JP5762804B2 - マスクの製造方法、マスク - Google Patents
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Description
第1の搬送ステップは、所定の低伸長方向と交差する高伸長方向に伸長し易いマスク本体部を準備し、このマスク本体部を当該マスク本体部の低伸長方向に沿って搬送するステップとされる。第2の搬送ステップは、所定の低伸長方向と交差する高伸長方向に伸長し易い耳掛け部を準備し、この耳掛け部を当該耳掛け部の低伸長方向に沿って搬送するステップとされる。接合ステップは、第1の搬送ステップで搬送のマスク本体部と、第2の搬送ステップで搬送の耳掛け部を互いに接合するステップとされる。この接合ステップは、マスク本体部や耳掛け部の搬送ステップと同時並行で遂行されてもよいし、或いは当該搬送ステップとは別個に遂行されてもよい。相対位置変更ステップは、接合ステップの前に、マスク本体部の低伸長方向と耳掛け部の高伸長方向とが概ね合致するように、マスク本体部及び耳掛け部の相対位置を変更するステップとされる。このステップには、マスク本体部を耳掛け部に対して移動させる態様や、耳掛け部をマスク本体部に対して移動させる態様、またマスク本体部と耳掛け部の双方を移動させる態様が包含される。これにより、マスク本体部及び耳掛け部をそれぞれ伸長し難い方向に沿って搬送した後に、マスク本体部の低伸長方向と耳掛け部の高伸長方向とを概ね合致させた状態で、マスク本体部と耳掛け部を互いに接合させることができる。即ち、マスク本体部及び耳掛け部の相対位置が、搬送時と接合時とで異なるように変更される。従って、マスク製造時の搬送の際、マスク本体部や耳掛け部の変形、歪み、位置ずれ等が生じるのを抑えることができ、マスク製造時の取り扱いが容易になる。
即ち、本実施の形態のマスク10では、隙間抑制機構は、耳掛け部30の接合部31が、第2の方向12について端部領域21のほぼ全体にわたり長尺状に延在するように構成された長尺延在部を含む。これにより、マスク着用時に環状部32に生じる張力が接合部31に作用することで、接合部31がマスク着用者の頬部の形状に追従して当該頬部との密着性を高めることができ、図8に示すように、特に端部領域21とマスク着用者の顔面との間の境界部41に隙間が生じるのを抑えることができる。また、このとき、耳掛け部30の接合部31の上側の角部が、マスク本体部20の端部領域21の上側の角部に連接し、また耳掛け部30の接合部31の下側の角部が、マスク本体部20の端部領域21の下側の角部に連接する。これにより、図8に示すように、境界部41の両側の境界部42,43において、端部領域21とマスク着用者の顔面との間に隙間が生じるのを接合部31の上下の角部によって抑えることができる。かくして、マスク本体部20の端部領域21とマスク着用者の顔面との間に隙間が生じるのを、耳掛け部30の接合部31により第2の方向12について境界部41〜43の広範囲にわたって抑えることができる。
図9に示すように、本実施の形態では、接合部31の第1の方向11の長さをa[mm]とし、接合部31のうち耳掛け空間33の第2の方向12の距離を規定する長さをb[mm]とし、さらに10mmから70mmまでの寸法値から予め選択された定数値をC[mm]とした場合に、b=2a+Cの関係が成り立つように設定された耳掛け部30によって、第1の寸法設定部が構成されるのが好ましい。これにより、マスク着用者の頬部の形状に対する接合部31の追従効果を高めることで、前述の境界部41〜43に生じる隙間を確実に抑えることが可能な耳掛け部の寸法設定を実現できる。
また、接合部31の第1の方向11の長さaを30mm以下の寸法値となるように設定された耳掛け部30によって、第2の寸法設定部が構成されるのが好ましい。即ち、耳掛け部30の接合部31は、第1の方向11に関し所定範囲内の延在長さを有するのが好ましい。これにより、一方では長さaを増やすことによって特に前述の境界部41に生じる隙間が抑えられるという作用効果が得られ、且つ、他方では長さaの増やし過ぎで接合部31にしわが発生するのを抑えることで、見栄えが悪くなるのを阻止できるという作用効果が得られる。
また、環状部32のシート幅d[mm]が10mmから30mmまでの寸法値となるように設定された耳掛け部30によって、第3の寸法設定部が構成されるのが好ましい。即ち、耳掛け部30の環状部32は、所定範囲内のシート幅を有するのが好ましい。これにより、一方では環状部32のシート幅dが細過ぎて耳が痛くなりそうな印象をマスク着用者に与えるのを阻止できるという作用効果が得られ、且つ、他方では環状部32のシート幅dが太過ぎて見栄えが悪くなるのを阻止できるという作用効果が得られる。
また、第1の方向11の長さL1[mm]が100mmから180mmまでの寸法値となるように設定されたマスク本体部20によって、第4の寸法設定部が構成されるのが好ましい。即ち、マスク本体部20は、第1の方向11に関し所定範囲内の延在長さを有するのが好ましい。これにより、一方では、マスク本体部20の第1の方向11の寸法が小さ過ぎるという不安感をマスク着用者に与えるのを阻止できるという作用効果が得られ、且つ、他方ではマスク本体部20が第1の方向11に大きくなり過ぎて隙間が生じたりフィット感が悪化し、また見栄えが悪くなるのを阻止できるという作用効果が得られる。
また、第2の方向12の長さL2[mm]が70mmから100mmまでの寸法値となるように設定されたマスク本体部20によって、第5の寸法設定部が構成されるのが好ましい。即ち、マスク本体部20は、第2の方向12に関し所定範囲内の延在長さを有するのが好ましい。これにより、一方では、マスク本体部20の第2の方向12の寸法が小さ過ぎるという不安感をマスク着用者に与えるのを阻止できるという作用効果が得られ、且つ、他方ではマスク本体部20が第2の方向12に大きくなり過ぎて隙間が生じたりフィット感が悪化し、また見栄えが悪くなるのを阻止できるという作用効果が得られる。
また、複数の襞27が展開動作で展開したときの中間領域28の第2の方向12に沿った展開長さL3[mm]が135mmから175mmまでの寸法値となるように設定されたマスク本体部20によって、第6の寸法設定部が構成されるのが好ましい。即ち、マスク本体部20は、第2の方向12に沿った所定範囲内の展開長さで展開するように襞27が構成されるのが好ましい。これにより、マスク着用者の顔面に対するマスク本体部20のフィット感を高めることで隙間を抑制できるという作用効果が得られる。
マスク本体部20は、中間領域28における複数の襞27の展開動作に伴って端部領域21が湾曲し、これによって接合部31とマスク着用者の顔面との隙間を抑える湾曲部を備えるのが好ましい。この湾曲部は、典型的には湾曲時の曲率半径が相対的に大きくなるように設定された、或いは湾曲時の第2の方向12に沿った長さL2が相対的に小さくなるように設定された端部領域21によって構成される。これにより、マスク装着時にマスク本体部20の端部領域21が湾曲した場合、マスク着用者の頬部の形状に対する端部領域21の追従効果を高めることで、この湾曲によって生じる隙間の発生を抑えることが可能となる。また、この湾曲部は、端部領域21の前述の湾曲時の曲率半径をR[mm]とした場合に、当該曲率半径に対する端部領域21の第2の方向12に沿った長さL2[mm]の比率(L2/R)が2から3.5までの値となるように設定された端部領域21によって構成されるのが好ましい。これにより、マスク装着時にマスク本体部の端部領域が湾曲した場合に生じる隙間の発生を抑えることが可能な湾曲部の好適な寸法設定を実現できる。
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
「マスク本体部と、前記マスク本体部に連接される耳掛け部と、を備えるマスクの製造方法であって、
所定の低伸長方向と交差する高伸長方向に伸長し易いマスク本体部を準備し、前記マスク本体部を当該マスク本体部の低伸長方向に沿って搬送する第1の搬送ステップと、
所定の低伸長方向と交差する高伸長方向に伸長し易い耳掛け部を準備し、前記耳掛け部を当該耳掛け部の低伸長方向に沿って搬送する第2の搬送ステップと、
前記第1の搬送ステップで搬送の前記マスク本体部と、前記第2の搬送ステップで搬送の前記耳掛け部を互いに接合する接合ステップと、
前記接合ステップの前に、前記マスク本体部の低伸長方向と前記耳掛け部の高伸長方向とが概ね合致するように、前記マスク本体部及び前記耳掛け部の相対位置を変更する相対位置変更ステップと、
を含むことを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様1に記載の、マスクの製造方法であって、
前記相対位置変更ステップは、前記マスク本体部と前記耳掛け部のいずれか一方の搬送方向を、その低伸長方向に沿った方向からその高伸長方向に沿った方向へと転換することで、前記マスク本体部及び前記耳掛け部の相対位置を変更するステップとされることを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様2に記載の、マスクの製造方法であって、
前記マスク本体部はシート状に構成され、
前記相対位置変更ステップは、前記第1の搬送ステップで搬送の前記マスク本体部を、そのシート延在面上でほぼ90度回転させることによって、当該マスク本体部の搬送方向を、その低伸長方向に沿った方向からその高伸長方向に沿った方向へと転換するステップとされることを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様1から3のうちのいずれかに記載の製造方法によって製造されたマスクであって、
前記マスク本体部及び前記耳掛け部は、いずれもシート状不織布によって構成され、
前記マスク本体部は、当該マスク本体部の低伸長方向上の端部領域に前記耳掛け部が融着によって接合され、これによって当該マスク本体部の低伸長方向が前記耳掛け部の高伸長方向と概ね合致するように構成されていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様4に記載のマスクであって、
前記マスク本体部は、当該マスク本体部の低伸長方向上の両端部領域間の中間領域と、前記中間領域に当該マスク本体部の低伸長方向に延在して形成される襞と、を有し、前記中間領域において前記襞の当該マスク本体部の高伸長方向に沿った展開動作が可能とされ、これにより当該マスク本体部がその高伸長方向に伸長し易い構成とされていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「マスク本体部と、前記マスク本体部に連接される耳掛け部と、を備えるマスクであって、
前記マスク本体部は、シート状不織布で形成されるとともに、所定の第1の方向及び前記第1の方向と交差する第2の方向にそれぞれ延在する平面部と、前記第1の方向上の端部領域と、を有し、
前記耳掛け部は、シート状不織布で形成されるとともに、前記端部領域に融着によって接合され、
前記マスク本体部が前記第1の方向よりも前記第2の方向に伸長し易く、且つ前記耳掛け部が前記第2の方向よりも前記第1の方向に伸長し易い構成であることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様6に記載のマスクであって、
前記マスク本体部は、前記第1の方向上の両端部領域間の中間領域と、前記中間領域に前記第1の方向に延在して形成される襞と、を有し、前記中間領域において前記襞の前記第2の方向に沿った展開動作が可能とされ、これにより前記第1の方向よりも前記第2の方向に伸長し易い構成とされていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様1から3のうちのいずれかに記載の、マスクの製造方法であって、
前記マスク本体部は、外側シートと内側シートとの間に中間シートを配した構成であり、前記第1の搬送ステップは、前記外側シートを形成するための長尺帯状の外側シート帯と、前記内側シートを形成するための長尺帯状の内側シート帯との間に前記中間シートを形成するための長尺帯状の中間シート帯が挟み込まれるように積層された3層構造の積層シート帯を形成しつつ、当該積層シート帯を個別の前記マスク本体部にカットするステップを含むことを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様8に記載の、マスクの製造方法であって、
前記第1の搬送ステップは、マスク着用者の鼻上部の形状に適合するように変形可能なノーズフィット部材を形成するための差し込み部材を前記積層シート帯の収容空間に差し込むステップを含むことを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様8又は9に記載の、マスクの製造方法であって、
前記第1の搬送ステップは、前記積層シート帯に所定方向に延在する襞を形成するステップを含むことを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様1から3のうちのいずれかに記載の、マスクの製造方法であって、
前記第2の搬送ステップは、複数対の前記耳掛け部が含まれる長尺帯状の耳掛けシート帯を搬送するステップを含むことを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様11に記載の、マスクの製造方法であって、
前記第2の搬送ステップは、前記耳掛けシート帯のうち前記耳掛け部に相当する部位以外を打ち抜くステップを含むことを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様3に記載の、マスクの製造方法であって、
前記相対位置変更ステップは、前記マスク本体部を方向転換部のシート保持面に吸引保持した状態で、所定の支持軸まわりに前記方向転換部を90度回転動作することで、前記マスク本体部をそのシート延在面上でほぼ90度回転させるステップとされることを特徴とする、マスクの製造方法」という態様を採り得る。
「態様6又は7に記載のマスクであって、
前記マスク本体部の前記第2の方向上の一方の端部領域に、マスク着用者の鼻上部の形状に適合するように変形可能なノーズフィット部材が設けられていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様6又は7に記載のマスクであって、
前記耳掛け部は、前記第2の方向について前記端部領域のほぼ全体にわたり長尺状に延在しつつ当該端部領域に接合された接合部と、前記接合部と一体状に形成されるとともに、前記接合部とともに耳掛け空間を形成する環状部とを、有することを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様15に記載のマスクであって、
前記マスク本体部の前記端部領域の前記第2の方向についての2つの角部はそれぞれ、前記耳掛け部の前記接合部の前記第2の方向についての2つの角部に合致するように構成されていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様15又は16に記載のマスクであって、
前記耳掛け部は、前記耳掛け空間に対応した形状の打ち抜き部材による打ち抜き加工によって形成されていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様6又は7に記載のマスクであって、
前記耳掛け部は、前記マスク本体部の前記第1の方向上の両端部領域のそれぞれに接合され、
当該マスクの平面視で前記マスク本体部の外形内に前記両端部領域に接合された両耳掛け部が収まるように構成されていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様18に記載のマスクであって、
前記両耳掛け部を、前記マスク本体部の外形内で互いに接続する接続部を有することを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様19に記載のマスクであって、
当該マスクの平面視で前記マスク本体部の外形内に収まるように接合された単一シート状の耳掛けシートを備え、
前記耳掛けシートは、前記両耳掛け部が前記接続部で互いに接続された状態で同一平面上に延在するように構成されており、これにより当該マスクの平面視で前記マスク本体部の外形内に前記両耳掛け部が収まることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様20に記載のマスクであって、
前記耳掛けシートは、一方の前記耳掛け部の前記環状部と、他方の前記耳掛け部の前記環状部とが互いに連接する構成であり、その連接部分に前記接続部が設けられていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様19から21のうちのいずれかに記載のマスクであって、
前記接続部は、各耳掛け部を手で引っ張ることによって当該接続部の接続が解除可能となるように構成されていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
「態様19から22のうちのいずれかに記載のマスクであって、
前記接続部は、1又は複数の接続点によって構成されていることを特徴とするマスク」という態様を採り得る。
11 第1の方向
12 第2の方向
13 第3の方向
20 マスク本体部
20a 平面部
20b 外側シート
20c 中間シート
20d 内側シート
21 端部領域
22 接合点
23 端部領域
24 接合点
25 収容空間
26 ノーズフィット部材
27 襞
28 中間領域
29 口元空間
30 耳掛け部
30a 耳掛けシート
31 接合部
32 環状部
33 耳掛け空間
41,42,43 境界部
100 マスク製造装置
101 外側シート供給装置
101a 外側シート帯
102 内側シート供給装置
102a 内側シート帯
103 中間シート供給装置
103a 中間シート帯
104 シート重ね装置
104a 積層シート帯
105 ノーズフィット差し込み装置
105a 差し込み部材
106 襞付け装置
107 エンドカット装置
121 耳掛けシート供給装置
121a,121b 耳掛けシート帯
122 打ち抜き装置
123 ダイカッター
124 シート保持面
125 アンビルロール
126 ロール表面
131 方向転換装置
132 回転体
133 支持軸
134 方向転換部
135 シート保持面
141 保持ロール
142 シート保持面
151 接合装置
Claims (7)
- マスク本体部と、前記マスク本体部に連接される耳掛け部と、を備えるマスクの製造方法であって、
所定の低伸長方向と交差する高伸長方向に伸長し易いマスク本体部を準備し、前記マスク本体部を当該マスク本体部の低伸長方向に沿って搬送する第1の搬送ステップと、
所定の低伸長方向と交差する高伸長方向に伸長し易い耳掛け部を準備し、前記耳掛け部を当該耳掛け部の低伸長方向に沿って搬送する第2の搬送ステップと、
前記第1の搬送ステップで搬送の前記マスク本体部と、前記第2の搬送ステップで搬送の前記耳掛け部を互いに接合する接合ステップと、
前記接合ステップの前に、前記マスク本体部の低伸長方向と前記耳掛け部の高伸長方向とが概ね合致するように、前記マスク本体部及び前記耳掛け部の相対位置を変更する相対位置変更ステップと、
を含むことを特徴とするマスクの製造方法。 - 請求項1に記載のマスクの製造方法であって、
前記相対位置変更ステップは、前記マスク本体部と前記耳掛け部のいずれか一方の搬送方向を、その低伸長方向に沿った方向からその高伸長方向に沿った方向へと転換することで、前記マスク本体部及び前記耳掛け部の相対位置を変更するステップとされることを特徴とするマスクの製造方法。 - 請求項2に記載のマスクの製造方法であって、
前記マスク本体部はシート状に構成され、
前記相対位置変更ステップは、前記第1の搬送ステップで搬送の前記マスク本体部を、そのシート延在面上でほぼ90度回転させることによって、当該マスク本体部の搬送方向を、その低伸長方向に沿った方向からその高伸長方向に沿った方向へと転換するステップとされることを特徴とするマスクの製造方法。 - 請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の製造方法によって製造されたマスクであって、
前記マスク本体部及び前記耳掛け部は、いずれもシート状不織布によって構成され、
前記マスク本体部は、当該マスク本体部の低伸長方向上の端部領域に前記耳掛け部が融着によって接合され、これによって当該マスク本体部の低伸長方向が前記耳掛け部の高伸長方向と概ね合致するように構成されていることを特徴とするマスク。 - 請求項4に記載のマスクであって、
前記マスク本体部は、当該マスク本体部の低伸長方向上の両端部領域間の中間領域と、前記中間領域に当該マスク本体部の低伸長方向に延在して形成される襞と、を有し、
前記中間領域において前記襞の当該マスク本体部の高伸長方向に沿った展開動作が可能とされ、これにより当該マスク本体部がその高伸長方向に伸長し易い構成とされていることを特徴とするマスク。 - マスク本体部と、前記マスク本体部に連接される耳掛け部と、を備えるマスクであって、
前記マスク本体部は、シート状不織布で形成されるとともに、所定の第1の方向及び前記第1の方向と交差する第2の方向にそれぞれ延在する平面部と、前記第1の方向上の端部領域と、を有し、
前記耳掛け部は、シート状不織布で形成されるとともに、前記端部領域に融着によって接合され、
前記マスク本体部が前記第1の方向よりも前記第2の方向に伸長し易く、且つ前記耳掛け部が前記第2の方向よりも前記第1の方向に伸長し易い構成であるとともに、前記マスク本体部の低伸長方向が前記耳掛け部の高伸長方向と合致するように構成されていることを特徴とするマスク。 - 請求項6に記載のマスクであって、
前記マスク本体部は、前記第1の方向上の両端部領域間の中間領域と、前記中間領域に前記第1の方向に延在して形成される襞と、を有し、
前記中間領域において前記襞の前記第2の方向に沿った展開動作が可能とされ、これにより前記第1の方向よりも前記第2の方向に伸長し易い構成とされていることを特徴とするマスク。
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