JP5537387B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、電動モータの動力をウォーム軸とウォームホイールからなる減速機構を介して操舵軸に伝達し、操舵を補助する電動式動力舵取装置(電動パワーステアリング装置)が開示されている。
このことによって、第2のカム部材からウォーム軸(第1のカム部材)に付与される付勢力が安定しなくなるという問題がある。
また、この発明によると、第1接触面を軸受保持部材の係合リブの頂部に形成することができ、第2接触面をガイド部材の係合溝の底部に形成できる。そして、係合リブと係合溝が係合したときに第1接触面と第2接触面を接触できる。
図1に示すように、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1は、車両の車幅方向(図1における左右方向)に延びるラックハウジング2内に、ラック軸3が車幅方向に往復動可能に収納されて構成される。
ラックハウジング2の両端部からはラック軸3の先端が突出し、図示しないタイロッドを介して左右の前輪FWが取り付けられ、ラック軸3の車幅方向の往復動にともなって前輪FWが転舵するように構成される。
なお、ステアリングホイール50、ステアリングシャフト50a、ステアリングボックス4、およびラック軸3を含んで本実施形態における操舵機構が構成される。
以下、ウォーム軸42の、電動モータM側の一端を第1端部42a、第1端部42aと反対側の他の一端を第2端部42bと称する。
モータ軸M2は、ゴムなどの弾性部材43aを介して第1軸受40aに取り付けられる構成が好ましい。この構成によってモータ軸M2は第1軸受40aに弾性支持され、第1軸受40aとモータ軸M2およびウォーム軸42の位置関係を微小に変化させることができる。
弾性係止部材43bは、例えば、モータ軸M2およびウォーム軸42の径方向に広がるように軸方向に備わる2枚の平行な円盤部材43b1でゴムなどの弾性部材43b2を挟持するように構成され、モータ軸M2およびウォーム軸42を弾性部材43b2で軸方向に弾性支持する構成である。
この構成によってモータ軸M2およびウォーム軸42は第1軸受40aに軸方向に弾性支持され、第1軸受40aとモータ軸M2およびウォーム軸42の位置関係を軸方向に微小に変化させることができる。
筐体40の第2端部42bの側には、カム機構44を収納するカム室40cが、ウォーム軸42の側が開放するように形成される。そして、カム機構44は、軸受部材(第2軸受40b)を保持してウォーム軸42を回転自在に支持するとともに、ウォーム軸42の軸方向にスライド移動可能にカム室40c内に備わる軸受保持部材(軸受ホルダ44a)と、カム室40c内に備わって軸受ホルダ44aをウォーム軸42の側にスライド移動させるガイド部材44bと、ガイド部材44bをウォーム軸42に向かって押し付けるように付勢力を発生する付勢部材(スプリング44c)と、を含んで構成される。
さらに、スプリング44cが発生する付勢力で、ガイド部材44bおよび軸受ホルダ44aをウォーム軸42の側に付勢するように構成される。
この構成によって、ウォーム軸42が電動モータM(図2参照)の側に付勢される。
また、ガイド部材44bはカム室40cでウォーム軸42の軸周りに回転しないことが好ましい。そのため、ガイド部材44bには、スライド移動方向に延びるようにカム室40cの内周面に形成される溝部40c1に係合し、ガイド部材44bのスライド移動にともなって溝部40c1をスライド移動する突起部44b2が形成される。
この構成によって、ガイド部材44bがカム室40cでウォーム軸42の軸周りに回転することが防止される。
この構成によって、係合リブ44a2が係合溝44b1に係合可能となり、さらに、係合リブ44a2の頂部の面を係合溝44b1の底部の面に接触させることができる。
なお、ここでいう係合リブ44a2の頂部の面は、係合溝44b1の底部の面と対向する面を示す。
以降、係合リブ44a2の頂部の面を第1接触面45a、係合溝44b1の底部の面を第2接触面45bと称する。
前記したように、ガイド部材44bはカム室40cに対してウォーム軸42の軸周りに回転不可能に構成されていることから、係合リブ44a2が係合溝44b1と係合した状態のとき、軸受ホルダ44aもカム室40cに対してウォーム軸42の軸周りに回転することが防止される。
さらに、第1接触面45aの凸曲面は、接する平面(接平面)の全てが、ウォーム軸42の軸方向に対してウォームホイール5aが配置される側に向かって傾斜するように構成されることが好適である。
なお、ウォーム軸42の軸方向に対する第2接触面45bの傾斜角度は、第1接触面45aの凸曲面の形状に応じて適宜決定される角度である。
そして、凸曲面で形成される第1接触面45aと平面で形成される第2接触面45bは常に線接触する。
そして、付勢力Pのウォーム軸42の軸方向へ向かう第1分力P1が、軸受ホルダ44aを介してウォーム軸42を電動モータM(図2参照)の側に付勢する。
また、付勢力Pのウォームホイール5aが配置される側へ向かう第2分力P2が、軸受ホルダ44aをウォームホイール5aの側に付勢し、さらに、ウォーム軸42をウォームホイール5aの側に付勢する。
以上のように、本実施形態に係るカム機構44(図2参照)は、第1接触面45aと第2接触面45bの少なくとも一方が、ウォーム軸42の径方向に湾曲した凸曲面で形成される構成であればよい。
ギヤ部41は磨耗量に相当する量だけウォームホイール5aの側に移動し、ウォームホイール5aとの噛合状態を、磨耗する前と同じ状態に維持できる。この構成によって、ギヤ部41の磨耗によってバックラッシュが増大することを防止できる。
この構成によって、図4の(a)に示すようにウォームホイール5aが配置される側に向かって傾斜する傾斜面で軸受ホルダ44aとガイド部材44bが接する場合と同様の効果を得ることができる。
すなわち、スプリング44cがガイド部材44bをウォーム軸42の側に付勢する付勢力の一部で、軸受ホルダ44aをウォームホイール5aの側に付勢することができる。
そして、軸受ホルダ44aに形成される係合リブ44a2の第1接触面45a(図3の(b)参照)を、ガイド部材44b(図3の(b)参照)の側が凸になる凸曲面で形成するとともに、ガイド部材44bの係合溝44b1(図3の(b)参照)に形成される第2接触面45bを、ウォーム軸42の軸方向に対してウォームホイール5a(図2参照)側に傾斜した平面で形成する。
さらに、第1接触面45aと第2接触面45bで軸受ホルダ44aとガイド部材44bが摺動可能に接触する構成とし、ガイド部材44bを、スプリング44c(図2参照)が発生する付勢力でウォーム軸42の側に付勢する。
例えばウォーム軸42のギヤ部41が磨耗したときに、スプリング44c(図2参照)の付勢力の一部(第2分力P2)でギヤ部41(図2参照)をウォームホイール5a(図2参照)の側に移動させて磨耗する前と同じ状態を維持できる。そして、ギヤ部41の磨耗によってバックラッシュが増大することを防止できる。
そして、第1接触面45aと第2接触面45bの接触部において、第2接触面45bの曲率半径が第1接触面45aの曲率半径より大きくなるように構成すると、第1接触面45aと第2接触面45bを線接触させることができる。
そして、第2接触面45bが平面の場合と同様に、第1接触面45aと第2接触面45bを常に線接触させることができ、スプリング44c(図2参照)がガイド部材44b(図2参照)を介して軸受ホルダ44aに付与する付勢力が不安定になることを回避できる。
また、第1接触面45aと第2接触面45bが面接触することがないため、第1接触面45aと第2接触面45bが線接触から面接触に変わるときに発生する騒音を防止できる。
3 ラック軸(操舵機構)
4 ステアリングボックス(操舵機構)
5a ウォームホイール
40a 第1軸受
40b 第2軸受
42 ウォーム軸
42a 第1端部(電動モータ側の一端)
42b 第2端部(他の一端)
44 カム機構
44a 軸受ホルダ(軸受保持部材)
44b ガイド部材
44c スプリング(付勢部材)
45a 第1接触面
45b 第2接触面
50 ステアリングホイール(操舵機構)
50a ステアリングシャフト(操舵機構)
M 電動モータ
M2 モータ軸
P1 第1分力
P2 第2分力
Claims (4)
- 電動モータの動力をモータ軸に接続したウォーム軸と噛合するウォームホイールを介して操舵機構に伝達して操舵補助し、
前記ウォーム軸の前記電動モータ側の一端を支持する第1軸受と、
前記ウォーム軸の他の一端を支持する第2軸受と、
前記第2軸受を保持する軸受保持部材と、
前記軸受保持部材に形成される第1接触面と接触する第2接触面が形成されるガイド部材と、
前記ガイド部材を前記ウォーム軸の側に付勢する付勢力を発生する付勢部材と、
前記軸受保持部材を前記ウォームホイールが配置される側に付勢するカム機構と、を備える電動パワーステアリング装置において、
前記カム機構は、
前記第1接触面と前記第2接触面の少なくとも一方が、前記ウォームホイールが配置される側から前記ウォーム軸の径方向に湾曲する凸曲面で形成され、
前記第1接触面は、前記軸受保持部材から前記ガイド部材の側に突起して形成される係合リブの頂部の面であり、
前記第2接触面は、前記ガイド部材に形成されて前記係合リブが係合する係合溝の底部の面であり、
前記第1接触面と前記第2接触面が、前記付勢力を前記ウォーム軸の軸方向に向かう第1分力と前記ウォームホイールが配置される側に向かう第2分力に分解して前記軸受保持部材に伝達するように前記係合リブの厚みW方向に線接触し、
前記第2分力で、前記軸受保持部材を前記ウォームホイールが配置される側に付勢する
ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記第2接触面は、前記ウォーム軸の軸方向に対し、前記ウォームホイールが配置される側に向かって傾斜する平面であることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記第1接触面は、全ての接平面が、前記ウォーム軸の軸方向に対して前記ウォームホイールが配置される側に向かって傾斜するような凸曲面で形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記第1接触面は、全ての接平面が、前記ウォーム軸の軸方向に対して前記ウォームホイールが配置される側に向かって傾斜するような凸曲面で形成され、
前記第2接触面は、全ての接平面が、前記ウォーム軸の軸方向に対して前記ウォームホイールが配置される側に向かって傾斜するような凹曲面で形成され、
前記凹曲面は、前記凸曲面の曲率半径よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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