JP5753834B2 - 光パルス試験装置及び光パルス試験方法 - Google Patents
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Description
(1)コヒーレントな第1の信号光を発する第1の光源と、前記第1の光源からの出力光を分岐して局発光と試験光とを生成する分岐手段と、前記試験光の周波数を所定の時間間隔毎に所定間隔変化させる光周波数制御手段と、前記光周波数制御手段の出力を光パルス化して試験光パルスを生成する光パルス化手段と、前記第1の光源の出力光とは異なる波長の第2の信号光を発生する第2の光源と、前記第2の光源からの出力光を前記試験光パルスに重畳して光パルス信号を生成する光重畳手段と、前記光パルス信号を複数回繰り返し被試験光ファイバに入射し、当該入射ごとに前記被試験光ファイバの各地点で反射または散乱により発生した後方散乱光をそれぞれ取得する後方散乱光取得手段と、前記取得された複数の後方散乱光と前記局発光を光結合する光結合手段と、前記光結合された光信号を光受信して電流信号を取得する光受信手段と、前記電流信号を複数の周波数成分毎に分離する周波数分離手段と、前記取得された複数の後方散乱光の反射率分布をそれぞれ求める演算処理手段とを具備し、前記演算処理手段は、前記複数の周波数成分の各々における複数の反射率分布を加算平均化処理し、前記加算平均化処理された反射率分布における雑音の平均値を前記加算平均化処理された反射率分布から減算処理し、前記減算処理された反射率分布を前記複数の周波数成分で加算平均化処理する態様とする。
また、本発明に係る光パルス試験方法は、以下の態様で構成される。
(3)コヒーレントな第1の信号光を分岐して局発光と試験光とを生成し、前記試験光に対して周波数を所定の時間間隔毎に所定間隔変化させる光周波数制御を施し、前記光周波数制御された試験光を光パルス化して試験光パルスを生成し、前記第1の光源の出力光とは異なる波長の第2の信号光を前記試験光パルスに重畳して光パルス信号を生成し、前記光パルス信号を複数回繰り返し被試験光ファイバに入射し、当該入射ごとに前記被試験光ファイバの各地点で反射または散乱により発生した後方散乱光をそれぞれ取得し、前記取得された複数の後方散乱光と前記局発光を光結合し、前記光結合された光信号を光受信して電流信号を取得し、前記電流信号を複数の周波数成分毎に分離し、前記取得された複数の後方散乱光の反射率分布をそれぞれ求める光パルス試験装置に用いられ、前記複数の周波数成分の各々における複数の反射率分布を加算平均化処理するステップと、前記加算平均化処理された反射率分布における雑音の平均値を前記加算平均化処理された反射率分布から減算処理するステップと、前記減算処理された反射率分布を前記複数の周波数成分で加算平均化処理するステップとを有する態様とする。
(4)(3)において、前記試験光パルスに含まれる複数の周波数成分の各々と前記局発光の周波数の差の少なくとも1つが20MHz以下にある態様とする。
図1はFSAシステムにおいて、本発明に係る実施形態の光パルス試験方法を採用する光パルス試験装置の構成を示すブロック図である。図1示す光パルス試験装置は、試験光の各周波数成分による被試験光ファイバからの反射光および後方散乱光の反射率分布を求めることができるものであり、かつ光増幅器を光線形中継器として用いたFSAシステムの測定において、試験光パルスの光サージを抑圧するものである。
上記第2光源8は、別の光パルス化装置9にて、試験光パルスとパルス周期が逆となるように駆動されており、光増幅器4からの試験光パルスと光パルス化装置5にて重畳され、FUT11への入射端において、時間的に試験光パルスとダミー光パルスが重畳された光の強度がほぼ一様になるように出力が調整されている。本実施形態では、FSAシステムの光増幅器出力が約10dBmほどであるため、一様化された重畳光も強度も約10dBm程度としている。
P≦W・S …(1)
で決定される。
Q≦W・vg/4 …(2)
ここで、vgは光ファイバ中の光速であり、石英光ファイバでは2×10^8(m/秒)である。
T=2L/vg+M・W+Tn+Tc …(3)
とする必要がある。ここで、LはFUT長、Tnはノイズレベル測定時間、Tcは演算処理装置における処理時間である。したがって、Tnを設けている分、FUTが無い部分、すなわちバランス型光検出器が検出する雑音のみを必ず取得できるようになっている。
A=Σ(PfM′)/M (Mは1、2…M、本実施形態ではM=40)
となる。
この理由としては、本実施形態に係る試験装置における雑音については、大きく2種類があるためである。一つはホワイトノイズであり、光検出器の熱雑音等が要因で発生する周波数応答特性が無い一様な雑音である。もう一つは、ダミー光による誘導ブリルアン散乱の強度ゆらぎによる変調周波数成分である。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成を削除してもよい。さらに、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
Claims (4)
- コヒーレントな第1の信号光を発する第1の光源と、
前記第1の光源からの出力光を分岐して局発光と試験光とを生成する分岐手段と、
前記試験光の周波数を所定の時間間隔毎に所定間隔変化させる光周波数制御手段と、
前記光周波数制御手段の出力を光パルス化して試験光パルスを生成する光パルス化手段と、
前記第1の光源の出力光とは異なる波長の第2の信号光を発生する第2の光源と、
前記第2の光源からの出力光を前記試験光パルスに重畳して光パルス信号を生成する光重畳手段と、
前記光パルス信号を複数回繰り返し被試験光ファイバに入射し、当該入射ごとに前記被試験光ファイバの各地点で反射または散乱により発生した後方散乱光をそれぞれ取得する後方散乱光取得手段と、
前記取得された複数の後方散乱光と前記局発光を光結合する光結合手段と、
前記光結合された光信号を光受信して電流信号を取得する光受信手段と、
前記電流信号を複数の周波数成分毎に分離する周波数分離手段と、
前記取得された複数の後方散乱光の反射率分布をそれぞれ求める演算処理手段と
を具備し、
前記演算処理手段は、前記複数の周波数成分の各々における複数の反射率分布を加算平均化処理し、前記加算平均化処理された反射率分布における雑音の平均値を前記加算平均化処理された反射率分布から減算処理し、前記減算処理された反射率分布を前記複数の周波数成分で加算平均化処理することを特徴とする光パルス試験装置。 - 前記試験光パルスに含まれる複数の周波数成分の各々と前記局発光の周波数の差の少なくとも1つが20MHz以下にあることを特徴とする請求項1に記載の光パルス試験装置。
- コヒーレントな第1の信号光を分岐して局発光と試験光とを生成し、
前記試験光に対して周波数を所定の時間間隔毎に所定間隔変化させる光周波数制御を施し、
前記光周波数制御された試験光を光パルス化して試験光パルスを生成し、
前記第1の光源の出力光とは異なる波長の第2の信号光を前記試験光パルスに重畳して光パルス信号を生成し、
前記光パルス信号を複数回繰り返し被試験光ファイバに入射し、当該入射ごとに前記被試験光ファイバの各地点で反射または散乱により発生した後方散乱光をそれぞれ取得し、
前記取得された複数の後方散乱光と前記局発光を光結合し、
前記光結合された光信号を光受信して電流信号を取得し、
前記電流信号を複数の周波数成分毎に分離し、
前記取得された複数の後方散乱光の反射率分布をそれぞれ求める光パルス試験装置に用いられ、
前記複数の周波数成分の各々における複数の反射率分布を加算平均化処理するステップと、
前記加算平均化処理された反射率分布における雑音の平均値を前記加算平均化処理された反射率分布から減算処理するステップと、
前記減算処理された反射率分布を前記複数の周波数成分で加算平均化処理するステップと
を具備することを特徴とする光パルス試験方法。 - 前記試験光パルスに含まれる複数の周波数成分の各々と前記局発光の周波数の差の少なくとも1つが20MHz以下にあることを特徴とする請求項3に記載の光パルス試験方法。
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