JP5608984B2 - 開先部最深位置検出装置および開先部最深位置検出方法 - Google Patents
開先部最深位置検出装置および開先部最深位置検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5608984B2 JP5608984B2 JP2009036978A JP2009036978A JP5608984B2 JP 5608984 B2 JP5608984 B2 JP 5608984B2 JP 2009036978 A JP2009036978 A JP 2009036978A JP 2009036978 A JP2009036978 A JP 2009036978A JP 5608984 B2 JP5608984 B2 JP 5608984B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove portion
- groove
- deepest position
- spot
- deepest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
また、内面溶接後の外面開先部の位置を外面溶接機の直前で検出することは、外面溶接機の芯線の位置を開先部に倣わせることができるため、内面溶接部と外面溶接部とが溶け込み合い、溶接部の品質を確保するとともに、自動化を達成する上で大変重要である。
機械的方法としては、例えば図6に示すように、接触式の触覚センサ100を使用して、鋼管Kの突き合わせ部Ktに形成された開先部Ksに触覚センサ100を当接させて開先部Ksの形状を検出する方法が知られている。しかし、この方法では、触覚センサ100を別途使用するため、装置の構造が複雑になりやすい。また、鋼管Kの内面溶接工程における突き合わせのずれ(図7に示す径方向の段付き状態)が発生した場合、開先部KsにオフセットΔWが発生する。さらに、板厚の薄い材料(開先部Ksが狭いものや、鋼管外面に開先加工を実施しないもの)では、倣いロールが開先部Ksに入らずに測定ができないという問題がある。
しかしながら、開先部は外面開先加工(研磨)によって反射率が高くなっている(開先部は、大きなもので深さが9mm(幅18mm)程度)。そのため、開先部の下部から中心部にかけては、多重反射によって不要な反射像が生じる。これは、開先部の下部において反対面の開先の壁にスリット光Slが反射して本来の像とは異なる光(虚像)が発生するからである。そのため、外面開先加工をしている面では、その反射率が高く、どこが本来の光切断線であるのかが判らないという問題がある。
ここで、第一の態様に係る開先部最深位置検出装置においては、駆動機構は、開先部の深さの状況に対応して予め手動入力にて設定された走査方向でのスポット型レーザ距離計の移動速度に基づいて、走査方向にスポット型レーザ距離計を移動させるので、駆動機構が、走査方向でのスポット型レーザ距離計の移動速度を、鋼管の突き合わせ部や前記開先部の深さの状況に応じて変えられる。そのため、開先部の最深位置を精度良く検出する上で好適である。例えば、突き合わせ位置が急峻な場合に、予め手動入力にて設定された走査方向でのスポット型レーザ距離計の移動速度に基づいて、移動速度を下げることによって、レーザ光の最適出力調整に必要な時間を確保することにより、測定信号の安定化を図ることができる。
詳しくは、図1に示すように、この支持部14は、その正面視が略T字状の固定ベース6を有し、この固定ベース6が、上記固定用ボルト12先端に固定されている。そして、この固定ベース6は、図2に示すように、図1の紙面後方に張り出す腕部6aを有し、この腕部6aに、スライドベース7が固定されている。このスライドベース7は、略矩形枠型をなして上下に延びる板部材であり、その上下の端部は、図1に示すように、水平方向に向けて互い違いに張り出した張り出し部7a,7bを有している。
また、スポット型レーザ距離計3は、不図示の投光部と受光部とを有し、投光部から半導体レーザ光を、鋼管Kの突き合わせ部Ktの外周面に形成される開先部Ksにスポット照射し、その照射されたレーザ光Lの反射光を、受光部のCCD(受光素子)上に結像させ、これにより三角測量方式で検出可能に構成されている。すなわち、対象物までの距離が変動すると、集光される反射光の角度が変わり、それに伴ってCCD上に結像される位置が変化する。この変化が対象物までの距離と比例するため、当該レーザ距離計内のCPUによってCCD上の結像位置の変化量を読みとり、これに基づいてその位置に対応する開先部深さ値(開先部深さ情報)を計測するようになっている。
ここで、このコントローラ20は、図2にブロック図を示すように、走査位置情報取得部22と、開先部深さ情報取得部24と、開先部最深位置算出部26とを有して構成されている。
この開先部最深位置検出装置1は、レーザ光をスポット照射するスポット型レーザ距離計3を用いており、このスポット型レーザ距離計3は、鋼管Kの突き合わせ部Ktに形成された開先部Ksに向けてレーザ光をスポット照射し、その照射されたレーザ光の反射光量の程度に応じてレーザ照射強度を変えつつ、照射されたレーザ光とその反射光とからその位置での開先部深さを計測する。
そして、この開先部最深位置検出装置1によれば、スポット型レーザ距離計3を、開先部Ksの延設方向に対して直交方向を走査方向Sとして移動させる駆動機構4と、コントローラ20とを備えており、コントローラ20は、駆動機構4によって駆動された走査方向Sでの位置に対応する走査位置情報を取得する走査位置情報取得部22(ステップS4)と、スポット型レーザ距離計3で計測された開先部深さ情報を取得する開先部深さ情報取得部24(ステップS5)と、それら取得された開先部深さ情報および走査位置情報に基づいて開先部Ksの最深位置Kdを算出する開先部最深位置算出部26(ステップS6)とを有するので、スポット型レーザ距離計3で精度良く検出された開先深さのうち、走査方向Sでの開先最深部の位置を確実に検出することができる。図4および図5に、この開先部最深位置検出装置1で検出した開先部Ksのプロフィルの一例をそれぞれ示す。図4および図5から、この開先部最深位置検出装置1によれば、走査方向Sでの開先最深部の位置を精度良く検出できることがわかる。
なお、本発明に係る開先部最深位置検出装置および開先部最深位置検出方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
2 検出ヘッド
3 スポット型レーザ距離計
4 駆動機構
5 ヘッドブラケット
6 固定ベース
7 スライドベース
8 高さ調節ノブ
9 連結ブラケット
10 角度調整ブロック
12 固定用ボルト
14 支持部
16 回動支軸ボルト
17 連結ボルト
18 ヘッド固定ボルト
20 コントローラ
22 走査位置情報取得部
24 開先部深さ情報取得部
26 開先部最深位置算出部
H 溶接機ヘッド
K 鋼管
Kt 突き合わせ部
Ks 開先部
Kd 最深位置
L レーザ光
S 走査方向
Claims (2)
- 鋼管の突き合わせ部外周面に形成される溶接前の開先部における最深位置を検出する開先部最深位置検出装置であって、
前記開先部に対向配置されてこれにレーザ光をスポット照射する投光部と、照射されたレーザ光の反射光を検出して受光素子上に結像させる受光部とを有し、該受光素子で受光した前記反射光の反射光量の程度に応じてレーザ照射強度を変えつつ、前記反射光の前記受光素子上の結像位置に基づいてその位置での開先部深さを計測するスポット型レーザ距離計と、該スポット型レーザ距離計を前記開先部の延設方向に対して直交方向を走査方向として移動させる駆動機構と、該駆動機構によって駆動された走査方向での位置に対応する走査位置情報を取得する走査位置情報取得部と、前記スポット型レーザ距離計で計測された開先部深さ情報を取得する開先部深さ情報取得部と、それら取得された開先部深さ情報および走査位置情報に基づいて前記開先部の最深位置を算出する開先部最深位置算出部とを有し、
前記スポット型レーザ距離計は、鋼管との対向方向、鋼管の開先部の延設方向、鋼管中心に対する睨み方向および走査方向に沿った方向の少なくとも一つまたは全部について手動で調整可能とされており、
前記駆動機構は、前記開先部の深さの状況に対応して予め手動入力にて設定された前記走査方向での前記スポット型レーザ距離計の移動速度に基づいて、前記走査方向に前記スポット型レーザ距離計を移動させることを特徴とする開先部最深位置検出装置。 - 鋼管の突き合わせ部外周面に形成される溶接前の開先部における最深位置を検出する方法であって、
請求項1に記載の開先部最深位置検出装置を用い、
前記開先部の深さの状況に対応して予め手動入力にて設定された前記走査方向での前記スポット型レーザ距離計の移動速度に基づいて、前記スポット型レーザ距離計を前記開先部の延設方向に対して直交方向を走査方向として移動させ、その走査方向での位置に対応する走査位置情報を取得するとともに、前記受光素子で受光した前記反射光の反射光量の程度に応じてレーザ照射強度を変えつつ、前記反射光の前記受光素子上の結像位置に基づいてその位置での開先部深さを求め、その求めた開先部深さ情報および前記求めた走査位置情報に基づいて前記開先部の最深位置を検出することを特徴とする開先部最深位置検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009036978A JP5608984B2 (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | 開先部最深位置検出装置および開先部最深位置検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009036978A JP5608984B2 (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | 開先部最深位置検出装置および開先部最深位置検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010190797A JP2010190797A (ja) | 2010-09-02 |
JP5608984B2 true JP5608984B2 (ja) | 2014-10-22 |
Family
ID=42816987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009036978A Expired - Fee Related JP5608984B2 (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | 開先部最深位置検出装置および開先部最深位置検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5608984B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9144256B2 (en) | 2006-05-09 | 2015-09-29 | Nike, Inc. | Article of apparel for holding and operating electronic devices |
KR101694683B1 (ko) * | 2015-10-20 | 2017-01-10 | 대원강업주식회사 | 마스터 시편 검증장치 |
KR101785296B1 (ko) * | 2016-11-24 | 2017-10-17 | (주)글로벌 로보틱스 | 자동차 휠의 품질상태 측정장치 |
KR102615646B1 (ko) | 2022-01-28 | 2023-12-19 | 삼성엔지니어링 주식회사 | 용접 그루브 형성 방법 및 중공형 물품 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0562882U (ja) * | 1992-01-30 | 1993-08-20 | 株式会社ニコン | 距離測定装置 |
JP3151790B2 (ja) * | 1995-09-27 | 2001-04-03 | 川崎製鉄株式会社 | 溶接開先・ビードの中心位置検出方法及び装置 |
JP4165010B2 (ja) * | 2000-12-25 | 2008-10-15 | 松下電工株式会社 | 光学式変位測定装置及びその投光光量補正方法 |
JP2002250619A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-06 | Fotonikusu:Kk | 3次元表面形状測定装置および3次元表面形状測定方法 |
JP4728609B2 (ja) * | 2004-07-20 | 2011-07-20 | 株式会社キーエンス | 光学式変位計 |
JP2008221281A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Daihen Corp | 自動溶接機の位置検出システム |
-
2009
- 2009-02-19 JP JP2009036978A patent/JP5608984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010190797A (ja) | 2010-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10578428B2 (en) | Method for optically measuring the weld penetration depth | |
EP0915320B1 (en) | Angle detection method and apparatus for bending machine | |
KR102652513B1 (ko) | 용접 시임 기하학적 구조의 감지 | |
CN105829828B (zh) | 测量激光束到工件中的透入深度的方法及激光加工设备 | |
EP2312262B1 (en) | Surface texture measuring machine and a surface texture measuring method | |
US7443952B2 (en) | X-ray diffraction measurement method and X-ray diffraction apparatus | |
CA2834254C (en) | Method for scanning a tube intended to be worked on a laser cutting machine using a sensor for measuring the radiation reflected or emitted by the tube | |
JP4970211B2 (ja) | 3次元形状測定器 | |
JP5608984B2 (ja) | 開先部最深位置検出装置および開先部最深位置検出方法 | |
JPH0599617A (ja) | 光学走査ヘツドによつて縁部及び孔を検出する方法及び装置 | |
US8654351B2 (en) | Offset amount calibrating method and surface profile measuring machine | |
JP5776282B2 (ja) | 形状測定装置、形状測定方法、及びそのプログラム | |
JP2012220341A5 (ja) | ||
JP3880909B2 (ja) | 厚さ測定装置 | |
KR102656029B1 (ko) | Oct 용접 시임 모니터링을 위한 방법과 관련 레이저 가공 기계 및 컴퓨터 프로그램 제품 | |
JP3522859B2 (ja) | ベンダ及びワークの曲げ角度測定方法 | |
JP7196849B2 (ja) | 眼鏡枠形状測定装置及び眼鏡枠形状測定プログラム | |
JP2014174047A (ja) | 計測装置、計測方法、および物品の製造方法 | |
KR100498101B1 (ko) | 측정 편차보정 기능을 갖는 스트립 폭 측정장치 | |
JP6457574B2 (ja) | 計測装置 | |
JP7396851B2 (ja) | 制御装置、制御システム、及びプログラム | |
JP2003315027A (ja) | H形鋼の熱間寸法・形状測定装置 | |
JP2751614B2 (ja) | 曲げ角度検出可能な折曲げ装置 | |
CA2388412A1 (en) | Device and method for determining a bending angle of a sheet and the use thereof for the angle-bending of sheets | |
JPH0647540A (ja) | 溶接開先形状の検知方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121211 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131015 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131211 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140805 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5608984 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |