JP5630240B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
ここで、特許文献1の電動モータのフランジ部材は、周方向に離間して二箇所の取付けフランジが形成されており、これら二箇所の固定点(取付けフランジ及びモータ取付け部のネジ止め位置)で電動モータが減速ギヤボックスに装着されている。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、減速ギヤボックスに装着した電動モータの倒れ挙動を抑制することで、電動モータの回転次数成分に影響を与えず、電動モータの作動音の低減化を図ることができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
図1は、本発明に係る第1実施形態の電動パワーステアリング装置を運転席側から見た斜視図であり、図2は、第1実施形態の電動パワーステアリング装置を車両下方から見た図であり、図3は、電動パワーステアリング装置の要部を示す縦断面図である。
ロア取付けブラケット7は、取付け板部7aと、この取付け板部7aの下面から左右方向に所定間隔を保って平行に延長する一対の支持板部7bとで形成されている。そして、支持板部7bの下端が、減速ギヤボックス4の車両前方側に一体形成された支持部4b(図3参照)に枢軸7cを介して回動自在に連結されている。また、取付け板部7aにはスリット7dが形成されており、このスリット7dに離脱用カプセル7eが嵌め込まれている。この離脱用カプセル7eにはボルト貫通孔7fが形成されており、離脱用カプセル7eの下方からボルト貫通孔7fに貫通した固定ボルト(図示せず)を車体側部材(図示せず)にねじ込むことで、取付け板部7aが車体側部材に取付けられている。
減速ギヤボックス4は、高熱伝導性を有する材料例えばアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム及びマグネシウム合金の何れか1つを例えばダイキャスト成型することにより形成されている。この減速ギヤボックス4は、図3に示すように、電動モータ5の出力軸(不図示)に連接されたウォーム減速機のウォーム11を収納するウォーム収納部12と、このウォーム収納部12の下側にその中心軸と直交する中心軸を有しウォーム11に噛合するウォームホイール13を収納するウォームホイール収納部14と、このウォームホイール収納部14の車両後方側に一体に同軸的に連結されたトルクセンサ15を収納するトルクセンサ収納部16と、ウォーム収納部12の開放端面に形成された電動モータ5を取付けるモータ取付け部17(図1参照)と、トルクセンサ収納部16の車両後端に形成された筒状のコラム取付け部18と、ウォーム収納部12とウォームホイール収納部14の一部に跨がってウォームホイール収納部14及びトルクセンサ収納部16の中心軸線と直交する平面内に形成された制御ユニット19を装着する制御ユニット装着部20とを備えている。そして、減速ギヤボックス4のコラム取付け部18に、ステアリングコラム3の車両前端部が外嵌されて連結されている。
ここで、本発明のモータ回転部がアーマチュアに対応し、本発明のモータ側外部接続部が接続端子5c,5dに対応し、本発明のネジ部材がネジ32、34に対応し、本発明のモータ装着部がモータ取付け部17に対応している。
車両の図示しないイグニッションスイッチをオン状態としてパワー基板23及び制御基板25にバッテリから電力を供給すると、マイクロコントロールユニット(MCU)によって操舵補助制御処理が実行されて、トルクセンサ15及び図示しない車速センサの検出値に基づいて操舵補助電流指令値が算出される。この操舵補助電流指令値とモータ電流検出部で検出したモータ電流とに基づいて電流フィードバック処理を実行して、電圧指令値を算出する。この電圧指令値をパワー基板23のゲート駆動回路に供給してHブリッジ回路を制御することにより、電動モータ5にモータ駆動電流が流れて電動モータ5を正転又は逆転方向に必要とする操舵補助力を発生するように駆動する。
ここで、電動モータ5がステアリングシャフト2に操舵補助力を伝達する際、ウォーム11及びウォームホイール13の噛合い反力が、モータ軸5pを介してモータケース30に内蔵されたアーマチュアに振れ回り力となり振動として伝達される。また、ウォーム11やウォームホイール13の加工誤差、組立誤差による偏心によって不連続な振れ回りが振動として伝達される。
本実施形態の電動モータ5のモータケース30は、モータケース開口部端面の周方向の不等配の位置で外方に膨出して前記フランジ部材31に固定される取付けケースフランジ30aを備え、これら取付けケースフランジ30aには、5箇所の取付け穴30b1〜30f1が配置され、取付け穴30b1〜30f1の3箇所の取付け穴でモータケース30と減速ギヤボックス4のモータ取付け部17を螺合結合し、取付け穴30b1〜30f1の2箇所の取付け穴でモータケース30とフランジ部材31を螺合結合している。ここで、電動モータ5のモータケース30と減速ギヤボックス4のモータ取付け部17をネジ32により直接螺合結合しているため、電動モータ5の触れ回りの支点が減速ギヤボックス側にフランジ部材31の厚み分だけ移動する。このため、モータケース30及び電動モータ5の倒れ挙動が抑制される。
また、減速ギヤボックス4に固定した電動モータ5全体の倒れ挙動が抑制されることから、機電一体型の電動パワーステアリング装置1の電動モータ5及び制御ユニット19を車室内の運転者の足元近くに配置しても、車室内の電動モータ5の作動音を低減することができる。したがって、静粛性に優れた電動パワーステアリング装置1を提供することができる。
モータケース50は、モータケース開口部端面の周方向の不等配の位置で外方に膨出してフランジ部材56に固定される取付けケースフランジ50aを有している。取付けケースフランジ50aには、モータ軸5pの軸心に直交した第1仮想線K1に対して接続端子5c,5dと線対称の位置に形成された第1取付けフランジ50bと取付け穴50b1、及びモータ軸5pの軸心に直交した第2仮想線K2に対して線対称に形成される第2取付けフランジ50cと取付け穴50c1、第3取付けフランジ50dと取付け穴50d1、及び第4取付けフランジ50eと取付け穴50e1、第5取付けフランジ50fと取付け穴50f1を備えている。
Claims (3)
- 操舵トルクが伝達されるステアリングシャフトを内装するステアリングコラムと、前記ステアリングシャフトに減速ギヤボックス内のウォーム減速機構を介して操舵補助力を伝達する電動モータと、当該電動モータを駆動制御する制御ユニットとを備え、
前記電動モータは、一端が開口した筒状に形成されモータ回転部を内蔵しているモータケースと、前記モータケースの一端の開口部を閉塞するように結合した略円板形状のフランジ部材と、前記ウォーム減速機構のウォームホイールに噛み合っているウォームに連結されたモータ軸とを備え、
前記減速ギヤボックスは、前記モータケースと当接し螺合結合するモータ取付け部を備え、
前記モータケースは、モータケース開口部端面の周方向の外方に膨出して前記フランジ部材に固定される取付けケースフランジを備え、前記取付けケースフランジには複数個の取付け穴が配置され、前記複数個の取付け穴のうちの一部の取付け穴で前記モータケースと前記フランジ部材とをネジで螺合結合し、前記複数個の取付け穴のうちの前記一部の取付け穴とは異なる取付け穴で前記モータケースと前記モータ取付け部とをネジで螺合結合することを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記減速ギヤボックスはインロー凹部を有し、前記フランジ部材に設けられたインロー凸部と嵌合することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記複数のネジは、前記フランジ部材の螺合結合数よりも、前記取付けケースフランジの螺合結合数の方が多いことを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
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