JP5678728B2 - モールドおよびその製造方法 - Google Patents
モールドおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5678728B2 JP5678728B2 JP2011046130A JP2011046130A JP5678728B2 JP 5678728 B2 JP5678728 B2 JP 5678728B2 JP 2011046130 A JP2011046130 A JP 2011046130A JP 2011046130 A JP2011046130 A JP 2011046130A JP 5678728 B2 JP5678728 B2 JP 5678728B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- polydimethylsiloxane
- layer
- content
- coating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/38—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
- B29C33/40—Plastics, e.g. foam or rubber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/38—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
- B29C33/40—Plastics, e.g. foam or rubber
- B29C33/405—Elastomers, e.g. rubber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/42—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the shape of the moulding surface, e.g. ribs or grooves
- B29C33/424—Moulding surfaces provided with means for marking or patterning
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/56—Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
- B29C33/60—Releasing, lubricating or separating agents
- B29C33/62—Releasing, lubricating or separating agents based on polymers or oligomers
- B29C33/64—Silicone
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2883/00—Use of polymers having silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only, in the main chain, as mould material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y10/00—Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
この取扱い性の問題は、マスター版にポリジメチルシロキサン等の材料を流し込んだ後、材料に支持基板を押圧した状態で硬化させ、この支持基板上にモールドを形成することで解決できる。しかし、ポリジメチルシロキサン等の材料の硬化段階で支持基板との固着が生じ、モールドと支持基板との剥離が困難になるという問題があった。
また、従来のポリジメチルシロキサン等の材料を用いたモールドは、ガラス基板、石英基板、シリコン基板等のケイ素含有基板に当接保持してパターン形成を行う場合、あるいは、これらのケイ素含有基板上に載置して長時間保管する場合、ケイ素含有基板との固着を生じ、取扱い性、安定性に欠けるという問題もあった。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、高い精度で安定したパターン形成が可能であり、取扱い性にも優れたモールドと、その製造方法を提供することを目的とする。
本発明の他の態様として、前記ベース面に位置するポリジメチルシロキサン層の厚みは、0.005〜5mmの範囲であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記パターン形成面に位置するポリジメチルシロキサン層における水の接触角は、100°以上であるような構成とした。
本発明のモールドの製造方法では、支持基板とマスター版との間でポリジメチルシロキサン層用の塗布膜を硬化させてモールドとし、このモールドのパターン形成面側からマスター版を離型して、支持基板上にモールドを保持した状態とするので、モールド自体は非常に柔らかいものであっても、検査工程等の後工程における取扱いが容易であり、また、支持基板と接触しているモールドのベース面が低含有率ポリジメチルシロキサンからなるので、支持基板が不要となった後の工程においてモールドと支持基板との離型が容易であり、本発明のモールドを確実に製造することが可能である。
[モールド]
図1は、本発明のモールドの一実施形態を示す断面図である。図1において、本発明のモールド1は、一方の面がパターン形成用の凹凸構造領域2を有するパターン形成面1Aであり、他方の面がベース面1Bであり、少なくともパターン形成面1Aおよびベース面1Bにポリジメチルシロキサン層を備えるものであり、図示例では、パターン形成面1A側に位置するポリジメチルシロキサン層3と、ベース面1B側に位置するポリジメチルシロキサン層4との2層構造となっている。
尚、本発明では、水の接触角は、温度25℃、湿度30%、大気圧下でマイクロシリンジから対象物のパターンの存在しない部分(凹凸構造領域外)に水を滴下して30秒後に接触角測定器(協和界面科学(株)製 CA−Z型)を用いて測定した値とする。
また、モールド1のベース面1Bに位置するポリジメチルシロキサン層4の厚みt2は、0.005〜5mm、好ましくは0.05〜1mmの範囲とすることができる。ポリジメチルシロキサン層4の厚みt2が0.005mm未満であると、ポリジメチルシロキサン層4の一部に欠陥が生じ、モールド1のベース面1Bの全面を低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層4で被覆できないおそれがある。一方、ポリジメチルシロキサン層4の厚みt2が5mmを超えると、ポリジメチルシロキサン層4により奏される効果の更なる向上が期待できないとともに、モールド1の製造コストが増大するので好ましくない。
上述の実施形態は例示であり、本発明は、これらに限定されるものではない。
図2は、本発明のモールドの製造方法の一実施形態を示す工程図であり、図1に示されるモールド1を例としたものである。
図2において、まず、低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層4を形成するための原料を支持基板11上に塗布して、塗布膜14を形成する(図2(A))。使用する原料は、低分子量シロキサンを[−Si(CH3)2O−]k(kは3〜20の整数)で表される環状構造としたときに、この低分子量シロキサンの含有量が1000ppm以下、好ましくは0〜500ppmの範囲にあるポリジメチルシロキサンである。支持基板11は、ガラス基板、石英基板、シリコン基板、金属基板等の剛性がある基板を使用することができ、塗布膜14を形成する面は、塗布膜14の厚みの均一性、後工程における積層体2との離型を考慮して、例えば、表面平均粗さRaが0.1μm以下の平坦面であることが好ましい。尚、表面平均粗さRaの測定は、AFM(原子間力顕微鏡)を使用して行うものとする。
マスター版12は、ガラス、石英、シリコン、金属等の無機材料からなるものを使用することができ、また、樹脂材料からなるものであってもよい。
次いで、モールド1のポリジメチルシロキサン層4(ベース面1B)と支持基板11とを離型する(図2(F))。これにより、本発明のモールド1が得られる。
上述の実施形態は例示であり、本発明は、これらに限定されるものではない。例えば、モールド1が、ポリジメチルシロキサン層3とポリジメチルシロキサン層4との間に、高含有率ポリジメチルシロキサンや低含有率ポリジメチルシロキサンとは異なる樹脂材料を備える場合、低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層用の塗布膜14上に、所望の他の樹脂材料を供給して塗布膜を形成し、この塗布膜上に高含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層3を形成するための原料13′を供給してもよい。
次に、本発明のモールドを用いたインプリント法について、上述のモールド1を使用した例を、図3を参照しながら説明する。
モールド保持部材5によって吸引保持等の手段により保持されたモールド1のパターン形成面1Aと、このパターン形成面1Aの凹凸構造が転写される転写基板21とを対向するように配置する(図3(A))。転写基板21は、インプリントで一般的に用いられる基板を用いることができ、例えば、石英やソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス等のガラス、シリコンやガリウム砒素、窒化ガリウム等の半導体、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂基板、金属基板、あるいは、これらの材料の任意の組み合わせからなる複合材料基板であってよい。また、半導体やディスプレイ等に用いられる微細配線や、フォトニック結晶構造、光導波路、ホログラフィのような光学的構造等の所望のパターン構造物が形成された基板であってもよい。
次いで、モールド1側又は転写基板21側から紫外線を照射してインプリント用樹脂31′を硬化させて樹脂層31を形成する(図3(C))。そして、硬化した樹脂層31とモールド1を引き離す(図)3(D)。以上により、モールド1が有する凹凸構造が反転した凹凸構造を有する樹脂層31が転写基板21に転写されパターン形成を行うことができる。
このようなインプリントにおいて、本発明のモールド1は、パターン形成面1Aが離型性に優れるため、硬化した樹脂層31との離型が容易であり、良好なパターン形成を行うことが可能となる。また、本発明のモールド1は、ベース面1Bが低含有率ポリジメチルシロキサンからなるので、モールド1を保持するモールド保持部材5がケイ素含有材料からなるものであっても、固着発生が防止され、所定回数のインプリントが終了した後、モールド1とモールド保持部材5との離間が容易であり、取扱い性に優れている。
尚、上記のインプリント法の例では、紫外線硬化性の樹脂を使用しているが、これに限定されるものではなく、熱硬化性の樹脂、溶融成形タイプの樹脂等を使用してもよく、また、樹脂以外の成形材料を使用することもできる。
次に、本発明のモールドを用いたマイクロコンタクトプリント法について、上述のモールド1を使用した例を、図4を参照しながら説明する。
まず、モールド保持部材5によって吸引保持等の手段により保持されたモールド1のパターン形成面1Aにある微細な凸部上にインク材料41を載置する(図4(A))。インク材料41として、例えば樹脂中に導電材料が分散された導電性材料を用いれば、電子デバイスの配線等のパターニングを行うことできる。また、インク材料41として、コラーゲン等の細胞接着性材料もしくはポリエチレングリコール等の細胞接着阻害性材料を用いれば、細胞パターン培養ツールにおける細胞接着領域や細胞接着阻害領域等のパターニングを行うことができる。
次に、モールド1のパターン形成面1Aと対向するように転写基板51を配置し、モールド1と転写基板51を近接させてインク材料41を転写基板51に当接させる(図4(B))。転写基板51はマイクロコンタクトプリントで一般的に用いられる基板を用いることができ、フレキシブル基板であってもよいし、リジッド基板であってもよい。
その後、モールド1と転写基板51を離間させると、インク材料41は転写基板51側に写し取られ、転写基板51上にインク材料41のパターンが形成される。
[実施例1]
支持基板として、厚み0.625mm、直径150mmのシリコン基板を準備した。この支持基板の表面平均粗さRaは0.001μmであった。尚、表面平均粗さRaの測定は、AFM(セイコーインスツル(株)製 L-Trace II)を使用して行った。
低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層を形成するための原料Aに重合開始剤を混合した後、上記の支持基板上にスピンコート法で塗布して塗布膜Aを形成した。この原料Aは、低分子量シロキサンを[−Si(CH3)2O−]k(kは3〜20の整数)で表される環状構造としたときの低分子量シロキサンの含有量が1000ppmのポリジメチルシロキサンであった。また、塗布膜Aの厚みは、硬化して形成される低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層の厚みが0.1mmとなるように設定した。
次いで、供給した原料Bに、マスター版を押し付けることにより、マスター版と塗布膜Aとの間に、高含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層用の塗布膜Bを形成した。その後、塗布膜Aおよび塗布膜Bに対して硬化処理(150℃、30分間)を施して硬化物とし、この硬化物(モールド)とマスター版を離型し、その後、硬化物(モールド)と支持基板とを離型して、モールド(厚み1.5mm)を単独状態で得た。このモールドは、その凹凸構造領域に、高さ100nm、ライン/スペースが50nm/50nmの凹凸構造のパターンを備えるものであった。
高含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層を形成するための原料Bとして、低分子量シロキサンの含有量が7000ppmのポリジメチルシロキサンを使用した他は、実施例1と同様にして、モールドを作製した。
低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層を形成するための原料Aとして、低分子量シロキサンの含有量が200ppmのポリジメチルシロキサンを使用した他は、実施例1と同様にして、モールドを作製した。
低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層を形成するための原料Aとして、低分子量シロキサンの含有量が200ppmのポリジメチルシロキサンを使用し、高含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層を形成するための原料Bとして、低分子量シロキサンの含有量が1000ppmのポリジメチルシロキサンを使用した他は、実施例1と同様にして、モールドを作製した。
低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層を形成するための原料Aとして、低分子量シロキサンの含有量が1500ppmのポリジメチルシロキサンを使用した他は、実施例1と同様にして、モールドを作製した。
低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層を形成するための原料Aとして、低分子量シロキサンの含有量が1300ppmのポリジメチルシロキサンを使用し、高含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層を形成するための原料Bとして、低分子量シロキサンの含有量が1700ppmのポリジメチルシロキサンを使用した他は、実施例1と同様にして、モールドを作製した。
(離型性)
上述のモールドの作製における支持基板からのモールドの離型を観察し、下記の基準で離型性を評価し、結果を下記の表1に示した。
(評価基準)
○ : 固着による支持基板へのモールドの残りなし
× : 固着による支持基板へのモールドの残りあり
上述のように作製したモールドを、低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層側(ベース面)が当接するようにシリコン基板上に載置して120日間維持し、その後、シリコン基板に対するモールドの固着発生の有無を観察し、結果を下記の表1に示した。
上述のように作製したモールドの高含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層側(パターン形成面)における水の接触角を測定し、結果を下記の表1に示した。尚、水の接触角は、温度25℃、湿度30%、大気圧下でマイクロシリンジからモールドに水を滴下して30秒後に接触角測定器(協和界面科学(株)製 CA−Z型)を用いて測定した。
上述のように作製したモールドを使用して、以下のようにパターン形成を行った。すなわち、厚み0.8mmのシリコン基板(水の接触角22°)上に、光硬化性樹脂(東洋合成工業(株)製 PAK−01)を滴下し、この光硬化性樹脂にモールドを押し当て、この状態でインプリント装置の照明光学系から平行光(ピーク波長が365nmの紫外線)をモールド側から照射して光硬化性樹脂を硬化させた。その後、硬化した樹脂層からモールドを引き離してインプリント転写を完了した。
このようにして形成されたパターンについて、欠陥率を下記のように測定し、インプリント適性を評価して、その結果を下記の表1に示した。
(欠陥率の測定)
形成されたパターン領域内を光学顕微鏡で5箇所観察し、一つの観察箇所(1.0mm×1.0mm)内で、樹脂層の剥がれや、パターン欠損が確認できた面積の割合を測定した。したがって、この欠陥率が大きい程、欠陥が多いことを意味し、本発明では、欠陥率が0.1未満を実用レベルとして、インプリント適性が良好と判定する。
1A…パターン形成面
1B…ベース面
2…凹凸構造領域
3…高含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層
4…低含有率ポリジメチルシロキサンからなるポリジメチルシロキサン層
11…支持基板
12…マスター版
13,14…塗布膜
Claims (4)
- 一方の面がパターン形成用の凹凸構造領域を有するパターン形成面であり、他方の面がベース面であり、少なくとも前記パターン形成面および前記ベース面にポリジメチルシロキサン層を備え、
前記パターン形成面に位置するポリジメチルシロキサン層は、低分子量シロキサンを[−Si(CH3)2O−]k(kは3〜20の整数)で表される環状構造としたときに、該低分子量シロキサンの含有量が2000ppm以上である高含有率ポリジメチルシロキサンからなり、前記ベース面に位置するポリジメチルシロキサン層は、前記低分子量シロキサンの含有量が1000ppm以下である低含有率ポリジメチルシロキサンからなることを特徴とするモールド。 - 前記ベース面に位置するポリジメチルシロキサン層の厚みは、0.005〜5mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のモールド。
- 前記パターン形成面に位置するポリジメチルシロキサン層における水の接触角は、100°以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモールド。
- 低分子量シロキサンを[−Si(CH3)2O−]k(kは3〜20の整数)で表される環状構造としたときに、該低分子量シロキサンの含有量が1000ppm以下である低含有率ポリジメチルシロキサンを支持基板上に塗布して、モールドのベース面を構成するためのポリジメチルシロキサン層用の塗布膜を形成する工程と、
該ポリジメチルシロキサン層用の塗布膜上に、前記低分子量シロキサンの含有量が2000ppm以上である高含有率ポリジメチルシロキサンを供給し、該高含有率ポリジメチルシロキサンにマスター版を押し付けることにより、ベース面を構成するための前記ポリジメチルシロキサン層用の塗布膜と該マスター版との間に、モールドのパターン形成面を構成するためのポリジメチルシロキサン層用の塗布膜を形成する工程と、
ベース面を構成するためのポリジメチルシロキサン層用の塗布膜およびパターン形成面を構成するためのポリジメチルシロキサン層用の塗布膜を硬化させてモールドとし、該モールドのパターン形成面と前記マスター版とを離型する工程と、
前記モールドのベース面と前記支持基板とを離型する工程と、を有することを特徴とするモールドの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011046130A JP5678728B2 (ja) | 2011-03-03 | 2011-03-03 | モールドおよびその製造方法 |
US13/405,996 US9005502B2 (en) | 2011-03-03 | 2012-02-27 | Mold and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011046130A JP5678728B2 (ja) | 2011-03-03 | 2011-03-03 | モールドおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012183642A JP2012183642A (ja) | 2012-09-27 |
JP5678728B2 true JP5678728B2 (ja) | 2015-03-04 |
Family
ID=46752827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011046130A Active JP5678728B2 (ja) | 2011-03-03 | 2011-03-03 | モールドおよびその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9005502B2 (ja) |
JP (1) | JP5678728B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104210047B (zh) * | 2011-06-23 | 2016-09-28 | 旭化成株式会社 | 微细图案形成用积层体及微细图案形成用积层体的制造方法 |
CN103650176B (zh) | 2011-07-12 | 2016-12-14 | 丸文株式会社 | 发光元件及其制造方法 |
JP2014052593A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ナノインプリント用モールド、回折格子の形成方法及び回折格子を有する光素子の製造方法 |
KR101877108B1 (ko) * | 2013-01-29 | 2018-07-10 | 중국 과학원, 쑤저우 나노기술 및 나노바이오닉스 연구소 | 전자 피부 및 그 제조 방법과 용도 |
JP2014211352A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 株式会社東芝 | テンプレートの検査装置及びテンプレートの検査方法 |
US9929311B2 (en) | 2013-07-17 | 2018-03-27 | Marubun Corporation | Semiconductor light emitting element and method for producing the same |
US9806229B2 (en) * | 2014-03-06 | 2017-10-31 | Marubun Corporation | Deep ultraviolet LED and method for manufacturing the same |
US9929317B2 (en) | 2015-01-16 | 2018-03-27 | Marubun Corporation | Deep ultraviolet LED and method for manufacturing the same |
CN108292695B (zh) | 2015-09-03 | 2021-01-22 | 丸文株式会社 | 深紫外led及其制造方法 |
US10056526B2 (en) | 2016-03-30 | 2018-08-21 | Marubun Corporation | Deep ultraviolet LED and method for manufacturing the same |
EP3691851A4 (en) * | 2017-10-03 | 2021-06-23 | Cornell University | SYSTEMS AND PROCEDURES FOR THE MICROSTRUCTURING OF OBJECTS |
US11309454B2 (en) | 2018-01-26 | 2022-04-19 | Marubun Corporation | Deep ultraviolet LED and method for producing the same |
TWI758185B (zh) * | 2021-05-12 | 2022-03-11 | 永嘉光電股份有限公司 | 提升脫模穩定性之壓印方法及相關壓印系統 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4534928A (en) * | 1983-12-19 | 1985-08-13 | Dow Corning Corporation | Molding process using room temperature curing silicone coatings to provide multiple release of articles |
AU2001284896A1 (en) * | 2000-08-14 | 2002-02-25 | Surface Logix, Inc. | Deformable stamp for patterning three-dimensional surfaces |
JP4941693B2 (ja) | 2001-05-28 | 2012-05-30 | 独立行政法人科学技術振興機構 | シリコンナノパーティクルのパターニング方法及びこの方法に用いる有機分子 |
US6846852B2 (en) * | 2001-08-16 | 2005-01-25 | Goldschmidt Ag | Siloxane-containing compositions curable by radiation to silicone elastomers |
KR101174771B1 (ko) * | 2005-06-24 | 2012-08-17 | 엘지디스플레이 주식회사 | 소프트 몰드 및 이의 제조방법 |
JP2009196301A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Canon Chemicals Inc | 熱硬化性エラストマー用成形型、遠心成形機及び電子写真用ブレード部材 |
JP2010084162A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Asahi Glass Co Ltd | レプリカモールドの製造方法 |
JP2010086619A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Bridgestone Corp | 成形樹脂の製造方法及び光情報記録媒体の製造方法 |
JP2010184485A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Seiko Epson Corp | インプリント用型、インプリント用型の製造方法及び再生方法 |
JP5732724B2 (ja) * | 2010-02-18 | 2015-06-10 | 大日本印刷株式会社 | ナノインプリント方法 |
JP5596367B2 (ja) * | 2010-02-22 | 2014-09-24 | 富士フイルム株式会社 | パターン製造方法 |
EP2546041B1 (en) * | 2010-03-10 | 2018-10-03 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Resin mold and method for manufacturing a resin mold |
JP2012020541A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Hitachi Maxell Ltd | モールドシートの製造方法 |
JP2012101483A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Asahi Kasei Corp | 樹脂モールド製造方法 |
-
2011
- 2011-03-03 JP JP2011046130A patent/JP5678728B2/ja active Active
-
2012
- 2012-02-27 US US13/405,996 patent/US9005502B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012183642A (ja) | 2012-09-27 |
US9005502B2 (en) | 2015-04-14 |
US20120223454A1 (en) | 2012-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5678728B2 (ja) | モールドおよびその製造方法 | |
DK2602081T3 (en) | RESIN FORM, MANUFACTURING PROCEDURE THEREOF, AND APPLICATION THEREOF | |
RU2695290C2 (ru) | Способ изготовления штампа с рисунком, штамп с рисунком и способ отпечатывания | |
JPWO2010021291A1 (ja) | 基板の製造方法 | |
JP5786372B2 (ja) | ポリジメチルシロキサンシートとこれを使用した光学素子およびこれらの製造方法 | |
JP5761320B2 (ja) | マイクロコンタクトプリンティング用スタンプの製造方法 | |
JP5982996B2 (ja) | 異物除去方法 | |
KR20170070099A (ko) | 임프린트용 템플릿 및 그 제조 방법 | |
US20120013042A1 (en) | Imprint template and pattern forming method | |
JP5218521B2 (ja) | インプリント方法とこれに用いる転写基材および密着剤 | |
Kim et al. | Enhanced Flexible Mold Lifetime for Roll‐to‐Roll Scaled‐Up Manufacturing of Adhesive Complex Microstructures | |
JP2010080865A (ja) | マイクロコンタクトプリンティング(μCP)用スタンプの製造方法 | |
JP6801349B2 (ja) | パターン構造体の製造方法およびインプリント用モールドの製造方法 | |
JP2017135304A (ja) | 微細パタン形成用積層体 | |
JP6491928B2 (ja) | レプリカモールドおよびその製造方法 | |
JP6578883B2 (ja) | フィルムモールド及びインプリント方法 | |
JP2007230166A (ja) | 樹脂シートの製造方法 | |
JP7147045B2 (ja) | 凹凸構造体の製造方法 | |
JP7130113B2 (ja) | 凹凸構造体の製造方法 | |
JP7094441B2 (ja) | 凹凸構造体の製造方法及び凹凸構造体 | |
KR101551772B1 (ko) | Scil 공정용 레플리카 스탬프 및 이의 제조방법 | |
JP2015198215A (ja) | インプリントモールド用基板及びその製造方法、並びにインプリントモールド | |
JP2016034250A (ja) | 細胞担持用基板およびその製造方法 | |
JP6582511B2 (ja) | インプリントモールド、インプリント方法、パターン形成体 | |
TW202206253A (zh) | 製造微結構及/或奈米結構之方法及裝置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141222 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5678728 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |