JP5765700B2 - 可溶性制御タグ設計装置およびその方法とプログラム - Google Patents
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Description
前記演算部は、
(1)L残基長のアミノ酸類似群の配列であってアミノ酸類似群のすべての組合せを定義したアミノ酸類似群配列を生成するステップと、
(2)前記データベースから、可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のN末端のK残基(K≧L)に含まれるL残基長のアミノ酸配列を読み出すステップと、
(3)読み出したアミノ酸配列に基づいて、可溶性タンパク質と不溶性タンパク質のそれぞれのN末端における各アミノ酸類似群配列の出現回数をカウントするステップと、
(4)可溶性を高める可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度、不溶性を高める不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度を計算し、出現頻度が所定の閾値より高いアミノ酸類似群配列を頻出アミノ酸類似群配列として求めるステップと、
(5)複数の頻出アミノ酸類似群配列をクラスタリングして複数のクラスタに分類するステップと、
(6)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端のK残基から読み出したL残基長のアミノ酸配列と、前記頻出アミノ酸類似群配列とを比較して、そのアミノ酸配列が前記頻出アミノ酸類似群配列に対応する場合には、そのアミノ酸配列に含まれるアミノ酸に基づいて、アミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数をカウントアップする処理を、読み出したアミノ酸配列について順次行うステップと、
(7)同じクラスタ内の頻出アミノ酸類似群配列にて求めたアミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数を合算するステップと、
(8)各場所において出現回数が最多のアミノ酸の組み合わせからなるアミノ酸配列を可溶化タグまたは不溶化タグとして求めるステップと、
を実行する。
(1)L残基長のアミノ酸類似群の配列であってアミノ酸類似群のすべての組合せを定義したアミノ酸類似群配列を生成するステップと、
(2)可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のアミノ酸配列を記憶したデータベースから、可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のN末端のK残基(K≧L)に含まれるL残基長のアミノ酸配列を読み出すステップと、
(3)読み出したアミノ酸配列に基づいて、可溶性タンパク質と不溶性タンパク質のそれぞれのN末端における各アミノ酸類似群配列の出現回数をカウントするステップと、
(4)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度を計算し、出現頻度が所定の閾値より高いアミノ酸類似群配列を頻出アミノ酸類似群配列として求めるステップと、
(5)複数の頻出アミノ酸類似群配列をクラスタリングして複数のクラスタに分類するステップと、
(6)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端のK残基から読み出したL残基長のアミノ酸配列と、前記頻出アミノ酸類似群配列とを比較して、そのアミノ酸配列が前記頻出アミノ酸類似群配列に対応する場合には、そのアミノ酸配列に含まれるアミノ酸に基づいて、アミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数をカウントアップする処理を、読み出したアミノ酸配列について順次行うステップと、
(7)同じクラスタ内の頻出アミノ酸類似群配列にて求めたアミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数を合算するステップと、
(8)各場所において出現回数が最多のアミノ酸の組み合わせからなるアミノ酸配列を可溶化タグまたは不溶化タグとして求めるステップと、
を備える。
(1)L残基長のアミノ酸類似群の配列であってアミノ酸類似群のすべての組合せを定義したアミノ酸類似群配列のそれぞれが、可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のそれぞれのN末端において出現する回数を記憶する領域を確保するステップと、
(2)可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のアミノ酸配列を記憶したデータベースから、可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のN末端のK残基(K≧L)に含まれるL残基長のアミノ酸配列を読み出すステップと、
(3)読み出したアミノ酸配列に基づいて、可溶性タンパク質と不溶性タンパク質のそれぞれのN末端における各アミノ酸類似群配列の出現回数をカウントするステップと、
(4)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度を計算し、出現頻度が所定の閾値より高いアミノ酸類似群配列を頻出アミノ酸類似群配列として求めるステップと、
(5)複数の頻出アミノ酸類似群配列をクラスタリングして複数のクラスタに分類するステップと、
(6)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端のK残基から読み出したL残基長のアミノ酸配列と前記頻出アミノ酸類似群配列とを比較して、そのアミノ酸配列が前記頻出アミノ酸類似群配列に対応する場合には、そのアミノ酸配列に含まれるアミノ酸に基づいて、アミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数をカウントアップする処理を、読み出したアミノ酸配列について順次行うステップと、
(7)同じクラスタ内の頻出アミノ酸類似群配列にて求めたアミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数を合算するステップと、
(8)各場所において出現回数が最多のアミノ酸の組み合わせからなるアミノ酸配列を可溶化タグまたは不溶化タグとして求めるステップと、
(9)可溶化タグまたは不溶化タグを出力するステップと、
を実行させる。
図2は、可溶性制御タグ設計装置10による可溶化タグ設計の動作を示すフローチャートである。本明細書では、最初に、可溶化タグ設計の概要について説明し、その後で、各処理の詳細について説明する。
次に、可溶化タグ決定の各処理について詳細に説明する。なお、以下の説明では、N末端の20残基のアミノ酸配列を解析して、7残基長の可溶化タグを求める場合を例として説明する。
図9は、頻出アミノ酸類似群配列を数値化した例を示す図である。図中、下線を引いた数字は、各アミノ酸類似群を表した数値の先頭を示す。
図11は、頻出アミノ酸類似群に対応するアミノ酸配列の例を示す図である。この例では、頻出アミノ酸類似群配列「abxxaca」に対応するアミノ酸配列として、「IHVGLDT」「CKREMPA」等が検索されている。可溶性制御タグ設計装置10は、検索されたアミノ酸配列に基づいて、配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数をカウントし、RAM20に記憶する。
(1)RefSeqと一致し、膜貫通ドメインがないもの。
(2)HGPD(Human Gene and Protein Database)のデータにより、分子量が50kDa程度のもので、可溶化の程度が異なるもの。
9種類の遺伝子を下表2に示す
12 入力部
14 タンパク質データベース
16 CPU
18 出力部
20 RAM
22 ROM
24 プログラム
Claims (9)
- 可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のアミノ酸配列を記憶したデータベースから読み出したデータに基づいて、可溶性制御タグを設計する装置であって、
求めるべき可溶性制御タグの残基長Lを入力する入力部と、
前記データベースから読み出したデータに基づいて可溶性制御タグを求める演算部と、
前記演算部にて求めた可溶性制御タグを出力する出力部と、
を備え、
前記演算部は、
(1)アミノ酸の性質に基づいて分類したアミノ酸類似群の配列であってL残基長のアミノ酸についてアミノ酸類似群のすべての組合せを定義したアミノ酸類似群配列を生成するステップと、
(2)前記データベースから、可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のN末端のK残基(K≧L)に含まれるL残基長のアミノ酸配列を読み出すステップと、
(3)読み出したアミノ酸配列に基づいて、可溶性タンパク質と不溶性タンパク質のそれぞれのN末端における各アミノ酸類似群配列の出現回数をカウントするステップと、
(4)可溶性を高める可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度、不溶性を高める不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度を計算し、出現頻度が所定の閾値より高いアミノ酸類似群配列を頻出アミノ酸類似群配列として求めるステップと、(5)複数の頻出アミノ酸類似群配列をクラスタリングして複数のクラスタに分類するステップと、
(6)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端のK残基から読み出したL残基長のアミノ酸配列と、前記頻出アミノ酸類似群配列とを比較して、そのアミノ酸配列が前記頻出アミノ酸類似群配列に対応する場合には、そのアミノ酸配列に含まれるアミノ酸に基づいて、アミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数をカウントアップする処理を、読み出したアミノ酸配列について順次行うステップと、
(7)同じクラスタ内の頻出アミノ酸類似群配列にて求めたアミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数を合算するステップと、
(8)各場所において出現回数が最多のアミノ酸の組み合わせからなるアミノ酸配列を可溶化タグまたは不溶化タグとして求めるステップと、
を実行する可溶性制御タグ設計装置。 - 前記ステップ(5)は、
前記頻出アミノ酸類似群配列を、その頻出アミノ酸類似群に含まれるアミノ酸を「1」、含まれないアミノ酸を「0」とした20次元座標値に変換し、
前記頻出アミノ酸類似群配列のユークリッド距離に基づいて樹状図を生成し、
所定の高さで前記樹状図を切断することによりクラスタリングを行う、
請求項1または2に記載の可溶性制御タグ設計装置。 - 可溶性制御タグとして、タンパク質の可溶性を高める可溶化タグまたは不溶性を高める不溶化タグを設計する方法であって、
(1)アミノ酸の性質に基づいて分類したアミノ酸類似群の配列であってL残基長のアミノ酸についてアミノ酸類似群のすべての組合せを定義したアミノ酸類似群配列を生成するステップと、
(2)可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のアミノ酸配列を記憶したデータベースから、可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のN末端のK残基(K≧L)に含まれるL残基長のアミノ酸配列を読み出すステップと、
(3)読み出したアミノ酸配列に基づいて、可溶性タンパク質と不溶性タンパク質のそれぞれのN末端における各アミノ酸類似群配列の出現回数をカウントするステップと、
(4)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度を計算し、出現頻度が所定の閾値より高いアミノ酸類似群配列を頻出アミノ酸類似群配列として求めるステップと、
(5)複数の頻出アミノ酸類似群配列をクラスタリングして複数のクラスタに分類するステップと、
(6)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端のK残基から読み出したL残基長のアミノ酸配列と前記頻出アミノ酸類似群配列とを比較して、そのアミノ酸配列が前記頻出アミノ酸類似群配列に対応する場合には、そのアミノ酸配列に含まれるアミノ酸に基づいて、アミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数をカウントアップする処理を、読み出したアミノ酸配列について順次行うステップと、
(7)同じクラスタ内の頻出アミノ酸類似群配列にて求めたアミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数を合算するステップと、
(8)各場所において出現回数が最多のアミノ酸の組み合わせからなるアミノ酸配列を可溶化タグまたは不溶化タグとして求めるステップと、
を備える可溶性制御タグ設計方法。 - 前記ステップ(5)は、
前記頻出アミノ酸類似群配列を、その頻出アミノ酸類似群に含まれるアミノ酸を「1」、含まれないアミノ酸を「0」とした20次元座標値に変換し、
前記頻出アミノ酸類似群配列のユークリッド距離に基づいて樹状図を生成し、
所定の高さで前記樹状図を切断することによりクラスタリングを行う、
請求項4または5に記載の可溶性制御タグ設計方法。 - 可溶性制御タグとして、タンパク質の可溶性を高める可溶化タグまたは不溶性を高める不溶化タグを設計するためのプログラムであって、コンピュータに、
(1)アミノ酸の性質に基づいて分類したアミノ酸類似群の配列であってL残基長のアミノ酸についてアミノ酸類似群のすべての組合せを定義したアミノ酸類似群配列のそれぞれが、アミノ酸類似群配列が可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のそれぞれのN末端において出現する回数を記憶する領域を確保するステップと、
(2)可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のアミノ酸配列を記憶したデータベースから、可溶性タンパク質および不溶性タンパク質のN末端のK残基(K≧L)に含まれるL残基長のアミノ酸配列を読み出すステップと、
(3)読み出したアミノ酸配列に基づいて、可溶性タンパク質と不溶性タンパク質のそれぞれのN末端における各アミノ酸類似群配列の出現回数をカウントするステップと、
(4)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端における各アミノ酸類似群配列の出現頻度を計算し、出現頻度が所定の閾値より高いアミノ酸類似群配列を頻出アミノ酸類似群配列として求めるステップと、
(5)複数の頻出アミノ酸類似群配列をクラスタリングして複数のクラスタに分類するステップと、
(6)可溶化タグを設計する場合には可溶性タンパク質、不溶化タグを設計する場合には不溶性タンパク質のN末端のK残基から読み出したL残基長のアミノ酸配列と前記頻出アミノ酸類似群配列とを比較して、そのアミノ酸配列が前記頻出アミノ酸類似群配列に対応する場合には、そのアミノ酸配列に含まれるアミノ酸に基づいて、アミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数をカウントアップする処理を、読み出したアミノ酸配列について順次行うステップと、
(7)同じクラスタ内の頻出アミノ酸類似群配列にて求めたアミノ酸配列中の各場所におけるアミノ酸の種類ごとの出現回数を合算するステップと、
(8)各場所において出現回数が最多のアミノ酸の組み合わせからなるアミノ酸配列を可溶化タグまたは不溶化タグとして求めるステップと、
(9)可溶化タグまたは不溶化タグを出力するステップと、
を実行させるプログラム。 - 前記ステップ(5)は、
前記頻出アミノ酸類似群配列を、その頻出アミノ酸類似群に含まれるアミノ酸を「1」、含まれないアミノ酸を「0」とした20次元座標値に変換し、
前記頻出アミノ酸類似群配列のユークリッド距離に基づいて樹状図を生成し、
所定の高さで前記樹状図を切断することによりクラスタリングを行う、
請求項7または8に記載のプログラム。
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