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JP5660472B2 - プリント配線板 - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車、ハイブリッド自動車等において、好適に使用されるプリント配線板に関するものである。
電気自動車、ハイブリッド自動車等の高出力モータの大電流制御用のプリント配線板は、特許文献1に開示されているように大電流を流すためにバスバーを組み合せて用いている。
一般的に、プリント配線板の表面と裏面との接続には、プリント配線板を貫通する貫通孔の側壁にめっきを設けてなるスルーホール導体を用いている。特許文献2には、貫通孔に導電体ペーストを充填したプリント配線板が開示されている。特許文献3には、貫通孔に金属片を挿入したプリント配線板が開示されている。特許文献4には、層間の接続に導体ペースト、銅球を用いるプリント配線板が開示されている。
特開2003−249288号公報 特開平11−74640号公報 特開2005−243911号公報 特開2008−182163号公報
しかしながら、特許文献1では、複雑な形状のバスバーを使用するため、部品構造も複雑になり、組み付けの工程数が多いという課題がある。特許文献2では導電体ペーストを用い、特許文献3では金属片を用い、特許文献4では導体ペースト、銅球を用いているため、製造工程が増え、コストが高くなるという課題がある。また、層間接続に高抵抗な半田ペーストを用いると、大電流を流した際に発熱の問題が発生する。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成で、プリント配線板の表面側と裏面側とを接続して大電流を流すことができるプリント配線板を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、樹脂層とこの樹脂層を介して対向する第1面側板状回路パターンおよび第2面側板状回路パターンとを備えるプリント配線板であって、
前記第1面側板状回路パターンおよび前記第2面側板状回路パターンの一方には有底筒状の凸部が設けられ、他方には前記凸部の外周面に対して所定の隙間を介して対向する対向部が設けられ、
前記凸部の外周面と前記対向部との間の前記所定の隙間には半田が充填され
前記対向部は、前記凸部の底部に当接する対向底部を備えることを技術的特徴とする。
請求項1のプリント配線板では、第1面側板状回路パターンと第2面側板状回路パターンとが、有底筒状の凸部の外周面この外周に対向する対向部との間の所定の隙間に充填され半田を介して導体断面積を十分確保した上で電気的に接続されているため、簡易な構成でプリント配線板の表面側と裏面側とを接続して、大電流を流すことができる。

本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の断面図である。 第1実施形態のプリント配線板の製造工程図である。 第1実施形態のプリント配線板の製造工程図である。 本発明の第2実施形態に係るプリント配線板の製造工程図である。 第2実施形態の変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。 第3実施形態の変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。 第3実施形態の変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係るプリント配線板の断面図である。 第4実施形態の変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。 第1実施形態の第1変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。 第1実施形態の第2変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。 第1実施形態の第3変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るプリント配線板について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、第1実施形態のプリント配線板10の断面図である。プリント配線板10は、コア樹脂層30に、下面の第1面側回路パターン板20と、上面の第2面側回路パターン板40が積層されて成る。すなわち、第1面側回路パターン板20および第2面側回路パターン板40は、コア樹脂層30を介して対向するように配置される。第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とは、第1面側回路パターン板20に形成された有底筒状の凸部22の外周に、第2面側回路パターン板40に形成されたシリンダー状の筒状部42が嵌入されることで電気的に接続されている。筒状部42は、凸部22の外面(外周面)に対して所定の隙間を介して対向するように形成されており、これら凸部22と筒状部42とは、介在する半田60により電気的に接続されている。第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40との所定部位には、半田60が被覆され、電子部品62が、該半田60を介して実装されている。なお、第1面側回路パターン板20および第2面側回路パターン板40は、特許請求の範囲に記載の「第1面側板状回路パターン」および「第2面側板状回路パターン」の一例に相当し、凸部22および筒状部42は、特許請求の範囲に記載の「凸部」および「対向部」の一例に相当し得る。
第1面側回路パターン板20及び第2面側回路パターン板40は、厚さ0.5〜2.0mmの銅板にパターンを打ち抜きプレス加工してなり、それぞれ複数ピースの回路パターンを組み合せてなる。例えば、第2面側回路パターン板40は、2個の打ち抜かれた回路パターンを組み合せてなる。このプレス加工の際に、同時に、第1面側回路パターン板20の凸部22,第2面側回路パターン板40の筒状部42を成形する。そして、本実施形態では、金属箔では無く、金属板を用いる。ここで、本実施形態で定義する金属板とは打ち抜き加工が可能で、テンション等の外力を加えることなく形状の維持可能な厚みの板状体を意味し、エッチング加工を行う自ら形状を維持し得ない金属箔を除く概念である。コア樹脂層30は、ガラスクロス等の芯材にエポキシ等の樹脂を含浸させたプリプレグを硬化させて成り、厚さ0.5〜4.0mmに形成されている。
引き続き、第1実施形態のプリント配線板の製造工程について、図2及び図3を参照して説明する。
図2(A)に示す厚さ0.5〜2.0mmの銅板20αを、図2(B)に示す上型50U、下型50Dの間でプレス加工し、上型50Uの凹部52と下型50Dの凸部54とにより、第1面側回路パターン板20の凸部22を成形し、上型の凸部56と下型の凹部58とにより、第1面側回路パターン板20の開口24を穿設する。図2(C)にプレス加工後の第1面側回路パターン板20を示す。凸部22は、高さh1:1.0〜4.5mmで、外径D1:3〜5mmに形成する。同様に、第2面側回路パターン板40は、プレス加工により筒状部42、開口44、開口46を同時に形成する。筒状部42は、高さh2:0.5〜4.0mmで、内径D2は、D1+0.5mmに形成する。該第1面側回路パターン板20と、第2面側回路パターン板40とを、凸部22と筒状部42とが対応するように位置決めし、間に該筒状部42に対応する内径D3:D2+(筒状部42の厚み×2)+1mmの開口32の形成されたプリプレグ30αを介在させる。
凸部22に筒状部42を嵌入させ、第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とをプリプレグを介在させ加圧・加熱し、プリプレグを熱硬化してコア樹脂層30を形成する。加熱の際にプリプレグから樹脂が流れ出すが、筒状部42がバリア壁となって、筒状部42と凸部22との間に樹脂が入り込まない。第1面側回路パターン板20の開口24、第2面側回路パターン板40の開口46を連通させる通孔34をコア樹脂層30に形成する(図3(A))。次に、第1面側回路パターン板20、第2面側回路パターン板40の表面にソルダーレジスト64を形成する(図3(B))。第1面側回路パターン板20、第2面側回路パターン板40のソルダーレジスト非形成部に半田60を塗布し(図3(C))、所定位置にコンデンサ等の電子部品62を載置する(図3(D))。最後に、リフローを行い、半田60を介して電子部品62を第2面側回路パターン板40に実装すると共に、凸部22と筒状部42との間に半田60を流し込み、凸部22と筒状部42との接続を取る(図1)。
第1実施形態のプリント配線板では、第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とが、円筒形状の凸部22と該凸部22の外周に嵌入される筒状部42とにより導体断面積を十分確保した上で電気的に接続されているため、簡易な構成でプリント配線板の表面側と裏面側とを接続して、大電流を流すことができる。なお、凸部22は、円筒形状に形成されることに限らず、例えば、四角筒形状などの多角筒形状に形成されてもよい。この場合、筒状部42は、凸部22の形状に応じて対向するように形成されることとなる。
第1実施形態のプリント配線板で、厚みの厚い第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とをそれぞれプレス加工して成形されている凸部22及び筒状部42は、厚みが厚く、大電流を流すことができる。凸部22と筒状部42とをプレス加工により廉価に形成することができる。
第1実施形態のプリント配線板では、第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とが、凸部22及び筒状部42と共に、プレス加工により同時に形成されているため、凸部22及び筒状部42を備える第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とを廉価に製造することができる。
第1実施形態のプリント配線板では、凸部22と筒状部42とが介在する半田60によって接続されている。第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とに半田をリフローして電子部品62を実装する工程で、凸部22と筒状部42との間に半田を流し込むことができるので、接続のための工程を別に設けることなく、凸部22と筒状部42とを接続することができる。なお、第1実施形態では、低融点金属として半田を用いたが、銀ペースト等によって接続を取ることも、また、導電性樹脂を用いることも可能である。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るプリント配線板について、図4を参照して説明する。
上述した第1実施形態では、凸部22と筒状部42とを半田を介在させて電気的に接続したが、第2実施形態では、凸部22と筒状部42とをスポット溶接により電気的に接続する。第2実施形態では、筒状部42に底部48が設けられている。
図4(A)に第1面側回路パターン板20、プリプレグ30α、及び、第2面側回路パターン板40を示す。該第1面側回路パターン板20と、第2面側回路パターン板40とを、凸部22と筒状部42とが対応するように位置決めし、間に該筒状部42に対応する開口32の形成されたプリプレグ30αを介在させる。
凸部22に筒状部42を嵌入し、凸部22の端部28を筒状部42の底部48に当接させ、第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とをプリプレグを介在させ加圧・加熱し、プリプレグを熱硬化してコア樹脂層30を形成する。第1面側回路パターン板20の開口24、第2面側回路パターン板40の開口46を連通させる通孔34をコア樹脂層30に形成する(図4(B))。第1面側回路パターン板20の凸部22の端部28にスポット溶接電極70Uを当接させ、第2面側回路パターン板40の筒状部42の底部48にスポット溶接電極70Dを当接させ、スポット電流を流す(図4(C))。これにより、凸部22の端部28と筒状部42の底部48とを溶融して、第1面側回路パターン板20の凸部22と第2面側回路パターン板40の筒状部42との電気的な接続を取る(図4(D))。
第2実施形態のプリント配線板では、スポット溶接加工により第1面側回路パターン板20の凸部22と第2面側回路パターン板40の筒状部42とを接続する。ここでは、スポット溶接を用いたが、スポット溶接以外にもアーク溶接、レーザ溶接、超音波接合等の他の溶接方法を用いることも可能である。これにより、層間接続に高抵抗な半田ペーストを用いて大電流を流す場合と比較して、接続時の発熱を抑制することができる。
図5は、本第2実施形態の変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。本第2実施形態の変形例として、図5(A)に示すように底部48に対して切削加工等により凹部48aを形成してもよいし、図5(B)に示すように座押し等の塑性加工により凹部48bを設けてもよい。これにより、凸部22の端部28と筒状部42の底部48との位置決めをより確実に実施することができる。
さらに、図5(C)に示すように凹部48bのうち端部28に対向する面に突起部48cを設けてもよい。これにより、両部材間に電流を流して接合(溶接)する場合に、端部28および底部48の端面同士を接合する場合と比較して接合面積が小さくなるので、板厚の厚い板状回路パターンを接合する場合でも接合時の入力電流を抑えて発熱を抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るプリント配線板について、図6を参照して説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係るプリント配線板10の要部を示す拡大断面図である。なお、図6では、便宜上、半田60を省略して図示している。
上述した第1実施形態では、第1面側回路パターン板20の凸部22と第2面側回路パターン板40の筒状部42との間に半田60を流し込むことで層間接続されていたが、本第3実施形態では、凸部22の外面(外周面)と第2面側回路パターン板40に形成される貫通穴49の内周面との間に半田60を流し込むことで層間接続される。
具体的には、図6に示すように、貫通穴49は、内周面にて凸部22の外面(外周面)に対して所定の隙間を介して対向するように形成されており、これら凸部22の外面と貫通穴49の内周面とは、介在する半田60により電気的に接続されている。
このように、第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とが、凸部22と貫通穴49とにより導体断面積が確保されて電気的に接続されているため、簡易な構成でプリント配線板の表面側と裏面側とを接続して、大電流を流すことができる。特に、第2面側回路パターン板40の板厚が厚くなるほど上記導体断面積が大きくなり、両回路パターン板20,40を介在する半田60により確実に接続することができる。
図7および図8は、第3実施形態の変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。
上記第3実施形態の変形例として、図7(A)に示すように、凸部22に代えて採用する凸部22bは突出側ほど縮径するように形成されてもよい。このようにしても、凸部22bの外面と貫通穴49の内周面とを介在する半田60により電気的に接続することができる。
また、図7(B)に示すように、凸部22に代えて採用する凸部22cは、貫通穴49に向けて突出する突出片23aとこの突出片23aの先端部からL字状に屈曲して形成される導通部23bとを有するように形成されてもよい。この導通部23bは、その外縁にて貫通穴49の内周面に対して所定の隙間を介して対向するように形成される。このようにしても、導通部23bの外縁と貫通穴49の内周面とを介在する半田60により電気的に接続することができる。
また、図8(A)に示すように、図6に示す貫通穴49の内周面から垂下するように筒状部49aが形成されてもよい。また、図8(B)および図8(C)に示すように、図7(A)および図7(B)に示す貫通穴49の内周面から垂下するように筒状部49aが形成されてもよい。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係るプリント配線板について、図9を参照して説明する。
上述した第1実施形態では、凸部22に筒状部42を嵌入させた状態でプリプレグ30αを熱硬化してコア樹脂層30を形成したが、本第4実施形態では、図9に示すように、予め硬化させたコア樹脂層30bを用意し、このコア樹脂層30bに対して接着剤80により第1面側回路パターン板20及び第2面側回路パターン板40を固定するとともに凸部22に筒状部42を嵌入させている。
本第4実施形態におけるコア樹脂層30bは、予めガラスクロス等の芯材にエポキシ等の樹脂を含浸させたプリプレグを硬化させて構成されており、その厚さが例えば0.4〜4.0mm、より好ましくは0.5〜0.8mmに設定されている。
また、接着剤80としては、接着性、熱伝導性、絶縁性に加えて伸縮性等を考慮してシリコーン系接着剤が採用されており、その厚さが100μm以下、より好ましくは40〜50μmに設定されている。なお、接着剤80として上述のようにシリコーン系の接着剤を採用することに限らず、例えば接着強度を重視してエポキシ系の接着剤を採用してもよいし、接着強度および耐熱性を重視してポリイミド系の接着剤を採用してもよい。また、接着剤80として、プリプレグを採用してもよい。
このように、第1面側回路パターン板20及び第2面側回路パターン板40は、接着剤80によりコア樹脂層30bに固定されるため、成膜等で絶縁層上に回路パターンを設ける場合と比較して、両回路パターン板20,40の厚さを容易に厚くすることができ、かつ、回路基板の成形時間を短縮することができる。
特に、接着剤80は、シリコーン系接着剤であるため、他の接着剤と比較して伸縮性が高いので、回路パターン成形時の残留応力により両回路パターン板20,40が変形する場合でも、接着剤80の剥がれや当該両回路パターン板20,40の破損等をなくすことができる。
本第4実施形態の第1変形例として、コア樹脂層30bおよび接着剤80として、通常、絶縁層として採用される樹脂層等よりも放熱性の高いコア材、例えば、一部または全部が金属製のコア材および絶縁性の高い接着剤を採用してもよい。これにより、コア樹脂層30bに代えて採用するコア材には絶縁性が不要になるので、コア材としてより放熱性の高い部材を採用することができる。
本第4実施形態の第2変形例として、コア樹脂層30bおよび接着剤80に代えて、接着性を有し内部に1または複数の放熱性を有する部材(例えば、銅などの金属部材)が含まれて構成される絶縁層を採用してもよい。これにより、接着剤を塗布等する必要がなく、内部の放熱性を有する部材により絶縁層の放熱性を高めることができる。
図10は、本第4実施形態の第3〜第5変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。本第4実施形態の第3変形例として、図10(A)に示すように、筒状部42を廃止して底部48を採用し、この底部48に対して切削加工等により凹部48aを形成してもよい。また、本第4実施形態の第4変形例として、図10(B)に示すように、図10(A)に対して座押し等の塑性加工により凹部48bを設けてもよい。これにより、筒状部42を設けることなく、凸部22の端部28と底部48との位置決めを実施することができる。
さらに、本第4実施形態の第5変形例として、図10(C)に示すように凹部48bのうち端部28に対向する面に突起部48cを設けてもよい。これにより、両部材間に電流を流して接合(溶接)する場合に、端部28および底部48の端面同士を接合する場合と比較して接合面積が小さくなるので、板厚の厚い板状回路パターンを接合する場合でも接合時の入力電流を抑えて発熱を抑制することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)図11は、第1実施形態の第1変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。上記第1実施形態の第1変形例として、図11に示すように、第2面側回路パターン板40の筒状部42の端部42aが先端ほど拡径するように形成されてもよい。これにより、凸部22dに対する筒状部42の嵌入作業を容易にすることができる。上記第2実施形態および第3実施形態においても同様の作用効果を奏する。なお、凸部22dは、図11に示すように先端ほど縮径するように形成されてもよい。
(2)図12(A)〜(C)は、第1実施形態の第2変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。上記第1実施形態の第2変形例として、図12(A)に示すように、第2面側回路パターン板40の筒状部42の端部42bが内方に湾曲するように形成されてもよい。また、図12(B)に示すように、筒状部42c自体が外方に湾曲するように形成されてもよい。また、図12(C)に示すように、筒状部42d自体が内方に湾曲するように形成されてもよい。このようにしても上記第1変形例と同様に、凸部22dに対する筒状部42,42c,42dの嵌入作業を容易にすることができる。上記第2実施形態および第3実施形態においても同様の作用効果を奏する。
(3)図13は、第1実施形態の第3変形例に係るプリント配線板の要部を示す拡大断面図である。上記第1実施形態の第3変形例として、図13に示すように、第1面側回路パターン板20の凸部22の外周面に突起22eを形成するとともに、この突起22eに対応するように第2面側回路パターン板40の筒状部42の内周面に凹部42eを形成してもよい。これにより、半田60と凸部22および筒状部42との接触面積が大きくなるので、第1面側回路パターン板20と第2面側回路パターン板40とを確実に電気的に接続することができる。
(4)上記回路基板10は、大電流用として使用されることに限らず、微細電流用(例えば、数mA)として使用されてもよい。
10 プリント配線板
20 第1面側回路パターン板
22 凸部
30,30b コア樹脂層
40 第2面側回路パターン板
42 筒状部
50U 上型
50D 下型
60 半田
80 接着剤

Claims (7)

  1. 樹脂層とこの樹脂層を介して対向する第1面側板状回路パターンおよび第2面側板状回路パターンとを備えるプリント配線板であって、
    前記第1面側板状回路パターンおよび前記第2面側板状回路パターンの一方には有底筒状の凸部が設けられ、他方には前記凸部の外周面に対して所定の隙間を介して対向する対向部が設けられ、
    前記凸部の外周面と前記対向部との間の前記所定の隙間には半田が充填され
    前記対向部は、前記凸部の底部に当接する対向底部を備えることを特徴とするプリント配線板。
  2. 前記対向底部には、前記底部が位置決めされる凹部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 樹脂層とこの樹脂層を介して対向する第1面側板状回路パターンおよび第2面側板状回路パターンとを備えるプリント配線板であって、
    前記第1面側板状回路パターンおよび前記第2面側板状回路パターンの一方には有底円筒状の凸部が設けられ、他方には前記凸部の外周面に対して所定の隙間を介して対向する対向部が設けられ、
    前記凸部の外周面と前記対向部との間の前記所定の隙間には半田が充填されていることを特徴とするプリント配線板。
  4. 前記凸部は、底側ほど縮径するように形成されることを特徴とする請求項3に記載のプリント配線板。
  5. 前記対向部は、前記凸部の外周に嵌入するように筒状に形成されるとともに、前記凸部の嵌入側ほど拡径するように形成されることを特徴とする請求項またはに記載のプリント配線板。
  6. 前記凸部の外周には、突起が形成され、
    前記対向部の内周には、嵌入時の前記突起が対向する凹部が形成されることを特徴とする請求項5に記載のプリント配線板。
  7. 前記対向部は、少なくとも前記凸部側の端部が内方または外方に湾曲して形成されることを特徴とする請求項またはに記載のプリント配線板。
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