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JP5659527B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体から取得した情報に基づいて処理を実行する情報処理装置に関する。
近年、名刺など表示面に記載された情報が記憶されたIC(Integrated Circuit)チップを有する名刺などの記録媒体が開発されている。このICチップから情報を読み出して名刺などの表示面に記載された情報を管理したり、読み出した情報に基づいてFAX送信や電子メールの送信を行ったりする技術が開発されている。
例えば、名刺に記載された人物の氏名、住所、電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレス、ホームページアドレス等の電子データをICチップに記録し、当該ICチップが設けられた電子データ付名刺であって、電子データ付名刺から電子データを読み出し、読み出した電子データに基づいて希望する通信動作(電話番号への発呼、ファクシミリの送信、ホームページへのアクセス、又は電子メールの送信)を行う技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−090339号公報
しかしながら、特許文献1では、名刺に記載された情報に変更があった場合には、変更された情報を更新することができない。そのため、名刺に記載された人物が所属する組織の変更や異動等があった際に、電話番号やFAX番号等の連絡先等が変更された場合、変更前の連絡先にアクセスすることとなり、誤った相手にデータを送信してしまったり、名刺に記載された人物と連絡がとれなくなったりする等の問題が生じる。
また、組織変更や異動等のたびに名刺を新規に作成して、それまでに配布した先すべてに配布し直すことは現実的には不可能であるが、重要な配布先には都度配布することとなり、組織変更前の未使用の名刺が無駄になることも含めて経費が嵩むという問題が生じている。
本発明の課題は、記録媒体から取得した情報に基づいて処理を実行する際は、その記録媒体に記録された処理情報で処理を実行するか否かを自動的に処理できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、記録媒体から取得した情報に基づいて処理を実行する情報処理装置であって、前記記録媒体から識別情報と第1処理情報とを取得する第1取得手段と、前記第1取得手段で取得した識別情報に対応して所定の外部記憶装置に記憶される第2処理情報を当該外部記憶装置から取得する第2取得手段と、前記記録媒体に記録された情報が特定情報か否かを判別する判別手段と、前記判別手段で特定情報であると判別されたか否かに基づいて、前記記録媒体から取得した1処理情報に基づく処理を実行するか、あるいは前記外部記憶装置から取得した2処理情報を前記第1処理情報から変更された処理情報として処理を実行するか、を制御する処理制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体から取得した情報に基づいて処理を実行する際は、その記録媒体に記録された処理情報で処理を実行するか否かを自動的に判別して処理することができる。
実施の形態1の名刺情報管理システムの概略構成図である。 実施の形態1において用いられる名刺の例を示す図である。 システム識別情報の例を示す図である。 登録情報のデータ構成例を示す図である。 データチェック部の構成例の一覧を示す図である。 実施の形態1における第1端末装置の制御ブロック図である。 送信データの構成例を示す図である。 実施の形態1におけるサーバ装置の制御ブロック図である。 名刺情報テーブルの例を示す図である。 実施の形態1における第2端末装置の制御ブロック図である。 実施の形態1における名刺情報書込処理のフローチャートである。 実施の形態1における名刺情報書込処理のフローチャートである(図11の続き) 実施の形態1における名刺情報登録処理のフローチャートである。 実施の形態1における名刺情報登録処理のフローチャートである(図13の続き)。 実施の形態1における通信接続処理及び名刺情報書換処理のフローチャートである。 実施の形態1における通信接続処理及び名刺情報書換処理のフローチャートである(図15の続き)。 実施の形態1におけるお知らせプリントの例を示す図である。 実施の形態2における第1端末装置の制御ブロック図である。 実施の形態2における第2端末装置の制御ブロック図である。 実施の形態2における名刺情報書込処理のフローチャートである。 実施の形態2における名刺情報書込処理のフローチャートである(図20の続き)。 実施の形態2における名刺情報書込処理のフローチャートである(図21の続き)。 実施の形態2における通信接続処理のフローチャートである。 実施の形態2におけるお知らせプリントの例を示す。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。また、本発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、ビジネス等の商習慣上で配布される名刺を例に記載しており、使用している用語は、次のように読み替えてもよく、読み替え後の用語も含めて本発明の用語はこれに限定されない。即ち、「名刺情報管理システム」は「情報管理システム」であり、「名刺」は「記録媒体」であり、「名刺情報」は「格納情報」であり、「名刺記載情報」は「連絡先情報」であり、「通信接続先情報」は「連絡先情報に含まれる通信接続先情報」である。
更にまた、本発明の説明における「記録媒体」とは、ICチップなどの電子的に情報を記憶する媒体に限らず、文字や図形の印刷物など情報を記録する媒体全般を表しており、例えば、名刺表面の住所氏名などの印刷も、一次元/二次元バーコードなどの印刷も、RFID技術による非接触ICカードやRFタグなども全て「記録媒体」である。つまり、本発明は、名刺やカードなどの場合にのみ有効なものではなく、大きさや形や材質などが異なるものであってもよく、発行・配布された後で、発行元が内容を更新したい場合などの、例えば、会員証、マニュアル、時刻表、書籍、ソフトウェア、顧客納品先での製品の機能強化等々に対しても有効である。
〔実施の形態1〕
〔名刺情報管理システムの構成〕
図1に、本実施の形態1の名刺情報管理システムAの概略構成図を示す。
図1に示すように、名刺情報管理システムAは、第1端末装置1と、サーバ装置2と、第2端末装置3と、を備えて構成されており、第1端末装置1及び第2端末装置3は、ネットワークN1、N2を介してサーバ装置2と相互にデータの送受信が可能に接続されている。
本実施の形態1の名刺情報管理システムAでは、ICチップを有する名刺を用いて、当該ICチップ内に格納されている名刺記載情報等の管理及び運用を行うものである。
なお、図1に示す第1端末装置1及び第2端末装置3の台数は図示に限らない。また、第1端末装置1と第2端末装置3は同一1台の端末装置で兼ねてもよく、第1端末装置1とサーバ装置2も同一1台の装置でもよいし、第2端末装置3とサーバ装置2も同一1台の装置でもよいし、第1端末装置1とサーバ装置2と第2端末装置3も同一1台の装置としてもよい。
図2に、本実施の形態1において用いられる名刺4の例を示す。
図2に示すように名刺4は、ICチップ40を有しており、名刺4上には、名刺記載情報41が記載されている。名刺記載情報41とは、当該名刺に記載された人物に関わる情報であり、例えば、当該人物の氏名、所属する会社名や所属部署名、役職、住所、電話番号、ファクシミリ番号(FAX番号)、電子メールアドレス、URL(Uniform Resource Locator)等である。この名刺記載情報のうち、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス、URL等の、名刺に記載されている人物宛てに外部装置と通信を行う際に用いられる情報を通信接続先情報と称する。
ICチップ40は、別途アンテナ又は外部接続端子等と接続されている。
アンテナは、非接触通信用のループアンテナ等から構成されており、ICチップ40に対応する外部のリーダ/ライタ部との間で電波信号を受信したり送信したりする。
また、外部接続端子は、ICチップ40に対応する外部のリーダ/ライタ部の接続端子と直接接触接続して、信号の送受信を行う。
なお、非接触通信用のループアンテナ等に適用される非接触通信方式(電磁誘導方式、マイクロ波方式等)は特に限定されない。
ICチップ40は、送受信部、電源部、制御部、メモリ等を備えて構成されている。送受信部は、アンテナ又は外部接続端子等を介して受信した信号を復調し、復調により得られた情報をCPUに出力したり、CPUによりメモリから読み出された情報を変調増幅しアンテナ又は外部接続端子等に出力したりする。電源部は、アンテナ又は外部接続端子等を介して受信した電波信号を電力に変換又は外部接続端子等から直接電力を受け取り、ICチップ40の各部への電源供給を行う。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、メモリに記憶されているプログラムを読み出し、メモリ内に形成されたワークエリアに展開し、該制御プログラムに従ってICチップ40の各部を制御し、外部機器との通信の確立、外部機器から出力要求された情報の読み出し及び送信、外部機器から書き込み要求された受信情報の書き込みを行う。
メモリは、電気的に読み出し/書き込み可能な不揮発性の記憶媒体であり、CPUにより実行される各種プログラムや各種データを予め記憶していると共に、CPUにより実行されるプログラムを展開するワークエリアを形成する。また、メモリには、本名刺情報管理システムAの適用の可否を示すシステム識別情報と、当該ICチップ40を有する名刺の名刺記載情報及び当該名刺記載情報に対する登録情報を含む名刺情報と、が書き込まれ格納される。
図3に、システム識別情報の例を示す。
図3に示すように、システム識別情報は、3バイトで構成されており、予め設定された値(図3では、3A68E9)を示している。
図4に、登録情報のデータ構成例を示す。
図4に示すように、登録情報は、データチェック部と登録番号部とから構成されている。
登録番号部には、名刺記載情報を識別する識別情報が格納されており、例えば、3バイトで示された値(登録番号)が格納されている。
データチェック部には、ICチップを有する名刺が配布専用であってICチップのメモリ内に格納されている名刺記載情報の変更が許可されているか否かの設定を示す権限情報及び登録番号部に格納されている登録番号がサーバ装置に登録されているか否かを示す登録有無情報が含まれている。
図5に、データチェック部の構成例の一覧を示す。
図5に示すデータチェック部の構成例の一覧では、データチェック部の上位4ビットの構成例と、各上位4ビットに対応する権限情報及び登録有無情報を示している。
権限情報には、名刺に記載された人物専用の名刺であり名刺記載情報の変更を許可しないこと(マスタ)を示す設定、不特定多数の人物(名刺に記載された人物とは異なる人物)への配布専用の名刺であり名刺記載情報の変更が許可されていること(サブ)を示す設定、マスタ又はサブの設定がなされていない、のいずれかが含まれている。
例えば、上位4ビットが「0000」である場合、権限情報はマスタ又はサブの設定がなされておらず(権限情報なし)、登録番号が未登録であることを示している。また、上位4ビットが「1000」である場合、権限情報はマスタであり登録番号が未登録であることを示している。上位4ビットが「0100」である場合、権限情報はサブであり登録番号が登録済みであることを示している。上位4ビットが「1100」である場合、権限情報はマスタであり登録番号が登録済みであることを示している。
本実施の形態1における第1端末装置1は、ICチップを有する名刺に対して、当該ICチップに対応するリーダ/ライタ部を有しており、このリーダ/ライタ部を介してICチップと情報の送受信(非接触通信等)を行い、ICチップに対して名刺情報の書き込みや読み出しを行う。また、第1端末装置1は、書き込み又は読み出した名刺情報をサーバ装置2に送信したり、サーバ装置2から名刺情報を受信したりする。第1端末装置1としては、例えば、ICチップのリーダ/ライタ部を備えたPC(Personal Computer)等を用いて構成される。
本実施の形態1におけるサーバ装置2は、第1端末装置1又は第2端末装置3から送信される名刺情報を含むデータを受信し、受信したデータに含まれる名刺情報を記憶及び管理したり、記憶している名刺情報を第1端末装置1又は第2端末装置3に送信したりするものである。
本実施の形態1における第2端末装置3は、スキャナ機能、プリンタ機能、FAX機能、その他の通信機能等を備えたMFP(Multi Function Printer)と称される複合装置であり、ICチップを有する名刺に対して、当該ICチップに対応するリーダ/ライタ部を有している。本実施の形態1の第2端末装置3は、名刺が有するICチップからリーダ/ライタ部を介して名刺記載情報等を読み出し、読み出した名刺記載情報に含まれる通信接続先情報に基づいてFAX通信等の通信を行うものである。
ネットワークN1、N2は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)としてもよく、また、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線網、広帯域通信回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV(Community Antenna Television)回線、光通信回線、無線通信回線等と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダなどを含む構成でもよい。
〔第1端末装置の構成〕
図6に、本実施の形態1における第1端末装置1の制御ブロック図を示す。
図6に示すように、第1端末装置1は、第1端末制御部10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、HDD(Hard Disk Drive)13、表示部14、操作部15、リーダ/ライタ部16、第1端末通信部17等を備え、各部はバス18等により接続されている。
第1端末制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、第1端末装置1の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、第1端末制御部10は、ROM11又はHDD13に記憶されている各種プログラム、テーブル、データ等を読み出してRAM12内に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
本実施の形態1の第1端末制御部10は、名刺情報書込処理を実行する。
名刺情報書込処理では、名刺に記載されている人物の名刺記載情報及び登録情報が含まれる名刺情報が生成され、当該名刺情報がリーダ/ライタ部16によりICチップに書き込まれたり書き換えられたりする。また、名刺情報書込処理では、名刺情報を含む送信データが生成され、当該送信データがサーバ装置2に送信されたり、サーバ装置から送信されるサーバ送信データを受信したりする。
図7に、送信データの構成例を示す。
図7に示すように、送信データは、ヘッダ部とデータ部とから構成されている。ヘッダ部には、システム識別情報、登録情報、総容量が格納されており、データ部には、圧縮された名刺記載情報(圧縮名刺記載情報)が格納されている。なお、総容量は、圧縮名刺記載情報の容量を示している。
ROM11は、第1端末制御部10により実行される各種プログラム、及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータが予め記憶されている。更に、ROM11には、名刺情報書込処理を実行するために用いられる名刺情報書込処理プログラム、システム識別情報、各種データ等の各種必要なデータが予め記憶されている。なお、ROM11は、フラッシュメモリ等の磁気的記録媒体、光学的記録媒体又は半導体の不揮発性メモリで構成されてもよく、第1端末装置1に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着される可搬型記録媒体であってもよい。
RAM12は、第1端末制御部10によりROM11から読み出された各種プログラム、各種テーブルやデータ、リーダ/ライタ部16により読み取られた各種情報、第1端末通信部17により受信した各種情報、操作部15から入力された情報等を一時的に格納するワークエリアを有する。
HDD13は、第1端末装置1において予め設定されている各種プログラムや、テーブル、データ等が記憶されている。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって構成され、第1端末制御部10から入力される信号に応じて各種画面をディスプレイ上に表示する。
操作部15は、テンキーや文字入力キー等の各種入力キーを有するキー群や、ポインティングデバイス、表示部14のディスプレイ上に設けられたタッチパネル等を備え、キー群、ポインティングデバイス、タッチパネル等から入力された入力信号を第1端末制御部10に出力する。
リーダ/ライタ部16は、アンテナ、送受信部、リーダライタ制御部(何れも図示せず)等を備えて構成されており、第1端末制御部10からの指示に従って、ICチップに対して電波信号を供給すると共にICチップへの各種情報の書き込み及び読み出しを行う。従って、リーダ/ライタ部16は、ICチップに対して名刺情報を書き込む書込部として機能する。
第1端末通信部17は、無線通信回路及びアンテナや、有線で通信を行うための通信インターフェイスを備え、特に図示しない無線/有線LAN、インターネットなどのネットワークN1、N2と接続し、当該ネットワークN1、N2と接続する他の装置との間で第1端末制御部10の指示に応じた情報の送受信を行う。また、第1端末通信部17は、名刺情報を含む送信データを送信する第1端末送信部として機能する。
〔サーバ装置の構成〕
図8に、本実施の形態1におけるサーバ装置2の制御ブロック図を示す。
図8に示すように、サーバ装置2は、サーバ制御部20、ROM21、RAM22、DB(Data Base)23、サーバ通信部24等を備え、各部はバス25等により接続されている。
サーバ制御部20は、CPU等から構成され、サーバ装置2の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、サーバ制御部20は、ROM21又はDB23に記憶されている各種プログラム、テーブル、データ等を読み出してRAM22内に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
本実施の形態1のサーバ制御部20は、名刺情報登録処理を実行する。
名刺情報登録処理では、サーバ通信部24により受信された送信データに含まれる名刺情報のうち、権限情報がマスタに設定されている名刺情報がDB23の名刺情報テーブルに登録される。また、名刺情報登録処理では、受信した送信データに含まれる登録番号に対応する名刺情報が名刺情報テーブルから読み出され、読み出された名刺情報に基づきサーバ送信データが生成され、送信データを送信してきた装置(第1端末装置又は第2端末装置)へ生成されたサーバ送信データが送信される。
なお、サーバ送信データの構成は、送信データと同様の構成であるため、図示及び説明は省略する。
ROM21は、サーバ制御部20により実行される各種プログラム、及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータが予め記憶されている。更に、ROM21には、名刺情報登録処理を実行するために用いられる名刺情報登録処理プログラムや各種データが予め記憶されている。なお、ROM21は、フラッシュメモリ等の磁気的記録媒体、光学的記録媒体又は半導体の不揮発性メモリで構成されてもよく、サーバ装置2に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着される可搬型記録媒体であってもよい。
RAM22は、サーバ制御部20によりROM21又はDB23から読み出された各種プログラム、各種テーブルやデータ、サーバ通信部24により受信した各種情報等を一時的に格納するワークエリアを有する。
DB23は、HDD等の不揮発性の大容量メモリ等から構成され、権限情報がマスタに設定されている名刺情報を記憶する名刺情報テーブルを格納しており、サーバ記憶部として機能する。
図9に、名刺情報テーブルの例を示す。
図9に示すように、名刺情報テーブルには、登録情報、総容量、圧縮名刺記載情報からなるレコードが複数格納されており、各レコードは、登録情報に含まれる登録番号に基づいてソートされている。図9に示す登録情報は、データチェック部の値(図9では2進数で示す)と、登録番号部の値(図9では10進数で示す)とが含まれている。また、図9に示す圧縮名刺記載情報は、名刺記載情報が圧縮されたものであり、ここでは、圧縮名刺記載情報に含まれる名刺記載情報の例(氏名、会社名、住所、電子メールアドレス(E−mail)、電話番号、FAX番号等)を示している。
サーバ通信部24は、無線通信回路及びアンテナや、有線で通信を行うための通信インターフェイスを備え、特に図示しない無線/有線LAN、インターネットなどのネットワークN1、N2と接続し、当該ネットワークN1、N2と接続する他の装置との間でサーバ制御部20の指示に応じた情報の送受信を行う。また、サーバ通信部24は、ネットワークN1、N2を介して、第1端末装置1又は第2端末装置3から送信データを受信するサーバ受信部、名刺情報テーブルから読み出された名刺情報を含むサーバ送信データを送信するサーバ送信部として機能する。
〔第2端末装置の構成〕
図10に、本実施の形態1における第2端末装置3の制御ブロック図を示す。
図10に示すように、第2端末装置3は、第2端末制御部30、ROM31、RAM32、HDD33、操作表示部34、プリント部35、リーダ/ライタ部36、第2端末通信部37、FAX通信部38等を備え、各部はバス39等により接続されている。
第2端末制御部30は、CPU等から構成され、第2端末装置3の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、第2端末制御部30は、ROM31又はHDD33に記憶されている各種プログラム、テーブル、データ等を読み出してRAM32内に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
本実施の形態1の第2端末制御部30は、通信接続処理と名刺情報書換処理とを実行する。
通信接続処理では、名刺情報に含まれる通信接続先情報に基づいて第2端末通信部37により通信が行われる。
なお、本実施の形態1では、通信接続先情報としてFAX番号を用いてFAX通信を行う場合を説明するが、これに限らない。例えば、電子メールアドレスを用いて電子メールを送信したり、電話番号を用いて発呼を行ったりしてもよい。
特に、本実施の形態1の通信接続処理では、リーダ/ライタ部36から読み取った名刺情報に含まれる権限情報がサブに設定されている場合であって、当該読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれている名刺記載情報とが一致しない場合には、サーバ送信データに含まれている名刺記載情報の通信接続先情報に基づいて通信が行われる。
また、通信接続処理では、リーダ/ライタ部36から読み取った名刺情報に含まれる権限情報がサブに設定されている場合であって、当該読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれている名刺記載情報とが一致する場合には、リーダ/ライタ部36から読み取った名刺記載情報に含まれる通信接続先情報に基づいて通信が行われる。
また、通信接続処理では、リーダ/ライタ部36から読み取った名刺情報に含まれる権限情報がマスタに設定されている場合には、読み取った名刺記載情報に含まれる通信接続先情報に基づいて通信が行われる。
名刺情報書換処理では、リーダ/ライタ部36から読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれている名刺記載情報とが一致しない場合には、リーダ/ライタ部36によって名刺記載情報が読み取られた名刺が有するICチップに格納されている名刺記載情報には新たに変更されている情報があることを報知する報知情報が生成され、報知情報に基づくプリントデータによる画像が形成された用紙が出力される。
なお、本実施の形態1では、報知情報を用紙で出力するとしているが、これに限らず、例えば、操作表示部34等に報知情報を表示するとしてもよい。
更に、名刺情報書換処理では、リーダ/ライタ部36から読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれている名刺記載情報とが一致しない場合には、リーダ/ライタ部36により名刺情報を読み取った名刺が有するICチップに格納されている名刺情報が、サーバ送信データに含まれている名刺情報に書き換えられる。
なお、ICチップの名刺情報を書き換えた日時を同時に書き込んでおき、DB23内の名刺情報テーブルを登録及び更新する際に同様に日時を記憶しておき、これらを比較することで情報が一致しているかどうかを判別するとしてもよい。
更にまた、例えば、着色した液体と扁平状の磁気粉を充填した微小なカプセルを多数封入したシートを名刺表面に貼り付け、磁界をかけることにより、黒色文字の表示と消去を繰り返して行うことを可能とするリライトカード等の様に、名刺面の記載情報も同時に書き換えるとしてもよい。
ROM31は、第2端末制御部30により実行される各種プログラム、及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータが予め記憶されている。更に、ROM31には、通信接続処理や名刺情報書換処理を実行するために用いられる通信接続処理プログラムや名刺情報書換処理プログラム、各種データが予め記憶されている。なお、ROM31は、フラッシュメモリ等の磁気的記録媒体、光学的記録媒体又は半導体の不揮発性メモリで構成されてもよく、第2端末装置3に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着される可搬型記録媒体であってもよい。
RAM32は、第2端末制御部30によりROM31から読み出された各種プログラム、各種テーブルやデータ、リーダ/ライタ部36により読み取られた各種情報、第2端末通信部37により受信した各種情報、FAX通信部38により受信したデータ、操作表示部34から入力された情報等を一時的に格納するワークエリアを有する。
HDD33は、第2端末装置3において予め設定されている各種プログラムや、テーブル、データ等が記憶されている。
操作表示部34は、LCDや有機ELディスプレイ等から構成される表示部と、表示部を覆うように設けられたタッチパネル及び操作キー等の入力部とを備えて構成される。操作表示部34は、タッチパネル又は操作キー等の入力部から入力される操作信号を第2端末制御部30に出力する。また、操作表示部34は、第2端末制御部30から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種画面や各種処理結果等を表示部に表示する。
プリント部35は、入力されたプリントデータに基づいて、画像形成処理を行い、用紙に画像を形成して出力するものである。プリント部35は、給紙部、給紙搬送部、画像形成部等のプリント出力に係る各部やプリント制御部を備えて構成される。
なお、プリント部35の印刷方式は、電子写真方式、インクジェット方式、ドットインパクト方式、熱転写方式、昇華型方式等、及び電算写植やDTP(Desk Top Publishing)等における印刷機も含め、カラー印刷かモノクロ印刷かを問わず、何れを採用してもよい。
また、プリント部35には、用紙に形成された画像を読み取って画像データを生成するスキャナ等の画像読取部が備えられていてもよい。
リーダ/ライタ部36は、アンテナ又は外部接続端子、送受信部、リーダライタ制御部(何れも図示せず)等を備えて構成されており、第2端末制御部30からの指示に従って、ICチップに対して電波信号又は信号を供給すると共にICチップへの各種情報の書き込み及び読み出しを行う。従って、リーダ/ライタ部36は、ICチップに対して名刺情報の読み取りを行う読取部、ICチップに対して名刺情報の書き込みを行う書込部として機能する。
第2端末通信部37は、無線通信回路及びアンテナや、有線で通信を行うための通信インターフェイスを備え、特に図示しない無線/有線LAN、インターネットなどのネットワークN1、N2と接続し、当該ネットワークN1、N2と接続する他の装置との間で第2端末制御部30の指示に応じた情報の送受信を行う。また、第2端末通信部37は、名刺情報を送信データとして送信する第2端末送信部、送信データに対するサーバ送信データを受信する第2端末受信部、として機能する。
FAX通信部38は、公衆回線網と接続するためのインターフェイスを備え、通信接続先情報に基づいて外部装置(例えば、他の第2端末装置)とFAX通信を行う通信部として機能する。
次に、本実施の形態1の動作を説明する。
〔名刺情報書込処理〕
図11、図12に、本実施の形態1における名刺情報書込処理のフローチャートを示す。
なお、図11、図12に示す処理は、第1端末装置1内の第1端末制御部10と各部との協働により実行されるものである。
図11、図12に示す各ステップの処理は、プログラムにより記述され、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(ROM11)に格納されている。このプログラム(名刺情報書込処理プログラム)は、第1端末制御部10によりROM11から読み出され、第1端末制御部10を当該フローチャートに示す各処理をして機能させる。
ICチップを有する名刺がリーダ/ライタ部16に近づき、リーダ/ライタ部16により当該名刺が有するICチップ内の情報の読み取りが行われると(ステップS1)、第1端末制御部10は、読み取った情報には名刺情報があるか否かを判別する(ステップS2)。
ステップS2では、例えば、ICチップ内の登録情報が格納される領域が参照され、当該登録情報のデータチェック部の上位4ビットが「0000」であるか否かが判別される。上位4ビットが「0000」である場合には、権限情報なし、且つ、登録番号が未登録であるため、名刺情報なしと判別される。
リーダ/ライタ部16により読み取られた情報には名刺情報がない場合(ステップS2;NO)、第1端末制御部10は、ROM11からシステム識別情報を取得する(ステップS3)。そして第1端末制御部10は、自動作成モードが選択されているか否かを判別する(ステップS4)。
ステップS4では、例えば、表示部14に、登録情報の設定処理に関して、ユーザが操作部15を操作して設定する(ユーザ作成モード)か、第1端末制御部10が行う(自動作成モード)か、のいずれか一方を選択する画面が表示される。
ステップS4において、自動作成モードが選択された場合(ステップS4;YES)、第1端末制御部10は、サーバ装置へ新規マスタの登録番号として使用可能な登録番号(空き登録番号)の送信を要求する送信データを第1端末通信部17を介して送信する(ステップS5)。
ステップS5において送信される送信データは、ステップS3において取得されたシステム識別情報と、データチェック部の上位4ビットが権限情報なし且つ登録番号が未登録を示す「0000」に設定された登録情報と、がヘッダ部に格納されたものである。
第1端末制御部10は、第1端末通信部17によりサーバ装置2から送信されたサーバ送信データを受信すると(ステップS6)、サーバ送信データに含まれる登録情報を取得する(ステップS7)。
ステップS6において受信するサーバ送信データは、システム識別情報と、データチェック部の上位4ビットが権限情報がマスタ且つ登録番号の登録ありを示す「1100」であって、登録番号部に空き登録番号が設定されている登録情報と、がヘッダ部に格納されたものである。そして、ステップ7において、サーバ送信データから当該登録情報が取得される。
ステップS4において、ユーザ作成モードが選択された場合(ステップS4;NO)、第1端末制御部10は、表示部14に登録情報の入力を受け付ける画面を表示させ、当該画面に対する操作部15からの操作信号に基づいて、登録情報の入力を受け付ける(ステップS8)。ステップS8では、マスタかサブか否かを示す権限情報と、登録番号と、が登録情報として受け付けられる。
第1端末制御部10は、ステップS8において受け付けた登録情報のデータチェック部を参照し、権限情報はマスタに設定されているか否かを判別する(ステップS9)。マスタに設定されていない場合、即ち、権限情報はサブに設定されている場合(ステップS9;NO)、第1端末制御部10は、ステップS12の処理に進む。
マスタに設定されている場合(ステップS9;YES)、第1端末制御部10は、サーバ装置へステップS8において受け付けた登録番号が使用可能か否か、即ち、ステップS8において受け付けた登録番号がサーバ装置の名刺情報テーブルに登録されているか否か、を問い合わせる送信データを第1端末通信部17を介して送信する(ステップS10)。
ステップS10において送信される送信データは、ステップS3において取得されたシステム識別情報と、上位4ビットが「1000」に設定されたデータチェック部とステップS8において受け付けられた登録番号を示す登録番号部とからなる登録情報と、がヘッダ部に格納されたものである。
第1端末制御部10は、第1端末通信部17によりサーバ装置2から送信されたサーバ送信データを受信し、受信したサーバ送信データを参照してステップS8において受け付けた登録番号が登録済みであるか否かを判別する(ステップS11)。ステップS8において受け付けた登録番号が登録済みである場合(ステップS11;NO)、第1端末制御部10は、ステップS8の処理に戻る。
ステップS11では、例えば、サーバ送信データのヘッダ部の総容量又はデータ部を参照して、圧縮名刺記載情報があるか否かを判別し、圧縮名刺記載情報がある場合には、登録済みであると判別し、圧縮名刺記載情報がない場合には未登録であると判別する。
ステップS7後、ステップS9;NO後、又は、ステップS8において受け付けた登録番号が未登録である場合(ステップS11;NO)、第1端末制御部10は、表示部14に名刺記載情報の入力を受け付ける画面を表示させ、当該画面に対する操作部15からの操作信号に基づいて、名刺記載情報の入力を受け付ける(ステップS12)。
第1端末制御部10は、ステップS3で取得したシステム識別情報と、ステップS5〜7又はS8〜11で取得した登録情報及びステップS12で受け付けた名刺記載情報を含む名刺情報と、をリーダ/ライタ部16を介してICチップのメモリに書き込む(ステップS13)。
第1端末制御部10は、ICチップに書き込んだ登録情報のデータチェック部を参照して、権限情報がマスタに設定されているか否かを判別する(ステップS14)。権限情報がマスタに設定されていない場合、即ち、権限情報がサブに設定されている場合(ステップS14;NO)、第1端末制御部10は、ステップS26の処理に進む。
権限情報がマスタに設定されている場合(ステップS14;YES)、第1端末制御部10は、リーダ/ライタ部16を介してICチップから登録情報を読み出す(ステップS15)。また、第1端末制御部10は、ICチップから名刺記載情報を読み出して圧縮し、圧縮名刺記載情報を生成し(ステップS16)、生成した圧縮名刺記載情報の総容量を算出する(ステップS17)。
第1端末制御部10は、システム識別情報と、ステップS15において読み出した登録情報と、ステップS16において生成した圧縮名刺記載情報と、ステップS17において算出した総容量と、を含む送信データを生成し(ステップS18)、生成した送信データを第1端末通信部17を介してサーバ装置2に送信し(ステップS19)、ステップS26の処理に進む。
第1端末制御部10は、リーダ/ライタ部16により読み取られた情報に名刺情報がある場合(ステップS2;YES)、名刺情報に含まれる名刺記載情報を圧縮して圧縮名刺記載情報を生成し、当該圧縮名刺記載情報の総容量を算出し、また、ROM11からシステム識別情報を取得する。そして、第1端末制御部10は、取得したシステム識別情報と、ICチップから読み取った名刺情報に含まれる登録情報と、算出した総容量と、生成した圧縮名刺記載情報と、を含む送信データを生成し(ステップS20)、生成した送信データを第1端末通信部17を介してサーバ装置2に送信する(ステップS21)。
第1端末制御部10は、第1端末通信部17によりサーバ装置2から送信されたサーバ送信データを受信すると(ステップS22)、受信したサーバ送信データに含まれる圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS23)。
第1端末制御部10は、ICチップから取得した名刺記載情報と、ステップS23において生成した名刺記載情報とを比較して、一致するか否かを判別する(ステップS24)。一致しない場合(ステップS24;NO)、第1端末制御部10は、ICチップに格納されている名刺記載情報を、ステップS23において生成した名刺記載情報にリーダ/ライタ部16を介して書き換える(ステップS25)。
ステップS14;NO後、ステップS19後、一致する場合(ステップS24;YES)、又はステップS25後、第1端末制御部10は、操作部15により名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力されたか否かを判別する(ステップS26)。
名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力されていない場合(ステップS26;NO)、第1端末制御部10は、ステップS1の処理に戻る。名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力された場合(ステップS26;YES)、第1端末制御部10は、名刺情報書込処理を終了する。
〔名刺情報登録処理〕
図13、図14に、本実施の形態1における名刺情報登録処理のフローチャートを示す。
なお、図13、図14に示す処理は、サーバ装置2内のサーバ制御部20と各部との協働により実行されるものである。
図13、図14に示す各ステップの処理は、プログラムにより記述され、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(ROM21)に格納されている。このプログラム(名刺情報登録処理プログラム)は、サーバ制御部20によりROM21から読み出され、サーバ制御部20を当該フローチャートに示す各処理をして機能させる。
サーバ通信部24により送信データが受信されると(ステップS31)、サーバ制御部20は、受信した送信データにシステム識別情報があるか否かを判別する(ステップS2)。システム識別情報がない場合(ステップS2;NO)、サーバ制御部20は、名刺情報登録処理を終了する。
システム識別情報がある場合(ステップS2;YES)、サーバ制御部20は、空き登録番号の送信要求か否かを判別する(ステップS33)。
ステップS33では、例えば、データチェック部の上位4ビットが「0000」に設定されているか否かが判別されることにより、空き要録番号の送信要求か否かが判別される。
空き登録番号の送信要求である場合(例えば、データチェック部の上位4ビットが「0000」である場合)(ステップS33;YES)、サーバ制御部20は、DB23内の名刺情報テーブルを参照して、未登録の登録番号(空き登録番号)を取得する(ステップS24)。
サーバ制御部20は、受信した送信データに含まれる登録情報のデータチェック部の上位4ビットを、権限情報がマスタ、且つ、登録有無情報が登録ありを示す「1100」に変更し(ステップS35)、取得した空き登録番号を名刺情報テーブルに登録する(ステップS36)。
空き登録番号の送信要求でない場合(ステップS33;NO)、サーバ制御部20は、受信した送信データに含まれる登録情報のデータチェック部の上位4ビットを参照し、権限情報がマスタか否かを判別する(ステップS37)。
権限情報がマスタである場合(ステップS37;YES)、サーバ制御部20は、データチェック部の上位4ビットを参照し、登録番号部に格納されている登録番号が登録済みか否かを判別する(ステップS38)。
登録番号が登録済みである場合(例えば、データチェック部が「1100」の場合)(ステップS38;YES)、サーバ制御部20は、受信した送信データの登録情報に含まれる登録番号に対応する圧縮名刺記載情報を名刺情報テーブルから読み出し、読み出した圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS39)。また、サーバ制御部20は、受信した送信データに含まれる圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS40)。
サーバ制御部20は、ステップS39により名刺記載テーブルから読み出して生成した名刺記載情報と、ステップS40により送信データから生成した名刺記載情報と、を比較し(ステップS41)、一致するか否かを判別する(ステップS42)。一致する場合(ステップS42;YES)、サーバ制御部20は、ステップS49の処理に進む。
一致しない場合(ステップS42;NO)、サーバ制御部20は、送信データから登録情報を読み出す(ステップS43)。また、サーバ制御部20は、送信データに含まれる伸張済みの名刺記載情報を圧縮して圧縮名刺記載情報を生成し(ステップS44)、生成した圧縮名刺記載情報の総容量を算出する(ステップS43)。
サーバ制御部20は、名刺情報テーブル内において、ステップS43において送信データから読み出した登録情報に含まれる登録番号に対応するレコードを参照し、当該レコードの総容量及び圧縮名刺記載情報を、ステップS45において算出した総容量及びステップS44において生成した圧縮名刺記載情報に書き換える(ステップS46)。
サーバ制御部20は、ステップS36後又はステップS46後、送信データを生成する(ステップS47)。ステップS36後で生成される送信データには、受信した送信データに含まれるシステム識別情報と、ステップS34、35において取得した登録情報とが含まれる。ステップS46後で生成される送信データには、受信した送信データに含まれるシステム識別情報と、ステップS43において読み出した登録情報と、ステップS44において生成した圧縮名刺記載情報と、ステップS45において算出した総容量とが含まれる。
登録番号が登録済みでない場合(例えば、データチェック部が「1000」の場合)(ステップS38;NO)、サーバ制御部20は、受信した送信データに含まれる登録情報、総容量、圧縮名刺記載情報をDB23内の名刺情報テーブルに新規に記憶させて登録する(ステップS48)。なお、登録した際に、登録番号に応じて名刺情報テーブル内のレコードをソートすることが好ましい。
サーバ制御部20は、ステップS48後、受信した送信データをサーバ送信データとして用意する(ステップS49)。
権限情報がマスタでない場合、即ち、権限情報がサブである場合(ステップS37;NO)、サーバ制御部20は、受信した送信データの登録情報に含まれる登録番号に対応する圧縮名刺記載情報を名刺情報テーブルから読み出し、読み出した圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS50)。また、サーバ制御部20は、受信した送信データに含まれる圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS51)。
サーバ制御部20は、ステップS50により名刺記載テーブルから読み出して生成した名刺記載情報と、ステップS51により送信データから生成した名刺記載情報と、を比較し、一致するか否かを判別する(ステップS52)。
一致する場合(ステップS52;YES)、サーバ制御部20は、受信した送信データをサーバ送信データとして用意する(ステップS53)。
一致しない場合(ステップS52;NO)、サーバ制御部20は、送信データから登録情報を読み出す(ステップS54)。また、サーバ制御部20は、ステップS50により名刺情報テーブルから読み出して伸張した名刺記載情報を圧縮して圧縮名刺記載情報を生成し(ステップS55)、生成した圧縮名刺記載情報の総容量を算出する(ステップS56)。
サーバ制御部20は、受信した送信データに含まれるシステム識別情報と、ステップS54において取得した登録情報と、ステップS55において生成した圧縮名刺記載情報と、ステップS56において算出した総容量とが含まれるサーバ送信データを生成する(ステップS57)。
サーバ制御部20は、ステップS47後、ステップS49後、ステップS53後、又はステップS57後、ステップS31において送信データを送信してきた装置に対して、サーバ通信部24を介してサーバ送信データを送信し(ステップS58)、名刺情報登録処理を終了する。
〔通信接続処理及び名刺情報書換処理〕
図15、図16に、本実施の形態1における通信接続処理及び名刺情報書換処理のフローチャートを示す。
なお、図15、図16に示す処理は、第2端末装置3内の第2端末制御部30と各部との協働により実行されるものである。
図15、図16に示す各ステップの処理は、プログラムにより記述され、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(ROM31)に格納されている。このプログラム(通信接続処理プログラム及び名刺情報書換処理プログラム)は、第2端末制御部30によりROM31から読み出され、第2端末制御部30を当該フローチャートに示す各処理をして機能させる。
ICチップを有する名刺がリーダ/ライタ部36に近づき、リーダ/ライタ部36により当該名刺のICチップ内の情報の読み取りが行われると(ステップS61)、第2端末制御部30は、操作表示部34によりFAX送信モードが設定されているか否かを判別する(ステップS62)。
FAX送信モードが設定されている場合(ステップS62;YES)、第2端末制御部30は、FAX送信する画像データ(FAXデータ)を取得する(ステップS63)。ステップS63では、例えば、第2端末通信部37を介して外部装置から送信された画像データや、プリント部35が備える画像読取部から取得された画像データ等がFAXデータとして取得される。
第2端末制御部30は、ステップS61においてリーダ/ライタ部36を介してICチップから読み出した名刺情報に含まれる名刺記載情報を圧縮し、圧縮名刺記載情報を生成し(ステップS64)、生成した圧縮名刺記載情報の総容量を算出する(ステップS65)。
第2端末制御部30は、ステップS61において読み取った情報に含まれるシステム識別情報と、名刺情報に含まれる登録情報と、ステップS64において生成した圧縮名刺記載情報と、ステップS65において算出した総容量と、を含む送信データを生成し(ステップS66)、生成した送信データを第2端末通信部37を介してサーバ装置2に送信する(ステップS67)。
第2端末制御部30は、ステップS61において読み取った名刺情報に含まれる登録情報のデータチェック部を参照し、権限情報はマスタに設定されているか否かを判別する(ステップS68)。
マスタに設定されていない場合、即ち、サブに設定されている場合(ステップS68;NO)、第2端末制御部30は、第2端末通信部37によりサーバ装置2から送信されたサーバ送信データを受信し(ステップS69)、受信したサーバ送信データに含まれる圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS70)。
第2端末制御部30は、ステップS61においてICチップから読み取った名刺記載情報と、ステップS70において生成した名刺記載情報とを比較して、一致するか否かを判別する(ステップS71)。
なお、情報バージョン値や更新日時等を判別用のキーとして予め情報を記憶しておいて、それらを比較して判別するとしてもよい。
マスタに設定されている場合(ステップS68;YES)、又は、一致する場合(ステップS71;YES)、第2端末制御部30は、ステップS61においてICチップから読み取った情報に含まれる名刺記載情報からFAX番号を抜き出す(ステップS72)。
一致しない場合(ステップS71;NO)、第2端末制御部30は、ICチップに格納されている名刺記載情報を、ステップS70において生成した名刺記載情報にリーダ/ライタ部36を介して書き換える(ステップS73)。
そして、第2端末制御部30は、プリント部35により報知情報及び更新情報に基づく画像が形成された用紙(お知らせプリント)を出力させる(ステップS74)。
報知情報は、ICチップに格納されている名刺記載情報には新たに変更されている情報があることを報知する情報である。更新情報は、ICチップに格納されている名刺記載情報が新たな名刺記載情報に書き換えられることにより更新されたことを報知する情報である。
図17に、ステップS74においてプリント部35から出力されるお知らせプリントの例を示す。
図17に示すように、お知らせプリントP1には、「お手持ちの名刺の方の情報の変更通知を受信しました。」という報知情報P1aと、「名刺内のICチップを、新たな情報に書き換え更新しました。」という更新情報P1bとが表示されている。また、お知らせプリントP1には、ICチップの名刺記載情報を書き換えた日時を示す日時情報P1cが表示されていてもよいし、新たな名刺記載情報を名刺に上貼りするガイダンスP1dと、切り取って名刺に上貼りするための新たな名刺記載情報P1eが表示されていてもよい。
第2端末制御部30は、ステップS74後、ステップS69においてサーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれており、ステップS70において生成した名刺記載情報からFAX番号を抜き出す(ステップS75)。
第2端末制御部30は、ステップS72後、又は、ステップS75後、抜き出したFAX番号に基づいてFAX通信部38によりFAX通信を行い、取得したFAXデータの送信を行う(ステップS76)。
FAX送信モードが設定されていない場合(ステップS62;NO)、第2端末制御部30は、操作部15によりICチップ書込モードが設定されているか否かを判別する(ステップS77)。ICチップ書込モードが設定されていない場合(ステップS77;NO)、第2端末制御部30は、ステップS89の処理に進む。
ICチップ書込モードが設定されている場合(ステップS77;YES)、第2端末制御部30は、ステップS61において読み取られた情報において、登録番号があるか否かを判別する(ステップS78)。
ステップS78では、ICチップ内の登録情報が格納されている領域が参照され、当該登録情報のデータチェック部の上位4ビットが「0100」又は「1100」であるかが判別される。上位4ビットが「0100」又は「1100」である場合には、サーバ装置に登録済みの登録番号があることを示しているため、登録番号ありと判別される。
第2端末制御部30は、ステップS61において読み取られた情報において、登録番号がない場合(ステップS78;NO)、ステップS89の処理に進む。
第2端末制御部30は、ステップS61において読み取られた情報に登録番号がある場合(ステップS78;YES)、ステップS79〜S82の処理を実行する。
なお、ステップS79〜S82の処理は、ステップS64〜S67の処理と同様であるため、説明は省略する。
第2端末制御部30は、ステップS82後、第2端末通信部37によりサーバ装置2から送信されたサーバ送信データを受信する(ステップS83)。そして第2端末制御部30は、ステップS61において読み取った名刺情報に含まれる登録情報のデータチェック部を参照し、権限情報はマスタに設定されているか否かを判別する(ステップS84)。マスタに設定されている場合(ステップS84;YES)、第2端末制御部30は、ステップS89の処理に進む。
マスタに設定されていない場合、即ち、サブに設定されている場合(ステップS84;NO)、第2端末制御部30は、受信したサーバ送信データに含まれる圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS85)。
第2端末制御部30は、ステップS61においてICチップから読み取った名刺記載情報と、ステップS85において生成した名刺記載情報とを比較して、一致するか否かを判別する(ステップS86)。一致する場合(ステップS86;YES)、第2端末制御部30は、ステップS89の処理に進む。
一致しない場合(ステップS86;NO)、第2端末制御部30は、ステップS87、S88の処理に進み、ステップS88後、ステップS89の処理に進む。
なお、ステップS87、S88は、ステップS73、S74と同様であるため、説明は省略する。
ステップS76後、ステップS77;NO後、ステップS78;NO後、ステップS84;YES後、ステップS86;YES後、又は、ステップS88後、第2端末制御部30は、操作表示部34により通信接続処理及び名刺情報書換処理を終了させる操作信号が入力されたか否かを判別する(ステップS89)。
通信接続処理及び名刺情報書換処理を終了させる操作信号が入力されていない場合(ステップS89;NO)、第2端末制御部30は、ステップS61の処理に戻る。通信接続処理及び名刺情報書換処理を終了させる操作信号が入力された場合(ステップS89;YES)、第2端末制御部30は、通信接続処理及び名刺情報書換処理を終了する。
以上のように、本実施の形態1によれば、各種情報が読み取り及び書き込み可能なICチップを有する名刺を用いて、名刺が有するICチップから読み取った権限情報がサブに設定されている場合であって、名刺が有するICチップから読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置から受信した名刺記載情報とが一致しない場合には、サーバ装置から受信した名刺記載情報の通信接続先情報(FAX番号)に基づいて通信(FAX通信)を行うことができる。そのため、名刺に記載されている名刺記載情報に変更があったとしても、誤った通信接続先情報に基づいて通信を行うことが無くなり、誤った相手にデータを送信してしまったり、名刺に記載された人物と連絡がとれなくなったりする等の問題を防止できる。
従って、名刺記載情報の変更があったとしても、新規に名刺を作成及び配布し直す又は配布し直されることなく、名刺の表示面に記載された人物やホームページなどの変更先にアクセスが可能となり、利便性の向上及び経費削減を図ることができる。
更に、名刺が有するICチップから読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置から受信した名刺記載情報と、が一致しない場合には、名刺が有するICチップに格納されている名刺情報を、サーバ装置から受信した名刺情報に書き換えることができる。
また、名刺が有するICチップから読み取った名刺情報に含まれる権限情報がマスタに設定されている場合には、当該読み取った名刺情報に含まれる通信接続先情報(FAX番号)に基づいて通信(FAX通信)を行うことができる。
また、名刺が有するICチップから読み取った権限情報がサブに設定されている場合であって、当該読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報とサーバ装置から受信した名刺記載情報とが一致する場合には、当該読み取った名刺記載情報に含まれている通信接続先情報(FAX番号)に基づいて通信(FAX通信)を行うことができる。
更に、名刺が有するICチップから読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置から受信した名刺記載情報とが一致しない場合には、名刺情報が読み取られた名刺が有するICチップに格納されている名刺記載情報には新たに変更されている情報があることを報知する報知情報に基づく画像が形成された用紙(お知らせプリント)を出力させることができ、ユーザに対して報知情報を報知できる。
更に、サーバ装置は、受信した送信データに含まれる権限情報がマスタに設定されている場合であって、当該受信した送信データに含まれる識別情報に対応する名刺情報テーブルから読み出した名刺情報に含まれている名刺記載情報と、受信した送信データに含まれる名刺記載情報とが一致しない場合には、名刺情報テーブルから読み出した名刺情報に含まれている名刺記載情報を、受信した送信データに含まれる名刺記載情報に書き換えることができる。そのため、サーバ装置に、常に最新の名刺記載情報を保持できる。
〔実施の形態2〕
〔名刺情報管理システムの構成〕
本実施の形態2の名刺情報管理システムでは、プリントされた二次元コードを有する名刺を用いて、当該二次元コードに含まれている名刺記載情報等の管理及び運用を行うものである。本実施の形態2の名刺情報管理システムの概略構成は、実施の形態1の図1に示す名刺情報管理システムAにおいて、第1端末装置1に替えて第1端末装置5、第2端末装置3に替えて第2端末装置6を備えることを除いて同様であるため、図示は省略し、異なる点を説明する。
本実施の形態2において用いられる名刺は、実施の形態1において名刺が有するICチップに換えて、プリントされた二次元コードを有するものである。名刺上には、実施の形態1と同様の名刺記載情報が記載されている。
二次元コードとしては、QR(Quick Response)コード(QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標)、PDF417(PDF417はシンボルテクノロジー社の登録商標)、DataMatrixコード(DataMatrixコードは(米)Rvsi Acuity CiMatrix Inc.の登録商標)、Maxiコード(MaxiコードはUPS社の登録商標)等があり、何れを適用してもよい。本実施の形態2では、二次元コードとしてQRコードを用いるものとする。
QRコードには、本実施の形態2における名刺情報管理システムの適用の可否を示すシステム識別情報と、当該QRコードを有する名刺の名刺記載情報及び当該名刺記載情報に対する登録情報を含む名刺情報と、が格納される。
なお、システム識別情報、登録情報の構成は、実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
本実施の形態2における第1端末装置5は、QRコードを有する名刺に対して、当該QRコードに対応するリーダ部と、QRコードを名刺にプリントするプリント部とを有しており、このリーダ部を介して非接触でQRコードに対して名刺情報の読み出しを行う。また、本実施の形態2における第1端末装置5は、読み出した名刺情報をサーバ装置2に送信したり、サーバ装置2から名刺情報を受信したりする。第1端末装置5としては、例えば、QRコードのリーダ部を備え、プリンタと接続しているPC等を用いて構成される。
本実施の形態2における第2端末装置6は、スキャナ機能、プリンタ機能、FAX機能、その他通信機能等を備えたMFP(Multi Function Printer)と称される複合装置であり、QRコードを有する名刺に対して、当該QRコードに対応するリーダ部を備えている。本実施の形態2の第2端末装置6は、名刺が有するQRコードからリーダ部を介して名刺記載情報等を読み出し、読み出した名刺記載情報に含まれる通信接続先情報に基づいてFAX通信等の通信を行うものである。
本実施の形態2におけるサーバ装置及びネットワークは、実施の形態1におけるサーバ装置2及びネットワークN1、N2と同様であるため、説明は省略する。
〔第1端末装置の構成〕
図18に、本実施の形態2における第1端末装置5の制御ブロック図を示す。
図18に示すように、第1端末装置5は、第1端末制御部50、ROM51、RAM52、HDD53、表示部54、操作部55、リーダ部56a、プリント部56b、第1端末通信部57等を備え、各部はバス58等により接続されている。
第1端末制御部50は、CPU等から構成され、第1端末装置5の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、第1端末制御部50は、ROM51又はHDD53に記憶されている各種プログラム、テーブル、データ等を読み出してRAM52内に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
本実施の形態2の第1端末制御部50は、名刺情報書込処理を実行する。
名刺情報書込処理では、名刺に記載されている人物の名刺記載情報及び登録情報が含まれる名刺情報が生成され、当該名刺情報がQRコードに変換され、当該QRコードが名刺にプリントされる。また、名刺情報書込処理では、名刺情報を含む送信データが生成され、当該送信データがサーバ装置に送信されたり、サーバ装置から送信されるサーバ送信データを受信したりする。
なお、送信データ及びサーバ送信データの構成例は、実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
ROM51は、第1端末制御部50により実行される各種プログラム、及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータが予め記憶されている。更に、ROM51には、名刺情報書込処理を実行するために用いられる名刺情報書込処理プログラム、システム識別情報、各種データ、その他必要な各種データが予め記憶されている。なお、ROM51は、フラッシュメモリ等の磁気的記録媒体、光学的記録媒体又は半導体の不揮発性メモリで構成されてもよく、第1端末装置1に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着される可搬型記録媒体であってもよい。
RAM52は、第1端末制御部50によりROM51から読み出された各種プログラム、各種テーブルやデータ、リーダ部56aにより読み取られた各種情報、第1端末通信部57により受信した各種情報、操作部55から入力された情報等を一時的に格納するワークエリアを有する。
リーダ部56aは、各種レンズやイメージセンサ等からなるカメラ部や、当該カメラ部により取得されたQRコードのイメージデータを変換するデータ変換部等を備えて構成されている。リーダ部56aは、第1端末制御部50からの指示に従って、QRコードの読み取りを行う。
プリント部56bは、第1端末制御部50からの指示に従って、入力されたプリントデータに基づいて名刺にQRコードをプリントするプリント処理を行う。従って、プリント部56bは、QRコードに対して名刺情報を書き込む書込部として機能する。
なお、プリント部56bの印刷方式は、電子写真方式、インクジェット方式、ドットインパクト方式、熱転写方式、昇華型方式等、及び電算写植やDTP(Desk Top Publishing)等における印刷機も含め、カラー印刷かモノクロ印刷かを問わず、何れを採用してもよい。
HDD53、表示部54、操作部55、第1端末通信部57は、実施の形態1のHDD13、表示部14、操作部15、第1端末通信部17と同様の構成であるため、説明は省略する。
〔サーバ装置の構成〕
本実施の形態2におけるサーバ装置は、実施の形態1のサーバ装置2と同様の構成であり、実施の形態1のサーバ装置2と同様に名刺情報登録処理を実行するため、図示及び説明は省略する。
〔第2端末装置の構成〕
図19に、本実施の形態2における第2端末装置6の制御ブロック図を示す。
図19に示すように、第2端末装置6は、第2端末制御部60、ROM61、RAM62、HDD63、操作表示部64、プリント部65、リーダ部66、第2端末通信部67、FAX通信部68等を備え、各部はバス69等により接続されている。
第2端末制御部60は、CPU等から構成され、第2端末装置6の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、第2端末制御部60は、ROM61又はHDD63に記憶されている各種プログラム、テーブル、データ等を読み出してRAM62内に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
本実施の形態2の第2端末制御部60は、通信接続処理を実行する。
通信接続処理では、名刺情報に含まれる通信接続先情報に基づいて第2端末通信部67により通信が行われる。
なお、本実施の形態2では、通信接続先情報としてFAX番号を用いてFAX通信を行う場合を説明するが、これに限らない。例えば、電子メールアドレスを用いて電子メールを送信したり、電話番号を用いて発呼を行ったりしてもよい。
特に、本実施の形態2の通信接続処理では、リーダ部66から読み取った名刺情報に含まれる権限情報がサブに設定されている場合であって、当該読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれている名刺記載情報とが一致しない場合には、サーバ送信データに含まれている名刺情報の通信接続先情報に基づいて通信が行われる。
また、リーダ部66から読み取った名刺情報に含まれる権限情報がサブに設定されている場合であって、当該読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれている名刺記載情報とが一致する場合には、リーダ部66から読み取った名刺情報に含まれる通信接続先情報に基づいて通信が行われる。
また、リーダ部66から読み取った名刺情報に含まれる権限情報が配布非専用及び変更不許可(マスタ)に設定されている場合には、読み取った名刺情報に含まれる通信接続先情報に基づいて通信が行われる。
更に、リーダ部66から読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれている名刺記載情報とが一致しない場合には、リーダ部66によって名刺情報が読み取られた名刺が有するQRコードに格納されている名刺情報には新たに変更されている情報があることを報知する報知情報が生成され、報知情報に基づく画像が形成された用紙が出力される。
なお、本実施の形態2では、報知情報を用紙で出力するとしているが、これに限らず、例えば、操作表示部64等に報知情報を表示するとしてもよい。
また、操作表示部64等に「新たに名刺を印刷し直しますか?」等の表示をさせ、当該表示に対する操作表示部64からの操作信号に基づいて、新たな名刺情報内容の名刺を印刷出力する等、としてもよい。その場合、QRコードに名刺情報を書き換えた日時を同時に書き込んでおき、DB23内の名刺情報テーブルを登録及び更新する際に同様に日時を記憶しておき、これらを比較することで情報が一致しているかどうかを判別するとしてもよい。
更にまた、例えば、着色した液体と扁平状の磁気粉を充填した微小なカプセルを多数封入したシートを名刺表面に貼り付け、磁界をかけることにより、黒色文字の表示と消去を繰り返して行うことを可能とするリライトカード等の様に、名刺面の記載情報も同時に書き換えるとしてもよい。
ROM61は、第2端末制御部60により実行される各種プログラム、及びこれらプログラムで使用される各種テーブルやデータが予め記憶されている。更に、ROM61には、通信接続処理を実行するために用いられる通信接続処理プログラム、各種データが予め記憶されている。なお、ROM61は、フラッシュメモリ等の磁気的記録媒体、光学的記録媒体又は半導体の不揮発性メモリで構成されてもよく、第2端末装置6に固定的に設けられたもの又は着脱自在に装着される可搬型記録媒体であってもよい。
RAM62は、第2端末制御部60によりROM61から読み出された各種プログラム、各種テーブルやデータ、リーダ部66により読み取られた各種情報、第2端末通信部67により受信した各種情報、FAX通信部68から受信したプリントデータ、操作表示部64から入力された情報等を一時的に格納するワークエリアを有する。
リーダ部66は、各種レンズやイメージセンサ等からなるカメラ部や、当該カメラ部により取得されたQRコードのイメージデータを変換するデータ変換部等を備えて構成されている。リーダ部66は、第2端末制御部60からの指示に従って、QRコードの読み取りを行う。従って、リーダ部66は、QRコードに対して名刺情報の読み取りを行う読取部として機能する。
HDD63、操作表示部64、プリント部65、第2端末通信部67、FAX通信部68は、実施の形態1のHDD33、操作表示部34、プリント部65、第2端末通信部37、FAX通信部38と同様の構成であるため、説明は省略する。
次に、本実施の形態2の動作を説明する。
〔名刺情報書込処理〕
図20〜図22に、本実施の形態2における名刺情報書込処理のフローチャートを示す。なお、図20〜図22に示す処理は、第1端末装置5内の第1端末制御部50と各部との協働により実行されるものである。
図20〜図22に示す各ステップの処理は、プログラムにより記述され、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(ROM51)に格納されている。このプログラム(名刺情報書込処理プログラム)は、第1端末制御部50によりROM51から読み出され、第1端末制御部50を当該フローチャートに示す各処理をして機能させる。
まず、第1端末制御部50は、操作部55によりQRコード読取モードが設定されているか否かを判別する(ステップS101)。QRコード読取モードが設定されている場合(ステップS101;YES)、第1端末制御部50は、名刺が有するQRコードの読み取りをリーダ部56aに行わせる(ステップS102)。
第1端末制御部50は、リーダ部56aにより読み取られたQRコードのイメージデータを変換してシステム識別情報及び名刺情報を生成し、当該名刺情報から登録情報を読み出す(ステップS103)。また、第1端末制御部50は、名刺情報から名刺記載情報を読み出して圧縮し、圧縮名刺記載情報を生成し(ステップS104)、生成した圧縮名刺記載情報の総容量を算出する(ステップS105)。
第1端末制御部50は、ステップS103においてQRコードを変換して生成したシステム識別情報と、名刺情報から読み出した登録情報と、ステップS104において生成した圧縮名刺記載情報と、ステップS105において算出した総容量と、を含む送信データを生成し(ステップS106)、生成した送信データを第1端末通信部57を介してサーバ装置2に送信する(ステップS107)。
第1端末制御部50は、ステップS103において読み出した登録情報のデータチェック部を参照して、権限情報がマスタに設定されているか否かを判別する(ステップS108)。権限情報がマスタに設定されている場合(ステップS108;YES)、第1端末制御部50は、ステップS113の処理に進む。
権限情報がマスタに設定されていない場合、即ち、権限情報がサブに設定されている場合(ステップS108;NO)、第1端末制御部50は、第1端末通信部57によりサーバ装置2から送信されたサーバ送信データを受信し(ステップS109)、受信したサーバ送信データに含まれる圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS110)。
第1端末制御部50は、ステップS103おいてQRコードから取得した名刺記載情報と、ステップS110において生成した名刺記載情報とを比較して、一致するか否かを判別する(ステップS111)。一致する場合(ステップS111;YES)、第1端末制御部50は、ステップS113の処理に進む。
一致しない場合(ステップS111;NO)、第1端末制御部50は、QRコードの更新要請画面を表示部54に表示させる(ステップS112)。
ステップS112において表示されるQRコードの更新要請画面では、QRコードに格納されている名刺記載情報には新たに変更されている情報があることを報知する報知情報が表示される。例えば、QRコードの更新要請画面としては、「お手持ちの名刺の方の情報の変更通知を受信しました。」というメッセージが表示される。
ステップS108;YES後、ステップS111;YES後、又は、ステップS112後、第1端末制御部50は、操作部55により名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力されたか否かを判別する(ステップS113)。
名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力されていない場合(ステップS113;NO)、第1端末制御部50は、ステップS101の処理に戻る。名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力された場合(ステップS113;YES)、第1端末制御部50は、名刺情報書込処理を終了する。
QRコード読取モードが設定されていない場合(ステップS101;NO)、第1端末制御部50は、操作部55によりQRコード作成モードが設定されているか否かを判別する(ステップS114)。
QRコード作成モードが設定されていない場合(ステップS114;NO)、第1端末制御部50は、名刺情報書込処理を終了する。
QRコード作成モードが設定されている場合(ステップS114;YES)、第1端末制御部50は、ROM51からシステム識別情報を取得する(ステップS115)。
ステップS116〜S124は、実施の形態1における名刺情報書込処理の図11に示すステップS4〜S12と同様であるため、説明は省略する。
第1端末制御部50は、ステップS115で取得したシステム識別情報と、ステップS117〜S119又はS120〜S123で取得した登録情報及びステップS124で受け付けた名刺記載情報を含む名刺情報とを含む情報をQRコードに変換して生成する。そして、第1端末制御部50は、生成したQRコードに基づくプリントデータを生成し、当該プリントデータをプリント部56bに出力して、名刺上にQRコードをプリントさせる(ステップS125)。
第1端末制御部50は、ステップS125において名刺にプリントしたQRコードに含まれる登録情報のデータチェック部を参照して、権限情報がマスタに設定されているか否かを判別する(ステップS126)。権限情報がマスタに設定されていない場合、即ち、権限情報がサブに設定されている場合(ステップS126;NO)、第1端末制御部50は、ステップS132の処理に進む。
権限情報がマスタに設定されている場合(ステップS126;YES)、第1端末制御部50は、ステップS125において名刺にプリントしたQRコードから登録情報を読み出す(ステップS127)。また、第1端末制御部50は、当該QRコードから名刺記載情報を読み出して圧縮し、圧縮名刺記載情報を生成し(ステップS128)、生成した圧縮名刺記載情報の総容量を算出する(ステップS129)。
第1端末制御部50は、ステップS125において名刺にプリントしたQRコードのシステム識別情報と、ステップS127において読み出した登録情報と、ステップS128において生成した圧縮名刺記載情報と、ステップS129において算出した総容量と、を含む送信データを生成し(ステップS130)、生成した送信データを第1端末通信部57を介してサーバ装置2に送信し(ステップS131)、ステップS132の処理に進む。
ステップS126;NO後又はステップS131後、第1端末制御部50は、操作部55により名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力されたか否かを判別する(ステップS132)。
名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力されていない場合(ステップS132;NO)、第1端末制御部50は、ステップS115の処理に戻る。名刺情報書込処理を終了させる操作信号が入力された場合(ステップS132;YES)、第1端末制御部50は、名刺情報書込処理を終了する。
〔名刺情報登録処理〕
本実施の形態2において、サーバ装置2内のサーバ制御部20と各部との協働により実行される名刺情報登録処理のフローチャートは、実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
〔通信接続処理〕
図23に、本実施の形態2における通信接続処理のフローチャートを示す。
なお、図23に示す処理は、第2端末装置6内の第2端末制御部60と各部との協働により実行されるものである。
図23に示す各ステップの処理は、プログラムにより記述され、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(ROM61)に格納されている。このプログラム(通信接続処理プログラム)は、第2端末制御部60によりROM61から読み出され、第2端末制御部60を当該フローチャートに示す各処理をして機能させる。
第2端末制御部60は、FAXデータを取得し(ステップS141)、名刺が有するQRコードの読み取りをリーダ部66に行わせ、リーダ部66により読み取ったQRコードのイメージデータを変換してシステム識別情報及び名刺情報を生成する(ステップS142)。
ステップS141では、例えば、第2端末通信部67を介して外部装置から送信された画像データや、プリント部65が備える画像読取部から取得された画像データ等がFAXデータとして取得される。
第2端末制御部60は、ステップS142において読み取ったQRコードの登録情報のデータチェック部を参照して、権限情報がマスタに設定されているか否かを判別する(ステップS143)。権限情報がマスタに設定されている場合(ステップS143;YES)、第2端末制御部60は、ステップS142においてQRコードから読み取った情報に含まれる名刺記載情報からFAX番号を抜き出す(ステップS144)。
権限情報がマスタに設定されていない場合、即ち、権限情報がサブに設定されている場合(ステップS143;NO)、第2端末制御部60は、ステップS142において読み取ったQRコードの名刺情報から登録情報を読み出す(ステップS145)。また、第2端末制御部60は、名刺情報から名刺記載情報を読み出して圧縮し、圧縮名刺記載情報を生成し(ステップS146)、生成した圧縮名刺記載情報の総容量を算出する(ステップS147)。
第2端末制御部60は、ステップS142においてQRコードを変換して生成したシステム識別情報と、ステップS145において読み出した登録情報と、ステップS146において生成した圧縮名刺記載情報と、ステップS147において算出した総容量と、を含む送信データを生成し(ステップS148)、生成した送信データを第2端末通信部67を介してサーバ装置2に送信する(ステップS149)。
第2端末制御部60は、第2端末通信部67によりサーバ装置2から送信されたサーバ送信データを受信し(ステップS150)、受信したサーバ送信データに含まれる圧縮名刺記載情報を伸張して名刺記載情報を生成する(ステップS151)。
第2端末制御部60は、ステップS142においてQRコードから取得した名刺記載情報と、ステップS151において生成した名刺記載情報とを比較して、一致するか否かを判別する(ステップS152)。一致する場合(ステップS152;YES)、第2端末制御部60は、ステップS144の処理に進む。
一致しない場合(ステップS152;NO)、第2端末制御部60は、プリント部65により報知情報に基づく画像が形成された用紙(お知らせプリント)を出力させる(ステップS153)。報知情報は、QRコードに格納されている名刺記載情報には新たに変更されている情報があることを報知するものである。
図24に、ステップS153においてプリント部65から出力されるお知らせプリントの例を示す。
図24に示すように、お知らせプリントP2には、「お手持ちの名刺の方の情報の変更通知を受信しました。」という報知情報P2aが表示されている。また、お知らせプリントP2には、当該お知らせプリントP2が出力された日時を示す日時情報P2cが表示されていてもよいし、新たな名刺記載情報を名刺に上貼りするガイダンスP2dと、切り取って名刺に上貼りするための新たな名刺記載情報P2eが表示されていてもよい。
第2端末制御部60は、ステップS153後、ステップS150においてサーバ装置2から受信したサーバ送信データに含まれおり、ステップS151において生成した名刺記載情報からFAX番号を抜き出す(ステップS154)。
第2端末制御部60は、ステップS144後又はステップS154後、抜き出したFAX番号に基づいてFAX通信部68によりFAX通信を行い、取得したFAXデータの送信を行う(ステップS155)。
第2端末制御部60は、操作表示部64により通信接続処理を終了させる操作信号が入力されたか否かを判別する(ステップS156)。
通信接続処理を終了させる操作信号が入力されていない場合(ステップS156;NO)、第2端末制御部60は、ステップS141の処理に戻る。名通信接続処理を終了させる操作信号が入力された場合(ステップS156;YES)、第2端末制御部60は、通信接続処理を終了する。
以上のように、本実施の形態2によれば、各種情報が読み取り可能なQRコードを有する名刺を用いて、名刺が有するQRコードから読み取った権限情報がサブに設定されている場合であって、名刺が有するQRコードから読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置から受信した名刺記載情報とが一致しない場合には、サーバ装置から受信した名刺記載情報の通信接続先情報(FAX番号)に基づいて通信(FAX通信)を行うことができる。そのため、名刺に記載されている名刺記載情報に変更があったとしても、誤った通信接続先情報に基づいて通信を行うことが無くなり、誤った相手にデータを送信してしまったり、名刺に記載された人物と連絡がとれなくなったりする等の問題を防止できる。
従って、名刺記載情報の変更があったとしても、新規に名刺を作成及び配布し直す又は配布し直されることなく、名刺の表示面に記載された人物やホームページアドレスなどの変更先にアクセスが可能となり、利便性の向上及び経費削減を図ることができる。
また、名刺が有するQRコードから読み取った名刺情報に含まれる権限情報がマスタに設定されている場合には、当該読み取った名刺情報に含まれる通信接続先情報(FAX番号)に基づいて通信(FAX通信)を行うことができる。
また、名刺が有するQRコードから読み取った権限情報がサブに設定されている場合であって、当該読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報とサーバ装置から受信した名刺記載情報とが一致する場合には、当該読み取った名刺記載情報に含まれている通信接続先情報(FAX番号)に基づいて通信(FAX通信)を行うことができる。
更に、名刺が有するQRコードから読み取った名刺情報に含まれる名刺記載情報と、サーバ装置から受信した名刺記載情報とが一致しない場合には、名刺情報が読み取られた名刺が有するQRコードに格納されている名刺記載情報には新たに変更されている情報があることを報知する報知情報に基づく画像が形成された用紙(お知らせプリント)を出力させることができ、ユーザに対して報知情報を報知できる。
更に、サーバ装置は、受信した送信データに含まれる権限情報がマスタに設定されている場合であって、当該受信した送信データに含まれる識別情報に対応する名刺情報テーブルから読み出した名刺情報に含まれている名刺記載情報と、受信した送信データに含まれる名刺記載情報とが一致しない場合には、名刺情報テーブルから読み出した名刺情報に含まれている名刺記載情報を、受信した送信データに含まれる名刺記載情報に書き換えることができる。そのため、サーバ装置に、常に最新の名刺記載情報を保持できる。
1、5 第1端末装置
2 サーバ装置
3、6 第2端末装置
4 名刺
10、50 第1端末制御部
11、51 ROM
12、52 RAM
13、53 HDD
14、54 表示部
15、55 操作部
16 リーダ/ライタ部
17、57 第1端末通信部
18、58 バス
20 サーバ制御部
21 ROM
22 RAM
23 DB
24 サーバ通信部
25 バス
30、60 第2端末制御部
31、61 ROM
32、62 RAM
33、63 HDD
34、64 操作表示部
35、65 プリント部
36 リーダ/ライタ部
37、67 第2端末通信部
38、68 FAX通信部
39、69 バス
40 ICチップ
41 名刺記載情報
56a リーダ部
56b プリント部
66 リーダ部
A 名刺情報管理システム
N1、N2 ネットワーク
P1、P2 お知らせプリント
P1a、P2a 報知情報
P1b 更新情報
P1c、P2c 日時情報
P1d、P2d 上貼りガイダンス
P1e、P2e 新たな名刺記載情報

Claims (8)

  1. 記録媒体から取得した情報に基づいて処理を実行する情報処理装置であって、
    前記記録媒体から識別情報と第1処理情報とを取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段で取得した識別情報に対応して所定の外部記憶装置に記憶される第2処理情報を当該外部記憶装置から取得する第2取得手段と、
    前記記録媒体に記録された情報が特定情報か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段で特定情報であると判別されたか否かに基づいて、前記記録媒体から取得した1処理情報に基づく処理を実行するか、あるいは前記外部記憶装置から取得した2処理情報を前記第1処理情報から変更された処理情報として処理を実行するか、を制御する処理制御手段と、
    を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1取得手段で取得した1処理情報と、前記第2取得手段で取得した第2処理情報と、を比較する比較手段と、
    を更に具備し、
    前記処理制御手段は、前記判別手段で特定情報でないと判別された場合には、記第1処理情報に基づく処理を実行し、一方、前記判別手段で特定情報であると判別され且つ前記比較手段による比較で前記各処理情報に含まれる情報が異なる場合には、前記第2処理情報を前記第1処理情報から変更された処理情報として処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記処理制御手段は、前記判別手段で特定情報であると判別され、且つ前記比較手段による比較で前記各処理情報に含まれる情報が一致する場合には、前記記録媒体から取得した前記第1処理情報に基づく処理の実行を制御する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記判別手段で特定情報であると判別され、且つ前記比較手段による比較で前記各処理情報に含まれる情報が異なる場合には、前記記録媒体に記憶された第1処理情報を記外部記憶装置から取得した前記第2処理情報に変更する変更手段と、
    を更に具備したことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1処理情報及び前記第2処理情報は、前記識別情報に対応する連絡先の通信接続先情報を含み、
    前記処理制御手段は、前記通信接続先情報に基づいた通信処理の実行を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の情報処理装置。
  6. 前記第2取得手段は、前記識別情報を前記外部記憶装置に対して送信し、その外部記憶装置から前記識別情報に対応する前記第2処理情報を受信することで取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の情報処理装置
  7. 前記特定情報は、前記記録媒体に記録された情報が配布用の情報であることを示す配布用情報、あるいは前記記録媒体に記憶された情報が変更の許可された情報であることを示す許可情報であり、
    前記判別手段は、前記記録媒体に前記配布用情報あるいは前記許可情報が記録されているかを判別する、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の情報処理装置。
  8. 記録媒体から取得した情報に基づいて処理を実行する情報処理装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記記録媒体から識別情報と第1処理情報とを取得する第1取得手段、
    前記第1取得手段で取得した識別情報に対応して所定の外部記憶装置に記憶される第2処理情報を当該外部記憶装置から取得する第2取得手段、
    前記記録媒体に記録された情報が特定情報か否かを判別する判別手段、
    前記判別手段で特定情報であると判別されたか否かに基づいて、前記記録媒体から取得した1処理情報に基づく処理を実行するか、あるいは前記外部記憶装置から取得した2処理情報を前記第1処理情報から変更された処理情報として処理を実行するか、を制御する処理制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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