JP5672222B2 - 車両用乗員拘束装置 - Google Patents
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Description
請求項4記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、使用位置において、車両用シートの着座乗員の腹部に対する車両前方側に離間しつつ車幅方向に沿って配置されるベース部と、前記ベース部に設けられ、ガス供給を受けて前記着座乗員の上体と該着座乗員の前方に位置する車両構造物との間で展開されるエアバッグと、前記ベース部に収容され、作動により前記エアバッグにガスを供給する第1ガス供給手段と、容量が前記第1ガス供給手段の容量よりも大であり、前記第1ガス供給手段よりも車幅方向外側に位置するように前記ベース部に収容され、作動により前記エアバッグにガスを供給する第2ガス供給手段と、前記ベース部に対する前記着座乗員の姿勢を検知する姿勢検知センサと、前記車両用シートに設けられ、着座乗員の体格を検知する体格検知センサと、前記ベース部が使用位置に位置する状態で車両の前面衝突が検知された場合において、前記姿勢検知センサにより前記着座乗員の前記ベース部への接触又は近接が検知された第1の場合、及び前記体格検知センサにより前記着座乗員が小柄であることが検知された第2の場合に、前記第2ガス供給手段を作動させることなく前記第1ガス供給手段を作動させ、前記姿勢検知センサにより前記ベース部への接触又は近接が検知されずかつ前記体格検知センサにより前記着座乗員が小柄ではないことが検出された第3の場合に、前記第1及び第2ガス供給手段を共に作動させる制御装置と、を備えている。
また、請求項1、請求項2記載の車両用乗員拘束装置では、着座乗員からベース部への荷重又は該荷重が閾値以上であること又は閾値を越えることが検知されると、着座乗員がベース部に接触していることが検知される。例えば、着座乗員がベース部に凭れたり、肘を着いたりする等の不適正な姿勢をとることが、ベース部に作用する荷重に基づいて検知される。
車両用乗員拘束装置10は、後述する前突エアバッグ装置34及びラップベルト56を着座乗員Pの保護可能な位置で支持するラップディバイス20を備えている。ラップディバイス20は、図1に実線にて示す使用位置と、同図に想像線にて示す格納位置とをとり得る可動体としてのラップバー22を備えている。図7はラップバー22の使用位置(ラップディバイス20の使用形態)を示す斜視図(着座乗員Pの図示は省略)、図6はラップバー22の格納位置(ラップディバイス20の乗降許容形態形態)を示す斜視図である。
図1に示される如く、以上説明したラップディバイス20のラップバー22には、前面衝突(前突)に対する着座乗員Pの拘束(保護)用の前突エアバッグ装置34が配設されている。前突エアバッグ装置34は、使用位置のラップバー22における着座乗員Pの前方に位置する部分(湾曲部分)に、該ラップバー22の長手方向に沿って配置されている。
車両用乗員拘束装置10は、図2に示される如く、着座乗員Pの腰部を拘束するためのシートベルト装置54を備えている。シートベルト装置54は、着座乗員Pの腰部に装着されるラップベルト56と、ラップベルト56の長手方向の一端側を支持するプリテンショナ装置58と、ラップベルト56の他端側をアウタバー30に対し着脱するバックル機構60とを備えている。この実施形態に係るシートベルト装置54は、通常は図4に示される如くラップベルト56がラップディバイス20(ラップバー22)に保持され、前面衝突時に図2及び図5に示される如くラップベルト56が着座乗員Pの腰部に装着される構成とされている。以下、具体的に説明する。
図10にブロック図にて示される如く、車両用乗員拘束装置10は、制御装置としての乗員保護ECU66を備えている。乗員保護ECU66は、前突エアバッグ装置34のインフレータ38の第1スクイブ42A及び第2スクイブ48A、プリテンショナ装置58のガスジェネレータ58Cのそれぞれに電気的に接続されている。また、乗員保護ECU66は、車両用乗員拘束装置10が適用された自動車の前面衝突を検知する前突検知センサ64、バックル機構60のタングプレート60Aとバックル部60Bとの結合を検知するバックルセンサ68に電気的に接続されている。バックルセンサ68は、ラップディバイス20のラップバー22とアウタバー30との連結(ラップバー22の装着)を検知するセンサとしても捉えることができる。
上記構成の車両用乗員拘束装置10では、乗員の乗降の際には、ラップバー22が格納位置に位置される。格納位置が車両用シート11に対する車幅方向内側とされているので、ラップバー22が乗降を阻害することがなく、乗員はスムースに乗降する。乗車して車両用シート11に着座した乗員は、格納位置にあるラップバー22を軸25周りに回転することで該ラップバー22を使用位置近傍に移動させる。次いで、着座乗員Pがタングプレート60Aをバックル部60Bに結合することで、ラップバー22が通常使用位置に至る。この通常使用位置では、前突エアバッグ装置34及びラップベルト56を保持したラップバー22を含むラップディバイス20の各部が、着座乗員Pの腹部から前方(前側方)に離間して位置している。この場合、バックルセンサ68からのバックル結合信号が乗員保護ECU66に入力されており、乗員保護ECU66は、ラップバー22が使用位置に位置することを認識している。
次に、本発明の第2の実施形態に係る車両用乗員拘束装置80について、図13〜図16に基づいて説明する。なお、上記第1の形態の構成と基本的に同様の構成については、上記第1の形態の構成と同一の符号を付して、その説明、図示を省略する場合がある。
11 車両用シート
20 ラップディバイス
22 ラップバー(ベース部)
38 インフレータ(ガス供給手段)
40 前突エアバッグ(エアバッグ)
42 第1燃焼室(第1ガス供給手段)
42A 第1スクイブ(第1ガス供給手段)
46 インストルメントパネル(車両構造物)
48 第2燃焼室(第2ガス供給手段)
48A 第2スクイブ(第2ガス供給手段)
66 乗員保護ECU(制御装置)
70 姿勢検知センサ
72 体格検知センサ
80 車両用乗員拘束装置
Claims (7)
- 使用位置において、車両用シートの着座乗員の腹部に対する車両前方側に離間しつつ車幅方向に沿って配置されるベース部と、
前記ベース部に設けられ、ガス供給を受けて前記着座乗員の上体と該着座乗員の前方に位置する車両構造物との間で展開されるエアバッグと、
作動により、前記エアバッグにガスを供給する第1ガス供給手段及び第2ガス供給手段と、
前記着座乗員から前記ベース部に作用する荷重を検出することで、該着座乗員のベース部に対する接触を検知する姿勢検知センサと、
前記車両用シートに設けられ、着座乗員の体格を検知する体格検知センサと、
前記ベース部が使用位置に位置する状態で車両の前面衝突が検知された場合において、前記姿勢検知センサにより前記着座乗員の前記ベース部への接触が検知された第1の場合、及び前記体格検知センサにより前記着座乗員が小柄であることが検知された第2の場合に、前記第2ガス供給手段を作動させることなく前記第1ガス供給手段を作動させ、前記姿勢検知センサにより前記ベース部への接触が検知されずかつ前記体格検知センサにより前記着座乗員が小柄ではないことが検出された第3の場合に、前記第1及び第2ガス供給手段を共に作動させる制御装置と、
を備えた車両用乗員拘束装置。 - 使用位置において、車両用シートの着座乗員の腹部に対する車両前方側に離間しつつ車幅方向に沿って配置されるベース部と、
前記ベース部に設けられ、ガス供給を受けて前記着座乗員の上体と該着座乗員の前方に位置する車両構造物との間で展開されるエアバッグと、
作動により、前記エアバッグにガスを供給する第1ガス供給手段及び第2ガス供給手段と、
前記着座乗員から前記ベース部に作用する荷重を検出することで、該着座乗員のベース部に対する接触を検知する姿勢検知センサと、
前記ベース部が使用位置に位置する状態で車両の前面衝突が検知された場合において、前記姿勢検知センサにより前記着座乗員の前記ベース部への接触が検知された場合に、前記第2ガス供給手段を作動させることなく前記第1ガス供給手段を作動させ、前記姿勢検知センサにより前記ベース部への接触が検知されない場合に、前記第1及び第2ガス供給手段を共に作動させる制御装置と、
を備えた車両用乗員拘束装置。 - 使用位置において、車両用シートの着座乗員の腹部に対する車両前方側に離間しつつ車幅方向に沿って配置されるベース部と、
前記ベース部に設けられ、ガス供給を受けて前記着座乗員の上体と該着座乗員の前方に位置する車両構造物との間で展開されるエアバッグと、
前記ベース部に収容され、作動により前記エアバッグにガスを供給する第1ガス供給手段と、
容量が前記第1ガス供給手段の容量よりも大であり、前記第1ガス供給手段よりも車幅方向外側に位置するように前記ベース部に収容され、作動により前記エアバッグにガスを供給する第2ガス供給手段と、
前記車両用シートに設けられ、着座乗員の体格を検知する体格検知センサと、
前記ベース部が使用位置に位置する状態で車両の前面衝突が検知された場合において、前記体格検知センサにより前記着座乗員が小柄であることが検知された場合に、前記第2ガス供給手段を作動させることなく前記第1ガス供給手段を作動させ、前記体格検知センサにより前記着座乗員が小柄ではないことが検出された場合に、前記第1及び第2ガス供給手段を共に作動させる制御装置と、
を備えた車両用乗員拘束装置。 - 使用位置において、車両用シートの着座乗員の腹部に対する車両前方側に離間しつつ車幅方向に沿って配置されるベース部と、
前記ベース部に設けられ、ガス供給を受けて前記着座乗員の上体と該着座乗員の前方に位置する車両構造物との間で展開されるエアバッグと、
前記ベース部に収容され、作動により前記エアバッグにガスを供給する第1ガス供給手段と、
容量が前記第1ガス供給手段の容量よりも大であり、前記第1ガス供給手段よりも車幅方向外側に位置するように前記ベース部に収容され、作動により前記エアバッグにガスを供給する第2ガス供給手段と、
前記ベース部に対する前記着座乗員の姿勢を検知する姿勢検知センサと、
前記車両用シートに設けられ、着座乗員の体格を検知する体格検知センサと、
前記ベース部が使用位置に位置する状態で車両の前面衝突が検知された場合において、前記姿勢検知センサにより前記着座乗員の前記ベース部への接触又は近接が検知された第1の場合、及び前記体格検知センサにより前記着座乗員が小柄であることが検知された第2の場合に、前記第2ガス供給手段を作動させることなく前記第1ガス供給手段を作動させ、前記姿勢検知センサにより前記ベース部への接触又は近接が検知されずかつ前記体格検知センサにより前記着座乗員が小柄ではないことが検出された第3の場合に、前記第1及び第2ガス供給手段を共に作動させる制御装置と、
を備えた車両用乗員拘束装置。 - 前記第1ガス供給手段の容量は、前記第2ガス供給手段の容量よりも小である請求項1又は請求項2記載の車両用乗員拘束装置。
- 前記第1ガス供給手段及び第2ガス供給手段は、該第1ガス供給手段よりも第2ガス供給手段が車幅方向外側に位置するように、前記ベース部に収容されている請求項5記載の車両用乗員拘束装置。
- 前記制御装置は、前記第1及び第2ガス供給手段を共に作動させる場合に、前記第2ガス供給手段の作動開始から所定時間経過後に前記第1ガス供給手段の作動を開始する請求項3、請求項4又は請求項6記載の車両用乗員拘束装置。
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