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JP5750941B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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JP5750941B2 JP2011047509A JP2011047509A JP5750941B2 JP 5750941 B2 JP5750941 B2 JP 5750941B2 JP 2011047509 A JP2011047509 A JP 2011047509A JP 2011047509 A JP2011047509 A JP 2011047509A JP 5750941 B2 JP5750941 B2 JP 5750941B2
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Description

本発明は、送風ダクトの空気吹き出し口および風回避対象物を加圧回転体のまわりに配置している定着装置および画像形成装置に関する。
可視像形成のためにトナーを用いる画像形成装置においては、トナー画像を転写紙等の記録媒体に永久画像として定着するために定着装置が備えられている。その定着装置では、加熱され回転している定着ローラや定着ベルトなど加熱される定着回転体と、この定着回転体に圧接・回転している加圧ローラや加圧ベルトなど加圧回転体によって形成された圧接部(ニップ部)を、未定着トナー像を保持した面が定着ローラや定着ベルトに接触する向きで記録媒体が通過することによって、記録媒体上に担持されたトナーが溶融され記録媒体上にトナー画像が定着される。また、記録媒体両面にトナー画像を定着させるときは、一面目に上記手順で定着された後、記録媒体は両面ユニットで反転し、裏面に未定着トナー像を転写し、同手順で第二面目にも定着する。
上記、両面通紙時に加圧回転体の温度が高すぎると、表面と裏面での光沢差が大きすぎる課題や、加圧ローラや加圧ベルト表層の微小な傷などが画像に転写される不具合が生じる。また、加圧ローラや加圧ベルト表層温度が高いと両面通紙時の加圧分離性に関しても悪くなる傾向がある。特に近年では、紙種対応性が広くなり、グロス紙やコート紙等の需要が増えている。上記紙種に関しては、これら課題は顕著である。
上記課題を解決するために、加圧ローラ及び加圧ベルトを冷却する発明が開示されている。一例として、小サイズ紙連続通紙時の非通紙端部温度上昇を防止する目的で加圧ローラに対し冷却手段を設けた先行技術がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、冷却手段として送風装置を用い、加圧ローラや加圧ベルトに気流を吹き付けると、定着ユニット内に気流が発生し、これが、温度検知手段や過昇温防止手段などの風回避対象物に対して誤動作させてしまう新たな課題が生じる。しかしながら、特許文献1の発明では加圧ローラに吹き付けたエアーが加圧ローラ表層温度検知手段に流れて誤動作や加圧ローラ表層温度を正しく検知できなくなる不具合に関しては言及されていない。また過昇温防止手段に関しても同様にエアーが流れると検知精度が落ちて正しく動作しない不具合に対しても言及されていない。
また別の例として、ブリスタ防止や温度ムラによる光沢差を防止するために、加圧ローラへ送風する発明がある(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、加圧ローラに吹き付けたエアーが加圧ローラ表層温度検知手段に流れて誤動作や加圧ローラ表層温度を正しく検知できなくなる不具合に関しては言及されていない。また過昇温防止手段に関しても同様にエアーが流れると検知精度が落ち正しく動作しない不具合があるがこの点についても言及されていない。
本発明は上記課題に鑑み、定着装置外部のエアーを加圧ローラ及び加圧ベルトなど加圧回転体に吹き付ける冷却手段を備えていても、加圧ローラ表層の温度検知手段や過昇温防止手段などの風回避対象物に対しては影響を与えない定着装置および該定着装置を備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(一):本発明の第一の手段は、定着回転体と、前記定着回転体に圧接する加圧回転体とを有し、前記定着回転体と前記加圧回転体との圧接部に未定着トナー像を保持した面が前記定着回転体に接触する向きで記録媒体が接しつつ搬送される過程で、該記録媒体上に担持された未定着トナー像を記録媒体上に定着させる定着装置であって、
ダクトを通じてダクト吹き出し口から気流を前記未定着トナー像を保持していない側の記録媒体と接触する前記加圧回転体の表層に吹き付けるようにした定着装置において、
前記加圧回転体のまわりには前記加圧回転体の異常発熱を防止する過昇温防止手段又は前記加圧回転体の温度検知を行う温度検知手段の何れかを含む風回避対象物や、前記ダクト吹き出し口を備え、
前記ダクト吹き出し口から吹き出す風が前記風回避対象物に当たらないように前記ダクト吹き出し口と前記風回避対象物との間に遮蔽板を配置し、
前記加圧回転体は前記圧接部における圧接状態を解除し、また、圧接状態に復帰するために前記定着回転体に対して接離する方向に変位し、前記風回避対象物も前記加圧回転体と共に変位するのに対して前記ダクトおよび前記定着回転体の位置はそれぞれ不動であり、この加圧回転体の変位に伴い前記ダクト吹き出し口から前記加圧回転体までの距離が変わり、それに応じて前記ダクト吹き出し口に対する前記風回避対象物の位置関係も変わるが、前記遮蔽板は前記加圧回転体の変位と連動して変位することにより、前記ダクト吹き出し口から吹き出す風が前記風回避対象物に当たらないように前記風回避対象物との間に位置する状態を保持する定着装置とする。
(二):本発明の第二の手段は、第一の手段における定着装置において、前記風回避対象物、前記遮蔽板および前記加圧回転体は共に第1の支点を中心に揺動する揺動部材上に支持されており、前記遮蔽板はその基端部が前記加圧回転体の表層に近い位置に設けた第2の支点を中心に揺動可能に該揺動部材上に軸支され、その自由端部が当該定着装置の本体部と一体に設けたスライド面に対して傾斜して当接するように配置されていて、
前記揺動部材の前記揺動に伴い、前記遮蔽板は前記ダクト吹き出し口からの風を前記風回避対象物に対して遮蔽する態位を保持したまま前記自由端部を前記スライド面に摺動させつつ前記第2の支点を中心に揺動可能な定着装置とする。
(三):本発明の第3の手段は、(一)又は(二)に記載の定着装置において、
前記加圧回転体の表層に前記ダクト吹き出し口からの気流を吹き付ける送風装置は、前記風回避対象物としての温度検知手段の出力に応じて風量が制御される定着装置とする。
(四):本発明の第四の手段は、(三)に記載の定着装置において、
前記温度検知手段は、前記加圧回転体の端部の表層温度を検知する温度検知手段である定着装置とする。
(五):本発明の第五の手段は、(一)乃至(四)の何れか一つに記載の定着装置を備えた画像形成装置とする。
また、以下の構成とすることもできる。
):本発明の第の手段は、定着回転体と、前記定着回転体に圧接する加圧回転体とを有し、前記定着回転体と前記加圧回転体との圧接部に未定着トナー像を保持した面が前記定着回転体に接触する向きで記録媒体が接しつつ搬送される過程で、該記録媒体上に担持された未定着トナー像を記録媒体上に定着させる定着装置であって、
前記未定着トナー像を保持していない側の記録媒体と接触する前記加圧ローラの表層に、ダクトを通じてダクト吹き出し口から気流を吹き付けるようにした定着装置において、前記加圧ローラのまわりには、風が当たることを回避したい風回避対象物や、前記ダクト吹き出し口を備えた構成であり、
前記ダクト吹き出し口から吹き出す風が前記風回避対象物に当たらないように前記ダクト吹き出し口と前記風回避対象物との間に遮蔽板を配置した。定着回転体は定着ローラ或いは定着ベルトを含み加熱手段で加熱される。加圧回転体は加熱ローラ或いは加圧ベルトを含み、加熱手段で加熱される。
定着部材である回転体)同士のニップ部に未定着トナー像を保持した記録媒体が搬送され、挟持・加熱されることによって定着する定着装置であって、上記回転体のうち未定着トナー像を保持していない側の記録媒体と接触する加圧ローラ表層にファン等の送風装置によって、外部からの気流をダクトを通じてダクト吹き出し口から吹き付ける構成であり、上記加圧ローラには、風回避対象物として、表層温度を検知する温度検知手段や、該加圧ローラが異常発熱したときに通電を遮断するサーモスタットや温度ヒューズ等の過昇温防止手段の何れか或いは一方を備えた構成であり、上記ダクト吹き出し口から吹き付ける風が風回避対象物に当たらない様に遮蔽板を設けた構成とする。過昇温防止手段は、加圧ローラの表層温度を検知する温度検知手段および該加圧ローラが異常発熱した場合に加熱手段への通電を遮断する機能を有するものとする。
上記構成において、外気を加圧ローラ表層に吹き付けることによって、加圧ローラを冷やすことができる。その為、両面通紙時に加圧ローラの温度が高すぎて発生する表面と裏面での光沢差が大きすぎる問題や、加圧ローラ表層の微小な傷などが画像に転写される不具合を防止することができる。また、両面通紙時の加圧分離性に関しても加圧ローラ表層温度が高くて発生する分離不良を防止できる。同時に遮蔽板によって、気流は温度検出手段や過昇温防止手段へは流れない構成なので上記センサの誤動作を防ぐことができる。
):本発明の第の手段は、第の手段における定着装置において、前記加圧回転体は前記圧接部における圧接状態を解除し、また、圧接状態に復帰するために前記定着ローラに対して接離する方向に変位し、前記風回避対象物も前記加圧回転体と共に変位するのに対して前記ダクトおよび前記定着ローラの位置はそれぞれ不動であり、この加圧回転体の変位に伴い前記ダクト吹き出し口から前記加圧回転体までの距離が変わり、それに応じて前記ダクト吹き出し口に対する風回避対象物との位置関係も変わるが、前記遮蔽板は前記加圧回転体の変位と連動して変位することにより、前記ダクト吹き出し口から吹き出す気流が前記風回避対象物に当たらないように前記ダクト吹き出し口と前記風回避対象物との間に位置する状態を保持することとした。
遮蔽板の位置が固定だと、加圧ローラが脱圧/加圧を行うとどうしても隙間が生じ、気流は温度検出手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)や過昇温防止手段15へ流れてしまう。しかし上記構成によって、遮蔽板9は脱圧時でも加圧時でも加圧ローラ4の動きとリンクして常に気流が温度検出手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)や過昇温防止手段15へ流れない位置に配置してあるので、脱圧時でも加圧時でも上記風回避対象物の誤動作を防ぐことができる。
):本発明の第の手段は、第又は第の手段に記載の定着装置において、前記風回避対象物、前記遮蔽板および前記加圧回転体は共に第1の支点を中心に揺動する揺動部材上に支持されており、前記遮蔽板はその基端部が前記加圧回転体の表層に近い位置に設けた第2の支点を中心に揺動可能に該揺動部材上に軸支され、その自由端部が当該定着装置の本体部と一体に設けたスライド面に対して傾斜して当接するように配置されていて、前記揺動部材の前記揺動に伴い、前記遮蔽板は前記ダクト吹き出し口からの気流を前記風回避対象物に対して遮蔽する態位を保持したまま前記自由端部を前記スライド面に摺動させつつ前記第2の支点を中心に揺動可能とした。
遮蔽板9は回転軸を中心に回転自在な構成であり、付勢部材(トーションスプリング16)によって該遮蔽板は一方向への回転モーメントが付与された構成であり、該遮蔽板9の一部が他部材(ダクトの上面)に突き当たりその位置が固定される構成とする。
加圧ローラ4が脱圧/加圧を行う為に揺動すると、遮蔽板9の回転軸も該加圧ローラ4の動きと一体となって動くが、該遮蔽板9は上記付勢部材14の働きで他部材(ダクトの上面)に突き当った状態を維持しながら回転する構成であり、脱圧時も加圧時も該遮蔽板9の一方に上記ダクト吹き出し口10aがあり、反対側に上記温度検知手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)や過昇温防止手段15が位置している構成である。
上記構成によって、簡単で且つ安価な構成で遮蔽板9は脱圧時でも加圧時でも加圧ローラ4の動きとリンクして常に気流が温度検出手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)や過昇温防止手段15へ流れない位置に配置することができる。従って、脱圧時でも加圧時でも上記センサの誤動作を防ぐことができる。ここで、前記スライド面は前記ダクトの一部とすることができる。ダクトの一部を前記スライド面とすることで遮蔽板とダクトとの隙間を塞いで過昇温防止手段を遮蔽できる。
時の加圧分離性に関しても加圧回転体表層温度が高くて発生する分離不良を防止できる。
):本発明の第の手段は、第乃至第の手段の何れか1つに記載の定着装置において、前記加圧ローラの表層に前記ダクト吹き出し口からの気流を吹き付ける送風装置は、前記風回避対象物としての温度検知手段の出力に応じて風量が制御されることとした。かかる構成によって、加圧ローラ4の表層温度を安定して一定温度に保つことができ、両面通紙時に加圧ローラ4の温度が高すぎて発生する表面と裏面での光沢差が大きすぎる問題や、加圧ローラ4の表層の微小な傷などが画像に転写される不具合を防止することができる。また、両面通紙時の加圧分離性に関しても加圧ローラ4の表層温度が高くて発生する分離不良を防止できる。
):本発明の第の手段は、第の手段に記載の定着装置において、前記温度検知手段は、前記加圧ローラの端部の表層温度を検知する温度検知手段であることとした。
外気を導く送風装置の風量制御を加圧ローラ4の搬送領域略中央を検知している温度検知手段の出力信号だけで行ってしまうと、小サイズ連続通紙を行った際、加圧ローラ4中央部だけ冷えていて、両端部が温度上昇を起こしている場合に加圧ローラ4を冷やすことができなくなってしまう、本構成だと、加圧ローラ4の端部を検知している温度検知手段(サーミスタ12)の出力で送風装置の風量制御を行うので、小サイズ紙連続通紙で起こる加圧ローラ4端部の温度上昇にも対応できるようになる。
(十一):本発明の第十一の手段は、(六)乃至(十)の何れか1つに記載の定着装置を備えている画像形成装置とした。
画像安定性に優れ、分離性にも優れ、過昇温防止手段に対する安全性に対しても信頼性のある画像形成装置を提供することができる。
本発明では、遮蔽板によって、気流は風回避対象物へは流れない構成なので風回避対象物である過昇温防止手段や温度検知手段の誤動作を防ぐことができる。
加圧状態にある定着装置の概略構成を示した正面図である。 図1における2点鎖線の円で囲まれた部位を拡大して示した図である。 (a)は定着上ユニットと定着下ユニットとを組み合わせた状態の定着装置の全体斜視図、(b)は定着下ユニットの斜視図である。 定着下ユニットの斜視図である。 (a)は定着下ユニットの斜視図、(b)は(a)に示した加圧ローラユニットのうち加圧ローラユニットを取り出して示した斜視図、(c)は加圧ローラユニットの一部を拡大して示した斜視図である。 (a)は加圧ローラユニットの斜視図、(b)は(a)に示した加圧ローラユニット中の1点鎖線で囲んだ遮蔽板の支持部およびその周辺部を拡大して示した斜視図、(c)は(b)に示した遮蔽板の支持部をさらに拡大して示した斜視図である。 (a)は加圧状態にある定着装置の概略構成を示した正面図、(b)は(a)における遮蔽板およびダクトの部位を拡大して示した図である。 (a)は脱圧状態にある定着装置の概略構成を示した正面図、(b)は(a)における2点鎖線の円で囲まれた部位を拡大して示した図である。 (a)は脱圧状態にある定着装置の概略構成を示した正面図、(b)は(a)における遮蔽板およびダクトの部位を拡大して示した図である 本発明が適用される画像形成装置の構造を示した図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に記載の定着装置は100では、定着ベルト2内に定着ローラ1と加熱ローラ3を備え、定着ベルト2を介して定着ローラ1に対して加圧ローラ4で加圧してニップ部を形成している加圧状態を示している。加熱ローラ3と加圧ローラ4の内部には熱源であるハロゲンヒータを内蔵していて、図の右側から未定着トナー像を担持した記録媒体が破線で示す矢印の経路に沿って搬送され、上ガイド17u、下ガイド17dで案内されて進んだ記録媒体をニップ部NPで挟持・加熱し、定着する構成である。
定着ベルトを使用せずに定着ローラと加圧ローラとでニップ部を形成する方式や、加圧ベルト内に加圧ローラと加熱ローラを備え、加圧ベルトと定着ローラ或いは加圧ベルトと定着ベルトとでニップ部を形成する方式もあり得るので、これらニップ部を形成するベルト、ローラ等の回転体を含めて定着回転体、加圧回転体と称する。
このように本例では、定着ベルト2と、定着ベルト2に圧接する加圧ローラ4を有し、定着ベルト2と加圧ローラ4との圧接部であるニップ部NPに未定着トナー像を保持した面が定着ベルト2に接触する向きで記録媒体が接しつつ搬送される過程で、該記録媒体上に担持された未定着トナー像を記録媒体上に定着させる。
定着ベルト2の構成は内径80mmで厚み90μmのポリイミド樹脂で形成された基体表層に厚み200μmのシリコンゴム、更に最外層には厚さ20μmのPFA(テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)コートを施している。
定着ベルト2は、外径54mmの定着ローラ1と外径40mmで厚み1mm以下のアルミ製中空円筒からなる加熱ローラ3によって巻き掛けられている。定着ローラ1の構成は外径54mmで厚み15mmのシリコンゴムまたはフッ素ゴムからなる耐熱・弾性層を有した筒状の構成である。
加圧ローラ4の構成は鋼製で厚み1mmの中空芯金に厚み1.5mmのシリコンゴムが覆っており、最外層にはPFA(テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブを備えた外径65mmのローラである。図1に示した加圧状態のもとで加圧ローラ4は定着ベルト2を介して定着ローラ1に対して4mm食い込み、およそ16mmのニップ幅を形成する構成である。
破線で示す矢印向きに記録媒体の搬送経路をたどると、ニップ部NPの下流には、記録媒体を加圧ローラ4から剥離するための加圧側分離板ユニット6が加圧ローラ4に対して配置してある。また、定着ベルト2側にも記録媒体を定着ベルト2から剥離するために定着側分離板ユニット5を備えている。
ニップ部NPを通過する記録媒体はその上面に未定着トナー像を保持しているので、この未定着トナー像のある面が定着ベルト2に接して定着される。一方、未定着トナー像が担持されていない側の記録媒体は加圧ローラ4と接しつつ送られる。この加圧ローラ4の表層に、外気から取り入れた空気を、ダクト10を通じてダクト吹き出し口10aから気流として吹き付けるようにしている。
加圧ローラ4のまわりには加圧ローラ4の異常発熱を防止するための過昇温防止手段15としてサーモスタットや温度検知手段としてのセンサ等を備えている。図1に示すように、ダクト吹き出し口10aから噴出される気流が加圧ローラ4の表層に当たる位置から加圧ローラ4の回転方向下流側に過昇温防止手段15を配置した構成である。過昇温防止手段15、温度検知手段については図6でも説明する。
図2は、図1における加圧ローラ4まわりに配置されたダクト吹き出し口10aや過昇温防止手段15や温度検知手段を含む2点鎖線の円で囲まれた部位を拡大して示した図である。図1、図2において、加圧ローラ4の外周に沿う方向上で間隔をあけて配置された、これらダクト吹き出し口10aと過昇温防止手段15との間を遮るようにして遮蔽板9を配置した構成となっている。
図1、図2に示したとおり、遮蔽板9の一端側は加圧ローラ4の近傍に位置し、他端側はダクト10の一部、上面に接していて、ダクト吹き出し口10aから吹き出す風が過昇温防止手段15や温度検知手段に当たらないように前記ダクト吹き出し口10aと過昇温防止手段15や温度検知手段との間を仕切るようにして遮蔽板9を配置している。
上記構成によって、外気を加圧ローラ4の表層に吹き付ける。これにより、加圧ローラ4を冷やすことができる。そのため、両面通紙時に加圧ローラ4の温度が高すぎて発生する表面と裏面での光沢差が大きすぎる問題や、加圧ローラ4表層の微小な傷などが画像に転写される不具合を防止することができる。また、両面通紙時の加圧分離性に関しても加圧ローラ4の表層温度が高くて発生する分離不良を防止できる。同時に遮蔽板9によって、気流は温度検出手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)や過昇温防止手段(サーモスタット)15等へは流れない構成なのでこれらセンサの誤動作を防ぐことができる。
定着装置100は図3(a)に示す定着上ユニット100uと、定着下ユニット100dからなる。図3(a)では定着上ユニット100uと定着下ユニット100dとが組み合わされた状態で示し、図3(b)では定着下ユニット100dを示している。定着上ユニット100uには定着ローラ1、定着ベルト2、加熱ローラ3、定着側分離板ユニット5、その他の部材等がフレームに取り付けられている。また、定着下ユニット100dには加圧ローラ4、加圧側分離板ユニット6、クリーニングウェブユニット7、温度検出手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)や過昇温防止手段15、遮蔽板9、ダクト10、その他の部材等がフレームに取り付けられている。
これら部材のうち、少なくとも加圧ローラ4、加圧側分離板ユニット6、クリーニングウェブユニット7、温度検出手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)や過昇温防止手段15、遮蔽板9などの諸部材は後に図5で説明するように、加圧ローラユニット14を構成し、加圧ローラ4の脱圧/加圧のため、支点軸穴14h(支点軸部14a)を支点として揺動可能に定着装置本体に支持され、加圧ローラ4を定着ベルト2に対して接離させるに必要な範囲で一体的に揺動可能に構成され、配置位置が不動のダクト10や定着上ユニット100uに対して揺動する。
図4は定着下ユニット100dに、送風装置20と該送風装置20から送り出される空気流をダクト10に導く誘導ダクト11を組み合わせた状態を示している。本例では送風装置20として軸流ファンを使用している。送風装置20と誘導ダクト11は画像形成装置本体に取り付けられているので、上記加圧ローラユニット14のように揺動することはなく、不動である。なお、誘導ダクト11に接続されるダクト10は定着装置本体に固定されているので不動である。送風装置20には矢印aで示すように外気が取り込まれ、誘導ダクト11内を破線矢印で示す経路で送られて、ダクト10に導かれダクト10から図1に示すように、ダクト吹き出し口10aを通って加圧ローラ4表層へ外気を吹き付ける構成である。
図5(a)は定着下ユニットの斜視図、図5(b)は図5(a)に示した定着下ユニットのうち加圧ローラユニットを取り出して示した斜視図、図5(c)は加圧ローラユニットの一部を拡大して示した斜視図である。前記したように、加圧ローラユニット14は支点軸部14aを支点として揺動可能である。支点軸部14aは支点軸穴14hに嵌合された支点軸14jの部位をいい、定着装置本体或いは画像形成装置本体など不動の部材に軸支されている。
加圧ローラユニット14は脱圧/加圧を行う際に一体的に動く。図6(a)に示すように、一体的に動く加圧ローラユニット14には加圧ローラ4端部の温度検知を行う温度検知手段であるサーミスタ12や非接触温度センサ13、加圧ローラ4の異常発熱を防止するため加熱を遮断する過昇温防止手段(サーモスタット)15と、温度検知手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)などが備えられている。図示されるように、非接触温度センサ13は加圧ローラ4の軸長手方向の略中央部、サーミスタ12は端部、過昇温防止手段(サーモスタット)15は非接触温度センサ13とサーミスタ12の中間に位置している。本例では風回避対象物の例として、温度検知手段であるサーミスタ12、非接触温度センサ13、過昇温防止手段(サーモスタット)15を設けているがこれらは一例である。風回避対象物としてはここに挙げたもの以外も本発明の対象となるし、また、例示した全てを備える必要もない。
過昇温防止手段15や温度検知手段よりも、矢印bで示す加圧ローラ4の回転方向上流の位置であって、ダクト吹き出し口10aよりも下流の位置には遮蔽板9の基端部が位置している。図6(a)における1点鎖線で囲んだ領域は遮蔽板9の基端部およびその周辺部を示し、図6(b)のその箇所を拡大して示し、図6(c)にさらに拡大して示している。
図6において、遮蔽板9はその折り返し部9bに形成された支持部9aを加圧ローラユニット14に設けられた遮蔽板支持部に回動自在に保持されており、該支持部9aの中心O1を中心にして回動可能である。遮蔽板9はトーションスプリング16によって、矢印cの方向へ回転モーメントが付与されている。図2に示したように、この回転モーメントによる遮蔽板9の回動は、該遮蔽板に自由端部9cの折曲部がダクト10の上面に当接することにより阻止されている。
図7は図1に示した加圧状態にある定着装置における主要部材の関係を分かりやすく示すために簡略化して示したもので、図7(a)は定着装置全体の要部、図7(b)は遮蔽板9およびその周辺の構成を示している。
[加圧状態]
図1、図2、図7を参照しつつ、加圧状態にある定着装置について説明する。遮蔽板9はその基端部を支持部9aで加圧ローラユニット14に軸支されている。過昇温防止手段15、温度検知手段、遮蔽板9および加圧ローラ4は共に第1の支点である支点軸部14aを中心に揺動する揺動部材でもある加圧ローラユニット14上に支持されている。
遮蔽板9はその基端部が加圧ローラ4の表層に近い位置に設けた第2の支点である支持部9a、より詳細にはその軸線O1を中心に揺動可能に、揺動部材である加圧ローラユニット14上に軸支されている。遮蔽板9は、その自由端部9cが定着装置の本体部と一体に設けたスライド面の一例であるダクト10の上面10bに対して角度θで傾斜して、トーションスプリング16によるモーメントで当接するように配置されている。
図7では遮蔽板9の左側に吹き出し口7が位置していて、右側に過昇温防止手段15、温度検知手段が配置されている。ダクト吹き出し口10aから吹き出す風が過昇温防止手段8に当たらないようにダクト吹き出し口10aと過昇温防止手段15や温度検知手段との間に遮蔽板9を配置した構成である。
[加圧状態から脱圧状態への移行過程]
図1、図2、図7に示した加圧状態は記録媒体がニップ部NPを通過する間、保持されるが、通紙がなされない状態のもとでは必要性がないため、また、ニップを形成する部材の劣化を防止するため等のため、加圧ローラ4を定着ベルト2(定着ローラ1)から離間させて脱圧状態にする。脱圧状態を図8,図9に示す。加圧状態ではもちろん、脱圧状態のもとでも、ダクト10からは空気流が供給されている。
このため、図8,図9に示すように、脱圧状態に移行してもダクト吹き出し口10aから吹き出す風が過昇温防止手段15や温度検知手段に当たらないようにダクト吹き出し口10aと過昇温防止手段15や温度検知手段との間に遮蔽板9が位置する態様が維持されるようにしている。
加圧ローラユニット14の自由端側には図示省略のカム機構が構成されていて、加圧ローラユニット14を、支点軸部(第1の支点)14aを中心にして所定量回動させることができるようになっている。記録媒体がニップ部NPを通過したのち所定のタイミングで上記カム機構が作動することにより、加圧ローラユニット14は支点軸部(第1の支点)14aを中心として図7において矢印dの向き(時計回りの向き)に回転することにより、加圧ローラ4は定着ベルト2(定着ローラ1)から離間して脱圧状態を得る。
かかる加圧状態から脱圧状態への移行過程において、加圧ローラユニット14の自由端側は不動のダクト10に対して近づく向きに回動する。遮蔽板9に着目すれば座屈する向きの力を受けるが、前記したとおり上面10bに対して角度θ傾斜しているので、遮蔽板9は上面をすべりながらトーションスプリング16によるモーメントに抗して、軸線O1(第2の支点である支持部9a)を中心に反時計回りの向きに回動する。
このように、加圧ローラユニット14の揺動に伴い、遮蔽板9はダクト吹き出し口10aからの風を過昇温防止手段15や温度検知手段に対して遮蔽する態位を保持したまま自由端部9cをスライド面である上面10bに摺動させつつ揺動して、加圧ローラ4が定着ローラ1(定着ベルト2)から離間して、図8、図9に示す脱圧状態となり加圧ローラユニット14の回動は停止する。
自由端部9cは加圧状態から脱圧状態への移行過程において、かつ、脱圧状態のもとでも、上面10bに対してトーションスプリング16によるモーメントによって当接した状態を維持しており、ダクト吹き出し口10aからの風が過昇温防止手段過昇温防止手段15や温度検知手段にあたることはない。
このように、遮蔽板9を揺動可能な構成としない場合には、加圧ローラユニット14の揺動に伴い、遮蔽板9はダクト10にぶつかるか、或いは、ダクト10との間に隙間を生じて過昇温防止手段15や温度検知手段へ外部からの空気流が漏れてしまう。
本発明によれば、遮蔽板9は脱圧時でも加圧時でも加圧ローラ4の動きとリンクして常に気流が過昇温防止手段15や温度検知手段へ流れない状態を保持するので、脱圧時でも加圧時でも上記センサの誤動作を防ぐことができる。また、そのリンク機構の構成において、特別なセンサやモータ等を使用していないので、簡単で且つ安価な構成で達成できる。脱圧状態から加圧状態に復帰する場合には、上記に述べた態様と逆の工程をたどり、もとの加圧状態となる。
以上のとおり、加圧ローラ4は圧接部NPにおける圧接状態を解除し、また、圧接状態に復帰するために定着ローラ1(定着ベルト2)に対して接離する方向に変位し、過昇温防止手段15や温度検知手段も加圧ローラ4と共に変位するのに対してダクト10および定着ローラ1の位置はそれぞれ不動であり、この加圧ローラ4の変位に伴いダクト吹き出し口10aから加圧ローラ4までの距離が変わり、それに応じてダクト吹き出し口10a対する過昇温防止手段の位置関係も変わるが、遮蔽板9は加圧ローラ4の変位と連動して変位することにより、ダクト吹き出し口10aから吹き出す風が過昇温防止手段過昇温防止手段15や温度検知手段に当たらないようにダクト吹き出し口10aと過昇温防止手段15や温度検知手段との間に位置する状態を保持する。
過昇温防止手段15は、加圧ローラ4の表層温度を検知する温度検知手段(サーミスタ12、非接触温度センサ13)および加圧ローラ4が異常発熱した場合に該加圧ローラ4が備える加熱手段への通電を遮断する通電遮断手段を含む。これにより、加圧ローラ4の温度を制御できる。加圧ローラ4の表層温度を安定して一定温度に保つことができ、両面通紙時に加圧ローラ4の温度が高すぎて発生する表面と裏面での光沢差が大きすぎる問題や、加圧ローラ4の表層の微小な傷などが画像に転写される不具合を防止することができる。また、両面通紙時の加圧分離性に関しても加圧ローラ4の表層温度が高くて発生する分離不良を防止できる。
図4に示した、送風装置20としての軸流ファンは遮蔽板9によって気流を塞き止められた箇所に配置している非接触の温度検出手段13の出力に応じて風量を制御する構成である。かかる構成によって、加圧ローラ4の表層温度を安定して一定温度に保つことができ、両面通紙時に加圧ローラ4の温度が高すぎて発生する表面と裏面での光沢差が大きすぎる問題や、加圧ローラ4表層の微小な傷などが画像に転写される不具合を防止することができる。また、両面通紙時の加圧分離性に関しても加圧ローラ4表層温度が高くて発生する分離不良を防止できる。
さらに、送風装置20は、図6に示す加圧ローラユニット14に備えられ、遮蔽板9によって気流を塞き止められ、加圧ローラ4端部の表層温度を検知する箇所に配置している温度検知手段であるサーミスタ12の出力に応じても風量を制御できる構成である。外気を導く送風装置20としての軸流ファンの風量制御を加圧ローラ4の搬送領域略中央を検知している非接触温度センサ13の出力信号だけで行ってしまうと、小サイズ連続通紙を行った際、加圧ローラ4の中央部だけ冷えていて、両端部が温度上昇を起こしている場合に加圧ローラ4を冷やすことができなくなってしまう、上記構成だと、加圧ローラ4端部を検知しているサーミスタ12の出力で上記軸流ファンの風量制御を行うので、小サイズ紙連続通紙で生じる加圧ローラ4端部の温度上昇にも対応できるようになる。
図10は本実施例で示した定着装置100を設けた画像形成装置140の概略構成を示している。図10において、給紙ユニット31によって、用紙が転写ユニット34へ搬送される。一方、書き込みユニット32におけるスキャナによる信号もしくはプリンタからの信号に対応した光によって、作像ユニット33内の感光体が露光される。感光体上に露光されることにより担持された潜像は作像ユニット33により可視像化されてから転写ベルトに転写され、転写ユニット34において、搬送されてきた用紙に未定着のトナー像として転写される。この未定着トナー像は定着装置100で定着される。また、両面画像形成モードでは、片面に画像が形成された用紙が両面ユニット36で反転され、再び転写ユニット34へ搬送されて、他の片面(裏面)に未定着のトナー像として画像が転写され、定着装置1で定着されたのち、排紙トレイ37に排出される。
上記構成によって、画像安定性に優れ、分離性にも優れ、過昇温防止手段に対する安全性に対しても信頼性のある画像形成装置を提供することができる。
1 定着ローラ
2 定着ベルト
3 加熱ローラ
4 加圧ローラ
5 定着側分離板ユニット
6 加圧側分離板ユニット
7 クリーニングウェブユニット
9 遮蔽板
9a 支持部(第2の支点)
9b 折り返し部
9c 自由端部
10 ダクト
10a ダクト吹き出し口
10b 上面
11 誘導ダクト
12 サーミスタ(風回避対象物としての温度検知手段)
13 非接触温度センサ(風回避対象物としての温度検知手段)
14 加圧ローラユニット
14a 支点軸部(第1の支点)
14j 支点軸
14h 支点軸穴
15 (風回避対象物としての)過昇温防止手段(サーモスタット)
16 トーションスプリング
17u 上ガイド
17d 下ガイド
20 送風装置
31 給紙ユニット
32 書き込みユニット
33 作像ユニット
34 転写ユニット
36 両面ユニット
37 排紙トレイ
100 定着装置
140 画像形成装置
100d 定着下ユニット
100u 定着上ユニット
NP ニップ部
a、b、c、d 矢印
O1 軸線
特許第3566466号公報 特開2007−057775号公報

Claims (5)

  1. 定着回転体と、前記定着回転体に圧接する加圧回転体とを有し、前記定着回転体と前記加圧回転体との圧接部に未定着トナー像を保持した面が前記定着回転体に接触する向きで記録媒体が接しつつ搬送される過程で、該記録媒体上に担持された未定着トナー像を記録媒体上に定着させる定着装置であって
    クトを通じてダクト吹き出し口から気流を前記未定着トナー像を保持していない側の記録媒体と接触する前記加圧回転体の表層に吹き付けるようにした定着装置において、
    前記加圧回転体のまわりには前記加圧回転体の異常発熱を防止する過昇温防止手段又は前記加圧回転体の温度検知を行う温度検知手段の何れかを含む風回避対象物や、前記ダクト吹き出し口を備え、
    前記ダクト吹き出し口から吹き出す風が前記風回避対象物に当たらないように前記ダクト吹き出し口と前記風回避対象物との間に遮蔽板を配置し
    前記加圧回転体は前記圧接部における圧接状態を解除し、また、圧接状態に復帰するために前記定着回転体に対して接離する方向に変位し、前記風回避対象物も前記加圧回転体と共に変位するのに対して前記ダクトおよび前記定着回転体の位置はそれぞれ不動であり、この加圧回転体の変位に伴い前記ダクト吹き出し口から前記加圧回転体までの距離が変わり、それに応じて前記ダクト吹き出し口に対する前記風回避対象物の位置関係も変わるが、前記遮蔽板は前記加圧回転体の変位と連動して変位することにより、前記ダクト吹き出し口から吹き出す風が前記風回避対象物に当たらないように前記風回避対象物との間に位置する状態を保持することを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記風回避対象物、前記遮蔽板および前記加圧回転体は共に第1の支点を中心に揺動する揺動部材上に支持されており、前記遮蔽板はその基端部が前記加圧回転体の表層に近い位置に設けた第2の支点を中心に揺動可能に該揺動部材上に軸支され、その自由端部が当該定着装置の本体部と一体に設けたスライド面に対して傾斜して当接するように配置されていて、
    前記揺動部材の前記揺動に伴い、前記遮蔽板は前記ダクト吹き出し口からの風を前記風回避対象物に対して遮蔽する態位を保持したまま前記自由端部を前記スライド面に摺動させつつ前記第2の支点を中心に揺動可能であることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は2に記載の定着装置において、
    前記加圧回転体の表層に前記ダクト吹き出し口からの気流を吹き付ける送風装置は、前記風回避対象物としての温度検知手段の出力に応じて風量が制御されることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項に記載の定着装置において、
    前記温度検知手段は、前記加圧回転体の端部の表層温度を検知する温度検知手段であることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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