシステムでは、超広角のパノラマ画像を撮影することができるが、このパノラマ画像を一度に表示できる表示装置は装置が大形化してしまい、カメラシステムに搭載するのは容易でない。
また、1台のデジタルカメラでパンしながら超広角のパノラマ画像を撮影できるものもある。しかし、小さなデジタルカメラに搭載されたアスペクト比4:3の小さな表示画面で一度にパノラマ画像を表示することはできない。
そこで、例えば下記の特許文献3,4に記載されている様に、パノラマ画像のうち表示対象となる画像部分をマニュアルでスクロールさせ、全画像の部分部分を小さな画面に順に表示するようになる。
一方、近年のデジタルカメラでは、顔検出機能が搭載されるのが普通になってきており、下記の特許文献5,6,7に記載されている様に、撮影された画像の中から「顔」を検出し、複数の顔が存在する場合には順にその顔だけを表示したり、各顔を拡大表示したりしている。
特開平11―98342号公報 特開2004―61808号公報 特開2000―101991号公報 特開平11―146243号公報 特開2008―28955号公報 特開2007―295183号公報 特開2007―318393号公報
監視カメラや定点カメラ等に超広角のパノラマ画像を撮影できるカメラシステムを採用したり、個人が1台のカメラをパンしながら超広角のパノラマ画像を撮影した場合、アスペクト比4:3の表示画面でパノラマ画像を見るのは容易でなく、画面を手操作でスクロールさせるのも面倒な作業となる。
そこで、特許文献5,6,7記載の顔検出機能を応用し、パノラマ画像中の「顔」を検出し、顔だけを順番に表示したり、顔をズームアップさせて表示させることが考えられる。
しかし、パノラマ画像には多くの情報が含まれており、顔だけをその中から選択して表示すると、顔以外の情報が欠落してしまい、大事な情報を見逃してしまう虞がある。例えば、パノラマ画像を撮影するカメラシステムを監視カメラに適用した場合、侵入者の顔が分かっても、侵入場所の映像が欠落してしまうことになる。
本発明の目的は、パノラマ画像(本願明細書において、表示画面に表示する表示用画像のアスペクト比よりアスペクト比の大きい画像をパノラマ画像と言う。)を小さな画面で見るときに重要な情報を見逃すことなくパノラマ画像を見ることができる画像表示制御方法及びその装置並びに画像撮像装置を提供することにある。
本発明の画像表示制御方法は、表示画面に表示する表示用画像のアスペクト比よりアスペクト比の大きいパノラマ画像から前記表示用画像を映像枠で切り出して前記表示画面に表示する画像表示制御方法であって、前記パノラマ画像中の主要被写体を検出し、前記パノラマ画像の一端側から他端側に前記映像枠を移動させる移動ルートを決定し、該移動ルートに沿って前記映像枠を移動させながら該映像枠で切り出された前記表示用画像を前記表示画面に表示させ、前記移動ルートに沿って移動する前記映像枠が前記主要被写体の位置に近づいたとき該映像枠を小さくすることで該主要被写体の画像を拡大表示し該拡大表示後に該映像枠を大きくすることで該主要被写体の拡大表示画像を縮小表示し、前記映像枠の初期サイズを予め決めておくと共に、前記拡大表示するときの前記映像枠のサイズを前記主要被写体毎に決定することを特徴とする。
本発明の画像表示制御装置は、表示画面に表示する表示用画像のアスペクト比よりアスペクト比の大きいパノラマ画像から前記表示用画像を映像枠で切り出して前記表示画面に表示する画像表示制御装置であって、前記パノラマ画像中の主要被写体を検出する被写体検出手段と、前記パノラマ画像の一端側から他端側に前記映像枠を移動させる移動ルートを決定する移動ルート決定手段と、該移動ルートに沿って前記映像枠を移動させながら該映像枠で切り出された前記表示用画像を前記表示画面に表示させるスクロール表示手段と、前記移動ルートに沿って移動する前記映像枠が前記主要被写体の位置に近づいたとき該映像枠を小さくすることで該主要被写体の画像を拡大表示し該拡大表示後に該映像枠を大きくすることで該主要被写体の拡大表示画像を縮小表示する映像枠サイズ変更手段とを備え、前記映像枠サイズ変更手段が、前記映像枠の初期サイズを予め決めておくと共に、前記拡大表示するときの前記映像枠のサイズを前記主要被写体毎に決定することを特徴とする。
本発明の画像撮像装置は、上記の画像表示制御装置を搭載することを特徴とする。
本発明によれば、パノラマ画像中の主要被写体を見逃すことなく、しかも、パノラマ画像自体の観賞や監視等が可能となる。
本発明の一実施形態に係る広角画像撮像装置の機能ブロック構成図である。 本発明の別実施形態に係る広角画像撮像装置の機能ブロック構成図である。 本発明の更に別実施形態に係る広角画像撮像装置の機能ブロック構成図である。 本発明の更に別実施形態に係る広角画像撮像装置の機能ブロック構成図である。 図4に示す広角画像撮像装置で使用する記録手段のテーブル構成図である。 本発明の一実施形態に係る広角(パノラマ)画像表示制御方法の説明図である。 本発明の実施形態に係る広角画像表示制御方法の第1段階の処理手順を示すフローチャートである。 図7の被写体検出処理の具体例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る広角画像表示制御方法の第2段階の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る広角画像表示制御方法の具体的な説明図である。 本発明の別実施形態に係る主要被写体のズームアップ表示,ズームアウト表示の説明図である。 図11に示すズームアップ表示を行いながらパノラマ画像のスクロール表示を行う処理手順を示すフローチャートである。 図2に示す広角画像撮像装置によるパノラマ画像と自動スクロール表示の移動ルート(基本ルート)説明図である。ある。 図13に代わる移動ルートの別実施形態に係る修正説明図である。 図14に示す移動ルートの修正処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、本発明の画像表示制御装置を広角画像表示制御装置と言い、本発明の画像表示制御方法を広角画像表示制御方法と言い、また、本発明の画像撮像装置を広角画像撮像装置とも言う。
図1は、本発明の一実施形態に係る広角画像撮像装置の機能ブロック図である。この広角画像撮像装置1は、1台のカメラ(撮影光学系及び固体撮像素子でなる撮像部や、固体撮像素子が撮像して得た撮像画像信号をデジタル信号処理してJPEG画像等にし記録メディアに保存する機能を内蔵している。以下、同様である。)2と、カメラ2を載置しカメラ2を例えば360度回転駆動する回転雲台3と、CPU等で構成される撮影指示手段4と、撮影指示手段4からの指示により回転雲台3の回転量制御を行う回転量制御手段5と、回転量制御手段5からの指令を受けて回転雲台3を回転させる回転雲台駆動手段6と、回転量制御手段5が回転雲台駆動手段6に出力する指令を受けてカメラの移動軌跡を記録するカメラ軌跡記録手段7と、カメラ軌跡からカメラ2が撮影した画像の位置を算出する画像位置算出手段8と、撮影指示手段4からの指示に基づいてカメラ2の撮影制御を行う撮影制御手段9とを備える。
この広角画像撮像装置1は更に、カメラ2が撮像し例えばJPEG画像等にした画像データを取り込んで複数の撮像画像を貼り合わせパノラマ画像を合成する画像合成手段10と、パノラマ画像中の主要被写体を検出する被写体検出手段11と、被写体検出手段11の検出結果と画像位置算出手段8の算出結果とに基づいて後述する「移動ルート」を決定する移動ルート決定手段12と、パノラマ画像上で主要被写体の検出位置をトリミング対象領域(ズームアップ表示する領域)として決定するトリミング領域決定手段13と、移動ルート決定手段12の決定結果とトリミング領域決定手段13の決定結果とに基づいてパノラマ画像中で表示する映像枠を自動的に所定速度でスクロールする画像自動スクロール手段14と、前記映像枠中の画像を表示する液晶表示装置などの画像表示手段15とを備える。
斯かる構成の広角画像撮像装置1では、カメラ2の撮影画角が例えば45度であれば、回転量制御手段5がカメラ2の回転雲台3を45度づつ回転させて計8枚の画像を撮像し、画像合成手段10が8枚の画像を貼り合わせて周囲360度のパノラマ画像を合成し、このパノラマ画像を画像自動スクロール手段14の表示制御により画像表示手段15に自動スクロールさせながら表示する。この自動スクロール表示の詳細については後述する。
図2は、本発明の別実施形態に係る広角画像撮像装置の機能ブロック構成図である。この広角画像撮像装置20は、カメラ21をユーザが手で持ちカメラ21を移動させながらパノラマ画像を合成する撮像装置であり、図1で説明した撮影指示手段4と、カメラ軌跡記録手段7と、画像位置算出手段8と、撮影制御手段9と、画像合成手段10と、主要被写体検出手段11と、移動ルート決定手段12と、トリミング領域決定手段13と、画像自動スクロール手段14と、画像表示手段15とを備える点は、図1の広角画像撮像装置1と同じである。
しかし、図1の広角画像撮像装置1では、カメラ2が回転雲台3に設置されて回転駆動されるのに対し、本実施形態の広角画像撮像装置20は手持ちカメラ21を用いるため、その移動軌跡を検出するために、動きベクトル算出手段22を備える点が異なる。
動きベクトル算出手段22は、周知の方法で動きベクトルを算出するものであり、動画状態で撮像された或るフレーム画像の一部を切り出し、該一部の画像部分が次フレーム画像のどこに存在するかを求めその移動量,移動方向を動きベクトルとして算出ものである。そして、算出した動きベクトルに基づいて、カメラ軌跡記録手段7がカメラ軌跡を記録する。
上記の動きベクトル算出手段22は、画像のマッチング処理で動きベクトルをソフト的に求めたが、例えばカメラ21に電子コンパスや加速度センサを搭載し、カメラ21の移動方向,移動角をハード的に検出し、これから動きベクトルを算出することでも良い。
図3は、本発明の更に別実施形態に係る広角画像撮像装置の機能ブロック構成図である。この広角画像撮像装置25は、カメラ26の撮影レンズ手前に双曲線ミラー27を配置して、ワンショットで周囲360度の画像を得ることができるようになっている。
この広角画像撮像装置25も、図1で説明した撮影指示手段4と、撮影制御手段9と、主要被写体検出手段11と、移動ルート決定手段12と、トリミング領域決定手段13と、画像自動スクロール手段14と、画像表示手段15とを備える点は、図1の広角画像撮像装置1と同じであるが、ワンショットで360度のパノラマ画像を撮影するためカメラ軌跡記録手段7やカメラの移動によって位置ブレを起こす画像位置の算出手段8はない。
しかし、双曲線ミラー27で歪んだ画像を撮影するため、この歪んだ画像の歪みを無くす画像変形手段28が必要となり、画像変形手段28で歪みが修正された画像を主要被写体検出手段11が取り込み、主要被写体を検出する。
図4は、本発明の更に別実施形態に係る広角画像撮像装置の機能ブロック構成図である。この広角画像撮像装置30は、複数台のカメラを放射状に配列した全方位撮像カメラ31を用いている点が図1〜図3の広角画像撮像装置と異なり、図1で説明した撮影指示手段4と、画像位置算出手段8と、撮影制御手段9と、各カメラの撮像画像を貼り合わせてパノラマ画像を合成する画像合成手段10と、主要被写体検出手段11と、移動ルート決定手段12と、トリミング領域決定手段13と、画像自動スクロール手段14と、画像表示手段15とを備える点は、図1の広角画像撮像装置1と同じである。
この広角画像撮像装置30は、複数台のカメラを用いるため、図1のカメラ軌跡記録手段7の代わりに、各カメラの配置条件を記録する手段32と各カメラの撮影条件を記録する手段33とを備え、これら手段32,33の出力が画像位置算出手段8に出力される様になっている。
図5は、図4で説明したカメラ配置条件記録手段32及びカメラ撮影条件記録手段33で格納されるデータテーブルの一例を示す図である。各カメラの基準位置に対する回転角度位置が配置条件として格納され、各カメラの焦点距離が撮影条件として格納される。
以上、異なる4つの広角画像撮像装置1,20,25,30について説明したが、夫々の広角画像撮像装置で撮影され合成されるパノラマ画像を、小型の表示手段15に表示するには、工夫が必要となる。広大なパノラマ画像の中から例えば人物だけを特許文献5,6,7の様に切り出して順に表示手段15に切り替え表示しても、膨大な情報量を持つパノラマ画像の大部分の情報が欠落してしまう。
図6(a)は、本発明の一実施形態に係るパノラマ画像表示制御方法の簡単な説明図である。このパノラマ画像表示制御は、例えば図1〜図4の移動ルート決定手段12,トリミング領域決定手段13,画像自動スクロール手段14によって処理される。
図6(a)に示すパノラマ画像41には、主要被写体「A」と主要被写体「B」とが離れた位置に映っていたとする。このパノラマ画像41から「A」と「B」の画像だけを切り出して拡大表示しても、「A」「B」が存在している位置や方角、背景に何が映っているのか、主要被写体の隣に映っている画像はどのような画像であるか等という情報が欠落してしまう。
そこで、本実施形態では、先ず、パノラマ画像41の始点位置(図6(a)の左端側)から終点位置(図6(a)の右端側)までの移動ルート42を求める。図示する例の移動ルート42は、主要被写体「A」を通り、次に主要被写体「B」を通るルートを移動ルートとしている。
主要被写体「A」「B」は、図1〜図4で説明した被写体検出手段11によって検出され、各主要被写体「A」「B」の大きさに合わせた被写体枠43A,43Bが決定される。
図6(a)中の矩形枠44の1つ1つは映像枠を示しており、この矩形枠44内の画像がパノラマ画像41から切り出され、矩形枠44内の画像が表示手段15の映像枠内に一杯に表示される。つまり、この矩形枠44が画像のトリミング領域となり、矩形枠44が小さくなると、それだけ中の画像が拡大表示されることになる。
先ず、始点位置における画像を切り出して表示する。このときの矩形枠44は初期サイズとして設定された大きな矩形枠を用い、表示画像の情報量を多くする。
図6(a)に示す初期サイズの矩形枠44は、縦寸法をパノラマ画像の縦寸法と同一寸法とする最大限の大きさとしている。しかし、あまり初期サイズの矩形枠44を大きくすると、主要被写体がパノラマ画像の上縁,下縁付近に存在した場合、初期サイズの矩形枠44のままで移動ルート42に沿って移動させることができなくなってしまう。
この様な場合には、矩形枠44を縮小して移動させることになるが、例えば、図6(b)に示す様に、初期サイズの矩形枠44をある程度小さくしておいてもよい。パノラマ画像撮像用のカメラシステムを定点カメラや監視カメラ等として用いる場合、背景画像の大部分は既知画像となるため、初期サイズが小さくても問題はない。
初期サイズの矩形枠44を移動ルート42に沿ってさせる場合、自動的に所定速度で移動させ、移動後にパノラマ画像41から矩形枠44で切り出した画像を表示する。つまり、表示画像を自動スクロールさせる。表示画像と次の表示画像との間に多くのオーバーラップ部分を設けることで、画面を見ている人は画像が移動する方向を容易に認識可能となる。
この様にして、パノラマ画像41の部分部分の画像を自動スクロール表示し、主要被写体「A」に近づいて来ると、徐々に画像を切り出す矩形枠44を小さくしていく。これにより、画像が徐々に拡大表示される。
そして、スクロールが進み、移動後の矩形枠44の中心が主要被写体「A」の被写体枠43Aの中心と一致したとき、矩形枠44として、被写体枠43Aを用いる。尚、図6(a)では、被写体枠43Aを左右の矩形枠44と離して記載しているが、これは図面が分かり辛くなるのを回避するためであり、勿論、前の矩形枠44や後の矩形枠44とオーバーラップさせるのが良いことはいうまでもない。
表示する画像が主要被写体「A」から離れていくと、再び矩形枠44を徐々に大きくし、主要被写体「B」に近づくと矩形枠44を小さくして行き、主要被写体「B」は被写体枠43Bで拡大表示する。スクロールが進み、主要被写体「B」から遠ざかると矩形枠44を大きくしていき、パノラマ画像41の終端部まで表示する。
この様に、パノラマ画像41を小さな表示画面に自動スクロールさせながら表示するに際し、主要被写体が存在しない箇所の画像は広い範囲を含む画像として背景画像等の情報量を多くし、主要被写体が近づくほど拡大表示して主要被写体を見逃すことが無いようにする。これにより、パノラマ画像41の情報を余すことなく、しかも主要被写体を見逃すことなく、パノラマ画像41を小さな画面に自動的に表示することが可能となる。また、画面が流れるようなスクロール表示を行い、主要被写体に近づいたとき徐々にズームアップし、その後にズームアウトするため、急激な画面切り替えが発生せず、表示画面を見る者が不快感を感じることもなくなる。
図7は、図6で説明した自動スクロール表示を実行する表示制御方法の第1段階における処理手順を示すフローチャートである。先ず図7のステップS1で、パノラマ画像を得る。図1の広角画像撮像装置1であれば、各方向で撮影した画像を1枚のパノラマ画像に合成する。図2の広角画像撮像装置20であれば、カメラ21の移動に伴って撮影された各画像の重なり部分を重ね合わせる等してパノラマ画像を合成する。図3の広角画像撮像装置25であれば、歪んだ画像に対して画像変換処理を施して歪みのないパノラマ画像を生成する。図4の広角画像撮像装置30であれば、複数台の各カメラの撮像画像を貼り合わせてパノラマ画像を合成する。
次のステップS2では、パノラマ画像中の主要被写体を抽出する。例えば人物や動物の顔を主要被写体とする場合には、顔画像のパターンマッチングで顔が存在するか否か、存在する場合にはその座標位置を検出する。建物等を主要被写体とする場合でもその形状をパターンマッチングで検出すればよい。どのような被写体を主要被写体とするかは、ユーザの選択に任せる。
次のステップS3では、主要被写体毎のトリミング領域を算出する。図6で説明した例でいえば、主要被写体「A」「B」の大きさはまちまちなため、夫々の主要被写体が内接するトリミング領域(図6の被写体枠43A,43B)を算出する。
図8は、主要被写体を「顔」としたときの被写体検出結果の一例を示すテーブル図である。主要被写体として5個が検出され、夫々の位置座標に基づいてトリミング領域(被写体枠)の座標が算出され、夫々の大きさによりトリミング領域のサイズが算出される。
そして、図示する例では、「顔」画像としての評価値が求められている。評価値とは、その被写体の主要被写体としての確からしさであり、最大値「1」として顔画像が評価されている。更に、図8では、優先対象であるか否かの判定結果を入れてある。顔画像であっても、それが人間の顔であるか、犬の顔であるか、猫の顔であるかをパターンによって識別可能であるため、ユーザが優先対象を人間に設定しておけば、検出された主要被写体が人間であるか動物であるかが判定される。
図7の次のステップS4では、移動ルートの算出を行う。移動ルートは、例えば、検出された主要被写体の全てを通るルートとして算出される。或いは、図8のテーブルを参照し、検出評価値がユーザ指定或いはディフォルトの所定値(例えば0.7)以上の主要被写体を通るルートとして算出し、或いは、主要被写体のうち優先対象である人間を通るルートとして算出される。
次のステップS5では、移動ルートが複数存在するか否かを判定する。主要被写体が複数存在する場合、算出された移動ルートが複数になる場合もある。そこで、移動ルートが複数の場合すなわちステップS5の判定結果が肯定(Yes)の場合にはステップS6に進み、各移動ルートのルート評価値の中で最大のルート評価値を最適ルートとして選択し、図7の処理を終了する。
ステップS6において、例えば複数の移動ルートのそれぞれが、主要被写体の全てを通る移動ルートでなかった場合には、ルート上の主要被写体の図8に示す検出評価値の合計値をルート評価値として用いる。なお、移動ルートが複数存在する場合、その移動ルートの候補をユーザに提示して、ユーザに選択させる構成としても良い。
移動ルートが1つの場合すなわちステップS5の判定結果が否定(No)の場合にはステップS5で図7の処理を終了する。
図9は、図7に続く表示制御方法の第2段階における処理手順を示すフローチャートである。先ずステップS11で、トリミング枠(図6の矩形枠44)を初期サイズ(H,W)に設定する。次のステップS12で、スクロール表示を開始するスタート座標位置(X,Y)を設定する。次のステップS13で、移動ルートにおける最初の主要被写体のトリミング領域座標(x,y)とトリミング領域サイズ(h,w)を設定する。そして次のステップS14で、初期サイズのトリミング枠でパノラマ画像のスタート座標位置の画像を切り出し、表示画面に表示する。
次のステップS15では、現在のトリミング枠の座標位置がパノラマ画像の終了座標位置であるか否かを判定し、終了座標位置の場合には、このスクロール表示を終了する。
現在のトリミング枠の座標位置が終了座標位置でない場合にはステップS16に進み、トリミング枠を移動ルートに沿って移動させる。そして、次のステップS17で、次の主要被写体までの距離Rnを計算する。本実施形態の場合、X座標のみで計算しているが、Y座標を加味して距離を計算してもよい。次のステップS18で、距離Rが所定距離T(例えば500ピクセル)以下であるか否かを判定する。
現在のトリミング枠が主要被写体から所定距離T以内の距離に存在する(ステップS18の判定結果が肯定(Yes))の場合、ステップS19で現状のトリミング枠のサイズ(H,W)を主要被写体のトリミング領域サイズと被写体までの距離に応じて縮小する。
即ち、
H=h+(H−h)*R/T
W=w+(W−w)*R/T
とする。
その後、ステップS20で、トリミング領域サイズを実際に変更し、ステップS14に戻り、トリミング枠内を表示する。
ステップS18の判定結果が否定(No)の場合には、ステップS21に進み、主要被写体と同じ座標か若しくは通り過ぎているかどうかを判定する。この判定の結果が肯定(Yes)の場合は、ステップS22に進み、現状のトリミング枠のサイズを主要被写体のトリミング領域サイズ(h,w)に設定する。更に、主要被写体を通り過ぎたため、次のステップS23で、次の主要被写体のトリミング領域座標(xn+1,yn+1)とトリミング領域サイズ(hn+1,wn+1)を設定する。その後、前記のステップS20に進み、トリミング領域サイズを実際に変更し、ステップS14でトリミング枠内を表示する。
ステップS21の判定結果が否定(No)の場合は、次にステップS24に進み、今迄に通り過ぎた被写体があるか判定する。この判定結果が肯定(Yes)の場合は、更にステップS25で、直前に通り過ぎた被写体との距離Rn−1が所定距離T2以内であるか判定する。この判定結果が肯定(Yes)の場合は、被写体から遠ざかるため、ステップS19とは逆に現状のトリミング枠のサイズ(H,W)をトリミング領域の初期サイズと被写体までの距離に応じて拡大する(ステップS26)。
即ち、
H=H+(H−H)*|Rn−1|/T
W=W+(W−W)*|Rn−1|/T
とする。
その後、前記のステップS20に進み、トリミング領域サイズを実際に変更し、トリミング枠内を表示する。
ステップS24,ステップS25で判定結果が各々否定(No)になった場合は、トリミング領域のサイズを変更せずにステップS14に戻り、そのままトリミング枠内を表示する。
この様に、本実施形態によれば、主要被写体に近づく場合にはトリミング枠が徐々に縮小されて主要被写体の画像がズームアップ表示され、主要被写体から離れた場合にはトリミング枠が拡大されて主要被写体の画像がズームアウト表示され、主要被写体から外れた位置のパノラマ画像が初期サイズのトリミング枠で表示される。
図6では、本実施形態を理解し易い様に、主要被写体Aからかなり離れた位置で映像枠(トリミング枠)44の縮小を開始している。これだと、主要被写体Aがズームアップ表示される前後に渡るスクロール表示で、主要被写体Aの背景画像部分が表示されなくなってしまう虞がある。
しかし、本実施形態では、実際にはその様な虞は生じない。近年のデジタルカメラに搭載される固体撮像素子は多画素化が進展し、1000万画素以上を搭載するのが普通になってきている。例えば1200万画素を搭載した固体撮像素子の場合、撮像画像は、横4000ピクセル×縦3000ピクセルとなる。
従って、映像枠44の中心と被写体枠の中心とが500ピクセル離れた位置から映像枠44の縮小を開始すれば、それまでは拡大表示されないことになる。つまり、初期サイズの映像枠44内の主要被写体Aの画像が表示画面の1/3程度の所にスクロールされた状態から拡大表示が開始されるため、それまでの間、主要被写体Aの背景画像は、初期サイズの映像枠44に入ることになる。
なお、本実施形態では、自動スクロール表示位置が終了座標位置に来たとき、ステップS15により終了するが、終了座標位置に来たとき次に再びスタート座標位置からの自動スクロール表示を開始して、ユーザからの終了指示が無い限り、無限ループで表示し続ける構成としても良い。
また、トリミング枠が主要被写体に近づくときの所定距離T(ステップS18)と、離れるときの所定距離T(ステップS25)とを別距離として説明したが、同じでも良い。離れるときには、既に主要被写体のズームアップ表示が終わっているため、ステップS24〜S26を省略して、ズームアップ表示の後、いきなり、トリミング枠を初期サイズにしても良い。
更に、トリミング枠44の移動速度は一定として説明したが、主要被写体に近づくほどトリミング枠44の移動速度を遅くし、離れるほど元の速度に戻しても良い。この様にすると、より見易い画像表示となり、主要被写体をじっくりと観察することが可能となる。
図10は、実際のパノラマ画像で、拡大表示する主要被写体と移動ルートを例示する図である。図8で説明した主要被写体のテーブル図が対応する。パノラマ画像のスタート座標位置では大きな初期サイズの矩形枠(トリミング枠)44で画像を切り出して表示し、この矩形枠44を、移動ルート42に沿って移動させて表示を自動スクロールさせる。
図示するパノラマ画像では、5個の主要被写体が存在し、夫々の主要被写体の被写体枠43A,43B,43C,43D,43Eが、図1〜図4の被写体検出手段11が検出される。このパノラマ画像をスクロール表示する場合には、パノラマ画像を初期サイズのトリミング枠44で切り出して表示しながらトリミング枠44を移動ルート42に沿って移動させ、一匹目の犬を被写体枠43Aでズームアップ(=ズームイン)表示し、この犬から離れたらトリミング枠44を大きくして移動する。
次に、主要被写体が多く存在する領域に入ると、移動ルート42上に沿う順番で、図示する例では、一人目の子供の顔を被写体枠43Bでズームアップ表示し、これをズームアウト表示した後、次に、親の顔を被写体枠43Cでズームアップ表示し,次に二人目の子供の顔を被写体枠43Dでズームアップ表示し,次に二匹目の犬の顔を被写体枠43Eでズームアップ表示する。被写体枠43Eから離れたときにトリミング枠44を初期サイズに戻して移動させ、パノラマ画像の終了位置に来たとき、スクロール表示を終了する。
この様なスクロール表示は、図9のフローチャートに従って処理することで可能となる。しかし、図9の実施形態とは別実施形態でのスクロール表示も可能である。
図11は、本発明の別実施形態に係るズームアップ表示,ズームアウト表示の説明図である。図9の処理手順では、主要被写体に近づいたとき、トリミング枠の移動及び縮小変更を同時並行的に行ったが、本実施形態では、トリミング枠44の移動と縮小変更とを別々に行う様にしている。
即ち、本実施形態では、初期サイズのトリミング枠44を移動させながら、初期サイズのトリミング枠44でパノラマ画像を切り出して表示する(画像a)。初期サイズのトリミング枠44で切り出した画像中の主要被写体画像が略中央に来たとき(画像b)、次に、主要被写体を切り出すトリミング枠を縮小変更しながら主要被写体を徐々に拡大表示する。
そして、主要被写体を被写体枠43Aで表示した(画像c)後、トリミング枠の拡大を行ってズームアウト表示を行い(画像d)、トリミング枠を初期サイズに戻した後に、トリミング枠の移動(画像e)を行う。
この様にすることで、主要被写体毎のズームアップ表示を個別に行うと共に、パノラマ画像の全体を余す所なく表示画面にスクロール表示することが可能となる。
図12は、図11で説明したズームアップ表示を行うスクロール表示処理手順を示すフローチャートである。先ず、ステップS31で、トリミング枠を初期サイズ(H,W)に設定する。次のステップS32で、スクロール表示を開始するスタート座標位置(X,Y)を設定する。次のステップS33で、移動ルートにおける最初の主要被写体のトリミング領域座標(x,y)とトリミング領域サイズ(h,w)を設定する。そして次のステップS34で、初期サイズのトリミング枠でパノラマ画像のスタート座標位置の画像を切り出し、表示画面に表示する。
次のステップS35では、現在のトリミング枠の座標位置がパノラマ画像の終了座標位置であるか否かを判定し、終了座標位置の場合には、このスクロール表示を終了する。現在のトリミング枠の座標位置が終了座標位置でない場合にはステップS36に進み、トリミング枠を移動ルートに沿って移動させる。そして、次のステップS37で、次の主要被写体までの距離Rを計算する。本実施形態の場合、X座標のみで距離Rを計算しているが、Y座標を加味して距離を計算してもよい。次のステップS38で距離Rが所定距離T(例えば5ピクセル)以下であるか否かを判定する。
ステップS38の判定結果が肯定(Yes)の場合、所定の縮小率αだけトリミング枠のサイズを縮小する(ステップS39)。即ち、
H=H*α
W=W*α
とする。ステップS38の判定結果が否定(No)の場合には、ステップS34に戻る。
ステップS39の次のステップS40では、縮小したトリミング枠のサイズが主要被写体のトリミング領域サイズ(h,w)より大きいか否か判定する。判定結果が肯定(Yes)の場合は、ステップS41でトリミング枠のサイズを変更し、次のステップS42で、縮小したトリミング枠内を一旦表示した後、再度ステップS39に戻り、縮小処理を続ける。
ステップS40の判定結果が否定(No)の場合は、ステップS43でトリミング枠のサイズを(h,w)に設定し、ステップS44でトリミング枠のサイズを変更し、ステップS45でトリミング枠内を表示する。その後、ステップS46で、所定の時間t秒だけウェイトする。
ステップS46でウェイトが終わると、今後はステップS47でトリミング枠の拡大処理を行う。この拡大処理は、所定の拡大率βだけトリミング枠のサイズを拡大するものである。
即ち、
H=H*β
W=W*β
とする。
次のステップS48では、拡大したトリミング枠のサイズが初期サイズ(H,W)より小さいか判定する。小さい場合(判定結果が肯定(Yes))は、ステップS49でトリミング枠のサイズを変更し、ステップS50でトリミング枠内の画像を一旦表示した後、再度ステップS47に戻り、トリミング枠の拡大すなわち表示画像の縮小処理を行う。
ステップS48の判定結果が否定(No)すなわちトリミング枠サイズが初期サイズより小さくない場合は、次のステップS51でトリミング枠のサイズを初期サイズ(H,W)に設定し、ステップS52でトリミング枠のサイズを実際に変更し、ステップS53でトリミング枠内を表示する。
その後、ステップS54で、移動ルートにおける次の被写体のトリミング領域座標(xn+1,yn+1)とトリミング領域サイズ(hn+1,wn+1)を設定し、ステップ35に戻る。
図13は、図2の広角画像撮像装置20で撮影したパノラマ画像の一例を示す図である。カメラ21を手持ちでパン(移動)させるため、個々の画像を合成したパノラマ画像は、横に長手の綺麗な短冊状になることはない。図13中に示す符号50で示す線はカメラ21の移動軌跡であり、貼り合わせ合成する前の個々の画像の相対位置関係を動きベクトルで算出し、図2のカメラ軌跡記録手段7が記録した移動軌跡である。被写体枠43A,43B,43C,43D,43Eは、主要被写体の夫々の被写体枠である。
また、図4の広角画像撮像装置30で撮影したパノラマ画像も同様であり、各カメラの個々の撮像画像を貼り合わせても、綺麗な短冊状にならない場合があり、上縁や下縁に沿って不要領域(図中の黒塗り部分)51が発生してしまう。この様な場合の移動ルート50は、個々の撮像画像の相対位置関係すなわち、各カメラの配置関係から求められる。
図13に示す合成画像中の不要領域51は、画像再生時に見せない方が良く、このため、不要領域51をなるべく見せないで済む初期サイズのトリミング枠44を決定する。そして、この初期サイズのトリミング枠44の移動ルートを、カメラ移動軌跡50に沿って定める。
この場合、主要被写体の中心座標と、移動ルート50との位置ズレが発生する。図14は、修正ルート60の実施形態を示す図である。本実施形態では、各主要被写体の中心座標に対して所定半径dの円Kを求める。そして、隣接する円Kの間の距離が2dより小さいか否かを求め、2dを超えるときは図13の移動ルート50を基本として修正ルートを個々の主要被写体毎に求め、2d以下のときは各主要被写体の中心を結ぶルートを修正ルートとする。この「d」の寸法は、例えば主要被写体のトリミング領域サイズが丁度円K内に収まるように設定すれば良い。
図15は、図14に示す移動ルートの修正処理手順を示すフローチャートであり、図7のステップS4の詳細手順となる。本実施形態では、先ず、ステップS61で、カメラ移動軌跡を移動ルートの基本ルートとする。そして、次のステップS62では、各主要被写体の中心座標を中心とする半径dの円Kを求める。次のステップS63では、ルート修正(バイパス処理)の順番として、基本ルートにおいて、スタート座標から近い被写体から処理を行うことを規定している。
ステップS64では、基本ルートと円Kに交点があるかどうかを判定する。交点が無い(判定結果が否定(No))場合は、当該被写体に対して、バイパスルートを設けない。判定結果が肯定(Yes)の場合は、更にステップS65において、被写体同士の中心座標を結んだ直線が円Kと2つ以上交点を持つかが判定される。
これは、被写体同士が非常に近接しているかどうかを判定していることと同義である。ステップS65の判定結果が肯定(Yes)の場合、ステップS66に進み、被写体同士の中心座標を結んだ直線をバイパスルートとする(図14の2番目と3番目の主要被写体間、3番目と4番目の主要被写体間、4番目の5番目の主要被写体間を参照)。
ステップS65の判定結果が否定(No)の場合は、ステップS67に進み、基本ルートと円の交点と被写体の中心座標を結ぶ直線をバイパスルート(図14の1番目の主要被写体、2番目の主要被写体を参照)とする。
ステップS66またはステップS67の次にステップS68に進み、全主要被写体すなわち全ての円KについてステップS64の判定を行ったか否かを判定し、全主要被写体についてステップS64の判定が終わっていない場合にはステップS64に戻り、終わっている場合には、この図15の処理を終了する。
この様にして求めた移動ルート60に沿って、図9のフローチャートの手順に従いスクロール表示することで、パノラマ画像の全体の表示と主要被写体のズームアップ表示を両立させることができ、パノラマ画像中の重要な情報の見落としを防ぐことが可能となる。
図14は、図9のフローチャートで説明したスクロール表示処理によるパノラマ画像の表示制御であるが、図12で説明したフローチャートの手順によっても、パノラマ画像の全体の表示と各主要被写体のズームアップ表示を両立させることができる。この場合には、修正ルートを求める必要はなく、図13に示すカメラ移動軌跡50(基本ルート)に沿って初期サイズのトリミング枠44を移動させれば良い。
なお、上述した実施形態では、パノラマ画像上の主要被写体の全てを拡大表示するか、或いは指定した特徴を持つ主要被写体を拡大表示したが、移動ルートから所定距離離れた主要被写体については無視し、移動ルートから所定距離以下しか離れていない主要被写体だけ拡大表示する様にしても良い。
更に、上述した移動ルートを、複数の要因、主要被写体位置だけでなく、合成前の個々の画像の相対位置関係や各画像位置,カメラ移動軌跡等を勘案して算出することで、移動ルートの算出精度が向上し、自動スクロール表示させるときの無駄な移動がなくなり、見易いスクロール表示となる。
また、上述した各実施形態は、広角画像撮像装置が自身の画像表示手段15にパノラマ画像を表示する実施形態として説明したが、パノラマ画像を外部のパソコンやデジタルフォトフレームなどに取り出し、パソコンなどで上記の表示制御を実行してパノラマ画像を表示させることにも同様に適用可能である。
以上述べた様に、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
表示画面に表示する表示用画像のアスペクト比よりアスペクト比の大きいパノラマ画像から前記表示用画像を映像枠で切り出して前記表示画面に表示する画像表示制御装置であって、
前記パノラマ画像中の主要被写体を検出する被写体検出手段と、前記パノラマ画像の一端側から他端側に前記映像枠を移動させる移動ルートを決定する移動ルート決定手段と、該移動ルートに沿って前記映像枠を移動させながら該映像枠で切り出された前記表示用画像を前記表示画面に表示させるスクロール表示手段と、前記移動ルートに沿って移動する前記映像枠が前記主要被写体の位置に近づいたとき該映像枠を小さくすることで該主要被写体の画像を拡大表示し該拡大表示後に該映像枠を大きくすることで該主要被写体の拡大表示画像を縮小表示する映像枠サイズ変更手段とを備え、
前記映像枠サイズ変更手段が、前記映像枠の初期サイズを予め決めておくと共に、前記拡大表示するときの前記映像枠のサイズを前記主要被写体毎に決定する画像表示制御装置。
(2)
(1)に記載の画像表示制御装置であって、前記被写体検出手段は、予め用意しておいた主要被写体パターンとマッチング処理を行って主要被写体の位置及び大きさを検出する画像表示制御装置。
(3)
(1)又は(2)に記載の画像表示制御装置であって、前記被写体検出手段は、顔を前記主要被写体として検出する画像表示制御装置。
(4)
(1)乃至(3)のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記移動ルート決定手段は、指定した特徴を持つ主要被写体の存在位置を結ぶ線を移動ルートとして決定する画像表示制御装置。
(5)
(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記移動ルート決定手段が決定した移動ルートが複数あるとき前記表示画面に該移動ルートの候補を表示してユーザに選択させる画像表示制御装置。
(6)
(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記移動ルート決定手段は、移動ルートが複数あるとき各移動ルート上の前記主要被写体の主要被写体らしさを示す評価値の総和が最大となる移動ルートを選択する画像表示制御装置。
(7)
(1)乃至(6)のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記映像枠の移動速度を、該映像枠が前記主要被写体から所定距離以内のとき遅くする画像表示制御装置。
(8)
(1)乃至(6)のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、複数の画像を貼り合わせて前記パノラマ画像を合成する画像合成手段を具備し、前記移動ルート決定手段は、前記パノラマ画像の合成前の個々の画像の相対位置関係から前記移動ルートを決定する画像表示制御装置。
(9)
(8)に記載の画像表示制御装置であって、前記個々の画像の相対位置関係は、個々の画像を撮影したカメラの移動軌跡から求める画像表示制御装置。
(10)
(9)に記載の画像表示制御装置であって、前記移動軌跡は撮像された前記個々の画像間の動きベクトルから求める画像表示制御装置。
(11)
(8)に記載の画像表示制御装置であって、前記個々の画像の相対位置関係は、個々の画像を個別に撮影した複数のカメラの相対位置関係から求める画像表示制御装置。
(12)
(8)乃至(11)のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記移動ルートから離れている前記主要被写体のうち所定距離以内の主要被写体を優先し該所定距離より離れている主要被写体を無視して前記映像枠を設定する画像表示制御装置。
(13)
(8)乃至(12)のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記個々の画像の相対位置関係から求めた移動ルートから所定距離以内に主要被写体が存在したときは該主要被写体を経由する修正ルートで前記移動ルートを修正する画像表示制御装置。
(14)
(1)乃至(7)のいずれかに記載の画像表示制御装置を搭載した画像撮像装置。
(15)
表示画面に表示する表示用画像のアスペクト比よりアスペクト比の大きいパノラマ画像から前記表示用画像を映像枠で切り出して前記表示画面に表示する画像表示制御方法であって、
前記パノラマ画像中の主要被写体を検出し、前記パノラマ画像の一端側から他端側に前記映像枠を移動させる移動ルートを決定し、該移動ルートに沿って前記映像枠を移動させながら該映像枠で切り出された前記表示用画像を前記表示画面に表示させ、前記移動ルートに沿って移動する前記映像枠が前記主要被写体の位置に近づいたとき該映像枠を小さくすることで該主要被写体の画像を拡大表示し該拡大表示後に該映像枠を大きくすることで該主要被写体の拡大表示画像を縮小表示し、前記映像枠の初期サイズを予め決めておくと共に、前記拡大表示するときの前記映像枠のサイズを前記主要被写体毎に決定する画像表示制御方法。
(16)
(15)に記載の画像表示制御方法であって、予め用意しておいた主要被写体パターンとマッチング処理を行って主要被写体の位置及び大きさを検出する画像表示制御方法。
(17)
(15)又は(16)に記載の画像表示制御方法であって、顔を前記主要被写体として検出する画像表示制御方法。
(18)
(15)乃至(17)のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、指定した特徴を持つ主要被写体の存在位置を結ぶ線を移動ルートとして決定する画像表示制御方法。
(19)
(15)乃至(18)のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、移動ルートが複数あるとき前記表示画面に該移動ルートの候補を表示してユーザに選択させる画像表示制御方法。
(20)
(15)乃至(18)のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、移動ルートが複数あるとき各移動ルート上の前記主要被写体の主要被写体らしさを示す評価値の総和が最大となる移動ルートを選択する画像表示制御方法。
(21)
(15)乃至(20)のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、前記映像枠の移動速度を、該映像枠が前記主要被写体から所定距離以内のとき遅くする画像表示制御方法。
(22)
(15)乃至(20)のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、複数の画像を貼り合わせて前記パノラマ画像を合成し、前記パノラマ画像の合成前の個々の画像の相対位置関係から前記移動ルートを決定する画像表示制御方法。
(23)
(22)に記載の画像表示制御方法であって、前記個々の画像の相対位置関係は、個々の画像を撮影したカメラの移動軌跡から求める画像表示制御方法。
(24)
(23に記載の画像表示制御方法であって、前記移動軌跡は撮像された前記個々の画像間の動きベクトルから求める画像表示制御方法。
(25)
(22に記載の画像表示制御方法であって、前記個々の画像の相対位置関係は、個々の画像を個別に撮影した複数のカメラの相対位置関係から求める画像表示制御方法。
(26)
(22)乃至(25)のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、前記移動ルートから離れている前記主要被写体のうち所定距離以内の主要被写体を優先し該所定距離より離れている主要被写体を無視して前記映像枠を設定する画像表示制御方法。
(27)
(22)乃至(26)のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、前記個々の画像の相対位置関係から求めた移動ルートから所定距離以内に主要被写体が存在したときは該主要被写体を経由する修正ルートで前記移動ルートを修正する画像表示制御方法。
本発明に係る画像表示制御方法は、パノラマ画像をこのパノラマ画像より小さな画面に表示するに際して重要な情報を見逃すことなく表示させることができ、パノラマ画像を撮影できる撮像装置の表示機能として搭載したり、パソコンやワークステーション等にパノラマ画像を取り込んで表示するとき有用となる。
1,20,25,30 広角画像撮像装置
2,21,26,31 カメラ(デジタルカメラ)
3 回転雲台
4 撮影指示手段
5 回転量制御手段
6 回転雲台駆動手段
7 カメラ軌跡記録手段
8 画像位置算出手段
9 撮影制御手段
10 画像合成手段
11 主要被写体検出手段
12 移動ルート決定手段
13 トリミング領域決定手段
14 画像自動スクロール手段
15 画像表示手段
22 動きベクトル算出手段
27 双曲線ミラー
28 画像変形手段
41 合成したパノラマ画像
42 移動ルート
43 矩形枠(映像枠)
50 カメラ移動軌跡(移動ルート)
55 再設定された移動ルート
56,57,58,59,60 修正ルート
ステップS15,S17 映像枠サイズ変更手段

Claims (27)

  1. 表示画面に表示する表示用画像のアスペクト比よりアスペクト比の大きいパノラマ画像から前記表示用画像を映像枠で切り出して前記表示画面に表示する画像表示制御装置であって、
    前記パノラマ画像中の主要被写体を検出する被写体検出手段と、前記パノラマ画像の一端側から他端側に前記映像枠を移動させる移動ルートを決定する移動ルート決定手段と、該移動ルートに沿って前記映像枠を移動させながら該映像枠で切り出された前記表示用画像を前記表示画面に表示させるスクロール表示手段と、前記移動ルートに沿って移動する前記映像枠が前記主要被写体の位置に近づいたとき該映像枠を小さくすることで該主要被写体の画像を拡大表示し該拡大表示後に該映像枠を大きくすることで該主要被写体の拡大表示画像を縮小表示する映像枠サイズ変更手段とを備え、
    前記映像枠サイズ変更手段が、前記映像枠の初期サイズを予め決めておくと共に、前記拡大表示するときの前記映像枠のサイズを前記主要被写体毎に決定する画像表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示制御装置であって、前記被写体検出手段は、予め用意しておいた主要被写体パターンとマッチング処理を行って主要被写体の位置及び大きさを検出する画像表示制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像表示制御装置であって、前記被写体検出手段は、顔を前記主要被写体として検出する画像表示制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記移動ルート決定手段は、指定した特徴を持つ主要被写体の存在位置を結ぶ線を移動ルートとして決定する画像表示制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記移動ルート決定手段が決定した移動ルートが複数あるとき前記表示画面に該移動ルートの候補を表示してユーザに選択させる画像表示制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記移動ルート決定手段は、移動ルートが複数あるとき各移動ルート上の前記主要被写体の主要被写体らしさを示す評価値の総和が最大となる移動ルートを選択する画像表示制御装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記映像枠の移動速度を、該映像枠が前記主要被写体から所定距離以内のとき遅くする画像表示制御装置。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、複数の画像を貼り合わせて前記パノラマ画像を合成する画像合成手段を具備し、前記移動ルート決定手段は、前記パノラマ画像の合成前の個々の画像の相対位置関係から前記移動ルートを決定する画像表示制御装置。
  9. 請求項8に記載の画像表示制御装置であって、前記個々の画像の相対位置関係は、個々の画像を撮影したカメラの移動軌跡から求める画像表示制御装置。
  10. 請求項9に記載の画像表示制御装置であって、前記移動軌跡は撮像された前記個々の画像間の動きベクトルから求める画像表示制御装置。
  11. 請求項8に記載の画像表示制御装置であって、前記個々の画像の相対位置関係は、個々の画像を個別に撮影した複数のカメラの相対位置関係から求める画像表示制御装置。
  12. 請求項8乃至請求項11のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記移動ルートから離れている前記主要被写体のうち所定距離以内の主要被写体を優先し該所定距離より離れている主要被写体を無視して前記映像枠を設定する画像表示制御装置。
  13. 請求項8乃至請求項12のいずれかに記載の画像表示制御装置であって、前記個々の画像の相対位置関係から求めた移動ルートから所定距離以内に主要被写体が存在したときは該主要被写体を経由する修正ルートで前記移動ルートを修正する画像表示制御装置。
  14. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像表示制御装置を搭載した画像撮像装置。
  15. 表示画面に表示する表示用画像のアスペクト比よりアスペクト比の大きいパノラマ画像から前記表示用画像を映像枠で切り出して前記表示画面に表示する画像表示制御方法であって、
    前記パノラマ画像中の主要被写体を検出し、前記パノラマ画像の一端側から他端側に前記映像枠を移動させる移動ルートを決定し、該移動ルートに沿って前記映像枠を移動させながら該映像枠で切り出された前記表示用画像を前記表示画面に表示させ、前記移動ルートに沿って移動する前記映像枠が前記主要被写体の位置に近づいたとき該映像枠を小さくすることで該主要被写体の画像を拡大表示し該拡大表示後に該映像枠を大きくすることで該主要被写体の拡大表示画像を縮小表示し、前記映像枠の初期サイズを予め決めておくと共に、前記拡大表示するときの前記映像枠のサイズを前記主要被写体毎に決定する画像表示制御方法。
  16. 請求項15に記載の画像表示制御方法であって、予め用意しておいた主要被写体パターンとマッチング処理を行って主要被写体の位置及び大きさを検出する画像表示制御方法。
  17. 請求項15又は請求項16に記載の画像表示制御方法であって、顔を前記主要被写体として検出する画像表示制御方法。
  18. 請求項15乃至請求項17のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、指定した特徴を持つ主要被写体の存在位置を結ぶ線を移動ルートとして決定する画像表示制御方法。
  19. 請求項15乃至請求項18のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、移動ルートが複数あるとき前記表示画面に該移動ルートの候補を表示してユーザに選択させる画像表示制御方法。
  20. 請求項15乃至請求項18のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、移動ルートが複数あるとき各移動ルート上の前記主要被写体の主要被写体らしさを示す評価値の総和が最大となる移動ルートを選択する画像表示制御方法。
  21. 請求項15乃至請求項20のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、前記映像枠の移動速度を、該映像枠が前記主要被写体から所定距離以内のとき遅くする画像表示制御方法。
  22. 請求項15乃至請求項20のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、複数の画像を貼り合わせて前記パノラマ画像を合成し、前記パノラマ画像の合成前の個々の画像の相対位置関係から前記移動ルートを決定する画像表示制御方法。
  23. 請求項22に記載の画像表示制御方法であって、前記個々の画像の相対位置関係は、個々の画像を撮影したカメラの移動軌跡から求める画像表示制御方法。
  24. 請求項23に記載の画像表示制御方法であって、前記移動軌跡は撮像された前記個々の画像間の動きベクトルから求める画像表示制御方法。
  25. 請求項22に記載の画像表示制御方法であって、前記個々の画像の相対位置関係は、個々の画像を個別に撮影した複数のカメラの相対位置関係から求める画像表示制御方法。
  26. 請求項22乃至請求項25のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、前記移動ルートから離れている前記主要被写体のうち所定距離以内の主要被写体を優先し該所定距離より離れている主要被写体を無視して前記映像枠を設定する画像表示制御方法。
  27. 請求項22乃至請求項26のいずれかに記載の画像表示制御方法であって、前記個々の画像の相対位置関係から求めた移動ルートから所定距離以内に主要被写体が存在したときは該主要被写体を経由する修正ルートで前記移動ルートを修正する画像表示制御方法。
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