JP5616848B2 - ブレード装置 - Google Patents
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Description
また、ブレード装置をフロント作業装置として有する技術として、例えば、特許文献2では、移動機体に枢支されたリフトアームにて、除雪、排土等の作業が可能なブレード装置を装着しており、ブレード装置は、前面が縦断面円弧凹状に形成されかつ背面下部に取付部が設けられたブレードと、このブレードの取付部を縦軸廻り角度変更可能に支持していて、昇降可能なブームの左右先端側に装着され、かつブームの左右方向中央のブレードシリンダで上下揺動される装着体とを有している。
前記特許文献2は、ブレードを縦軸廻り回動自在に支持できるが、装着体はブームの左右先端に固着されていて着脱することができなく、またブレードを横軸廻りに回動する構成ではなく、除雪等のブレード作業を効率よく行うのが困難になっている。
本発明は、ブレードを縦軸廻り及び横軸廻りに回動可能にすることにより、ブレード作業を効率よく行うことができるようにしたブレード装置を提供することを目的とする。
第1に、前面が縦断面円弧凹状に形成されかつ背面下部に取付部2Aが設けられたブレード2と、このブレード2の取付部2Aを縦軸廻り角度変更可能に支持していて、昇降可能なブーム3の左右一対のブーム部材3Aの左右先端側に装着されかつブーム3の左右方向中央のシリンダ4で横軸廻り揺動される装着体5とを有するブレード装置であって、
前記装着体5は、ブーム3の左右先端間にわたる長さの本体部11と、この本体部11の左右両側に設けられたブーム側枢着部12と、前記本体部11の左右方向中央背面側に左右ブーム側枢着部12より高く上方突出状に設けられたシリンダ側連結部13と、前記本体部11の左右方向中央前面側に突出状に設けられていてブレード2の取付部2Aを縦軸廻り角度変更可能に支持したブレード支持部14とを有し、
前記ブレード支持部14はブレード2の取付部2Aを縦軸15を介して支持して、ブレード2背面がブーム側枢着部12に近接するまで角度変更可能にしていて、取付部2Aとの間にブレード2の縦軸廻り角度を設定する角度設定手段16を有しており、
前記本体部11はシリンダ側連結部13と左右のブーム側枢着部12とを連結しかつシリンダ側連結部13からブーム側枢着部12へ下向き傾斜した補強部材17を有しており、
前記ブレード2は、背面の上下中央が上下端部よりも後方へ突出し、左右中央の上下中央がシリンダ側連結部13と略対向し、左右下部がブーム側枢着部12と対向しており、
前記角度設定手段16は、ブレード2の左右下部をブーム側枢着部12に近接したときに、左右側部の上下中央が補強部材17の上方にオーバラップする角度に設定可能であることを特徴とする。
第3に、前記装着体5とブーム3及びシリンダ4との間に連結枠6を設けており、
前記連結枠6は枠本体20の前側に、前記左右ブーム側枢着部12を装着する左右の下連結部21と、前記シリンダ側連結部13を装着する中央の上連結部22とを有しており、
前記連結枠6の枠本体20は前記左右下連結部21の後側に、ブーム3の先端に枢支連結される左右ブーム枢支部23を有し、前記中央上連結部22の後側に、シリンダ4に枢支連結されるシリンダ連結部24を有しており、
前記枠本体20の左右両端に一対の板材21aを固定してそれぞれの前後部に前記下連結部21とブーム枢支部23とを形成し、
前記枠本体20の左右中央に一対の板材22aを固定してその前後部に前記中央上連結部22とシリンダ連結部24とを形成していることを特徴とする。
即ち、請求項1に係る発明は、縦軸15及び角度設定手段16を介してブレード2を縦軸廻り角度変更可能に支持する装着体5に、ブーム側枢着部12及びシリンダ側連結部13を設けて、昇降可能なブーム3に横軸廻り揺動可能に支持することにより、ブレードを縦軸廻り及び横軸廻りに回動可能にでき、しかも、装着体5の本体部11にシリンダ側連結部13と左右のブーム側枢着部12とを連結する補強部材17をシリンダ側連結部13からブーム側枢着部12へ下向き傾斜したことにより、装着体5を補強でき、かつ前面が縦断面円弧凹状のブレード2の背面と装着体5との干渉を回避しながら、ブレード2を縦軸廻りに大きく角度変更できる。
請求項3に係る発明は、装着体5とブーム3及びシリンダ4との間に連結枠6を設けることにより、連結枠6をブーム3及びシリンダ4に常時装着しておいて、連結枠6に装着するブレード装置を他のものに取り替えることができる。
図1において、1はトラクタ等の移動機体31に装着されたフロントローダであり、ブーム3の先端に、除雪作業、排土作業等を行うブレード装置(アタッチメント)7を連結枠(アタッチメント連結枠)6を介して着脱自在に装着している。
前記フロントローダ1のブーム3は、左右一対の弓なり形状のブーム部材3Aを横連結材3Bで連結し、左右ブーム部材3Aの基端が移動機体31に装着されるマストに枢支され、マストとの間に設けられるブームシリンダにより昇降自在となっている。
ブレード装置(アタッチメント)7は、前面が縦断面円弧凹状に形成されかつ背面下部に取付部2Aが設けられたブレード2と、このブレード2の取付部2Aを縦軸廻り角度変更可能に支持していて、昇降可能なブーム3の左右先端側に装着されかつブーム3の左右方向中央のシリンダ4で横軸廻り揺動される装着体5とを有する。
前記装着体5は、ブーム3の左右先端間にわたる長さの本体部11と、この本体部11の左右両側に設けられたブーム側枢着部12と、前記本体部11の左右方向中央背面側に左右ブーム側枢着部12よりも高く上方突出状に設けられたシリンダ側連結部13と、前記本体部11の左右方向中央前面側に突出状に設けられていてブレード2の取付部2Aを縦軸15廻り角度変更可能に支持したブレード支持部14とを有する。
前記ブレード支持部14はブレード2の取付部2Aの上下板材間に後方から挿入可能であり、かつ縦軸15を挿通可能な孔が形成されている。ブレード支持部14を取付部2Aに挿入して、それらに縦軸15を挿通することにより、装着体5にブレード2を縦軸15廻り回動可能に連結する。
前記本体部11の正面板11aの左右各端部に2枚の側板12aを後方突出状に固着して横連結ピン35を挿脱自在に設けてブーム側枢着部12を形成し、本体部11の左右方向中央に断面コ字状部材13aを上方突出状に固着しかつその上部を後方突出して上連結ピン36を設けてシリンダ側連結部13を形成し、シリンダ側連結部13の断面コ字状部材13aと左右各ブーム側枢着部12の外側板12aとを前記補強部材17で補強連結している。
ブレード2は縦断面円弧状であるが故に、背面の上下中央が上下端部よりも後方へ突出しており、前記シリンダ側連結部13はブレード2背面の突出した上下中央に略対向した高さにあり、前記ブーム側枢着部12はブレード2の突出していない左右下部に対向している。
前記装着体5とブーム3及びシリンダ4との間に連結枠6を設けており、この連結枠6は枠本体20の前側に、前記左右ブーム側枢着部12を装着する左右の下連結部21と、前記シリンダ側連結部13を装着する中央の上連結部22とを有している。
枠本体20の後側には、前記中央上連結部22の後側でシリンダ4に枢支連結されるシリンダ連結部24と、前記左右下連結部21の後側でブーム3の先端に枢支連結される左右ブーム枢支部23とを有しており、前記枠本体20は中央上連結部22と左右下連結部21とを架設材25で連結している。
前記一対の縦板材22aは、前後中途で対向方向に屈曲されていてその間隔は前側の上連結部22が狭く、後側のシリンダ連結部24が広く形成されている。上連結部22の受け板22bは装着体5のシリンダ側連結部13に設けた上連結ピン36に下方から嵌合して係合するようになっており、シリンダ連結部24はシリンダ4のシリンダロッドに嵌合してピン33を挿通して連結される。
前記左右それぞれの一対の横板材21aは、前後中途で対向方向に屈曲されていてその間隔は前側の下連結部21が狭く、後側のブーム枢支部23が広く形成されている。
前記架設材25は帯板を屈曲して正面視門型に形成して、その中央を前記一対の縦板材22aに溶着して連結し、左右両端を前記左右各横板材21aの外板に溶着して連結している。
装着体5にブレード2の取付部2Aを縦軸15を介して連結したアタッチメント7を地上に配置しておいて、連結枠6の上連結部22で装着体5のシリンダ側連結部13を下方から掬いながら係合させ、その状態でブーム3を若干上昇させて、アタッチメント7を持ち上げながら上連結部22廻りで揺動させ、連結枠6の左右下連結部21と装着体5の左右ブーム側枢着部12とを対向させ、両者に横連結ピン35を挿通して連結する。
例えば、ブレード装置7のブレード2は、プレート2Bの背面下部を水平軸を介して取付部2Aに支持し、プレート2Bの背面上部と取付部2Aとの間に引っ張りスプリングを架設して、プレート2Bで押動作業中に水平軸を中心に弾力的に一定角度揺動できるようにしておいてもよい。
2 ブレード
3 ブーム
4 シリンダ
5 装着体
6 連結枠
7 ブレード装置
11 本体部
12 ブーム側枢着部
13 シリンダ側連結部
16 角度設定手段
17 補強部材
20 枠本体
21 下連結部
22 上連結部
23 ブーム枢支部
24 シリンダ連結部
25 架設材
32 横軸
33 ピン
34 設定ピン
35 横連結ピン
36 上連結ピン
Claims (3)
- 前面が縦断面円弧凹状に形成されかつ背面下部に取付部(2A)が設けられたブレード(2)と、このブレード(2)の取付部(2A)を縦軸廻り角度変更可能に支持していて、昇降可能なブーム(3)の左右一対のブーム部材(3A)の左右先端側に装着されかつブーム(3)の左右方向中央のシリンダ(4)で横軸廻り揺動される装着体(5)とを有するブレード装置であって、
前記装着体(5)は、ブーム(3)の左右先端間にわたる長さの本体部(11)と、この本体部(11)の左右両側に設けられたブーム側枢着部(12)と、前記本体部(11)の左右方向中央背面側に左右ブーム側枢着部(12)より高く上方突出状に設けられたシリンダ側連結部(13)と、前記本体部(11)の左右方向中央前面側に突出状に設けられていてブレード(2)の取付部(2A)を縦軸廻り角度変更可能に支持したブレード支持部(14)とを有し、
前記ブレード支持部(14)はブレード(2)の取付部(2A)を縦軸(15)を介して支持して、ブレード(2)背面がブーム側枢着部(12)に近接するまで角度変更可能にしていて、取付部(2A)との間にブレード(2)の縦軸廻り角度を設定する角度設定手段(16)を有しており、
前記本体部(11)はシリンダ側連結部(13)と左右のブーム側枢着部(12)とを連結しかつシリンダ側連結部(13)からブーム側枢着部(12)へ下向き傾斜した補強部材(17)を有しており、
前記ブレード(2)は、背面の上下中央が上下端部よりも後方へ突出し、左右中央の上下中央がシリンダ側連結部(13)と略対向し、左右下部がブーム側枢着部(12)と対向しており、
前記角度設定手段(16)は、ブレード(2)の左右下部をブーム側枢着部(12)に近接したときに、左右側部の上下中央が補強部材(17)の上方にオーバラップする角度に設定可能であることを特徴とするブレード装置。 - 前記装着体(5)はブレード支持部(14)を略水平に配置した状態で、前記シリンダ側連結部(13)及び補強部材(17)がブーム側枢着部(12)よりブレード(2)側に位置しており、前記補強部材(17)は側面視で前傾姿勢となっていることを特徴とする請求項1に記載のブレード装置。
- 前記装着体(5)とブーム(3)及びシリンダ(4)との間に連結枠(6)を設けており、
前記連結枠(6)は枠本体(20)の前側に、前記左右ブーム側枢着部(12)を装着する左右の下連結部(21)と、前記シリンダ側連結部(13)を装着する中央の上連結部(22)とを有しており、
前記連結枠(6)の枠本体(20)は前記左右下連結部(21)の後側に、ブーム(3)の先端に枢支連結される左右ブーム枢支部(23)を有し、前記中央上連結部(22)の後側に、シリンダ(4)に枢支連結されるシリンダ連結部(24)を有しており、
前記枠本体(20)の左右両端に一対の板材(21a)を固定してそれぞれの前後部に前記下連結部(21)とブーム枢支部(23)とを形成し、
前記枠本体(20)の左右中央に一対の板材(22a)を固定してその前後部に前記中央上連結部(22)とシリンダ連結部(24)とを形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のブレード装置。
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