JP5636721B2 - マルチバンドループアンテナ - Google Patents
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加えて、薄型、低姿勢であること、構造が簡単で安価であることが求められる。また、使用しない周波数帯域又は使用できない周波数帯域にたいして、干渉の少ないことが求められる。
低姿勢なアンテナの例として、特許文献1に記載されている携帯電話基地局用の天井埋め込み形アンテナが挙げられる。しかし、このアンテナは、同公報[0034]及び同公報の図6にあるように、比帯域が10%程度しか得られていない。また、同公報[0006][0047]に記載されているように、使用周波数の0.1波長程度の高さが必要になり、かつ、同公報の図9のように、複雑な構造をしているという問題がある。また、マルチバンド特性を有するアンテナとしては、非特許文献1に記載されている“UWB用湾曲板状アンテナ”が挙げられる。当該アンテナの外観を、関連する技術のアンテナ例として図25に示す。図25に示すUWB用湾曲板状アンテナは、導体のグランド板500の上に、導体よりなる湾曲板状素子501が配置され、湾曲板状素子501の底辺である広い方をグランド板500に接続導通し、湾曲板状素子501の先端である鋭利な方をグランド板500との間で給電する構造としている。非特許文献1によれば、当該アンテナは、3GHz〜12GHzに渡って、リターンロス−10dB以下となり、広帯域な特性を有しているが、高さに12mm必要であり最低使用周波数である3GHzの波長で換算すると0.12波長となる。この0.12波長という高さを、例えば、現状の800MHz帯の想定される最低使用周波数である810MHzの波長で計算すると、ループ高さは44mmとなり、低姿勢とならないという問題がある。さらに、湾曲な板状素子は、形状が複雑であり、安価に高精度で製作することは難しい。
本発明の別の目的は、薄型、低姿勢、安価であり、且つ所定の周波数帯域に対して非干渉生を担保する良好なアンテナ特性を有するマルチバンドループアンテナを提供することにある。
また、本発明に係るマルチバンドループアンテナは、一つの側面として、グランド板と、前記グランド板と一端で接続され、前記グランド板を用いて第1のループを作りアンテナ要素となると共に、前記第1のループ経路上の途中から、前記第1のループのアンテナ要素に発生する分岐前の電流方向に対して略垂直方向に電流の流出経路と流入経路を有する前記グランド板を介する第2のループを前記グランド板と略並行に作りアンテナ要素となる板状導電体で体を成す放射素子と、前記グランド板と前記放射素子とに夫々接続する給電点とを有することを特徴とできる。
また、本発明に係るマルチバンドループアンテナは、一つの側面として、グ 導体よりなるグランド板と、前記グランド板に略平行に配置される長方形の上板と前記上板の両端に前記グランド板から略垂直に配置される2つの長方形の壁板とが第1のループの一部を成すコの字状になるように前記グランド板に配設され、該コの字の開放側の一端にあたる一方の壁板を前記グランド板に接続し、かつ、前記グランド板と略平行で前記上板と同一面を成す3つの略長方形導体がコの字状に接続されてコの字の開放側が第2のループの一部を成すように前記上板の側面に接続される、板状導電体で体を成す放射素子と、前記グランド板に接続されていない方の壁板と前記グランド板との間に給電点を有する
ことを特徴とできる。
また、本発明は、薄型、低姿勢、安価であり、且つ所定の周波数帯域に対して非干渉生を担保する良好なアンテナ特性を有するマルチバンドループアンテナを提供できる。
図1は、本発明のマルチバンドループアンテナの第1の実施例の斜視図である。本発明のマルチバンドループアンテナは、導体より成るグランド板1と、導体より成り、マイクロ波を放射する放射素子2と、同軸ケーブル3から構成される。放射素子2は、一端をグランド板1に接続・導通し、もう一端を同軸ケーブル3の同軸中心導体4に接続・導通する。同軸ケーブル3の同軸外部導体5は、グランド板1に接続・導通する。マルチバンドループアンテナへの給電は、同軸ケーブル3によって行われる。尚、同軸ケーブル3に接続される送信機および受信機は、本実施例との関係が薄いので、詳細な説明を省略する。
図3は、本発明のマルチバンドループアンテナの第2の実施例の斜視図である。本実施例では、給電に同軸コネクタ6を用いている。
当該特徴では、給電が行われる壁板31、41の下端部の長さによって、グランド板との間の静電容量の値が異なるため、この長さを調整することで、インピーダンス調整が可能になる。
屋内に設置するアンテナでは屋内での壁面反射される電波によって通信が行われる確率が高いため、純粋な垂直偏波および水平偏波を放射するより傾斜した斜め偏波を放射するほうが、通信を安定的に継続できる場合がある。図6(b)では、放射素子60の斜辺部分が斜め偏波を放射し、また、図6(a)では、放射素子50の曲面部分が、斜め偏波を放射する。このような形状とすることで、多彩な偏波が放射され、より、通信性能が良いアンテナを実現できる場合がある。
図7に示した各アンテナでは、高周波電流の分布が、壁面71、72、81、82、91、92のグランド板近傍の領域で腹(極大値)となるため、当該部分に大きな電流が分布する。すなわち、このグランド部分の形状がインピーダンス整合に大きく影響するので、この部分の形状を調整することで、インピーダンス整合を行える場合が多い。例えば、壁面72、82では、その面がグランド板に斜めに傾斜することで、壁面72とグランド板の間で、容量性のインピーダンスを持たせることができる。また、壁面92においても、途中の階段状の部分が、グランド板との間で静電容量をもつため、ループの中途に静電容量を並列に付加したような整合回路と等価になる効果がある。尚、グランド板1との接続部による調整は、片方の壁板のみに対して行なってもよい。また、傾斜した壁板と階段状の壁板とを組み合わせて調整してもよい。
上付加板135、145、155を下側、すなわちグランド板側に曲げる事は、グランド板との間に、静電容量をもたせる効果がある。すなわち、ループアンテナを構成する一部である上付加板135、145、155を下側に曲げる事で、グランド板との間で静電容量を並列にいれた効果があり、インピーダンス整合の一手段として有効である。逆に、上付加板135、145、155部分での容量性のリアクタンスが大きすぎる場合は、これらの部分を上側に曲げる事で、容量性リアクタンスを減らし、場合によっては、誘導性のリアクタンスとすることができる。上側にまげることも、インピーダンス整合の一手段として有効である。
また、図10(b)の放射素子170は、図2の放射素子2と比較して、スタブ27を取り外し、放射素子2の上板23、上付加板24、25、26を併せて、曲面状に反らせた形状とし、それぞれ、上板173、上付加板174、175、176としたことに特徴を有する。この場合は、高さは若干高くなるが、放射素子170の前後方向の長さを小さくしたい場合に有効である。また、図10(b)の形態において、上板173、上付加板174、175、176に加え、壁板21、22も一体化して、全体を曲面で湾曲させる形態としても有効に働く。同様に、曲面ではなく、段階的に、複数の折り曲げ箇所により、擬似的に曲面にする構成方法も可能である。
図11、図12は、マルチバンドループアンテナの第3の実施例の構成図(1)(2)である。本実施例では、図1、図2と異なり、上板183が、グランド板1に対して平行ではない形態について示す。放射素子180は、図2と同様に、グランド板1に概ね垂直な壁板181、182と、上板183、上付加板184、185、186、スタブ187より構成されている。このとき、本形態のマルチバンドループアンテナは、上板183、上付加板184、185、186、スタブ187が同一平面上に構成され、これらを含む面(第2のループを構成する面)、および、上板183がグランド板1に対して、傾斜した位置関係で構成される。即ち、第2のループがグランド板に対して斜傾に接続されている。また、第1のループの電流経路がグランド板1に対して斜傾に設けられている。
図11、12は、上板183が、グランド板1に対して傾斜しているという特徴を示すものであり、上付加板184、185、186、スタブ187が、必ずしも同一平面上にある必要はない。すなわち、上付加板184、185、186、スタブ187は、適宜、必要な入力インピーダンス調整のため、あるいは、電気的性能、放射特性を得るために、折り曲げ等により調整するケースもあり得る。特に、これらの部位は、その根元等より、上方向または下方向に折り曲げる事により、入力インピーダンスの微調整が可能である。
図13、図14は、本発明のマルチバンドループアンテナの第4の実施例の構成図(1)(2)である。本実施例では、図8(c)の構成について、壁板121の上辺及び下辺が、グランド板1と平行ではなく、図13、図14の壁板191のように、斜辺になっている。これより、壁板191の上辺に接続されている放射素子190を構成する上付加板194、195、196も、同一平面であるため、グランド板1に対して、傾斜した位置関係で構成される。
図15は、その他の放射素子の実施例である。図15(a)の放射素子200は、壁板201に対してほぼ垂直に側付加板204、206を配置すると共に、壁板201と側付加板205が概ね平行に配置されている構造である。また、スタブ207は、グランド板1に対して概ね平行となっているが、任意の角度でよく、壁板201と同一平面状にあってもよい。
(1)導体のグランド板を有する。
(2)導体のグランド板との間で、導体のループ構造(第1のループ:アンテナ要素)を形成し、その一端が解放され、その部分より給電される。
(3)前記(2)の導体ループに接続される別の導体のループ(第2のループ:アンテナ要素)を形成し、給電電流が当該ループにも通る構造である。
上記(1)は、図23(a)、(b)のグランド板に相当する。
上記(2)は、図23(a)の構成で、電流ルートは、電流経路L2の矢印のようにi2が流れる。
上記(3)は、図23(b)の構成で、(a)の構造側面にコの字状の金属が接続され、電流i1のルートである電流経路L1が形成される。
なお、電流経路L2では、その経路の導体幅、すなわち、ループの幅を広くする事で、広帯域特性がえられる。これは、幅広とすることで、波長の長い周波数は斜めに分布し、波長の短い周波数は、最短距離で分布するためである。
しかしながら、現実には、電流経路L1とL2はまったく独立に動作する訳ではではない。この場合、L1の電流経路に対して、L2の電流経路の影響は低いが、L2の電流経路に対して、L1の電流経路が少なからず影響する。
L1の電流経路に対して、L2の電流経路が影響しないのは、L1で共振する電流i1の周波数が低く波長が長いため、L2の長さでは共振しないので、i1はL2の経路(上板)に流れ込まないからである。
アンテナ構成:図3の構成
アンテナサイズ:図3において、H=30mm、S1=60mm、S2=27mmである。
このとき、上記の説明に当てはめれば、以下となる。
(電流経路L1)
電流経路L1の概略経路長=30mm+27mm+60mm+27mm+30mm=174mm
波長λ1=174mm×2=348mm
周波数F1=300×108〔m/s〕/348mm=862MHz
この計算結果と図24の実測結果を比較してみる。図24で、VSWR<2.1、すなわち、リターンロス−9dB以下を使用帯域と設定すると、800MHz〜1GHzの帯域が得られている。これより、測定結果から、F1=800MHz、F1’=1GHzと判断できる。計算値のF1は、実測の800MHzと若干誤差があるが、これは、放射素子の幅による外周部分を通過する電流経路等によって変化したものと言える。
電流経路L2の概略経路長=30mm+60mm+30mm=120mm
波長λ2=120mm×2=240mm
周波数F2=300×108〔m/s〕/240mm=1.25GHz
この計算結果によれば、F2は、1.25GHz近辺となるが、上記の特性により、実際には、F1’(=1GHz)の2倍程度の周波数から帯域が得られるはずである。測定結果より、F1’=1GHzなので、F3=1GHz×2=2GHzとなる。図24の実測結果では、高い周波数帯域では、1.85GHz〜3GHzで良好な値が得られている。これより、F3=2GHzと概ね一致した値となっている。
(1)薄型、低姿勢のアンテナが実現できる。
(2)マルチバンド特性を有する。
(3)構造が簡単で、安価に構成できる。
(4)マルチバンド特性の高い周波数帯の低周波数側に、非共振領域(不感領域:非干渉帯)を設けられる。
上記を補足すると、
(1)では、使用帯域の最低使用周波数の波長で、約0.08波長の高さでアンテナを実現できる。
(2)の観点では、本アンテナは、低い周波数帯域と高い周波数帯域をカバーすることができる。低い周波数帯域では、約22%の帯域が得られ、高い周波数帯域では、約47%の帯域が得られる。具体的には、低い帯域として、携帯電話の800MHz帯、高い帯域として、携帯電話の2GHz帯、無線LANの2.4GHz帯、WiMAXの2.6GHz帯をカバーできる。
(3)の観点では、概ね、板金1枚の折り曲げに構成できるので、安価に製造可能である。
(4)の観点では、同一空間で使用される低い周波数帯域(800MHz帯)と高い周波数帯域(2GHz帯、2.4GHz、帯2.6GHz帯)との中間に位置する中間の周波数帯(1.5GHz帯など)に対して不感領域をもてる。これは、例えば隣接して配置される他の通信規格や他社で使用される基地局装置やリピータ装置に対して、非干渉性を担保できる。
また、本発明によれば、薄型、低姿勢、安価であり、且つ所定の周波数帯域に対して不干渉生を担保するマルチバンドループアンテナを提供できる。
[付記1]
グランド板と、
前記グランド板と一端で接続され、前記グランド板を介して第1のループを形成すると共に、前記第1のループ上に、前記第1のループよりも共振周波数の低い第2のループを形成する板状導電体で体を成す放射素子と、
前記グランド板と前記放射素子に夫々接続されている給電点と
を有することを特徴とするマルチバンドループアンテナ。
グランド板と、
前記グランド板と一端で接続され、前記グランド板を用いて第1のループを作りアンテナ要素となると共に、前記第1のループの端部から、前記第1のループのアンテナ要素に発生する電流方向に対して略垂直方向に電流の流出経路と流入経路を有する第2のループを作りアンテナ要素となる板状導電体で体を成す放射素子と、
前記グランド板と前記放射素子とに夫々接続する給電点と
を有することを特徴とするマルチバンドループアンテナ。
導体よりなるグランド板と、
前記グランド板に略平行に配置される長方形の上板と前記上板の両端に前記グランド板から略垂直に配置される2つの長方形の壁板とが第1のループの一部を成すコの字状になるように前記グランド板に配設され、コの字の開放側の一端を接続し、かつ、前記グランド板と略平行で前記上板と同一面を成す3つの略長方形導体がコの字状に接続されてコの字の開放側が第2のループの一部を成すように前記上板の側面に接続される放射素子と、
前記壁板のいずれか一方と前記グランド板との間に給電点を有する
ことを特徴とするマルチバンドループアンテナ。
前記給電点に、同軸コネクタを使用する
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記第2のループを、前記グランド板に対して斜傾に接続する
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記第1のループの電流経路を、前記グランド板に対して斜傾に設ける
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記放射素子の前記第1のループを構成する前記グランド板および給電点との接続部、または、いずれか一方の部分を、テーパ状又は逆テーパ状とする
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記放射素子の前記第1のループを構成する前記グランド板および給電点との接続部、または、いずれか一方の部分を、台形状とする
ことを特徴とする上記付記の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記第2のループを略円弧状又は略三角形状とする
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記第1のループを構成する前記グランド板および給電点との接続部を傾斜又は階段状とする
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記放射素子を、一枚の板状導電体から1回の折り曲げ加工によって、前記第1のループの前記グランド板に対して略垂直となる部分を、前記第2のループの前記第1のループとの接続端部から垂直となるように形成する
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記第2のループ上で、折り返し部分を形成する
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記第1のループおよび前記第2のループを成す板状導電体を、曲面状に反らせた形状とする
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
スタブを前記第1のループおよび/又は前記第2のループに設ける
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記放射素子は、一枚の板状導電体から折り曲げ加工で形成されている
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
前記グランド板は、プリント基板上に形成され、前記プリント基板の前記グランド板面の逆面に、前記放射素子を配置する
ことを特徴とする上記付記に記載のマルチバンドループアンテナ。
上記付記に記載のマルチバンドループアンテナを用いて、2つの周波数帯間に非干渉性を有する周波数帯域をもたせた移動体通信システムの屋内基地局。
上記付記に記載のマルチバンドループアンテナを用いて、2つの周波数帯間に非干渉性を有する周波数帯域をもたせた移動体通信システム向けリピータ。
上記付記に記載のマルチバンドループアンテナを内蔵する照明器具。
上記付記に記載のマルチバンドループアンテナを、2つ以上内蔵する照明器具。
上記付記に記載のマルチバンドループアンテナを、2つ以上内蔵し、かつ設置回転角度を2種類以上となるように設置した照明器具。
上記付記に記載の照明器具について、照明スイッチと該マルチバンドープアンテナの接続される無線機器の電源スイッチ、又は無線機器の一部の電源の供給とを連動することを特徴とする照明器具。
2、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230、310 放射素子
3 同軸ケーブル
4 同軸中心導体
5 同軸外部導体
6 同軸コネクタ
7 同軸コネクタ中心導体
21、22、31、32、41、42、71、72、81、82、91、92、101、102、111、112、113、121、181、182、191
201、211、221、222 壁板
23、173、183 上板
24、25、26 上付加板
27、187、207、227、237 スタブ
55、65、135、145、155、165、174、175、176、184、185、186、194、195、196 上付加板
204、205、206、214、215、216、224、225、226 側付加板
300 プリント基板
301 誘電体
302 グランド板
303 マイクロストリップライン
304 ランド
305 スルーホール
311、312 壁板
320 電極
400 マルチバンドループアンテナ
401、411、431 照明器具
402、412、422、432 ベース板
403、413、423 カバー
404、414、424、433 蛍光灯
405 保持具
434、435 側板
Claims (14)
- グランド板と、
前記グランド板と一端で接続され、前記グランド板を介して第1のループを形成すると共に、前記第1のループ上から、該第1のループの電流経路と異なる方向に、該第1のループよりも共振周波数の低い前記グランド板を介する第2のループを前記グランド板と略並行に形成する、板状導電体で体を成す放射素子と、
前記グランド板と前記放射素子に夫々接続されている給電点と
を有することを特徴とするマルチバンドループアンテナ。 - グランド板と、
前記グランド板と一端で接続され、前記グランド板を用いて第1のループを作りアンテナ要素となると共に、前記第1のループ経路上の途中から、前記第1のループのアンテナ要素に発生する分岐前の電流方向に対して略垂直方向に電流の流出経路と流入経路を有する前記グランド板を介する第2のループを前記グランド板と略並行に作りアンテナ要素となる板状導電体で体を成す放射素子と、
前記グランド板と前記放射素子とに夫々接続する給電点と
を有することを特徴とするマルチバンドループアンテナ。 - 導体よりなるグランド板と、
前記グランド板に略平行に配置される長方形の上板と前記上板の両端に前記グランド板から略垂直に配置される2つの長方形の壁板とが第1のループの一部を成すコの字状になるように前記グランド板に配設され、該コの字の開放側の一端にあたる一方の壁板を前記グランド板に接続し、かつ、前記グランド板と略平行で前記上板と同一面を成す3つの略長方形導体がコの字状に接続されてコの字の開放側が第2のループの一部を成すように前記上板の側面に接続される、板状導電体で体を成す放射素子と、
前記グランド板に接続されていない方の壁板と前記グランド板との間に給電点を有する
ことを特徴とするマルチバンドループアンテナ。 - 前記放射素子は、前記第1のループを形成させる板状経路の幅を、前記第2のループを形成させる板状経路の幅よりも、広く形成された形状を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナ。
- 前記放射素子の前記第1のループを構成する前記グランド板および給電点との接続部、または、いずれか一方の部分を、台形状とすることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナ。
- 前記第2のループを、前記グランド板に対して斜傾に接続することを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナ。
- 前記第1のループの電流経路を、前記グランド板に対して斜傾に設けることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナ。
- 一枚の板状導電体から1回の折り曲げ加工によって、前記第1のループの前記グランド板に対して略垂直となる部分と、前記第2のループの前記第1のループとの接続端部とが、略垂直となるように形成された前記放射素子を有することを特徴とする請求項1ないし7の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナ。
- 前記グランド板は、プリント基板上に形成され、前記プリント基板の前記グランド板面の逆面に、前記放射素子を配置することを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナ。
- 請求項4ないし9の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナを用いて、該マルチバンドループアンテナの提供する2つの周波数帯間に非干渉性を有する周波数帯域を形成させた移動体通信システムの屋内基地局。
- 請求項4ないし9の何れか一項に記載のマルチバンドループアンテナを用いて、該マルチバンドループアンテナの提供する2つの周波数帯間に非干渉性を有する周波数帯域を形成させた移動体通信システム向けリピータ。
- 発光機器と
前記発光機器を保持するベース板と、
請求項1ないし9の何れか一項に記載の1ないし複数のマルチバンドループアンテナを、該マルチバンドループアンテナの第2のループを形成する板面を前記ベース板に対して略並行状態に内蔵する
ことを特徴とする照明器具。 - 請求項12に記載の照明器具であって、前記マルチバンドループアンテナを、2つ以上内蔵し、かつ各々の設置回転角度を偏波角が略直交を示す角度となるように設置することを特徴とする照明器具。
- 請求項12又は13に記載の照明器具であって、照明スイッチと該マルチバンドループアンテナの接続される無線機器の一部の電源の供給とを連動することを特徴とする照明器具。
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