JP5645286B2 - 紙幣取扱装置 - Google Patents
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図1は、紙幣取扱装置を搭載した現金自動取引装置(ATM)の外観図、図2はその背面側から見た図を示す。
ATM101は、キャッシュカードや紙幣、明細票等を取引き媒体とし、利用者の操作によって現金の預け入れや支払い、振り込み等の処理を行う。ATM101の上部には、利用者の通帳を処理し、取引明細を印字して放出する通帳処理機構106と、利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出するカード・明細票処理機構107が備えられる。通帳処理機構106はスロット106aから投入された利用者の通帳を処理し、取引明細を印字して放出する。カード・明細票処理機構107はスロット107aから投入された利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出する。ATMの正面前方には、利用者の取引の内容を表示しおよび取引のための種々の情報や項目を入力する操作部104が備えられる。
リジェクト庫60も紙幣取扱装置1の後方へ着脱可能な機構を有している。
紙幣取扱装置1の上部には、取引される紙幣の処理機構が配置され、下部には紙幣の収納機構が配置される。
紙幣取扱装置1の上部において、その前側(利用者に面する側:図4の上部右側)には、利用者が紙幣の投入及び取り出しを行う紙幣入出金口20が配置される。また、中央部に紙幣の判別を行う紙幣判別部30が配置され、後部の上段には利用者が入金した紙幣を取引成立までの間一旦収納する一時収納部40が配置される。一時収納部40の下側には、入金取引や出金取引に供しない紙幣を収納するためもしくは顧客の抜き取り忘れた紙幣を収納するためのリジェクト庫60が配置される。これらの各機構部は双方向の搬送路により接続される。
紙幣入出金口20において、上から投入された紙幣を下方へ繰出す紙幣繰出部20bと、下方から搬送されてきた出金又は返却用の紙幣を集積する紙幣集積部2が、前後に配置されている。
また、一時収納部40の上部には開閉可能な扉402が配置される。この扉402は通常時は閉じているが、不慮の停電や故障によりATMの動作が停止した場合、係員がこの扉402を開いて一時収納部40内に在る紙幣を目視で確認でき、かつ容易に取り除くことができる。
このように、装置の背面側において上から、一時収納部40、リジェクト庫60、装填庫70が配置されることになる。なお、上記の各機構部の駆動、例えば、搬送路のローラの駆動、搬送路の振り分けゲートの切り替え等は、制御部(図示省略)により駆動制御される。
なお、搬送路を含む上記各機構部には、搬送路を駆動する駆動モータ、搬送路を切替えるための振り分けゲートを切替える電磁ソレノイド、及び紙幣の搬送を検知する検知センサなど(図示せず)が配置されており、紙幣の取引に応じて必要な駆動モータや電磁ソレノイドが駆動され、また検知センサの検知信号を用いて紙幣の搬送状態が監視される。
紙幣取扱装置1は、入出金口部20、紙幣判別部30、一時収納部40、紙幣収納庫71〜74、リジェクト庫60、装填庫70、及び搬送路10a〜10f、50a、50b(以下、代表的に符号10で示す)と、それらの各部を制御する制御部16を有して構成される。制御部16は、主に制御用のマイクロプロセッサからなる主制御部161とメモリ162を有する。とりわけ、本実施例においては、搬送路10に配置された、紙幣の搬送を検知する複数nの検知センサ165、搬送路10を駆動する複数mの駆動モータ166、及び搬送路10の搬送切換えをする振り分けゲート167を備える。制御部16の主制御部161は、検知センサ165からの検知信号を監視し、紙幣の通過や搬送異常を検知すると共に、駆動モータ166を正逆方向へ回転駆動して、紙幣を正又は逆方向へ搬送制御する。また、振り分けゲートを切換え制御して、紙幣を搬送する搬送路を切り替えたり、紙幣の収納先を変えたりする。
図5を参照して、紙幣取扱装置1における入金取引の処理動作について説明する。
入金取引は、紙幣入出金口20の紙幣繰出部20bに投入された紙幣の真偽判別、金種判別、および計数を行う入金計数処理を主体とする処理である。
まず、紙幣入出金口20の紙幣繰出部20bにセットされた複数枚の紙幣は一枚ずつ分離して下方の搬送路10bへ繰り出される。搬送路10bへ繰出された紙幣は、搬送路10aより紙幣判別部30内の搬送路30aを前方から後方へ通過する。紙幣判別部30では、その内部に実装されたセンサによって、通過する紙幣の画像が取得され、その紙幣の真偽、金種、および正損状態が判別される。
この入金計数処理の搬送において、第1の搬送路は、搬送路10a、30a、10d、10eの順に紙幣を第1の搬送方向に搬送する。
なお、搬送路上の紙幣の搬送動作の起動や停止、搬送方向の切り替え、ゲートの切り替え、等の動作の制御は、制御部(図示省略)の制御により行われる(以下の説明でも同様である)。
収納処理では、まず紙幣振り分けゲート13を一時収納部40と紙幣判別部30を接続するように切り替え、紙幣振り分けゲート11を搬送路10aと搬送路50aへ接続するように切り替える。
一時収納部40から一枚ずつ繰出された紙幣は、搬送路40a、10e、10dを通って紙幣判別部30へ搬送される。紙幣判別部30を通過した紙幣は、搬送路10aによって搬送され、紙幣振り分けゲート11によって搬送路50aを通じて下部へ搬送される。さらに紙幣は、搬送路50a、50bによって搬送され、紙幣判別部30で判別された金種に応じて紙幣振り分けゲート51〜55が切り替えられて、装填庫70もしくは紙幣収納庫71〜74のいずれかに収納される。なお、装填庫70に紙幣を収納してもよい。
一時収納部40から繰出された紙幣の収納に関して、紙幣判別部30を通過した後に振り分けゲート55を配置したことにより、装填庫70は、装填庫としての機能だけでなく、紙幣収納庫としても利用することが可能となる。
このように、入金収納処理では、第1の搬送路及び第2の搬送路は、搬送路10e、10d、30a、10a、50a、50bにおいて、紙幣を第2の搬送方向(第1の搬送方向と逆方向)へ搬送するように動作する。
出金取引処理において、金種別に収納された紙幣収納庫71〜73から紙幣が一枚ずつ繰り出されて、搬送路50a,10a,30aを通って紙幣判別部30へ搬送される。紙幣判別部30で当紙幣が出金可能な紙幣か否かを判定する。判別の結果、出金可能な紙幣であれば、紙幣振り分けゲート13を搬送路10dと搬送路10cを接続するように切り替えて、紙幣集積部20cに紙幣を集積する。
一方、判別の結果、出金不可能な紙幣であれば、紙幣振り分けゲート13を搬送路10dと搬送路10eを接続するように切り替えて、搬送路10f、50bを通して、振り分けゲート54と55により搬送路を接続してリジェクト庫60へ紙幣を搬送する。この紙幣の判別と判別結果による紙幣振り分けゲート13の切り替え制御は、紙幣を搬送路10dに搬送している間に完了する。
このように、出金取引処理動作では、第1の搬送路は、搬送路50a、10a、10d、10e、10f、30aにおいて紙幣を第1の搬送方向へ搬送し、第2の搬送路50bは、紙幣を第2の搬送方向へ搬送するように動作する。
なお、紙幣収納庫74をリジェクト庫として使用する場合には、振り分けゲート54により搬送路を切り替えて、紙幣収納庫74に出金不可能な紙幣を収納することが可能である。
この処理は、装填庫70内の紙幣を、紙幣収納庫71〜73へ搬送して収納する動作である。
即ち、装填庫70から搬送路70aに一枚ずつ繰出された紙幣は、搬送路50b、10f、10e、10dを順に通って幣判別部30に搬送され、そこで金種及び装填紙幣として適切なものかを判別される。判別後、紙幣は、搬送路10a、50aを通り、金種に応じて振り分けゲート51〜53で振り分けられて、紙幣収納庫71〜73のいずれかに収納される。
この装填処理動作では、第2の搬送路50bは、紙幣を第1の搬送方向へ搬送し、第1の搬送路は、搬送路10f、10e、10d、30a、10a、50aにおいては、紙幣を第2の搬送方向へ搬送するように動作する。
このような装填処理動作により、装填庫70から繰出された紙幣は、紙幣収納部に一時保管されることなく、紙幣収納庫71〜73に直接振り分けられる。
紙幣判別部30による紙幣の判別は、紙幣が搬送路10aを搬送しているときに完了する。一旦、リジェクトと判定された場合は、装填庫70からの紙幣の繰出しを停止する。その後、搬送路70a、50b上の紙幣が、搬送路10fへ受け渡され、搬送路70a、50b上に紙幣が無くなり次第、搬送路70a、50bの搬送を停止する。搬送路50bの駆動が停止した後、搬送路50bを第2の搬送方向へ紙幣を搬送するように搬送方向を切り替えて駆動する。搬送路50bの搬送方向の切り替えと同時に、紙幣振り分けゲート15を搬送路50aと搬送路50bを接続するように切り替える。
搬送路50bの搬送方向の切り替えと、紙幣振り分けゲート15の切り替えは、リジェクトと判定された紙幣が搬送路10aを搬送している間に完了する。リジェクト紙幣は搬送路50b、60aを通過して、リジェクト庫60に収納される。
リジェクト紙幣に後続する搬送中の紙幣は、紙幣判別部30で金種及び装填の適格性が判別されるが、リジェクトの判定が無い場合、金種に応じて振り分けゲート51〜53で振り分けられて紙幣収納庫71〜73のいずれかに収納される。リジェクト紙幣と判定された場合、リジェクト庫60に収納される。
搬送路を搬送された紙幣が各収納先の収納庫に収納され次第、装填庫70の紙幣の繰出し動作を再開し、装填処理を継続する。装填庫70内の全ての紙幣又は所定枚数の紙幣が繰出されて各収納先の収納庫に収納されると、装填処理が完了する。
係員は、リジェクト紙幣が収納されたリジェクト庫60をATM101の後面より取り出すことにより、ATM101の稼動を停止することなく、紙幣補充の際のリジェクトと判定された紙幣をATM101から抜き取り回収することができる。
この処理は、紙幣収納庫71〜73から装填庫70に紙幣を回収する処理動作である。紙幣の回収は、紙幣収納庫71〜73から繰出された紙幣が、搬送路50a、10aを通って紙幣判別部30に搬送され、その後、搬送路10d、10e、10f、50b、70aを通って装填庫70に収納されることで行われる。紙幣判別部30でリジェクトと判別された紙幣は、紙幣振り分けゲート55により搬送路60aに切り替えられて、リジェクト庫60に収納される。なお、リジェクトと判別された紙幣は、紙幣振り分けゲート54にて搬送路74aに切り替えられ紙幣収納庫74に収納されてもよい。
なお、変形例によれば、紙幣収納庫74を、紙幣回収用の臨時の紙幣装填庫として用いてもよい。この場合、紙幣取扱装置1は装填庫70と紙幣収納庫74の2つの装填庫を持つことになり、紙幣の回収時に装填庫70と紙幣収納庫74の2つの回収用庫に紙幣を回収することができ、ATM内の紙幣を一度に一括して回収することが可能となる。
この出金処理は、装填庫70に収納された紙幣を紙幣収納部71〜73に装填することなく、直接に入出金口部20に出金する動作である。この出金処理は、例えば紙幣収納庫71〜73内の紙幣が所定量よりも減少した場合に紙幣収納庫71〜73からの出金を止めて、装填庫70から直接出金することで、紙幣量の減少に伴うATMの停止を防止し、顧客サービスの維持をねらっている。
なお、上記の説明から分かるように、装填庫70からの出金処理における紙幣の搬送経路及び搬送方向は、図7に示した出金処理と比べて、出金元の庫が異なるだけで、紙幣の搬送経路及び搬送方向は同じである。
装填庫70は、ATMの運用を停止することなく、装置の背面から着脱可能である。装置内部の紙幣容量が空もしくは減少した際、紙幣を収納した装填庫70を紙幣取扱装置1に装填することにより、紙幣収納庫71〜73へ紙幣を分配装填することなく、装填庫70から直接的に短時間で出金することが可能となる。
以上の動作により、紙幣収納庫71〜74に収納するには不適であるとリジェクト判定された紙幣を一時収納部40や、紙幣入出金口30などに一時収納することなく、直接リジェクト庫60、もしくは紙幣収納庫74へ直接搬送することができ、装置の処理時間を短縮することができる。
この処理は、入出金口20に出金された紙幣を利用者が取り忘れた際に、その紙幣をリジェクト庫60(又は紙幣収納庫74)に回収する動作である。
紙幣集積部20cに出金されて取り忘れた紙幣は、紙幣集積部20c内で押圧板22に押されて入出金口部前方へ移動しながら、一枚ずつ搬送路10bへ繰出される。紙幣は、搬送路10a、30a、10d、10e、10f、50b、60aを通過して、リジェクト庫60へ収納される。
この取り忘れ紙幣の回収処理動作において、第1の搬送路の搬送路10a、30a、10d、10e、10fは、第1の搬送方向に紙幣を搬送し、第2の搬送路50bは、第2の搬送方向に紙幣を搬送する。
図5の例では、入金計数処理時に、紙幣判別部30で偽札などのように再流通不適紙幣と判別された紙幣は、紙幣振り分けゲート14を切り替えて一時収納部40に収納した。この代替例によれば、再流通不適紙幣を一時収納部40に収納せずに搬送路10d、10e、10f、50b、60aを通過させて、リジェクト庫60に収納することができる。なお、紙幣振り分けゲート14の切り替えは、搬送路10dで紙幣を搬送している間に完了する。
この第3の出金経路による出金動作は、図11に示す第2の搬送経路による出金に比べて、第1の双方向搬送路における搬送路50a、10aを通過せず、また第1の双方向搬送路における搬送方向が異なることが分かる。そして、この第3の出金経路による出金動作によれば、搬送路を通過する紙幣振り分けゲートの数を最小限にし、かつ搬送距離を短くすることができる。
このように、第1出金経路又は第2の出金経路にある搬送路に障害が発生した場合、当該搬送路を避けて第3の出金経路を使用して紙幣の出金を行うことが可能である。
Claims (16)
- 入出金用の紙幣を取扱う紙幣取扱装置であって、
紙幣入出金口と、
紙幣の金種を判別する紙幣判別部と、
前記紙幣判別部で判別された紙幣を一時的に収納する一時収納部と、
紙幣を収納する複数の第1の紙幣収納庫と、
前記第1の紙幣収納庫に対して補充する紙幣を保管する装填庫と、
前記紙幣判別部でリジェクトと判別された紙幣を収納するリジェクト庫と、
前記紙幣判別部を通過し、該紙幣入出金口、該一時収納部、及び該複数の第1の紙幣収納庫がループの外側に接続されて、紙幣を双方向に搬送するループ状の第1の搬送路と、
該ループ状の第1の搬送路の外側において、該ループ状の第1の搬送路と、前記装填庫又は前記リジェクト庫との間を接続する第2の搬送路を備え、
前記一時収納部、前記装填庫、前記リジェクト庫は、前記紙幣判別部に対し、前記紙幣入出金口とは反対側の位置に配置され、さらに、
該ループ状の第1の搬送路の外側、かつ前記第2の搬送路に配置され、前記第2の搬送路から前記リジェクト庫へ紙幣を搬送するか前記装填庫から前記第2の搬送路へ紙幣を搬送するかを切り替える第1の切替部とを備えることを特徴とする紙幣取扱装置。 - 請求項1に記載された紙幣取扱装置であって、前記紙幣判別部でリジェクトと判別された紙幣を前記第2の搬送路に送り、前記第1の切替部を介して前記リジェクト庫に搬送することを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項1又は2に記載された紙幣取扱装置であって、さらに、前記第2の搬送路に連結して、前記装填庫に並んで配置された第2の紙幣収納庫を有することを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載された紙幣取扱装置であって、前記リジェクト庫は、前記紙幣取扱装置から着脱するように構成され、前記一時収納部の下に配置されることを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項4に記載された紙幣取扱装置であって、さらに顧客が抜き取り忘れた紙幣を収納する取り忘れ回収庫を備え、前記紙幣入出金口内の取り忘れ紙幣は、前記第1の搬送路及び前記第2の搬送路を介して、前記取り忘れ回収庫に搬送されることを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項5に記載された紙幣取扱装置であって、前記取り忘れ回収庫は、前記装填庫に並んで配置されることを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載された紙幣取扱装置であって、前記リジェクト庫は、前記装填庫に並んで配置されることを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項7に記載された紙幣取扱装置であって、さらに顧客が抜き取り忘れた紙幣を収納する取り忘れ回収庫を備え、前記紙幣入出金口内の取り忘れ紙幣は、前記ループ状の第1の搬送路及び前記第2の搬送路を介して、前記取り忘れ回収庫に搬送されることを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項8に記載された紙幣取扱装置であって、前記取り忘れ回収庫は、前記一時収納部の下に配置されることを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載された紙幣取扱装置であって、前記装填庫は、複数の第1の紙幣収納庫と装置前方から後方にかけて一列に配置されることを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項3記載の紙幣取扱装置であって、前記第2の紙幣収納庫は、入金された紙幣であって、入出金処理に関与しない紙幣を収納し、または、前記第1の紙幣収納庫に対して補充する紙幣を保管することを特徴とする紙幣取扱装置。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載された紙幣取扱装置であって、
装置の後方に配置された前記装填庫と、該装填庫の前方に配置された複数の前記第1の紙幣収納庫を共通に収容するトレイを有し、前記第2の搬送路及び前記第1の搬送路との連結が同時に切り離されて、該トレイを装置の背面方向に引き出し可能とすることを特徴とする紙幣取扱装置。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載された紙幣取扱装置であって、
該第1の搬送路に配置され、該ループ状の第1の搬送路と該第2の搬送路とを接続し、紙幣を搬送する搬送路の搬送方向を切り替える第2の切替部と、
該第1の切替部及び該第2の切替部を制御する制御部と、を有し、
該制御部は、該ループ状の第1の搬送路を双方向のいずれかの方向から搬送された紙幣を、該第2の切替部及び該第1の切替部を介して該第2の搬送路を通って該装填庫へ搬送し、かつ該装填庫から該第2の搬送路を通って搬送された紙幣を、該第1の切替部及び該第2の切替部を介して該第1の搬送路を双方向のいずれかの方向へ搬送するように制御することを特徴とする紙幣取扱装置。 - 請求項13に記載された紙幣取扱装置であって、
前記第1の搬送路は、前記紙幣判別部の一方の側において、第3の切替部を介して分岐して前記紙幣入出金口に接続し、次に第4の切替部を介して分岐して前記一時収納部に接続し、次に前記第2の切替部を介して前記第2の搬送路に接続することを特徴とする紙幣取扱装置。 - 請求項13に記載された紙幣取扱装置であって、
前記制御部は、
前記第1の紙幣収納庫から繰り出された紙幣を、該第1の搬送路にあって該紙幣判別部を通過した後、前記一時収納部に収納させることなく、前記第2の切替部、前記第1の切替部及び前記第2の搬送路を通って前記装填庫へ搬送し、
前記装填庫から該第2の搬送路に繰り出された紙幣を、前記第1の切替部及び前記第2の切替部を介して前記第1の搬送路に搬送し、該紙幣判別部を通過した後、前記一時収納部に収納させることなく、前記複数の第1の紙幣収納庫へ搬送することを特徴とする紙幣取扱装置。 - 請求項13に記載された紙幣取扱装置であって、
前記一時保管部に一時的に保持された紙幣を該複数の第1の紙幣収納庫に収納するときに、前記制御部は、該紙幣を、該第1の搬送路において該紙幣判別部を一の方向へ搬送しながら判別し、その判別の結果、リジェクト紙幣と判別された場合、該リジェクト紙幣を、該第1の搬送路を一の方向へ搬送して、該第2の切替部、該第1の切替部及び該第2の搬送路を通って該リジェクト庫に搬送するように制御し、
前記複数の第1の紙幣収納庫から紙幣を出金するときに、前記制御部は、前記複数の第1の紙幣収納庫から繰り出された該紙幣を、該第1の搬送路において該紙幣判別部を該一の方向と反対の方向へ搬送しながら判別し、その判別の結果、リジェクト紙幣と判別された場合、該リジェクト紙幣を、該第1の搬送路を別の方向へ搬送して、該第2の切替部、該第1の切替部及び該第2の搬送路を通って該リジェクト庫に搬送するように制御することを特徴とする紙幣取扱装置。
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